JPWO2017175295A1 - 増幅器 - Google Patents

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Abstract

従来の増幅器は、消費電力を下げるためにアイドル電流を下げた場合、線形性が劣化するこという課題があった。本発明の増幅器は、バイアス電流を流すバイアス回路と、バイアス電流に対応する出力電流を流し、信号を増幅する増幅素子と、信号を検波し、検波した信号の振幅に応じた電流をバイアス電流から減算するバイアス電流減算回路と、バイアス電流減算回路より高い動作開始点を有し、信号を検波し、検波した信号の振幅に応じた電流をバイアス電流に加算するバイアス電流加算回路とを備える。

Description

本発明は、衛星通信、地上波マイクロ波通信、移動体通信に使用される増幅器に関するものである。
特許文献1には、従来の高周波増幅器が開示されている。従来の高周波増幅器は、高周波差動信号入力端子、高周波差動信号出力端子、高周波増幅素子、バイアス用FET、負荷抵抗、バイアス抵抗、定電流源、電源、入力電力検波用FET、カレントミラー用FETから構成されている。
次に動作について説明する。まず、高周波差動信号が、高周波差動信号入力端子から入力される。高周波差動信号は、高周波増幅素子により増幅されて高周波差動信号出力端子から出力される。高周波増幅素子とバイアス用FETとはカレントミラー回路を構成しているため、バイアス用FETの電流は、高周波増幅素子に所定のカレントミラー比でコピーされる。バイアス用FETの電流は、定電流源の出力電流により決定されるので、高周波増幅素子には、バイアス電流として、定電流源の出力電流が所定のカレントミラー比に応じて与えられる。
ここで、入力電力検波用FETは、高周波入力信号の電力が増加すると、高周波信号が整流された結果として、ドレイン電流が増加する。増加したドレイン電流は、定電流源の出力電流に加算され、カレントミラー用FETを介してバイアス用FETに供給される。したがって、バイアス用FETの電流は増加する。バイアス用FETの電流が増加するので、バイアス用FETとカレントミラー回路を構成する高周波増幅素子の電流も増加する。このように、従来の高周波増幅器は、高周波入力信号の電力に応じて、高周波増幅素子のバイアス条件を変化させることができる。
これにより、高い入力電力で高周波増幅器の利得の線形特性が下ぞりする領域では、入力電力に応じて高周波増幅器のバイアス電流を増加させる動作を行うことで、高い飽和電力を実現できる効果がある。ここで、下ぞりとは入力電力に対して利得圧縮が生じること(利得が低下すること)をいう。なお、上ぞりとは入力電力に対して利得拡大が生じること(利得が増加すること)をいう。
特開2010−273284号公報
従来の高周波増幅器は上記のように構成されるので高飽和特性が得られるが、消費電力を下げるために、高周波増幅素子1及び2の動作条件(バイアス条件)をA級動作からB級動作に近づけ、アイドル電流を下げた場合、高周波増幅素子1及び2の電流を増加させる機能しか持たないため、高入力電力時に利得の上ぞりが発生し、線形性が劣化するという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、増幅器のアイドル電流を下げた場合でも、線形性が劣化することを抑制できる増幅器を得ることを目的とする。
本発明の増幅器は、バイアス電流を流すバイアス回路と、バイアス電流に対応する出力電流を流し、信号を増幅する増幅素子と、信号を検波し、検波した信号の振幅に応じた電流をバイアス電流から減算するバイアス電流減算回路と、バイアス電流減算回路より高い動作開始点を有し、信号を検波し、検波した信号の振幅に応じた電流をバイアス電流に加算するバイアス電流加算回路とを備える。
この発明によれば、増幅器のアイドル電流を下げた場合でも、線形性が劣化することを抑制できる
この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の一構成例を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の入力電力に対する電流特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の入力電力に対するバイアス電流と利得特性との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態2にかかる高周波増幅器の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2にかかる高周波増幅器の他の構成例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の一構成例を示す回路図である。
