JPWO2017111164A1 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Abstract

内視鏡用処置具を構成するカテーテルチューブ(5)の遠位端部にバルーン部(2)が具備し、バルーン部(2)を構成するバルーン膜(3)の遠位端では、バルーン膜(3)の外側表面(3a)に連続する遠位端表面がカテーテルチューブ(5)の遠位端側第1外周面(5a)に接合しており、バルーン膜(3)の近位端では、バルーン膜(3)の内側表面(3b)に連続する近位端表面がカテーテルチューブ(5)の遠位端側第1外周面(5a)よりも近位端側に位置するカテーテルチューブ(5)の遠位端側第2外周面(5b)に接合してある。当該構成を有することにより、内視鏡を通して内視鏡用器具を抜き取る際に、バルーン部を損傷させること無く抜き取ることができる。

Description

本発明は、たとえば胆管などに生じた結石を除去するために用いられる結石除去用バルーンカテーテルなどのバルーン部を有する内視鏡用処置具に関する。
胆管内に生じた結石、すなわち、胆石を体外に取り出して除去する方法としては、いくつかの方法が知られているが、その一つとして、バルーンカテーテルを用いる方法が知られている。バルーンカテーテルを用いて胆石を胆管内から除去する際は、まず、内視鏡を介して、バルーン部を収縮させた状態のバルーンカテーテルを胆管内に挿入して、バルーン部を、除去すべき胆石の位置より奥に位置させる。次いで、バルーン部を膨張させてから、バルーンカテーテルを引き戻すと、バルーン部で胆石を掻き出すようにして、胆管外に排出することができる。
このように胆石を除去するために用いられる結石除去用バルーンカテーテルとしては、たとえば、特許文献1に記載された構造を有するものが知られている。この特許文献1に記載されたバルーンカテーテルでは、カテーテルチューブの先端部(遠位端部)に、バルーン部を形成するために伸縮性材料からなるバルーン膜が接合されており、このバルーン膜の内部に流体を導入することにより、バルーン膜を膨張させることができる。
このようなバルーン膜を備える従来の結石除去用バルーンカテーテルでは、バルーン膜を膨張させて使用した後に、バルーン膜を萎ませて、そのバルーンカテーテルを、内視鏡のチャネルを通して体外に抜き取る作業が必要になる。その際に、従来のバルーンカテーテルでは、チャネルの内壁とバルーン膜との摩擦により、バルーン膜の遠位端の接合部をカテーテルチューブの外周面から引き裂こうとする力が作用する。
そのため、内視鏡を通して結石除去用バルーンカテーテルを抜き取る際に、バルーン膜の遠位端の接合部においてバルーン部を損傷させてしまう場合があった。
実開平5−63551号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、内視鏡を通してバルーン部を有する内視鏡用処置具を抜き取る際に、バルーン部を損傷させること無く抜き取ることが容易な内視鏡用処置具を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る内視鏡用処置具は、
ルーメンが長手方向に沿って形成してあるカテーテルチューブと、
前記カテーテルチューブの遠位端部に具備してあるバルーン部と、を有する内視鏡用処置具であって、
前記バルーン部を構成するバルーン膜の遠位端では、前記バルーン膜の外側表面に連続する遠位端表面が、前記カテーテルチューブの遠位端側第1外周面に接合してあり、
前記バルーン膜の近位端では、前記バルーン膜の内側表面に連続する近位端表面が、前記カテーテルチューブの前記遠位端側第1外周面よりも近位端側に位置する前記カテーテルチューブの遠位端側第2外周面に接合してある。
本発明に係る内視鏡用処置具では、バルーン膜を膨張させて使用した後に、バルーン膜を萎ませて、そのバルーンカテーテルを、内視鏡を通して体外に抜き取る際に、バルーン膜の遠位端の接合部において、バルーン膜の遠位端の接合部を引き裂こうとする力が作用しない。単に、バルーン膜を引き延ばすように力が作用するのみである。そのため、内視鏡を通して内視鏡用処置具を抜き取る際に、バルーン部を損傷させること無く抜き取ることが可能になる。
好ましくは、前記カテーテルチューブの遠位端部には、前記バルーン膜の遠位端よりも遠位端側に位置する遠位端先端部が存在する。このように構成することで、内視鏡用処置具の製造工程において、バルーン膜の外側表面に連続する遠位端表面をカテーテルチューブの外周面に接合させる工程が容易になる。そして、その結果として、バルーン膜を膨張させたときに、バルーン膜の遠位端接合部が剥離してしまう事象を有効に防止することができる。
本発明に係る内視鏡用処置具は、前記遠位端側第1外周面に接合してある前記バルーン膜の遠位端に位置する第1キャップ部材をさらに有してもよい。第1キャップ部材を具備させることで、バルーン膜の遠位端接合部の強度が向上する。
本発明に係る内視鏡用処置具は、前記遠位端側第2外周面に接合してある前記バルーン膜の近位端に位置する第2キャップ部材をさらに有してもよい。第2キャップ部材を具備させることで、バルーン膜の近位端接合部の強度が向上する。
本発明の一態様では、前記カテーテルチューブの遠位端に、前記カテーテルチューブのルーメンに通じる遠位側ワイヤ挿通孔が形成してあり、
前記バルーン部よりも近位側で、前記カテーテルチューブの長手方向に沿っての途中位置には、前記ルーメンに通じる近位側ワイヤ挿通孔が形成してあり、
