JPWO2018020567A1 - 水素含有水生成装置 - Google Patents

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Abstract

水素含有水生成装置であって、原水を電気分解するための筒型の陽極体と、前記陽極体の外周面を取り囲むように配置され、原水を電気分解するための筒型の陰極体と、前記陽極体の外周面と前記陰極体の内周面との間を区切るように配置され、前記陰極体の側から前記陽極体の側へ水酸化物イオンを通過させるとともに、前記陰極体の側から前記陽極体の側への水素の移動及び前記陽極体の側から前記陰極体の側への酸素の移動を禁止する陰イオン交換膜と、前記陽極体、前記陰極体、前記陰イオン交換膜が収容され、原水が流入する流入口と、前記陽極体の近傍において発生した酸素を排出する排出口と、前記陰極体の近傍において発生した水素を含有する水素含有水が流出する流出口と、を有する電解槽と、を備える。

Description

本発明は、水素含有水生成装置に関する。
水道水等の原水を電気分解することによって水素含有水を生成する水素含有水生成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2016−22469号公報
特許文献1に開示されている水素含有水生成装置の場合、円筒形状を呈して同心円状に配置されている陽極と陰極との間の隙間に対して、上記の隙間を区切る網状の絶縁体を挟む必要がある。しかし、上記の隙間の距離は絶縁体の厚みに応じて設定され、更に、陽極と陰極との間に印加される電圧も絶縁体の厚みに応じて設定されるため、水素含有水生成装置を製造するに際して、絶縁体の厚みを統一しない限り、複雑な設計を避けられない虞があった。
そこで、本発明は、簡単な設計とすることによって実用的な水素含有水生成装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、水素含有水生成装置であって、原水を電気分解するための筒型の陽極体と、前記陽極体の外周面を取り囲むように配置され、原水を電気分解するための筒型の陰極体と、前記陽極体の外周面と前記陰極体の内周面との間を区切るように配置され、前記陰極体の側から前記陽極体の側へ水酸化物イオンを通過させるとともに、前記陰極体の側から前記陽極体の側への水素の移動及び前記陽極体の側から前記陰極体の側への酸素の移動を禁止する陰イオン交換膜と、前記陽極体、前記陰極体、前記陰イオン交換膜が収容され、原水が流入する流入口と、前記陽極体の近傍において発生した酸素を排出する排出口と、前記陰極体の近傍において発生した水素を含有する水素含有水が流出する流出口と、を有する電解槽と、を備える。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、簡単な設計とすることによって実用的な水素含有水生成装置を提供することが可能になる。
本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極の一例を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極の一例を示す斜視図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極を構成する陽極体、陰極体、陰イオン交換膜の配置関係を示す図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極を構成する陰極体に形成される第1貫通孔の一部を拡大して示す図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極を構成する陽極体に形成される第2貫通孔の一部を拡大して示す図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置の一例を示す側断面図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置における水素含有水の生成動作を説明するための図である。 本実施形態に係る水素含有水生成装置を用いた入浴設備を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===水素含有水生成電極===
