JPWO2017104449A1 - 色変換テーブルの作成方法 - Google Patents

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Abstract

プリンターが有する複数のインクを活かし、階調性の良好な色変換テーブルを作成する。色変換テーブルの作成方法は、仮想色空間における色変換テーブルの格子点における複数の仮想色彩値を決定する仮想色彩値決定処理と;所定の変換係数及び仮想色彩値に基づいて、前記色変換テーブルの格子点における前記インク量の組み合わせを決定するインク量決定処理と、を備え;前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、前記複数の仮想色彩値またはインク量から定義される3次スプライン関数を用いて実行される。

Description

本発明は、プリンターが吐出するインク量を決定するための色変換テーブルの作成方法に関する。
従来の入力表色系と出力表色系とを変換するための色変換テーブルとして、特許文献1には、入力表色系の格子点に対応する出力表色系としてのインク量について、複数の格子点のそれぞれに対応する2次形式の関数を目的関数と定義し、目的関数を最小化することで、複数の格子点に対応するインク量を決定する技術が記載されている。
特開2009−188657号公報 特表2007−511161号公報 特表2007−516663号公報 特表2007−511175号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、階調性の良い色彩値を再現するインク量を決定する処理を繰り返すため、色彩値の階調性が良くても、インク量の階調性は必ずしも良くなるとは限らなかった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、インク量並びに色彩値の階調性を両立するために、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、プリンターが吐出するインク量を決定するための色変換テーブルの作成方法が提供される。この色変換テーブルの作成方法は、仮想色空間における複数の仮想色彩値を決定する仮想色彩値決定処理と;所定の変換係数及び仮想色彩値に基づいて、前記色変換テーブルの格子点における前記インク量の組み合わせを決定するインク量決定処理と、を備え;前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、前記複数の仮想色彩値またはインク量から定義される3次スプライン関数を用いて実行される。この形態の色変換テーブルの作成方法によれば、仮想色彩値及びインク量階調性がともに良好である色変換テーブルを作成できる。前記仮想色彩値の階調性を良好にすることで、実際に目視で確認できる色彩値の階調性も良好となる。また、この形態の作成方法によれば、色変換テーブルを予め用意することも可能であるが、印刷環境を整える際や、印刷を行う際に色変換テーブルを都度作成することもできる。これにより、ユーザーの意図通りの印刷結果が得られ、プリンターのユーザーの利便性が向上する。ここで、前記ユーザーの意図とは、例えば高濃度印刷を行うために、インク使用制限を増加させるなどの設定をすることを意味し、そうした設定を行った場合にも、この形態の作成方法によれば、色彩値階調性とインク量階調性を両立させることができる。
(2)上記形態の色変換テーブルの作成方法において、前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は;仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し;前記3つの処理対象格子点それぞれにおける、前記第1の3次スプライン関数の2次微分パラメータの2乗和が最小になるように、前記中間格子点の仮想色彩値またはインク量を決定する。この形態の色変換テーブルの作成方法によれば、2次微分パラメータの絶対値の増加を抑制でき、より良好な階調性を得ることができる。
(3)上記形態の色変換テーブルの作成方法において、前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は;仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し;また、前記3つの処理対象格子点それぞれに対して、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向とは異なる方向で、仮想色彩値及びインク量が決定していて隣接する3つの格子点について、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向と同じ方向に対して、仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第2の3次スプライン関数を定義し;前記第1及び第2の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向で隣接する格子点の組それぞれの、前記第1の3次スプライン関数で決定される1次微分パラメータと、前記第2の3次スプライン関数で決定される1次微分パラメータと、の差の2乗和が最小になるように、前記中間格子点の仮想色彩値またはインク量を決定する。この形態の色変換テーブルの作成方法によれば、前記第1の3次スプライン関数で実現される階調を、前記第2の3次スプライン関数で実現される階調と略一致させることができ、好適な超曲面階調を実現できる。
