JPWO2017150045A1 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

太陽電池モジュール100は、第1樹脂基板20と、第1樹脂層30と、光電変換部10と、第2樹脂層40と、第2樹脂基板50と、を備える。第1樹脂層30は第1樹脂基板20下に配置される。光電変換部10は第1樹脂層30下に配置される。第2樹脂層40は、光電変換部10下に配置され、第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有する。第2樹脂基板50は第2樹脂層40下に配置される。第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率は第2樹脂体44の引張弾性率より小さい。

Description

本発明は、太陽電池モジュールに関し、特に樹脂基板を使用する太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールの基板としてガラス基板が用いられているが、近年、軽量化のためにガラス基板に代わり樹脂基板が用いられるようになってきている。
例えば、特許文献1には、基材層の主成分をポリカーボネートとした太陽電池モジュール用フロントシートが開示されている。そして、このような構成とすることにより、軽量で、高い耐衝撃性を有する太陽電池モジュール用フロントシートを実現させている。
また、特許文献1では、太陽電池セルを保護するため、エチレン−酢酸ビニル系樹脂などの合成樹脂の封止材により形成された充填剤層が開示されている。
特開2013−145807号公報
しかしながら、一般的に、樹脂の線膨張率はガラスの線膨張率より大きく、温度変化による熱伸縮の影響が大きい。そして、樹脂基板が熱伸縮した場合、樹脂基板と連動して封止材に応力がかかる。また、封止材自体も温度差により熱伸縮する。そのため、太陽電池モジュールの温度差に比例して基材層や充填剤層の熱応力が大きくなり、太陽電池セル間のタブ配線が疲労破断するおそれがあった。すなわち、従来の太陽電池モジュールは温度変化に対する耐性が十分なものとはいえなかった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、温度変化に対する耐性に優れた太陽電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様に係る太陽電池モジュールは、第1樹脂基板と、第1樹脂層と、光電変換部と、第2樹脂層と、第2樹脂基板と、を備える。第1樹脂層は第1樹脂基板下に配置される。光電変換部は第1樹脂層下に配置される。第2樹脂層は、光電変換部下に配置され、第1樹脂体と第2樹脂体とを含有する。第2樹脂基板は第2樹脂層下に配置される。第1樹脂層及び第1樹脂体の引張弾性率は第2樹脂体の引張弾性率より小さい。
本発明の第二の態様に係る太陽電池モジュールは、第1樹脂基板と、第1樹脂層と、光電変換部と、第2樹脂層と、第2樹脂基板と、を備える。第1樹脂層は第1樹脂基板下に配置される。光電変換部は第1樹脂層下に配置される。第2樹脂層は、光電変換部下に配置され、第1樹脂体と第2樹脂体とを含有する。第2樹脂基板は第2樹脂層下に配置される。隣接した光電変換部は接続部材により互いに電気的に接続されている。第1樹脂層及び第1樹脂体の引張弾性率は第2樹脂体の引張弾性率より小さい。
図1は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの一例を示す断面図である。 図2は、本実施形態に係る太陽電池モジュールを示す上面図である。 図3は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの他の例を示す断面図である。 図4は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの他の例を示す断面図である。 図5は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの他の例を示す断面図である。 図6は、本実施形態に係る太陽電池モジュールの他の例を示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
また、図面は、便宜上、x軸、y軸、z軸からなる直角座標系を規定して説明している。x軸、y軸は、太陽電池モジュール100の平面内において互いに直交する。z軸は、x軸及びy軸に垂直であり、太陽電池モジュール100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸それぞれの正の方向は、矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。なお、z軸の正の方向が受光面側に該当し、z軸の負の方向側が受光面と反対側に該当する。