本高周波増幅器は、入力端子1、出力端子2、高周波増幅用トランジスタ3(増幅素子の一例)、負荷抵抗5、バイアス抵抗6、電源端子8、バイアス回路21と、バイアス電流減算回路22と、バイアス電流加算回路23と、オフセット回路24とを備える。
入力端子1は、高周波信号が入力される端子である。
出力端子2は、増幅された高周波信号が出力される端子である。
高周波増幅用トランジスタ3は、入力される高周波信号を増幅するトランジスタである。高周波増幅用トランジスタ3のゲート端子(制御端子)は、バイアス抵抗6を介してバイアス用とトランジスタ4のゲート端子に接続される。高周波増幅用トランジスタ3のドレイン端子(電流供給端子)は、負荷抵抗5及び出力端子2に接続される。高周波増幅用トランジスタ3のソース端子(被電流供給端子)は、GNDに接続される。高周波増幅用トランジスタ3は、n型トランジスタであり、例えば、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタ、バイポーラトランジスタ、FET(Field Effect Transistor )などが用いられる。
バイアス回路21は、高周波増幅用トランジスタ3のドレイン電流に対応するバイアス電流が流れる回路である。バイアス回路21は、バイアス用トランジスタ4(第1のトランジスタの一例)、カレントミラー用トランジスタ12(第2のトランジスタの一例)、及び電流源7から構成される。バイアス用トランジスタ4は、高周波増幅用トランジスタ3とカレントミラーの関係になっており、バイアス用トランジスタ4に流れるバイアス電流は、所定のカレントミラー比で高周波増幅用トランジスタ3にコピーされる。カレントミラー比は、バイアス用トランジスタ4のサイズと高周波増幅用トランジスタ3のサイズとの比で決定される。バイアス用トランジスタ4のゲート端子は、ドレイン端子に接続され、抵抗6を介して高周波増幅用トランジスタ3のゲート端子に接続される。バイアス用トランジスタ4のドレイン端子は、電流源7及びカレントミラー用トランジスタ12のドレイン端子に接続される。バイアス用トランジスタ4のソース端子は、GNDに接続される。カレントミラー用トランジスタ12のソース端子は、電源端子8に接続され、バイアス用トランジスタ4にバイアス電流を供給する。電流源7は、カレントミラー用トランジスタ12に並列に接続され、バイアス用トランジスタ4にオフセット電流を供給する。バイアス用トランジスタ4は、n型トランジスタであり、カレントミラー用トランジスタ12は、p型トランジスタである。例えば、バイアス用トランジスタ4及びカレントミラー用トランジスタ12には、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、FETなどが用いられる。
バイアス電流減算回路22は、高周波増幅用トランジスタ3の入力端子に並列接続され、高周波入力信号の電力を検波し、検波した電力に応じて、バイアス用トランジスタ4のバイアス電流から電流Iaを減算する回路である。バイアス電流減算回路22は、入力電力検波用トランジスタ9(第3のトランジスタの一例)で構成される。入力電力検波用トランジスタ9のゲート端子は、入力端子1、抵抗6、及び高周波増幅用トランジスタ3のゲート端子に接続され、ドレイン端子は、電流源7、カレントミラー用トランジスタ12のドレイン端子及びバイアス用トランジスタ4のドレイン端子に接続される。バイアス用トランジスタ4と入力電力検波用トランジスタ9とは、カレントミラーの関係にある。入力電力検波用トランジスタ9のバイアスは、高周波増幅用トランジスタ3のバイアスと同じである。例えば、高周波増幅用トランジスタ3のバイアスがB級であれば、入力電力検波用トランジスタ9のバイアスもB級である。また、入力電力検波用トランジスタ9のサイズは、高周波増幅器の効率を劣化させないために、高周波増幅用トランジスタ3と比較して十分小さくすることが望ましい。入力電力検波用トランジスタ9は、高周波増幅用トランジスタ3と同じタイプのトランジスタであり、例えば、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、FETなどが用いられる。なお、バイアス電流減算回路22は、入力電力を検波し、検波した電力に応じて自身の電流を制御する回路であれば、どのような回路であっても良い。
