JP2008283407A - 電力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い線形性を有する小型化可能な電力増幅器を提供する。
【解決手段】エミッタ接地のトランジスタ15と、アノードがキャパシタ23を介してトランジスタ15のコレクタと接続され、カソードが接地されたダイオード25、及び、一端をダイオード25のアノードと接続され、他端をトランジスタ15のベースに接続された抵抗27を有するフィードバック回路21と、トランジスタ15のベースに接続されたバイアス回路31とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイポーラトランジスタ等を用いた高周波の電力増幅器に関する。
移動体通信の端末等のアンテナに電力を供給する高周波用電力増幅器は、電力利得の他に、高効率及び小型化等の要求を満足させる必要がある。更に、近年のCDMA(Code Division Multiple Access)方式を代表とするディジタル変調方式を利用する通信機向けの電力増幅器は、高性能、すなわち、高線形低歪が要求されている。
高い線形性を確保するために、トランジスタのバイアス条件がA級動作に設定され、電圧振幅に対しバイアス点変動がほとんど無視できるような回路設計が行われる。しかし、この場合、バイアス点が高くなり、電流が多く流れるために、電力付加効率(PAE:Power Added Efficiency)が小さくなり、高効率の要求に応えられない。そこで、バイアス点を低くし、電力付加効率を改善する方法が採られるが、入力電力が大きくなるにしたがって、電圧振幅がバイアス点を大きく変動させることになり、等価的にバイアス点を高めることになる。その結果、電流増幅率等が増大し、結果的に利得が大きくなる現象が現れ、線形性が劣化するという問題が生じる。そこで、電力増幅器は、線形性と電力付加効率というトレードオフ関係の中で、最適なバイアス点(AB級動作)が選択されるように設計されて来た。
例えば、出力電力の一部を方向性結合器によって検波回路に取り出し、検波された直流電圧をバイアス制御回路に入力し、制御電圧をバイアス抵抗回路に印加する高周波の電力増幅器が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
開示された電力増幅器は、出力電力の大きさに依存してバイアス点を変化させる回路を有するものであり、出力電力の大きさに応じてバイアス回路の電圧を制御し線形性を向上させると共に電力付加効率を改善させる。しかしながら、開示された電力増幅器は、電力増幅を行う回路の外に、出力電力を検出するために方向性結合器を有する電力分岐回路やバイアス点制御のためのバイアス制御回路等の、比較的規模の大きい追加回路が必要となるという問題を有している。すなわち、小型化という移動体通信の端末用部品等に必要な要求事項を満足させることが難しくなる。
特開平7−22857号公報(第2、3頁、図1)
本発明は、高い線形性を有する小型化可能な電力増幅器を提供することを目的とする。
本発明の一態様の電力増幅器は、エミッタ接地の第1のトランジスタと、アノードが第1のキャパシタを介して前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、カソードが接地された第1のダイオード、及び、一端を前記アノードに接続され、他端を前記第1のトランジスタのベースに接続された第1の抵抗を有する第1のフィードバック回路と、前記ベースに接続された第1のバイアス回路とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の別態様の電力増幅器は、ベースに第2のキャパシタを介して入力信号が入力され、コレクタに増幅された出力信号が出力される、エミッタ接地の第1のトランジスタと、アノードが第1のキャパシタを介して前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、カソードが接地された第1のダイオード、及び、一端を前記アノードに接続され、他端を前記第1のトランジスタのベースに接続された第1の抵抗を有する第1のフィードバック回路と、第2の抵抗を介して前記ベースに接続された第2のバイアス回路とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、高い線形性を有する小型化可能な電力増幅器を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。以下に示す図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
本発明の実施例1に係る電力増幅器について、図1乃至図4を参照しながら説明する。図1は電力増幅器の回路構成を模式的に示す図である。図2は電力増幅器のバイアス回路を模式的に示す図である。図3は電力増幅器の出力電力の信号振幅及びその影響を模式的に示す図である。図4は、電力増幅器の利得特性を比較例とともに示す模式的な図である。
