JPWO2017109834A1 - クロムめっき液、電気めっき方法及びクロムめっき液の製造方法 - Google Patents

クロムめっき液、電気めっき方法及びクロムめっき液の製造方法 Download PDF

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Abstract

めっき処理において、陽極での6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なクロムめっきを行うことを可能とするクロムめっき液及び電気めっき方法、並びに前記クロムめっき液の製造方法を提供する。本発明に係るクロムめっき液は、3価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを少なくとも含む。また、本発明に係るクロムめっき液は、3価クロムイオン及び6価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを少なくとも含む。クロムめっき液がパラジウムイオンおよび/又は金イオンを含むことで、陽極での6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なめっき処理を行うことができる。

Description

本発明は、クロムめっき液、電気めっき方法、及び、クロムめっき液の製造方法に関する。
めっき液中に存在する金属イオンを、電気分解等の方法によって対象物の表面に析出させるめっき技術は、当該対象物に装飾性、耐摩耗性、耐食性を付与することができることから、工業的な利用価値が非常に高い。このようなめっき技術の一例としては、電気クロムめっきが知られており、装飾用途及び工業用用途等、各種の分野において利用されている。
近年では、有害な6価クロムの使用量を削減させると共に、めっきによる機能性をさらに向上させることを目的として、3価クロムめっき液、又は、6価クロムと3価クロムとのいわゆる折衷めっき液を使用したクロムめっきが提案されている(例えば、特許文献1〜3及び非特許文献1等を参照)。これらのめっき液においては6価クロム濃度の上昇により比較的短期間の使用でめっき不良を生じさせる問題があったことから、6価クロム濃度の上昇を抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献4〜6等を参照)。具体的に、特許文献4は、めっき液へマンガン塩を添加することで、陽極での6価クロム濃度の増加を抑制する技術を開示しており、特許文献5及び6は、クロムめっき液において酸化イリジウム系触媒を塗布した陽極を用いることで、陽極での6価クロム濃度の増加を抑制する技術を開示している。
特表2009−545669号公報 特表2010−540781号公報 特開2011−099126号公報 特表2012−511099号公報 特開平8−13199号公報 特開2011−140700号公報
金属表面技術 Vol.37, No.7, 341p (1986)
しかしながら、6価クロムを含まない3価クロムめっき液における6価クロム濃度の許容濃度は、およそ数十mg/Lとされているところ、上記特許文献4に開示の技術では、6価クロム濃度は2時間でおよそ40mg/Lまで増加してしまい、効率的な6価クロム濃度の低減が行われていない。また、特許文献5及び6に開示の技術のように、酸化イリジウム系触媒を塗布した陽極を用いるだけでは、6価クロム濃度の増加は防止することは難しい。また、これらの従来技術のように、めっき液中の6価クロム濃度を一定範囲内に制御できなければ、めっき液は比較的短時間の使用でめっき不良を生じさせる。そのため、劣化しためっき液の廃棄及び新しいめっき液の準備を頻繁に行う必要があり、操業コスト及び環境負荷の観点からも課題が残るものであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、めっき処理において、陽極での6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なめっき処理を行うことを可能とするクロムめっき液及び電気めっき方法、並びに前記クロムめっき液の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有するめっき液によって、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.3価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む、クロムめっき液。
項2.3価クロムイオンと、6価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む、クロムめっき液。
項3.前記6価クロムイオンの濃度(g/L)が全てのクロムイオンの濃度(g/L)に対して5〜50%の割合である、上記項2に記載のクロムめっき液。
項4.パラジウムイオンもしくは金イオンの濃度が0.1mg/L以上、1000mg/L以下である、上記項1〜3のいずれか1項に記載のクロムめっき液。
