JP2019054630A - 放圧装置、配電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーク故障等の電力送配電系統の異常発生時に筐体外部に放出する高圧ガスの温度をより低下させることが可能な放圧装置等を提供する。【解決手段】電力送配電系統が収容される筐体と、筐体に設けられる開放口と、開放口を蓋閉すると共に、電力送配電系統の異常により発生しうる高圧気体の作用で蓋開される蓋部と、蓋部が高圧気体の作用で蓋開される場合に、開放口から放出される高圧気体が蓋部に衝突する状態が維持されるように、蓋部の蓋開動作を規制する規制部と、を備える。【選択図】図2C

Description

本発明は、放圧装置等に関する。
例えば、配電盤等の電力送配電系統を筐体内の収容する電力機器において、電力送配電系統の異常、例えば、アーク故障等による収容空間の内圧上昇に際して、内部ガスを収容空間の外部に放圧する放圧装置が設けられる場合がある(例えば、特許文献1等)。
特許文献1では、収容空間の天井部の放圧口を塞ぐ放圧板が設けられると共に、放圧板が回動自在なヒンジにより回動可能に支持され、内部の高圧ガスにより放圧板がヒンジを支点にして回動し、放圧口が開放される放圧装置が開示されている。
特開2010−183818号公報
しかしながら、特許文献1では、高圧ガスがそのまま筐体の外部に放出される構成である。そのため、アーク故障により比較的高い温度に上昇したガスがそのまま電力機器の周囲に放出される可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、アーク故障等の電力送配電系統の異常発生時に筐体外部に放出する高圧ガスの温度をより低下させることが可能な放圧装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
電力送配電系統を収容される筐体と、
前記筐体に設けられる開放口と、
前記開放口を蓋閉すると共に、前記電力送配電系統の異常により発生しうる高圧気体の作用で蓋開される蓋部と、
前記蓋部が前記高圧気体の作用で蓋開される場合に、前記開放口から放出される前記高圧気体が前記蓋部に衝突する状態が維持されるように、前記蓋部の蓋開動作を規制する規制部と、を備える、
放圧装置が提供される。
また、本発明の他の実施形態では、
上述の放圧装置を備える、
配電盤が提供される。
上述の実施形態によれば、アーク故障等の電力送配電系統の異常発生時に筐体外部に放出する高圧ガスの温度をより低下させることが可能な放圧装置等を提供することができる。
配電盤の構成の一例を概略的に示す図である。 第1実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第1実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る放圧装置の一例の作用を示す側面視断面図である。 第2実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第3実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第3実施形態に係る放圧装置の一例の構造及び作用を示す側面視断面図である。 第4実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第4実施形態に係る放圧装置の一例の構造及び作用を示す斜視断面図である。 第5実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第5実施形態に係る放圧装置の一例の構造及び作用を示す側面視断面図である。 第6実施形態に係る放圧装置の一例の構造を示す斜視断面図である。 第6実施形態に係る放圧装置の一例の構造及び作用を示す側面視断面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
[配電盤の構成]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る配電盤1の構成について説明する。
図1は、配電盤1の構成の一例を概略的に示す側面図である。
尚、図1では、筐体10の内部が視認可能な態様で、筐体10の側面部分が省略されている。
配電盤1は、電力送配電系統を筐体内に含む電力機器の一例である。具体的には、配電盤1は、受電した電力を所定の電気負荷に配電すると共に、電力経路を安全に開閉する開閉装置(後述する遮断器30)を含むスイッチギヤである。配電盤1は、筐体10と、電力送配電系統としての母線20、遮断器30、及び幹線40と、断路部50,60を含む。
筐体10は、例えば、比較的高い剛性を有する金属製であり、略直方体形状を有する。筐体10は、内部空間を複数の部屋(母線室11、遮断器室12、ケーブル室13、バッファタンク14)に仕切る仕切り板10a,10b,10cを含む。
仕切り板10aは、筐体10内部の上下方向の中央よりも上側の位置において、前後方向及び左右方向に延在し、筐体10内部を上下に仕切る。これにより、筐体10内部の空間は、上側のバッファタンク14と、下側の空間とに仕切られる。
仕切り板10bは、筐体10内部の前後方向の中央よりも前側の位置において、上下方向及び左右方向に延在し、仕切り板10aにより仕切られた筐体10内部の下側の空間を前後に仕切る。これにより、筐体10内部の空間のうち、仕切り板10aにより仕切られた下側の空間は、前側の遮断器室12(収容室の一例)と、後側の空間とに仕切られる。
仕切り板10cは、側面視で(左右方向に沿って)見たときに、L字形状を有し、仕切り板10a,10bにより仕切られた筐体10内部の下側且つ後側の空間において、その両端が仕切り板10a,10bに連結される。これにより、仕切り板10a,10bにより仕切られた筐体10内部の下側且つ後側の空間が更に2つの空間、つまり、上側の直方体形状の母線室11(収容室の一例)と、側面視でL字形状の空間を有するケーブル室13(収容室の一例)とに仕切られる。
つまり、筐体10は、仕切り板10a〜10cで仕切られる母線室11、遮断器室12、及び、ケーブル室13を内部に含み、電力送配電系統(母線20、遮断器30、及び幹線40等)を収容する。
以下、母線室11、遮断器室12、ケーブル室13を包括的に「収容室」と称する場合がある。
また、筐体10は、その上面に設けられる排気口15と、排気口15を上方から覆う排気口カバー16を有する。
排気口15は、後述する放圧装置100によって、母線室11、遮断器室12、或いは、ケーブル室13からバッファタンク14に放出された高圧ガスを筐体10の外部に排出する開口である。