前記近位側ワイヤ挿通孔から近位端方向に向かう前記ルーメンが、硬化された充填物により閉塞してあり、
前記近位側ワイヤ挿通孔から遠位端方向に向かう前記ルーメンが、ワイヤが挿通可能な遠位側ワイヤ通路として利用可能になっており、
前記充填物には、前記遠位側ワイヤ通路から前記近位側ワイヤ挿通孔に向けて前記ワイヤを案内し易くするための傾斜が形成してあっても良い。
このように構成することで、ガイドワイヤの近位端側では、カテーテルチューブの遠位側ワイヤ挿通孔から近位側ワイヤ挿通孔までに対応する長さより少し長めに、内視鏡から引き出しておけば良くなる。
その結果、ガイドワイヤの近位端側から内視鏡用処置具を挿入する作業と、内視鏡用処置具を抜き取る作業が容易になり、ハンドリング性が向上し、内視鏡用処置具の交換も容易になる。さらに、内視鏡から引き出しておくガイドワイヤの長さを短くできるため、その衛生管理も容易になる。
さらに、遠位側ワイヤ通路から近位側ワイヤ挿通孔に向けてワイヤを案内し易くするための傾斜が、硬化充填物に形成してあることから、ガイドワイヤの近位端を遠位側ワイヤ挿通孔から押し込むのみで、ガイドワイヤの近位端は、遠位側ワイヤ通路を通して、近位側ワイヤ挿通孔に向けて案内され、そこからガイドワイヤを引き出す作業が容易になる。また、近位側ワイヤ挿通孔の近くに位置するルーメン内に、硬化充填物が充填してあることから、近位側ワイヤ挿通孔の近くが補強され、その部分でのキンクを有効に防止することができる。
なお、硬化充填物の近位端よりもさらに近位側に位置するルーメンには、スタイレットを着脱自在に挿入してもよい。スタイレットを挿入することで、カテーテルチューブの近位端部の剛性が増し、ガイドワイヤに沿っての内視鏡用処置具の送り込み特性が向上する。
前記近位側ワイヤ挿通孔の近位端側に位置するカテーテルチューブの外周面には、硬化する前の流動する前記充填物を、前記ルーメンの内部に充填するための充填用孔が形成してあり、前記充填用孔は、硬化後の前記充填物により閉塞されていても良い。このような構成にすることで、近位側ワイヤ挿通孔の近くにおいて、カテーテルチューブのルーメンの内部に充填物を充填する作業が容易になる。また、充填用孔は、硬化後の前記充填物により閉塞されていることから、充填孔とルーメンの内部とが連通することもない。
また、前記充填用孔の開口縁は、硬化された後の前記充填物の一部により補強されることになる。さらに、前記近位側ワイヤ挿通孔の開口縁も、硬化された後の前記充填物の一部により補強されることになる。
図1は本発明の一実施形態に係る結石除去用バルーンカテーテルの全体図である。 図2Aは図1に示す結石除去用バルーンカテーテルにおけるカテーテルチューブの遠位端部を示す一部断面拡大図である。 図2Bは本発明の他の実施形態に係る結石除去用バルーンカテーテルにおけるカテーテルチューブの遠位端部を示す一部断面拡大図である。 図3は図2Aに示すIII−III線に沿う拡大断面図である。 図4は図1に示すIV−IV線に沿う拡大断面図である。 図5は図1に示すカテーテルチューブにおける近位端側ワイヤ挿通孔の部分断面図である。 図6(A)〜図6(C)は図1に示す結石除去用バルーンカテーテルにおけるバルーン部の作り方を示す概略断面図である。 図7(A)は図1に示す結石除去用バルーンカテーテルを内視鏡を通して抜き取る状態を示す部分概略断面図、図7(B)は従来例に係る結石除去用バルーンカテーテルを内視鏡を通して抜き取る状態を示す部分概略断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る内視鏡用処置具としての結石除去用バルーンカテーテル1は、カテーテルチューブ5と、バルーン部(処置部)2と、カバー13と、3つの枝管14a〜14cと、3つのハブ15a〜15cとから構成されている。
結石除去用バルーンカテーテル1のカテーテルチューブ5は、可撓性材料によって形成されたチューブであって、経内視鏡的に体内に挿入される側の端部である遠位端部7と、その他端側に位置する近位端部6とを有している。このカテーテルチューブ5における近位端部6の外径d2は、通常、1.0〜4.2mmであり、全長は、通常、500〜2500mmである。また、カテーテルチューブ5の材料は、可撓性を有する材料であれば特に限定されないが、高分子材料であることが好ましく、なかでも、ポリアミド樹脂あるいはポリアミド系エラストマーであることが特に好ましい。
カテーテルチューブ5の内部には、図2Aに示すように、バルーンルーメン8と、造影剤ルーメン9と、主ルーメン10とが形成されている。すなわち、カテーテルチューブ5は、多ルーメンチューブで構成してある。バルーンルーメン8は、バルーン部2を膨張させるために用いる空気などの流体をバルーン部2を構成するバルーン膜3の内部に送るための流路となるルーメンであり、カテーテルチューブ5の近位端から、流体導出口11まで貫通している。流体導出口11は、カテーテルチューブ5の遠位端部7に設けられ、バルーン膜3の内部に位置するように設けられた開口である。
造影剤ルーメン9は、結石の位置を確認するなどの目的で、体内のX線造影を行う場合に、造影剤の流路として用いるルーメンである。この造影剤ルーメン9は、カテーテルチューブ5の近位端から、カテーテルチューブ5の遠位端部7の噴出口12まで貫通している。噴出口12は、バルーン部2の外側に設けられた開口であり、本実施形態では、バルーン部2より近位端側に位置するように噴出口12が設けられている。
