JP2014217820A - 電解水生成装置 - Google Patents

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康弘 才原
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千尋 井
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Abstract

【課題】容易に加工可能で、オゾンの発生量を向上し、導電性膜の劣化を低減する電解水生成装置を提供する。【解決手段】電解水生成装置は、内部に水が供給されるハウジング3と、ハウジング3の内部に収容され、平板状の給電体11、給電体11の上面に成膜された導電性ダイヤモンドからなる陽極12、陽極12の上面に形成される導電性膜13及び導電性膜13の上面に形成される陰極14を備え、ハウジング3に供給された水を電解することにより電解水を生成する電解素子1と、陰極14の表面の一部が、ハウジング3に供給された水に対して露出するように、陰極14の表面を遮蔽する遮蔽部21とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、水を電解処理する電解水生成装置に関する。
水を電解処理することにより、オゾンが溶解された電解水を生成する電解水生成装置として、内側から順に、円筒状の陽極、導電性膜(イオン交換膜)及び陰極が、それぞれ接触するように配置された電解水生成装置が提案されている(特許文献1参照)。一般的な電解水生成装置は、陽極において発生したオゾンが陰極において還元されることにより過酸化水素水が発生し、過酸化水素水が酸化することにより発生したヒドロキシルラジカル(OHラジカル)が、有機材料からなる導電性膜を劣化させる可能性がある。特許文献1に記載の電解水生成装置は、陽極と陰極とが、導電性膜を隔てて配置されるため、陽極において発生したオゾンが、陰極に到達しにくく、導電性膜の劣化を低減できる。
特開2000−169989号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電解水生成装置は、陽極が白金からなるため、加工性が良く網状に加工できるが、オゾンの発生量が比較的少なくなってしまう。
本発明は、上記問題点を鑑み、容易に加工可能で、オゾンの発生量を向上し、導電性膜の劣化を低減する低減電解水生成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、内部に水が供給されるハウジングと、前記ハウジングの内部に収容され、平板状の給電体、前記給電体の上面に成膜された導電性ダイヤモンドからなる陽極、前記陽極の上面に形成される導電性膜及び前記導電性膜の上面に形成される陰極を備え、前記ハウジングに供給された水を電解することにより電解水を生成する電解素子と、前記陰極の表面の一部が、前記ハウジングに供給された水に対して露出するように、前記陰極の表面を遮蔽する遮蔽部とを備える電解水生成装置であることを要旨とする。
本発明の第2の態様に係る電解水生成装置は、第1の態様に係る電解水生成装置において、前記導電性膜は、それぞれ帯状であり、互いに平行に複数形成され、前記陰極は、それぞれ平板状であり、複数の前記導電性膜の上面の全面にそれぞれ形成されることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る電解水生成装置は、第1又は第2の態様に係る電解水生成装置において、前記遮蔽部は、一体成型され、前記導電性膜と前記陰極との界面を含むように前記陰極の側面を遮蔽することを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る電解水生成装置は、第1〜第3のいずれかの態様に係る電解水生成装置において、前記遮蔽部は、前記ハウジングと一体成型されることを特徴とする。