排気口カバー16は、排気口15からバッファタンク14に異物(例えば、雨や小動物等)が侵入しないように、排気経路を確保しつつ、排気口15を上方から覆う。
母線20は、母線室11に収容され、電源側から供給される電力を通電させる三相分の主回路導体である。母線20は、碍子21によりL字形状の仕切り板10cの上下方向に延在する側面に取り付けられる。母線20は、断路部50に電気的に接続され、断路部50を介して、遮断器30の一端(の主回路部)に電気的に接続される。
遮断器30は、遮断器室12に収容され、電源側から負荷側への電力経路(主回路)を開閉する。遮断器30は、例えば、真空遮断器(VCB:Vacuum Circuit Breaker)、高圧真空電磁接触器(VMC:Vacuum Magnetic Contactor)、ガス遮断器(GCB:Gas Circuit Breaker)等である。遮断器30の一端の主回路は、断路部50に電気的に接続され、他端の主回路は、断路部60に電気的に接続される。遮断器30は、既知のトラックタイプの引き出し機構31の上に取り付けられ、引き出し機構31を介して、遮断器室12の図示しない前部の扉から筐体10の外部への搬出や外部から筐体10の遮断器室12への搬入が可能な構成を有する。
幹線40は、ケーブル室13に収容され、配電先の負荷に供給される電力を通電させる主回路導体である。幹線40は、碍子41によりL字形状の仕切り板10cの下面に取り付けられる。また、幹線40には、計器用変流器(CT:Current Transformer)42が配置される。幹線40は、断路部60に電気的に接続され、断路部60を介して、遮断器30の他端(の主回路部)に電気的に接続される。
断路部50は、母線室11と遮断器室12との間で、仕切り板10bに貫通固定される。
断路部60は、ケーブル室13と遮断器室12との間で、仕切り板10bに貫通固定される。
また、配電盤1は、母線室11、遮断器室12、或いは、ケーブル室13で発生しうるアーク故障等の異常による内部圧力の上昇に際して、高圧ガスを外部に放圧させる放圧装置100を含む。
放圧装置100は、母線室11、遮断器室12、及びケーブル室13のそれぞれに対応する態様で、仕切り板10aに3つ設けられる放圧口110と、それぞれの放圧口110を蓋閉する3つの蓋部120を含む。
放圧口110は、母線室11、遮断器室12、或いは、ケーブル室13でアーク故障等が発生し、内部圧力が上昇した場合に、内部の高圧ガスをバッファタンク14に放出させる開口である。放圧口110の面積は、例えば、母線室11、遮断器室12、及びケーブル室13のそれぞれの内部の圧力が、筐体10の破損に至らない圧力上昇に抑制されるように、シミュレーション等により適宜設定されうる。また、母線室11、遮断器室12、及びケーブル室13のそれぞれに対応する放圧口110の面積は、アーク故障等が発生した場合の圧力上昇が筐体10の破損に至らない範囲で抑制される前提である限り、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
蓋部120は、通常、放圧口110を蓋閉するとともに、アーク故障等により母線室11、遮断器室12、或いは、ケーブル室13の内部圧力が所定基準以上に上昇すると、内部圧力の作用で蓋開する。詳細は、後述する。
[放圧装置の詳細]
次に、図2〜図12を参照して、放圧装置100の具体的な実施形態(第1実施形態〜第6実施形態)について説明する。
<第1実施形態>
図2(図2A〜図2D)は、第1実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す図である。具体的には、図2Aは、放圧装置100を右前方斜め上から見た斜視図である。図2Bは、放圧装置100における蓋部120を取り除いた放圧口110の周辺を右前方斜め上から見た斜視図である。図2Cは、蓋部120が蓋開された状態の放圧装置100の前後方向に垂直な断面を左前方斜め上から見た斜視断面図である。図2Dは、蓋部120の構造を示す斜視図である。
尚、図2A〜図2Cにおいて、バッファタンク14に対応する筐体10の部分は省略されている。以下、後述する図4、図5、図7、図9、図11についても同様である。また、図2Aにおいて、母線室11の放圧口110に対応する蓋部120は、蓋開された状態を表し、遮断器室12及びケーブル室13の放圧口110に対応する蓋部120は、蓋閉された状態を表す。以下、後述する図4、図5、図7、図9、図11についても同様である。
図2A、図2C、図2Dに示すように、蓋部120は、平板状の蓋板121と、蓋板121の左右方向の両端から蓋板121に対して垂直方向(下方)に延設される平板状の脚板122と、脚板122の端部(下端)に取り付けられるストッパ123を含む。
蓋板121は、前後方向に沿う二辺及び左右方向に沿う二辺で構成される略矩形の平板形状を有し、同様に、前後方向に沿う二辺及び左右方向に沿う二辺で構成される放圧口110を上から覆う。即ち、蓋板121は、平面視で、放圧口110を覆い隠す態様で配置される。蓋板121は、例えば、鋼板製や炭素繊維等で強化された樹脂製等であってよい。以下、脚板122及びストッパ123や後述する第2実施形態〜第6実施形態の蓋部120に含まれる構成についても同様である。
また、蓋板121は、仕切り板10aに対して、シール材や放圧口110の端部に引っ掛ける爪部(共に不図示)等により、比較的弱い強度で取り付けられてよい。これにより、蓋板121と仕切り板10aとの間から放圧口110に異物が混入する事態を抑制しつつ、収容室の内部の圧力が上昇した際には、シール材等が容易に破損し、蓋部120が移動することで、放圧口110を開放させることができる。
脚板122(脚部の一例)は、仕切り板10aに設けられるスリット孔130に挿入される。図2Bに示すように、スリット孔130(挿通孔の一例)は、放圧口110の前後方向の二辺の外側(具体的には、右方向の外側及び左方向の外側)に、当該二辺に沿って二つ設けられる。二つのスリット孔130は、その左右方向の間隔が対向する二つの脚板122の左右方向の間隔と同じであり、且つ、その両端が放圧口110の前後方向の二辺の両端よりも外側(前側及び後側)に飛び出している。これにより、二つの脚板122を二つのスリット孔130に挿通させ、蓋板121が放圧口110を覆い隠した状態を実現することができる。また、収容室内のアーク故障等により内部圧力が上昇した場合には、脚板122がスリット孔130に案内される態様で、蓋部120(蓋板121)を放圧口110に対して略垂直方向に移動させることができる。