主ルーメン10は、カテーテルチューブ5の近位端から遠位端まで貫通しているが、図1に示す近位端側ワイヤ挿通孔10aを境に、遠位端側と近位端側とでは、その機能が異なる。すなわち、主ルーメン10の遠位端開口は、遠位端側ワイヤ挿通孔10bとして、バルーン部2の遠位端側に位置するチューブ5の遠位端に形成してあり、近位端側ワイヤ挿通孔10aと遠位端側ワイヤ挿通孔10bとの間に位置する主ルーメン10の遠位端側主ルーメン10c(図2Aおよび図5参照)がワイヤルーメン(遠位端側ワイヤ通路)として機能する。
また、図5に示す近位端側ワイヤ挿通孔10aよりも、近位端側に位置する主ルーメン10の近位端側主ルーメン10dは、たとえばスタイレットなどを挿入するためのルーメンとして機能する。なお、スタイレットは、カテーテルチューブ5の剛性を増して、結石除去用バルーンカテーテル1の内視鏡や体内に対する挿入性を向上させる目的などに用いられ、たとえば、ステンレス鋼などの金属などで構成される線状体(撚り線または真直線など)または棒状体である。
図1に示すように、近位端側ワイヤ挿通孔10aは、バルーン部2よりも近位端側で、カテーテルチューブ5の長手方向に沿っての途中位置であって、細径にされている遠位端部7よりも近位端側で、外径d2を有する位置に形成してある。近位端側ワイヤ挿通孔10aと遠位端側ワイヤ挿通孔10bとの間の長さL2は、細径にされている遠位端部7の長手方向長さL1よりも大きく、好ましくは35〜800mmである。また、L2−L1=L3の長さは、好ましくは5〜400mmである。
図5に示すように、近位端側ワイヤ挿通孔10aから近位端方向に向かうルーメン10は、硬化された充填物40により閉塞してあり、充填物40により、主ルーメン10が、遠位端側主ルーメン10cと近位端側主ルーメン10dとの二つに分離され、相互に連通しないようになっている。近位端側ワイヤ挿通孔10aから遠位端方向に向かう遠位端側主ルーメン10cが、ワイヤ20を挿通可能な遠位端側ワイヤ通路として利用可能になっている。硬化された充填物40には、近位端側ワイヤ挿通孔10aから遠位端側主ルーメン10cに向けてワイヤ20を案内し易くするための傾斜面42が形成してある。傾斜面42は、遠位端側主ルーメン10cから近位端側ワイヤ挿通孔10aに向けてワイヤ20を案内し易くする。
図5に示すような構造を実現するためには、たとえば、まず、カテーテルチューブ5の長手方向の所定位置(図1に示すL2の位置)に、主ルーメン10にのみ連通する近位端側ワイヤ挿通孔10aを形成する。挿通孔10aの内径は、図示省略してある仮チューブ(仮芯材)の外径と略同一であり、仮チューブが挿通孔10aの内部に密着して入り込む程度の大きさである。
また同時に、近位端側ワイヤ挿通孔10aから近位端方向に所定距離で離れた位置に、主ルーメン10にのみ連通する充填用孔10eを形成する。充填用孔10eの内径は、特に限定されず、そこから流動状態の硬化前充填物(図5において充填物40)を充填できる程度の大きさであればよい。
硬化前充填物としては、特に限定されず、注入後に硬化可能な充填物であれば良く、たとえばアクリレート系紫外線硬化性樹脂やエポキシ系紫外線硬化性樹脂などの紫外線硬化性樹脂、エポキシ系熱硬化性樹脂、フェノール系熱硬化性樹脂、ポリエステル系熱硬化性樹脂などの熱硬化性樹脂、エポキシ系二液常温硬化性樹脂、アクリル系二液常温硬化性樹脂などの二液常温硬化性樹脂、酢酸ビニル系溶剤揮散型接着剤などの溶剤揮散型接着剤、シアノアクリレート系湿気硬化型接着剤などの湿気硬化型接着剤などが例示される。
図示省略してある仮チューブの遠位端が主ルーメン10の遠位端側主ルーメン10cに位置し、近位端が近位端側ワイヤ挿通孔10aからはみ出すように、仮チューブを近位端側ワイヤ挿通孔10aの内部に挿入する。その後に、流動状態の硬化前充填物を、充填用孔10eから主ルーメン10の仮チューブよりも近位端側に充填する。なお、主ルーメン10に挿入する仮芯材として、チューブ状の仮チューブを用いているが、仮芯材は中実のものであってもよい。
本実施形態では、仮芯材として用いられる仮チューブは、長手方向に沿って均一な外径および内径の柔軟性に優れた短チューブで構成してあり、たとえば、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド系エラストマー、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの材質で構成される。好ましくは、仮芯材は、カテーテルチューブ5と異なり、硬化前の充填物および図5に示す硬化後の充填物40に接着しない材質であることが好ましい。このような観点からは、仮芯材は、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリオレフィン系樹脂などで構成されることが好ましい。
流動状態の硬化前充填物の充填量は、特に限定されないが、少なくとも主ルーメン10の内部に挿入された仮チューブの近位端側外周面から近位端方向に向かう主ルーメン10を完全に閉塞させるに十分な量であることが好ましい。また、図5に示すように、充填用孔10eを完全に塞ぎ、そこから多少盛り上がる程度の充填量であることが好ましい。また、近位端側ワイヤ挿通孔10aと仮チューブとの隙間から主ルーメン10の外側に盛り上がる程度の充填量でもよい。
次に、用いた硬化前充填物の種類に応じた硬化方法によって、充填物40を硬化させ、近位端側ワイヤ挿通孔10aから近位端方向に向かうルーメン10を、硬化された充填物40により閉塞する。次に、硬化された充填物40を残し、仮チューブを近位端側ワイヤ挿通孔10aから引き抜き、主ルーメン10から除去する。その結果、充填物40の遠位端側には、近位端側ワイヤ挿通孔10aから主ルーメン10の遠位端方向に向けて傾斜する傾斜面42が仮チューブの外周面形状に沿って転写して形成される。