図1Aは、本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極の一例を示す分解斜視図である。図1Bは、本実施形態に係る水素含有水生成装置に用いられる水素含有水生成電極の一例を示す斜視図である。図1Cは、本実施形態に係る水素含有水生成装置において、水素含有水生成電極を構成する陽極体、陰極体、陰イオン交換膜の配置関係を示す図であって、後述する陽極給電部材及び陰極給電部材が取り付けられる側とは反対側から見た場合の図である。図1Dは、本実施形態に係る水素含有水生成装置において、水素含有水生成電極を構成する陰極体に形成される第1貫通孔の一部を拡大して示す図である。図1Eは、本実施形態に係る水素含有水生成装置において、水素含有水生成電極を構成する陽極体に形成される第2貫通孔の一部を拡大して示す図である。
水素含有水生成装置1は、水道水等の原水を電気分解することによって、水素含有水生成装置1の外側へ酸素を排出しつつ、水素を含有するアルカリ性を示す水素含有水を生成する装置であって、原水を電気分解するための1対の電極である陽極体11及び陰極体12と、陰イオン交換膜13と、を含む水素含有水生成電極10を備えている。
<<陰極体>>
陰極体12は、原水を電気分解するためのマイナス側の電極として機能する。
陰極体12は、電気分解によって生成された水素の気泡(ナノメートルオーダー)が陰極体12から離脱し易くなるように、換言すると、陰極体12に対する水素の気泡のぬれが悪くはじきがよくなるように、更に換言すると、陰極体12に対する水素の気泡の接触角(水素の気泡が接触している陰極体12の表面から、水素の気泡の輪郭曲線との交点における接線までの角度)が180度に近づくように、陰極体12における内周面と外周面との間を貫通する複数の第1貫通孔12Aを有している。
陰極体12は、全体として、円筒形状を呈するとともに、複数の第1貫通孔12Aが規則正しく整列するメッシュ形状も呈している。
陰極体12は、複数の第1長尺体12Bと複数の第2長尺体12Cと、を含んで形成されている。具体的には、複数の第1長尺体12Bは、陰極体12の軸方向に対して角度θ1だけ傾斜するとともに、一定の間隔d1を隔てて平行となるように配置されている。一方、複数の第2長尺体12Cは、陰極体12の軸方向に対して角度θ1とは反対方向に角度θ2だけ傾斜するとともに、一定の間隔d2を隔てて平行となるように配置されている。本実施形態において、角度θ1,θ2は同一角度であることとし、間隔d1,d2は同一間隔であることとする。複数の第1長尺体12Bと複数の第2長尺体12Cは、両者の交差位置において結合されることによって1枚のメッシュを有する平板を形成する。本実施形態において、上記の平板の両面のメッシュが全体に亘って面一となるように、複数の第1長尺体12Bと複数の第2長尺体12Cは、配置や結合の別プロセスを経ることなく初めから一体的に形成されることとする。
そして、上記の平板に対して一定の曲率を有するように折り曲げ加工を施すことによって、陰極体12が円筒形状及びメッシュ形状を呈する電極として形成される。
このようにして、複数の第1貫通孔12Aは、夫々、陰極体12の軸方向に沿う方向と陰極体12の軸方向とは直交する方向との2方向において、隣接する第1長尺体12Bと隣接する第2長尺体12Cが交差する領域、即ち、隣接する第1長尺体12Bと隣接する第2長尺体12Cで囲まれる領域に整列するように形成される。第1貫通孔12Aは、隣接する第1長尺体12Bと隣接する第2長尺体12Cのうち上記の領域を形成する一部を各辺とする四角形状を呈している。本実施形態において、第1貫通孔12Aは、菱形形状を呈している。
複数の第1長尺体12Bと複数の第2長尺体12Cは、陰極体12に対する水素の気泡の接触角が180度に更に近づくように、四角柱形状を呈し、つまり、複数の第1長尺体12Bと複数の第2長尺体12Cの断面は、四角形状を呈している。
陰極体12は、例えば、チタン(Ti)に対して白金(Pt)をめっきするか、チタン(Ti)に対して白金(Pt)−イリジウム(Ir)をめっきすることによって形成される。
<<陽極体>>
陽極体11は、原水を電気分解するためのプラス側の電極として機能する。