(4)上記形態の色変換テーブルの作成方法において、前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は;仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し;また、前記3つの処理対象格子点それぞれに対して、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向とは異なる方向で、仮想色彩値及びインク量が決定していて隣接する3つの格子点について、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向と同じ方向に対して、仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第2の3次スプライン関数を定義し;前記第1及び第2の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向で隣接する格子点の組それぞれの、前記第1の3次スプライン関数で決定される2次微分パラメータと、前記第2の3次スプライン関数で決定される2次微分パラメータと、の差の2乗和が最小になるように、前記中間格子点の仮想色彩値またはインク量を決定する。この形態の色変換テーブルの作成方法においても、前記第1の3次スプライン関数で実現される階調を、前記第2の3次スプライン関数で実現される階調と略一致させることができ、好適な超曲面階調を実現できる。
(5)上記形態の色変換テーブルの作成方法において、さらに;前記インク量決定処理の前に、前記仮想色空間において色再現範囲を最大化するための色再現範囲決定処理を備えてもよい。この形態の色変換テーブルの作成方法によれば、色再現範囲を最大化させることができる。
(6)上記形態の色変換テーブルの作成方法において、さらに;前記インク量のそれぞれの値の合計を増加させるインク量最大化処理を備えてもよい。この形態の色変換テーブルの作成方法によれば、同じ濃度を再現するために薄いインクが積極的に使われることから、印刷画像の粒状性が向上する。
本発明は、方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、画像表示装置、これらの方法を実施する各種装置、これらの各種装置を有するシステム、これらの各種装置の制御方法およびシステムを実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、および、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号等の形態で実現できる。
第1実施形態における色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成モジュールの構成を示すブロック図である。 色変換テーブル作成処理のフローチャートである。 仮想色彩値決定処理のフローチャートである。 仮想色彩値決定目的関数生成部の処理の概要を説明するための模式図である。 色再現範囲決定処理のフローチャートである。 2次元の外郭面の場合における色再現範囲の最大化の説明図である。 インク量決定処理のフローチャートである。 実施例におけるグレー格子点のCMYKRのそれぞれのインク量の発生量を表す説明図である。 比較例におけるグレー格子点のCMYKRのそれぞれのインク量の発生量を表す説明図である。 第1実施形態における、階調最良化目的関数生成処理にて生成された目的関数を用いて決定する、仮想色彩値またはインク量の説明図である。 第2実施形態または第3実施形態における、階調最良化目的関数生成処理の、目的関数生成方法の説明図である。 第2実施形態または第3実施形態における、階調最良化目的関数生成処理にて生成された目的関数を用いて決定する、仮想色彩値またはインク量の説明図である。
本明細書では、以下の項目に沿って順番に説明する。
A.第1実施形態:
A−1.色変換テーブルの作成モジュール:
A−2.色変換テーブル作成処理:
A−2−1.仮想色彩値決定処理:
A−2−2.インク量仮想色彩値変換処理:
A−2−3.色再現範囲決定処理:
A−2−4.インク量最大化処理:
A−2−5.インク量決定処理:
A−2−6.階調最良化目的関数生成処理:
A−3.サンプルの評価:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.変形例:
A.第1実施形態:
A−1.色変換テーブルの作成モジュール:
図1は、第1実施形態における色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成モジュール100の構成を示すブロック図である。本実施形態の色変換テーブル作成モジュール100は、デバイスへの入力値を表すデバイス表色系から、プリンターに搭載したCMYKに特色であるR(Red)を加えたインク量空間への変換を対応付ける色変換テーブルを作成する。なお、前記デバイス表色系は、例えばCMYやCMYK、RGB空間などが適用できる。色変換テーブル作成モジュール100は、コンピュータープログラムであり、パーソナルコンピューター(PC)のメモリに格納および展開されることで実行される。色変換テーブル作成モジュール100は、色変換テーブルの格子点におけるインク量を決定するが、それらの格子点の内のいくつかに、インク量を設定することも可能であり、インク量が設定されていない格子点に対しては、設定されたインク量と後述するそれぞれの処理を用いてインク量を決定する。
色変換テーブル作成モジュール100は、格子点選択部10と、仮想色彩値決定部20と、色再現範囲決定部30と、インク量最大化部40と、インク量決定部50と、を備えている。色変換テーブルを作成する場合には、インク量が設定されていない格子点の1つ1つが選択されて処理される。格子点選択部10は、処理の対象となる1つの格子点を選択する。
仮想色彩値決定部20は、色彩値の階調性を最適化した仮想色彩値を決定する。仮想色彩値決定部20は、階調性を最良にするための目的関数を生成する仮想色彩値決定目的関数生成部21を含み、生成された目的関数を用いて、仮想色彩値を決定する。仮想色彩値決定部20及び仮想色彩値決定目的関数生成部21が実行する処理の詳細については、後述の仮想色彩値決定処理で説明する。
色再現範囲決定部30は、格子点選択部10で選択された処理対象格子点が、外郭の格子点に該当する場合には、使用可能なインク量の組み合わせから、仮想色彩値決定部20で決定した仮想色彩値を起点にして、最も色再現範囲を広くすることができるインク量の組み合わせを決定する。外郭の格子点とは、格子点配置において色再現範囲の外郭に存在する格子点のことを言い、一般には他の格子点より高彩度となる格子点である。また、色再現範囲決定部30において決定されるインク量と、その結果色再現範囲が最大化された仮想色彩値との関係は、後述するインク量仮想色彩値変換処理によって規定される。色再現範囲決定部30の処理の詳細については、色再現範囲決定処理にて説明する。