本発明によれば、容易に加工可能で、オゾンの発生量を向上し、導電性膜の劣化を低減する電解水生成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電解水生成装置の基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係る電解水生成装置が備える電解素子を説明する模式的な斜視図である。(b)は、(a)のX−X方向から見た断面図である。(c)は、(a)のY−Y方向から見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電解水生成装置の基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る電解水生成装置が備える電解素子を説明する模式的な斜視図である。(b)は、(a)のX−X方向から見た断面図である。 本本発明の第2実施形態に係る電解水生成装置が備える遮蔽部を説明する模式的な平面図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る電解水生成装置の基本的な構成を説明する模式的な斜視図である。(b)は、(a)のX−X方向から見た断面図である。 図6(b)に対応する分解断面図である。 本発明の他の実施形態に係る電解水生成装置が備える遮蔽部を説明する模式的な断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る電解水生成装置は、図1に示すように、水を電解することにより、オゾンが溶解された電解水を生成する電解素子1と、ハウジング3と、配管4a,4bと、電解素子1に電力を供給する電源部5とを備える。
ハウジング3は、例えば両端側が塞がれた円筒状であり、内部に電解素子1を収容する。ハウジング3は、両端側に、それぞれ内部に通じる配管4a,4bが接続される。ハウジング3は、一端側の配管4aから内部に水が供給され、電解素子1により生成された電解水を、他端側の配管4bから外部に吐出する。ハウジング3は、例えばアクリル、ABS樹脂等の耐オゾン性を有する絶縁体からなる。
配管4aは、例えば、水道圧やポンプ等により、ハウジング3の内部に水を供給する。配管4bは、下流側を吐出口としてそのまま吐出するようにしてもよく、下流側に水処理用の反応漕を接続し、反応漕に吐出するようにしてもよい。ハウジング3の内部に供給する原水は、水道水であってもよく、純水であってもよい。
電解素子1は、図2(a)〜(c)に示すように、平板状の給電体11と、給電体11の上面に成膜された陽極12と、陽極12の上面に複数形成された導電性膜13と、導電性膜13の上面にそれぞれ形成された陰極14とを備える。給電体11は、電源部5の正極に接続される。陰極14は、電源部5の負極にそれぞれ接続される。
給電体11は、例えばニオブ(Nb)、チタン(Ti)等の金属やシリコン(Si)等の半導体からなり、幅10mm、長さ50mm程度の導電性基板である。陽極12は、ホウ素(B)等がドーピングされた導電性ダイヤモンドからなる。陽極12は、例えば、プラズマ化学気相成長(CVD)法や熱フィラメント法等により、3μm程度の厚さを有するように、給電体11の上面に成膜された後、ドーパントが導入される。
導電性膜13は、それぞれ帯状であり、陽極12の上面に、互いに平行に形成される。導電性膜13は、プロトン導電型のイオン交換膜である。導電性膜13は、例えば100〜200μm程度の厚さを有する。陰極14は、それぞれ平板状であり、導電性膜13の上面の全面にそれぞれ形成される。陰極14は、例えば、白金(Pt)、ステンレス等の金属材料からなり、1mm程度の厚さを有する。
導電性膜13及び陰極14は、水が配管4a側から配管4b側へ流れる方向に沿うようにそれぞれ形成される。陽極12、導電性膜13及び陰極14は、互いが囲む箇所に水の流路を複数形成することにより、水を整流することができる。
第1実施形態に係る電解水生成装置は、陰極14の表面の一部が、ハウジング3に供給される水に対して露出するように、陰極14の表面を遮蔽する遮蔽部21を更に備える。遮蔽部21は、絶縁体からなる。遮蔽部21は、陰極14の上面から長手方向の側面までを被覆するように形成されるが、陰極14の上面と遮蔽部21とが間隙を有するように形成される。遮蔽部21は、例えば断面がU字型の溝部を有する。遮蔽部21は、図2(a)〜(c)に示す例において、陰極14の長手方向の側面を被覆し、短手方向の側面を露出するが、短手方向の側面を被覆するようにしてもよい。
なお、陰極14を被覆する領域の遮蔽部21は、完全に陰極14と接している必要はなく、陽極12側において発生したオゾンが、水の摩擦係数及び粘性によって、陰極14と遮蔽部21との間に入らない程度に、実質的に被覆していればよい。