陽極体11は、電気分解によって生成された不要物である酸素の気泡(ナノメートルオーダー)が陽極体11から離脱し易くなるように、換言すると、陽極体11に対する酸素の気泡のぬれが悪くはじきがよくなるように、更に換言すると、陽極体11に対する酸素の気泡の接触角(酸素の気泡が接触している陽極体11の表面から、酸素の気泡の輪郭曲線との交点における接線までの角度)が180度に近づくように、陽極体11における内周面と外周面との間を貫通する複数の第2貫通孔11Aを有している。
陽極体11は、全体として、円筒形状を呈するとともに、複数の第2貫通孔11Aが規則正しく整列するメッシュ形状も呈している。
陽極体11は、複数の第3長尺体11Bと複数の第4長尺体11Cと、を含んで形成されている。具体的には、複数の第3長尺体11Bは、陽極体11の軸方向に対して角度θ3だけ傾斜するとともに、一定の間隔d3を隔てて平行となるように配置されている。一方、複数の第4長尺体11Cは、陽極体11の軸方向に対して角度θ3とは反対方向に角度θ4だけ傾斜するとともに、一定の間隔d4を隔てて平行となるように配置されている。本実施形態において、角度θ3,θ4は同一角度であることとし、間隔d3,d4は同一間隔であることとする。複数の第3長尺体11Bと複数の第4長尺体11Cは、両者の交差位置において結合されることによって1枚のメッシュを有する平板を形成する。本実施形態において、上記の平板の両面のメッシュが全体に亘って面一となるように、複数の第3長尺体11Bと複数の第4長尺体11Cは、配置や結合の別プロセスを経ることなく初めから一体的に形成されることとする。そして、上記の平板に対して一定の曲率を有するように折り曲げ加工を施すことによって、陽極体11が円筒形状及びメッシュ形状を呈する電極として形成される。
このようにして、複数の第2貫通孔11Aは、夫々、陽極体11の軸方向に沿う方向と陽極体11の軸方向とは直交する方向との2方向において、隣接する第3長尺体11Bと隣接する第4長尺体11Cが交差する領域、即ち、隣接する第3長尺体11Bと隣接する第4長尺体11Cで囲まれる領域に整列するように形成される。第2貫通孔11Aは、隣接する第3長尺体11Bと隣接する第4長尺体11Cのうち上記の領域を形成する一部を各辺とする四角形状を呈している。本実施形態において、第2貫通孔11Aは、菱形形状を呈している。
複数の第3長尺体11Bと複数の第4長尺体11Cは、陽極体11に対する水素の気泡の接触角が180度に更に近づくように、四角柱形状を呈し、つまり、複数の第3長尺体11Bと複数の第4長尺体11Cの断面は、四角形状を呈している。
陽極体11は、例えば、チタン(Ti)に対して白金(Pt)をめっきするか、チタン(Ti)に対して白金(Pt)−イリジウム(Ir)をめっきすることによって形成される。
<<陽極体と陰極体の配置関係>>
陽極体11と陰極体12は、陽極体11の外径が陰極体12の内径よりも小さくなるように折り曲げ加工によって形成されている。つまり、陽極体11と陰極体12は、陽極体11が陰極体12に取り囲まれるように、換言すると、陽極体11の外周面が陰極体12の内周面と対向するように、同心円状に配置されている。又、陽極体11と陰極体12の間には、陽極体11の外周面と陰極体12の内周面との間を区切るための陰イオン交換膜13が配置されることとなる。陰イオン交換膜13の詳細については後述する。
<<陰イオン交換膜>>
陰イオン交換膜13は、原水に浸漬された状態において、水酸化物イオン(OH)のみを通過させる陰イオン濾過膜として機能する。
陰イオン交換膜13は、同心円状に配置されている陽極体11と陰極体12との間を区切るように、換言すると、陰イオン交換膜13の両面が夫々陽極体11の外周面及び陰極体12の内周面の双方に対向するように、陽極体11及び陰極体12とともに同心円状に配置されている。つまり、陰イオン交換膜13は、原水に浸漬された状態において、陰極体12の側から陽極体11の側への水素(H)の移動を禁止し、陽極体11の側から陰極体12の側への酸素(O)の移動を禁止する。従って、陰イオン交換膜13を境界として水素(H)と酸素(O)の行き来をなくし、陰極体12の側に水素(H)を効率よく生成することが可能になる。