また、「第1の部材の下に第2の部材を設ける」等の記載では、特に限定しない限り、第1の部材及び第2の部材が直接接触して設けられてもよく、第1の部材及び第2の部材の間に他の部材が存在してもよい。
太陽電池モジュールは、例えば、耐荷重性の問題のある建物などへ用途を拡大するため、軽量化が必要とされている。そのため、太陽電池モジュールの保護層として用いられている基板は、ガラス基板に代わり、樹脂基板が使用されるようになってきている。
一方、樹脂基板はガラス基板と比較して軽いものの、線膨張率が大きいため、熱伸縮による熱応力の影響が大きくなる。
ここで、熱応力は、以下のように示される。
[数1]
σ=EαΔT (1)
上記式(1)中、σは熱応力(Pa)、Eは引張弾性率(ヤング率)(Pa)、αは線膨張率(K−1)、ΔTは変化した温度差(K)を示す。
通常、光電変換部は基板の間に配置された封止材により封止され、樹脂基板と封止材が接している。そのため、樹脂基板が熱伸縮することで、封止材もそれに伴い伸縮する。また、封止材自体も温度差により熱伸縮する。さらに、光電変換部間のタブ配線は、封止材に接するように配置されているため、封止材を介して熱伸縮の影響を受ける。
このような課題を解決するため、封止材としてゲルを用いることが考えられる。このようにすることで、光電変換部の熱応力を小さくすることができ、温度変化に対する耐性を改善することができる。
しかし、温度変化に対する耐性を改善するために、封止材としてゲルを用いた場合、局所的な加重に対する耐性が損なわれてしまう。すなわち、樹脂基板はガラス基板と比較して軽いものの、樹脂基板はガラス基板より衝撃に対する機械的強度が弱い。そのため、樹脂基板にヒョウ等が衝突した場合、樹脂基板にたわみが生じることがある。樹脂基板にたわみが生じると、たわんだ部分に加重が集中し、局所的な加重が樹脂基板に生じやすい。局所的な加重が樹脂基板に生じると、その加重が封止材を介して光電変換部に伝わり、光電変換部を曲げる力及び光電変換部を下方へ押す力として働くことがある。
一般的に、光電変換部は引張りのエネルギーに弱く、ガラス面から曲げ方向の応力が働いた場合、光電変換部の裏面側が破損してしまうおそれがある。また、下方向へ押す力が光電変換部に働くと、光電変換部が受光面とは反対側の基板に衝突し、破損してしまうおそれがある。そのため、樹脂基板を用いた場合、このような局所的な加重に対する耐性を考慮して太陽電池モジュールを設計する必要がある。
そこで、本実施形態に係る太陽電池モジュールは、第1樹脂基板と、第1樹脂層と、光電変換部と、第1樹脂体と第2樹脂体を含有する第2樹脂層と、第2樹脂基板とを所定の配置とした。また、第1樹脂層及び第1樹脂体の引張弾性率は第2樹脂体の引張弾性率より小さい。そのため、本実施形態にかかる太陽電池モジュールは、局所的な加重に対する耐性を維持しつつ、温度変化に対する耐性を向上させることができる。以下において、これらの構成要素の説明を行う。
図1は、本実施形態に係る太陽電池モジュール100の断面図の一例を示している。本実施形態に係る太陽電池モジュール100は、第1樹脂基板20と、第1樹脂層30と、光電変換部10と、第2樹脂層40と、第2樹脂基板50と、を備える。第1樹脂層30は第1樹脂基板20下に配置される。光電変換部10は第1樹脂層30下に配置される。第2樹脂層40は、光電変換部10下に配置され、第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有する。第2樹脂基板50は第2樹脂層40下に配置される。
<第1樹脂基板20>
第1樹脂基板20は太陽電池モジュール100の受光面側に配置されており、太陽電池モジュール100の表面を保護する。本実施形態においては、便宜上、第1樹脂基板20を受光面と呼び、第2樹脂基板50を受光面と反対側の面と呼ぶこともあるが、用途に応じてそれぞれの面の外層に他の層を設けることもできる。第1樹脂基板20の形状は、太陽電池モジュール100の表面を保護する役割を果たす限り、特に限定されず、用途に応じて円形、楕円形、矩形などの多角形とすることができる。
第1樹脂基板20を形成する材料は特に限定されず、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を用いることができる。これらの中でも、第1樹脂基板20はポリカーボネート(PC)を含有することがより好ましい。ポリカーボネート(PC)は、耐衝撃性および透光性に優れ、太陽電池モジュール100の表面を保護するのに好ましい。
