JPWO2017094449A1 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

内部アーク事故が発生した場合でも、事故範囲の極小化が可能なガス絶縁開閉装置を得る。ガス絶縁開閉装置(50)は、電力ケーブル(2)が収納されたケーブル室(1)と、ケーブル室(1)上に配置されており、遮断器(9)が搭載された遮断器室(8)と、遮断器室(8)上に配置されており、母線(11)が搭載された母線室(12)と、ケーブル室(1)、遮断器室(8)および母線室(12)のそれぞれの上方又は後方に設置された放圧板(5、6a、6b)と、を備え、遮断器室(8)、母線室(12)およびケーブル室(1)の圧力上昇時に、それぞれの放圧板(5、6a、6b)から放出された高温高圧ガス(16)を外部に導くための放圧ダクト(7)を遮断器室(8)、母線室(12)およびケーブル室(1)で共用したものである。

Description

この発明は、ガス絶縁開閉装置に関するものであり、特に、装置内部のアーク事故発生時に生じた高温高圧ガスを装置外部に排出する放圧構造を有するガス絶縁開閉装置に関するものである。
ガス絶縁開閉装置は、遮断器などの機器を絶縁性が高い六フッ化硫黄(SF)ガスなどが充填された単一の容器内に収めた縮小形の開閉装置である。そして、ガス絶縁開閉装置は、六フッ化硫黄(SF)ガスの優れた絶縁性能によって機器をコンパクト化することで、電気室のスペース縮小化に貢献している。
また、ガス絶縁開閉装置内で内部アーク事故が発生した場合において、ガス絶縁開閉装置周囲の人の安全性が要求されている。ガス絶縁開閉装置内で内部アーク事故が発生すると、ガス絶縁開閉装置内は高温高圧となるため、ガス絶縁開閉装置の筺体の剛性を強くして高温高圧状態に耐えるようにする必要がある。また、ガス絶縁開閉装置内で内部アーク事故が発生した時の対策として、筺体に放圧部を取り付けて高温高圧ガスを装置外部に放出する構成が一般的である。
特開2014−96882号公報 国際公開第2013−099393号公報 特許第3664845号公報 特開平9−271119号公報 実開昭58−145001号公報
しかしながら、例えば、特許文献1に開示された従来の金属閉鎖形スイッチギヤは、スイッチギヤの上下段に別々の機器を収納し、2つのフィーダ回路を形成している構成を示している。そして、下段側のコンパートメントで内部アーク事故が発生した場合において、下段側上部の放圧板が開放され、上段側へ放圧する構成を開示している。しかし、特許文献1においては、下段側から上段側に放圧された高温高圧ガスの影響で上段側のフィーダ回路も損傷を受けるという問題点があった。
また、特許文献2に開示された従来の電気室は、スイッチギヤ内で発生した高温高圧ガスをスイッチギヤが収納される電気室の外部へ放圧する構成を示している。しかし、電気室の排気口から放出された高温高圧ガスに対する安全性が確保されておらず、場合によっては電気室外部に放出されて高温高圧ガスを処理するための別の部屋が必要となり、電気室全体のスペースが大型化する問題点があった。
さらにまた、特許文献3に開示された従来の金属閉鎖形スイッチギヤは、各コンパートメントから共通放圧ダクト室につながる放圧板を有しており、どのコンパートメントで内部アーク事故が発生した場合でも共通放圧ダクト室から放圧する構成としている。しかし、この放圧板は各コンパートメントを気密密閉しているわけではないため、一方のコンパートメントで内部アーク事故が発生した場合に、共通放圧ダクト室に流入した高温高圧ガスの圧力により他方のコンパートメントへつながる放圧板の隙間から他方のコンパートメントへ高温高圧ガスが流入して他方のコンパートメントでも事故が発生する可能性があるという問題点があった。
また特許文献4に開示された従来の閉鎖配電盤用放圧装置においては、特許文献3と同様に共通の放圧室を有しているが、前述と同様に放圧室内の高温高圧ガスの他方のコンパートメントへの流入の問題点があった。また、特許文献5に開示された従来の閉鎖配電盤においては、配電箱の外壁開口部を被う多孔板とこの多孔板上部を被う外被カバーとからなる通風装置が開示されているが、異物に対する保護と通気の両方の要求を考慮した孔のサイズ、機械的曲げ強度を考慮した孔の配列となっていないため問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、内部アーク事故が発生した場合でも、事故範囲の極小化が可能なガス絶縁開閉装置を得ることを目的としている。