陰イオン交換膜13は、イオン交換樹脂を膜状にしたもので、陰イオン交換用としてアニオン膜が用いられ、アニオン膜は、プラスの電荷交換基が固定されることによってプラスに帯電している。そのため、陽イオンは反発してアニオン膜を通過できず、陰イオンのみがアニオン膜を通過できることとなる。本実施形態の場合、水酸化物イオン(OH)のみがアニオン膜を通過することとなる。
陰イオン交換膜13に対するプラスの帯電状態は、陰イオンの通過に関わらず半永久的に持続する。そのため、陰イオン交換膜13は、イオン交換樹脂のような再生処理が不要となって、長時間連続して使用することが可能になる。
陰イオン交換膜13の厚みは例えば0.01mm〜0.5m程度と薄いため、実際に陽極体11と陰極体12との間に陰イオン交換膜13を配置する場合、陰イオン交換膜13に対して高い透水性を有する強靭な補強膜を貼り合わせることが望ましい。陰イオン交換膜13と補強膜を貼り合わせて1mm程度の厚みを確保することによって、陰イオン交換膜13の配置を容易とすることが可能になる。又、陰イオン交換膜13と補強膜を貼り合わせた厚みを一定とすることによって、設計を容易とすることが可能になる。
<<給電部材>>
陽極給電部材14は、陽極体11と電源16のプラス極との間を電気的に接続するための中継部材として機能する。陽極給電部材14は円柱形状を呈し、陽極給電部材14の外径は陽極体11の内径よりも小さく、又、陽極給電部材14の全長は陽極体11の全長(陽極体11の軸方向に沿う長さ)よりも短くなっている。そして、陽極給電部材14の一部が陽極体11の一方の開口11Dから突出して現れるように、陽極給電部材14は陽極体11の開口11D付近の内周面11Eに対して溶接(例えばスポット溶接)によって取り付けられている。陽極給電部材14は、陽極体11を形成する材料と同じ材料を用いて、例えば、チタン(Ti)に対して白金(Pt)をめっきするか、チタン(Ti)に対して白金(Pt)−イリジウム(Ir)をめっきすることによって形成される。
一方、陰極給電部材15は、陰極体12と電源16のマイナス極とを電気的に接続するための中継部材として機能する。陰極給電部材15は、陽極給電部材14と実質的に同等の円柱形状を呈している。そして、陰極給電部材15の一部が陰極体12の一方の開口12Dよりも外側に突出するように、換言すると、陰極給電部材15が陽極給電部材14と並んで配置されるように、陰極給電部材15は陰極体12の開口12D付近の外周面12Eに対して溶接(例えばスポット溶接)によって取り付けられている。陰極給電部材15は、陰極体12を形成する材料と同じ材料を用いて、例えば、チタン(Ti)に対して白金(Pt)をめっきするか、チタン(Ti)に対して白金(Pt)−イリジウム(Ir)をめっきすることによって形成される。
水素含有水生成装置1に対して上記の水素含有水生成電極10を採用することによって、水素の気泡を効率的に生成することが可能になる。
===水素含有水生成装置===
図2は、本実施形態に係る水素含有水生成装置の一例を示す側断面図である。
水素含有水生成装置1は、水素含有水生成電極10、電解槽20、下側基台30、上側基台40を含んで構成されている。
電解槽20は、水素含有水生成電極10が収容されるケースである。電解槽20は、例えば、水素含有水生成電極10を収容可能な内径を有する円筒形状を呈し、電解槽20の軸方向を鉛直方向に沿うように設置して用いられる。電解槽20の下側の側面には、電解槽20の内部に原水を流入させるための流入管21(流入口)が設けられている。尚、原水が水素含有水生成電極10に十分に行き渡るように、流入管21は、電解槽20における陽極体11の下側の開口11Dよりも更に下側に設けられていることとする。一方、電解槽20の上側の側面には、水素含有水を流出させるための流出管22(流出口)が設けられている。尚、水素含有水が水素を十分に含有するように、流出管22は、電解槽20における陽極体11の上側の開口11Fよりも更に上側に設けられていることとする。
下側基台30は、電解槽20の下側の開口23を密閉する蓋として機能する。下側基台30は、電解槽20の開口23に装着された状態において、陽極給電部材14及び陰極給電部材15の先端が電解槽20の外側に露出するように、陽極給電部材14及び陰極給電部材15が水密に挿通される挿通孔31,32を有している。陽極給電部材14及び陰極給電部材15の先端には雄螺子14A,15Aが設けられている。そして、電解槽20の外側に露出した状態の雄螺子14A,15Aに対してナット33,34を螺着することによって、水素含有水生成電極10を電解槽20の内部に設置することが可能になる。