図1に示すように、電力増幅器1は、エミッタ接地の第1のトランジスタであるトランジスタ15と、アノードが第1のキャパシタであるキャパシタ23を介してトランジスタ15のコレクタと接続され、カソードが接地された第1のダイオードであるダイオード25、及び、一端をダイオード25のアノードと接続され、他端をトランジスタ15のベースに接続された第1の抵抗である抵抗27を有する第1のフィードバック回路であるフィードバック回路21と、トランジスタ15のベースに接続された第2のバイアス回路であるバイアス回路31とを備えている。
より詳しくは、トランジスタ15は、ベースに直流成分をカットする第2のキャパシタであるキャパシタ13を介して入力信号が入力され、コレクタに増幅された出力信号が出力される。フィードバック回路21は、キャパシタ23の一端、抵抗27の一端、及び、ダイオード25のアノードが共通の接続点で接続され、キャパシタ23の他端がトランジスタ15のコレクタと接続され、第2の抵抗である抵抗27の他端がトランジスタ15のベースと接続され、ダイオード25のカソードが接地されている。バイアス回路31は、抵抗33を介してトランジスタ15のベースと接続されている。上述の構成要素は、例えば、同一半導体基板の上に、モノリシックに集積されている。
なお、図示を省略しているが、電力増幅器1は、例えば、入力端子11側に、50Ωと整合を取るための整合回路、及び、出力端子17側に、出力インピーダンスを所望の値に設定するための出力整合回路が接続される。電力増幅器1は、入力及び出力整合回路が接続されて、例えば、1つの電力増幅器モジュールに組み立てられて、移動体通信の端末器等に使用されることが可能である。
トランジスタ15は、ヘテロ接合バイポーラ型であり、例えば、InGaP/GaAs系の材料で構成される。トランジスタ15は、複数のトランジスタが並列に接続され、出力電力の大きさに応じたエミッタ領域が確保される。
フィードバック回路21の直流成分をカットするキャパシタ23は、例えば、約1pFに設定され、抵抗27は約1kΩに設定されている。ダイオード25は、トランジスタのベースとコレクタを接続した構成であり、トランジスタ15を構成する複数のトランジスタの内の1つと同様に形成することが可能である。なお、キャパシタ23と抵抗27は、トランジスタ15の出力電力特性、バイアス回路31の特性等に基づいて、より適する値に調整することが可能である。
バイアス回路31は、例えば、図2に示すように、エミッタフォロワ回路を利用した低出力インピーダンスの構成をなす。制御用の抵抗43は、一端が制御電圧電源端子42に接続され、他端がダイオード44のアノードに接続されている。ダイオード45は、アノードがダイオード44のカソードに接続され、カソードが接地されている。トランジスタ47は、コレクタがバイアス回路電源端子46に接続され、ベースがダイオード44のアノードに接続され、エミッタが抵抗48を介して接地されている。トランジスタ47のエミッタは、抵抗33の一端に接続され、抵抗33の他端からトランジスタ15のベースに接続される。なお、ダイオード44、45は、ダイオード25と同様に、トランジスタのベース・コレクタを接続した構成である。制御電圧電源端子42、抵抗43は、バイアス条件を制御するために設けられている。
また、抵抗33は小さな抵抗値(例えば、数Ω〜十数Ω)で機能させることが可能である。この場合、最終的にはバイアス回路31の持つ内部抵抗が、抵抗33として働く程度にまで低減することができ、抵抗33そのものを零Ωとする構成が実現される。その結果、バイアス回路31とトランジスタ15のベースとの間に、見かけ上、抵抗がない回路構成とすることが可能となる。
次に、フィードバック回路21を有する電力増幅器1の動作について説明する。トランジスタ15は、バイアス回路31により、AB級動作をするように設定されている。トランジスタ15の出力電力が小さいレベルにおいては、キャパシタ23を介してダイオード25のアノード側に現れる電圧振幅が小さく、特にダイオード25がフィードバック回路21に影響を与えることはないか、無視できる程度に小さい。すなわち、フィードバック回路21は、単にキャパシタ23と抵抗27で構成された回路と同様な動作をする。
一方、図3に示すように、トランジスタ15の出力電力が大きなレベルになると、キャパシタ23を介してダイオード25のアノード側に現れる電圧振幅が無視できなくなり、順方向電圧VFが一定値を越えると、電圧振幅がダイオード25をオンさせることになる。ダイオード25がオンすると、バイアス回路31、抵抗33、27、及びダイオード25を結ぶ流路が導通し、破線で示される電流がバイアス回路31側から供給されることになる。その結果、ダイオード25に供給される電流により電圧降下が生じ、トランジスタ15のベースのバイアス点が下がることになる。
