JPWO2017145678A1 - 切断機構および切断装置 - Google Patents

切断機構および切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017145678A1
JPWO2017145678A1 JP2018501096A JP2018501096A JPWO2017145678A1 JP WO2017145678 A1 JPWO2017145678 A1 JP WO2017145678A1 JP 2018501096 A JP2018501096 A JP 2018501096A JP 2018501096 A JP2018501096 A JP 2018501096A JP WO2017145678 A1 JPWO2017145678 A1 JP WO2017145678A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper blade
blade
cutting mechanism
cutting
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018501096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6627960B2 (ja
Inventor
池田 和之
和之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2017145678A1 publication Critical patent/JPWO2017145678A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6627960B2 publication Critical patent/JP6627960B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/01Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
    • B26D1/04Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a linearly-movable cutting member
    • B26D1/06Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a linearly-movable cutting member wherein the cutting member reciprocates
    • B26D1/08Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a linearly-movable cutting member wherein the cutting member reciprocates of the guillotine type

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

切断機構(101)は、第1面(41)を有する下刃(2)と、下刃(2)と一体的に形成されるかあるいは別部品として形成され、第1面(41)と同一平面内に位置する第2面(42)を有する1対のガイド部材(10)と、第3面を有し、前記第3面が第2面(42)に面接触で押し当てられつつ1対のガイド部材(10)に対して相対的に摺動可能である上刃(3)と、上刃(3)をガイド部材(10)に向けて付勢するものであり、上刃(3)が摺動する際には上刃(3)と一体的になって移動する弾性体としてのバネ(7)とを備え、上刃(3)は、下刃(2)から離隔した第1状態と、下刃(2)に部分的に重なる第2状態とを取り得、上刃(3)は、前記第1状態から前記第2状態に遷移することによって、被加工物を切断することができる。

Description

本発明は、切断機構および切断装置に関するものである。
紙葉類断裁装置の一例が、特開2010−247251号公報(特許文献1)に記載されている。この装置は、可動切断刃と、固定切断刃と、互いに平行に配置された2本の押さえ部材とを備える。押さえ部材には付勢手段が設けられている。
板状部材用カッターの一例が、特開2009−23074号公報(特許文献2)に記載されている。この装置は、固定刃物と、移動刃物と、移動ベースとを備える。固定刃物の両端にはガイド部が設けられている。
特開2010−247251号公報 特開2009−23074号公報
特許文献1に記載された装置では、可動切断刃の上下動作に伴って、可動切断刃に対する付勢手段の相対的位置が変化するので、付勢力が変化する。したがって、切断が安定しない。