第1樹脂基板20の厚みは、太陽電池モジュール100の表面を保護する役割を果たす限り特に限定されないが、0.1mm〜15mmとすることが好ましく、0.5mm〜10mmとすることがより好ましい。このような範囲とすることによって、太陽電池モジュール100を適切に保護し、光を光電変換部10に効率よく到達させることができる。
第1樹脂基板20の引張弾性率は特に限定されないが、1.0GPa以上10.0GPa以下であることが好ましく、2.3GPa以上2.5GPa以下であることがより好ましい。第1樹脂基板20の引張弾性率をこのような範囲とすることによって、太陽電池モジュール100の表面を適切に保護することができる。引張弾性率は、例えば、次のように、日本工業規格JIS K7161−1(プラスチック−引張特性の求め方−第1部:通則)により測定することができる。
[数2]
=(σ−σ)/(ε−ε) (2)
上記式(2)において、Eは引張弾性率(Pa)、σはひずみε=0.0005における応力(Pa)、σはひずみε=0.0025における応力(Pa)を示す。
第1樹脂基板20の全光線透過率は特に限定されないが、80%〜100%であることが好ましく、85%〜95%であることがより好ましい。第1樹脂基板20の全光線透過率をこのような範囲とすることにより、光を効率よく光電変換部10へ到達させることができる。全光線透過率は、例えば、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法−第1部:シングルビーム法)などの方法により測定することができる。
<第1樹脂層30>
第1樹脂層30は封止材として光電変換部10を保護する。第1樹脂層30は第1樹脂基板20下に配置される。具体的には、第1樹脂層30は第1樹脂基板20のz軸の負方向側に配置される。第1樹脂層30の形状は、第1樹脂基板20と同様に、特に限定されず、用途に応じて円形、楕円形、矩形などの多角形とすることができる。
第1樹脂層30と第1樹脂基板20との間には他の部材を設けず、第1樹脂層30は第1樹脂基板20と直接接触させることができる。また、第1樹脂層30と第1樹脂基板20との間に、保護層や接着層など他の層を設けることもできる。
第1樹脂層30を形成する材料は、特に限定されないが、第1樹脂層30は各種ゲルを用いることができる。ゲルは、特に限定されないが、溶媒を含有したゲルと溶媒を含まないゲルに分類される。溶媒を含有したゲルには、分散媒が水のゲルであるヒドロゲル、分散媒が有機溶媒のゲルであるオルガノゲル、を用いることができる。また、溶媒を含有したゲルは、数平均分子量が10000以上の高分子ゲル、数平均分子量が1000以上10000未満のオリゴマーゲル、数平均分子量が1000未満の低分子ゲルのいずれを用いることができる。これらのなかでも、第1樹脂層30は溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルを使用することが好ましい。溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルは光電変換部10を固定することができるため、光電変換部10の移動による接続部材14の切断を抑制することができるためである。また、溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルのなかでも、第1樹脂層30はシリコーンゲル、ウレタンゲル、アクリルゲル、セグメント化ウレタンゲル、セグメント化アクリルゲル及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。これらのゲルは引張弾性率が小さく、温度変化による熱応力や局所的な加重を緩和し、光電変換部10の破損を抑制することができるためである。また、これらのゲルは光電変換部10を固定し、光電変換部10の移動による接続部材14の切断を抑制することができる。
第1樹脂層30の引張弾性率は特に限定されないが、0.1kPa以上5MPa未満であることが好ましく、1kPa以上1MPa以下であることがより好ましい。第1樹脂層30の引張弾性率の下限をこのような値とすることによって、光電変換部10を固定し、光電変換部10の移動による接続部材14の切断を抑制することができる。また、第1樹脂層30の引張弾性率の上限をこのような値とすることによって、温度変化による熱応力や局所的な加重を効率よく緩和することができる。
第1樹脂層30の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、光電変換部10を適切に保護し、光を光電変換部10に効率よく到達させることができる。
第1樹脂層30の全光線透過率は特に限定されないが、60%〜100%であることが好ましく、70%〜95%であることがより好ましい。また、第1樹脂層30の全光線透過率は80%〜95%であることがさらに好ましい。第1樹脂層30の全光線透過率をこの範囲とすることにより、光を効率よく光電変換部10へ到達させることができる。