なお、充填用孔10eから盛り上がっている充填物40の盛り上がり部44は除去してもよいが、そのまま残してもよい。また、近位端側ワイヤ挿通孔10aの開口縁に付着してある充填物40の盛り上がり部44は、ワイヤ挿通孔10aの開口縁を保護するために、そのまま残しておいてもよい。
本実施形態によれば、遠位端側ワイヤ通路として利用される遠位端側主ルーメン10c内にカテーテルチューブ5と別途のチューブを設けることなく操作性に優れた結石除去用バルーンカテーテル1を製造することができる。
図3および図4に示すバルーンルーメン8、造影剤ルーメン9および主ルーメン10の断面形状は、いずれも限定されず、それぞれをカテーテルチューブ5内に効率的に配置できる形状とすればよい。ただし、主ルーメン10については、一般的なガイドワイヤ20の断面と同様に断面形状が円形であることが好ましい。また、バルーンルーメン8の断面積は、0.03〜0.5mm2 、造影剤ルーメン9の断面積は、0.08〜1.0mm2 、主ルーメン10の断面積は、0.5〜2.0mm2 であることがそれぞれ好ましい。
図2Aに示すように、結石除去用バルーンカテーテル1のバルーン部2を構成するバルーン膜3は、カテーテルチューブ5の遠位端部に流体導出口11を覆うように取り付けられている。このバルーン膜3は伸縮性材料により形成されていて、カテーテルチューブ5のバルーンルーメン8を介して、内部に流体が導入されることにより膨張されるようになっている。この膨張したバルーン膜3によって、結石を掻き出したり、押し出したりして、体内の結石の除去を行うことができる。
バルーン膜3を形成する伸縮性材料としては、100%モジュラス(JIS K 6251に準拠して測定した値)が、0.1〜10Mpaであるものが好ましく、1〜5Mpaであるものが特に好ましい。また、バルーン膜3を形成するために好適な伸縮性材料の具体例としては、天然ゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンエラストマーなどが挙げられる。
図2Aに示すように、バルーン部2を構成するバルーン膜3は、全体として筒状であり、その両端部にカテーテルチューブ5の外周面と接合される第1接合部4aおよび第2接合部4bが形成されていて、これらの接合部4a,4bの間には、内部に流体が導入されることにより膨張する膨張部が形成されている。本実施形態では、膨張部の内部に実質的に流体が導入されない状態において、膨張部の縦断面が略円形となるように膨張部を形成してある。膨張部がこのような形状を有することによって、バルーン膜が全体として円筒形のバルーン部を用いる場合等に比して、膨張部を大きく膨張させることが可能となり、バルーン部2の結石等の除去性能が良好となる。
また、本実施形態において、バルーン膜3の遠位端に位置する第1接合部4aでは、バルーン膜3の外側表面3aに連続する遠位端表面が、折り返されてカテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aに接合してある。また、バルーン膜3の近位端に位置する第2接合部4bでは、バルーン膜3の内側表面3bに連続する近位端表面が、折り返されることなく、カテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aよりも近位端側に位置するカテーテルチューブ5の遠位端側第2外周面5bに接合してある。
第1接合部4aおよび第2接合部4bにおける接合のための方法は、特に限定されず、接着剤を用いる接着、熱融着、溶剤による溶着、超音波溶着などが例示される。また、各接合部4aおよび4bのそれぞれの軸方向長さL4a,L4bは、同じでも異なっていてもよいが、好ましくは0.2〜5mmの範囲内である。
カテーテルチューブ5の遠位端部には、バルーン膜3の遠位端よりも遠位端側に位置する遠位端先端部5cが残るように、バルーン膜3の第1接合部4aがカテーテルチューブ5の外周に接合してある。遠位端先端部5cの軸方向長さL5は、好ましくは0.5〜20mmである。このように遠位端先端部5cを設けることで、バルーンカテーテル1の製造工程において、バルーン膜3の外側表面3aに連続する遠位端表面を、カテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aに接合させる際に、カテーテルチューブ5側の接合しろを十分にとることができるので、この接合の工程が容易になり、良好な接合を行い易くなる。その結果として、第1接合部4aの接合強度を良好なものとすることができるので、バルーン膜3を膨張させたときに、バルーン膜3の遠位端接合部(第1接合部4a)が剥離してしまう事象を有効に防止することができる。
バルーン部2のバルーン膜3の長さ(カテーテルチューブ5の長手方向に沿った長さ)は、5〜20mmが好ましく、肉厚は、0.10〜0.50mmであることが好ましい。
結石除去用バルーンカテーテル1において、造影剤を噴出するための噴出口を設ける際は、バルーン膜3の第2接合部4bの近位端から近位端側に向かって10mm以内(より好ましくは5mm以内)の位置においてカテーテルチューブ5の表面に設けることが好ましい。この位置に噴出口12を設けておけば、バルーン膜3を膨張させることにより体内管腔を塞いでから、造影剤を噴出口12から噴出させることによって、膨張したバルーン部2より手前側に位置する体内管腔を効率的に造影することできるからである。