上側基台40は、電解槽20の上側の開口24を密閉する蓋として機能する。支持部材41は、水素含有水生成電極10に発生した酸素を通過させる通過孔42を有し、水素含有水生成電極10に発生した酸素が効率よく脱気されるように、開口11Fと対向する上方位置に設けられている。又、支持部材43は、水素含有水生成電極10が電解槽20の内部に安定的に設置されるように、水素含有水生成電極10を開口11Fの上側から押さえるスペーサとして機能する。支持部材43は、水素含有水生成電極10の開口11Fを密閉する円筒形状を呈し、水素含有水生成装置10に装着された状態において、水素含有水生成電極10に発生した酸素を支持部材41の通過孔42に案内する案内管としても機能する。上側基台40は、電解槽20の開口24に装着された状態において、支持部材41の先端が電解槽20の外側に露出するように、支持部材41が挿通される挿通孔44を有している。電解槽20の外側に露出した状態の支持部材41の先端には脱気弁45が取り付けられ、更に、脱気弁45の上側には脱気孔46が取り付けられている。そして、脱気弁45を選択的に開放することによって、水素含有水生成電極10に発生した酸素を電解槽20の外側に効率よく脱気することが可能になる。又、上記の上側基台40、支持部材41,43、脱気弁45、脱気孔46を一体的に形成することによって、上側基台40を電解槽20の開口24に装着するのみで、水素含有水生成電極10を電解槽20の内部に安定的に設置させる機能と、水素含有水生成電極10に発生した酸素を効率よく脱気させる機能と、を同時に実現することが可能になる。
そして、水素含有水生成電極10の軸方向が鉛直方向に沿うように水素含有水生成装置1を設置し、陽極給電部材14と陰極給電部材15との間に電源16を接続し、流入管21から原水を給水して水素含有水生成電極10を全体的に浸漬させると、電気分解が行われて、流出管22から水素を十分に含有する水素含有水を取り出すことが可能になる。
===水素含有水の生成動作===
図3は、本実施形態に係る水素含有水生成装置における水素含有水の生成動作を説明するための図である。尚、図3は、図2の破線で囲まれた水素含有水生成電極10の一部であって、陽極体11、陰極体12,陰イオン交換膜13に対する原水(HO)、水素(H)、酸素(O)、水酸化物イオン(OH)の移動の様子が模式的に示されている。
先ず、陽極給電部材14と陰極給電部材15との間に電源16が接続され、陽極給電部材14と陰極給電部材15との間に一定値の直流電圧が印加されると、水素含有水生成電極10において、電子(e)の放出と吸収が行われることによって電流が流れ、電気分解が行われることとなる。
具体的には、陽極体11では下記の化学式(1)の反応が生じる。
4OH → 2HO+O+4e ・・・(1)
又、陰極体12では下記の化学式(2)の反応が生じる。
2HO+2e → H+2OH ・・・(2)
つまり、陽極体11では電子(e)の放出が行われ、陰極体12では電子(e)の吸収が行われ、原水(HO)の電気分解が行われることとなる。
陽極体11と陰極体12との間には陰イオン交換膜13が同心円状に配置されているため、電気分解によって陰極体12と陰イオン交換膜13との間の領域に発生した水酸化物イオン(OH)のみが、陰イオン交換膜13を通して陽極体11と陰イオン交換膜13との間の領域に移動する。
又、電気分解によって陰極体12と陰イオン交換膜13との間の領域に発生した水素(H)は、陰イオン交換膜13を通過することなく陰イオン交換膜13で反発され、陰極体12と陰イオン交換膜13との間の領域に留まる。そして、陰極体12は、水素(H)の気泡が陰極体12から離脱し易くなるようなメッシュ形状を呈しているため、水素(H)の気泡は、陰極体12の外周面を伝わりながら流出管22に向かって容易に上昇する。この結果、水素(H)を十分に含有する水素含有水を流出管22から流出させることが可能になる。