<光電変換部10>
光電変換部10は、光エネルギーを電気エネルギーに変換するものであれば特に限定されない。そのため、本実施形態において、光電変換部10は、太陽電池セル12とすることもできるし、太陽電池セルストリング18とすることもできる。
また、光電変換部10は第1樹脂層30下に配置される。光電変換部10と第1樹脂層30との配置関係は特に限定されず、光電変換部10が第1樹脂層30の少なくとも一部と接するように配置することもできるし、光電変換部10全体を覆うように第1樹脂層30を配置することもできる。このような配置とすることにより、光電変換部10の表面の導電配線などに伴う凹凸構造が第1樹脂層30により覆われ、第1樹脂層30と光電変換部10とを密着させることができる。これにより、温度変化による光電変換部10の表面の気泡が発生するのを抑制することができる。また、第1樹脂層30が保護層として働くため、第1樹脂層30内を透過した水分が光電変換部10へ透過するのを抑制することが可能となる。
太陽電池セル12としては、例えば、シリコン系太陽電池、化合物系太陽電池、有機系太陽電池などが挙げられる。シリコン系太陽電池としては、単結晶シリコン系太陽電池、多結晶シリコン系太陽電池、微結晶シリコン系太陽電池、アモルファスシリコン系太陽電池などが挙げられる。化合物系太陽電池としては、GaAs系太陽電池、CIS系太陽電池、SIGS系太陽電池、CdTe系太陽電池などが挙げられる。有機系太陽電池としては、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池などが挙げられる。また、太陽電池セル12として、ヘテロ接合型太陽電池や多接合型太陽電池を用いることもできる。
太陽電池セル12の形状は、特に限定されないが、表面、裏面及び側面を有する平板状とすることができる。ここで、表面とは、例えば、受光面側の第1樹脂基板20と対向する面とすることができる。また、裏面とは、例えば、受光面と反対側の第2樹脂基板50と対向する面とすることができる。また、側面とは、表面と裏面とで挟まれ、側部を形成する面とすることができる。具体的な形状の例としては、太陽電池セル12を矩形状の平板とすることが挙げられるが、特に限定されない。また、太陽電池セル12は、x−y平面上にマトリクス状に配列することができる。
隣接した太陽電池セル12は接続部材14により互いに電気的に接続することができ、太陽電池セルストリング18を形成する。図1では、太陽電池セルストリング18は、隣接した太陽電池セル12のうち、一方の受光面側のバスバー電極と、受光面と反対側のバスバー電極とを、接続部材14により電気的に接続することにより形成されている。
図2では、一例として、y軸方向に並んで配置される5つの太陽電池セル12が、接続部材14によって直列に接続され、1つの太陽電池セルストリング18が形成されている。また、図2では、一例として、y軸方向に延びた太陽電池セルストリング18がx軸方向に4つ平行に並べられている。なお、図2では一例を示したが、太陽電池セル12の数や配置などは限定されない。
接続部材14は、太陽電池セル12を互いに電気的に接続するものであれば、形状や材料は特に限定されないが、例えば、細長い金属箔により形成されたタブ配線とすることができる。接続部材14の材料としては、例えば、銅などを用いることができる。また、接続部材14は、ハンダや銀などをコーティングして用いることもできる。
接続部材14とバスバー電極との接続には樹脂を使用することができる。この樹脂は導電性、非導電性いずれでもよい。非導電性樹脂の場合はタブ配線とバスバー電極とが直接接続されることで電気的に接続される。また、接続部材14は、樹脂ではなくハンダでもよい。
なお、図1では省略しているが、各太陽電池セル12の受光面及び受光面と反対側の面には、互いに平行にx軸方向に延びる複数のフィンガー電極と、複数のフィンガー電極に直交するようにy軸方向に延びる複数、例えば2本のバスバー電極とが備えられる。バスバー電極は、複数のフィンガー電極のそれぞれを接続する。
さらに、太陽電池セルストリング18のy軸の正方向側と負方向側において、複数の接続配線16がx軸方向に延びており、接続配線16は、隣接した2つの太陽電池セルストリング18を電気的に接続する。本実施形態においては、複数の太陽電池セルストリング18と接続配線16との組合せを、光電変換部10とすることもできる。
太陽電池モジュール100の端縁部には、図示しないフレームを取り付けることもできる。フレームは、太陽電池モジュール100の端縁部を保護するとともに、太陽電池モジュール100を屋根等に設置する際に利用される。
