JP2006033134A - 高周波電力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器において、高出力動作における線形性を改善する。
【解決手段】バイアス供給用トランジスタのベース端子にインピーダンス回路12が接続され、インピーダンス回路12を経由して、電流暴走抑制用の抵抗5が接続されベースバイアスが供給される構成とする。インピーダンス回路12によって、抵抗5に注入される高周波電流波形を調整し、抵抗5での電圧降下を低減することで、電力増幅器の線形性を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は高周波電力増幅器に関し、特にバイポーラトランジスタを用いた電力増幅器の線形性を改善する方法に関する。
近年、移動体通信用途の送信用電力増幅器として、単一電源動作が可能で高周波特性に優れたヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いた増幅器の開発が活発に行なわれている。
バイポーラトランジスタは温度上昇に対して、ベース電流およびコレクタ電流が増大する正帰還特性を有するデバイスである。したがって、動作時の温度上昇に対して電流暴走を抑制する回路構成が不可欠である。図5に電流暴走を抑制するための一般的な回路構成を示す。バイポーラトランジスタでは、図5に示すようにベース端子に抵抗を付加して、ベースバイアスを供給する構成が一般的である。この回路では、温度上昇によってベース電流が増大した場合、抵抗5での電圧降下が増大するため、ベース端子にかかる電圧が低下することになり、電流増大は抑制される。
しかし、電力増幅器に対して高線形性が要求されるシステムにおいては、高出力動作時に、このベースに付加された抵抗により線形性が劣化するという問題が生じる。高出力動作においては、コレクタ電流の増大にともないベース電流も増大するが、このベース電流の増加により抵抗5での電圧降下が大きくなり、結果としてバイアス電圧の低下が大きくなり、線形性が劣化してしまうことになる。したがって、熱的にはベースに付加する抵抗は大きい方が安定となるが、高出力動作の観点からは、ベースに付加する抵抗が小さい方が線形性を維持できるということになる。
このような問題を解決するために、バイアス供給経路で高周波成分をバイパスさせる方法が提案されている。特許文献1で開示されている電力増幅器の構成を図6に示す。図6の回路構成の特徴は、トランジスタのベースに付加された電流抑制用の抵抗5と並列に高周波成分のバイパスとなるインピーダンス回路15を備えている点にある。インピーダンス回路15は、直流成分に対しては開放であるとともに高周波成分に対しては導通である。したがって、従来と同じく温度上昇によるベース電流の増大は抵抗5によって抑制しながらも、高周波成分の増大に関しては、インピーダンス回路15を介してバイパスさせることができ、高出力動作における抵抗5で電圧降下を抑制することができ、電力増幅器の線形性の劣化を低減することができる。
特開2003−324325号公報
しかしながら、前記の回路構成では電力利得の低下が問題となる。インピーダンス回路15は高周波成分に対しては導通であるため、バイアス供給端子3から抵抗5を介してトランジスタ4のベース(点B)へ向かうベース電流のバイパス経路となり、ベース電流の一部がインピーダンス回路15を経由して流れる。しかし一方で、信号入力端子1からトランジスタ4のベースへ入力される高周波信号に対してもバイパスとして作用する。したがって、入力信号の一部がこのインピーダンス回路15を通して減衰してしまうことになる。結果として、電力増幅器の利得が低下するという問題が生じる。
前記に鑑み、本発明は、高周波電力増幅器において、トランジスタのベースに接続された抵抗による高周波成分による電圧降下を低減し、電力増幅器の線形性を改善することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明に係る高周波電力増幅器は、トランジスタのベースにインピーダンス回路を備えており、インピーダンス回路の他端から抵抗を介してベースバイアスを供給する構成とする。
本発明に係る高周波電力増幅器によると、インピーダンス回路により、バイアス供給点でのインピーダンスを調整することができ、ベースバイアス供給端子との間に接続された抵抗に注入される高周波電流の波形を調整して、この抵抗での電圧降下が抑制される。
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る高周波電力増幅器は、トランジスタのベースとバイアス供給端子との間に付加された抵抗と並列に2種のインピーダンス回路を備えた構成とする。ここで2種のインピーダンス回路は、一方が直流に対して開放であり、高周波に対しては導通となる構成とする。もう一方のインピーダンス回路により、バイパス経路のインピーダンスを調整する構成とする。
本発明に係る高周波電力増幅器によると、インピーダンス回路により、高周波成分がバイパスされて抵抗での電圧降下が抑制されるとともに、入力信号のバイアス供給端子側への漏れも低減できる。
本発明に係る高周波電力増幅器によると、高出力動作において、ベース電流が増加した場合にも、トランジスタのべースバイアス供給端子との間に接続された抵抗での電圧降下が抑制されるため、電力増幅器の線形性を改善することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る高周波電力増幅器について、図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の第1の実施形態の高周波電力増幅器の構成を示す。図1においては、コレクタ側のバイアス供給や出力整合回路等は省略している。信号入力端子1から入力された高周波信号は、インピーダンス回路11、12を介して電力増幅用トランジスタ4のベースに入力されて増幅される。また、トランジスタ4のベースバイアスは抵抗5を介して供給される。本発明の第1の実施形態の特徴は、トランジスタのベースにはインピーダンス回路12が接続され、インピーダンス回路12を介してバイアスが供給される点にある。