特許文献2に記載された装置では、切断時に移動刃物が固定刃物から遠ざかる側に逃げることを防ぐためには、移動ベースを支える構造が必要となり、移動刃物側の構造全体が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、押し付け力が一定となって切断が安定する切断機構および切断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく切断機構は、第1面を有する下刃と、上記下刃と一体的に形成されるかあるいは別部品として形成され、上記第1面と同一平面内に位置する第2面を有する1対のガイド部材と、第3面を有し、上記第3面が上記第2面に面接触で押し当てられつつ上記1対のガイド部材に対して相対的に摺動可能である上刃と、上記上刃を上記ガイド部材に向けて付勢するものであり、上記上刃が摺動する際には上記上刃と一体的になって移動する弾性体とを備える。上記上刃は、上記下刃から離隔した第1状態と、上記下刃に部分的に重なる第2状態とを取り得る。上記上刃は、上記第1状態から上記第2状態に遷移することによって、被加工物を切断することができる。
本発明によれば、切断作業のために上刃が移動する際に、どの位置でも上刃に対する押し付け力が一定となり、切断が安定する。
本発明に基づく実施の形態1における切断機構の第1状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構のベース部材など一部の部品のみを取り出した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の可動部を取り出した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の上刃など一部の部品のみを取り出した状態の断面図である。 図1におけるV−V線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の第2状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の可動部が1対のガイド部材に案内される様子の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の上刃内部に流路を設けた構成の第1の断面図である。 本発明に基づく実施の形態1における切断機構の上刃内部に流路を設けた構成の第2の断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における切断機構の第1状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態2における切断機構のベース部材など一部の部品のみを取り出した状態の斜視図である。 図11におけるXII−XII線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における切断装置の模式図である。
図面において示す寸法比は、必ずしも忠実に現実のとおりを表しているとは限らず、説明の便宜のために寸法比を誇張して示している場合がある。以下の説明において、上または下の概念に言及する際には、絶対的な上または下を意味するものではなく、図示された姿勢の中での相対的な上または下を意味するものである。
(実施の形態1)
図1〜図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における切断機構について説明する。本実施の形態における切断機構101の斜視図を図1に示す。切断機構101のうち、ベース部材1、下刃2およびガイド部材10を含む一部の部品のみを取り出したところを図2に示す。切断機構101のうち、上刃3を含む一部の部材のみを取り出したところを図3に示す。図3には、上刃ホルダ5と、上刃3とが示されている。図3に示される主な部材の断面を図4に示す。図1におけるV−V線に関する矢視断面図を図5に示す。
本実施の形態における切断機構101は、第1面41を有する下刃2と、下刃2と一体的に形成されるかあるいは別部品として形成され、第1面41と同一平面内に位置する第2面42を有する1対のガイド部材10とを備える。下刃2の第1面41と、ガイド部材10の第2面42とを同一平面内に位置させるためには、たとえば下刃2およびガイド部材10を、平坦な面を有する1つの部材に対して固定した状態で同時研削を行なった後でこれらをベース部材1の平坦な面に取り付ければよい。あるいは、下刃2およびガイド部材10をベース部材1に取り付けた状態で同時研削を行なってもよい。切断機構101は、さらに上刃3と、弾性体とを備える。ここでいう弾性体は、たとえばバネ7であってよい。図4に示すように、上刃3は第3面43を有する。上刃3は、第3面43が第2面42に面接触で押し当てられつつ1対のガイド部材10に対して相対的に摺動可能である。上刃3はたとえば超硬合金で形成されている。超硬合金とは、たとえばタングステン・カーバイドを、コバルトを結合剤として混合して焼結したものである。下刃2も超硬合金で形成されていてもよい。図5に示すように、バネ7は、上刃3をガイド部材10に向けて付勢するものである。バネ7は、上刃3が摺動する際には上刃3と一体的になって移動する。上刃3は、下刃2から離隔した第1状態と、下刃2に部分的に重なる第2状態とを取り得る。図1では、上刃3が上がって落下防止ストッパ6が挿入されている状態が示されている。落下防止ストッパ6が外されて上刃3が下がっている状態を図6に示す。図1に示した状態が第1状態であり、図6に示した状態が第2状態である。上刃3は、第1状態から第2状態に遷移することによって、被加工物を切断することができる。上刃3を含む、上下に移動する部分は「可動部」ともいう。可動部には、上刃3の他に上刃ホルダ5などが含まれる。上刃ホルダ5は、上刃3を保持し、固定するためのものである。図3に示される構造体の全体が可動部に相当する。