ハウジング3の内部に配管4aを介して水が供給されると、電解素子1が水に浸漬される。電解素子1は、電源部5から電力が供給されることにより、陽極12と陰極14との間に電圧が印加され、ハウジング3に供給された水を電解し、陽極12とイオン供給する導電性膜13との界面においてオゾン(O)及び酸素(O)を発生させる。陽極12側における電気化学反応は、式(1)、(2)のように表される。陰極14側における電気化学反応は、式(3)のように表される。
3HO→O+6H+6e- …(1)
2HO→O+4H+4e- …(2)
2HO+2e-→2OH-+H …(3)
陽極12側におけるオゾン及び酸素の発生割合は、陽極12及び陰極14の材料や電位差等により決定される。陽極12と陰極14との間の電圧は、例えば数V〜数十Vであり、電圧が高いほどオゾン発生量が大きくなる。陽極12と導電性膜13との界面において発生したオゾンは、配管4a側から配管4b側に流れる水に流され、配管4bを介してハウジング3の外部に吐出される。
一般に、陽極側において発生したオゾンは、陰極近傍において還元され、過酸化水素水となり、過酸化水素水とオゾンが反応してOHラジカルが生成される。OHラジカルは、導電性膜のスルホン酸基(−SOH)と反応し、導電性膜の劣化を促進する。
第1実施形態に係る電解水生成装置は、陽極12側において発生したオゾンが、導電性膜13及び陰極14の長手方向に沿って流れ、ハウジング3の外部に吐出される。この為、発生したオゾンは、陽極12、導電性膜13及び陰極14の近傍において段差なく水に流され、水に溶解されやすい。加えて、第1実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部21を備えることにより、陽極12側において発生したイオンが、陰極14側において還元されにくくなる。したがって、第1実施形態に係る電解水生成装置は、過酸化水素水の発生を低減できるので、OHラジカルの生成を低減し、導電性膜13の劣化を低減することができる。
また、第1実施形態に係る電解水生成装置は、陽極12が導電性ダイヤモンドからなるので、二酸化鉛(ZnO)、白金(Pt)、酸化タンタル(Ta)等の他の材料と比較して電位窓大きいことなどが電気化学的に優れ、オゾンの発生効率が高い。また、第1実施形態に係る電解水生成装置は、加工性が低い導電性ダイヤモンドからなる陽極12が、給電体11の上面に成膜されるので、陽極12に対する他の工程が不要であり、容易に加工可能である。
また、第1実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部21が、陰極14の表面の一部が露出するように、陰極14の表面を遮蔽することにより、陰極14側において発生する水素ガスを陰極14と遮蔽部21との間から水中に逃がすことができる。よって、遮蔽部21の剥離や変形を低減することができ、より確実に導電性膜13の劣化を低減することができる。
また、第1実施形態に係る電解水発生装置は、遮蔽部21が陰極14の配管4a側の側面を被覆するようにしてもよい。これにより、過酸化水素水の生成を更に低減することができるので、導電性膜13の劣化を更に低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る電解水発生装置は、図3に示すように、溝部を有する遮蔽部21でなく、一体成型された櫛歯状の遮蔽部22を備える点で第1実施形態と異なる。第2実施形態において説明しない他の構成は、第1実施形態と実質的に同様であるので、重複する説明を省略する。
遮蔽部22は、図4(a),(b)、図5に示すように、帯状の根元部221と、根元部221から、根元部221に対してそれぞれ垂直に延伸するそれぞれ帯状の櫛歯部222とを備える。遮蔽部22は、例えば、耐オゾン性を有するアクリル、プラスチック、ゴム等からなる平板状の絶縁体を櫛歯状に加工することにより形成される。遮蔽部22は、櫛歯部222の側面が、導電性膜13と陰極14との界面と接触するように、隣り合う導電性膜13と陰極14との間隙に挿入される。櫛歯部222は、根元部221の側面が導電性膜13と陰極14との界面と接触するまで挿入される。
遮蔽部22は、陰極14の表面の一部が、ハウジング3に供給される水に対して露出し、前記導電性膜と前記陰極との界面を含むように、陰極14の表面を遮蔽する。遮蔽部22は、隣り合う導電性膜13と陰極14との間隙において、遮蔽部22の上方及び下方に水の流路を形成する。