インク量最大化部40は、仮想色彩値決定部20で決定したか、色再現範囲決定部30でインク量を決定した結果得られる、仮想色彩値を用いて、印刷媒体に吐出するインク量の合計が最大となるインク量を決定する。換言すると、仮想色彩値に対応するインク量の組み合わせは無数にあるため、インク量最大化部40は、インク量の合計が最大となるインク量の組み合わせを決定する。インク量最大化部40においてインク量の合計を最大化するに当たり、仮想色彩値を維持させるため対応関係は、後述するインク量仮想色彩値変換処理によって規定される。インク量最大化部40の処理の詳細は、インク量最大化処理にて説明する。
インク量決定部50は、仮想色彩値決定部20で決定したか、色再現範囲決定部30でインク量を決定した結果得られる、仮想色彩値と、インク量最大化部40によって決定されたインク量の合計と、を用いて、階調性を最適化したインク量を決定する。インク量決定部50は、階調性を最良にするための目的関数を生成する、インク量決定目的関数生成部51を含み、生成された目的関数を用いて、インク量を決定する。インク量決定部50及びインク量決定目的関数生成部51が実行する処理の詳細については、後述のインク量決定処理で説明する。
A−2.色変換テーブル作成処理:
図2は、色変換テーブル作成処理のフローチャートである。色変換テーブル作成処理では、色変換テーブル作成モジュール100が色変換テーブルの格子点におけるインク量を決定する。色変換テーブル作成モジュール100は、初期設定として、ユーザーの操作などに応じて、インク量の使用制限を設定し(ステップS11)、ユーザーの操作に応じて特定の格子点に対応するインク量を直接設定する(ステップS12)。
以降の処理で使用する、インク量の使用制限、特定の格子点に対応するインク量が設定されると、色変換テーブル作成モジュール100の格子点選択部10は、インク量を決定する対象となる1つの対象格子点を選択する(ステップS13)。格子点選択部10は、対象格子点を選択する方法として、特開2011−223345号公報に記載された公知の技術などを用いる。本実施形態では、格子点選択部10は、特開2011−223345号公報に記載された選択方法と同様に、色変換テーブルの1次元当たりN個の格子点に対して、順番に1からNまでの格子点番号を付与し、両端点の1番の格子点とN番の格子点の、それぞれの処理順番を1,2として設定し、格子点番号を元にして2分法を用いることで、(1+N)/2(整数)の格子点番号の格子点の処理順番を3として設定する。その後、格子点選択部10は、同様の処理を全ての番号の格子点に対して実行し、決定した処理順番に応じて、インク量が決定されていない格子点を順次選択していく。
このような処理順番の決定方法によると、初めに格子点番号1と格子点番号Nの格子点のインク量が決定された以降は、インク量を決定する対象の格子点を中間格子点とし、中間格子点を挟むように、インク量が決定された端点格子点が存在し、処理対象の基本構成を3格子点として形成することができる。この基本構成をなす3格子点が、請求項における3つの処理対象格子点に相当する。
インク量を決定する対象格子点が選択されると、色変換テーブル作成モジュール100の仮想色彩値決定部20は、対象格子点の仮想色彩値を決定する仮想色彩値決定処理を実行する(ステップS20)。仮想色彩値決定処理の詳細については後述するが、仮想色彩値決定処理では、対象格子点を挟み、処理順番に応じてインク量が決定されている格子点の仮想色彩値を用いて、仮想色彩値の階調性が最良となるように対象格子点の仮想色彩値を決定する。なお、対象格子点は、請求項における中間格子点に相当する。
仮想色彩値決定処理が実行されると、色変換テーブル作成モジュール100の色再現範囲決定部30は、ユーザーによって指定されるなどしたインク量使用制限の範囲内で色再現範囲が最大となるよう、色再現範囲決定処理を実行する(ステップS30)。色再現範囲決定処理の詳細は、後述する。
仮想色彩値決定処理ないし、色再現範囲決定処理において仮想色彩値が決定されると、インク量最大化部40は、対象格子点に対応するインク量の合計を最大化するインク量最大化処理を実行する(ステップS40)。インク量最大化処理の詳細については、後述する。
インク量最大化処理が実行されると、インク量決定部50は、インク量階調性が最良となるよう対象格子点に対応するインク量を決定する、インク量決定処理を実行する(ステップS50)。インク量決定処理の詳細については後述するが、インク量決定処理では、対象格子点を挟み、処理順番に応じてインク量が決定されている格子点のインク量を用いて、インク量の階調性が最良となるように対象格子点のインク量を決定する。
インク量決定処理が実行されると、格子点選択部10は、インク量が決定されていない格子点が存在しているか否かを判定する(ステップS14)。なお、インク量が決定されている格子点には、初期設定によってインク量が指定された格子点も含まれる。格子点選択部10は、全ての格子点のインク量が決定されていないと判定した場合には(ステップS14:NO)、インク量が決定されていない格子点から、新しい対象格子点を選択するためにステップS13に戻る。新しい対象格子点が選択されると、色変換テーブル作成モジュール100は、ステップS20以降の処理を繰り返し実行する。ステップS13の処理において、インク量が決定されていない格子点が存在しないと判定された場合には(ステップS14:YES)、色変換テーブル作成モジュール100は、色変換テーブル作成処理を終了する。
A−2−1.仮想色彩値決定処理:
図3は、仮想色彩値決定処理のフローチャートである。仮想色彩値決定処理では、初めに、仮想色彩値決定部20は、対象格子点が最端点格子点でないか確認する(ステップS21)。最端点格子点とは、前述の1次元当たりの格子点数がNの場合の、1番目とN番目に相当する格子点を指す。対象格子点が最端点である場合には(ステップS21:NO)、仮想色彩値決定処理を終了する。対象格子点が最端点でない場合には(ステップS21:YES)、仮想色彩値決定目的関数生成部21により、階調性を最良とするための目的関数を設定する(ステップS22)。