尚、蓋板121及び二つの脚板122は、別々に製造され、溶接、溶着等で連結されてよい。また、蓋板121及び二つの脚板122は、一枚の平板(金属板)に対して、プレス成形や折り曲げ成形等が施されることにより一体として形成されてもよい。また、蓋板121及び二つの脚板122は、型成形等により一体として形成されてもよい。
ストッパ123(規制部及び抜け止め部の一例)は、脚板122の下端部に取り付けられる。ストッパ123は、略L字断面を有する板状部材であり、ボルト123a及びナット123bによって、略L字断面の一方の面が脚板122の下端部における外側の側面に取り付けられる。また、ストッパ123は、略L字断面の他方の面が脚板122の側面から外側に略垂直方向に延出する態様で配置される。これにより、収容室のアーク故障等により内部圧力が上昇した場合に、略L字断面の他方の面が筐体10の仕切り板10aの下面に引っかかるため、脚板122がスリット孔130から上方に抜けないようにすることができる。結果として、蓋板121が放圧口110を基準とする一定の高さ(最大開放高さ)で維持されるため、放圧口110から放出される(噴出する)高圧ガスが蓋板121の下面に衝突する状態を維持させることができる。
最大開放高さは、放圧口110の面積(流路断面積)との関係で規定されうる。例えば、蓋部120が最大開放高さで維持されている状態において、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間の流路断面積の和が、放圧口110の面積(流路断面積)以上になる範囲で、最大開放高さは設定されるとよい。具体的には、最大開放高さと蓋板121の左右方向の長さとの積で表される、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間の流路断面積の和が、放圧口110の面積以上になるように、最大開放高さが規定されるとよい。これにより、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間部分がボトルネックとなって、収容室内の高圧ガスがバッファタンク14に放出されにくくなるような事態を回避することができる。
図3は、本実施形態に係る放圧装置100の作用を示す側面視断面図であり、具体的には、左右方向に対する鉛直面における放圧装置100の断面図である。
図3に示すように、本実施形態では、収容室の内部でアーク故障等が発生すると、内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が放圧口110に対して垂直方向に上昇する。そして、放圧口110から放出される高圧ガスの圧力が比較的高い状態において、上述の如く、ストッパ123の作用により、蓋板121が放圧口110を基準とする一定の高さ(最大開放高さ)で維持される。
これにより、高圧ガス(図中の実線矢印)は、放圧口110から噴流状態で放出され、蓋板121の下面に衝突し(図中の点線囲み部分)、その後、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間からバッファタンク14内に放出される。従って、衝突噴流の作用、具体的には、衝突噴流時に促進される対流熱伝達の作用で、非常に高い温度の高圧ガスから比較的低い温度の蓋部120(蓋板121等)への熱移動が促進され、バッファタンク14に放出される高圧ガスを冷却することができる。その結果、バッファタンク14を経由して、排気口15から筐体10の外部に排出されるガスの温度を低下させることができる。
また、本実施形態では、脚板122が挿通されるスリット孔130は、蓋部120がアーク故障等による収容部内の高圧ガスの作用で蓋開される場合に、放圧口110に対して、垂直方向に蓋部120を移動させる。
これにより、放圧装置100は、蓋部120(蓋板121)を、放圧口110から放出される高圧ガスに正対させることができるため、蓋部120に高圧ガスを確実に衝突させることができる。
また、本実施形態では、衝突噴流を発生させる部材として蓋部120を兼用できるため、衝突噴流用の部材(衝突噴流板)を別に設ける場合のように、配電盤1の構造が複雑になったり、コストが上昇したりする事態を抑制することができる。
また、上述した先行技術文献(特許文献1)のように、回転ヒンジで蓋部を開蓋させる構成を採用すると、蓋部の回転軌跡よりも更に外側(上側)に衝突噴流板を配置する必要が生じ、開放口から衝突噴流板までの距離が比較的離れてしまう可能性がある。その結果、衝突噴流板に衝突する噴流の速度が低下し、高圧ガスから衝突噴流板への熱移動が抑制されてしまう可能性がある。これに対して、本実施形態では、蓋部120(蓋板121)が衝突噴流を発生させる部材として作用する。そのため、上述の如く、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間部分が、高圧ガスが放出される際のボトルネックにならないような範囲で、衝突噴流板として作用する蓋板121と放圧口110との間の距離(最大開放高さ)を比較的近づけることができる。従って、衝突噴流による放圧口110から放出される高圧ガスの冷却性能を高めることができる。
また、バッファタンクを設ける前提で、衝突噴流板を別に設ける場合、衝突噴流板の配置によりバッファタンクの大きさ(高さ)が規制されるため、バッファタンクが大型化し、結果として、配電盤1の大型化を招来してしまう可能性がある。これに対して、本実施形態では、上述の如く、蓋部120と仕切り板10aとの間の前後の隙間部分が、高圧ガスが放出される際のボトルネックにならないような範囲で、衝突噴流板として作用する蓋板121と放圧口110との間の距離(最大開放高さ)を比較的近づけることができる。従って、バッファタンク14の高さを抑制することができ、結果として、配電盤1の大型化を抑制することができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す斜視図であり、具体的には、放圧装置100を右前方斜め上から見た斜視図である。以下、第1実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図4に示すように、蓋部120は、平板状の蓋板121と、蓋板121に設けられる挿通孔124を含む。
蓋板121は、第1の実施形態と同様、配電盤1の前後方向に沿う二辺及び左右方向に沿う二辺で構成される略矩形状を有し、放圧口110を上から覆う。
挿通孔124は、略矩形状の蓋板121の四隅のそれぞれに設けられる丸孔である。4つの挿通孔124には、それぞれ、仕切り板10aにおける矩形状の放圧口110の四隅の外側に立設される棒状のスタッド140(案内部及び立設部の一例)が挿通される。これにより、蓋板121が放圧口110を覆い隠した状態を実現することができる。また、収容室内のアーク故障等により内部圧力が上昇した場合には、蓋板121が挿通孔124に挿通されたスタッド140に案内される態様で、蓋部120(蓋板121)を放圧口110に対して略垂直方向に移動させることができる。