第2実施形態に係る電解水発生装置は、陽極12側において発生したオゾンが、遮蔽部22の下方に形成された流路を流れ、ハウジング3の外部に吐出される。この為、発生したオゾンは、陽極12、導電性膜13及び陰極14の近傍において段差なく水に流され、水に溶解されやすい。加えて、第2実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部22を備えることにより、陽極12側において発生したイオンが、陰極14側において還元されにくくなる。したがって、第2実施形態に係る電解水生成装置は、過酸化水素水の発生を低減できるので、OHラジカルの生成を低減し、導電性膜13の劣化を低減することができる。
また、第2実施形態に係る電解水生成装置は、陽極12が導電性ダイヤモンドからなるので、二酸化鉛(ZnO)、白金(Pt)、酸化タンタル(Ta)等の他の材料と比較して電位窓大きいことなどが電気化学的に優れ、オゾンの発生効率が高い。また、第2実施形態に係る電解水生成装置は、加工性が低い導電性ダイヤモンドからなる陽極12が、給電体11の上面に成膜されるので、陽極12に対する他の工程が不要であり、容易に加工可能である。
また、第2実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部22が、陰極14の表面の一部が露出するように、陰極14の表面を遮蔽することにより、陰極14側において発生する水素ガスを陰極14と遮蔽部21との間から水中に逃がすことができる。よって、遮蔽部22の剥離や変形を低減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る電解水発生装置は、図6(a),(b)に示すように、箱状のハウジング3Aと、ハウジング3Aと一体成型されたリブ状の遮蔽部23を備える点で第1実施形態と異なる。第3実施形態において説明しない他の構成は、第1実施形態と実質的に同様であるので、重複する説明を省略する。
ハウジング3Aは、上面の全面を開口する直方体の箱状の容器32と、容器32の上面を塞ぐ蓋部31とから構成される。容器32は、内部に電解素子1を収容する。容器32は、両端側の側壁に、それぞれ内部に通じる配管4a,4bが接続される。容器32は、一端側の配管4aから内部に水が供給され、電解素子1により生成された電解水を、他端側の配管4bから外部に吐出する。ハウジング3Aは、例えばアクリル、ABS樹脂等の耐オゾン性を有する絶縁体からなる。
蓋部31は、下面に、導電性膜13及び陰極14に対して平行な複数の遮蔽部23が形成される。遮蔽部23は、それぞれ、四角柱状であり、1つの側面が蓋部31の下面と連結する。遮蔽部23は、それぞれ、互いに対向する2つの側面が、導電性膜13と陰極14との界面と接触するように、隣り合う導電性膜13と陰極14との間隙に挿入される。
遮蔽部23は、陰極14の表面の一部が、ハウジング3Aに供給される水に対して露出するように、陰極14の表面を遮蔽する。蓋部31は、陰極14の上面と蓋部31の下面とが間隙を有するように形成される。
第3実施形態に係る電解水発生装置は、陽極12側において発生したオゾンが、遮蔽部23の下方に形成された流路を流れ、ハウジング3Aの外部に吐出される。この為、発生したオゾンは、陽極12、導電性膜13及び陰極14の近傍において段差なく水に流され、水に溶解されやすい。加えて、第3実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部23を備えることにより、陽極12側において発生したイオンが、陰極14側において還元されにくくなる。したがって、第3実施形態に係る電解水生成装置は、過酸化水素水の発生を低減できるので、OHラジカルの生成を低減し、導電性膜13の劣化を低減することができる。
また、第3実施形態に係る電解水生成装置は、陽極12が導電性ダイヤモンドからなるので、二酸化鉛(ZnO)、白金(Pt)、酸化タンタル(Ta)等の他の材料と比較して電位窓大きいことなどが電気化学的に優れ、オゾンの発生効率が高い。また、第3実施形態に係る電解水生成装置は、加工性が低い導電性ダイヤモンドからなる陽極12が、給電体11の上面に成膜されるので、陽極12に対する他の工程が不要であり、容易に加工可能である。
また、第3実施形態に係る電解水生成装置は、遮蔽部23が、陰極14の表面の一部が露出するように、陰極14の表面を遮蔽することにより、陰極14側において発生する水素ガスを陰極14と遮蔽部23との間から水中に逃がすことができる。よって、遮蔽部23の剥離や変形を低減することができる。