又、電気分解によって陽極体11と陰イオン交換膜13との間の領域に発生した酸素(O)は、陰イオン交換膜13を通過することなく陰イオン交換膜13で反発され、陽極体11と陰イオン交換膜13との間の領域に留まる。そして、陽極体11は、酸素(O)の気泡が陽極体11から離脱し易くなるようなメッシュ形状を呈しているため、酸素(O)の気泡は、陽極体11の内周面を伝わりながら通過孔42に向かって容易に上昇する。この結果、水素含有水を生成する際に不要成分として生成される酸素(O)の気泡を脱気孔46から排出させることが可能になる。
このように、陰イオン交換膜13を境として、陰極体12と陰イオン交換膜13との間の領域に存在する水素(H)と、陽極体11と陰イオン交換膜13との間の領域に存在する酸素(O)と、の行き来を完全になくすことによって、水素含有水を効率的に生成することが可能になる。
===水素含有水生成装置の適用例===
図4は、本実施形態に係る水素含有水生成装置を用いた入浴設備を示す図である。
入浴設備50は、浴槽51、流入管52、ポンプ53、流量計54、流出管55、水素含有水生成装置1を含んで構成されている。
水素含有水生成装置1は、浴槽51に貯留されている原水が流入されるとともに、原水を基に生成される水素含有水が浴槽51に向かって流出されるように、つまり、浴槽51との間で原水の流入及び水素含有水の流出が循環するように、流入管52及び流出管55を介して浴槽51と接続されている。
流入管52は、浴槽51に貯留されている原水が水素含有水生成装置1に流入されるように、水素含有水生成装置1の流入管21と接続される配管である。
ポンプ53は、浴槽51から水素含有水生成装置1へ原水を一定の割合で送出するように、流入管21,52の間に取り付けられている。
流出管55は、原水を基に生成される水素含有水が浴槽51内の原水と混ざり合うように、水素含有水生成装置1の流出管22と接続される配管である。
流量計54は、水素含有水生成装置1から浴槽51へ流れる水素含有水の流量を計測する計器であって、流出管22,55の間に取り付けられている。尚、水素含有水生成装置1において、ポンプ53の動作を契機として原水の流入動作が行われると、これに伴って水素含有水の流出動作もあわせて行われることとなる。
水素含有水生成装置1、ポンプ53、流量計54の動作タイミングは、不図示の制御装置によって制御されることとする。
先ず、ポンプ53が原水の送出動作を開始すると、浴槽51から水素含有水生成装置1へ原水が流入される。このとき、水素含有水生成装置1において、原水が流入管21に流入されることに伴って、電気分解が行われる前の原水が流出管22から流出されるため、流量計54が当該原水の流量を計測することとなる。そして、流出管22,55を流れる原水の流量が一定の流量に達すると、電源16の直流電圧が陽極給電部材14と陰極給電部材15との間に印加され、水素含有水生成装置1は水素含有水の生成動作を開始することとなる。水素含有水生成装置1が水素含有水の生成動作を継続することによって、浴槽51内の原水には水素含有水が混ざり合うこととなる。
尚、本実施形態に係る水素含有水生成装置1は、入浴設備の他に、水素を含有する飲料水を生成する設備に適用することも可能である。
===まとめ===
以上説明したように、本実施形態に係る水素含有水生成装置1は、原水(HO)を電気分解するための筒型の陽極体11と、陽極体11の外周面を取り囲むように配置され、原水(HO)を電気分解するための筒型の陰極体12と、陽極体11の外周面と陰極体12の内周面との間を区切るように配置され、陰極体12の側から陽極体11の側へ水酸化物イオン(OH)を通過させるとともに、陰極体12の側から陽極体11の側への水素(H)の移動及び陽極体11の側から陰極体12の側への酸素(O)の移動を禁止する陰イオン交換膜13と、陽極体11、陰極体12、陰イオン交換膜13が収容され、原水が流入する流入管21と、陽極体11の近傍において発生した酸素(O)を脱気する脱気孔46と、陰極体12の近傍において発生した水素(H)を含有する水素含有水が流出する流出管22と、を有する電解槽20と、を備えている。
