JPWO2017159826A1 - 車両用ホイール - Google Patents

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洋一 神山
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克史 石井
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Abstract

タイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材の容量を増大させて、消音性を向上させることができる車両用ホイールを提供する。副気室部材10の幅方向断面における上面部13bは、径方向外側に延出する第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dとを含んでいる。さらに、上面部13bは、凸形状の湾曲部13eを含んでいる。そして、湾曲部13eは、連結点P1,P2にて、第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dに連結されている。これにより、湾曲部13eは、径方向Zの外側に向けて凸形状を呈するように構成されている。

Description

本発明は、車両用ホイールに関する。
吸音(消音)用の副気室部材を備えた車両用ホイールが知られている。
従来の副気室部材としては、ホイールの第1の縦壁面と第2の縦壁面との間に嵌まり込む本体部と、本体部から第1の縦壁面に向けて延出する第1の縁部と、本体部から第2の縦壁面に向けて延出する第2の縁部と、を備え、一方の縁部の幅方向の長さを他方の縁部の幅方向の長さよりも短くしたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1:特開2014−226990号公報
しかしながら、このような従来の副気室部材では、消音性を向上させるため、内部の容量を増大させると外形寸法が大きくなり、組付け時にタイヤのビード部と干渉してしまう。
このため、タイヤの組付け性を犠牲にすることなく、さらに副気室部内の容量を増大させることは困難であった。
本発明の課題は、タイヤの組付け性を損なうことなく、副気室部材の容量を最大限に設定して消音性を向上させることができる車両用ホイールを提供することである。
本発明に係る車両用ホイールは、タイヤ空気室内でヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に有する車両用ホイールであって、副気室部材は、外周部側に配置される下面部と、下面部よりも径方向外側に配置される上面部とを備え、幅方向断面における上面部は、径方向外側に延出する第1の側壁部および第2の側壁部と、第1の側壁部および第2の側壁部を連結すると共に径方向外側に凸形状の湾曲部とを含む。
本発明によれば、第1の側壁部および第2の側壁部を連結する湾曲部が凸形状となっている。このため、副気室部材の容量を増大させて設定することができる。
また、湾曲部の剛性が向上してホイールに遠心力が作用した際の上面部の変形を減少させることができる。
このため、凸形状の湾曲部によって、上面部が変形して、副気室部材の容量を減少させてしまうことを抑制できる。
また、副気室部材は、一方の側端部と他方の側端部を備え、上面部は、ウェル部を挟んで2つあるハンプ部のうちの第1のハンプ部が備える第1の頂部および第2のハンプ部が備える第2の頂部を通過する仮想線よりも径方向の内側に位置する。
このため、湾曲部が凸形状となっていてもさらに、タイヤ取付時の副気室部材への接触を減少させてタイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材の消音性能を向上させることができる。
さらに、副気室部材は、一方の側端部と他方の側端部を備え、ウェル部は、その幅方向の中ほどに副気室部材の一方の側端部が係止される突出部を備え、2つあるハンプ部のうちの他方の側端部に近い側のハンプ部の頂部を第1の頂部とし、突出部の頂部を第2の頂部としたとき、湾曲部の一方の側と第1の側壁部とを連結する第1の連結部分および湾曲部の他方の側と第2の側壁部とを連結する第2の連結部分は、第1の頂部と第2の頂部を通過する仮想線の線上または仮想線よりも径方向内側に配置される。
このため、さらにタイヤ取付時の副気室部材への接触を減少させることが出来るとともに、副気室部材の消音性能を向上させることができる。
また、湾曲部は単一の円弧で形成されている。このため、上面部では、さらに応力集中が起こりにくく、副気室の容積を維持するための所望の剛性を容易に得られる。
さらに、湾曲部は、複数の円弧が連なって形成されている。このため、さらに、副気室の容積を確保しつつ、剛性を向上させることができる。
また、湾曲部は、一部を直線部としているため、さらに、副気室の容積を比較的大きく確保することができる。
さらに副気室部材の湾曲部円弧の曲率半径は、第1の連結部分および第2の連結部分間の距離よりも長くなるように設定されている。