また、第3実施形態に係る電解水発生装置は、遮蔽部23がハウジング3Aの蓋部31と一体成型されることにより、図7に示すように、容器32の内部に電解素子1を収容し、蓋部31を上方から設置することにより組み立て可能である。よって、第3実施形態に係る電解水発生装置は、サイズを低減でき、組み立て作業が容易となり、製造コストを低減できる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明を実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた第1実施形態おいて、電解水生成装置は、図8に示すように、陰極14の側面の全面を被覆し、陰極14の上面の全面を露出する遮蔽部21Aを備えるようにしてもよい。また、遮蔽部21Aは、導電性膜13と陰極14との界面を含むように陰極14を遮蔽してもよく、陰極14の上面を超えて上方に延伸するようにしてもよい。
また、既に述べた第1〜第3実施形態において、電解水発生装置は、水を用いてオゾンを発生させることに限らず、例えば、食塩水を用いて次亜塩素酸(HClO)を発生させるようにして、殺菌や水処理に利用してもよい。
また、既に述べた第1〜第3実施形態において、ハウジング3は、円筒状、箱状に限らず、内部に電解素子1を収容し、水を流すことができ形状であれば、種々の形状であってよい。
また、既に述べた第1〜第3実施形態において、電解水発生装置は、ハウジング3の内部にオゾンによる気泡が滞留した場合において、気泡を外部に逃がすため排出手段を備えるようにしてもよい。排出手段は、例えば、気液分離槽、排気弁等により構成可能である。この場合、排出手段は、オゾンを分解する分解手段を備えるようにしてもよい。分解手段は、活性炭、紫外線ランプ、紫外線LED等により構成可能である。
また、既に述べた第1〜第3実施形態において、電解水生成装置は、原水が著しく汚れている場合において、配管4aの上流側に、浄水処理を行う浄化手段を備えても良い。浄化手段は、例えば、原水の水質に応じて、逆浸透(RO)膜やナノフィルタ(NF)膜などの分離膜や、活性炭などの吸着手段、砂ろ過フィルター、不織布、イオン交換樹脂等により構成可能である。
また、既に述べた第1〜第3実施形態に係る電解水生成装置は、例えば平均流速を上げることにより、発生したオゾンを陰極14側に到達する前に素早く外部に吐出するようにしてもよい。この場合、例えば配管4aの上流側にポンプを備え、ポンプの出力を上げることで平均流速を増大させることができる。
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 電解素子
3,3A ハウジング
4a,4b 配管
11 給電体
12 陽極
13 導電性膜
14 陰極
21,21A,22,23 遮蔽部

Claims (4)

  1. 内部に水が供給されるハウジングと、
    前記ハウジングの内部に収容され、平板状の給電体、前記給電体の上面に成膜された導電性ダイヤモンドからなる陽極、前記陽極の上面に形成される導電性膜及び前記導電性膜の上面に形成される陰極を備え、前記ハウジングに供給された水を電解することにより電解水を生成する電解素子と、
    前記陰極の表面の一部が、前記ハウジングに供給された水に対して露出するように、前記陰極の表面を遮蔽する遮蔽部と
    を備えることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記導電性膜は、それぞれ帯状であり、互いに平行に複数形成され、
    前記陰極は、それぞれ平板状であり、複数の前記導電性膜の上面の全面にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の電解水生成装置。
  3. 前記遮蔽部は、一体成型され、前記導電性膜と前記陰極との界面を含むように前記陰極の側面を遮蔽することを特徴とする請求項1又は2に記載の電解水生成装置。
  4. 前記遮蔽部は、前記ハウジングと一体成型されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解水生成装置。
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