バイアス電流加算回路23は、高周波入力信号の電力を検波し、検波した電力に応じてバイアス用トランジスタ4にバイアス電流を加算する回路である。バイアス電流加算回路23は、入力電力検波用トランジスタ10(第4のトランジスタの一例)、カレントミラー用トランジスタ11(第5のトランジスタの一例)で構成される。入力電力検波用トランジスタ10のゲート端子は、入力端子1、抵抗6、及び高周波増幅用トランジスタ3のゲート端子に接続され、ドレイン端子は、電流源13、カレントミラー用トランジスタ11のドレイン端子に接続され、ソース端子は、GNDに接続される。カレントミラー用トランジスタ11のゲート端子は、自身のドレイン端子及びカレントミラー用トランジスタ12のゲート端子に接続され、ドレイン端子は、入力検波用トランジスタ10のドレイン端子及びオフセット回路24に接続され、ソース端子は、電源端子8及びオフセット回路24に接続される。カレントミラー用トランジスタ11は、電源端子8から供給される電流を入力電力検波用トランジスタ10に供給している。カレントミラー用トランジスタ11とカレントミラー用トランジスタ12とは、カレントミラーの関係になっており、カレントミラー用トランジスタ11に流れる電流は、カレントミラー用トランジスタ12にコピーされる。カレントミラー用トランジスタ11は、p型トランジスタであり、例えば、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、FETなどが用いられる。
また、バイアス用トランジスタ4と入力電力検波用トランジスタ10とは、カレントミラーの関係にある。入力電力検波用トランジスタ10のバイアスは、高周波増幅用トランジスタ3のバイアスと同じである。例えば、高周波増幅用トランジスタ3のバイアスがB級であれば、入力電力検波用トランジスタ10のバイアスもB級である。また、入力電力検波用トランジスタ10のサイズは、高周波増幅器の効率を劣化させないために、高周波増幅用トランジスタ3と比較して十分小さくすることが望ましい。入力電力検波用トランジスタ9は、高周波増幅用トランジスタ3と同じタイプのトランジスタであり、例えば、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタ、FETなどが用いられる。なお、バイアス電流加算回路23は、入力電力を検波し、検波した電力に応じて自身の電流を制御する回路であれば、どのような回路であっても良い。また、バイアス電流加算回路23は、オフセット回路24を含む構成であっても良い。
オフセット回路24は、バイアス電流加算回路23の動作開始点をオフセットさせるために、電流源13の電流をバイアス電流加算回路23に供給する回路である。電流源13の電流が大きいほど、オフセット量は大きくなり、バイアス電流加算回路23の動作開始点は、高入力電力側にシフトする。ここで、電流源13の電流と電流源7の電流との比は、カレントミラー用トランジスタ11及びカレントミラー用トランジスタ12から構成されるカレントミラー回路のカレントミラー比に対応している。電流源13は、カレントミラー用トランジスタ11に対して並列に接続される。例えば、電流源13は、定電圧源に抵抗を装荷した回路やバンドギャップ電流源回路が用いられる。
次に、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の動作について説明する。
高周波信号は、入力端子1から入力され、高周波増幅用トランジスタ3に入力される。この際、負荷抵抗4により入力インピーダンスが高くなっているため、バイアス用トランジスタ4に、高周波信号は実質、入力されない。高周波増幅用トランジスタ3は、高周波信号を増幅し、増幅した高周波信号を出力端子2から出力する。高周波信号の電力が低い場合は、高周波増幅用トランジスタ3とバイアス用トランジスタ4とは、カレントミラー回路を構成しているため、電流源7の電流が、カレントミラー比に応じて、電源端子8から高周波増幅用トランジスタ3に与えられる。