この発明に係るガス絶縁開閉装置は、電力ケーブルが収納されたケーブル室と、前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方又は後方に設置された放圧板と、を備え、前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導くための放圧ダクトを前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室で共用したことを特徴とするものである。
また、この発明に係るガス絶縁開閉装置は、電力ケーブルが収納されたケーブル室と、前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方又は後方に設置された放圧板と、を備え、前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導くための放圧ダクトを前記遮断器室および前記ケーブル室で共用しており、前記母線室から放出された前記高温高圧ガスを外部に導くための母線室放圧ダクトを独立させたものである。
この発明によるガス絶縁開閉装置によれば、ケーブル室、遮断器室、母線室のそれぞれの上方又は後方に放圧板を設置し、遮断器室、母線室、ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導くための放圧ダクトを遮断器室、母線室およびケーブル室で共用したので、高温高圧ガスが他のコンパートメントに流入しないため、事故範囲の極小化が可能なガス絶縁開閉装置を得ることができる。
また、この発明によるガス絶縁開閉装置によれば、母線室から放出された高温高圧ガスを外部に導くための母線室放圧ダクトを独立させたので、母線室放圧ダクトを延長する必要がないため、母線室放圧ダクトのコストが低減できる。
この発明の実施の形態1に示すガス絶縁開閉装置の側面断面図である。 図1に示すガス絶縁開閉装置のA方向から見た平面図である。 図1に示すガス絶縁開閉装置のB−B方向からみた母線室および遮断器室の側面断面図である。 図1に示すガス絶縁開閉装置の共通放圧ダクト、母線室放圧ダクトおよび遮断器室放圧ダクトの拡大側面図である。 図4の斜視図である。 図4のC方向から見た共通放圧ダクトの背面図である。 図3のD方向から見た母線室用または遮断器室用の放圧板の上面図である。 図7のE−E方向から見た母線室用または遮断器室用の放圧板の側面断面図である。 図7の母線室用または遮断器室用の放圧板から固定部を外した放圧板単体を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に示すケーブル室用の放圧板の側面断面図である。 この発明の実施の形態1におけるガス絶縁開閉装置のケーブル室での内部アーク事故発生時の放圧経路を示す側面断面図である。 この発明の実施の形態1におけるガス絶縁開閉装置の遮断器室での内部アーク事故発生時の放圧経路を示す側面断面図である。 この発明の実施の形態1におけるガス絶縁開閉装置の母線室での内部アーク事故発生時の放圧経路を示す側面断面図である。 この発明の実施の形態2に示すガス絶縁開閉装置の側面断面図である。 この発明の実施の形態3におけるケーブル室用の放圧板を示し、図1における放圧板が閉じた状態を示す平面図である。 図15のケーブル室用の放圧板の開放状態における側面断面図である。 この発明の実施の形態4におけるケーブル室用の放圧板を示し、図1におけるケーブル室用の放圧板が閉じた状態を示す側面断面図である。 図17に示すケーブル室用の放圧板が閉じた状態を示す平面図である。 図17に示すケーブル室用の放圧板が開放した状態を示す側面断面図である。 この発明の実施の形態5に示すガス絶縁開閉装置の側面断面図である。
実施の形態1.