このため、副気室の容積を確保しながら、所望の剛性を上面部に与えることができる。
発明の効果
本発明によれば、タイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材の容量を増大させて、消音性を向上させることができる車両用ホイールが提供される。
車両用ホイールの構成を説明する斜視図である。@0001 実施例1の車両用ホイールで、図1中II−II線に沿った位置で@0002の断面図である。 本実施形態の車両用ホイールで、実施例2の副気室部材の要部の構@0003成を説明する断面図である。 実施例3の車両用ホイールで、図1中II−II線に沿った位置に@0004相当する位置での断面図である。 変形例1の車両用ホイールで、単一の円弧で形成される副気室部材@0005の上面形状を示す要部の断面図である。 変形例2の車両用ホイールで、複数の円弧が連なって形成される副@0006気室部材の上面形状を示す要部の断面図である。 変形例3の車両用ホイールで、直線と円弧が連なって形成される副@0007気室部材の上面形状を示す要部の断面図である。 変形例4の車両用ホイールで、副気室部材の上面形状を示す断面図@0008である。
本発明の実施形態について、図1乃至図8を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、方向を説明する場合は、車両の運転者からみた前後左右上下に基づいて説明する。なお、車幅方向と左右方向は同義である。
図1に示すように、この発明の実施形態の車両用ホイール100は、タイヤ空気室MC内での気柱共鳴に起因するロードノイズを消音する副気室部材(ヘルムホルツ副気室部材)10をウェル部11cの外周面11dに有するものである。
以下では、車両用ホイール100の全体構成について説明した後に、副気室部材10について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール100の斜視図である。
車両用ホイール100は、図1に示すように、リム11と、このリム11をハブ9に連結するためのディスク12とを備えている。
リム11は、図1に示すホイール幅方向Yの両端部に形成されるタイヤのビードシート11a,11a同士の間で、ホイール径方向の内側(回転中心側)に向かって凹んだウェル部11cを有している(図2参照)。
ウェル部11cは、図示しないタイヤをリム11に組み付けるリム組み時に、タイヤのビード部(図2参照)を落とし込むために設けられている。ちなみに、本実施形態でのウェル部11cは、ホイール幅方向Yに亘って略同径となる円筒形状に形成されている。
図1中、符号11dは、ウェル部11cの外周面である。符号15,16は、リム11の周方向に延びるようにウェル部11cの外周面11dに設けられる環状の縦壁部である。このうち、突出部としての縦壁部15は、ウェル部11cの幅方向の中ほどに位置している。
この縦壁部15,16には、副気室部材10の両側縁が係止されて副気室部材10がウェル部11c内に嵌着される。符号18は、連通孔18aが形成される管体であり、副気室部材10内の中空部分と連通されている。
[実施例1]
次に、実施例1の副気室部材10の構成について説明する。
図2は、タイヤ2が装着された車両用ホイール100で、図1中II−II線に沿った位置での断面図である。
副気室部材10は、長尺の樹脂製材料にて構成されていて、内側に副気室SCを有する中空の本体部13と、この本体部13のホイール幅方向Yの両端に位置する縁部14a,14bと、を備えている。
副気室部材10は、長手方向に湾曲しており、ウェル部11c(図1参照)の外周面11dに取り付けられた際に、ホイール周方向Xに沿うように装着されている。
この副気室部材10は、外周面11d側に配置される下面部13aと、下面部13aよりも径方向外側に配置される上面部13bとを備えている。
この副気室部材10の幅方向断面における上面部13bは、径方向外側に延出する第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dとを含んでいる。
さらに、上面部13bは、凸形状の湾曲部13eを含んでいる。そして、湾曲部13eは、連結点P1,P2にて、第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dに連結されている。これにより、湾曲部13eは、径方向Zの外側に向けて凸形状を呈するように構成されている。
この実施形態の車両用ホイール100では、湾曲部13eは、連結点P1,P2間で最っとも高くなる頭頂部13pを仮想線L1よりも径方向内側に配置する。そして、湾曲部13eは、ウェル部11cの外周面11dに向けて半放物線を描くように大きな曲率で頭頂部13pから下降スラントさせる形状に形成されている。
また、この実施形態の車両用ホイール100では、ウェル部11cの両側には、ビードシート11a,11aおよびこれらのビードシート11a,11aのハンプ部11f,11gが一体に突設形成されている。