<第2樹脂層40>
第2樹脂層40も第1樹脂層30と同様、封止材として光電変換部10を保護する。第2樹脂層40は光電変換部10下に配置される。具体的には、第2樹脂層40は光電変換部10のz軸の負方向側に配置される。また、第2樹脂層40は第1樹脂層30下に配置することもできる。具体的には、第2樹脂層40は第1樹脂層30のz軸の負方向側に配置される。第2樹脂層40の形状は、第1樹脂基板20と同様、特に限定されず、用途に応じて円形、楕円形、矩形などの多角形とすることができる。
第2樹脂層40の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上1.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、光電変換部10を熱衝撃から適切に保護することができる。
第2樹脂層40と第1樹脂層30との間には他の部材を設けず、第2樹脂層40は第1樹脂層30と直接接触させることができる。また、第2樹脂層40と第1樹脂層30との間に、保護層や接着層など他の層を設けることもできる。
第2樹脂層40は第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有していれば、それぞれの形状は特に限定されず、層状、球体状、楕円体状、円錐状、多角錐状、多角柱状からなる群よりなる少なくとも1種とすることができる。また、第1樹脂体42と第2樹脂体44の配置は、それぞれ特に限定されないが、例えば図1のように、第2樹脂層40が層状の第1樹脂体42と層状の第2樹脂体44とを含有することが考えられる。具体的には、層状の第2樹脂体44は光電変換部10下に配置され、層状の第1樹脂体42は層状の第2樹脂体44下に配置することができる。
このように、第2樹脂層40は第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有する。また、第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率は第2樹脂体44の引張弾性率より小さい。そのため、第2樹脂層40全体の引張弾性率は第2樹脂体44単体の引張弾性率よりも相対的に小さくなる。すなわち、太陽電池モジュール100の温度差が大きくなり、第2樹脂層40が熱伸縮した場合であっても、光電変換部10に加わる熱応力が相対的に小さくなり、光電変換部10の破損が抑制される。したがって、太陽電池モジュール100の温度変化に対する耐性が向上する。
特に限定されないが、例えば図1及び図3〜図6のように、第2樹脂体44の少なくとも一部は太陽電池セル12の鉛直下方に配置されていることが好ましい。鉛直下方とは、z軸の負方向を意味する。第2樹脂層40全体の引張弾性率が小さいと、局所的な加重が光電変換部10に伝わった場合に、光電変換部10が第2樹脂基板50に衝突し破損するおそれがある。また、局所的な荷重が光電変換部10に曲げ方向の応力として伝わり、光電変換部10が破損するおそれがある。しかし、本実施形態においては、第2樹脂体44の引張弾性率は第1樹脂体42の引張弾性率より大きい。そのため、ヒョウ等の局所的な荷重が光電変換部10に伝わった場合であっても、第2樹脂体44が弾性体となって、光電変換部10を支えるため、光電変換部10の破損を抑制することができる。したがって、太陽電池モジュール100の局所的な荷重に対する耐性が向上する。
特に限定されないが、例えば図1及び図3〜5のように、第2樹脂体44を太陽電池セル12の下面の少なくとも一部と接触させることができる。太陽電池セル12は引張りのエネルギーに弱く、ガラス面から曲げ方向の応力が働いた場合、太陽電池セル12の裏面側が破損してしまうおそれがある。しかし、第2樹脂体44の引張弾性率が第1樹脂体42の引張弾性率と比較して大きいため、第2樹脂体44の曲げ弾性率も第1樹脂体42の曲げ弾性率と比較して大きくなる。そのため、第2樹脂体44を太陽電池セル12の下面の少なくとも一部と接触させることにより、太陽電池セル12が折れ曲がりにくくなり、太陽電池セル12の破損が抑制される。
特に限定されないが、例えば図3及び図4のように、第1樹脂体42は接続部材14の少なくとも一部と接触し、第2樹脂体44は太陽電池セル12の下面全体を接触して覆うように配置することができる。すなわち、光電変換部10は太陽電池セル12であり、隣接する太陽電池セル12は互いに接続部材で電気的に接続されている。そして、第1樹脂体42は接続部材の少なくとも一部と接触し、第2樹脂体44は太陽電池セル12の下面全体を接触して覆うように配置することができる。このようにすると、第1樹脂体42の引張弾性率は第2樹脂体44の引張弾性率より小さいため、太陽電池モジュール100に温度差が生じた場合であっても、接続部材14が断線しにくい。なお、接続部材14をより断線しにくくするため、第1樹脂体42が太陽電池セル12間の接続部材14の下面全体を接触して覆うように配置することができる。
