JP2004161108A - 空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】騒音の発生を低減し得る空調装置を提供する。
【解決手段】蒸発器4から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口33から取り込んだ空気Aを蒸発器4で冷却し、所定の領域に送風する空調装置に関する。取込口33に筒状の導風筒30が設けられ、導風筒30の内側に消音装置20を蒸発器4と対向するように設け、消音装置20は、反射部材22と吸音部材21とを積層した積層板23を複数枚有し、各積層板23の外周まわりと前記導風筒30との間には、空気Aの流れる送風路31が形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】蒸発器4から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口33から取り込んだ空気Aを蒸発器4で冷却し、所定の領域に送風する空調装置に関する。取込口33に筒状の導風筒30が設けられ、導風筒30の内側に消音装置20を蒸発器4と対向するように設け、消音装置20は、反射部材22と吸音部材21とを積層した積層板23を複数枚有し、各積層板23の外周まわりと前記導風筒30との間には、空気Aの流れる送風路31が形成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開2001−317759号公報
【0004】
【発明の背景】
従来より、圧縮機によって冷媒を蒸発器から導管を介して凝縮器に圧送し、蒸発器の周囲で冷却した空気を送風する空調装置が知られている(たとえば特許文献1)。また、かかる空調装置の1種として、取込口から取り込んだ空気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風するスポットクーラーと呼ばれる空調装置が用いられている。
ところで、近年、各種産業機器の低騒音化が重要視されており、この種の空調装置においても、騒音の低減は重要である。
かかる空調装置では、装置内の騒音が空気の取込口から漏れることが、騒音の主原因となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、騒音の発生を低減し得る空調装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のある空調装置は、蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口から取り込んだ空気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風する空調装置において、前記取込口に筒状の導風筒が設けられ、前記導風筒の内側に消音装置を前記蒸発器と対向するように設け、前記消音装置は、反射部材と吸音部材とを積層した積層板を複数枚有し、前記各積層板の外周まわりと前記導風筒との間には、空気の流れる送風路が形成され、前記各積層板は、前記取込口から前記蒸発器へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように設けられ、前記反射部材が前記取込口の外方に向かうように、前記吸音部材が前記蒸発器に対面するように、前記各積層板が配置され、前記複数の積層板は、前記空気の流れ方向に沿って下流に行くに従い小さな面積とされて、前記積層板と前記導風筒との間の前記送風路は、下流に向かうに従い流路断面積が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
【0007】
ところで、音波が空気などの伝搬物質から、該伝搬物質とは異なる部材の境界面に入射すると、反射や透過の現象が生じる。
前記透過により、音波は前記部材中を伝搬され、熱エネルギーに変換されることにより吸音される。そのため、「吸音部材」としては、前記吸音効果の大きな、たとえば、ウレタンフォームなどの多孔質の材料やグラスウールなどを用いるのが好ましい。
一方、比重の大きな物質ほど音波を反射させて遮る効果が大きい。そのため、「反射部材」としては、加工性や耐久性等を考慮して、たとえば、ステンレスの金属板などを用いるのが好ましい。
【0008】