スタッド140の先端には、挿通孔124の内径(スタッド140の主要部分の外径)よりも大きい拡径部141(規制部及び抜け止め部の一例)が設けられる。これにより、収容室内のアーク故障等により内部圧力が上昇した場合に、蓋板121の上面が拡径部141に引っかかるため、蓋板121がスタッド140から上方に抜けないようにすることができる。
このように、本実施形態では、第1実施形態と同様、スタッド140の作用により、蓋板121が放圧口110を基準とする一定の高さ(最大開放高さ)で維持されるため、放圧口110から放出される(噴出する)高圧ガスが蓋板121の下面に衝突する状態を維持させることができる。従って、第1実施形態の場合と同様、放圧口110から放出される高圧ガスと蓋板121との間で、衝突噴流を発生させて、放圧口110からバッファタンク14に放出されるガスの温度を低下させることができる。
また、本実施形態では、蓋板121の挿通孔124に挿通されるスタッド140は、蓋部120がアーク故障等による収容部内の高圧ガスの作用で蓋開される場合に、放圧口110に対して、垂直方向に蓋部120を移動させる。
これにより、放圧装置100は、第1実施形態と同様、蓋部120(蓋板121)を、放圧口110から放出される高圧ガスに正対させることができるため、蓋部120に高圧ガスを確実に衝突させることができる。
また、本実施形態では、蓋板121に衝突した後の高圧ガスは、蓋部120(蓋板121)と仕切り板10aとの間の前後の隙間を通過するだけでなく、左右の隙間も通過して、バッファタンク14内に放出されうる。これにより、第1実施形態の場合よりも、最大開放高さを更に低くすることができるため、衝突噴流板として作用する蓋板121と放圧口110との間の距離(最大開放高さ)を更に近づけることができる。従って、衝突噴流による放圧口110から放出される高圧ガスの冷却性能を更に高めることができる。
また、本実施形態では、収容室の内部に配置される放圧装置100の構成要素がないため、配電盤1の絶縁性の観点で好適である。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す斜視断面図であり、具体的には、放圧装置100の左右方向に垂直な断面を右前方斜め上から見た斜視断面図である。図6は、第3実施形態に係る放圧装置100の一例の構造及び作用を示す側面視断面図であり、具体的には、左右方向に対する鉛直面における放圧装置100の断面図である。以下、第1実施形態、第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図5、図6に示すように、蓋部120は、第1実施形態と同様、蓋板121と、仕切り板10aのスリット孔130に挿通される脚板122と、ストッパ123(図示せず)を含む。また、蓋部120は、更に、蓋板121の下方に設けられる、壁部125と、平板状の衝突板126,127と、平板状のガイド板128を含む。
蓋板121、脚板122、ストッパ123、及びスリット孔130は、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
壁部125(第1の壁部の一例)は、前後方向に対して垂直に配置される平板状の二枚の壁板1251と、左右方向に対して垂直に配置される平板状の二枚の壁板1252を含み、上端及び下端が開放された箱形状(矩形筒形状)を有する。これにより、壁部125は、後述する衝突板126,127を内側に取り囲むことができる。
二枚の壁板1251は、それぞれ、その上端が蓋板121の下面から下方に所定距離だけ離間している。また、二枚の壁板1251は、それぞれ、前後方向の位置が放圧口110の外縁の前後方向の位置より内側になるように配置される。これにより、互いに対向配置される壁板1251は、収容室内のアーク故障等による内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が蓋開される場合に、仕切り板10aに接触することなく、放圧口110を通過することができる。
二枚の壁板1252は、それぞれ、蓋板121の下面から下方に延設される。また、二枚の壁板1252は、それぞれ、左右方向の位置が放圧口110の外縁の左右方向の位置より内側になるように配置される。これにより、壁板1252は、収容室内のアーク故障等による内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が蓋開される場合に、仕切り板10aに接触することなく、放圧口110を通過することができる。
また、壁部125の中で、壁板1251は、上述の如く、その上端が蓋板121の下面から離間しているため、蓋板121の下面と壁板1251の上端との間には、蓋板121の下面と衝突した高圧ガスがバッファタンク14に向けて通流可能な通流部125a(第2の通流部の一例)が設けられる。
衝突板126(衝突面の一例)は、二枚設けられる。二枚の衝突板126は、二枚の壁板1251のそれぞれの上端から壁部125の内側に向けて、互いに対向する態様で前後方向に延設される。即ち、二枚の衝突板126は、それぞれ、蓋板121の下面から下方に離間し、且つ、蓋板121に対して略平行に配置される。また、二枚の衝突板126は、左右方向に延在し、左右方向で対向配置される二枚の壁板1252のそれぞれに連結される。即ち、衝突板126は、壁部125に周囲(前後方向及び左右方向)を取り囲まれる態様で、壁部125の内側に固定される。対向配置される二枚の衝突板126の間には、収容室の内部のガスが蓋板121に向けて通過可能な通流部126a(第1の通流部の一例)が設けられる。
衝突板127(衝突面の一例)は、蓋板121の下面から衝突板126よりも更に離間し、且つ、蓋板121(衝突板126)に対して、略平行に配置される。また、衝突板127は、衝突板126と同様、左右方向に延在し、左右方向で対向配置される二枚の壁板1252のそれぞれに連結される。つまり、衝突板127は、壁部125に周囲(前後方向及び左右方向)を取り囲まれる態様で、壁部125の内側に固定される。また、衝突板127は、壁部125の前後方向の中心を基準として、略対称に配置され、その前後方向の寸法が、通流部126aの前後方向の寸法と略同じに設定されている。これにより、壁板1251と衝突板127の前後方向の端部との間には、衝突板127が存在する断面で、収容室の内部のガスが蓋板121に向けて通過可能な通流部127a(第1の通流部の一例)が設定される。