図4に、横軸に入力電力、縦軸に利得を取って示すように、フィードバック回路21を有する電力増幅器1の利得(出力電力の入力電力に対する比。実線表示。)は、入力電力が次第に増大して0dBmWの近傍まで、横軸に平行な理想的な線形特性を示す直線(一点鎖線表示)にほぼ沿って推移する。一方、フィードバック回路21を取り外した比較例の電力増幅器の利得(破線表示)は、横軸の入力電力が0dBmWの近傍まで増大するに連れて、線形特性を示す直線に対して、徐々に乖離が増大する。すなわち、電力増幅器1の入力電力が小さく、出力電力が小さな場合も、入力電力が大きく、出力電力が大きい場合も、比較例の電力増幅器に対して、電力増幅器1の出力電力はより高い線形特性を有している。
上述したように、電力増幅器1は、エミッタ接地のトランジスタ15、フィードバック回路21、及び、抵抗33を介してトランジスタ15のベースに接続されたバイアス回路31を備え、フィードバック回路21において、ダイオード25は、アノードがトランジスタ15のコレクタとキャパシタ23を介して接続され、カソードが接地され、また、抵抗27は、両端をダイオード25のアノード及びトランジスタ15のベースと、それぞれ、接続されている。
その結果、トランジスタ15の出力電力が大きくなると、フィードバックされる電圧振幅が大きくなり、ダイオード25がオンして、ダイオード25にバイアス回路31から供給される電流により、抵抗27、33には電圧降下が生じ、トランジスタ15のベースのバイアス点を下げることが可能となる。バイアス点が下げられるため、出力電力が減少されて、利得の増加を抑制することができる。つまり、電力増幅器1の出力電力は高い線形特性を確保することが可能となる。
また、フィードバック回路21は、比較的小さなキャパシタ23、抵抗27、及び、ダイオード25であり、半導体基板にモノリシックに集積しても、占有面積の増加は比較的小さい。つまり、高い線形性を確保できる回路としては、面積の増加が抑制されている。また、これらの構成要素は、フィードバック回路21の付加に関係なく、電力増幅器の構成要素として使用されているものと同種であるので、新たなプロセスの追加を必要とせず形成可能である。すなわち、電力増幅器1は、追加プロセスを必要とせずに、小規模な回路の追加により、高い線形特性を有する出力電力を実現可能である。
本発明の実施例2に係る電力増幅器について、図5を参照しながら説明する。図5は電力増幅器の回路構成を模式的に示す図である。実施例1の電力増幅器1とは、増幅器構成が2段であって、前段のトランジスタがフィードバック回路を有する点が異なる。なお、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5に示すように、電力増幅器2は、実施例1の電力増幅器1の入力端子11に、次のような前段の回路の出力が接続される構成である。つまり、電力増幅器2は、ベースに入力信号を入力し、コレクタからキャパシタ13に増幅された出力信号を出力する前段の第2のトランジスタであるトランジスタ53と、第3のキャパシタであるキャパシタ56の一端と第3の抵抗である抵抗57の一端とが接続され、キャパシタ56の他端がトランジスタ53のコレクタと接続され、抵抗57の他端がトランジスタ53のベースと接続された第2のフィードバック回路であるフィードバック回路55と、第4の抵抗である抵抗63を介してトランジスタ53のベースと接続された第3のバイアス回路であるバイアス回路61とを、更に備えている。
電力増幅器2の後段に当たるトランジスタ15のフィードバック回路21は、ダイオード25を有しているが、前段のトランジスタ53のフィードバック回路55は、キャパシタ56と抵抗57が直列に接続された構成である。
フィードバック回路55は、トランジスタ53の出力電力をフィードバックすることにより、前段の利得調整を行うことが可能である。電力増幅器2の後段、つまり、実施例1で生じるフィードバック回路21による利得低下分を、フィードバック回路55により補うことが可能となっている。そして、後段のフィードバック回路21は、前段及び後段全体として発生する利得変動を合わせて、調整及び抑制することが可能である。
上述したように、電力増幅器2は、フィードバック回路55による前段の利得、及び、フィードバック回路21による後段の利得の調整を行うことが可能である。また、フィードバック回路55を構成するキャパシタ56及び抵抗57の占有面積分の増加はあるものの、実施例1で述べたように、新たなプロセスを必要としない比較的小さな増加に抑えられる。その結果、電力増幅器2は、利得低下が抑制され、更に、実施例1の効果と同様に、追加プロセスを必要とせずに、小規模な回路の追加により、高い線形特性を有する出力電力を実現可能である。