ただし、噴出口は、バルーン部2の遠位端から遠位端側に向かって10mm以内(より好ましくは5mm以内)の位置において、カテーテルチューブ5の表面に設けてもよい。バルーン部2よりも遠位端側に噴出口を設けた場合には、体内管腔においてバルーン部2を膨張させる前に、造影剤を噴出口から噴出させて、体内管腔を造影して体内管腔内の状況を確認することで、より適切な位置にバルーン部2を挿入しやすくなる。
バルーン膜3の両端側に位置する接合部4a,4bの形状(折り返しを行う前の形状)は、特に限定されないが、円筒形であることが好ましい。バルーン膜3の接合部4a,4bが円筒形である場合、その内径はカテーテルチューブ5の外径とほぼ等しいことが好ましく、長さは、0.5〜5mmであることが好ましい。
上記したような形状を有するバルーン膜3を製造する方法は特に限定されず、伸縮性材料の製膜方法として公知の方法を用いればよいが、ディッピング成形法を用いることが好ましい。ディッピング成形法では、伸縮性材料と必要に応じて各種添加剤を溶剤に溶解して溶液あるいは懸濁液とし、この溶液(懸濁液)に所望するバルーン膜3の形状と略等しい外形を有する型を浸漬させて型の表面に溶液(懸濁液)を塗布し、溶剤を蒸発させて型の表面に被膜を形成させる。この浸漬と乾燥を繰り返すことにより所望の肉厚を有するバルーン膜3を製膜することができる。なお、伸縮性材料の種類により、必要に応じて、製膜後、架橋を行う。
図2Aに示すように、バルーン膜3の第1接合部4aにおいて、バルーン膜3の遠位端部を折り返してカテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aに接合するための方法としては、特に限定されないが、たとえば図6(A)〜図6(C)に示すような方法が例示される。まず、図6(A)に示すように、バルーン膜3を裏返しにしたものを準備する。すなわち、完成した結石除去用バルーンカテーテル1においてバルーン部2の外表面となるバルーン膜3の外側表面3aを内側に配置して、完成した結石除去用バルーンカテーテル1においてバルーン部2の内表面となるバルーン膜3の内側表面3bを外側に配置させる。
そして、図6(B)に示すように、バルーン膜3の第1接合部4aとなる筒状部分に、カテーテルチューブ5の遠位端先端部5cを通し、遠位端先端部5cの近位端側に位置するカテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aにて、バルーン膜3の第1接合部4aとなる筒状部分を接合する。その次に、図6(C)に示すように、バルーン膜3を裏返しにするように、バルーン膜3の第1接合部4aでバルーン膜3を折り返し、バルーン膜3の第2接合部4bに位置する内側表面3bを、カテーテルチューブ5の遠位端側第2外周面5bに接合する。その結果、図2Aに示すような構造のバルーン部2が得られる。
結石除去用バルーンカテーテル1では、図1に示す実施形態のように、バルーン部2が取り付けられるカテーテルチューブ5の遠位端部7が、カテーテルチューブ5の他の部分(近位端部6)よりも外径が小さくなっている細径部となっていることが好ましい。結石除去用バルーンカテーテル1では、バルーン膜3の膨張部の縦断面を略円形とすることによって、バルーン部2を取り付ける箇所のカテーテルチューブ5(遠位端部7)が細径であっても、バルーンを十分に大きく膨張させることが可能であり、また、カテーテルチューブ5の近位端部6の剛直性をある程度保ちながら、遠位端部7を細径にして柔軟にすることによって、結石除去用バルーンカテーテル1の操作性が向上するからである。この場合において、カテーテルチューブ5の遠位端部7の外径d1は、近位端部6の外径d2の50〜95%であることが好ましく、60〜90%であることが特に好ましい。
カテーテルチューブ5の遠位端部7を、近位端部6より細径にする手法は特に限定されないが遠位端部7と近位端部6との境界位置のカテーテルチューブ5を、遠位端に向かって細くなるテーパー状にすることが好ましい。また、遠位端部7を、近位端部6より細径にする他の手法としては、遠位端部7と近位端部6との間に段差を設けることが挙げられる。細径にされている遠位端部7の長手方向の長さL1は、好ましくは、30〜400mmである。
結石除去用バルーンカテーテル1の枝管14a〜14cは、カテーテルチューブ5のバルーンルーメン8に流体を送る操作や、造影剤ルーメン9に造影剤を注入する操作、あるいは、スタイレットを主ルーメン10の近位端側に挿入する操作が容易になるように、それぞれのルーメンと接続されたチューブである。
枝管14a〜14cの材質としては、特に限定されないが、高分子材料を用いることが好ましい。また、枝管14a〜14cとカテーテルチューブ5の各ルーメンとの接続方法は、特に限定されないが、たとえば、枝管14a〜14cの遠位端部をテーパー状に成形し、その外周面に接着剤を塗布して、その端部をカテーテルチューブ5のルーメンに挿入することにより、接着すればよい。
結石除去用バルーンカテーテル1のハブ15a〜15cは、枝管14a〜14cの近位端側に接続される部材である。たとえばハブ15aおよび枝管14aは、図2Aに示すバルーンルーメン8に連通してあり、そこへハブ15aからバルーン膨張用流体を導入または導出可能になっている。また、ハブ15cおよび枝管14cは、図2Aに示す造影用ルーメン9に連通してあり、そこへハブ15cから造影用流体を導入または導出可能になっている。ハブ15bおよび枝管14bは、図5に示す近位端側主ルーメン10dに連通してあり、そこへハブ15bからスタイレットを導入または導出可能になっている。ハブ15a〜15cの材質としては、特に限定されないが、透明な高分子材料を用いることが好ましい。