一方、本発明のある空調装置は、蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口から取り込んだ外気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風する空調装置において、前記取込口に筒状の導風筒が設けられ、前記導風筒の内側に消音装置を前記蒸発器と対向するように設け、前記消音装置は複数の通過孔を有する多孔板を有し、前記各多孔板は前記取込口から前記蒸発器へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように平行に設けられ、前記各多孔板の通過孔が対面する隣の多孔板の板部に対向していることにより、前記各通過孔と板部とで前記消音装置が迷路構造を形成していることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、開口に導風筒を設け、該導風筒の内側に消音装置を設けたので、装置内の騒音が外部に漏れるのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
まず、一般的な本空調装置による冷却システムについて簡単に説明する。
冷却システム:
図1は、一般的な空調装置の概略構成図を示す。
図1に示すように、圧縮機3は、蒸発器4において気体となった冷媒を、導管5を介して凝縮器6に圧送し、さらに、凝縮器6から膨張弁7に圧送して、循環させる。この際、冷媒は凝縮器6および膨張弁7において、徐々に液化する。前記膨張弁7は、破線で示す極めて細い管からなる。冷媒は、膨張弁7から出て、蒸発器4内の比較的太い管内で低圧となって、再び気化することにより、蒸発器4の周囲の熱を奪い、周囲温度を低下させる。
【0011】
前記筐体1は区画壁2によって、第1チャンバ9と第2チャンバ10とに区画されている。前記第1チャンバ9には、前記蒸発器4および第1ファン11が収容されている。一方、第2チャンバ10には、前記圧縮機3、凝縮器6および第2ファン12が収容されている。
【0012】
したがって、第1ファン11により、外気が、取込孔から第1チャンバ9内に取り込まれ、蒸発器4を通ると、前記外気が蒸発器4で冷却されて、冷気が筐体1外に送出される。一方、第2チャンバ10内に設けた凝縮器6においては、冷媒が圧縮されて高温になるのに対し、第2ファン12により、凝縮器6に外気を通すことで、冷媒の温度を低下させている。
【0013】
なお、図1は、あくまでも一般的な空調装置の概略構成図であり、各機器の配置等を限定するものではない。たとえば、第1チャンバ9は、第2チャンパ10の上部に位置していてもよいし、下部に位置していてもよい。また、必ずしも区画壁2を有している必要はなく、かかる場合には、外気を取り込むためのファンは1個であってもよい。
【0014】
次に本発明の要部について説明する。
以下の説明では、本発明を、所定の領域に冷気を送風するスポットクーラーに適用した場合について例示して説明する。
第1実施形態:
図2および図3は、第1実施形態を示す。
図2は、蒸発器4近傍を示す概略断面図である。図2に示すように、筐体1内には、ファン13、蒸発器4、導風筒30および消音装置20が設けられている。前記導風筒30は、筐体1に形成した外気の取込口(開口の一例)33に設けられており、その内部I側の端部が蒸発器4に近接ないし接続されている。一方、前記ファン13には、筐体1の内部Iから外部Oに伸びる送風筒15が接続されている。前記ファン13の回転により筐体1内に負圧が生じ、前記取込口33から筐体1の内部Iに外気Aが取り込まれる。外気Aは、蒸発器(騒音源となる機器の一例)4によって冷却された後、送風筒15を通り筐体1の外に送り出される。
【0015】
消音装置20:
ところで、ファン13などを主な音源とする筐体1内の騒音は、前記取込口33から外部Oに漏れる。図3(a)に示す前記消音装置20は、筐体1の内部Iの騒音が前記取込口33から外部Oに漏れるのを防止するためのものであり、前記導風筒30の内側に設けられている。前記消音装置20は、導風筒30の外部O側に設けられており、導風筒30の内部I側の端部に設けられた蒸発器4と対面するように固定されている。
【0016】
前記導風筒30内には、複数の積層板23が支持部材25(図3(b))を介して導風筒30に固定されている。図3(b)に示すように、空気の流れ方向Aから見た積層板23の正面の輪郭は、二点鎖線で示す導風筒30の縦断面に対して略相似形に形成されている。図3(a)に示すように、各積層板23の外周まわりと、前記導風筒30の内周面との間には、空気の流れる送風路31が形成されている。各積層板23は、取込口33から蒸発器4へ流れる空気の流れAに直交するように、かつ、前記空気の流れ方向Aに互いに離間して対面するように設けられている。取込口33から取り込まれた空気Aは、前記送風路31を通り蒸発器4に送り込まれる。