本発明の実施例3に係る電力増幅器について、図6を参照しながら説明する。図6は電力増幅器の回路構成を模式的に示す図である。実施例1の電力増幅器1とは、フィードバック回路21に並列に、別のフィードバック回路を有する点が異なる。なお、実施例1及び2と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6に示すように、電力増幅器3は、実施例1の電力増幅器1のフィードバック回路21に並列に、次のような第3のフィードバック回路である別のフィードバック回路71が配設される構成である。つまり、電力増幅器3は、第4のキャパシタであるキャパシタ73の一端と第5の抵抗である抵抗75の一端とが接続され、キャパシタ73の他端がトランジスタ15のコレクタと接続され、抵抗75の他端がトランジスタ15のベースと接続されたフィードバック回路71を、更に備えている。
フィードバック回路71は、実施例2で用いた前段の利得調整と同様に、トランジスタ15の出力電力の利得を下げる方向の調整を行うことができる。一方、フィードバック回路21は、実施例1及び2と同様に、利得変動の調整及び抑制することが可能である。その結果、電力増幅器3は、フィードバック回路21にフィードバック回路71を加えることによって、より高い線形性を有する出力電力を実現可能である。その他、電力増幅器3は、実施例1及び2の効果と同様に、追加プロセスを必要とせずに、小規模な回路の追加により実現可能である。
また、図示を省略するが、本実施例3の変形例の電力増幅器として、実施例2の電力増幅器2の前段のフィードバック回路55に並列に、更に、上述のフィードバック回路21を配設することが可能である。つまり、本変形例の電力増幅器は、実施例3の電力増幅器3のトランジスタ15に接続される、並列に配設されたフィードバック回路21、71の関係が、前段のトランジスタ53にも適用されている。その結果、本変形例の電力増幅器は、利得を調整しつつ、線形性を改善するための調節機能を前段の増幅回路に持たせることが可能となる。前段の増幅回路が消費する電力は、後段のトランジスタ15を有する増幅回路が消費する電力に比べ格段に小さいことから、実施例2で生じていた後段の増幅回路での利得低下に伴うわずかな効率((出力電力−入力電力)/消費電力)低下も回避することができるという利点を、更に、有している。
本発明の実施例4に係る電力増幅器について、図7を参照しながら説明する。図7は電力増幅器の回路構成を模式的に示す図である。実施例1の電力増幅器1とは、バイアス回路の構成、及び、バイアス回路をトランジスタに接続する抵抗が省略されている点が異なる。なお、実施例1乃至3と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7に示すように、電力増幅器4は、実施例1の電力増幅器1のトランジスタ15のベースに、第1のバイアス回路であるバイアス回路81が抵抗を介さずに接続されている。バイアス回路81は、実施例1のバイアス回路31と同様に、エミッタフォロワ回路を利用した低出力インピーダンスの構成をなしている。バイアス回路81がバイアス回路31と異なる点は、トランジスタ85のエミッタが、インダクタ83を介して、出力されている。また、実施例1で、バイアス回路31とトランジスタ15のベースとの間の抵抗33は、バイアス回路81の中に取り込まれて、トランジスタ85及びインダクタ83等の抵抗成分で補償されている。なお、トランジスタ85及びインダクタ83等の抵抗成分を抑制して、合計して所望の抵抗となるように、実施例1等の抵抗33に類似の抵抗を、インダクタ83とトランジスタ15のベースとの間に、挿入することは可能である。
電力増幅器4は、バイアス回路81のインダクタ83により、交流成分がカットされた直流バイアス成分がトランジスタ15のベースに印加されるので、よりノイズの少ない入力信号を供給可能となる。また、インダクタ83は、構成要素の中では比較的大きな面積を有するが、抵抗を1つ省略可能なので、占有面積の増加を抑制可能である。インダクタ83は、新たなプロセスの追加を必要とせず形成可能である。つまり、電力増幅器4は、実施例1の効果と同様に、追加プロセスを必要とせずに、小規模な回路の追加により、高い線形特性を有する出力電力を実現可能であり、更に、高い品質の出力信号を出力可能である。
また、バイアス回路81は、実施例1乃至3におけるバイアス回路31及び抵抗33を置き換えることは可能である。
以上、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、実施例では、ダイオードは、コレクタとベースを接続したnpn型バイポーラトランジスタを構成とする例を示したが、これをpn接合からなるダイオードに置き換えることは可能である。
本発明は、以下の付記に記載されるような構成が考えられる。
(付記1) ベースに第2のキャパシタを介して入力信号が入力され、コレクタに増幅された出力信号が出力される、エミッタ接地の第1のトランジスタと、アノードが第1のキャパシタを介して前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、カソードが接地された第1のダイオード、及び、一端を前記アノードに接続され、他端を前記第1のトランジスタのベースに接続された第1の抵抗を有する第1のフィードバック回路と、第2の抵抗を介して前記ベースに接続された第2のバイアス回路とを備えている電力増幅器。