項5.請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロムめっき液によって、めっき対象物を10質量%以上のクロムを含む金属でめっきをする、電気めっき方法。
項6.パラジウム及び/又は金を含む陽極を使用する、上記項5に記載の電気めっき方法。
項7.上記項1〜4のいずれか1項に記載のクロムめっき液の製造方法であって、
金属パラジウム、パラジウム合金、パラジウム化合物、金属金、金合金及び金化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を溶解させる工程、及び、金属パラジウム、パラジウム合金、パラジウム化合物、金属金、金合金及び金化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を浸漬させる工程の少なくともいずれかの工程によって、パラジウムイオンを導入する、クロムめっき液の製造方法。
本発明に係るクロムめっき液は、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種を必須のイオンとして含有することで、クロムめっきにおいて、陽極での6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なクロムめっきを行うことを可能にする。
また、本発明に係る電気めっき方法は、上記クロムめっき液を用いてめっき処理を行うので、6価クロム濃度の増加を抑制することができ、しかも、長期間にわたり良好なクロムめっきをすることが可能となる。
本発明に係るクロムめっき液の製造方法は、上記クロムめっき液を効率よく製造することができるので、上記クロムめっき液を製造するのに適した方法である。
実施例1及び比較例1のめっき処理の結果を示し、通電時間と、6価クロム濃度との関係をプロットしたグラフである。 実施例2〜6及び比較例2〜4のめっき処理の結果を示し、通電時間と、6価クロム濃度との関係をプロットしたグラフである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<クロムめっき液>
本実施形態のクロムめっき液は、3価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む。また、本実施形態の他の形態として、クロムめっき液は、3価クロムイオンと、6価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む。以下、3価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含むクロムめっき液を「第1クロムめっき液」、3価クロムイオンと、6価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含むクロムめっき液を「第2クロムめっき液」と略記する。また、「第1クロムめっき液」及び「第2クロムめっき液」をまとめて「クロムめっき液」と表記する。
クロムめっき液を構成する3価クロムイオン(Cr3+)は、3価クロムイオン源となる物質の溶解、もしくは6価クロムイオンと還元剤の反応により、クロムめっき液に導入され得る。3価クロムイオン(Cr3+)をクロムめっき液中に導入するための3価クロムイオン源としては、例えば、3価クロム化合物が挙げられる。
上記3価クロム化合物の種類は特に限定的ではなく、例えば、公知の3価クロム化合物が例示される。より具体的には、硫酸クロム、塩化クロム、水酸化クロム、炭酸クロム、クロムミョウバン、アンモニウムクロムミョウバン、ナトリウムクロムミョウバン、酢酸クロム、シュウ酸クロム、クエン酸クロム、蟻酸クロム、酢酸クロム、フッ化クロム、マロン酸クロム、コハク酸クロム、乳酸クロム、リン酸クロム、重リン酸クロム等が例示される。特に好ましい3価クロム化合物は、シュウ酸クロムであり、この場合、補給を繰り返した際にクロムイオンの対イオンおよびその分解生成物が蓄積しにくいという利点がある。
3価クロムイオンを6価クロムイオンと還元剤の反応により導入する場合、6価クロムイオン源としては、公知の6価クロム化合物が例示される。より具体的な6価クロム化合物としては、クロム酸、無水クロム酸、重クロム酸、あるいは、これらの塩等が例示され、塩である場合は、アンモニウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩等が例示される。特に好ましい6価クロム化合物は、無水クロム酸であり、この場合、不要な陽イオンが導入されないという利点がある。
上記還元剤の種類は特に限定的ではなく、例えばメタノール等のアルコール、ホルムアルデヒド等のアルデヒド等が例示され、その他、蟻酸、クエン酸、およびシュウ酸等が例示される。蟻酸及びシュウ酸では分解生成物が気体のため残留しないという利点がある。特に好ましい還元剤はシュウ酸であり、この場合、反応したシュウ酸は二酸化炭素ガスとなりめっき液から除外され、反応しなかったシュウ酸が錯化剤として利用できるという利点がある。