そして、陰イオン交換膜13の厚みは例えば0.01mm〜0.5m程度と薄いため、実際に陽極体11と陰極体12との間に陰イオン交換膜13を配置する場合、例えば、陰イオン交換膜13に対して高い透水性を有する強靭な補強膜を貼り合わせることとする。陰イオン交換膜13と補強膜を貼り合わせて1mm程度の厚みを確保することによって、陰イオン交換膜13の配置を容易とすることが可能になる。又、陰イオン交換膜13と補強膜を貼り合わせた厚みを一定とすることによって、設計を容易とすることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、陰極体12は、円筒形状を呈し、水素(H)が陰極体12自体から離脱し易くなるように、内周面と外周面との間を貫通する複数の第1貫通孔12Aを有している。これによって、流出管22から水素含有水を効率的に流出させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、複数の第1貫通孔12Aは、水素(H)が陰極体12自体から離脱し易くなるように、陰極体12の軸方向に対して傾斜した辺を有する四角形状を呈している。これによって、流出管22から水素含有水を効率的に流出させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、陰極体12は、複数の第1貫通孔12が整列して形成されるように、陰極体12の軸方向に対して傾斜している複数の第1長尺体12Bと、複数の第1長尺体12Bと結合され、陰極体12の軸方向に対して複数の第1長尺体12Bとは反対方向に傾斜している複数の第2長尺体12Cと、含んで構成されている。これによって、流出管22から水素含有水を効率的に流出させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、複数の第1長尺体12B及び複数の第2長尺体12Cの断面は、夫々、水素(H)が陰極体12自体から離脱し易くなるように、四角形状を呈している。これによって、流出管22から水素含有水を効率的に流出させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、陽極体11は、円筒形状を呈し、酸素(O)が陽極体11自体から離脱し易くなるように、内周面と外周面との間を貫通する複数の第2貫通孔11Aを有している。これによって、脱気孔46から酸素(O)を効率的に脱気させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、複数の第2貫通孔11Aは、酸素(O)が陽極体11次隊から離脱し易くなるように、陽極体11の軸方向に対して傾斜した辺を有する四角形状を呈している。これによって、脱気孔46から酸素(O)を効率的に脱気させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、陽極体11は、複数の第2貫通孔11Aが整列して形成されるように、陽極体11の軸方向に対して傾斜している複数の第3長尺体11Bと、複数の第3長尺体11Bと結合され、陽極体11の軸方向に対して複数の第3長尺体11Bとは反対方向に傾斜している複数の第4長尺体11Cと、含んで構成されている。これによって、脱気孔46から酸素(O)を効率的に脱気させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、複数の第3長尺体11B及び複数の第4長尺体11Cの断面は、夫々、酸素(O)が陽極体11自体から離脱し易くなるように、四角形状を呈している。これによって、脱気孔46から酸素(O)を効率的に脱気させることが可能になる。
又、本実施形態に係る水素含有水生成装置1において、脱気孔46は、電解槽20における陽極体11よりも上側の上面に設けられている。これによって、脱気孔46から酸素(O)を効率的に脱気させることが可能になる。
又、流出管22は、電解槽20における陰極体12よりも上側の側面に設けられている。これによって、流出管22から水素含有水を効率的に流出させることが可能になる。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
1 水素含有水生成装置
10 水素含有水生成電極
11 陽極体
11A 第2貫通孔
11B 第3長尺体
11C 第4長尺体
12 陰極体
12A 第1貫通孔
12B 第1長尺体
12C 第2長尺体
13 陰イオン交換膜
14 陽極給電部材
15 陰極給電部材
16 電源
20 電解槽
21 流入管
22 流出管
23,24 開口
30 下側基台
40 上側基台
41,43 支持部材
45 脱気弁
46 脱気孔