(付記2) 前記第2のバイアス回路は、カソードが接地された第2のダイオード、カソードが前記第2のダイオードに接続されアノードが第6の抵抗を介して制御電源に接続される第3のダイオード、コレクタがバイアス回路電源に接続され、ベースが前記第3のダイオードのアノードに接続され、エミッタが第7の抵抗を介して接地される第3のトランジスタ、及び、一端が前記第3のトランジスタエミッタに接続され、他端が前記第1のトランジスタのベースに接続されるインダクタを備えている付記1に記載の電力増幅器。
(付記3) 前記第2のバイアス回路は、カソードが接地された第2のダイオード、カソードが前記第2のダイオードに接続されアノードが第6の抵抗を介して制御電源に接続される第3のダイオード、コレクタがバイアス回路電源に接続され、ベースが前記第3のダイオードのアノードに接続され、エミッタが第7の抵抗を介して接地される第3のトランジスタを備えている付記1に記載の電力増幅器。
(付記4) 前記第2のバイアス回路は、エミッタフォロワ回路を含む付記1に記載の電力増幅器。
本発明の実施例1に係る電力増幅器の回路構成を模式的に示す図。 本発明の実施例1に係る電力増幅器のバイアス回路を模式的に示す図。 本発明の実施例1に係る電力増幅器の出力電力の信号振幅及びその影響を模式的に示す図。 本発明の実施例1に係る電力増幅器の利得特性を比較例とともに示す模式的な図。 本発明の実施例2に係る電力増幅器の回路構成を模式的に示す図。 本発明の実施例3に係る電力増幅器の回路構成を模式的に示す図。 本発明の実施例4に係る電力増幅器の回路構成を模式的に示す図。
符号の説明
1、2、3、4 電力増幅器
11、51 入力端子
13、23、56、73 キャパシタ
15、47、53、85 トランジスタ
17 出力端子
21、55、71 フィードバック回路
25、44、45 ダイオード
27、33、43、48、57、63、75 抵抗
31、61、81 バイアス回路
42 制御電圧電源端子
46 バイアス回路電源端子
59 コレクタ端子
83 インダクタ

Claims (5)

  1. エミッタ接地の第1のトランジスタと、
    アノードが第1のキャパシタを介して前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、カソードが接地された第1のダイオード、及び、一端を前記アノードに接続され、他端を前記第1のトランジスタのベースに接続された第1の抵抗を有する第1のフィードバック回路と、
    前記ベースに接続された第1のバイアス回路と、
    を備えていることを特徴とする電力増幅器。
  2. ベースに第2のキャパシタを介して入力信号が入力され、コレクタに増幅された出力信号が出力される、エミッタ接地の第1のトランジスタと、
    アノードが第1のキャパシタを介して前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、カソードが接地された第1のダイオード、及び、一端を前記アノードに接続され、他端を前記第1のトランジスタのベースに接続された第1の抵抗を有する第1のフィードバック回路と、
    第2の抵抗を介して前記ベースに接続された第2のバイアス回路と、
    を備えていることを特徴とする電力増幅器。
  3. ベースに入力信号を入力し、コレクタから前記第2のキャパシタに増幅された出力信号を出力する前段の第2のトランジスタと、第3のキャパシタの一端と第3の抵抗の一端とが接続され、前記第3のキャパシタの他端が前記第2のトランジスタのコレクタと接続され、前記第3の抵抗の他端が前記第2のトランジスタのベースと接続された第2のフィードバック回路と、
    第4の抵抗を介して前記第2のトランジスタのベースと接続された第3のバイアス回路と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  4. 第4のキャパシタの一端と第5の抵抗の一端とが接続され、前記第4のキャパシタの他端が前記第1のトランジスタのコレクタと接続され、前記第5の抵抗の他端が前記第1のトランジスタのベースと接続された第3のフィードバック回路が、更に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力増幅器。
  5. 前記第1のバイアス回路は、カソードが接地された第2のダイオード、カソードが前記第2のダイオードに接続されアノードが第6の抵抗を介して制御電源に接続される第3のダイオード、コレクタがバイアス回路電源に接続され、ベースが前記第3のダイオードのアノードに接続され、エミッタが第7の抵抗を介して接地される第3のトランジスタ、及び、一端が前記第3のトランジスタエミッタに接続され、他端が前記第1のトランジスタのベースに接続されるインダクタを備えていることを特徴とする請求項1または4に記載の電力増幅器。
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