【0017】
前記積層板23は、第1吸音部材21および反射部材22を備えている。前記第1吸音部材21は、たとえば、ウレタンフォームなどの吸音効果の高い多孔質の材料で形成されている。一方、反射部材22は、たとえば、ステンレスなど音の反射効果の高い材料で形成されている。第1吸音部材21は、反射部材22に接着材等を用いて貼着されることにより、積層されている。
前記第1吸音部材21は蒸発器4に対面するように設けられていると共に、前記反射部材22は取込口33の外部Oに向かうように、外方に向って設けられている。
【0018】
前記ファン13の回転音などを主な原因とする筐体1内の騒音は、まず、第1吸音部材21によって吸音された後、反射部材22によって反射され、再び第1吸音部材21によって吸音される。また、反射部材22によって、外部Oに向う騒音が反射されることにより、外部O側への騒音を遮る遮音効果を得ることができる。したがって、筐体1の外部Oに漏れ出る騒音を大幅に減少させることができる。
また、吸音部材21を設けることにより、騒音の反響を防ぐことができるので、反響によって生じる振動騒音を低減させることができる。
さらに、積層板23が複数枚設けられているので、各積層板23によって前述の吸音や反射が行われ、騒音をより一層減少させることができる。
【0019】
また、前記消音装置20を筐体1内の導風筒30に設けたので、空調装置を大型化することなく騒音の減少を図ることができる。
【0020】
図3(b)に示すように、前記積層板23は、蒸発器4に近づくに従い先細りとなるコーン状に配置されている。すなわち、前記複数の積層板23は、空気の流れ方向Aに沿って下流に行くに従い小さな面積とされている。そのため、前記送風路31は下流に向かうに従い、その流路断面積が大きくなるから、送風路31内の空気が、スムースに流れると共に、蒸発器4の側面に対して均一に空気を当てることができる。したがって、空調装置の能力を低下させることなく、騒音を防止することができる。
【0021】
ところで、前記反射部材22の各外周縁部には、前記導風筒30に近づくに従い下流に向って傾いた傾斜縁部23eが形成されている。すなわち、前記積層板23は、その外周縁部23eが蒸発器4(図3(a))に向って傾斜した皿のような形状に形成されている。この傾斜縁部23eは、積層板23の外周付近の乱流を防止するためのものであり、かかる傾斜縁部23eにより、より一層送風路31内の空気を効率良く流すことができる。
なお、最も外方に位置する積層板23は、空気Aが当たる面を外方に向って膨出させて球殻状(断面円弧状)に形成し、流体の流れをスムースにしてもよい。
【0022】
第2吸音部材32:
前記導風筒30の内周面には、第2吸音部材32が貼着されている。前記第2吸音部材32は、前記第1吸音部材21と同質の素材であってもよく、第2吸音部材32としては、たとえば、ウレタンフォームなどの多孔質の材料やグラスウールなどを用いることができる。
導風筒30内に第2吸音部材32を設けることにより、導風筒30内の騒音を吸音および反射させることができるので、より一層騒音を減少させることができる。
【0023】
なお、前記第1実施形態において、導風筒30は断面方形の筒状としたが、該導風筒の断面形状は、たとえば、円形など種々の形状であってもよい。かかる場合には、空気の流れをスムースにするために、積層板23の前記正面の輪郭を導風筒の断面形状と略相似形に形成するのが好ましい。
また、前記導風筒30は、前記蒸発器4に対して均一に(片寄りなく)空気Aを送り込むため、前記取込口33から前記蒸発器4まで概ね連なるように設けるのが好ましい。
【0024】
第2実施形態:
つぎに第2実施形態について説明する。本第2実施形態にかかる空調装置は、図2に示す筐体1内に、ファン13、蒸発器4、導風筒30および消音装置20Bを備えている。前記導風筒30は、筐体1に形成した外気の取込口33に設けられており、その内部I側の端部が蒸発器4に近接ないし接続されている。一方、前記ファン13には、筐体1の内部Iから外部Oに伸びる送風筒15が接続されている。前記ファン13の回転により筐体1内に負圧が生じ、前記取込口33から筐体1の内部Iに外気Aが取り込まれる。外気Aは、蒸発器4によって冷却された後、送風筒15を通り筐体1の外に送り出される。
