JP3794546B2 - 空冷コンデンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空冷コンデンサに関し、詳しくは、高温の冷媒ガスが流れる凝縮コイルに、排気ファンによって空気を強制的に流通させて熱交換させる空冷コンデンサに関し、特に、低騒音型の空冷コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍機の冷媒圧縮機から吐出された高温の冷媒ガスを冷却して凝縮させるための機器として、空冷コンデンサが広く用いられている。この空冷コンデンサは、冷媒ガスが流れる伝熱管とフィンとの組み合わせからなる凝縮コイルに、ファンによって強制的に空気を流通させることにより、冷媒ガスと空気とを熱交換させて冷媒ガスを冷却するように形成されている。
【0003】
図4は、従来の空冷コンデンサの一例を示す斜視図であって、箱形のコンデンサ本体11の前後両側に設けた開口部12に一対の凝縮コイル13を対向するようにして所定間隔で設置するとともに、コンデンサ本体11の上部に所定数の排気ファン14を設けた構造を有しており、凝縮コイル13の両端面を閉塞する側面パネル15の一方には制御盤16が設けられている。
この空冷コンデンサでは、排気ファン14を運転すると、開口部12から吸入された空気(大気)が、凝縮コイル13を通って冷媒ガスと熱交換した後、排気ファン14の作動によってコンデンサ本体11の上方に排出される流れを形成する。このような空冷コンデンサにおいては、冷媒ガスを効率よく凝縮させるために、熱交換面積を大きくするとともに排気ファン14の能力も大きくし、凝縮コイル13を通過する風量の増大を図ることにより、熱交換率を高めるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一定の大きさの範囲内で排気ファン14の風量を上げるためには、ファン自体の回転数を上げたり、ファンの翼角度を鋭角にしたりする必要があるが、これらは、モーターの回転音が大きくなったり、ファンから発生する風切り音が大きくなったりするため、コンデンサ本体上部の排気ファン部分から発生する騒音が大きな問題となってしまう。
そこで本発明は、排気ファンの風切り音等が外部に漏れるのを遮断して騒音の発生を抑えることができる低騒音型の空冷コンデンサを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の空冷コンデンサは、圧縮機から吐出された高温の冷媒ガスが流れる凝縮コイルと、該凝縮コイルに空気を導くための排気ファンとを有し、該空気と前記冷媒ガスとを熱交換させて該冷媒ガスを凝縮させる空冷コンデンサにおいて、前記排気ファンの周囲を囲む防音壁とその上方に延びる排気ダクトとを組み合わせてキット化し、これを前記排気ファンの周囲に着脱自在に取り付けるとともに、前記防音壁は、 前記凝縮コイルの前面に設けた空気吸込み用開口の上部を、該凝縮コイルの高さ寸法の1/3〜1/4を覆うように形成したことを特徴としている。
これによって、従来の空冷コンデンサに後付けにより、キット化した防音壁と排気ダクトを取り付けることができる。また、本発明の空冷コンデンサは、前記防音壁と前記排気ダクトとを一体形成することによってコスト上昇を抑えることができ、前記防音壁の内面に吸音材を設けることによって更に低騒音化を図ることができる。また、前記防音壁で凝縮コイルの前面に設けた空気吸込み用開口の上部を、該凝縮コイルの高さ寸法の1/3〜1/4を覆うことにより、十分な風量を確保しつつ、空気吸込み音を低減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は、本発明の空冷コンデンサの一形態例を示すもので、図1は斜視図、図2は側面図、図3は正面図である。
この空冷コンデンサは、伝熱管とフィンとを組合わせて従来と同様に形成された一対の凝縮コイル21,21を、下縁部22を閉塞し、上縁部23を前後に開いたV字状にして略箱形のコンデンサ本体部24内に対向配置したものであって、該コンデンサ本体部24の凝縮コイル21の外面側には、空気を取入れるための開口部25が設けられている。
【0007】
また、凝縮コイル21の上縁部23同士の間には、排気ファン26が設けられており、凝縮コイル21の両側部は、コンデンサ本体部24の両側面に設けられた側面パネル27によって閉塞されている。これにより、コンデンサ本体部24の内部に、前後が凝縮コイル21により、両側部が側面パネル27により、上部が排気ファン26により、それぞれ囲まれた空気通路が形成されることになる。
【0008】
一方の側面パネル27の外面には、従来と同様の制御盤28が設けられており、凝縮コイル21の下部には、前記伝熱管に冷媒配管を接続するための流入側及び流出側の配管接続部29が設けられ、さらに、コンデンサ本体部24の上部には吊上げ用のアイボルト30が取付けられている。
【0009】