ガイド板128は、二枚設けられる。二枚のガイド板128は、二枚の壁板1251のそれぞれの下端から壁部125の内側に向けて、互いに対向する態様で前後方向に延設される。また、二枚のガイド板128は、衝突板126等と同様、左右方向に延在し、左右方向で対向配置される二枚の壁板1252のそれぞれに連結される。即ち、ガイド板128は、壁部125に周囲(前後方向及び左右方向)を取り囲まれる態様で、壁部125の内側に固定される。対向配置される二枚のガイド板128の間には、収容室の内部のガスが蓋板121に向けて通過可能な通流部128aが設けられ、その前後方向の寸法は、衝突板127の前後方向の寸法と略同じに設定されている。これにより、ガイド板128は、収容室内のアーク故障等による内圧上昇に際して、通流部128aを通じて、衝突板127に衝突するように、内部ガスを誘導することができる。
図6に示すように、収容室の内部でアーク故障等が発生すると、内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が放圧口110に対して垂直方向に上昇する。そして、放圧口110から放出される高圧ガスの圧力が比較的高い状態において、上述の如く、ストッパ123の作用により、蓋板121が放圧口110を基準とする一定の高さ(最大開放高さ)で維持される。
この場合、高圧ガス(図中の実線矢印)は、ガイド板128に誘導される態様で、通流部128aを通過し、その上方に配置される衝突板127に衝突する(図中の点線囲み部分)。
衝突板127に衝突したガスは、その後、通流部127aに向かう方向、即ち、壁部125の外側に流れる方向を変えて、その先で、壁板1251に衝突する(図中の点線囲み部分)。
壁板1251に衝突したガスは、その後、上向きに流れる方向を変えて、通流部127aを通過し、その上方に配置される衝突板126に衝突する(図中の点線囲み部分)。
衝突板126に衝突したガスは、その後、通流部126aに向かう方向、即ち、壁部125の内側に流れる方向を変え、通流部126aを通過し、その上方に配置される蓋板121に衝突する(図中の点線囲み部分)。
蓋板121に衝突したガスは、その後、通流部125aに向かう方向、即ち、蓋板121の端部側に流れる向きを変え、通流部125aを通過した後、バッファタンク14に放出される。
このように、本実施形態では、放圧装置100は、蓋板121から収容室の内側に向けて離間する衝突板126,127を含む。また、放圧装置100は、衝突板126,127の周囲を取り囲み、且つ、衝突板126,127より収容室の内側に向けて延在し、蓋部120が高圧ガスの作用で蓋開される場合に、放圧口110を通過可能に構成される壁部125を含む。そして、放圧装置100は、壁部125の内側における衝突板126,127が存在する断面で、高圧ガスが収容室の内側から外側に向けて通流可能な通流部126a,127aと、壁部125(壁板1251)と蓋板121との間で、高圧ガスが通流可能な通流部125aを含む。
これにより、壁部125で取り囲まれる衝突板126,127に高圧ガスを衝突させることができると共に、その後、通流部126a,127aを通じて、更に、蓋板121に高圧ガスを衝突させることができる。つまり、複数回の衝突噴流を発生させることができ、最終的に、比較的温度が低下した高圧ガスを、通流部125aを通じて、バッファタンク14を放出させることができる。従って、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることが可能となり、結果として、バッファタンク14を経由して排気口15から筐体10の外部に排出されるガスの温度を更に低下させることができる。
また、本実施形態では、通流部127aは、壁部125(壁板1251)と衝突板127の前後方向の端部との間に形成される。
これにより、衝突板127に衝突した後、通流部127aに向けて流れる向きを変える高圧ガスを、壁部125(壁板1251)に衝突させることができるため、衝突噴流の発生回数を更に増やし、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることができる。
また、複数の衝突板126,127は、収容室の内側に向けて互いに離間するように並べて配置される。そして、衝突板126は、隣接する衝突板127に対応する通流部127aと面している、即ち、衝突板126,127の双方が離間する方向(上下方向)から見て、通流部127aと重なっている。
これにより、衝突面127に衝突した高圧ガスを、通流部127aを通じて、通流部127aに面している衝突板126に誘導し、衝突させることができる。つまり、複数の衝突板126,127のそれぞれで衝突噴流を発生させることができるため、衝突噴流の回数を更に増やし、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることができる。
尚、本実施形態では、衝突板126,127は、収容室の内側に向けて2枚並べて配置されるが、3枚以上が並べて配置されてもよいし、1枚だけ配置されてもよい。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す斜視断面図であり、具体的には、放圧装置100の左右方向に垂直な断面を右前方斜め上から見た斜視断面図である。図8は、第4実施形態に係る放圧装置100の一例の構造及び作用を示す斜視断面図であり、具体的には、左右方向に垂直な断面を右前方斜め下から見た斜視断面図である。以下、第1実施形態〜第3実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図7、図8に示すように、蓋部120は、第2実施形態と同様、蓋板121と、仕切り板10aの外面に立設され、先端に拡径部141を含むスタッド140を挿通させる挿通孔124を含む。また、蓋部120は、更に、蓋板121の下方に設けられる、壁部125Aと、衝突板126A,127Aを含む。
蓋板121、挿通孔124、スタッド140、拡径部141は、第2実施形態と同じであるため、説明を省略する。
壁部125A(第1の壁部の一例)は、前後方向に対して垂直に配置される平板状の二枚の壁板1251Aと、左右方向に対して垂直に配置される平板状の二枚の壁板1252Aを含み、上端及び下端が開放された箱形状(矩形筒形状)を有する。これにより、壁部125Aは、第3実施形態の壁部125と同様、後述する衝突板126A,127Aを内側に取り囲むことができる。