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。なお、各図面において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態1におけるガス絶縁開閉装置を示す側面断面図である。図1に示すように、この発明の実施の形態1に示すガス絶縁開閉装置50は、下段にケーブル室1、中段に遮断器室8、上段に母線室12を備えている。ケーブル室1には、電力ケーブル2が設置されており、遮断器室8には、遮断器9および計器用変流器3が設置されている。また、母線室12には、母線11および断路器10が設置されている。遮断器室8および母線室12は、圧力容器で構成されており、六フッ化硫黄(SF)ガスや乾燥空気などを加圧密閉することで圧力容器内の機器および主回路導体はガスにより絶縁されている。
遮断器室8および母線室12にそれぞれ取り付けられた放圧板6aおよび放圧板6bは、少なくとも2mm以上の金属板をプレス成形した形状であり、圧力容器内の圧力に耐えることが可能な強度を有している。また、ケーブル室1に取り付けられた放圧板5は、2mm以下の金属板で形成されている。
図2は、図1に示すガス絶縁開閉装置のA方向から見た平面図(上面図)である。図2に示すように、遮断器室8の上方に遮断器室8の放圧板6aが設けられている。また、遮断器室8上に母線室12が配置されており、その母線室12の上方に母線室12の放圧板6bが配置されている。
また、図3は、図1に示すガス絶縁開閉装置のB−B方向(ガス絶縁開閉装置50の背面側)からみた母線室および遮断器室の側面断面図である。図3に示すように、遮断器室8の放圧板6aは、遮断器室8内の圧力上昇時に開放状態6a2に示す方向に開放する。また、母線室12の放圧板6bは、母線室12内の圧力上昇時に開放状態6b2に示す方向に開放する。
また、図4は、図1に示すガス絶縁開閉装置の共通放圧ダクト7、母線室放圧ダクト13および遮断器室放圧ダクト13aの拡大側面図である。図1から図3に示すように、遮断器室8の放圧板6aから放圧された高温高圧ガスは、遮断器室放圧ダクト13a、共通放圧ダクト7を通過した後、共通放圧ダクト7の上方に設けられた放出口14から放圧される。また、母線室12の放圧板6bから放圧された高温高圧ガスは、母線室放圧ダクト13、共通放圧ダクト7を通過した後、共通放圧ダクト7の上方に設けられた放出口14から放圧される。さらにまた、ケーブル室1からケーブル室放圧ダクト4を通過した後、放圧板5から放圧された高温高圧ガスは、共通放圧ダクト7を通過した後、共通放圧ダクト7の上方に設けられた放出口14から放圧される。
図5は、図4の斜視図であり、具体的には共通放圧ダクト7と母線室放圧ダクト13の斜視図である。共通放圧ダクト7の放出口14には、網状開口部14aが取り付けられている。網状開口部14aを設けたことにより、放出口14から高温高圧ガスは放出されるが、遮断器室8、母線室12、ケーブル室1のそれぞれから高温高圧ガスとともに放出される金属部品が外部に放出されることを防止している。
図6は、図4をC方向から見た共通放圧ダクト7の背面図である。図6においては、背面方向から見た場合の母線室放圧ダクト13と遮断器室放圧ダクト13aの位置関係を示している。
また、図7は、図3のD方向から見た放圧板の上面図である。遮断器室8および母線室12にそれぞれ設けられた放圧板6aおよび放圧板6bである放圧板6は、固定部6c、6dにより固定されている。図7に示すように、固定部6cは、例えばM10サイズのナットで固定され、固定部6dは、たとえばM8サイズのナットなどで固定されている。また、固定部6dの強度は、固定部6cの強度より低いため、遮断器室8、母線室12での圧力上昇時に固定部6dが外れ、図3に示したように、開放状態6a2、6b2に示したように放圧板6a、放圧板6bが開放される。