高周波電力増幅器では、図5に示したように、トランジスタのベースにベースバイアス供給経路となる抵抗5が直接接続され、入力整合となるインピーダンス回路11はベースバイアス供給点Bより外側に接続されるのが一般的である。この場合点Bからトランジスタ側をみたインピーダンスはトランジスタの入力インピーダンスとなる。
これに対して本発明の第一の実施形態では、トランジスタのベース端子とバイアス供給経路となる抵抗5の間にもう一つのインピーダンス回路12を備えている。ここで、インピーダンス回路12はバイアス供給経路も兼ねるため、直流分に対して導通である必要があるが、バイアス供給点Bにおけるインピーダンスは、インピーダンス回路12により調整が可能となる。例えば、インピーダンス回路12の構成として、簡素な一例として、図2のような形態が考えられる。一般に高周波で用いるトランジスタの入力インピーダンスは、使用する周波数帯で低インピーダンスとなっている。そこで図2のような整合を付加することにより、バイアス供給点Bでのインピーダンスをトランジスタの入力インピーダンスより高くすることができる。
第1の実施形態によると、バイアス供給点とトランジスタのベース端子の間に接続されたインピーダンス回路12でバイアス供給点Bのインピーダンスを調整することにより、抵抗5を介して注入される高周波の電流波形を調整することができ、抵抗5での電圧降下を抑制して、電力増幅器の線形性の劣化を低減することができる。また、第1の実施形態によると、抵抗5での電圧降下を抑制することができるため、抵抗5の値を大きく設定することができ、電流暴走の抑制効果を高めることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る高周波電力増幅器について、図面を参照しながら説明する。
図3に本発明の第2の実施形態の高周波電力増幅器の構成を示す。図3においては、コレクタ側のバイアス供給や出力整合回路等は省略している。信号入力端子1から入力された高周波信号は、インピーダンス回路11を介して電力増幅用トランジスタ4のベースに入力されて増幅される。また、トランジスタ4のベースバイアスは抵抗5を介して供給される。本発明の第2の実施形態の特徴は、抵抗5と並列に2種のインピーダンス回路13、14が接続されている点にあり、従来例の図6で示した構成とはバイパス経路として2種類のインピーダンス回路を有する点が異なる。
ここで、インピーダンス回路13、14の少なくとも一方は、直流に対しては開放であり、高周波に対しては導通である。さらにもう一方のインピーダンス回路により、インピーダンス回路13、14で形成されるバイパス経路のインピーダンスを調整する。これにより、バイアス供給点Bからバイアス供給端子側を見たインピーダンスを大きくすることができる。例えば、インピーダンス回路13、14の簡素な一例として、図4のような形態が考えられる。
第2の実施形態によると、インピーダンス回路13、14で形成された経路により、バイアス供給端子から供給される電流成分の一部をバイパスすることにより、抵抗5での電圧降下を抑制するとともに、入力信号がバイパス経路を介して、バイアス供給端子側へ漏れることを低減することもできる。したがってバイパス経路を設けたことにより、電力利得を低下させることなく、電力増幅器の線形性の劣化を低減することができる。また、抵抗5での電圧降下を抑制することができるため、抵抗5の値を大きく設定することができ、電流暴走の抑制効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明は、ベース抵抗を大きくして電流暴走の抑制効果を高めながらも、高周波電力増幅器の線形性を改善することができ、高線形性が要求されるシステムにおいて低歪の電力増幅器を実現するのに有用である。
第1の実施形態に係る高周波電力増幅器の構成図 第1の実施形態に係る高周波電力増幅器の構成の具体的な一例を示す図 第2の実施形態に係る高周波電力増幅器の構成図 第2の実施形態に係る高周波電力増幅器の構成の具体的な一例を示す図 従来の一般的な高周波電力増幅器の構成図 従来のバイパス経路を形成した高周波電力増幅器の構成図
符号の説明
1 信号入力端子
2 信号出力端子
3 ベースバイアス供給端子
4 電力増幅用トランジスタ
5 バイアス供給用ベース抵抗
11 インピーダンス回路(入力整合)
12 インピーダンス回路(本発明の入力整合)
13、14 インピーダンス回路(本発明のバイパス経路)
15 インピーダンス回路(従来のバイパス経路)
21 キャパシタ
22 伝送線路

Claims (3)

  1. ベースに入力された信号を増幅して出力する増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタのベース端子に接続されたインピーダンス回路と
    前記インピーダンス回路の他端に接続された抵抗とを備え、
    前記インピーダンス回路は、直流に対して導通であり、
    前記抵抗の他端からベースバイアスが供給されることを特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 前記抵抗と前記インピーダンス回路との接続点のインピーダンスが、
    使用される周波数において、前記増幅用トランジスタの入力インピーダンスより大きいことを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  3. ベースに入力された信号を増幅して出力する増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタのベース端子に接続された抵抗と
    直列接続された複数のインピーダンス回路とを備え
    前記抵抗の他端からベースバイアスが供給され、
    前記抵抗と並列に前記インピーダンス回路が接続されており、
    前記インピーダンス回路の少なくとも1つは、直流に対しては開放であることを特徴とする高周波電力増幅器。
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