また、壁部125Aは、その上端が蓋板121の下面に接続されると共に、二枚の壁板1251A及び二枚の壁板1252Aには、壁板1251A,1252Aが接続される四隅部分を除き、それぞれ、蓋板121の下面から延設される矩形状の切り欠き部125Aaが形成される。即ち、壁部125Aは、真上から平面視で見たときの矩形状の四隅部分で蓋板121の下面に取り付けられる。切り欠き部125Aa(第2の通流部の一例)は、壁部125Aの内側の蓋板121の下面と衝突した高圧ガスを壁部125Aの外側、即ち、バッファタンク14に向けて通流させる機能を果たす。
二枚の壁板1251Aは、それぞれ、前後方向の位置が放圧口110の外縁の前後方向の位置より内側になるように配置される。同様に、二枚の壁板1252Aは、それぞれ、左右方向の位置が放圧口110の外縁の左右方向の位置より内側になるように配置される。これにより、壁部125Aは、第3実施形態の壁部125と同様、収容室内のアーク故障等による内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が蓋開される場合に、仕切り板10aに接触することなく、放圧口110を通過することができる。
衝突板126Aは、壁部125Aの内側において、上下方向に対して、垂直に配置される。衝突板126Aは、壁部125Aの上下方向に垂直な断面に相当する矩形状の四隅に矩形状の切り欠き部125Aaを設けた略十字形状を有する。切り欠き部125Aa(第1の通流部の一例)は、収容室の内側から蓋板121に向けて高圧ガスを通流させる機能を果たす。
衝突板127Aは、壁部125Aの内側において、上下方向に対して、垂直に配置される。衝突板127Aは、壁部125Aの上下方向に垂直な断面に相当する矩形状の中央部に矩形状の切り欠き部127Aaを設けた略中空矩形状を有する。切り欠き部127Aaは(第1の通流部の一例)は、収容室の内側から蓋板121に向けて高圧ガスを通流させる機能を果たす。
衝突板126A,127Aは、壁部125Aの内側において、上下方向に離間する態様で、交互に並べて配置される。具体的には、収容室の内側から蓋板121に向けて、衝突板126A、衝突板127A、衝突板126Aの順に、3枚配置される。
尚、交互に配置される衝突板126A,127Aの枚数は、任意であってよい。
図8に示すように、収容室の内部でアーク故障等が発生すると、内部圧力の上昇に応じて、蓋部120が放圧口110に対して垂直方向に上昇する。そして、放圧口110から放出される高圧ガスの圧力が比較的高い状態において、上述の如く、ストッパ123の作用により、蓋板121が放圧口110を基準とする一定の高さ(最大開放高さ)で維持される。
この場合、高圧ガス(図中の実線矢印)は、最下段の衝突板126Aの下面に衝突する(図中の点線囲み部分)。
最下段の衝突板126Aに衝突したガスは、その後、当該衝突板126Aの切り欠き部125Aaに向けて流れる方向を変えて、その先で、壁板1251A或いは壁板1252Aに衝突する(図中の点線囲み部分)。
壁板1251A或いは壁板1252Aに衝突したガスは、その後、上向きに流れる方向を変えて、切り欠き部125Aaを通過し、その上方に配置される衝突板127Aに衝突する(図中の点線囲み部分)。
衝突板127Aの下面に衝突したガスは、その後、切り欠き部127Aaに向けて流れる方向を変え、切り欠き部127Aaを通過し、その上方に配置される最上段の衝突板126Aの下面に衝突する(図中の点線囲み部分)。
最上段の衝突板126Aの下面に衝突したガスは、その後、当該衝突板126Aの切り欠き部125Aaに向けて流れる方向を変えて、その先で、壁板1251A或いは壁板1252Aに衝突する(図中の点線囲み部分)。
壁板1251A或いは壁板1252Aに衝突したガスは、その後、上向きに流れる方向を変えて、切り欠き部125Aaを通過し、その上方に配置される蓋板121の下面に衝突する(図中の点線囲み部分)。
蓋板121の下面に衝突したガスは、その後、壁板1251A或いは壁板1252Aの切り欠き部125Aaを通過(図中では、壁板1252Aの切り欠き125Aaを通過)し、バッファタンク14に放出される。
このように、本実施形態では、放圧装置100は、蓋板121から収容室の内側に離間する衝突板126A,127Aを含む。また、放圧装置100は、衝突板126A,127Aの周囲を取り囲み、且つ、衝突板126A,127Aより収容室の内側に向けて延在し、蓋部120が高圧ガスの作用で蓋開される場合に、放圧口110を通過可能に構成される壁部125Aを含む。そして、放圧装置100は、壁部125Aの内側における衝突板126A,127Aが存在する断面で、高圧ガスが収容室の内側から外側に向けて通流可能な切り欠き部126Aa,127Aaと、壁部125(壁板1251A,1252A)と蓋板121との間で、高圧ガスが通流可能な切り欠き部125Aaを含む。
これにより、第3実施形態と同様、複数回の衝突噴流を発生させることができ、最終的に、比較的温度が低下した高圧ガスを、切り欠き部125Aaを通じて、バッファタンク14を放出させることができる。従って、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることが可能となり、結果として、バッファタンク14を経由して排気口15から筐体10の外部に排出されるガスの温度を更に低下させることができる。
また、本実施形態では、切り欠き部126Aaは、壁部125A(壁板1251A,1252A)と衝突板126Aの端部(四隅)との間に形成される。
これにより、第3実施形態と同様、高圧ガスを、壁部125A(壁板1251A,1252A)に衝突させることができるため、衝突噴流の発生回数を更に増やし、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることができる。
また、本実施形態では、複数の衝突板126A,127Aは、収容室の内側に向けて互いに離間するように並べて配置される。そして、衝突板127Aは、隣接する最下段の衝突板126Aに対応する切り欠き部126Aaと面している、即ち、衝突板126A,127Aが離間する方向(上下方向)から見て、切り欠き部125Aaと重なっている。また、最上段の衝突板126Aは、隣接する衝突板127Aに対応する切り欠き部127Aaと面している、即ち、衝突板126A,127Aが離間する方向(上下方向)から見て、切り欠き部127Aaと重なっている。。
これにより、第3実施形態と同様、複数の衝突板126A,127A(合計3枚)のそれぞれで衝突噴流を発生させることができるため、衝突噴流の回数を更に増やし、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることができる。
<第5実施形態>