図1および図2に示すように、ベース部材1は開口部20を有する。ベース部材1の左右両端には取っ手12が取り付けられている。2つのガイド部材10には、それぞれ溝11が設けられている。溝11は図2に示すように長穴状であってもよい。各ガイド部材10の下部にはウレタンワッシャ13が取り付けられている。ウレタンワッシャ13は、可動部の移動範囲の下端を規定している。可動部が下降する際には、ある程度下降した時点で上刃3の下端がウレタンワッシャ13に当接することによって、上刃3がそれ以上下降することができない状態となる。図3に示すように、上刃3は上刃ホルダ5に固定されている。上刃ホルダ5は、上端に切欠き15を有していてもよい。図3に示した例では、切欠き15はT字形状の内部空間を有する。すなわち、上刃ホルダ5の上端面近傍に比べて上端面から遠い側において幅が広くなっている。このような切欠き15は、可動部を上下方向に移動させるための駆動装置との接続のために用いることができる。図3に示すように、上刃ホルダ5は、貫通孔18を有する。貫通孔18は、図1に示すように、落下防止ストッパ6を挿入するためのものである。図2に示すようにベース部材1は凹み19を有する。落下防止ストッパ6を貫通孔18に挿入したときには、落下防止ストッパ6の先端はベース部材1の凹み19に進入する。落下防止ストッパ6の先端が凹み19に進入して突き当たることによって、落下防止ストッパ6の姿勢は安定する。図1に示すように落下防止ストッパ6を正しく装着した場合には、上刃3を含む可動部は落下が防止され、図1に示す姿勢が維持される。すなわち、第1状態が維持される。切断機構101で実際に被加工物の切断作業を行なう際には、可動部が移動可能となるように、事前に落下防止ストッパ6は取り外される。落下防止ストッパ6が装着されていない状態では、切断機構101は、第1状態と第2状態との間を相互に遷移することができる。
図3および図4に示すように、上刃3および上刃ホルダ5に対しては、押さえ板16を介してネジ17が挿入されている。上刃3はネジ17によって上刃ホルダ5に固定されている。ネジ17を抜けば、上刃3は、上刃ホルダ5から取り外すことができる。図3および図5に示すように、上刃3の両端をシャフト8が貫通している。シャフト8は上刃3のガイド部材10とは反対側の面において上刃3の表面より突出しており、この突出した部分においては、シャフト8の周りにバネ7が配置されている。この突出した部分のシャフト8の端にはワッシャ14を介してネジ26が締め込まれている。ワッシャ14は、バネ7を押さえ付けている。シャフト8の反対側の端には上刃固定部材21が接続されている。図5に示すように、複数のシャフト8に対してまたがるように1つの上刃固定部材21が接続されていてもよい。上刃固定部材21には回転軸が設けられ、この回転軸の周りにベアリング23が配置されている。ベアリング23は車輪のような役割を果たしうるように配置されている。1つの上刃固定部材21に複数のベアリング23が配置されていてもよい。
本実施の形態では、1つの上刃に対して片側当たり2本、左右合計4本のシャフト8が配置されている構成としたが、これはあくまで一例であって、シャフト8の本数はこれに限らない。
本実施の形態における切断機構101では、開口部20に被加工物を挿入した状態で、上刃3を下刃2に向けて降下させることによって、被加工物を切断することができる。本実施の形態では、上刃に対して付勢を行なう弾性体などを含む機構が上刃と一体的に移動するものとなっているので、切断作業のために上刃が移動する際に、どの位置でも上刃に対する押し付け力が一定となり、切断が安定する。
上刃3にはシャー角をつけてもよい。シャー角をつけることによって、切断時の抵抗力を小さくすることができる。
なお、図5に示すように、上刃3の第3面43の側に上刃固定部材21が接続されており、上刃3と上刃固定部材21とは、ガイド部材10を挟んでいる構成であってよい。ここで示した例では、シャフト8は、上刃固定部材21およびガイド部材10を貫通している。シャフト8の上刃固定部材21の側の端にはネジ25が締め込まれている。