前述した課題を解決する主たる本発明は、水素含有水生成装置であって、原水を電気分解するための筒型の陽極体と、前記陽極体の外周面を取り囲むように配置され、原水を電気分解するための筒型の陰極体と、前記陽極体の外周面と前記陰極体の内周面との間を区切るように配置され、前記陰極体の側から前記陽極体の側へ水酸化物イオンを通過させるとともに、前記陰極体の側から前記陽極体の側への水素の移動及び前記陽極体の側から前記陰極体の側への酸素の移動を禁止する陰イオン交換膜と、透水性を有し、前記陰イオン交換膜に張り合わされる補強膜と、前記陽極体、前記陰極体、前記陰イオン交換膜が収容され、原水が流入する流入口と、前記陽極体の近傍において発生した酸素を排出する排出口と、前記陰極体の近傍において発生した水素を含有する水素含有水が流出する流出口と、を有する電解槽と、を備える。

Claims (11)

  1. 原水を電気分解するための筒型の陽極体と、
    前記陽極体の外周面を取り囲むように配置され、原水を電気分解するための筒型の陰極体と、
    前記陽極体の外周面と前記陰極体の内周面との間を区切るように配置され、前記陰極体の側から前記陽極体の側へ水酸化物イオンを通過させるとともに、前記陰極体の側から前記陽極体の側への水素の移動及び前記陽極体の側から前記陰極体の側への酸素の移動を禁止する陰イオン交換膜と、
    前記陽極体、前記陰極体、前記陰イオン交換膜が収容され、原水が流入する流入口と、前記陽極体の近傍において発生した酸素を排出する排出口と、前記陰極体の近傍において発生した水素を含有する水素含有水が流出する流出口と、を有する電解槽と、
    を備えたことを特徴とする水素含有水生成装置。
  2. 前記陰極体は、円筒形状を呈し、水素が前記陰極体自体から離脱し易くなるように、内周面と外周面との間を貫通する複数の第1貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素含有水生成装置。
  3. 前記複数の第1貫通孔は、前記陰極体の軸方向に対して傾斜した辺を有する四角形状を呈する
    ことを特徴とする請求項2に記載の水素含有水生成装置。
  4. 前記陰極体は、前記複数の第1貫通孔が整列して形成されるように、前記陰極体の軸方向に対して傾斜している複数の第1長尺体と、前記複数の第1長尺体と結合され、前記陰極体の軸方向に対して前記複数の第1長尺体とは反対方向に傾斜している複数の第2長尺体と、含んで構成される
    ことを特徴とする請求項3に記載の水素含有水生成装置。
  5. 前記複数の第1長尺体及び前記複数の第2長尺体の断面は、夫々、四角形状を呈する
    ことを特徴とする請求項4に記載の水素含有水生成装置。
  6. 前記陽極体は、円筒形状を呈し、酸素が前記陽極体自体から離脱し易くなるように、内周面と外周面との間を貫通する複数の第2貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5の何れか一項に記載の水素含有水生成装置。
  7. 前記複数の第2貫通孔は、前記陽極体の軸方向に対して傾斜した辺を有する四角形状を呈する
    ことを特徴とする請求項6に記載の水素含有水生成装置。
  8. 前記陽極体は、前記複数の第2貫通孔が整列して形成されるように、前記陽極体の軸方向に対して傾斜している複数の第3長尺体と、前記複数の第3長尺体と結合され、前記陽極体の軸方向に対して前記複数の第3長尺体とは反対方向に傾斜している複数の第4長尺体と、含んで構成される
    ことを特徴とする請求項7に記載の水素含有水生成装置。
  9. 前記複数の第3長尺体及び前記複数の第4長尺体の断面は、夫々、四角形状を呈する
    ことを特徴とする請求項8に記載の水素含有水生成装置。
  10. 前記排出口は、前記電解槽における前記陽極体よりも上側の上面に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の水素含有水生成装置。
  11. 前記流出口は、前記電解槽における前記陰極体よりも上側の側面に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10の何れか一項に記載の水素含有水生成装置。
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