3価クロムイオン源としての3価クロム化合物は、1種単独であってもよいし、あるいは、2種以上が組み合わせられていてもよい。
クロムめっき液を構成する6価クロムイオン(Cr6+)は、6価クロムイオン源となる物質により、クロムめっき液に導入され得る。この6価クロムイオン源としては、例えば、上述した6価クロム化合物が挙げられる。特に好ましい6価クロム化合物は、無水クロム酸であり、この場合、不要な陽イオンが導入されないという利点がある。
6価クロムイオン源としての6価クロム化合物は、1種単独であってもよいし、あるいは、2種以上が組み合わせられていてもよい。
第1クロムめっき液では、通常は6価クロムイオンを含まないものであるが、第2クロムめっき液と同様に6価クロムイオンを含むこともできる。例えば、不可避的に含まれる6価クロムイオンは、第1クロムめっき液に含まれ得る。第1クロムめっき液が6価クロムイオンを含む場合、その6価クロムイオンの濃度(g/L)は、第1クロムめっき液中におけるすべてのクロムイオンの濃度(g/L)に対して5%未満の割合であり、好ましくは1%以下の割合であり、より好ましくは0.01%以下の割合である。
第1クロムめっき液における全クロムイオン濃度は特に限定されず、クロムめっきを行い得る量でクロムイオンが含有されていればよい。
第2クロムめっき液では、6価クロムイオンを必須のイオンとして含む。よって、第2クロムめっき液は、6価クロムと3価クロムとの折衷液であるといえる。
第2クロムめっき液における全クロムイオン濃度は特に限定されず、クロムめっきを行い得る量でクロムイオンが含有されていればよい。
第2クロムめっき液における6価クロムイオン濃度(g/L)は、第2クロムめっき液中におけるすべてのクロムイオンの濃度(g/L)に対して5〜50%の割合であることが好ましい。より好ましい第2クロムめっき液における6価クロムイオン濃度の割合は、第2クロムめっき液中におけるすべてのクロムイオンの濃度に対して、上限が20%の割合である。
6価クロムイオン濃度(g/L)は、第1クロムめっき液であれば、JIS K0102 65.1.1 を参考にして、ジフェニルカルバジド吸光光度法により測定できる。一方、第2クロムめっき液(折衷浴)であれば、直接吸光光度法(塩基性で370nmのクロム酸イオンによる吸光を測定)により6価クロムイオン濃度(g/L)を測定できる。なお、全クロム濃度は、水酸化ナトリウム及び過酸化水素により3価クロムを6価クロムに酸化し、上記直接吸光光度法で測定できる。また、3価クロム濃度は、上記の全クロム濃度と6価クロム濃度の測定結果の差をとることで算出できる。
また、パラジウムイオン濃度(g/L)は、原子吸光分析法により測定することができる。
パラジウムイオンをクロムめっき液中に導入するためのパラジウムイオン源としては、例えば、金属パラジウム、パラジウム合金及びパラジウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。なお、本明細書でいうパラジウムイオンは、Pd2+に限らず、Pd(II)を含む錯体や2価以外のパラジウムイオンであってもよい。
金属パラジウムとは、パラジウム単体のことをいう。
パラジウム合金は、パラジウムと、その他の金属元素とで構成される合金である。その他の金属元素は特に限定的ではなく、イリジウム、ルテニウム、ロジウム、鉄、コバルト、ニッケル、錫、銅、銀、金、白金、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン及びタングステンからなる群から選ばれる金属材料とパラジウムとの合金が例示される。パラジウム合金を構成するその他の金属元素は1種のみでも2種以上でもよい。
パラジウム化合物としては、パラジウムの硫酸塩、亜硫酸塩、有機酸塩、クエン酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、硫化物、塩化物、酸化物、水酸化物、ハロゲン化物等が例示される。特に好ましいパラジウム化合物は、硫酸パラジウム粉末であり、この場合、保管中の変質を防止できかつ不必要な陰イオンが導入されないという利点がある。
パラジウム化合物は、1種のみの化合物又は2種以上の化合物の組み合わせで用いられ得る。
金イオンをクロムめっき液中に導入するための金イオン源としては、例えば、金属金、金合金及び金化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。なお、本明細書でいう金イオンは、Au3+に限らず、Au(I)もしくはAu(III)を含む錯体あるいはそれ以外の価数の金イオンであってもよい。
金属金とは、金単体のことをいう。
金合金は、金と、その他の金属元素とで構成される合金である。その他の金属元素は特に限定的ではなく、イリジウム、ルテニウム、ロジウム、鉄、コバルト、ニッケル、錫、銅、銀、白金、パラジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン及びタングステンからなる群から選ばれる金属材料と金との合金が例示される。金合金を構成するその他の金属元素は1種のみでも2種以上でもよい。