特に限定されないが、図4〜図6のように、第2樹脂体44は第2樹脂基板50の少なくとも一部と接触して配置することができる。このようにすることで、第2樹脂基板50が相対的に曲げ弾性率の大きい第2樹脂体44に補強されるため、太陽電池モジュール100全体のたわみを抑制することができる。また、太陽電池をよりたわみにくくするため、図6のように、第2樹脂体44を第2樹脂基板50の全面に接触して配置することができる。
図5及び図6のように、第1樹脂体42は光電変換部10の少なくとも一部と接触して配置することができる。相対的に引張弾性率の小さい第1樹脂体42を光電変換部10の少なくとも一部と接触させることで、第2樹脂層40の熱伸縮による熱応力を緩和でき、太陽電池モジュール100の温度変化に対する耐性を向上させることができる。また、図6のように、第2樹脂層40が層状の第1樹脂体42と層状の第2樹脂体44とを含有することができる。具体的には、層状の第1樹脂体42は光電変換部10下に配置され、層状の第2樹脂体44は層状の第1樹脂体42下に配置することができる。すなわち、第1樹脂体42は光電変換部10の下面全体を覆うことができる。このようにすることにより、光電変換部10が相対的に引張弾性率の小さい第1樹脂体42に覆われるため、第1樹脂体42が熱伸縮した場合であっても、熱応力が小さいため、光電変換部10の破損を抑制することができる。すなわち、太陽電池モジュール100の温度変化に対する耐性をより向上させることができる。
第1樹脂体42を形成する材料は、特に限定されないが、第1樹脂体42は各種ゲルを用いることができる。ゲルは、特に限定されないが、溶媒を含有したゲルと溶媒を含まないゲルに分類される。溶媒を含有したゲルには、分散媒が水のゲルであるヒドロゲル、分散媒が有機溶媒のゲルであるオルガノゲルを用いることができる。また、溶媒を含有したゲルは、数平均分子量が10000以上の高分子ゲル、数平均分子量が1000以上10000未満のオリゴマーゲル、数平均分子量が1000未満の低分子ゲルのいずれを用いることができる。これらのなかでも、第1樹脂体42は溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルを使用することが好ましい。溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルは光電変換部10を固定することができるため、光電変換部10の移動による接続部材14の切断を抑制することができるためである。また、溶媒を含有した高分子ゲルもしくは溶媒を含まないゲルのなかでも、第1樹脂体42はシリコーンゲル、ウレタンゲル、アクリルゲル、セグメント化ウレタンゲル、セグメント化アクリルゲル及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。これらのゲルは引張弾性率が小さく、温度変化による熱応力や局所的な加重を緩和し、光電変換部10の破損を抑制することができるためである。また、これらのゲルは光電変換部10を固定し、光電変換部10の移動による接続部材14の切断を抑制することができる。
第1樹脂体42の引張弾性率は特に限定されないが、0.1kPa以上5MPa未満であることが好ましく、1kPa以上1MPa以下であることがより好ましい。第1樹脂体42の引張弾性率の下限をこのような値とすることによって、封止材として光電変換部10を適切に保護することができる。また、第1樹脂体42の引張弾性率の上限をこのような値とすることによって、熱応力の緩和や局所的な衝撃を効率よく吸収することができる。このため、上述した第1樹脂層30との関係より、第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率はそれぞれ5MPa未満であることが好ましく、第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率はそれぞれ1MPa以下であることがより好ましい。
第2樹脂体44を形成する材料は特に限定されず、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリオレフィン(PO)、ポリイミド(PI)などの熱可塑性樹脂、エポキシ、ウレタン、ポリイミドなどの熱硬化性樹脂及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を用いることができる。これらの樹脂は変性樹脂を用いることもでき、それぞれの組合せとして用いることもできる。なかでも、第2樹脂体44はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を含有することが好ましい。