この空冷コンデンサは、前記排気ファン26を作動させることにより、コンデンサ本体部24の前後の空気が開口部25から吸引され、凝縮コイル21のフィン間に形成された隙間を通過した後、排気ファン26によってコンデンサ本体部24の上方に排出される。空気は、凝縮コイル21を通過するときに電熱管内を流れる冷媒ガスと熱交換を行い、該冷媒ガスを冷却して凝縮させるとともに、空気自身は昇温することになる。
【0010】
このような空冷コンデンサにおいて、側面部を含む前記排気ファン26の周囲は、防音壁31によって囲まれるとともに、排気ファン26の上方には排気ダクト32が設けられている。本形態例では、前面及び後面は、1枚の金属板により防音壁31と排気ダクト32とを一体形成しており、両側面は、側面パネル27を排気ファン26の位置よりも上方に延出して防音壁31と排気ダクト32とを形成するようにしている。これにより、部品点数の削減や製造コストの低減を図っている。
【0011】
このように、排気ファン26の周囲を防音壁31や、マフラー効果を得られる排気ダクト32で囲むことにより、ファンから発生する風切り音等が外部に出ることを遮断することができ、地面(床)や周囲建物の壁面からの反射音を含めた騒音を低減することができる。なお、この防音壁31と排気ダクト32は組み合わせてキット化し、従来の空冷コンデンサ等に後付けして取り付けることができる。
さらに、防音壁31及び排気ダクト32の内面に、吸音材33を設けておくことにより、騒音低減効果を一層高めることができ、また、防音壁31等を形成する金属板の共振も抑制することができる。
【0012】
また、空気取り入れ用の開口部25の上部も防音壁31で覆うことにより、凝縮コイル21の上部を通って外部に音が漏れることを防止できるとともに、空気の吸込み音も低減することができる。このとき、開口部25を覆う寸法は、凝縮コイルの高さ寸法の1/3〜1/4までが適当であり、これ以上の大きさで開口部25を覆ってしまうと、空気流れの抵抗となって風量が減少し、熱交換率を低下させてしまうことがある。
【0013】
さらに、排気ファン26として、低騒音型のファンを用いることにより、発生騒音をより一層低減することができる。また、凝縮コイル21の伝熱管として、溝付き管を採用することにより、凝縮コイル21の伝熱面積を大きくすることができ、熱交換率を向上できるとともに、低騒音型のファンを用いることによって風量が減少した場合でも、通常の凝縮コイルと同等の熱交換率を維持することができる。
【0014】
このように、防音壁31及び排気ダクト32を設け、これらの内面に吸音材33を設けるとともに、低騒音型の排気ファン26を採用することにより、従来の同一能力の空冷コンデンサに比べて約6dBの低騒音化を図ることが可能となり、3台の空冷コンデンサを設置した場合でも、従来の1台分に比べて1.3dBの低騒音化が図れる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空冷コンデンサによれば、排気ファンの周囲を囲む防音壁とその上方に延びる排気ダクトとを組み合わせてキット化し、これを前記排気ファンの周囲に着脱自在に取り付けたことにより、従来型に比べて大幅な低騒音化を図ることができるとともに、従来の空冷コンデンサ等に後付けして取り付けることができる。
また、本発明の空冷コンデンサは、前記防音壁と前記排気ダクトとを一体形成することによってコスト上昇を抑えることができ、前記防音壁の内面に吸音材を設けることによって更に低騒音化を図ることができる。また、前記防音壁で凝縮コイルの前面に設けた空気吸込み用開口の上部を、該凝縮コイルの高さ寸法の1/3〜1/4を覆うことにより、十分な風量を確保しつつ、空気吸込み音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空冷コンデンサの一形態例を示す斜視図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 同じく正面図である。
【図4】 従来の空冷コンデンサの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
21 凝縮コイル
22 下縁部
23 上縁部
24 コンデンサ本体部
25 開口部
26 排気ファン
27 側面パネル
28 制御盤
29 配管接続部
30 アイボルト
31 防音壁
32 排気ダクト
33 吸音材

Claims (1)

  1. 圧縮機から吐出された高温の冷媒ガスが流れる凝縮コイルと、該凝縮コイルに空気を導くための排気ファンとを有し、該空気と前記冷媒ガスとを熱交換させて該冷媒ガスを凝縮させる空冷コンデンサにおいて、前記排気ファンの周囲を囲む防音壁とその上方に延びる排気ダクトとを組み合わせてキット化し、これを前記排気ファンの周囲に着脱自在に取り付けるとともに、前記防音壁は、前記凝縮コイルの前面に設けた空気吸込み用開口の上部を、該凝縮コイルの高さ寸法の1/3〜1/4を覆うように形成したことを特徴とする空冷コンデンサ。
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