【0025】
消音装置20B:
図4(a)に示す前記消音装置20Bは、筐体1の内部Iの騒音が前記取込口33から外部Oに漏れるのを防止するためのものであり、前記導風筒30の内側に設けられている。前記消音装置20Bは、導風筒30の外部O側に設けられており、導風筒30の内部I側の端部に設けられた蒸発器4と対面するように固定されている。
【0026】
前記導風筒30内には、複数の多孔板40が固定されている。各多孔板40は、たとえば、ステンレスの金属板など音の反射効果の高い部材で形成されており、導風筒30の内周面の全面に渡って、該導風筒30の内部を塞ぐように固定されている。前記多孔板40は、前記取込口33から前記蒸発器4へ流れる空気の流れAに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向Aに互いに離間して対面するように平行に設けられている。
【0027】
図4(b)に示すように、前記多孔板40は、板部42に複数の通過孔41を穿孔することにより形成されている。前記通過孔41は、たとえば、多孔板40の幅方向Yに向って横長に形成されている。
図4(a)に示すように、前記各多孔板40の通過孔41は、対面する隣の多孔板40の板部42に対向するようにそれぞれ設定されている。そのため、各通過孔41と板部42とによって、前記消音装置20Bは迷路構造(ラビリンス)を形成している。したがって、前記通過孔41を通過した騒音が、板部42によって反射され、各多孔板40間において、前記通過と反射を繰り返すことにより減衰することで、前記取込口33から漏れる騒音を大幅に減少させることができる。
【0028】
なお、前記通過孔41の形状は、多孔板40の幅方向Yに向かう横長としたが、対面する多孔板40の板部42とで、迷路構造が形成される形状であればよく、たとえば、円形や楕円形、方形、L字状、「コ」の字状などその形状は問わない。
【0029】
また、図5に示す消音装置20Cのように、前記各多孔板40の蒸発器4側に、たとえば、ウレタンフォームなどの吸音効果の高い材料からなる第3吸音部材43をそれぞれ貼着してもよい。前記第3吸音部材43によって、導風筒30内の騒音が吸音されると共に、騒音の反射による各多孔板40の振動が小さくなるので、取込口33から漏れる騒音を、より一層少なくすることができる。
【0030】
なお、本発明において、騒音源としては前記蒸発器の他に、ファンモータや圧縮機などが考えられ、これらの機器に対向するように消音装置を設けてもよい。また、空気の取込口以外の音が出てくる開口に消音装置を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一般的な空調装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。
【図3】(a)は蒸発器近傍を示す部分断面図、(b)は消音装置の概略斜視図である。
【図4】(a)は本発明の第2実施形態にかかる蒸発器近傍を示す部分断面図、(b)は同消音装置の概略斜視図である。
【図5】変形例を示す蒸発器近傍の部分断面図である。
【符号の説明】
1:筐体
3:圧縮機
4:蒸発器
5:導管
6:凝縮器
20:消音装置
21:第1吸音部材
22:反射部材
23:積層板
23e:傾斜縁部
30:導風筒
31:送風路
32:第2吸音部材
33:取込口(開口)
40:多孔板
41:通過孔
42:板部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開2001−317759号公報
【0004】
【発明の背景】
従来より、圧縮機によって冷媒を蒸発器から導管を介して凝縮器に圧送し、蒸発器の周囲で冷却した空気を送風する空調装置が知られている(たとえば特許文献1)。また、かかる空調装置の1種として、取込口から取り込んだ空気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風するスポットクーラーと呼ばれる空調装置が用いられている。
ところで、近年、各種産業機器の低騒音化が重要視されており、この種の空調装置においても、騒音の低減は重要である。