図1に示す結石除去用バルーンカテーテル1のカバー13は、カテーテルチューブ5と枝管14a〜14cとの接続部を補強して保護するために、その接続部を覆うように設けられる。カバー13の形状は特に限定されないが、通常、箱型あるいは筒型である。カバー13の材質としては、特に限定されないが、高分子材料を用いることが好ましい。また、熱収縮チューブをカバー13として用いることも可能である。
カバー13の遠位端側には、カテーテルチューブ5の外周に、タグ16が取り付けてある。タグ16には、たとえば、どれくらいのエア容量でバルーン部2がどれくらいの外径に膨らむかなど、当該バルーンカテーテル1に特有の情報が表示してある。
次に、本実施形態の結石除去用バルーンカテーテル1の使用例として、胆管より胆石を除去する例について説明する。
まず、内視鏡を体内に挿入し、内視鏡の先端を胆管の入り口(十二指腸乳頭)の近傍に位置させる。次いで、必要に応じてカニュレーション用カテーテルなどを用い、内視鏡のチャネルを介して、ガイドワイヤ20を患者の体内に挿入し、ガイドワイヤ20の遠位端を胆管内まで導く。この際、ガイドワイヤ20の近位端側の部分が、用いる結石除去用バルーンカテーテル1における近位端側ワイヤ挿通孔10aと遠位端側ワイヤ挿通孔10bとの間の長さ(距離L2)より少し長い程度の長さで内視鏡から出るように、予め適切な長さのガイドワイヤ20を用いるようにする。次いで、必要に応じてハブ15bおよび枝管14bを介して近位端側主ルーメン10dにスタイレットを挿入すると共に、近位端側ワイヤ挿通孔10aと遠位端側ワイヤ挿通孔10bとの間の遠位端側主ルーメン(ワイヤルーメン)10cに、遠位端側ワイヤ挿通孔10b側からガイドワイヤ20を通す。その後に、バルーン部2を膨張させない状態で、カテーテルチューブ5の遠位端側から、内視鏡のチャネルを介して、結石除去用バルーンカテーテル1をガイドワイヤ20に沿わせて体内に挿入し、カテーテル1の遠位端部を胆管内まで導く。
次いで、胆管の奥部まで、カテーテル1を押し進めてから、シリンジなどにより、ハブ15a、枝管14aおよびバルーンルーメン8を介して、バルーン部2のバルーン膜3内に空気を送り込んで、バルーン部2を膨張させる。
次いで、シリンジなどにより、ハブ15c、枝管14c、造影剤ルーメン9を介して、造影剤を噴出口12へ送り込んで、造影剤を噴出させて、胆管内のX線造影を行い、胆石の様子を確認する。続いて、バルーン部2を膨張させた状態のまま、カテーテル1を引き戻すと、バルーン部2によって胆石を十二指腸乳頭から胆管外へ掻き出すことができる。
この際、本実施形態のカテーテル1では、バルーン膜3の膨張部の縦断面が略円形であるために、バルーン部2を十分な大きさに膨張できるので、胆管内壁とバルーン部2との間に隙間が生じにくく、胆石の掻き出しを容易に行うことができる。なお、胆管外に掻き出された胆石は、通常、自然に体外まで排出される。すなわち、本実施形態のバルーンカテーテル1によれば、胆石などの結石を、バルーン部2を用いて迅速に体外に排出することが容易になる。
また、バルーンカテーテル1を他のバルーンカテーテルなどの他の内視鏡用処置具と交換する必要が生じた際には、ガイドワイヤ20の遠位端を体内に残した状態で、バルーンカテーテル1のみを、ガイドワイヤ20に沿って、体外に引き出す。その際に、ガイドワイヤ20は、カテーテルチューブ5の途中に位置する近位端側ワイヤ挿通孔10aから遠位端側ワイヤ挿通孔10bまでの比較的短い距離L2で、遠位端側主ルーメン10内に通してあるため、カテーテル1の取り出しが容易である。
すなわち、ガイドワイヤ20の近位端側では、少なくともカテーテルチューブ5の遠位端側ワイヤ挿通孔10bから近位端側ワイヤ挿通孔10aまでに対応する長さより少し長めに、内視鏡から引き出しておけば良くなる。その結果、ガイドワイヤ20を遠位端側主ルーメン10cに挿入する作業のみでなく、バルーンカテーテル1をワイヤ20に沿って抜き取る作業が容易になり、ハンドリング性が向上する。また、バルーンカテーテル1の他の内視鏡用処置具への交換も容易になる。さらに、内視鏡から引き出しておくガイドワイヤ20の長さを短くできるため、その衛生管理も容易になる。
さらに本実施形態のバルーンカテーテル1では、近位端側ワイヤ挿通孔10aから主ルーメン10の遠位端方向に向けてワイヤ20を案内し易くするための傾斜面42が、硬化充填物40に形成してあることから、ガイドワイヤ20の近位端を遠位端側ワイヤ挿通孔10cから押し込むのみで、ガイドワイヤ20の近位端は、遠位端側ワイヤ通路10cを通して、近位端側ワイヤ挿通孔10aに向けて案内され、そこからガイドワイヤ20を引き出す作業が容易になる。
また、近位端側ワイヤ挿通孔10aの近くに位置する主ルーメン10内に、充填物40が充填してあることから、近位端側ワイヤ挿通孔10aの近くが補強され、その部分でのキンクを有効に防止することができる。
さらに本実施形態では、仮チューブ30の近位端よりもさらに近位端側に位置する近位端側主ルーメン10dには、スタイレットが着脱自在に挿入されるため、カテーテルチューブ5の近位端部の剛性が増し、ガイドワイヤ20に沿ってのバルーンカテーテル1の送り込み特性が向上する。