図9は、第5実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す斜視断面図であり、具体的には、放圧装置100の左右方向に垂直な断面を右前方斜め上から見た斜視断面図である。図10は、第5実施形態に係る放圧装置100の一例の構造及び作用を示す側面視断面図であり、具体的には、左右方向に対する鉛直面における放圧装置100の断面図である。以下、第1実施形態〜第4実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図9、図10に示すように、蓋部120は、第2実施形態と同様、蓋板121と、仕切り板10aの外面に立設され、先端に拡径部141を含むスタッド140を挿通させる挿通孔124を含む。また、放圧装置100は、収容室の外側(仕切り板10aの外面)に設けられる壁部150を更に含む。
蓋板121、挿通孔124、スタッド140、及び、拡径部141は、第2実施形態と同じであるため、説明を省略する。
壁部150は、平板状部材で構成され、収容室の外側における3組の放圧口110及び蓋部120のそれぞれの周囲(前後方向及び左右方向)を取り囲む態様で設けられる。また、壁部150の仕切り板の表面からの高さは、蓋部120の最大開放高さ以上に設定される。
これにより、図10に示すように、収容室内のアーク故障等による高圧ガスの作用で蓋部が蓋開される場合に、高圧ガス(図中の実線矢印)は、蓋板121の下面に衝突する(図中の点線囲み部分)。そして、蓋板121と壁部150との間の隙間に向けて、流れる方向を変えた高圧ガスを、側方に配置された壁部150に衝突させた後(図中の点線囲み部分)、バッファタンク14に放出させることができる。つまり、複数回の衝突噴流を発生させることができ、最終的に、比較的温度が低下した高圧ガスをバッファタンク14に放出させることができる。従って、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることが可能となり、結果として、バッファタンク14を経由して排気口15から筐体10の外部に排出されるガスの温度を更に低下させることができる。
<第6実施形態>
図11は、第6実施形態に係る放圧装置100の一例の構造を示す斜視断面図であり、具体的には、放圧装置100の左右方向に垂直な断面を右前方斜め上から見た斜視断面図である。図12は、第6実施形態に係る放圧装置100の一例の構造及び作用を示す側面視断面図であり、具体的には、左右方向に対する鉛直面における放圧装置100の断面図である。以下、第1実施形態〜第5実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図11、図12に示すように、蓋部120は、第2実施形態及び第5実施形態と同様、蓋板121と、仕切り板10aの外面に立設され、先端に拡径部141を含むスタッド140を挿通させる挿通孔124を含む。また、放圧装置100は、第5実施形態と同様、収容室の外側(仕切り板10aの外面)に設けられる壁部150を含むと共に、更に、乱流拡散部材160を含む。
蓋板121、挿通孔124、スタッド140、拡径部141は、第2実施形態と同じであるため、説明を省略する。また、壁部150は、第5実施形態と同じであるため、説明を省略する。
乱流拡散部材160は、細長い棒形状を有する。乱流拡散部材160は、放圧口110(仕切り板10a)を基準とする蓋部120の最大開放高さ以上の高さ位置且つ前後方向及び左右方向の端部より外側の位置において、壁部150に沿って、前後方向及び左右方向に延在する態様で配置される。前後方向に延在する乱流拡散部材160は、その両端が前後方向で対向配置される壁部150の二枚の壁板のそれぞれに固定されてよい。また、左右方向に延在する乱流拡散部材160は、その両端が左右方向で対向配置される壁部150の二枚の壁板のそれぞれに固定されてよい。
これにより、図12に示すように、収容室内のアーク故障等による高圧ガスの作用で蓋部が蓋開される場合に、蓋板121の下面、及び、壁部150に衝突した高圧ガス(図中の実線矢印)が、更に、乱流拡散部材160を通過するように誘導することができる。そのため、乱流拡散部材160の作用で、高圧ガスに乱流を積極的に発生させ、バッファタンク14内での熱拡散を促進させ、更に高圧ガスの温度を低下させることができる。従って、バッファタンク14に放出される高圧ガスの温度を更に低下させることが可能となり、結果として、バッファタンク14を経由して排気口15から筐体10の外部に排出されるガスの温度を更に低下させることができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
<第1変形例>
上述した実施形態において、放圧装置100は、配電盤1に適用されるが、電力送配電傾系統が筐体内部に収容される任意の電力機器に適用されてよい。例えば、放圧装置100は、配電盤1以外の金属閉鎖形スイッチギヤ(キュービクル等)に適用されてもよい。
<第2変形例>
上述した実施形態及び変形例では、放圧口110に対して、垂直方向に移動する蓋部120を対象として、蓋板121に高圧ガスが衝突する状態を維持させる規制部(ストッパ123や拡径部141)を適用するが、当該態様に限定されない。例えば、上述の先行技術文献(特許文献1)のように、ヒンジで回動可能に支持される蓋板の回動角度を規制するようなストッパ(規制部の一例)を設けることにより、蓋板に高圧ガスが衝突する状態を維持させてもよい。これにより、上述した実施形態及び変形例と同様の作用・効果を奏する。
<第3変形例>
上述した第1実施形態及びその変形例では、仕切り板10aのスリット孔130に蓋部120の脚板122が挿通されるが、蓋部120を放圧口110に対して垂直方向に移動させることが可能であれば、任意の構成が採用されてよい。例えば、脚板122の代わりに、蓋板121の四隅から下方に延出する棒状のスタッド(脚部の一例)を設け、スリット孔130の代わりに、仕切り板10aに丸孔を設け、蓋部120のスタッドを仕切り板10aの丸孔に挿通する態様であってもよい。また、この場合、スタッドの下端には、拡径部(規制部及び抜け止め部の一例)を設け、蓋部120のスタッドが仕切り板10aの丸孔から抜けないようにするとよい。これにより、第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<第4変形例>
上述した第2実施形態及びその変形例では、仕切り板10aから立設されるスタッド140を蓋板121の四隅に設けられる挿通孔124に挿通させるが、蓋部120を放圧口110に対して垂直方向に移動させることが可能であれば、任意の構成が採用されてよい。例えば、スタッド140の代わりに、仕切り板10aの放圧口110の周囲に、放圧口110に対して、垂直方向に平板が立設され、挿通孔124の代わりに、蓋板121に当該平板が挿通されるスリット孔が設けられてもよい。これにより、第2実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<第5変形例>