かかる空調装置では、装置内の騒音が空気の取込口から漏れることが、騒音の主原因となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、騒音の発生を低減し得る空調装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のある空調装置は、蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口から取り込んだ空気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風する空調装置において、前記取込口に筒状の導風筒が設けられ、前記導風筒の内側に消音装置を前記蒸発器と対向するように設け、前記消音装置は、反射部材と吸音部材とを積層した積層板を複数枚有し、前記各積層板の外周まわりと前記導風筒との間には、空気の流れる送風路が形成され、前記各積層板は、前記取込口から前記蒸発器へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように設けられ、前記反射部材が前記取込口の外方に向かうように、前記吸音部材が前記蒸発器に対面するように、前記各積層板が配置され、前記複数の積層板は、前記空気の流れ方向に沿って下流に行くに従い小さな面積とされて、前記積層板と前記導風筒との間の前記送風路は、下流に向かうに従い流路断面積が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
【0007】
ところで、音波が空気などの伝搬物質から、該伝搬物質とは異なる部材の境界面に入射すると、反射や透過の現象が生じる。
前記透過により、音波は前記部材中を伝搬され、熱エネルギーに変換されることにより吸音される。そのため、「吸音部材」としては、前記吸音効果の大きな、たとえば、ウレタンフォームなどの多孔質の材料やグラスウールなどを用いるのが好ましい。
一方、比重の大きな物質ほど音波を反射させて遮る効果が大きい。そのため、「反射部材」としては、加工性や耐久性等を考慮して、たとえば、ステンレスの金属板などを用いるのが好ましい。
【0008】
一方、本発明のある空調装置は、蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、取込口から取り込んだ外気を蒸発器で冷却し、所定の領域に送風する空調装置において、前記取込口に筒状の導風筒が設けられ、前記導風筒の内側に消音装置を前記蒸発器と対向するように設け、前記消音装置は複数の通過孔を有する多孔板を有し、前記各多孔板は前記取込口から前記蒸発器へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように平行に設けられ、前記各多孔板の通過孔が対面する隣の多孔板の板部に対向していることにより、前記各通過孔と板部とで前記消音装置が迷路構造を形成していることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、開口に導風筒を設け、該導風筒の内側に消音装置を設けたので、装置内の騒音が外部に漏れるのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
まず、一般的な本空調装置による冷却システムについて簡単に説明する。
冷却システム:
図1は、一般的な空調装置の概略構成図を示す。
図1に示すように、圧縮機3は、蒸発器4において気体となった冷媒を、導管5を介して凝縮器6に圧送し、さらに、凝縮器6から膨張弁7に圧送して、循環させる。この際、冷媒は凝縮器6および膨張弁7において、徐々に液化する。前記膨張弁7は、破線で示す極めて細い管からなる。冷媒は、膨張弁7から出て、蒸発器4内の比較的太い管内で低圧となって、再び気化することにより、蒸発器4の周囲の熱を奪い、周囲温度を低下させる。
【0011】
前記筐体1は区画壁2によって、第1チャンバ9と第2チャンバ10とに区画されている。前記第1チャンバ9には、前記蒸発器4および第1ファン11が収容されている。一方、第2チャンバ10には、前記圧縮機3、凝縮器6および第2ファン12が収容されている。
【0012】
したがって、第1ファン11により、外気が、取込孔から第1チャンバ9内に取り込まれ、蒸発器4を通ると、前記外気が蒸発器4で冷却されて、冷気が筐体1外に送出される。一方、第2チャンバ10内に設けた凝縮器6においては、冷媒が圧縮されて高温になるのに対し、第2ファン12により、凝縮器6に外気を通すことで、冷媒の温度を低下させている。
【0013】
なお、図1は、あくまでも一般的な空調装置の概略構成図であり、各機器の配置等を限定するものではない。たとえば、第1チャンバ9は、第2チャンパ10の上部に位置していてもよいし、下部に位置していてもよい。また、必ずしも区画壁2を有している必要はなく、かかる場合には、外気を取り込むためのファンは1個であってもよい。