図4は、仮想色彩値決定目的関数生成部21の処理の概要を説明するための模式図である。図4は簡単のために、デバイス表色系が2次元である場合を示す。また、図4に示したyは仮想色彩値空間のある次元の値を表すが、各次元を独立に処理することができるため、図示したyにより代表させる。まず、仮想色彩値決定目的関数生成部21は、図4に示した方向1を、第1の3次スプライン関数を定義する方向とし、対象格子点をiで識別し、対象格子点を第1の3次スプライン関数を定義する方向で挟み、既に仮想色彩値が決定されている2つの格子点に対して、それぞれi−1、i+1で識別する。i−1,i,i+1で識別した格子点におけるデバイス表色系の値xi−1,x,xi+1を独立変数とし、対応する仮想色彩値yi−1,y,yi+1を従属変数とする。ここで、仮想色彩値yは値が決定されていないことに注意する。次に、仮想色彩値決定目的関数生成部21は、図6に示した方向2を、第1の3次スプライン関数を定義する方向として、同じように独立変数、従属変数の組を決定する。
図4ではデバイス表色系が2次元の場合を図示しているが、それより高次の場合には同様に独立変数と従属変数の組み合わせを決定する。このように決定した独立変数並びに従属変数の組み合わせを用いて、後述の階調最良化目的関数生成処理にて説明する方法を用いて、仮想色彩値決定目的関数生成部21は、階調性を最良にするための目的関数を設定する。
仮想色彩値決定部20は、仮想色彩値決定目的関数生成部21により階調性を最良とするための目的関数を取得したらステップS23において、当該目的関数が最小となるよう仮想色彩値yを算出することにより、階調性が最良となる仮想色彩値を決定する。所望の仮想色彩値の決定には、一般的な最適化問題の解法など種々の方法を用いることができる。また、仮想色彩値の算出に伴い、対象格子点の1次微分パラメータy’、2次微分パラメータy’’も求める。1次微分パラメータy’、2次微分パラメータy’’の算出方法も、階調最良化目的関数生成処理にて説明する。
A−2−2.インク量仮想色彩値変換処理:
ここで、以降で説明する、色再現範囲決定処理、インク量最大化処理、インク量決定処理で利用する、インク量から仮想色彩値への変換処理にて説明する。インク量を要素とするベクトルをq、仮想色彩値を要素とするベクトルをp、係数行列Kを用いて、当該変換は式(1)により行う。
Figure 2017104449
係数行列Kは、仮想色彩値空間の次元数の行、インク数の列を持つ行列で、インクの発色特性を元に決定し、前述のCMYKRのインクを用いる場合には、例えば式(2)のような要素を用いる。ただし、仮想色彩値はCMY空間を想定した例である。
Figure 2017104449
ここで、係数行列Kの要素の決定は、発色特性の定性的な特徴から決定されても良いし、インクの測色結果を用いた定量的な方法により決定されても良い。式(1)の変換は、色再現範囲決定処理、インク量最大化処理、インク量決定処理において使用される。
A−2−3.色再現範囲決定処理:
図5は、色再現範囲決定処理のフローチャートである。色再現範囲決定処理で、色再現範囲決定部30は、対象格子点が外郭格子点であるか判定を行う(ステップS31)。外郭格子点とは、色再現範囲の外郭に位置し、一般には、他の格子点より相対的に高彩度を再現する格子点である。対象格子点が外郭格子点でない場合(ステップS31:NO)、色再現範囲決定部30は、色再現範囲決定処理は行わない。対象格子点が外郭格子点であると判断された場合(ステップS31:YES)、色再現範囲決定部30は、色再現範囲の決定が行われる(ステップS32)。
色再現範囲決定の具体的な方法を、図6を用いて説明する。図6は、2次元の外郭面の場合における色再現範囲の最大化の説明図である。図6には、色再現範囲の拡張方向vと、2次元の外郭面についての概略図が示され、色再現範囲を最大にするための処理を説明するための、仮想色空間の模式図が示されている。まず仮想色空間において拡張方向vを決定する。例えば、デバイス表色系ならび仮想色空間がCMY空間であって、Yの値が最大で、C,Mで部分空間を形成する外郭面の場合、色再現範囲を拡張できる仮想CMYの方向は、例えば、(C,M,Y)=(0,0,1)などと決定できる。この拡張方向vは、前述のインク量と仮想色彩値との変換行列Kの特性などをもとに、色再現範囲が拡張する方向を適宜決定する。決定した拡張方向は図7において、ベクトルvとして図示されている。
次に色再現範囲の決定において、色再現範囲の決定に際して仮想色彩値の階調性が悪化しないための制限を設ける。図6に、仮想色彩値決定処理において決定した仮想色彩値の仮想色空間上での点をpとして表す。仮想色彩値pは最も仮想色彩値の階調性を良くする点であるが、色再現範囲を最大にする点であるとは限らない。そこで、色再現範囲決定処理では、色再現範囲を最大にする仮想色彩値を対象格子点の仮想色彩値として決定する。しかし、色再現範囲を最大にするだけで仮想色彩値を決定すると、せっかく好適な階調性を表す仮想色彩値を求めた意味がなくなるため、次のような制限を設けて、色再現範囲が最大となる仮想色彩値を決定する。
上記制限は、図6においてS,Sとして図示した平面とする。制限平面S,Sは、仮想色彩値pを通り、また、制限平面Sは図6に図示した方向1の方向に法線ベクトルを持ち、制限平面Sは図6に図示した方向2の方向に法線ベクトルと持つ平面である。制限平面S,Sは次のように決定できる。例えば、図6に図示した方向1で仮想色彩値が決まっている格子点xi−1, xi+1の仮想色彩値ベクトルをpi−1, pi+1とすると、その差分は、pi+1−pi−1である。これは、図示した平面Sの法線ベクトルとして採用でき、仮想色彩値pを通る平面は、式(3)として表せる。
Figure 2017104449
ここでpは仮想色空間上の任意の値を表すベクトルである。同様に方向2を制限平面Sの法線ベクトルを定義する方向とすることで、制限平面Sを決定できる。
このように設定した制限平面は、図6に破線で図示した直線上で、色再現範囲を最大にする仮想色彩値を探索するよう制限する。一方前記拡張方向ベクトルvは図6に図示するように、必ずしも図6の破線と並行な方向であるとは限らない。しかし、当該破線に探索方向が制限されているため、当該破線上で仮想色彩値pと拡張ベクトルvの内積が最大となる場合に、色再現範囲を最大にすることが可能となる。換言すると、実質の色再現範囲の最大化は、点pから図6に図示したベクトルv方向で色再現範囲が最大となる点を探索する。