上述した第5実施形態及びその変形例では、第2実施形態に係る放圧装置100に対して、壁部150が追加されるが、他の実施形態(第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態)に係る放圧装置100に対して、壁部150が追加されてもよい。
また、上述した先行技術文献(特許文献1)のように、ヒンジで回動可能に支持される蓋板を有する放圧装置に対して、蓋板及び開放口を取り囲むように、壁部150が適用されてもよい。
更に、放圧装置(開放口を蓋閉する蓋部)とは別に、衝突噴流を発生させるための衝突噴流板が設定される構成に対して、当該衝突噴流板及び開放口を取り囲むように、壁部150が適用されてもよい。
これにより、第5実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<第6変形例>
上述した第6実施形態及びその変形例では、乱流拡散部材160として、細長い棒形状の部材が採用されるが、高圧ガスの熱拡散を促進できる態様であれば、当該態様には限定されない。例えば、乱流拡散部材160として、金網形状の部材が採用されてもよい。これにより、第6実施形態と同様の作用・効果を奏する。
<第7変形例>
また、上述した第6実施形態及びその変形例では、第5実施形態に係る放圧装置に対して、乱流拡散部材160が追加されるが、他の実施形態(第1実施形態〜第4実施形態)に係る放圧装置100に対して、乱流拡散部材160が追加されてもよい。
また、上述した先行技術文献(特許文献1)のように、ヒンジで回動可能に支持される蓋板を有する放圧装置に対して、蓋板及び開放口の周囲に、乱流拡散部材160が追加されてもよい。
更に、放圧装置(開放口を蓋閉する蓋部)とは別に、衝突噴流を発生させるための衝突噴流板が設定される構成に対して、当該衝突噴流板及び開放口の周囲に、乱流拡散部材160が追加されてもよい。
これにより、第6実施形態と同様の作用・効果を奏する。
1 配電盤
10 筐体
10a〜10c 仕切り板
11 母線室
12 遮断器室
13 ケーブル室
14 バッファタンク
15 排気口
16 排気口カバー
20 母線
21 碍子
30 遮断器
31 引き出し機構
40 幹線
41 碍子
42 計器用変流器
50,60 断路部
100 放圧装置
110 放圧口
120 蓋部
121 蓋板
122 脚板(脚部)
123 ストッパ(規制部、抜け止め部)
123a ボルト
123b ナット
124 挿通孔
125,125A 壁部(第1の壁部)
125a 通流部(第2の通流部)
125Aa 切り欠き部(第2の通流部)
126,126A 衝突板
126a 通流部(第1の通流部)
126Aa 切り欠き部(第1の通流部)
127,127A 衝突板
127a 通流部(第1の通流部)
127Aa 切り欠き部(第1の通流部)
128 ガイド板
128a 通流部
130 スリット孔(挿通孔)
140 スタッド(案内部、立設部)
141 拡径部(規制部、抜け止め部)
150 壁部(第2の壁部)
160 乱流拡散部材(拡散部)

Claims (10)

  1. 電力送配電系統を収容される筐体と、
    前記筐体に設けられる開放口と、
    前記開放口を蓋閉すると共に、前記電力送配電系統の異常により発生しうる高圧気体の作用で蓋開される蓋部と、
    前記蓋部が前記高圧気体の作用で蓋開される場合に、前記開放口から放出される前記高圧気体が前記蓋部に衝突する状態が維持されるように、前記蓋部の蓋開動作を規制する規制部と、を備える、
    放圧装置。
  2. 前記蓋部が前記高圧気体の作用で蓋開される場合に、前記開放口に対して、略垂直方向に前記蓋部を移動させる案内部を更に備える、
    請求項1に記載の放圧装置。
  3. 前記案内部は、前記筐体の前記開放口の周辺に設けられる挿通孔を含み、
    前記蓋部は、前記開放口を覆う蓋板と、前記蓋板から略鉛直方向に延出し、前記挿通孔に挿通された脚部とを含み、
    前記規制部は、前記脚部に設けられ、前記脚部が前記挿通孔から抜けないように抜け止めする抜け止め部を含む、
    請求項2に記載の放圧装置。
  4. 前記蓋部は、前記開放口を覆う蓋板と、前記蓋板に設けられた挿通孔とを含み、
    前記案内部は、前記筐体の外側の前記開放口の周辺に、前記挿通孔に挿通する態様で、前記開放口に対して、略垂直方向に立設される立設部を含み、
    前記規制部は、前記立設部に設けられ、前記蓋部が前記立設部から抜けないように抜け止めする抜け止め部を含む、
    請求項2に記載の放圧装置。
  5. 前記蓋部は、前記蓋板から前記筐体の内側に離間する衝突面と、前記衝突面の周囲を取り囲み、且つ、前記衝突面より前記筐体の内側に向けて延在し、当該蓋部が前記高圧気体の作用で蓋開される場合に、前記開放口を通過可能な第1の壁部と、前記第1の壁部の内側における前記衝突面が存在する断面で、前記高圧気体が前記筐体の内側から外側に向けて通流可能な第1の通流部と、前記第1の壁部と前記蓋板との間で、前記高圧気体が通流可能な第2の通流部と、を更に含む、
    請求項3又は4に記載の放圧装置。
  6. 前記第1の通流部は、前記第1の壁部と前記衝突面の端部との間に形成される、
    請求項5に記載の放圧装置。
  7. 前記衝突面は、複数あり、
    複数の前記衝突面は、前記筐体の内側に向けて互いに離間するように、並べて配置され、
    一の前記衝突面は、隣接する他の前記衝突面に対応する前記第1の通流部と前記離間する方向から見て重なっている、
    請求項5又は6に記載の放圧装置。
  8. 前記開放口及び前記蓋部の周囲を取り囲むように、前記筐体の外側に設けられる第2の壁部を更に備える、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の放圧装置。
  9. 前記筐体の外側において、前記開放口及び前記蓋部の周囲に設けられ、前記開放口から放出される前記高圧気体を拡散させる拡散部を更に備える、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の放圧装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の放圧装置を備える、
    配電盤。
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