【0014】
次に本発明の要部について説明する。
以下の説明では、本発明を、所定の領域に冷気を送風するスポットクーラーに適用した場合について例示して説明する。
第1実施形態:
図2および図3は、第1実施形態を示す。
図2は、蒸発器4近傍を示す概略断面図である。図2に示すように、筐体1内には、ファン13、蒸発器4、導風筒30および消音装置20が設けられている。前記導風筒30は、筐体1に形成した外気の取込口(開口の一例)33に設けられており、その内部I側の端部が蒸発器4に近接ないし接続されている。一方、前記ファン13には、筐体1の内部Iから外部Oに伸びる送風筒15が接続されている。前記ファン13の回転により筐体1内に負圧が生じ、前記取込口33から筐体1の内部Iに外気Aが取り込まれる。外気Aは、蒸発器(騒音源となる機器の一例)4によって冷却された後、送風筒15を通り筐体1の外に送り出される。
【0015】
消音装置20:
ところで、ファン13などを主な音源とする筐体1内の騒音は、前記取込口33から外部Oに漏れる。図3(a)に示す前記消音装置20は、筐体1の内部Iの騒音が前記取込口33から外部Oに漏れるのを防止するためのものであり、前記導風筒30の内側に設けられている。前記消音装置20は、導風筒30の外部O側に設けられており、導風筒30の内部I側の端部に設けられた蒸発器4と対面するように固定されている。
【0016】
前記導風筒30内には、複数の積層板23が支持部材25(図3(b))を介して導風筒30に固定されている。図3(b)に示すように、空気の流れ方向Aから見た積層板23の正面の輪郭は、二点鎖線で示す導風筒30の縦断面に対して略相似形に形成されている。図3(a)に示すように、各積層板23の外周まわりと、前記導風筒30の内周面との間には、空気の流れる送風路31が形成されている。各積層板23は、取込口33から蒸発器4へ流れる空気の流れAに直交するように、かつ、前記空気の流れ方向Aに互いに離間して対面するように設けられている。取込口33から取り込まれた空気Aは、前記送風路31を通り蒸発器4に送り込まれる。
【0017】
前記積層板23は、第1吸音部材21および反射部材22を備えている。前記第1吸音部材21は、たとえば、ウレタンフォームなどの吸音効果の高い多孔質の材料で形成されている。一方、反射部材22は、たとえば、ステンレスなど音の反射効果の高い材料で形成されている。第1吸音部材21は、反射部材22に接着材等を用いて貼着されることにより、積層されている。
前記第1吸音部材21は蒸発器4に対面するように設けられていると共に、前記反射部材22は取込口33の外部Oに向かうように、外方に向って設けられている。
【0018】
前記ファン13の回転音などを主な原因とする筐体1内の騒音は、まず、第1吸音部材21によって吸音された後、反射部材22によって反射され、再び第1吸音部材21によって吸音される。また、反射部材22によって、外部Oに向う騒音が反射されることにより、外部O側への騒音を遮る遮音効果を得ることができる。したがって、筐体1の外部Oに漏れ出る騒音を大幅に減少させることができる。
また、吸音部材21を設けることにより、騒音の反響を防ぐことができるので、反響によって生じる振動騒音を低減させることができる。
さらに、積層板23が複数枚設けられているので、各積層板23によって前述の吸音や反射が行われ、騒音をより一層減少させることができる。
【0019】
また、前記消音装置20を筐体1内の導風筒30に設けたので、空調装置を大型化することなく騒音の減少を図ることができる。
【0020】
図3(b)に示すように、前記積層板23は、蒸発器4に近づくに従い先細りとなるコーン状に配置されている。すなわち、前記複数の積層板23は、空気の流れ方向Aに沿って下流に行くに従い小さな面積とされている。そのため、前記送風路31は下流に向かうに従い、その流路断面積が大きくなるから、送風路31内の空気が、スムースに流れると共に、蒸発器4の側面に対して均一に空気を当てることができる。したがって、空調装置の能力を低下させることなく、騒音を防止することができる。
【0021】
ところで、前記反射部材22の各外周縁部には、前記導風筒30に近づくに従い下流に向って傾いた傾斜縁部23eが形成されている。すなわち、前記積層板23は、その外周縁部23eが蒸発器4(図3(a))に向って傾斜した皿のような形状に形成されている。この傾斜縁部23eは、積層板23の外周付近の乱流を防止するためのものであり、かかる傾斜縁部23eにより、より一層送風路31内の空気を効率良く流すことができる。