一方で、色再現範囲の最大化は、仮想色彩値pを、式(1)を用いてインク量qに置き換えて実施する。この時、図2に示したステップS11で設定したインク量使用制限を適用する。このインク量使用制限を適用した結果、使用できるインク量空間の範囲内で色再現範囲の最大化が行われ、その制限との関係次第では、色再現範囲の最大化が行われた結果の仮想色彩値は、図6に図示した仮想色彩値pと比べて、必ずしもベクトルvの矢の側に存在するとは限らず、仮想色彩値pに対して、実質的に圧縮に相当する場合も発生する。このように求めた色再現範囲を最大にした場合の対象格子点の仮想色彩値ベクトルをpとする。なお、以降の説明で混乱しないため、図5のステップS31:NOの場合の仮想色彩値も同じpとする。
A−2−4.インク量最大化処理:
インク量最大化処理では、インク量最大化部40が、仮想色彩値決定処理ないし色再現範囲決定処理で得られた仮想色彩値pを維持し、インク量の合計が最大となるように、インク量ベクトルqを求めなおす。仮想色彩値pとインク量qとの対応関係は式(1)により決定づけられる。また、インク量最大化処理においては、図2のステップS11で設定したインク量使用制限も適用され、設定されたインク量使用制限の範囲内で、インク量の合計が最大にされる。
A−2−5.インク量決定処理:
図7は、インク量決定処理のフローチャートである。インク量決定処理では、初めに、インク量決定部50は、対象格子点が最端点格子点でないか確認する(ステップS51)。対象格子点が最端点である場合には(ステップS51:NO)、インク量決定処理を終了する。対象格子点が最端点でない場合には(ステップS51:YES)、インク量決定目的関数生成部51により、階調性を最良とするための目的関数を設定する(ステップS52)。
インク量決定目的関数生成部51は、仮想色彩値決定目的関数生成部21と同様に、i−1,i,i+1で識別した格子点におけるデバイス表色系の値xi−1,x,xi+1を独立変数とし、対応するインク量yi−1,y,yi+1を従属変数とし、後述の階調最良化目的関数生成処理にて説明する方法を用いて、階調性を最良にするための目的関数を設定する。
インク量決定部50は、インク量決定目的関数生成部51により階調性を最良とするための目的関数を取得したら、当該目的関数が最小となるようインク量yを算出することにより、階調性が最良となるインク量を決定する(ステップS53)。所望のインク量の決定には、一般的な最適化問題の解法など種々の方法を用いることができる。ただし、インク量決定処理では、仮想色彩値決定処理とは異なり、図2のステップS11で設定した、インク量使用制限を満たす必要がある。また、仮想色彩値決定処理ないし、色再現範囲決定処理で決定した仮想色彩値p及び、インク量最大化処理で決定したインク量の合計を維持することも必要である。ここで、仮想色彩値pと求めるインク量が維持する関係は、式(1)により表せることは言うまでもない。また、インク量の算出に伴い、対象格子点の1次微分パラメータy’、2次微分パラメータy’’も求める。1次微分パラメータy’、2次微分パラメータy’’の算出方法も、階調最良化目的関数生成処理にて説明する。
A−2−6.階調最良化目的関数生成処理:
仮想色彩値決定目的関数生成部21及びインク量決定目的関数生成部51で生成する、目的関数の生成処理について詳しく説明する。まずは簡単のために、第1の3次スプライン関数を定義する方向が1つである場合(1次元の場合)を例にその生成処理を説明する。1次元の3次スプライン関数は、独立変数x、従属変数yに対して、式(4)のように定義できる。
Figure 2017104449
式(4)をxについて微分すると式(5)が得られる。
Figure 2017104449
式(4)は、xにおいて傾きが一致するという条件により、xi−1≦x≦xを対象にした式(5)並びにx≦x≦xi+1を対象にした式(5)により、式(6)を得ることができる。
Figure 2017104449
ここでiは格子点を識別し、y’’は該当の格子点における2次微分パラメータであることを示す。
式(6)並びに、xi−1≦x≦x、x≦x≦xi+1の式(5)にそれぞれx=xi−1, xi+1を代入して得られた式を整理すると、式(7)が得られる。
Figure 2017104449
ただし、A,Bは行列、cはベクトルを表し、それぞれ式(8)から式(10)で定義できる。また、行列Aの上付きの−1は行列の逆行列を得ることを表す。
Figure 2017104449
Figure 2017104449
Figure 2017104449
式(7)の左辺は、3次スプライン関数の2次微分パラメータが得られているため、その2乗和を目的関数とするならば、式(11)が得られる。
Figure 2017104449
式(11)は、式(7)からも分かるように、未知の従属変数yの関数であるため式(11)を最小化するyを求めることで、階調性を最良化できる。
デバイス表色系が多次元の場合には式(11)と同様の目的関数を、各次元の方向を第1の3次スプライン関数を定義する方向として生成し、足し合わせることで対応できる。次元の識別をi,j,・・・とし、それぞれ目的関数をE,E,・・・とするならば、目的関数を式(12)と定義できる。
Figure 2017104449
仮想色彩値決定目的関数生成部21は、仮想色彩値を第1の3次スプライン関数の従属変数として式(12)を生成し、インク量決定目的関数生成部51は、インク量を第1の3次スプライン関数の従属変数として式(12)を生成する。
前述した、仮想色彩値決定部20、インク量決定部50で求める、仮想色彩値、インク量の1次微分パラメータy’、2次微分パラメータy’’は、それぞれ式(5)、式(7)により求めることができため、それぞれ、仮想色彩値決定部20、インク量決定部50にて算出される。
一方、格子点の識別i−1,i+1が、前述の1次元での格子点数がNのときの1番やN番の格子点に該当する最端点格子点である場合には、式(7)で用いられる、式(10)の定義に使用されるy’i−1, y’i+1は未定であるため、一般の自然スプラインと同様に、該当の2次微分パラメータをy’’i−1=0 y’’i+1=0として、式(6)から目的関数を生成することができる。
A−3.サンプルの評価:
図8は、実施例におけるグレー格子点のCMYKRのそれぞれのインク量の発生量を表す説明図である。図8には、本実施形態の色変換テーブルの作成方法によって作成された色変換テーブルにおけるグレー格子点のインク量CMYKRの増減が模式的に示されている。図8では、Cのインクが実線で示され、Mのインクが一点鎖線で示され、Yのインクが破線で示され、K(黒)のインクが二点鎖線で示され、R(Red)のインクが細かい破線で示されている。図8に示すように、本実施形態の方法で作成した色変換テーブルのCMYKRのいずれのインク量も、滑らかに増減している。