金化合物としては、金の塩化物、臭化物、よう化物、ふっ化物、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、有機酸塩、チオ尿素錯体、その他有機錯体およびシアン化金塩、ふっ化金酸塩、塩化金酸塩、臭化金酸塩、よう化金酸塩、等が例示される。特に好ましい金化合物は、亜硫酸金であり、この場合、金イオンと共にめっき液に持ち込まれる物質が問題を起こしにくいという利点がある。
金化合物は、1種のみの化合物又は2種以上の化合物の組み合わせで用いられ得る。
本実施形態のクロムめっき液では、クロムめっき液におけるパラジウムイオン濃度(mg/L)および金イオン濃度(mg/L)は、陽極材質、陽極面積及び成分調整の方法に応じて適宜設定できる。例えば、クロムめっき液におけるパラジウムイオン濃度(mg/L)もしくは金イオン濃度(mg/L)は、下限が0.1mg/L、上限が1000mg/Lであることが好ましい。この場合、めっき中における6価クロム濃度の増加をより抑制しやすくなり、長期間にわたり良好なクロムめっきを行いやすく、しかも、めっき不良も起こりにくい。特に、パラジウムイオン濃度が上記範囲である第1クロムめっき液では、めっき不良の発生の抑制に効果的である。本実施形態のクロムめっき液において、より好ましいクロムめっき液におけるパラジウムイオン濃度(g/L)の下限は1mg/Lであり、より好ましいクロムめっき液におけるパラジウムイオン濃度(g/L)の上限は100mg/Lである。また、本実施形態のクロムめっき液において、好ましいクロムめっき液における金イオン濃度(g/L)の下限は200mg/Lである。
本実施形態のクロムめっき液は、本発明の効果が阻害されない範囲であれば、上記各々のイオン以外にその他の添加剤等の物質が含まれていてもよい。そのような添加剤としては特に限定されず、例えば、めっき液に一般的に添加されているような有機酸、無機酸及びこれらの塩等が挙げられる。その他、pH緩衝剤、伝導塩、還元促進剤、表面調整剤、光沢剤、ピット防止剤、応力調整剤、皮膜硬度調整剤、錯化剤、合金めっきのための合金金属イオン源、複合めっきのための固体粒子等が含まれていてもよい。例えば、第2クロムめっき液では、シュウ酸を添加することもでき、この場合、めっき処理において陰極側でシュウ酸の還元が起こって、炭素を共析させることができる。
クロムめっき液の媒体としては、通常は水である。水の種類も特に制限されず、純水、イオン交換水、蒸留水、精製水、水道水等が例示され、通常は、塩化物イオンの混入を避けるため、イオン交換水もしくは蒸留水である。
本実施形態のクロムめっき液では、第1クロムめっき液及び第2クロムめっき液のいずれにおいても、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種を必須のイオンとして含有する。これにより、上記クロムめっき液を使用したクロムめっきにおいて、陽極での6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なクロムめっきを行うことが可能になる。陽極での6価クロム濃度の増加が抑制される理由としては種々考えられるが、一つの理由として、電解によりパラジウム化合物や金化合物が陽極表面に形成し、これが酸素発生を促進させているか、もしくは3価クロムの6価クロムへの酸化を抑制していることが予想される。
従来のクロムめっき液では、陽極において、「Cr3++3e→Cr6+」の反応によって6価クロム濃度が発生しやすいものであったのに対し、本実施形態のクロムめっき液では、そのような6価クロム濃度の発生が抑えられるものとなる。
上記のように、本実施形態のクロムめっき液では6価クロム濃度の望ましくない上昇が抑えられるので、めっき不良が起こりにくく、また、劣化しためっき液の廃棄及び新しいめっき液の準備を頻繁に行う必要も低減され、操業コスト及び環境負荷の観点からも優れる。
本実施形態のクロムめっき液を調製する方法は制限されない。例えば、第1クロムめっき液であれば、上述した3価クロムイオン源と、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源と、水とを所定量配合して混合することで調製することができる。また、第2クロムめっき液であれば、上述した3価クロムイオン源と、6価クロムイオン源と、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源と、水とを所定量配合して混合することで調製することができる。これらの混合順序は限定されず、任意である。なお、必要に応じて添加される添加剤も同時に配合させてもよい。
