JP2002071166A - 空冷コンデンサ - Google Patents
空冷コンデンサInfo
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Abstract
遮断して騒音の発生を抑えることができる低騒音型の空
冷コンデンサを提供する。 【解決手段】 凝縮コイル21を対向配置し、対向する
凝縮コイル21の上縁部同士の間に排気ファン26を配
置し、該排気ファン26の側方部分を防音壁31で囲む
とともに、該排気ファンの上方に排気ダクト32を設け
る。
Description
関し、詳しくは、高温の冷媒ガスが流れる凝縮コイル
に、排気ファンによって空気を強制的に流通させて熱交
換させる空冷コンデンサに関し、特に、低騒音型の空冷
コンデンサに関する。
の冷媒ガスを冷却して凝縮させるための機器として、空
冷コンデンサが広く用いられている。この空冷コンデン
サは、冷媒ガスが流れる伝熱管とフィンとの組み合わせ
からなる凝縮コイルに、ファンによって強制的に空気を
流通させることにより、冷媒ガスと空気とを熱交換させ
て冷媒ガスを冷却するように形成されている。
す斜視図であって、箱形のコンデンサ本体11の前後両
側に設けた開口部12に一対の凝縮コイル13を対向す
るようにして所定間隔で設置するとともに、コンデンサ
本体11の上部に所定数の排気ファン14を設けた構造
を有しており、凝縮コイル13の両端面を閉塞する側面
パネル15の一方には制御盤16が設けられている。こ
の空冷コンデンサでは、排気ファン14を運転すると、
開口部12から吸入された空気(大気)が、凝縮コイル
13を通って冷媒ガスと熱交換した後、排気ファン14
の作動によってコンデンサ本体11の上方に排出される
流れを形成する。このような空冷コンデンサにおいて
は、冷媒ガスを効率よく凝縮させるために、熱交換面積
を大きくするとともに排気ファン14の能力も大きく
し、凝縮コイル13を通過する風量の増大を図ることに
より、熱交換率を高めるようにしている。
の範囲内で排気ファン14の風量を上げるためには、フ
ァン自体の回転数を上げたり、ファンの翼角度を鋭角に
したりする必要があるが、これらは、モーターの回転音
が大きくなったり、ファンから発生する風切り音が大き
くなったりするため、コンデンサ本体上部の排気ファン
部分から発生する騒音が大きな問題となってしまう。そ
こで本発明は、排気ファンの風切り音等が外部に漏れる
のを遮断して騒音の発生を抑えることができる低騒音型
の空冷コンデンサを提供することを目的としている。
め、本発明の空冷コンデンサは、圧縮機から吐出された
高温の冷媒ガスが流れる凝縮コイルと、該凝縮コイルに
空気を導くための排気ファンとを有し、該空気と前記冷
媒ガスとを熱交換させて該冷媒ガスを凝縮させる空冷コ
ンデンサにおいて、前記排気ファンの周囲を防音壁で囲
むとともに、該排気ファンの上方に排気ダクトを設けた
ことを特徴としている。この防音壁と排気ダクトは組み
合わせてキット化し、着脱自在に取り付けることもでき
る。これによって、従来の空冷コンデンサに後付けによ
り、キット化した防音壁と排気ダクトを取り付けること
ができる。また、本発明の空冷コンデンサは、前記防音
壁と前記排気ダクトとを一体形成することによってコス
ト上昇を抑えることができ、前記防音壁の内面に吸音材
を設けることによって更に低騒音化を図ることができ
る。また、前記防音壁で凝縮コイルの前面に設けた空気
吸込み用開口部の上部を適度に覆うことにより、空気吸
込み音も低減することができる。
ンデンサの一形態例を示すもので、図1は斜視図、図2
は側面図、図3は正面図である。この空冷コンデンサ
は、伝熱管とフィンとを組合わせて従来と同様に形成さ
れた一対の凝縮コイル21,21を、下縁部22を閉塞
し、上縁部23を前後に開いたV字状にして略箱形のコ
ンデンサ本体部24内に対向配置したものであって、該
コンデンサ本体部24の凝縮コイル21の外面側には、
空気を取入れるための開口部25が設けられている。
間には、排気ファン26が設けられており、凝縮コイル
21の両側部は、コンデンサ本体部24の両側面に設け
られた側面パネル27によって閉塞されている。これに
より、コンデンサ本体部24の内部に、前後が凝縮コイ
ル21により、両側部が側面パネル27により、上部が
排気ファン26により、それぞれ囲まれた空気通路が形
成されることになる。
同様の制御盤28が設けられており、凝縮コイル21の
下部には、前記伝熱管に冷媒配管を接続するための流入
側及び流出側の配管接続部29が設けられ、さらに、コ
ンデンサ本体部24の上部には吊上げ用のアイボルト3
0が取付けられている。
6を作動させることにより、コンデンサ本体部24の前
後の空気が開口部25から吸引され、凝縮コイル21の
フィン間に形成された隙間を通過した後、排気ファン2
6によってコンデンサ本体部24の上方に排出される。
空気は、凝縮コイル21を通過するときに電熱管内を流
れる冷媒ガスと熱交換を行い、該冷媒ガスを冷却して凝
縮させるとともに、空気自身は昇温することになる。
部を含む前記排気ファン26の周囲は、防音壁31によ
って囲まれるとともに、排気ファン26の上方には排気