図9は、比較例におけるグレー格子点のCMYKRのそれぞれのインク量の発生量を表す説明図である。図9には、比較例としての従来の色変換テーブルの作成方法によって作成された色変換テーブルにおけるグレー格子点のインク量CMYKRの増減が模式的に示されている。図9では、CMYKRのそれぞれのインク量の増減が、図8と同じ線種で示されている。図9に示すように、CMYKRのいずれのインクも、実施例と比較とすると、滑らかな増減ではない。そのため、実施例の色変換テーブルの作成方法を用いると、比較例の色変換テーブルの作成方法を用いるよりも、インク量の階調性が優れた印刷を行なう色変換テーブルを作成できる。
図10は、第1実施形態における、階調最良化目的関数生成処理にて生成された目的関数を用いて決定する、仮想色彩値またはインク量の説明図である。図10には、仮想色彩値決定処理ないしインク量決定処理において算出された仮想色彩値ないしインク量の例を、デバイス表色系が2次元、仮想色彩値ないしインク量が1次元の場合の例が模式的に示されている。図10のxがデバイス表色系の空間、yが仮想色彩値ないしインク量の空間を表す。図10の例は効果が分かりやすいように、x=0,x=最大値の場合にy=0、x=0,x=最大値の場合にyは上に凸の2次関数のように生成されたとして、その処理結果を示している。図10から分かるように本実施形態の方法によれば、このような極端な例の場合、鞍のような形状として、仮想色彩値ないしインク量が算出されるが、その形状は滑らかな階調を伴って生成される。
以上説明したように、本実施形態の色変換テーブルの作成方法では、仮想色彩値設定部20は、複数の格子点を結ぶ3次スプライン関数を用いて、その2次微分パラメータの2乗和を最小にするよう、仮想色彩値を決定する。インク量決定部50は、仮想色彩値設定部20が実行する仮想色彩値決定処理と同様に、色変換テーブルの格子点のそれぞれに割り当てられるインク量の組み合わせを、複数の格子点を接続する3次スプライン関数を用いて、その2次微分パラメータの2乗和を最小にするように決定する。そのため、本実施形態の色変換テーブルの作成方法では、印刷結果の色彩値の階調性と、インク量の階調性の向上を両立させた印刷を実行できる。また、本実施形態の色変換テーブルの作成方法を用いれば、色変換テーブルを予め用意することもできるが、印刷条件が変わる場合に備えて、色変換テーブルを都度作成することもできる。こうすることでプリンターのユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態の色変換テーブルの作成方法では、色再現範囲決定部30が色再現範囲決定処理を実行し、色再現範囲を最大にすることができ、インク量最大化部40が、インク量の合計が最大になるようなインクの組み合わせを設定すめ、印刷されたときの粒状性が向上する。
B.第2実施形態:
第2実施形態では、第1実施形態と比較して、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理で用いられる目的関数が異なり、その他の処理については同じである。第1実施形態では、階調最良化目的関数生成処理は、式(11)に示す第1の3次スプライン関数の2次微分パラメータの2乗和を、1次元当たりの目的関数として設定し、当該目的関数を最小にするよう、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理において、対象格子点の仮想色彩値およびインク量を求めた。第2実施形態での階調最良化目的関数生成処理は、第1の3次スプライン関数の1次微分パラメータと、第1の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向で隣接して定義される、第2の3次スプライン関数の1次微分パラメータに対して、第1と第2の3次スプライン関数の1次微分パラメータができるだけ同じになることが期待できる目的関数を生成する。ここで、第2の3次スプライン関数の定義方向は、第1の3次スプライン関数の定義方向と同じである。
図11は、第2実施形態における、デバイス表色系が2次元で、仮想色彩値またはインク量が1次元の場合の、目的関数を説明するための概略図である。第2実施形態では、階調最良化目的関数生成処理は、まず、図11のxの方向を第1の3次スプライン関数を定義する方向として、x=xに沿った格子点の従属変数yi−1、j,yi、j,yi+1、jと、xに対応した独立変数xi−1,x,xi+1と、を用いて第1の3次スプライン関数を定義する。図11において第1の3次スプライン関数は、塗りつぶしの丸印で表される従属変数により定義される。
次に、第1の3次スプライン関数の定義方向とは異なる方向、つまり、図11におけるxの方向で隣接する、仮想色彩値またはインク量が既知である格子点の従属変数は、x=xj+1に沿って、yi−1、j+1,yi、j+1,yi+1、j+1で示され、これらの従属変数と、第1の3次スプライン関数と同じ独立変数を用いて、第2の3次スプライン関数を定義する。図11において第2の3次スプライン関数は、塗りつぶしていない丸印で表される従属変数により定義される。
第2実施形態における階調最良化目的関数生成処理は、前記第1と第2の3次スプライン関数の1次微分パラメータの差の2乗和を、目的関数として生成する。ただし、前述のxの方向での隣接格子点は、xの負の方向で隣接する格子点も存在するし、独立変数の次元が、2次元より大きければ、第1と第2の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向、つまり、隣接関係を定義する方向が増加するため、当該目的関数における項は、それらの分だけ足し合わせることができ、さらに、第1の3次スプライン関数を定義する方向も独立変数の次元分だけ選択できるため、そうした項も当該目的関数に足し合わせることができる。また、3次スプライン関数の1次微分パラメータは、第1実施形態で示した算出方法により求めることができる。
このように生成した目的関数は式(13)として表せる。
Figure 2017104449
式(13)においては、3次スプラインの1次微分パラメータは、ベクトルの偏微分として表現していることに注意する。また、式(13)の1/(x−xj−1, 1/(xj+1−x, 1/(x−xi−1, 1/(xi+1−xの係数項は、格子点間隔が不等間隔である場合の補正を意図する。