図1、図2、図5に示すように1対のガイド部材10はそれぞれ開口部または切欠きを有し、上刃3から第3面43に垂直な方向に延在するシャフト8が前記開口部または切欠きを通っている構成であってよい。本実施の形態では、ガイド部材10には、開口部または切欠きとして、溝11が設けられている。溝11は開口部の一種である。ここでは開口部が設けられている例を図示したが、開口部に代えて切欠きが設けられていてもよい。ここでいう切欠きとは、図2に示した溝11のように外周が閉ループ状になっている構造ではなく、外周の少なくとも一部が開放された形状で設けられた構造を意味する。上刃3および上刃ホルダ5を含む可動部は、たとえば図7に示すように、1対のガイド部材10に案内されることとなっていてよい。図7では要部のみを示している。ガイド部材10に設けられた溝11の内部にボールリテーナ24が配置されている。図5に示すように、ボールリテーナ24はシャフト8を取り囲むように配置されたものである。図7に示すように、2つの溝11は平行に配置されており、ボールリテーナ24が溝11の内面に当接しつつ転動することによって、上刃3および上刃ホルダ5を含む可動部は、上下方向に円滑に摺動することができる。
本実施の形態で図1〜図2に示すように、下刃2と1対のガイド部材10とは互いに別部品である。このように別部品としておけば摩耗した際の部品交換が行ないやすい。また、下刃2がたとえば超硬合金などのように高価な材料で形成されている場合であっても、ガイド部材10をより安価な部材で形成することも可能となる。もっとも、下刃2と1対のガイド部材10とを一体物として用意してもよい。
本実施の形態で示したように、切断機構101は、ベース部材1を備え、下刃2および1対のガイド部材10はベース部材1に取り付けられている構成であってよい。ベース部材1の存在は必須ではないが、このようにベース部材1を用いることにより、各部品間の相対的な位置決めが容易となる。図1に示したように、ベース部材1に取っ手12を設けておけば、切断機構101の持ち運びが容易となる。取っ手12を設けておくことにより、部品交換、部品の加工などが行ないやすい切断機構101を得ることができる。
図8〜図9に示すように、上刃3の内部に流路29を設けてもよい。流路29は、貫通孔であり、エアを通すためのものである。上刃ホルダ5の内部には流路28が設けられている。上刃ホルダ5には流路28と連通するように分配室31が設けられている。上刃ホルダ5の流路28の上端には、エア入口27が設けられている。上刃3の流路29の下端にはエア出口30が設けられている。図9に示すように、流路28は、エア入口27と分配室31とを接続している。1つの流路28から導入されたエアは、分配室31において複数の流路29に分配される。上刃3の内部には複数の流路29が設けられていてもよい。エア入口27からエアを供給することによってエア出口30からエアが噴出する。このように上刃3からエアを噴出させることにより、切断後の被加工材が上刃3に付着することを防ぐことができる。すなわち、切断後の被加工材をより確実に落下させることができる。ここではエアを流すものとして説明したが、流路28などに通す流体はエア以外であってもよい。
図示しないが、下刃2の内部にも同様に流路を設けて下刃2の上端においてエア吸引をできるようにすることで、切断作業時に被加工物を吸引固定することができる。このようにすることで切断作業のさらなる安定化を図ることができる。また、図示しないが、上刃3側および下刃2側のうち少なくとも一方に、被加工物を平面的に押さえる機械構造的な押さえ部材を設けてもよい。このような押さえ部材を設けることで、切断作業のさらなる安定化を図ることができる。さらに、被加工物に位置決め用の穴があいている場合には、位置決め用のピンを、上刃3側および下刃2側のうち少なくとも一方に設けておくことで、被加工物の位置決めを容易に行なうことができる。この構成によっても切断作業のさらなる安定化を図ることができる。
(実施の形態2)
図10〜図12を参照して、本発明に基づく実施の形態2における切断機構について説明する。本実施の形態における切断機構102の斜視図を図10に示す。図10に示す状態から上刃3などを取り外した状態を図11に示す。図11におけるXII−XII線に関する矢視断面図を図12に示す。切断機構102は、基本的な構成においては、実施の形態1で示した切断機構101と同様であるが、以下の点で異なる。
切断機構102においては、1対のガイド部材10に挟まれた領域において、ベース部材1に1以上のスペーサ部材32が取り付けられており、1以上のスペーサ部材32の各々は、第2面42と同一平面内に位置する端面32aを有する。
本実施の形態では、ベース部材1に1以上のスペーサ部材32が配置されているので、上刃3が反って上刃3の中間部分が必要以上にベース部材1に接近することを防止することができる。ここでいう「上刃3の中間部分」とは、上刃3のうち1対のガイド部材10に挟まれた領域に対応する部分をいう。上刃3の中間部分が必要以上にベース部材1に接近した場合には、上刃3を下降させたときに上刃3と下刃2とが干渉する可能性があるが、スペーサ部材32によって上刃3の中間部分の変位が抑えられるので、上刃3と下刃2とが干渉する事態を回避することができる。特に、切断機構において開口部20の幅が広く上刃3の幅が広い場合には、上刃3の反りが問題となる確率が高まるので、本実施の形態で示した構成を採用することは有意義である。