図8は、この発明の実施の形態1に示す遮断器室および母線室の放圧板の断面図であり、図7をE−E方向から見た放圧板の側面断面図である。図8に示すように、放圧板6は、少なくとも2mm以上の金属板をプレス成形した形状としており、圧力容器内の圧力に耐えることが可能な強度を有している。また、放圧板6は、パッキン15を挟んで、固定部6cおよび6dで固定されている。固定部6dは固定部6cよりサイズの小さいナットで固定されており、遮断器室8または母線室12内で内部アーク事故が発生し、圧力容器内の圧力が上昇した場合には固定部6dが破断し、放圧板6が開く構造となっている。
また、図9は、図7に示した遮断器室および母線室の放圧板の部品を示した上面図であり、図7に示した固定部6cおよび固定部6dの固定ナット、ワッシャを外した上面図である。図9に示すように、図7の固定部6dは、固定部6cに比べて、固定穴周囲の板の幅を小さくすることで、固定部6cより強度を弱くしている。
また、図1に示すように、ケーブル室1より上部でかつ遮断器室8の背面側には、ケーブル室放圧ダクト4が設置されている。ケーブル室放圧ダクト4の上部には、ケーブル室1に対応した放圧板5が取り付けられている。
図10は、この発明の実施の形態1に示すケーブル室の放圧板の側面断面図である。ケーブル室1に対応した放圧板5は、図10に示すように、2mm以下の金属板で形成されており、片側のみ固定部5aで固定された構造となっている。図1および図10に示すように、放圧板5は、ケーブル室1、ケーブル室放圧ダクト4の圧力上昇時に容易に開放する構造となっている。
図1に示すように、ケーブル室放圧ダクト4の上部には、共通放圧ダクト7が設置されており、共通放圧ダクト7は、母線室放圧ダクト13とも連結している。また、共通放圧ダクト7は、遮断器室放圧ダクト13aとも連結している。
図11は、この発明の実施の形態1におけるケーブル室の内部アーク時の放圧経路を示す側面図である。図11は、ガス絶縁開閉装置50のケーブル室1で内部アーク事故が発生した場合の高温高圧ガス16の放出経路を示している。ケーブル室1内で内部アーク事故が発生した場合、高温高圧ガス16は、ケーブル室1上面のケーブル室放圧ダクト4を通過する。ケーブル室1およびケーブル室放圧ダクト4内の圧力上昇により、ケーブル室1の放圧板5が開放するため、高温高圧ガス16は、共通放圧ダクト7を通って放出口14より装置外部へ放出される。また、放出口14は、ガス絶縁開閉装置50に対して前方斜め方向に傾斜されているため、高温高圧ガス16は上部前方に向かって放出される構造となっている。
図11に示すように、ケーブル室1で内部アークが発生した場合の高温高圧ガス16により、遮断器室8の放圧板6aおよび母線室12の放圧板6bにも圧力は加わるが、遮断器室8の放圧板6aおよび母線室12の放圧板6bは、気密密閉機能を有しており、圧力容器内部での内部アークによる圧力上昇時は開放するが、圧力容器外部からの圧力上昇に対しては強固な構造となっているため、ケーブル室1の内部アークによって遮断器室8の放圧板6aおよび母線室の放圧板6bが開放することはない。このため、ケーブル室1の内部アークによって遮断器室8および母線室12が損傷を受けることはない。
図12は、この発明の実施の形態1における遮断器室の内部アーク時の放圧経路を示す側面図である。図12は、ガス絶縁開閉装置50の遮断器室8で内部アーク事故が発生した場合の高温高圧ガス16の放出経路を示している。遮断器室8内で内部アークが発生した場合、遮断器室8内は高温高圧ガス16により圧力が上昇する。遮断器室8の放圧板6aは、通常使用状態における加圧絶縁ガスの圧力に対しては気密密閉する機能を有するが、内部アーク発生時の圧力上昇に対しては開放するように構成されている。遮断器室8内の高温高圧ガス16は、遮断器室8の放圧板6aを開放させ、遮断器室放圧ダクト13a、共通放圧ダクト7を通って、放出口14より放出される。また、放出口14は、ガス絶縁開閉装置50に対して前方斜め方向に傾斜されているため、高温高圧ガス16は上部前方に向かって放出される構造となっている。