式(13)の1次微分パラメータ∂y/∂xは、第1実施形態で説明した式(5)のy’として得られ、式(5)の右辺で必要な2次微分パラメータy’’も、第1実施形態で説明した式(7)により得られるので、式(13)で取得できる目的関数は、第1実施形態と同様に、未知の従属変数yi,jに対する関数である。ただし、式(7)における未知の従属変数はyと表されている。
図12は、第2実施形態または第3実施形態における、階調最良化目的関数生成処理にて生成された目的関数を用いて決定する、仮想色彩値またはインク量の説明図である。第2実施形態でも、第1実施形態の図10と同じ条件で、仮想色彩値決定処理ないしインク量決定処理において算出された、仮想色彩値ないしインク量の例を示すと、図12にようになる。第2実施形態では、第1と第2の3次スプライン関数の形状を近似させようとする効果があるため、第1実施形態の図10で示した鞍のような形状は発生せず、x=0,x=最大値の格子点に生成させた、上に凸の2次関数のような形状が、他の格子点においても得られることが分かる。
以上説明したように、第2実施形態の色変換テーブルの作成方法では、階調最良化目的関数生成処理は、第1実施形態の第1の3次スプライン関数の2次微分パラメータの2乗和の代わりとなる目的関数を設定する。第2実施形態で設定される目的関数は、第1と第2の3次スプライン関数の1次微分パラメータの、第1と第2の3次スプライン関数の隣接方向での差の2乗和である。第2実施形態における仮想色彩値決定部20及びインク量決定部50は、当該目的関数が最小となる、仮想色彩値ないしはインク量を決定する。そのため、第2実施形態の色変換テーブルの作成方法では、何らかの理由、例えば色再現範囲の最大化などで、曲面(デバイス表色系が3次元以上の場合は超曲面)の曲率が高くなる場合でも、その曲率を維持してかつ滑らかに、仮想色彩値ないしはインク量を決定することができる。
C.第3実施形態:
第3実施形態では、第2実施形態と比較して、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理で用いられる目的関数が異なり、その他の処理については同じである。第2実施形態では、階調最良化目的関数生成処理は、式(13)に示す第1の3次スプライン関数の1次微分パラメータと、隣接して定義した第2の3次スプライン関数の1次微分パラメータとの、隣接する方向についての差の2乗和を目的関数として設定し、当該目的関数を最小とするよう、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理において、対象格子点の仮想色彩値およびインク量を求めた。第3実施形態での階調最良化目的関数生成処理は、第1の3次スプライン関数の2次微分パラメータと、隣接して定義した第2の3次スプライン関数の2次微分パラメータとの、隣接する方向についての差の2乗和を目的関数として生成する。
第3実施形態の目的関数の生成も、第2実施形態において図11を用いて説明したのと同様に第1と第2の3次スプライン関数を定義できるため、それらの隣接方向における2次微分パラメータの差の2乗和を目的関数として生成できる。そのため、式(13)の1次微分を2次微分に変更した、式(14)として、第3の実施形態の目的関数を定義できる。ただし、式(14)も式(13)と同様に、デバイス表色系が2次元で、仮想色彩値またはインク量が1次元の場合の例である。
Figure 2017104449
式(14)の2次微分パラメータ∂y/∂xは、第1実施形態で示した式(7)のy’’により得られるので、式(14)で取得できる目的関数は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、未知の従属変数yi,jに対する関数である。
第3実施形態でも、第1実施形態の図10および第2実施形態の図12と同じ条件で、仮想色彩値決定処理ないしインク量決定処理において仮想色彩値ないしインク量を算出すると、第2実施形態とほぼ同じ図12で示される結果であった。そのため、第3実施形態において決定される仮想色彩値ないしインク量も、第2実施形態と同様の特徴を持つ。
以上説明したように、第3実施形態の色変換テーブルの作成方法では、階調最良化目的関数生成処理は、第2実施形態の目的関数に含まれる1次微分パラメータの代わりとして2次微分パラメータを用いる目的関数を生成する。具体的には、第3実施形態で設定される目的関数は、第1と第2の3次スプライン関数の2次微分パラメータの、第1と第2の3次スプライン関数の隣接方向での差の2乗和である。第3実施形態における仮想色彩値決定部20及びインク量決定部50は、当該目的関数が最小となる、仮想色彩値ないしはインク量を決定する。そのため、第3実施形態の色変換テーブルの作成方法では、第2実施形態と同様に、何らかの理由で超曲面の曲率が高くなる場合でも、その曲率を維持してかつ滑らかに、仮想色彩値ないしはインク量を決定することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
上記第1実施形態、第2実施形態ないし第3実施形態では、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理のいずれにおいても、階調最良化目的関数生成処理で生成する目的関数により、仮想色彩値またはインク量が決定されたが、当該目的関数を用いる処理の選択については、種々変形可能である。例えば、仮想色彩値決定処理のみ、または、インク量決定処理のみにおいて、階調最良化目的関数生成処理で生成する目的関数により、仮想色彩値またはインク量が決定されてもよい。
上記第1実施形態、第2実施形態ないし第3実施形態の色変換テーブル作成処理では、図2に示すように、仮想色彩値決定処理およびインク量決定処理以外の種々の処理が実行されたが、これら種々の処理については、必須の処理ではなく、実行されなくてもよい。例えば、ステップS12の特定格子点のインク量設定については、なくてもよく、全ての格子点のインク量を算出しても良い。また、ステップS30の色再現範囲決定処理が行なわれなくてもよい。さらに、ステップS40のインク量最大化処理が行なわれなくてもよい。