また本実施形態では、近位端側ワイヤ挿通孔10aの近位端側に位置するカテーテルチューブ5の外周面には、硬化する前の流動する充填物を、ルーメン10の内部に充填するための充填用孔10eが形成してあり、充填用孔10eは、硬化後の充填物40により閉塞される。このような構成にすることで、近位端側ワイヤ挿通孔10aの近くにおいて、カテーテルチューブ1の主ルーメン10の内部に硬化前充填物を充填する作業が容易になる。また、充填用孔10eは、硬化後の充填物40により閉塞されていることから、充填孔10eと主ルーメン10の内部とが連通することもない。
また、図5に示すように、充填用孔10eの開口縁は、硬化された後の充填物40の一部により補強されることになる。さらに、近位端側ワイヤ挿通孔10aの開口縁も、硬化された後の充填物40の一部により補強されることになる。
さらに本実施形態では、遠位端側ワイヤ通路として利用される遠位端側主ルーメン10cには、カテーテルチューブ5と別途のチューブを挿入する必要がない。したがって、バルーンカテーテル1の遠位端部における柔軟性を向上させることができる。したがって、体内への内視鏡用処置具の挿入特性が向上する。
特に、本実施形態では、バルーン膜3を膨張させて使用した後に、バルーン膜3を萎ませて、そのバルーンカテーテル1を、たとえば図7(A)に示す内視鏡のチャネル50を通して矢印X1方向の体外に抜き取る際に、従来のような不都合を有さない。すなわち、本実施形態では、図7(A)に示すように、萎んだバルーン膜3がチャネル50の内壁に接触して摩擦が発生しても、バルーン膜3の遠位端の第1接合部4aにおいて、バルーン膜3の遠位端の第1接合部4aを引き裂こうとする力が作用しない。単に、バルーン膜3を矢印X2方向に引き延ばすように力が作用するのみである。そのため、内視鏡のチャネル50を通してバルーンカテーテル1を抜き取る際に、バルーン部2を損傷させること無く抜き取ることが可能になる。
これに対して、従来のバルーンカテーテル1bでは、図7(B)に示すように、萎んだバルーン膜3がチャネル50の内壁に接触して摩擦が発生した場合に、バルーン膜3の遠位端の第1接合部4a1を引き裂こうとする力が作用する。バルーン膜3の遠位端の第1接合部4a1を引き裂こうとする力が作用する。従来のバルーン部2bでは、バルーン膜3の内側表面3bが第1接合部4a1にてカテーテルチューブ5の外周面に接合していることから、バルーン膜3を矢印X2方向に引く力が、バルーン膜3の第1接合部4a1を捲り上げようとする力となり、バルーン膜3の第1接合部4a1の近位端とそれに隣接する非接合部との境界部分に応力が集中する。その結果、その境界部分でバルーン膜3を引き裂こうとする力が作用することとなる。すなわち、従来のバルーンカテーテル1bでは、内視鏡のチャネル50を通してバルーンカテーテル1bを抜き取る際に、バルーン部2bを損傷させるおそれがある。なかでも、膨張部の縦断面が略円形であるバルーン膜3を用いる場合には、膨張部を膨張させていない状態においてもバルーン膜3に弛んだ部分が存在するので、従来のバルーンカテーテル1bでは、バルーン部2bを損傷させるおそれが特に大きくなるが、本実施形態では、そのような不都合を有さない。
さらに本実施形態では、図2Aに示すように、カテーテルチューブ5の遠位端部には、バルーン膜3の遠位端よりも遠位端側に位置する遠位端先端部5cが存在する。このように構成することで、バルーンカテーテル1の製造工程において、バルーン膜3の外側表面3aに連続する遠位端表面をカテーテルチューブ5の外周面に接合させる工程が容易になる。そして、その結果として、バルーン膜3を膨張させたときに、バルーン膜3の遠位端側の第1接合部4aが剥離してしまう事象を有効に防止することができる。
第2実施形態
図2Bに示す本実施形態のバルーンカテーテル1aは、以下に示す以外は、上述した第1実施形態と同様な構成と作用効果を有し、共通する部分の説明は省略し、図面では、共通する部材には共通する部材符号を付してある。図2Bに示すように、カテーテルチューブ5の遠位端側第1外周面5aに接合してあるバルーン膜3の遠位端側第1接合部4aの遠位端側に隣接するように、第1テーパー部材60aが、カテーテルチューブ5の遠位端先端部5cの近くに接合してある。第1テーパー部材60aは、遠位端側に向けて細くなるテーパー状の外形を有する筒状体であり、その近位端における第1テーパー部材60aの肉厚は、バルーン膜3の遠位端側第1接合部4a(折り返されて2枚の膜が重なった部分)の厚みに略一致するようにしてある。
また、本実施形態では、カテーテルチューブ5の遠位端側第2外周面5bに接合してあるバルーン膜3の近位端側第2接合部4bの近位端側に隣接するように、第2テーパー部材60bが、カテーテルチューブ5の遠位端側第2外周面5bの近くに接合してある。第2テーパー部材60bは、近位端側に向けて細くなるテーパー状の外形を有する筒状体であり、その遠位端における第2テーパー部材60bの肉厚は、近位端側第2接合部4bにおけるバルーン膜3の厚みに略一致するようにしてある。
第1テーパー部材60aおよび第2テーパー部材60bの材質は、特に限定されず、カテーテルチューブ5と同様な材質で構成されるが、必ずしも同じ材質で構成される必要はない。