パラジウムイオンは、例えば、金属パラジウム、パラジウム合金及びパラジウム化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を溶解させる工程(以下「溶解工程」と略記する)、及び、金属パラジウム、パラジウム合金及びパラジウム化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を浸漬させる工程(以下「浸漬工程」と略記する)の少なくともいずれかの工程によって、クロムめっき液に導入される。金イオンも、例えば、金属金、金合金および金化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を上記と同様の溶解工程及び/又は浸漬工程によってクロムめっき液に導入される。
溶解工程では、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源が水中に溶解することで、パラジウムイオン及び/又は金イオンが発生し、浸漬工程では、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源が徐々に水中に溶解することで、パラジウムイオン及び/又は金イオンが発生する。パラジウムイオン源及び/又は金イオン源を水中に溶解させるにあたっては、あらかじめ当該水中にクロムイオンやその他添加剤が導入されていてもよい。また、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源を水中に浸漬させるにあたっても、あらかじめ当該水中にクロムイオンやその他添加剤が導入されていてもよい。
パラジウムイオン源及び/又は金イオン源を溶解又は浸漬させる方法は特に限定されず、例えば、公知の手順で行うことができる。パラジウムイオン源及び/又は金イオン源を水に溶解又は浸漬させる際の温度も特に制限はなく、25℃程度の室温で行ってもよいし、あるいは加熱して行ってもよい。その際にパラジウム及び/又は金の溶解を促進する物質、例えば酸及び/又は錯化剤を併用してもよいし、浸漬したパラジウムイオン源及び/又は金イオン源を電極として電解することにより溶解速度を調整してもよい。
例えば、パラジウムイオン源を水中に溶解させるにあたり、アンモニア水を併用してもよい。この場合、パラジウムイオン源が水中に溶解しやすくなる。
また、パラジウムイオン源及び/又は金イオン源を溶解又は浸漬させるにあたって、あらかじめ水に3価及び/又は6価クロムイオン源を導入して、3価及び/又は6価クロムイオンを存在させておき、この3価及び/又は6価クロムイオンが存在する水を用いて上記溶解工程及び浸漬工程を行ってもよい。もしくは、水に3価及び/又は6価クロムイオンを導入する前に、上記溶解工程及び浸漬工程を行って、パラジウムイオン及び/又は金イオン源を水に導入し、その後、3価及び/又は6価クロムイオンを導入してもよい。もちろん、3価及び/又は6価クロムイオンの水への導入と、パラジウムイオン及び/又は金イオン源の水への導入を同時に行ってもよく、その順序は限定的ではない。
溶解工程及び浸漬工程のいずれにおいても、所望のパラジウムイオン濃度及び金イオン源となるように、適宜、使用するパラジウムイオン源及び金イオンの量、溶解時間、浸漬時間、温度等の条件を調節すればよい。
クロムめっき液を調製するにあたっては、上記溶解工程及び浸漬工程のいずれを選択してもよく、あるいは両方を選択してもよいが、より簡易な工程でクロムめっき液を調製するという観点からは、溶解工程及び浸漬工程のいずれか一方を選択することが好ましい。
以上のように調製されるクロムめっき液は、パラジウムイオン又は金イオンを必須のイオンとして含有することで、クロムめっきにおいて、6価クロム濃度の増加が抑制され、長期間にわたり良好なクロムめっきを行うことを可能にする。
<めっき方法>
上述のクロムめっき液を用いてめっき対象物のめっきを行う方法は特に制限されず、例えば、公知の電気めっき方法を採用することができる。
陽極としては、特に限定的ではなく、例えば、不溶性陽極やその他の電極を使用できる。陽極の具体例としては、酸化イリジウム被覆チタン、酸化ルテニウム被覆チタン、その他の酸化物被覆チタン、白金および白金被覆チタン、炭素、鉛および鉛合金が挙げられる。
陽極として、パラジウム及び/又は金イオンを含む陽極を使用することもできる。この場合は、陽極とパラジウムイオン源及び/又は金イオン源を兼ねることができる。つまり、パラジウム陽極及び/又は金イオン陽極によって、めっき浴にパラジウムイオン及び/又は金イオンを導入することができる。この場合、めっきに伴いパラジウム及び/又は金が徐々に溶解することでめっき処理中に発生する6価クロムの増加をより抑制しやすくなり、長期間にわたってより良好なめっきを行うことができる。
上記パラジウム及び/又は金イオンを含む陽極は、パラジウム及び/又は金単体で構成された電極であってもよいし、あるいは、少なくともパラジウム及び/又は金イオン含む材料で構成された電極であってもよい。パラジウムを含む材料で構成された電極としては、パラジウム合金、パラジウム被覆チタン、パラジウム合金被覆チタン、酸化パラジウム含有酸化物被覆チタンを含む電極が、金を含む材料で構成された電極としては、金合金、金被覆チタン、金合金被覆チタン、酸化金含有酸化物被覆チタンを含む電極が例示される。また、上記パラジウム及び/又は金イオンを含む陽極と、その他の電極を併用して、電気めっきを行うこともできる。