第1実施形態の色変換テーブル作成モジュール100は、CMYKに特色のRを加えたインクで構成する色変換テーブルを求めたが、種々の変形が可能である。例えば、Lc(ライトシアン)、Lm(ライトマゼンタ)、Lk(グレー)などの淡いインクを加えることや、他の特色を採用してもよい。
N…格子点数 p,p…仮想色彩値ベクトル q…インク量ベクトル K…変換行列 i,j…格子点位置識別子 x…独立変数 y…従属変数 A,B…行列 c…ベクトル E…目的関数 v,v…色再現範囲拡張方向 S,S…制約面 10…格子点選択部 20…仮想色彩値決定部 21…仮想色彩値決定目的関数生成部 30…色再現範囲決定部 40…インク量最大化部 50…インク量決定部 51…インク量決定目的関数生成部 100…色変換テーブル作成モジュール。

Claims (6)

  1. プリンターが吐出するインク量を決定するための色変換テーブルの作成方法であって、
    仮想色空間における色変換テーブルの格子点における複数の仮想色彩値を決定する仮想色彩値決定処理と、
    所定の変換係数及び前記仮想色彩値に基づいて、前記色変換テーブルの格子点における前記インク量の組み合わせを決定するインク量決定処理と、を備え、
    前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、前記複数の仮想色彩値またはインク量から定義される3次スプライン関数を用いて実行されることを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
  2. 請求項1に記載の色変換テーブルの作成方法であって、
    前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、
    前記仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に前記仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、前記仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し、
    前記3つの処理対象格子点それぞれにおける、前記第1の3次スプライン関数の2次微分パラメータの2乗和が最小になるように、前記中間格子点の前記仮想色彩値またはインク量を決定することを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
  3. 請求項1に記載の色変換テーブルの作成方法であって、
    前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、
    前記仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に前記仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、前記仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し、
    前記3つの処理対象格子点それぞれに対して、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向とは異なる方向で、前記仮想色彩値及びインク量が決定していて隣接する3つの格子点について、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向と同じ方向に対して、前記仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第2の3次スプライン関数を定義し、
    前記第1及び第2の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向で隣接する格子点の組それぞれの、前記第1の3次スプライン関数で決定される1次微分パラメータと、前記第2の3次スプライン関数で決定される1次微分パラメータと、の差の2乗和が最小になるように、前記中間格子点の前記仮想色彩値またはインク量を決定することを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
  4. 請求項1に記載の色変換テーブルの作成方法であって、
    前記仮想色彩値決定処理及び前記インク量決定処理のうち少なくとも一方は、
    前記仮想色彩値またはインク量を決定する1つの中間格子点と、前記中間格子点を挟み、既に前記仮想色彩値及びインク量が決定された2つの端点格子点と、を含む連続した3つの処理対象格子点に対して、前記仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第1の3次スプライン関数を定義し、
    前記3つの処理対象格子点それぞれに対して、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向とは異なる方向で、前記仮想色彩値及びインク量が決定していて隣接する3つの格子点について、前記第1の3次スプライン関数を定義した方向と同じ方向に対して、前記仮想色彩値またはインク量を従属変数とし、デバイス表色系における格子点の値を独立変数とする、第2の3次スプライン関数を定義し、
    前記第1及び第2の3次スプライン関数を定義する方向とは異なる方向で隣接する格子点の組それぞれの、前記第1の3次スプライン関数で決定される2次微分パラメータと、前記第2の3次スプライン関数で決定される2次微分パラメータと、の差の2乗和が最小になるように、前記中間格子点の前記仮想色彩値またはインク量を決定することを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の色変換テーブルの作成方法であって、さらに、
    前記インク量決定処理の前に、前記仮想色空間において色再現範囲を最大化するための色再現範囲決定処理を備えることを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の色変換テーブルの作成方法であって、さらに、
    前記インク量のそれぞれの値の合計を増加させるインク量最大化処理を備えることを特徴とする色変換テーブルの作成方法。
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