図12に示すように、遮断器室8で内部アーク事故が発生した場合の高温高圧ガス16により、母線室12の放圧板6bにも圧力は加わるが、母線室12の放圧板6bは気密密閉機能を有しており、圧力容器内部での内部アークによる圧力上昇時は開放するが、圧力容器外部からの圧力上昇に対しては強固な構造となっているため、遮断器室8の内部アーク事故によって母線室12の放圧板6bが開放することはない。また、ケーブル室1の放圧板5は、気密密閉機能は有さないが、遮断器室8の内部アーク事故時の高温高圧ガス16には、図12に示すように上方に流路が形成されているため、下部にあるケーブル室1に高温高圧ガス16は流入しない。このため、遮断器室8の内部アークによってケーブル室1および母線室12が損傷を受けることはない。
図13は、この発明の実施の形態1における母線室の内部アーク時の放圧経路を示す側面図である。図13は、ガス絶縁開閉装置50の母線室12で内部アーク事故が発生した場合の高温高圧ガス16の放出経路を示している。母線室12内で内部アークが発生した場合、母線室12内は高温高圧ガス16により圧力が上昇する。母線室12の放圧板6bは、通常使用状態における加圧絶縁ガスの圧力に対しては気密密閉する機能を有するが、内部アーク事故発生時の圧力上昇に対しては開放するように構成されている。母線室12内の高温高圧ガス16は、母線室12の放圧板6bを開放させ、母線室放圧ダクト13、共通放圧ダクト7を通って、放出口14より放出される。また、放出口14は、ガス絶縁開閉装置50に対して前方斜め方向に傾斜されているため、高温高圧ガス16は上部前方に向かって放出される構造となっている。
図13に示すように、母線室12で内部アークが発生した場合の高温高圧ガス16により、遮断器室8の放圧板6aにも圧力は加わるが、遮断器室8の放圧板6aは気密密閉機能を有しており、圧力容器内部での内部アークによる圧力上昇時は開放するが、圧力容器外部からの圧力上昇に対しては強固な構造となっているため、母線室12の内部アーク事故によって遮断器室8の放圧板6aが開放することはない。また、ケーブル室1の放圧板5は気密密閉機能を有してはいないが、母線室12の内部アーク事故時の高温高圧ガス16は、図13に示すように上方に流路が形成されているため、それよりも下部にあるケーブル室1に高温高圧ガス16は流入しない。このため、母線室12の内部アークによってケーブル室1および遮断器室8が損傷を受けることはない。
以上のように、この発明の実施の形態1においては、遮断器9を搭載した遮断器室8、母線11を搭載した母線室12および電力ケーブル2を収納するためのケーブル室1を有するガス絶縁開閉装置50において、下段がケーブル室1、中段が遮断器室8、上段が母線室12の構成となっており、ケーブル室1は、気中で金属板によって区画されており、遮断器室8と母線室12は気密密閉されたタンクで構成されたガス絶縁構造となっている。
ケーブル室1、遮断器室8および母線室12のそれぞれが放圧板5、放圧板6aおよび放圧板6bを有しており、遮断器室8、母線室12に取り付けられた放圧板6(放圧板6aおよび放圧板6b)は、タンク内を気密密閉する機能を有しており、遮断器室8、母線室12内で内部アーク事故が発生した場合のみ放圧する構造としている。
ケーブル室1、遮断器室8および母線室12のケーブル室放圧ダクト4、遮断器室放圧ダクト13aおよび母線室放圧ダクト13を共通放圧ダクト7でつなげた構造としているが、例えば、ケーブル室1で内部アーク事故が発生した場合に高温高圧ガス16が共通放圧ダクト7内に流入しても遮断器室8、母線室12の放圧板6(放圧板6aおよび放圧板6b)は気密密閉機能を有しているため、共通放圧ダクト7内の圧力によって遮断器室8、母線室12の放圧板6が開放することはない。また、ケーブル室1の放圧板5は、気密密閉機能を有さないが、遮断器室8および母線室12での内部アーク事故による高温高圧ガス16の放出経路を上方向に制御することで、遮断器室8および母線室12からの高温高圧ガス16がケーブル室1に流入することはない。共通放圧ダクト7は、高温高圧ガス16の発生時に、高温高圧ガス16を共通放圧ダクト7内の壁に衝突させ、放出方向を上方向に変えている。
また、共通放圧ダクト7を通って放出口14から放出された高温高圧ガス16は、ガス絶縁開閉装置50の上方の空間に放出しているので、ガス絶縁開閉装置50の周囲において人が作業する範囲には影響しない構造となっている。
実施の形態2.