ダクト32が設けられている。本形態例では、前面及び
後面は、1枚の金属板により防音壁31と排気ダクト3
2とを一体形成しており、両側面は、側面パネル27を
排気ファン26の位置よりも上方に延出して防音壁31
と排気ダクト32とを形成するようにしている。これに
より、部品点数の削減や製造コストの低減を図ってい
る。
壁31や、マフラー効果を得られる排気ダクト32で囲
むことにより、ファンから発生する風切り音等が外部に
出ることを遮断することができ、地面(床)や周囲建物
の壁面からの反射音を含めた騒音を低減することができ
る。なお、この防音壁31と排気ダクト32は組み合わ
せてキット化し、従来の空冷コンデンサ等に後付けして
取り付けることができる。さらに、防音壁31及び排気
ダクト32の内面に、吸音材33を設けておくことによ
り、騒音低減効果を一層高めることができ、また、防音
壁31等を形成する金属板の共振も抑制することができ
る。
も防音壁31で覆うことにより、凝縮コイル21の上部
を通って外部に音が漏れることを防止できるとともに、
空気の吸込み音も低減することができる。このとき、開
口部25を覆う寸法は、凝縮コイルの高さ寸法の1/3
〜1/4までが適当であり、これ以上の大きさで開口部
25を覆ってしまうと、空気流れの抵抗となって風量が
減少し、熱交換率を低下させてしまうことがある。
のファンを用いることにより、発生騒音をより一層低減
することができる。また、凝縮コイル21の伝熱管とし
て、溝付き管を採用することにより、凝縮コイル21の
伝熱面積を大きくすることができ、熱交換率を向上でき
るとともに、低騒音型のファンを用いることによって風
量が減少した場合でも、通常の凝縮コイルと同等の熱交
換率を維持することができる。
2を設け、これらの内面に吸音材33を設けるととも
に、低騒音型の排気ファン26を採用することにより、
従来の同一能力の空冷コンデンサに比べて約6dBの低
騒音化を図ることが可能となり、3台の空冷コンデンサ
を設置した場合でも、従来の1台分に比べて1.3dB
の低騒音化が図れる。
デンサによれば、排気ファンの側方部分を防音壁で囲む
とともに排気ファンの上方に排気ダクトを設けたことに
より、従来型に比べて大幅な低騒音化を図ることができ
る。また、この防音壁31と排気ダクト32を組み合わ
せてキット化することにより、従来の空冷コンデンサ等
に後付けして取り付けることができる。
視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機から吐出された高温の冷媒ガスが
流れる凝縮コイルと、該凝縮コイルに空気を導くための
排気ファンとを有し、該空気と前記冷媒ガスとを熱交換
させて該冷媒ガスを凝縮させる空冷コンデンサにおい
て、前記排気ファンの周囲を防音壁で囲むとともに、該
排気ファンの上方に排気ダクトを設けたことを特徴とす
る空冷コンデンサ。 - 【請求項2】 圧縮機から吐出された高温の冷媒ガスが
流れる凝縮コイルと、該凝縮コイルに空気を導くための
排気ファンとを有し、該空気と前記冷媒ガスとを熱交換
させて該冷媒ガスを凝縮させる空冷コンデンサにおい
て、前記排気ファンの周囲を囲む防音壁とその上方に延
びる排気ダクトとを組み合わせてキット化し、これを前
記排気ファンの周囲に着脱自在に取り付けたことを特徴
とする空冷コンデンサ。 - 【請求項3】 前記防音壁と前記排気ダクトとが一体形
成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の空
冷コンデンサ。 - 【請求項4】 前記防音壁の内面に吸音材が設けられて
いることを特徴とする請求項1又は2記載の空冷コンデ
ンサ。 - 【請求項5】 前記防音壁は、前記凝縮コイルの前面に
設けた空気吸込み用開口の上部を、該凝縮コイルの高さ
寸法の1/3〜1/4を覆うように形成されていること
を特徴とする請求項1又は2記載の空冷コンデンサ。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2021166237A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 三菱電機株式会社 | 室外機およびそれを備えた空気調和装置 |
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2000
- 2000-08-30 JP JP2000260547A patent/JP3794546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7204928B2 (ja) | 2019-08-07 | 2023-01-16 | 三菱電機株式会社 | チリングユニット及びチリングユニットシステム |
WO2021166237A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 三菱電機株式会社 | 室外機およびそれを備えた空気調和装置 |
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