そして、上面部13bは、これらのハンプ部11f,11gの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1の線上または仮想線L1よりも径方向内側に配置されている。なお、ハンプ部11fの第1の頂部11hと縦壁部15の第3の頂部15bを通過する仮想線L2については、実施例2にて詳述する。
次にこの実施例1の車両用ホイール100の副気室部材10の作用効果について説明する。
この実施例1の車両用ホイール100の副気室部材10は、連結点P1,P2間にて第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dを連結する湾曲部13eが凸形状に形成されている。
湾曲部13eは、ビードシート11a,11aに形成されたハンプ部11f,11gの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1よりも径方向内側に配置されている。
このため、タイヤ2を車両用ホイール100に取付ける際、タイヤ2のビード部2aをウェル部11cに落とし込んで装着しようとしても、副気室部材10に干渉することがない。
したがって、副気室部材10への接触による損壊が防止されて、タイヤ取付性を損なうことがない。
さらに、湾曲部13eを凸形状に形成することにより、副気室SCの容量を増大させることができる。
また、上面部13bの面内外方向の剛性が向上している。このため、内圧作用時に上面部3bが変形して、副気室SCの容量を減少させてしまうことを抑制できる。
そして、この実施例1の車両用ホイール100では、平坦な面状に形成されている場合に比べて剛性を向上させることができる。このため、車両用ホイール100に遠心力が作用した時の上面部13bの変形を減少させることができる。
よって、この実施例1の車両用ホイール100では、タイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材10の容量を増大させて、変形による容量の減少を抑制できるため、消音性を向上させることができる。
[実施例2]
図3は、本実施形態の車両用ホイールで、実施例2の副気室部材20の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態および実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この実施例2のウェル部11cにも、副気室部材10の一部が係合する突出部としての縦壁部15が備えられている。
また、この実施例2の副気室部材20は、湾曲部13eと第1の側壁部13cおよび第2の側壁部13dとをそれぞれ連結する第1の連結部分としての連結点P1および第2の連結部分としての連結点P2を有している。
そして、これらの連結点P1,P2は、前記ハンプ部11fの第1の頂部11hと縦壁部15の第3の頂部15bを通過する仮想線L2よりも径方向内側に配置されている。
次に、この実施例2の車両用ホイールの作用効果について説明する。
この実施例2の車両用ホイールの副気室部材20では、湾曲部13eがビードシート11aに形成されたハンプ部11fの第1の頂部11hと縦壁部15の第3の頂部15b間を結ぶ仮想線L2に沿って配置されていて、仮想線L1よりも径方向内側に配置されている。
さらに、この実施例2の副気室部材20では、連結点P1,P2は、ビードシート11aに形成されたハンプ部11fの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L2よりも径方向内側に配置されている。
このため、さらに湾曲部13eが凸形状となっていても、タイヤ取付時の副気室部材20の上面部13bへの接触を減少させてタイヤ取付性を向上させることができる。
このように、この実施例2の車両用ホイールは、タイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材20の容量の設定を増大させて、消音性を向上させることができる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[実施例3]
図4は、本実施形態の車両用ホイールで、実施例3の副気室部材30の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態、実施例1および2の副気室部材10および20と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この実施例3の車両用ホイール200のリム11には、副気室部材30を挟むように第1のハンプ部11fおよび第2のハンプ部11gが形成されている。 これらの第1のハンプ部11fおよび第2のハンプ部11gは、それぞれ第1の頂部11hと第2の頂部11iとを有している。
そして、副気室部材30の湾曲部30eを含む上面部30bは、これらの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1よりも径方向内側に位置するように構成されている。
さらにこの実施例3は、上面部30bを構成する湾曲部30eがハンプ部11fの第1の頂部11hと縦壁部15の第3の頂部15bを通過する仮想線L2よりも径方向内側に配置されている。