図14は、この発明の実施の形態2に示すガス絶縁開閉装置の側面図である。実施の形態2において、実施の形態1と同一の符号については、実施の形態1と同一の構成であるので説明を省略する。実施の形態2においては、図14に示すように、母線室放圧ダクト19は、共通放圧ダクト7とは接続せず、母線室12で発生した高温高圧ガス16は、母線室放圧ダクト19の上部に設けられた放出口(母線用)20から放圧される構造となっている。実施の形態2においては、実施の形態1の図1に示した構成のように母線室放圧ダクト13を共通放圧ダクト7まで延長する必要がないため、母線室放圧ダクト13のコストが低減できる。ガス絶縁開閉装置50を列盤して使用する際に、母線11は接続され、列盤したすべての盤に電力を送る。母線室12は、そのための重要部位であるため、実施の形態2では、母線室12の母線室放圧ダクト19は共通放圧ダクト7と接続しない構成としている。
このため、ケーブル室1や遮断器室8での内部アーク事故発生時の高温高圧ガス16は、母線室12の近くまで流れてくることは全くなく、母線11に影響を与えることはない構成としている。
実施の形態3.
図15及び図16は、この発明の実施の形態3におけるケーブル室用の放圧板を示すものである。図15は、ケーブル室1の放圧板5を示す平面図であり、図1における放圧板5が閉じた状態を示す。また、図16は図15のケーブル室用の放圧板5が開放した状態を示す側断面図である。図15に示すように、ケーブル室1の放圧板5には、放圧口(ケーブル室用)21を覆う面に複数の通気孔5bが設けられている。複数の通気孔5bを所定の間隔をおいて規則的に配列した状態に空けておくことで、電力ケーブル2の通電によってケーブル室1内が温度上昇した際に、空気が通気孔5bを通って上方に流れていくため、ケーブル室1内の温度上昇を抑制することができる。またこの場合、空気はケーブル室放圧ダクト4を通って上方に流れるため、この空気の流れによって遮断器室8の側壁を冷却するため、遮断器室8内の温度上昇も抑制することが可能となる。
なお、この通気孔5bのサイズは、IEC規格(IEC-62271-1「High-voltage switchgear and controlgear - Part 1: Common specifications」)にて規定された、外部からの異物に対する保護等級IP3あるいはIP4に対応可能な小さな径の孔としている。すなわち保護等級IP3クラスであれば直径2.5mm以下のサイズ、IP4クラスであれば直径1mm以下のサイズの通気孔5bとしている。このため、ガス絶縁開閉装置50の外部からの異物に対する保護と通気の両方の要求を満たすことができる。
さらに図15に示すように、ケーブル室1の放圧板5は、一端部の辺が固定部5aにより支持され、その一端部に対向する他端部が開放可能な状態に構成されている。また、複数の通気孔5bは、固定部5aの一端部に沿って間隔をあけて一列に配列されている。さらにまた、複数の通気孔5bは、固定部5aの一端部に沿って配列された一列が、固定部5a側から他端部側の方向へ離れるにしたがって、通気孔5bの数が減少した状態になるように複数列配置されている。ケーブル室1の放圧板5の一端部に形成された固定部5aの付近は、通気孔5bの数を多くし、固定部5aから他端部の方向へ離れるにしたがって通気孔5bの数を少なくすることで、放圧板5の固定部5aの周辺の機械的曲げ強度が他の箇所に比べて弱くなるように構成している。この機械的曲げ強度の低下は、図15及び図16に示すように、固定部5aの一端部に沿って通気孔5bを一列に配列することでより顕著にすることが出来る。このため、ケーブル室1内で内部アークが発生してケーブル室1内の圧力が上昇した際には、図16に示すように、放圧口21の開口部の一方側部に装着した固定部5aの一端部を支点として放圧板5が上方へ曲がりやすくなり、その結果、ケーブル室1内の圧力を放出口14に向けて開放し易くできるという効果がある。
なお、通気孔5bは、放圧板5の放圧口21を覆う面に配列状態で多数設けた例を示したが、必要な通風面積が確保できるものであれば、配列状態でなくランダム状態に配置するものであっても通風冷却については上記実施の形態と同等の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図17から図19はこの発明の実施の形態4を示すもので、図17はケーブル室1の放圧板5を示す側断面図、図18は放圧板5の平面図、図19は放圧板5が開放した状態を示す側断面図である。実施の形態3では放圧板5は1枚であったが、この発明の実施の形態4では、2枚の放圧板5を使用したものであり、放圧口21の開口部の両側部に各放圧板5の固定部5aを装着したものである。2枚の放圧板5の各開放側端部が互いに重なるように配置し、この重なり部5dの放圧板5の相互間は通気可能なように隙間5cを形成している。