上記のように本実施形態のクロムめっき液を使用するめっき方法によって、めっき対象物は、例えば、10質量%以上のクロムを含む金属でめっきがされ得る。すなわち、上記めっき方法により、めっき対象物には、クロムめっき、クロムを10質量%以上含む合金めっき、あるいは金属クロムを10質量%以上含む複合めっきの皮膜が形成され得る。
合金めっきの場合、クロム以外の合金成分としては、ほう素、炭素、窒素、酸素、硫黄、りん、鉄、コバルト、ニッケル、銅、モリブデン、タングステン等が例示される。シュウ酸もしくはギ酸を添加すればめっき皮膜には炭素がクロムとともに含まれ得る。また、硫酸ニッケルを添加すればニッケルがクロムとともに含まれ得る。
複合めっきは、めっき液に固体粒子を懸濁させ、めっきの析出と同時に皮膜に取り込ませることで形成される。この用いられる粒子はアルミナ、タングステンカーバイド、シリコンカーバイド、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、フッ素樹脂などが例示される。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例の態様に限定されるものではない。
(実施例1)
硫酸クロムを26g/L(3価クロムとして7g/L含有)、伝導塩として硫酸ナトリウムを160g/L、pH緩衝剤としてホウ酸を75g/Lおよび錯化剤としてリンゴ酸10g/Lを蒸留水に溶解させ、これにアンモニア水および硫酸パラジウムをパラジウム濃度が50mg/Lとなるように添加した。
上記3価クロムめっき液を用いて、電気めっきを行った。陽極として、酸化イリジウム被覆チタン陽極1cmを使用した。めっきセルは陰極室50mLと陽極室50mLに多孔質ガラスで区切られたセルを使用した。これは陽極で生成した6価クロムが陰極で還元されず全て蓄積する場合を想定した。めっき条件は陽極及び陰極電流密度5A/dm、pH3.4、温度60℃とした。
(比較例1)
3価クロムめっき液の調製において、硫酸パラジウムを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の条件で3価クロムめっき液を調製して、クロムめっきを行った。3価クロムめっき液中のパラジウムイオンの濃度は0mg/Lであった。
図1は、実施例1及び比較例1のめっき処理の結果を示しており、通電時間と、3価クロムめっき液中における6価クロム濃度との関係を示している。
実施例1では、通電時間が経過しても6価クロム濃度はほとんど増加しておらず、検出限界の約2mg/L以下に保つことができているのに対し、比較例1では、通電時間の経過とともに6価クロム濃度の著しい増加が見られた。このことから、パラジウムイオンの存在が、6価クロム濃度の増加を抑制していることが明らかである。
(実施例2)
3価クロム濃度88g/L、6価クロム濃度16g/L、シュウ酸濃度230g/Lとなるように6価クロムイオン源としての無水クロム酸200g/Lと還元剤および錯化剤としてのシュウ酸二水和物640g/Lを蒸留水中で反応させ、これに伝導塩及びpH緩衝剤として硫酸アンモニウム75g/L、硫酸パラジウム約200mg/Lを加えることで、3価クロムと6価クロムとの折衷液(第2クロムめっき液)の調製を行った。得られためっき液中のパラジウムイオンの濃度は100mg/Lであった。なお、3価クロムは6価クロムとシュウ酸との反応により導入されたものであり、めっき液の初期の全クロムイオン濃度は104g/Lである。
上記折衷液を用いて、クロムめっきを行った。陽極として、酸化イリジウム被覆チタン陽極0.1dmを、陰極として鉄電極0.1dmを使用した。セルは容量1000mLの単一槽を用いた。これは、折衷浴では6価クロム濃度が減少しても増加しても不都合であることから、陽極における6価クロムの生成と陰極における6価クロムの還元の影響を総合的に評価するためである。めっき条件は陽極および陰極電流密度20A/dm、pH2.0、温度60℃とした。
(実施例3)
折衷液の調製において硫酸パラジウムの量を約20mg/Lに変更したこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。得られためっき液中のパラジウムイオンの濃度は10mg/Lであった。
(実施例4)
折衷液の調製において硫酸パラジウムの量を約2mg/Lに変更したこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。得られためっき液中のパラジウムイオンの濃度は1mg/Lであった。
(実施例5)
折衷液の調製において硫酸パラジウムを使用せず、かつ、めっき前にパラジウム被覆白金陽極を5h通電することで陽極のパラジウムをめっき液にパラジウムイオンとして導入し、そのままパラジウム被覆白金陽極にてめっきを行ったこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。めっき時のめっき液中のパラジウムイオンの濃度は8mg/Lであった。