入力される高周波信号の電力が増加すると、入力電力検波用トランジスタ9は、整流作用によりドレイン電流Iaを増加させるため、高周波入力電力の増加量に応じて電流源7から出力されたバイアス電流IbiasからIaを減算する動作を行う。
一方、入力電力検波用トランジスタ10も、高周波信号の電力が増加するとドレイン電流Ibを増加させるが、入力電力検波用トランジスタ10は、カレントミラー用トランジスタ11に接続されているので、増加したドレイン電流は、カレントミラー用トランジスタ11及び12を介してカレントミラー比倍されて、バイアス電流Ibiasに加算される。
ここで、電流源13は、入力電力検波用トランジスタ10に一定のオフセット電流を与えているため、入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流が増加してオフセット電流を超えるまでは、カレントミラー用トランジスタ11及び12に、ドレイン電流は流れない。つまり、入力電力が小さいときには、入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流は増加せず、カレントミラー用トランジスタ11及び12に、ドレイン電流は流れない。そして、一定の入力電力を超え、入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流が電流源13のオフセット電流を超えると、入力電力検波用トランジスタ10の増加したドレイン電流(ΔIb=入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流−電流源13のオフセット電流)が、カレントミラー用トランジスタ11及び12を介してバイアス電流Ibiasに加算される。
図2は、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の入力電力に対する電流特性を示す特性図である。
Iaは、入力電力検波用トランジスタ9のドレイン電流であり、Ibは、入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流であり、Ibiasは、バイアス用トランジスタ4のドレイン電流である。なお、バイアス用トランジスタ4と高周波増幅用トランジスタ3とは、カレントミラー回路を構成しているので、Ibiasは、高周波増幅用トランジスタ3のドレイン電流と対応する。
バイアス電流減算回路22の入力電力検波用トランジスタ9は、入力電力の増加とともにドレイン電流を増加させるので、Iaは、入力電力に対して増加する。入力電力検波用トランジスタ9は、バイアス用トランジスタ4と並列に接続されており、Iaは、バイアス電流Ibiasから分岐した電流なので、Iaが増加する分、Ibiasは、減少する。つまり、入力電力検波用トランジスタ9は、IbiasからIaを減算する動作を行う。そのため、図2において、−Iaの変化とIbiasの変化とは対応している。
バイアス電流加算回路23の入力電力検波用トランジスタ10は、入力電力が増加し、所定の電力を超えるとドレイン電流Ibを増加させ、カレントミラー用トランジスタ11及び12を介してバイアス電流Ibiasを増加させる。結果として、入力電力検波用トランジスタ10は、入力電力検波用トランジスタ10のドレイン電流の増加量ΔIbをバイアス用トランジスタ4のバイアス電流Ibiasに加算する動作を行う。そのため、図2において、入力電力が高い領域で、Ibiasの変化とIbの変化とは対応している。
入力電力検波用トランジスタ10の動作開始点(Ibの増加が開始する点)は、入力電力検波用トランジスタ9の動作開始点(Iaの増加が開始する点)と異なるが、これは、オフセット回路24の電流源13が、オフセット電流を入力電力検波用トランジスタ10に供給しているためである。Ibが電流源13のオフセット電流を超えるまで、入力電力検波用トランジスタ10は動作しないので、電流源13は入力電力検波用トランジスタ9の動作開始点にオフセットを与えている。これにより、図2に示すように、高周波入力電力の増加に対してIaが先に増加し、さらに入力電力が増加するとIbの増加が始まる特性となる。したがって、Ibiasは、まず、入力電力の増加にともない減少し、されに入力電力が増加すると増加するという特性になる。
図3は、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の入力電力に対するバイアス電流と利得特性との関係を示す説明図である。