なお、最も外方に位置する積層板23は、空気Aが当たる面を外方に向って膨出させて球殻状(断面円弧状)に形成し、流体の流れをスムースにしてもよい。
【0022】
第2吸音部材32:
前記導風筒30の内周面には、第2吸音部材32が貼着されている。前記第2吸音部材32は、前記第1吸音部材21と同質の素材であってもよく、第2吸音部材32としては、たとえば、ウレタンフォームなどの多孔質の材料やグラスウールなどを用いることができる。
導風筒30内に第2吸音部材32を設けることにより、導風筒30内の騒音を吸音および反射させることができるので、より一層騒音を減少させることができる。
【0023】
なお、前記第1実施形態において、導風筒30は断面方形の筒状としたが、該導風筒の断面形状は、たとえば、円形など種々の形状であってもよい。かかる場合には、空気の流れをスムースにするために、積層板23の前記正面の輪郭を導風筒の断面形状と略相似形に形成するのが好ましい。
また、前記導風筒30は、前記蒸発器4に対して均一に(片寄りなく)空気Aを送り込むため、前記取込口33から前記蒸発器4まで概ね連なるように設けるのが好ましい。
【0024】
第2実施形態:
つぎに第2実施形態について説明する。本第2実施形態にかかる空調装置は、図2に示す筐体1内に、ファン13、蒸発器4、導風筒30および消音装置20Bを備えている。前記導風筒30は、筐体1に形成した外気の取込口33に設けられており、その内部I側の端部が蒸発器4に近接ないし接続されている。一方、前記ファン13には、筐体1の内部Iから外部Oに伸びる送風筒15が接続されている。前記ファン13の回転により筐体1内に負圧が生じ、前記取込口33から筐体1の内部Iに外気Aが取り込まれる。外気Aは、蒸発器4によって冷却された後、送風筒15を通り筐体1の外に送り出される。
【0025】
消音装置20B:
図4(a)に示す前記消音装置20Bは、筐体1の内部Iの騒音が前記取込口33から外部Oに漏れるのを防止するためのものであり、前記導風筒30の内側に設けられている。前記消音装置20Bは、導風筒30の外部O側に設けられており、導風筒30の内部I側の端部に設けられた蒸発器4と対面するように固定されている。
【0026】
前記導風筒30内には、複数の多孔板40が固定されている。各多孔板40は、たとえば、ステンレスの金属板など音の反射効果の高い部材で形成されており、導風筒30の内周面の全面に渡って、該導風筒30の内部を塞ぐように固定されている。前記多孔板40は、前記取込口33から前記蒸発器4へ流れる空気の流れAに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向Aに互いに離間して対面するように平行に設けられている。
【0027】
図4(b)に示すように、前記多孔板40は、板部42に複数の通過孔41を穿孔することにより形成されている。前記通過孔41は、たとえば、多孔板40の幅方向Yに向って横長に形成されている。
図4(a)に示すように、前記各多孔板40の通過孔41は、対面する隣の多孔板40の板部42に対向するようにそれぞれ設定されている。そのため、各通過孔41と板部42とによって、前記消音装置20Bは迷路構造(ラビリンス)を形成している。したがって、前記通過孔41を通過した騒音が、板部42によって反射され、各多孔板40間において、前記通過と反射を繰り返すことにより減衰することで、前記取込口33から漏れる騒音を大幅に減少させることができる。
【0028】
なお、前記通過孔41の形状は、多孔板40の幅方向Yに向かう横長としたが、対面する多孔板40の板部42とで、迷路構造が形成される形状であればよく、たとえば、円形や楕円形、方形、L字状、「コ」の字状などその形状は問わない。
【0029】
また、図5に示す消音装置20Cのように、前記各多孔板40の蒸発器4側に、たとえば、ウレタンフォームなどの吸音効果の高い材料からなる第3吸音部材43をそれぞれ貼着してもよい。前記第3吸音部材43によって、導風筒30内の騒音が吸音されると共に、騒音の反射による各多孔板40の振動が小さくなるので、取込口33から漏れる騒音を、より一層少なくすることができる。
【0030】
