JPH029073Y2 - - Google Patents

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JPH029073Y2
JPH029073Y2 JP1983194821U JP19482183U JPH029073Y2 JP H029073 Y2 JPH029073 Y2 JP H029073Y2 JP 1983194821 U JP1983194821 U JP 1983194821U JP 19482183 U JP19482183 U JP 19482183U JP H029073 Y2 JPH029073 Y2 JP H029073Y2
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engine
case
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air
radiator
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JP1983194821U
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JPS60102435U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、防音ケースで覆つたエンジン発電機
に関し、冷却風の方向を変えて流路を長くし、エ
ンジン音を効率的に防音するとともに、エンジン
発電機全体をコンパクトにまとめたものを提供す
る。
本考案は、その前提構成として、例えば、第1
図又は第3図に示すように、エンジンEの後方に
発電機Gを連動連結し、エンジンEの前方にラジ
エータ1及び冷却フアン2を配置し、エンジンE
及び発電機Gの全体を防音ケース3で覆い、防音
ケース3の後方に明けた吸風口4から冷却風を取
入れ、ラジエータ1を冷却してから防音ケース3
の前方に明けた排風口5へ排出するように構成し
たエンジン発電機に関する。
従来の防音型エンジン発電機は、第3図に示す
ように、エンジンEの前方に冷却フアン2を、ま
た、その前方にラジエータ1を順に配置し、ラジ
エータ1、エンジンE及び発電機Gを一括して区
画壁50で仕切り、これらを通風室9に収容す
る。そして、ラジエータ1の前方に消音室8を形
成し、ラジエータ1に対向する消音室内壁面8a
に吸音材51を張設し、消音室上方に位置する防
音ケース3に排風口5を明けたものである。
しかしながら、上記構成によれば、エンジン騒
音は消音室8から直接的に防音ケース3の外方に
漏洩するので、たとえ消音室に設けた吸音材で騒
音をある程度吸収できるとしても、音の伝達経路
が短いことから騒音を大幅に減衰させることはで
きない。
そのうえ、冷却フアン2からラジエータ1に吹
き付けられた冷却風は、消音室8で一旦90度に方
向を折り曲げられて防音ケース上方に排出される
ので、通気抵抗が大きくなり易く、ラジエータの
冷却性能を向上できなかつた。
しかも、冷却風を流れ易くしようとすれば、こ
の消音室自体を大きくとつて大きな円弧を描かせ
なければならず、その結果、エンジン発電機全体
の容積が大きくなつてしまうという欠点があつ
た。
さらに、冷却フアンはラジエータの方向に冷却
風を吹き付ける吹き出し式であるので、冷却風は
ラジエータの中心方向に集中的に吹き当つて、そ
の周囲を冷やしきれず、全体としてラジエータの
冷却を均質にできない問題があつた。
本考案は、上記諸問題を解消するものであり、
エンジン発電機全体をコンパクトにまとめるとと
もに、エンジン騒音の効率的な低減とラジエータ
冷却性能の向上を目的として提案されたものであ
り、その特徴とするところは次の通りである。
即ち、エンジンEの前方に遠心式冷却フアン2
を、またその前方にラジエータ1を各々配置し、
遠心式冷却フアン2を渦状のフアンケース6で囲
繞し、ラジエータ1とエンジンEの間に通気壁7
を介装して消音室8と通風室9とを区画する。
そして、フアンケース6の前方に吸入口10を
明けて消音室8に臨ませるとともに、フアンケー
ス6の冷却フアン周方向位置に排出口11を明け
て防音ケースの排風口5と連通して、冷却風を通
風室9から通気壁7を通して消音室8に導入し、
フアンケース6に吸引してから排出口11を経て
防音ケース外へ排出するように構成したものであ
る。
ここで、上記構成によつてもたらされる本考案
の効果を述べると、まず、エンジン音は一旦消音
室に入つたのち向きを変えてフアンケースに流入
し、当該フアンケースの渦状形状に沿いながら排
出口を経て防音ケースの外部に解放されるので、
音の伝達経路を長くできるうえ、消音室と渦状フ
アンケースで二段階の減衰を行なつて外部に漏れ
る騒音をきわめて少なくできる。
また、遠心式冷却フアンによつて換気される冷
却風は、消音室からフアンケースに吸い込まれな
がら、フアンケースの渦状径路に案内されて防音
ケース外に排出されるので、風の流れがきわめて
スムーズになり、通気抵抗を小さく抑えて、ラジ
エータの冷却性能を大きくできる。
そのうえ、当該冷却フアンは、従来の吹き出し
式から吸い出し式に替えているので、ラジエータ
の全面に亘つて冷却風を均質に吹き当てることが
でき、ラジエータの冷却性能をより効率的に向上
できるとともに、遠心式フアンによつて排風の圧
力を高くできるので、排風口の面積を小さく抑え
て、エンジン音の放散をより少なくできる。
しかも、上述のように、ラジエータの冷却は吸
い込み式で行なわれるので、冷却風の向きが変わ
るにも拘らず消音室をより小さくでき、その分エ