図17に示すように、放圧板5の一端部に形成された固定部5aを放圧口21の両側にそれぞれ固定して、2枚の放圧板5の先端部が重なるように装着している。また2枚の放圧板5の先端部が重なる部分には通気用の隙間5cを設けている。また図18に示すように放圧板5には複数の通気孔5bを配列状態に設けている。この発明の実施の形態4では通気孔5bだけでなく、隙間5cからも通風可能としているため、ケーブル室1内の温度上昇の抑制に対して効果的となる。また2枚の放圧板5は、固定部5aに近い部分の通気孔5bの数を他の箇所に比べて多くすることで、放圧板5の固定部5a周辺の機械的な折り曲げ強度を弱くしている。この結果、内部アーク発生時には図19のように開放しやすくなるという効果がある。
なお、この機械的曲げ強度の低下は、図17から図19に示すように固定部5aの一端部に沿って通気孔5bを一列に配列することでより顕著にすることが出来る。このため、ケーブル室1内で内部アークが発生してケーブル室1内の圧力が上昇した際には、図19に示すように、放圧口21の開口部の一方側部に装着した固定部5aの一端部を支点として放圧板5が上方へ曲がりやすくなり、その結果、ケーブル室1内の圧力を放出口14に向けて開放し易くできるという効果がある。
なお、通気孔5bおよび隙間5cは、外部からの異物に対する保護を確保するために、実施の形態3と同様に、保護等級IP3クラスあるいはIP4クラスの条件を満たすように、微小な開口部にしている。
実施の形態5.
図20はこの発明の実施の形態5に係るガス絶縁開閉装置50の側面断面図を示す。前述した実施の形態1から実施の形態4における放圧板6a、放圧板6bは、遮断器室8あるいは母線室12の上部にそれぞれ設置されたものであったが、この発明の実施の形態5においては、遮断器室8あるいは母線室12の後部に後方に向かって開放するように放圧板6a、放圧板6bをそれぞれ設置したものである。
図20において、遮断器室8の後部に後方に向かって開放動作する放圧板(遮断器室用)6aを設けており、遮断器室8内で内部アークが発生した場合は、放圧板(遮断器室用)6aが後方に向かって開放動作し、遮断器室8内の高温高圧ガス16を共通放圧ダクト7に放出する。また、母線室12の後部に後方に向かって開放動作する放圧板(母線用)6bを設けており、母線室12内で内部アークが発生した場合は、放圧板(母線用)6bが後方に向かって開放動作し、母線室12内の高温高圧ガス16を共通放圧ダクト7に放出する。
このような構成にすることで、実施の形態1から実施の形態4の構成では、遮断器室8あるいは母線室12の上部に向かって高温高圧ガス16を放出後、さらに後方に向かって高温高圧ガス16を共通放圧ダクト7に導くための母線室放圧ダクト13や遮断器室放圧ダクト13aが必要であったが、この発明の実施の形態5の構成によれば、遮断器室放圧ダクト13aが不要になるとともに、母線室放圧ダクト13の構造を簡素なものにすることが可能となり、ガス絶縁開閉装置50内の放圧構造を簡素にすることが可能となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ケーブル室、2 電力ケーブル、3 計器用変流器、4 ケーブル室放圧ダクト、5 放圧板(ケーブル室用)、5a 固定部、5b 通気孔、5c 隙間、5d 重なり部、6 放圧板(遮断器室用または母線室用)、6a 放圧板(遮断器室用)、6b 放圧板(母線室用)、6c、6d 固定部、7 共通放圧ダクト、8 遮断器室、9 遮断器、10 断路器、11 母線、12 母線室、13 母線室放圧ダクト、13a 遮断器室放圧ダクト、14 放出口(共通放圧ダクト用)、14a 網状開口部、15 パッキン、16 高温高圧ガス、19 母線室放圧ダクト、20 放出口(母線用)、21 放圧口(ケーブル室用)、50 ガス絶縁開閉装置
この発明に係るガス絶縁開閉装置は、電力ケーブルが収納されたケーブル室と、前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方に設置された放圧板と、前記遮断器室の前記放圧板の上方と側部を覆っており、前記遮断器室の背面側に向けて延在した状態で設けられた遮断器室放圧ダクトと、前記母線室の前記放圧板の上方と側部を覆っており、前記母線室の背面側に向けて延在した状態で設けられた母線室放圧ダクトと、前記遮断器室および前記母線室の背面側に配置され、前記遮断器室放圧ダクトおよび前記母線室放圧ダクトと連通しており、前記遮断器室、前記母線室または前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導く放圧ダクトと、を備え、前記放圧ダクトは、前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室で共用されたことを特徴とするものである。