図12に示すように、1以上のスペーサ部材32は端面32aより後退した位置に磁石33を含んでおり、上刃3は、磁石33に吸着可能な材料を含んでいてもよい。この構成を採用することにより、上刃3がスペーサ部材32に重なる際には、磁石33によって上刃3が吸い寄せられるので、上刃3が反って上刃3の中間部分がベース部材1から必要以上に離れることを防止することができる。したがって、より安定した切断作業が可能となる。
(実施の形態3)
図13を参照して、本発明に基づく実施の形態3における切断装置について説明する。本実施の形態における切断装置501を、模式的に図13に示す。
切断装置501は、実施の形態1〜2で説明したいずれかの切断機構を備える。ここでは、切断装置501は、一例として切断機構101を備える。切断装置501は、上刃3と下刃2との間に向けて被加工物55を供給する被加工物供給部51と、上刃3および下刃2によって切断された被加工物56を支持するステージ52とを備える。ここで示した例では、被加工物供給部51には、被加工物ロール50が保持されており、被加工物ロール50から帯状の被加工物55が順次送り出される構造となっている。被加工物55がベース部材1の開口部20に挿入され、上刃3および下刃2よりも前方に一定距離だけ進出した状態で、上刃3が矢印91に示すように移動することによって被加工物55の切断が行なわれる。切断されることによって所望長さでシート状に切り離された被加工物56が得られる。切り離された被加工物56はステージ52の上面に載る。上刃3が移動して実際に切断が行なわれる際には、ステージ52は上刃3の移動の妨げにならない位置へ移動することとしてもよい。ステージ52の上方には吸着ヘッド53が配置されている。吸着ヘッド53は、切断された被加工物56を吸着することによって保持し、矢印92に示すように搬送することができる。図13に示すように、切断装置501は、製品ストック部54を備えていてもよい。吸着ヘッド53は、被加工物56を製品ストック部54まで運び、製品ストック部54内に積み上げる。ここでは切断した被加工物56の扱いについて説明したが、これはあくまで一例であって、このように扱われるとは限らない。
本実施の形態における切断装置501は、これまでに説明してきた切断機構を備えているので、安定した切断を繰り返すことができる。被加工物を供給する被加工物供給部51と、ステージ52を備えているので、効率良く切断作業を行なうことができる。
また、本実施の形態における切断装置501は、これまでに説明してきた切断機構を備えているので、安定した切断を行なうことができるようにしつつ、切断機構の大きさが大きくならない。特に切断機構の厚み、すなわち図13における左右方向の寸法が大きくならない。これによって、吸着ヘッド53または他の作業用の機構が、ステージ52またはその近傍の部品に接近しやすい構成が実現可能となる。これにより、切断装置501の小型化を図ることも可能となる。また、切断装置501における各種機構の配置の設定が行ないやすい構成も実現可能となる。
ここでは、被加工物は被加工物供給部51に保持された被加工物ロール50から供給されるものとしたが、被加工物の初期状態はロール状とは限らず他の形状で供給されるものであってもよい。
ここまで被加工物はシート状のものとして説明したが、これはあくまで一例である。被加工物はシート状に限らず、板状、棒状、管状、ブロック状、繊維状などさまざまな形状であってもよい。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 ベース部材、2 下刃、3 上刃、5 上刃ホルダ、6 落下防止ストッパ、7 バネ、8 シャフト、10 ガイド部材、11 溝、12 取っ手、13 ウレタンワッシャ、14 ワッシャ、15 切欠き、16 押さえ板、17 ネジ、18 (落下防止ストッパのための)貫通孔、19 凹み、20 開口部、21 上刃固定部材、23 ベアリング、24 ボールリテーナ、25,26 ネジ、27 エア入口、28,29 流路、30 エア出口、31 分配室、32 スペーサ、32a 端面、33 磁石、34 ネジ、41 第1面、42 第2面、43 第3面、50 被加工物ロール、51 被加工物供給部、52 ステージ、53 吸着ヘッド、54 製品ストック部、55 (切断前の)被加工物、56 (切断された)被加工物、91,92 矢印、101,102 切断機構、501 切断装置。

Claims (8)

  1. 第1面を有する下刃と、
    前記下刃と一体的に形成されるかあるいは別部品として形成され、前記第1面と同一平面内に位置する第2面を有する1対のガイド部材と、
    第3面を有し、前記第3面が前記第2面に面接触で押し当てられつつ前記1対のガイド部材に対して相対的に摺動可能である上刃と、