ンジン発電機全体をコンパクトにまとめられる。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は防音型エンジン発電機の縦断右側面
図、第2図は第1図の−線断面図であつて、
縦形水冷エンジンEの背後に発電機Gを連動連結
し、エンジンEの前方に遠心式冷却フアン2を配
置し、フアン軸17に取付けたプーリ18と動力
取出軸15に取付けたプーリ16とを伝動ベルト
19を介して接続し、冷却フアン2をクランク軸
に連動する。
また、冷却フアン2の前方にラジエータ1を配
置し、ラジエータのアツパタンク20を通水管2
1を介してヘツドジヤケツトに接続し、ロワタン
ク22を通水管23を介してシリンダジヤケツト
に接続する。
そして、エンジンE及び発電機Gを直方体状の
防音ケース3で覆い、防音ケース3の上方寄りを
前後に亘つて仕切壁24で張設して、上部を吸風
室25に、また、下部を送風室9に区画する。
上記仕切壁24の後方に送風口26を明けて吸
風室25と送風室9を連通し、吸風室25の側壁
及び後壁に吸風口を明け、送風口26の後端に前
方向傾斜状のガイド27を付設して、外気を吸風
室25から送風室9に導く。
また、送風室9にはエンジンE及び発電機Gを
収容し、発電機Gの上方に位置する仕切壁24に
は燃料タンク28を付設する。
送風室9は、その後方下部に吸風口4を明けて
外気を直接導入するとともに、その前方に仕切壁
29を張設して前方の消音室8と区画する。
上記消音室8にはラジエータ1を収容し、ラジ
エータ1に対向する消音室前壁8aの上下に亘つ
て吸音材51を張設する。
そして、仕切壁29の下方を多孔板状の通気壁
7とし、通気壁7を介して送風室9と消音室8を
連通するとともに、仕切壁29の上部後方に近接
する遠心式冷却フアン2をケース6で囲繞する。
フアンケース6は、円状の冷却フアン2に沿う
ように渦状に構成され、ケースの側壁上方部を一
部切欠いて排出口11を形成し、仕切壁24によ
り区画される防音ケース上方の排風室30に当該
排出口11を連通する。
また、フアンケース6の前方に位置する仕切壁
29に吸入口10を明け、消音室8とフアンケー
ス6とを当該吸入口10を通して連通する。
さらに、排風室30は、その上壁に排風口5を
明け、フアンケースの排出口11から当該排風口
5に至る風路上にマフラ31を配置する。
斯くしてなる上記エンジン発電機の作用を説明
すると、遠心式冷却フアン2によつて換気された
冷却風は、吸風室25及び送風室9に各々明けた
各吸風口4から吸引され、送風室9内を前方に横
断してエンジンE及び発電機Gを冷却したのち、
消音室8との境界に位置する通気壁7から消音室
8に流入する。
そして、消音室8から後方に向きを変えた冷却
風は、フアンケース6に吸い込まれてラジエータ
1を冷却し、フアンケース6の渦状側周壁に沿つ
て案内されて、排出口11からマフラ31を冷却
しながら排風口5から防音ケース外に排出され
る。
従つて、上記構成によれば、冷却風の排出側に
マフラを臨ませているので、マフラの冷却が同時
に行なえて、排気容積を小さくして排気効率を向
上できる。
また、エンジン音は、送風室から消音室に入つ
て吸音材で減衰され、後方に向きを変えたのち、
フアンケースの渦状通路を通つて排出口から防音
ケース外に排出されるので、騒音の伝播通路を長
くできるうえ、音の干渉等によりフアンケース内
で二段目の減衰を受けるので、防音ケース外に漏
れ出る音量をきわめて小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例であり、第
1図は防音型エンジン発電機の縦断右側面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は従来例
を示す第1図相当図である。 1……ラジエータ、2……冷却フアン、3……
防音ケース、4……吸風口、5……排風口、6…
…フアンケース、7……通気壁、8……消音室、
9……通風室、10……吸入口、11……排出
口、E……エンジン、G……発電機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンEの後方に発電機Gを連動連結し、エ
    ンジンEの前方にラジエータ1及び冷却フアン2
    を配置し、エンジンE及び発電機Gの全体を防音
    ケース3で覆い、防音ケース3の後方に明けた吸
    風口4から冷却風を取入れ、ラジエータ1を冷却
    してから防音ケース3の前方に明けた排風口5へ
    排出するように構成した防音型エンジン発電機に
    おいて、エンジンEの前方に遠心式冷却フアン2
    を、またその前方にラジエータ1を各々配置し、
    遠心式冷却フアン2を渦状のフアンケース6で囲
    繞し、ラジエータ1とエンジンEの間に通気壁7
    を介装して消音室8と通風室9を区画し、フアン
    ケース6の前方に吸入口10を明けて消音室8に
    臨ませるとともに、フアンケース6の冷却フアン
    周方向位置に排出口11を明けて防音ケースの排
    風口5と連通して、冷却風を通風室9から通気壁
    7を通して消音室8に導入し、これを更にフアン
    ケース6に吸引してから排出口11を経て防音ケ
    ース外へ排出するように構成した事を特徴とする
    防音型エンジン発電機。
JP19482183U 1983-12-16 1983-12-16 防音型エンジン発電機 Granted JPS60102435U (ja)

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