このため、この実施例3の車両用ホイールでは、実施例1,2の作用効果に加えて、ビード部2aをウェル部11cに落とし込ませる際、タイヤ2のビード部2aが仮想線L1,L2よりも、径方向外側を通過する。
したがって、タイヤ2は、副気室部材30に干渉せず損傷を確実に防止できる。よって、さらにタイヤ取付性を損なうことがなく、上面部30bに凸形状の湾曲部30eを設けて、剛性を向上させることができる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1,2と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例1]
図5は、本実施形態の車両用ホイールで、変形例1の副気室部材110の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態および実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
実施例1の車両用ホイールでは、副気室部材10の湾曲部13eは、図2に示すように頭頂部13pから、ウェル部11cの外周面11dに向けて半放物線を描くように大きな曲率で頭頂部13pから下降スラントさせる形状に形成されている。
これに対して、この変形例1では、副気室部材110の湾曲部113eが同一の比較的大きな半径R1の円弧により構成されている。そして、湾曲部113eは、大きな曲率で頭頂部13pから下降スラントさせる形状に形成されている。
このため、さらに、応力集中が起こりにくく、所望の剛性を容易に得られる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1〜3と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例2]
図6は、本実施形態の車両用ホイールで、変形例2の副気室部材120の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態および実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この変形例2では、副気室部材120の湾曲部123eが比較的大きな半径R2の円弧123fと、比較的小さな半径R3(R2>R3)の円弧123gとを有して構成されている。
そして、湾曲部123eは、大きな曲率の円弧123fを用いて頭頂部13pから下降スラントされて、小さな曲率の円弧123gに円滑に連ねられて接続されるように構成されている。
このように構成された湾曲部123eは、複数の円弧が連なって形成されている。このため、さらに、副気室SCの容積を確保しつつ、上面部の剛性を向上させることができる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1〜3と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例3]
図7は、本実施形態の車両用ホイールで、変形例3の副気室部材130の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態および実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この変形例3では、副気室部材130の湾曲部133eが直線部133fと、半径R4の円弧133gとを有して構成されている。
そして、湾曲部133eは、頭頂部13pから延設される直線部133fに連ねて、円弧133gに円滑に接続するように構成されている。
このように構成された湾曲部133eは、一部を直線部133fとしているため、タイヤと干渉しない範囲で副気室SCの容積を最大限確保することができる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1〜3と同一乃至均等であるので説明を省略する。
[変形例4]
図8は、本実施形態の車両用ホイールで、変形例4の副気室部材140の要部の構成を説明する断面図である。なお、前記実施形態および実施例1と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
この変形例4では、副気室部材140の湾曲部143eの円弧の曲率半径R5は、前記第1の連結部分である連結点P1および前記第2の連結部分である連結点P2の距離(図3参照)Pよりも長く(R5>P)なるように設定されている。
このため、副気室SCの容積を確保しながら、所望の剛性を上面部を構成する湾曲部143eに与えることができる。
他の構成及び作用効果は、前記実施形態の実施例1〜3と同一乃至均等であるので説明を省略する。
以上、上述してきたように、この発明の実施形態の実施例1〜3および変形例1〜4では、湾曲部13e等が径方向外側に凸形状を呈して構成されている。
このため、湾曲部13eが面内外方向に一定の剛性を有して、変形が抑制される。