    前記上刃を前記ガイド部材に向けて付勢するものであり、前記上刃が摺動する際には前記上刃と一体的になって移動する弾性体とを備え、
    前記上刃は、前記下刃から離隔した第1状態と、前記下刃に部分的に重なる第2状態とを取り得、
    前記上刃は、前記第1状態から前記第2状態に遷移することによって、被加工物を切断することができる、切断機構。
  2. 前記上刃の前記第3面の側に上刃固定部材が接続されており、前記上刃と前記上刃固定部材とは、前記ガイド部材を挟んでいる、請求項1に記載の切断機構。
  3. 前記1対のガイド部材はそれぞれ開口部または切欠きを有し、前記上刃から前記第3面に垂直な方向に延在するシャフトが前記開口部または切欠きを通っている、請求項1または2に記載の切断機構。
  4. 前記下刃と前記1対のガイド部材とは互いに別部品である、請求項1から3のいずれかに記載の切断機構。
  5. ベース部材を備え、前記下刃および前記1対のガイド部材は前記ベース部材に取り付けられている、請求項1から4のいずれかに記載の切断機構。
  6. 前記1対のガイド部材に挟まれた領域において、前記ベース部材に1以上のスペーサ部材が取り付けられており、前記1以上のスペーサ部材の各々は、前記第2面と同一平面内に位置する端面を有する、請求項5に記載の切断機構。
  7. 前記1以上のスペーサ部材は前記端面より後退した位置に磁石を含んでおり、前記上刃は、磁石に吸着可能な材料を含んでいる、請求項6に記載の切断機構。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の切断機構と、
    前記上刃と前記下刃との間に向けて前記被加工物を供給する被加工物供給部と、
    前記上刃および前記下刃によって切断された前記被加工物を支持するステージとを備える、切断装置。
JP2018501096A 2016-02-22 2017-02-01 切断機構および切断装置 Active JP6627960B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031146 2016-02-22
JP2016031146 2016-02-22
PCT/JP2017/003560 WO2017145678A1 (ja) 2016-02-22 2017-02-01 切断機構および切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017145678A1 true JPWO2017145678A1 (ja) 2018-09-20
JP6627960B2 JP6627960B2 (ja) 2020-01-08

Family

ID=59685143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018501096A Active JP6627960B2 (ja) 2016-02-22 2017-02-01 切断機構および切断装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6627960B2 (ja)
CN (1) CN108472823B (ja)
WO (1) WO2017145678A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2021522B1 (en) 2018-08-30 2020-04-24 Sdd Holding B V Cutting device and method for cutting paper
KR102574292B1 (ko) * 2023-05-12 2023-09-01 김승용 조절모듈을 사용하는 이차전지전극 면압커팅장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51137183U (ja) * 1975-04-28 1976-11-05
JPS6020900A (ja) * 1983-07-15 1985-02-02 松下電工株式会社 金属箔シ−トの搬送積載装置
JPS6423396U (ja) * 1987-07-31 1989-02-07
JPH0333092U (ja) * 1989-08-10 1991-04-02
JPH06143187A (ja) * 1992-11-04 1994-05-24 Hitachi Metals Ltd シート切断装置
JP2009023074A (ja) * 2007-07-24 2009-02-05 Toraiyaan:Kk 板状部材用カッター
JP2010082734A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Metals Ltd シート材切断装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254386A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Star Micronics Co Ltd シート切断装置