(実施例6)
折衷液の調製において硫酸パラジウムを使用せず、めっき前に金陽極を使用して5h通電することでめっき液に金イオンを導入し、めっき時は酸化イリジウム被覆チタン陽極を使用したこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。めっき時のめっき液中の金イオン濃度は200mg/Lであった。
(比較例2)
折衷液の調製において、硫酸パラジウムを使用しなかったこと以外は、実施例1と同様の条件で3価クロムと6価クロムの折衷液を調製して、クロムめっきを行った。めっき液中のパラジウムイオンの濃度は0mg/Lであった。
(比較例3)
折衷液の調製において硫酸パラジウムを使用せず、また、陽極を鉛陽極に変更したこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。めっき液中のパラジウムイオンの濃度は0mg/Lであった。
(比較例4)
折衷液の調製において硫酸パラジウムを使用せず、また、陽極を白金陽極に変更したこと以外は実施例2と同様の条件でクロムめっきを行った。めっき液中のパラジウムイオンの濃度は0mg/Lであった。
図2は、実施例2〜7及び比較例2〜4のめっき処理の結果を示しており、通電時間と、折衷液中における6価クロム濃度との関係を示している。
通電時間の経過にともない、実施例4,6では、6価クロム濃度が増加するもののその程度が少なく、実施例2、3、5では、6価クロム濃度はほとんど増加しないのに対し、比較例2〜4では、通電時間の経過とともに6価クロム濃度の著しい増加が見られた。このことから、パラジウムイオンの存在及び金イオンの存在が、6価クロム濃度の増加を抑制していることが明らかである。また、実施例3と実施例5との比較から、陽極としてパラジウム陽極を使用した場合には、6価クロム濃度の抑制効果が高いこともわかる。
さらに50時間通電後の各めっき液におけるめっき品質を評価した結果、実施例2、3、4、5、6では正常なめっきが得られたのに対し、比較例2〜4ではめっき不良となった。そのうえ、実施例2、3、5では100時間通電後も正常なめっきが得られた。このことから、パラジウムイオン又は金イオンの存在により、長期間にわたり良好なクロムめっきをすることが可能となることがわかる。
上記結果から、例えば、第1クロムめっき液では、陽極での6価クロムの発生によるめっき液の6価クロム濃度の増加が、2mg/L未満まで抑制され得ることがわかり、また、第2クロムめっき液(折衷液)では、40g/L未満まで抑制されることがわかった。
本発明によれば、めっき処理において、有害な6価クロム濃度の増加を抑制することができ、また、長期間にわたり良好なめっきを行うことを可能にする。そのため、装飾用途及び工業用用途等、各種の分野に適用することができると共に環境に与える負荷も抑えられる。

Claims (7)

  1. 3価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む、クロムめっき液。
  2. 3価クロムイオンと、6価クロムイオンと、パラジウムイオン及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種とを含む、クロムめっき液。
  3. 前記6価クロムイオンの濃度(g/L)が全てのクロムイオンの濃度(g/L)に対して5〜50%の割合である、請求項2に記載のクロムめっき液。
  4. パラジウムイオンもしくは金イオンの濃度が0.1mg/L以上、1000mg/L以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクロムめっき液。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロムめっき液によって、めっき対象物を10質量%以上のクロムを含む金属でめっきをする、電気めっき方法。
  6. パラジウム及び金イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む陽極を使用する、請求項5に記載の電気めっき方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロムめっき液の製造方法であって、
    金属パラジウム、パラジウム合金、パラジウム化合物、金属金、金合金及び金化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を溶解させる工程、及び、金属パラジウム、パラジウム合金、パラジウム化合物、金属金、金合金及び金化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種を浸漬させる工程の少なくともいずれかの工程によって、パラジウムイオンもしくは金イオンを導入する、クロムめっき液の製造方法。
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