Ibiasは、バイアス用トランジスタ4のドレイン電流であり、高周波増幅用トランジスタ3のドレイン電流と対応する。実線は、上記で述べたバイアス制御を行う場合の利得特性であり、破線は、バイアス制御を行なわない場合の利得特性である。図3に示す線形領域では、バイアス電流減算回路22の動作が支配的となり、バイアス電流Ibiasが減少する。Ibiasと高周波増幅用トランジスタ3の利得とは対応しているため、Ibiasが減少することにより、利得も減少する。バイアス制御がない場合、利得が増加する領域で、Ibiasが減少することにより、アイドル電流を下げた場合に生じる利得の上ぞりが抑制される。
さらに、入力電力が増加した飽和領域では、バイアス電流加算回路23の動作が支配的となり、バイアス電流Ibiasが増加する。これにより、高周波増幅用トランジスタ3の利得が増加するため、利得の下ぞりが抑制され、飽和電力が増加する。したがって、本実施の形態による高周波増幅器は、広い入力電力範囲にわたって線形性(利得の平坦性)を改善することができる。
以上のように、実施の形態1の高周波増幅器によれば、利得の上ぞりが発生する線形領域では、バイアス電流Ibiasを減少させ、利得の下ぞりが発生する飽和領域ではバイアス電流Ibを増加させるので、アイドル電流を低下させても線形性を改善できる。
なお、電流源13が出力するオフセット電流を調整することでバイアス電流の低減と増加を切り替える入力電力点を可変させることができ、高周波増幅用トランジスタ3の利得特性に応じてバイアス電流を適宜調整することができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2にかかる高周波増幅器の一構成例を示す構成図である。
図4において、図1と同一符号は、同一または相当部分を示しているため、説明を省略する。実施の形態2に係る高周波増幅器は、実施の形態1におけるオフセット回路24の代わりにオフセット回路24aを設け、オフセット回路24aをバイアス用トランジスタ14(第6のトランジスタの一例)、カレントミラー用トランジスタ15(第7のトランジスタの一例)及び16(第8のトランジスタの一例)で構成したものである。
オフセット回路24aにおいて、カレントミラー用トランジスタ15とカレントミラー用トランジスタ16とは、カレントミラー回路を構成しており、カレントミラー用トランジスタ16のドレイン端子は、バイアス用トランジスタ14のドレイン端子と接続されている。バイアス用トランジスタ14のゲート端子は、電源端子25と接続されている。カレントミラー用トランジスタ15は、カレントミラー用トランジスタ11に並列に接続されている。カレントミラー用トランジスタ15及びカレントミラー用トランジスタ16は、p型トランジスタである。
次に、実施の形態2に係る高周波増幅器の動作について説明する。オフセット回路24aの動作以外は、実施の形態1と同じであるため、オフセット回路24aの動作を説明する。
オフセット回路24aにおいて、バイアス用トランジスタ14は、電源端子25が供給するゲート電圧に応じてドレイン電流を流す。バイアス用トランジスタ14のドレイン電流は、カレントミラー用トランジスタ15を介して、バイアス用トランジスタ14に流れるため、カレントミラー用トランジスタ15のドレイン電流は、バイアス用トランジスタ14のドレイン電流と等しい。カレントミラー用トランジスタ15とカレントミラー用トランジスタ16とはカレントミラー回路を構成しているため、カレントミラー用トランジスタ15のドレイン電流は、所定のカレントミラー比でカレントミラー用トランジスタ16にコピーされる。カレントミラー用トランジスタ16は、コピーされたドレイン電流をバイアス加算回路23に供給する。このように、オフセット回路24aは、カレントミラー回路を用いてバイアス用トランジスタ14のドレイン電流をコピーして、バイアス加算回路23に供給するので、一定の電流を供給する電流源として動作する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、カレントミラー回路を用いてオフセット電流源を構成するので、実施の形態1の効果に加えて、集積回路上にオフセット電流源を小型に構成できるという効果がある。
ここでは、単相構成の高周波増幅器を示したが、本発明の高周波増幅器は、差動構成であっても良い。
図5は、この発明の実施の形態2にかかる高周波増幅器の他の構成例を示す構成図である。