JP2002273687A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Oyane Riki Mfg Co Ltd カッター
CN201324806Y (zh) * 2008-12-25 2009-10-14 何川 钢筋调直切断机的剪切机构
CN202572460U (zh) * 2011-12-28 2012-12-05 杨利民 马赛克生产线的整体式切纸装置
CN203197973U (zh) * 2013-02-06 2013-09-18 宁波荣智自动化科技有限公司 一种翅片自动切断系统
CN203589968U (zh) * 2013-09-12 2014-05-07 常州新区金康精工机械有限公司 高叠厚插纸机
CN204172075U (zh) * 2014-08-04 2015-02-25 宁波荣智自动化科技有限公司 一种翅片自动上下切断机构
CN104972519B (zh) * 2015-06-18 2017-10-27 广东省蚕业技术推广中心 一种多功能桑枝切断机

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51137183U (ja) * 1975-04-28 1976-11-05
JPS6020900A (ja) * 1983-07-15 1985-02-02 松下電工株式会社 金属箔シ−トの搬送積載装置
JPS6423396U (ja) * 1987-07-31 1989-02-07
JPH0333092U (ja) * 1989-08-10 1991-04-02
JPH06143187A (ja) * 1992-11-04 1994-05-24 Hitachi Metals Ltd シート切断装置
JP2009023074A (ja) * 2007-07-24 2009-02-05 Toraiyaan:Kk 板状部材用カッター
JP2010082734A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Metals Ltd シート材切断装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108472823A (zh) 2018-08-31
CN108472823B (zh) 2020-08-21
WO2017145678A1 (ja) 2017-08-31
JP6627960B2 (ja) 2020-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101987338B (zh) 包含以浮动方式支撑的冲模的冲压工具
EP3260234A1 (en) Machine to process section bars
JP6927574B2 (ja) スリッタ、シート裁断機、及びシート加工装置
TW201521953A (zh) 進給裝置及採用該進給裝置之雙軸加工機
JPWO2017145678A1 (ja) 切断機構および切断装置
EP2990147A1 (en) Machine for cutting wood panels or the like
KR101510175B1 (ko) 기판의 홈 가공 툴 및 홈 가공 장치
CN203599708U (zh) 打标装置
EP2944409A1 (en) Machine for cutting wood or plastic panels
US9969097B2 (en) Cutting tool
CN109463851B (zh) 连续拉链牙链链带加工机
JP3203271U (ja) フィルム切断装置
KR100440981B1 (ko) 컷팅블레이드의 다목적 절단장치
JP6468788B2 (ja) バリ除去装置
CN204022842U (zh) 横移式皮革切割机
KR102072301B1 (ko) 가변형 원형톱 작업대
KR101538849B1 (ko) 금속판 절단장치
JP6091260B2 (ja) レーザ加工方法及び装置
JP5268049B2 (ja) フィルム状物裁断用治具
JP5671668B2 (ja) クリアランス調整機構
JP2011249676A (ja) 基板搬送保持装置
JP2021125601A (ja) テープ切断装置
KR20200010989A (ko) 하부 안내플레이트와 상부 안내플레이트가 구비되는 캐리어테이프 가공 금형장치
JP5954832B2 (ja) クロス加工装置
KR20160000526U (ko) 도광판 기재 가공기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6627960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150