第1テーパー部材60aおよび第2テーパー部材60bを具備させることで、内視鏡を通してバルーンカテーテル1aを抜き挿しする操作を行う際に、カテーテルチューブ5とバルーン膜3の接合部との間に存在する段差が、内視鏡の鉗子口や内壁面等と衝突して、バルーン膜3の接合部が剥離してしまう事象を防止できる。したがって、本実施形態のバルーンカテーテル1aによれば、バルーン部を損傷させるおそれをさらに小さくすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、結石除去用バルーンカテーテル1が備えるバルーンは1つであるが、複数のバルーンを備えていてもよい。また、カテーテルチューブ5において、造影剤ルーメン9は必ずしも設ける必要はなく、前述した機能以外の機能を有する他のルーメンを形成することも可能である。また、造影剤ルーメン9に、造影剤を噴出口12へ送り込むこと以外の機能を果たすようさせてもよい。たとえば、造影剤ルーメン9に生理食塩水などの流体を勢いよく送り込んで、流体を噴出口12から噴出させて、その流体によって結石などを押し流す機能を果たさせてもよい。この場合、流体がカテーテルの中心軸に対して近位端方向側に斜めに流体が噴出されるように、噴出口12を、カテーテルチューブ5の壁面に対して斜めに形成することが好ましい。
また、上述した実施形態では、カテーテルチューブ5を多ルーメンチューブで構成してあるが、シングルルーメンのカテーテルチューブを用いてもよい。また、シングルルーメンのカテーテルチューブの内部に、他のチューブを挿入させてもよい。
また、上述した実施形態では、カテーテルチューブ5の遠位端部7の外径を近位端部より細径としていたが、必ずしもこれに限定されず、たとえば、遠位端部と近位端部の外径を実質的に等しくしてもよい。
また、上述した実施形態では、バルーン部2のバルーン膜3は、カテーテルチューブ5の中心軸を対称軸する略回転対称形状に膨らむようにしていたが、特開2008−194166号公報に記載されるように、バルーン膜3が、カテーテルチューブ5の軸心に対して偏心して膨らむように、バルーン部2の周方向の少なくとも一部に、偏心膨張手段を設けてもよい。
さらに、上述した実施形態では、内視鏡用処置具が胆石除去に用いられる結石除去用バルーンカテーテルであったが、必ずしもこれに限定されず、内視鏡を介して用いられるものであれば、他の用途に用いられるバルーンカテーテル等であってもよい。
1… 結石除去用バルーンカテーテル(内視鏡用処置具)
2… バルーン部(処置部)
3… バルーン膜
3a… 外側表面
3b… 内側表面
4a… 第1接合部
4b… 第2接合部
5… カテーテルチューブ
5a… 遠位端側第1外周面
5b… 遠位端側第2外周面
5c… 遠位端先端部
6… 近位端部
7… 遠位端部
8… バルーンルーメン
9… 造影剤ルーメン
10… 主ルーメン
10a… 近位端側ワイヤ挿通孔
10b… 遠位端側ワイヤ挿通孔
10c… 遠位端側主ルーメン
10d… 近位端側主ルーメン
10e… 充填用孔
11… 流体導出口
12… 噴出口
13… カバー
14a〜14c… 枝管
15a〜15c… ハブ
20… ガイドワイヤ
40… 充填物
50… 内視鏡のチャネル
60a… 第1テーパー部材
60b… 第2テーパー部材

Claims (6)

  1. ルーメンが長手方向に沿って形成してあるカテーテルチューブと、
    前記カテーテルチューブの遠位端部に具備してあるバルーン部と、を有する内視鏡用処置具であって、
    前記バルーン部を構成するバルーン膜の遠位端では、前記バルーン膜の外側表面に連続する遠位端表面が、前記カテーテルチューブの遠位端側第1外周面に接合してあり、
    前記バルーン膜の近位端では、前記バルーン膜の内側表面に連続する近位端表面が、前記カテーテルチューブの前記遠位端側第1外周面よりも近位端側に位置する前記カテーテルチューブの遠位端側第2外周面に接合してある内視鏡用処置具。
  2. 前記カテーテルチューブの遠位端部には、前記バルーン膜の遠位端よりも遠位端側に位置する遠位端先端部が存在する請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  3. 前記遠位端側第1外周面に接合してある前記バルーン膜の遠位端に位置する第1キャップ部材をさらに有する請求項1または2に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記遠位端側第2外周面に接合してある前記バルーン膜の近位端に位置する第2キャップ部材をさらに有する請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡用処置具。
  5. 前記カテーテルチューブの遠位端に、前記カテーテルチューブのルーメンに通じる遠位側ワイヤ挿通孔が形成してあり、
    前記バルーン部よりも近位側で、前記カテーテルチューブの長手方向に沿っての途中位置には、前記ルーメンに通じる近位側ワイヤ挿通孔が形成してあり、
    前記近位側ワイヤ挿通孔から近位端方向に向かう前記ルーメンが、硬化された充填物により閉塞してあり、
    前記近位側ワイヤ挿通孔から遠位端方向に向かう前記ルーメンが、ワイヤが挿通可能な遠位側ワイヤ通路として利用可能になっており、
    前記充填物には、前記遠位側ワイヤ通路から前記近位側ワイヤ挿通孔に向けて前記ワイヤを案内し易くするための傾斜が形成してある請求項1〜4のいずれかに記載の内視鏡用処置具。
  6. 前記近位側ワイヤ挿通孔の近位端側に位置するカテーテルチューブの外周面には、硬化する前の流動する前記充填物を、前記ルーメンの内部に充填するための充填用孔が形成してあり、前記充填用孔は、硬化後の前記充填物により閉塞されている請求項5に記載の内視鏡用処置具。
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