図5の高周波増幅器は、図4の高周波増幅器を差動構成としたものでああり、図5において、図4と同一符号を付した符号は、同一または相当部分を示しているため、説明を省略する。高周波増幅用トランジスタ3a及び3bは、高周波増幅用トランジスタ3に対応し、バイアス用トランジスタ4とカレントミラー回路を構成している。バイアス抵抗6a及び6bは、抵抗6と対応している。入力検波用トランジスタ9a及び9bは、入力検波用トランジスタ9と対応し、入力検波用トランジスタ10a及び10bは、入力検波用トランジスタ10に対応する。負荷抵抗5a及び5bは、負荷抵抗5に対応する。バイアス電流減算回路23aは、バイアス電流減算回路23に対応しており、入力検波用トランジスタが差動回路の構成になっている。入力電力検波用トランジスタ10a及び10bは、入力電力検波用トランジスタ10に対応している。
高周波増幅用トランジスタ及び入力検波用トランジスタを差動構成としても、図4の高周波増幅器と同様の効果が得られる。また、差動構成にすることにより、高周波差動信号を増幅することが可能となり、良好な雑音性能を得ることができる。
本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 1a 入力端子、2 2a 出力端子、3 3a 3b 高周波増幅用トランジスタ、4 バイアス用トランジスタ、5 5a 5b 負荷抵抗、6 6a 6b バイアス抵抗、7 電流源、8 電源端子、9 9a 9b 入力電力検波用トランジスタ、10 10a 10b 入力電力検波用トランジスタ、11 カレントミラー用トランジスタ、 12 カレントミラー用トランジスタ、13 電流源、14 バイアス用トランジスタ、15 カレントミラー用トランジスタ、16 カレントミラー用トランジスタ、21 21a バイアス回路、22 22a バイアス電流減算回路、23 23a バイアス電流加算回路、24 24a オフセット回路、25 電源端子。

Claims (5)

  1. バイアス電流を流すバイアス回路と、
    前記バイアス電流に対応する出力電流を流し、信号を増幅する増幅素子と、
    前記信号を検波し、検波した前記信号の振幅に応じた電流を前記バイアス電流から減算するバイアス電流減算回路と、
    前記バイアス電流減算回路より高い動作開始点を有し、前記信号を検波し、検波した前記信号の振幅に応じた電流を前記バイアス電流に加算するバイアス電流加算回路と、
    を備えたことを特徴とする増幅器。
  2. 前記バイアス電流加算回路に接続され、前記動作開始点をオフセットさせるオフセット電流を供給する電流源を備え、
    前記バイアス回路と前記バイアス電流加算回路とはカレントミラーの関係にあることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記バイアス回路は、前記増幅素子とカレントミラーの関係にある第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに前記バイアス電流を供給する第2のトランジスタとを有し、
    前記バイアス電流減算回路は、前記第2のトランジスタに接続され、前記信号を検波し、検波した前記信号の振幅に応じた電流を前記バイアス電流から減算する第3のトランジスタを有し、
    前記バイアス電流加算回路は、前記信号を検波し、検波した前記信号の振幅に応じて電流を流す第4のトランジスタと、前記第4のトランジスタに電流を供給し、前記第2のトランジスタとカレントミラーの関係にある第5のトランジスタと、前記第5のトランジスタに並列に接続された前記電流源とを有することを特徴とする請求項2に記載の増幅器。
  4. 前記電流源は、
    被電流供給端子が接地された第6のトランジスタと、
    前記第6のトランジスタに接続され、第6のトランジスタに電流を供給する第7のトランジスタと、
    前記第7のトランジスタとカレントミラーの関係にあって、前記バイアス電流加算回路に接続される第8のトランジスタと、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の増幅器。
  5. 前記増幅素子、前記バイアス電流減算回路及び前記バイアス電流加算回路は、差動回路であることを特徴とする請求項2に記載の増幅器。
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