また、この発明に係るガス絶縁開閉装置は、電力ケーブルが収納されたケーブル室と、前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方に設置された放圧板と、前記遮断器室の前記放圧板の上方と側部を覆っており、前記遮断器室の背面側に向けて延在した状態で設けられた遮断器室放圧ダクトと、前記遮断器室の背面側に配置され、前記遮断器室放圧ダクトと連通しており、前記遮断器室または前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導く放圧ダクトと、を備え、前記放圧ダクトは、前記遮断器室および前記ケーブル室で共用されたことを特徴とするものである。
この発明によるガス絶縁開閉装置によれば、ケーブル室、遮断器室、母線室のそれぞれの上方に放圧板を設置し、遮断器室、母線室、ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導く放圧ダクトを遮断器室、母線室およびケーブル室で共用したので、高温高圧ガスが他のコンパートメントに流入しないため、事故範囲の極小化が可能なガス絶縁開閉装置を得ることができる。
また、この発明によるガス絶縁開閉装置によれば、ケーブル室、遮断器室、母線室のそれぞれの上方に放圧板を設置し、遮断器室またはケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導く放圧ダクトを遮断器室およびケーブル室で共用したので、高温高圧ガスが他のコンパートメントに流入しないため、事故範囲の極小化が可能なガス絶縁開閉装置を得ることができる。

Claims (8)

  1. 電力ケーブルが収納されたケーブル室と、
    前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、
    前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、
    前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方又は後方に設置された放圧板と、を備え、
    前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導くための放圧ダクトを前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室で共用したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記遮断器室および前記母線室は、気密密閉可能なタンク構造であり、
    前記遮断器室および前記母線室に取り付けられた前記放圧板は、気密密閉機能を有することを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記ケーブル室の前記放圧板は、気密密閉機能を有しておらず、
    前記遮断器室および前記母線室の前記高温高圧ガスの放出経路を上方向に制御することで、前記遮断器室および前記母線室からの前記高温高圧ガスの前記ケーブル室への流入を防止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記ケーブル室の前記放圧板には、放圧口を覆う面に複数の通気孔が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記ケーブル室の前記放圧板は、一端部の辺が支持部により固定され、前記一端部に対向する他端部が開放可能に構成されており、
    前記複数の通気孔は、前記支持部の前記一端部に沿って配列された一列が、前記支持部から前記他端部の方向へ離れるにしたがって前記通気孔の数が減少した状態に複数列配置されたことを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 前記放圧ダクトは、前記高温高圧ガスの発生時に前記高温高圧ガスを前記放圧ダクトの内壁に衝突させ、放出方向を上方向に変えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。
  7. 前記放圧ダクトの先端部に放出口が設けられており、
    前記放出口に角度をつけることで前記高温高圧ガスの放出方向を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。
  8. 電力ケーブルが収納されたケーブル室と、
    前記ケーブル室上に配置されており、遮断器が搭載された遮断器室と、
    前記遮断器室上に配置されており、母線が搭載された母線室と、
    前記ケーブル室、前記遮断器室および前記母線室のそれぞれの上方又は後方に設置された放圧板と、を備え、
    前記遮断器室、前記母線室および前記ケーブル室の圧力上昇時に、それぞれの前記放圧板から放出された高温高圧ガスを外部に導くための放圧ダクトを前記遮断器室および前記ケーブル室で共用しており、前記母線室から放出された前記高温高圧ガスを外部に導くための母線室放圧ダクトを独立させたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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