第2樹脂体44の引張弾性率は特に限定されないが、0.005GPa〜0.5GPaであることが好ましく、0.01GPa〜0.25GPaであることがより好ましい。第2樹脂体44の引張弾性率の下限をこのような値とすることによって、ヒョウ等の局所的な荷重が第1樹脂基板20及び第1樹脂層30を介して光電変換部10に伝わった場合であっても、光電変換部10の破損を抑制することができる。また、第2樹脂体44の引張弾性率の上限をこのような値とすることによって、太陽電池モジュール100の温度が上昇した場合であっても、熱応力による光電変換部10の破損を抑制することができる。そのため、太陽電池モジュール100の耐熱衝撃性を向上させることができる。
<第2樹脂基板50>
第2樹脂基板50は、バックシートとして太陽電池モジュール100の受光面と反対側の面を保護する。第2樹脂基板50は第2樹脂層40下に配置される。具体的には、第2樹脂基板50は、第2樹脂層40のz軸の負方向側に配置される。
第2樹脂層40と第2樹脂基板50との間には他の部材を設けず、第2樹脂層40は第2樹脂基板50と直接接触させることができる。また、第2樹脂層40と第2樹脂基板50との間に、保護層や接着層など他の層を設けることもできる。
第2樹脂基板50を形成する材料は特に限定されず、例えば、繊維強化プラスチック(FRP)、ポリイミド(PI)、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を用いることができる。繊維強化プラスチック(FRP)としては、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)などが挙げられる。なお、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)としては、ガラスエポキシなどが挙げられる。第2樹脂基板50を形成する材料は、繊維強化プラスチック(FRP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。これらの材料は衝撃等によりたわみが発生しにくいためである。
第2樹脂基板50の厚みは、特に限定されないが、0.1mm以上10mm以下であることが好ましく、0.2mm以上5.0mm以下であることがより好ましい。このような範囲とすることによって、第2樹脂基板50のたわみを抑制し、太陽電池モジュール100をより軽量化できる。
第2樹脂基板50の引張弾性率は特に限定されないが、1.0GPa以上10.0GPa以下であることが好ましく、2.3GPa以上2.5GPa以下であることがより好ましい。また、第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率は、第1樹脂基板20、第2樹脂体44及び第2樹脂基板50の引張弾性率よりも小さいことが好ましい。このようにすることにより、第1樹脂層30及び第1樹脂体42が熱伸縮や局所的な荷重を緩和するため、光電変換部10の破損を抑制することができる。
<太陽電池モジュール100の製造方法>
本実施形態に係る太陽電池モジュール100は公知の方法を用いて作成することができる。例えば、ヒーター上に第1樹脂基板20、第1樹脂層30、光電変換部10、第2樹脂層40、第2樹脂基板50を順番にラミネートして、加熱成形することができる。
第2樹脂層40に第1樹脂体42及び第2樹脂体44を含有させる方法は特に限定されない。例えば上述のように、ヒーター上に第1樹脂基板20、第1樹脂層30、光電変換部10、第1樹脂体42、第2樹脂体44、第2樹脂基板50を順番にラミネートして、加熱成形することができる。また、例えば上述のように、ヒーター上に第1樹脂基板20、第1樹脂層30、光電変換部10、第2樹脂体44、第1樹脂体42、第2樹脂基板50を順番にラミネートして、加熱成形することもできる。また、共押出成型により、第1樹脂体42及び第2樹脂体44が層状に形成された第2樹脂層40を成型することもできる。また、第1樹脂体42又は第2樹脂体44を光電変換部10に事前にラミネートすることもできる。
加熱条件は特に限定されないが、例えば真空状態で150℃程度に加熱される。真空条件で加熱した場合は、泡抜け性がさらに向上する。真空加熱の後、大気圧下において、各層を加圧しながらヒーターなどにより加熱して、樹脂成分を架橋することもできる。加熱により得られた積層体には、フレームなどを取り付けることもできる。
以下、本実施形態に係る太陽電池モジュール100の効果を説明する。