そして、湾曲部13eをハンプ部11f,11gの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1よりも径方向内側に配置することにより、タイヤ2装着時に干渉させないようにすることができる。
したがって、タイヤ取付性を損なうことなく、副気室部材20の容量を増大させて、消音性を向上させることができる、という実用上有益な作用効果を発揮する。
以上、本実施形態に係る車両用ホイールについて、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、湾曲部13eがビードシート11a,11aに形成されたハンプ部11f,11gの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1よりも径方向内側に配置されているものを示して説明してきた。
しかしながら、特にこれに限らず、タイヤのビード部が干渉しないように径方向外側に凸形状となる湾曲部13eを有していれば、ハンプ部11f,11gの第1の頂部11hと第2の頂部11i間を結ぶ仮想線L1の線上に上面部13bが配置されているものであってもよい。
なお、図6および図7に示す変形例2,3では、円弧123fまたは直線部133fと、円弧123gまたは円弧133gとを連ねたものを示して説明してきたが、特にこれに限らない。たとえば、複数の円弧と複数の直線部とを組み合わせてもよく、組み合わせの順序や個々の長さについてもどのように設定されて連ねられてもよい。
[構成・効果の総括]
上述してきたように、本実施形態の車両用ホイールでは、短時間で安定的に解析を行なうことができる車両用ホイールが提供される。
2 タイヤ
2a ビード
3b,13b,30b 上面部
10,20,30,110,120,130,140 副気室部材(レゾネータ)
11c ウェル部
11f 第1のハンプ部
11g 第2のハンプ部
11h 第1の頂部
11i 第2の頂部
13 本体部
13c 第1の側壁部
13d 第2の側壁部
13e 湾曲部
15 縦壁部(突出部)
16 縦壁部
15b 第3の頂部
30e,113e,123e,133e,133g,143e 湾曲部
123f,123g,133g 円弧
133f 直線部
100,200 車両用ホイール
MC タイヤ空気室
P1,P2 連結点

Claims (7)

  1. タイヤ空気室内でヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に有する車両用ホイールであって、
    前記副気室部材は、
    前記外周部側に配置される下面部と、
    前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と
    を備え、
    幅方向断面における前記上面部は、
    径方向外側に延出する第1の側壁部および第2の側壁部と、
    前記第1の側壁部および前記第2の側壁部を連結すると共に径方向外側に凸形状の湾曲部とを含む
    ことを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記副気室部材は、一方の側端部と他方の側端部を備え、
    前記上面部は、
    前記ウェル部を挟んで2つあるハンプ部のうちの第1のハンプ部が備える第1の頂部および第2のハンプ部が備える第2の頂部を通過する仮想線よりも径方向の内側に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 前記副気室部材は、一方の側端部と他方の側端部を備え、
    前記ウェル部は、その幅方向の中ほどに前記副気室部材の前記一方の側端部が係止される突出部を備え、
    2つあるハンプ部のうちの前記他方の側端部に近い側のハンプ部の頂部を第1の頂部とし、前記突出部の頂部を第3の頂部としたとき、
    前記湾曲部の一方の側と前記第1の側壁部とを連結する第1の連結部分および前記湾曲部の他方の側と前記第2の側壁部とを連結する第2の連結部分は、前記第1の頂部と前記第3の頂部を通過する仮想線の線上または前記仮想線よりも径方向内側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  4. 前記湾曲部は単一の円弧で形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両用ホイール。
  5. 前記湾曲部は複数の円弧が連なって形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両用ホイール。
  6. 前記湾曲部は円弧に直線を一部連ねて形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両用ホイール。
  7. 前記円弧の曲率半径は、
    前記第1の連結部分および前記第2の連結部分の距離よりも長く設定される、
    ことを特徴とする請求項4〜請求項6のうち何れか一項に記載の車両用ホイール。
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