なお、本発明において、騒音源としては前記蒸発器の他に、ファンモータや圧縮機などが考えられ、これらの機器に対向するように消音装置を設けてもよい。また、空気の取込口以外の音が出てくる開口に消音装置を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一般的な空調装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる空調装置の部分断面図である。
【図3】(a)は蒸発器近傍を示す部分断面図、(b)は消音装置の概略斜視図である。
【図4】(a)は本発明の第2実施形態にかかる蒸発器近傍を示す部分断面図、(b)は同消音装置の概略斜視図である。
【図5】変形例を示す蒸発器近傍の部分断面図である。
【符号の説明】
1:筐体
3:圧縮機
4:蒸発器
5:導管
6:凝縮器
20:消音装置
21:第1吸音部材
22:反射部材
23:積層板
23e:傾斜縁部
30:導風筒
31:送風路
32:第2吸音部材
33:取込口(開口)
40:多孔板
41:通過孔
42:板部
Claims (6)
- 蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、空気を蒸発器で冷却し所定の領域に送風する空調装置において、
開口に筒状の導風筒が設けられ、
前記導風筒の内側に消音装置を騒音源と対向するように設け、
前記消音装置は、反射部材と吸音部材とを積層した積層板を複数枚有し、
前記各積層板の外周まわりと前記導風筒との間には、空気の流れる送風路が形成され、
前記各積層板は、前記開口から前記騒音源へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように設けられ、
前記反射部材が前記開口の外方に向かうように、かつ、前記吸音部材が前記騒音源に対面するように、前記各積層板が配置され、
前記複数の積層板は、前記空気の流れ方向に沿って下流に行くに従い小さな面積とされて、前記積層板と前記導風筒との間の前記送風路は、下流に向かうに従い流路断面積が大きくなるように設定されている空調装置。 - 請求項1において、
前記消音装置は、前記騒音源に近づくに従い先細となるコーン状に前記各積層板が配置されている空調装置。 - 請求項1において、
前記反射板の各外周縁部は、前記導風筒に近づくに従い下流に向って傾いた傾斜縁部を形成している空調装置。 - 請求項1において、
前記導風筒の内周面に吸音部材が設けられている空調装置。 - 請求項1において、
前記導風筒は、前記開口から前記騒音源まで概ね連なっている空調装置。 - 蒸発器から導管を介して圧縮機により冷媒を凝縮器に圧送することで冷媒を循環させ、空気を蒸発器で冷却し所定の領域に送風する空調装置において、
開口に筒状の導風筒が設けられ、
前記導風筒の内側に消音装置を騒音源と対向するように設け、
前記消音装置は複数の通過孔を有する多孔板を有し、
前記各多孔板は前記開口から前記騒音源へ流れる空気の流れに概ね直交するように、かつ、前記空気の流れ方向に互いに離間して対面するように平行に設けられ、
前記各多孔板の通過孔が対面する隣の多孔板の板部に対向していることにより、前記各通過孔と板部とで前記消音装置が迷路構造を形成している空調装置。
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---|---|---|---|---|
DE102006050339A1 (de) * | 2006-10-25 | 2008-04-30 | Valeo Klimasysteme Gmbh | Belüftungsanlage mit Schallbarriere |
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WO2018025532A1 (ja) * | 2016-08-01 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
FR3077121A1 (fr) * | 2018-01-23 | 2019-07-26 | Valeo Systemes Thermiques | Logement de circulation d'air pour dispositif de chauffage, ventilation et/ou climatisation de vehicule automobile |
-
2002
- 2002-11-12 JP JP2002328284A patent/JP2004161108A/ja active Pending
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