本実施形態に係る太陽電池モジュール100は、第1樹脂基板20と、第1樹脂層30と、光電変換部10と、第2樹脂層40と、第2樹脂基板50と、を備える。第1樹脂層30は第1樹脂基板20下に配置される。光電変換部10は第1樹脂層30下に配置される。第2樹脂層40は、光電変換部10下に配置され、第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有する。第2樹脂基板50は第2樹脂層40下に配置される。第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率は第2樹脂体44の引張弾性率より小さい。
本実施形態に係る太陽電池モジュール100は、第1樹脂基板20と、第1樹脂層30と、光電変換部10と、第2樹脂層40と、第2樹脂基板50と、を備える。第1樹脂層30は第1樹脂基板20下に配置される。光電変換部10は第1樹脂層30下に配置される。第2樹脂層40は、光電変換部10下に配置され、第1樹脂体42と第2樹脂体44とを含有する。第2樹脂基板50は第2樹脂層40下に配置される。隣接した光電変換部10は接続部材14により互いに電気的に接続されている。第1樹脂層30及び第1樹脂体42の引張弾性率は第2樹脂体44の引張弾性率より小さい。
そのため、第2樹脂層40全体の引張弾性率は第2樹脂体44単独の引張弾性率よりも相対的に小さくなる。すなわち、太陽電池モジュール100の温度差が大きくなり、第2樹脂層40が熱伸縮した場合であっても、光電変換部10に加わる熱応力が相対的に小さくなる。したがって、太陽電池モジュール100に温度差が生じた場合であっても、光電変換部10の破損を抑制することができる。すなわち、太陽電池モジュール100の温度変化に対する耐性を向上させることができる。
特願2016−038674号(出願日:2016年3月1日)の全内容は、ここに援用される。
以上、本実施形態を実施例によって説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態の太陽電池モジュールは、光電変換部下に配置され、第1樹脂体と第2樹脂体とを含有する第2樹脂層を備え、第1樹脂層及び第1樹脂体の引張弾性率は第2樹脂体の引張弾性率より小さい。そのため、本実施形態によれば、太陽電池モジュールの温度変化に対する耐性を向上させることができる。
10 光電変換部
12 太陽電池セル
14 接続部材
20 第1樹脂基板
30 第1樹脂層
40 第2樹脂層
42 第1樹脂体
44 第2樹脂体
50 第2樹脂基板
100 太陽電池モジュール

Claims (6)

  1. 第1樹脂基板と、
    前記第1樹脂基板下に配置された第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層下に配置された光電変換部と、
    前記光電変換部下に配置され、第1樹脂体と第2樹脂体とを含有する第2樹脂層と、
    前記第2樹脂層下に配置された第2樹脂基板と、を備え、
    前記第1樹脂層及び前記第1樹脂体の引張弾性率は前記第2樹脂体の引張弾性率より小さいことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記第1樹脂層及び前記第1樹脂体の引張弾性率はそれぞれ1MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記第2樹脂体は前記第2樹脂基板の少なくとも一部と接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記光電変換部は太陽電池セルであり、隣接する前記太陽電池セルは互いに接続部材で電気的に接続されており、
    前記第1樹脂体は前記接続部材の少なくとも一部と接触し、前記第2樹脂体は前記太陽電池セルの下面全体を接触して覆うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記第1樹脂体は前記光電変換部の少なくとも一部と接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 第1樹脂基板と、
    前記第1樹脂基板下に配置された第1樹脂層と、
    前記第1樹脂層下に配置された光電変換部と、
    前記光電変換部下に配置され、第1樹脂体と第2樹脂体とを含有する第2樹脂層と、
    前記第2樹脂層下に配置された第2樹脂基板と、を備え、
    隣接した前記光電変換部は接続部材により互いに電気的に接続されており、
    前記第1樹脂層及び前記第1樹脂体の引張弾性率は前記第2樹脂体の引張弾性率より小さいことを特徴とする太陽電池モジュール。
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