JPWO2017077633A1 - 部品装着ヘッド - Google Patents

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Abstract

部品装着ヘッド(10)は、ヘッド本体(12)と、ヘッド本体(12)に昇降可能に保持される昇降軸(14)と、昇降軸(14)に昇降可能に保持され、下端部にて部品Pを吸着するノズル部(34)及びノズル部(34)から径方向外方に延在するフランジ部(32)を有する吸着ノズル(22)と、昇降軸(14)をヘッド本体(12)に対し昇降させる第一昇降装置(18,82)と、端面が吸着ノズル(22)のフランジ部(32)の中心側を向くように配置されるローラ(86)を有し、ローラ(86)でフランジ部(32)の上面を下方に押圧して吸着ノズル(22)を昇降軸(14)に対し昇降させる第二昇降装置(58,80,85,86,106)と、を備え、ローラ(86)の外周面のうちフランジ部(32)の中心側の縁部のみが、フランジ部(32)の上面に当接する。

Description

本発明は、部品装着ヘッドに関する。
例えば、特許文献1には、部品を吸着して基板に装着する部品装着ヘッドが記載されている。この部品装着ヘッドは、ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、昇降軸の下端部に昇降可能に保持される吸着ノズルと、昇降軸をヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、吸着ノズルのフランジ部の上面をローラの外周面で下方に押圧して吸着ノズルを昇降軸に対し昇降させる第二昇降装置とを備える。
国際公開第2014/80472号
上述の部品装着ヘッドでは、ローラの外周面は吸着ノズルのフランジ部の上面と線接触するように配置されている。このため、ローラの外周面がフランジ部の上面の外周縁を押圧する場合があり、この場合は下方のみならず水平方向にも押圧力が掛かり、吸着ノズルが昇降する際の摺動抵抗となって吸着ノズルの昇降動作に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇降可能な吸着ノズルの昇降動作を良好に行える部品装着ヘッドを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の部品装着ヘッドは、ヘッド本体と、ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、昇降軸に昇降可能に保持され、下端部にて部品を吸着するノズル部及びノズル部から径方向外方に延在するフランジ部を有する吸着ノズルと、昇降軸をヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、端面が吸着ノズルのフランジ部の中心側を向くように配置されるローラを有し、ローラでフランジ部の上面を下方に押圧して吸着ノズルを昇降軸に対し昇降させる第二昇降装置と、を備え、ローラの外周面のうちフランジ部の中心側の縁部のみが、フランジ部の上面に当接する。
これにより、ローラにおけるフランジ部の中心側の縁部のみが吸着ノズルのフランジ部の上面と当接するので、その当接位置は点接触となる。よって、ローラはフランジ部の上面の外周縁を押圧することはなく、フランジ部には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズルの昇降動作を良好に行うことができる。また、ローラがフランジ部の上面に点接触で押圧するとき、吸着ノズルと昇降軸との摺動部分に掛かるモーメントは、ローラがフランジ部の上面の外周縁を押圧するときの上記モーメントに比べて小さくなるので、吸着ノズルが昇降軸に対し下降するときの摺動抵抗の発生を抑制できる。
また、本発明の部品装着ヘッドは、第二昇降装置が押圧するフランジ部の上面の半径位置と押圧力とから求まる吸着ノズルに加わる回転モーメントが所定値以下となるように、第二昇降装置がフランジ部の上面に対して設けられる。これにより、吸着ノズルが昇降軸に対し下降するときの摺動抵抗の発生を抑制できるので、吸着ノズルの昇降動作を良好に行うことができる。
本発明の実施形態の部品装着ヘッドを備える部品実装機の概略構成を上方から見た図である。 部品装着ヘッドを水平方向に見た図である。 部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を水平方向に見た一部断面図である。 吸着ノズル周辺を図3の矢印A方向から見た一部断面図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の配置を上方から見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の配置を水平方向に見た図である。 吸着ノズルへの押圧力の部品装着の際の経時的変化を示すグラフである。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第一の変形例の配置を上方から見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第一の変形例の配置を水平方向に見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第二の変形例の配置を上方から見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第二の変形例の配置を水平方向に見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第三の変形例の配置を上方から見た図である。 第二昇降装置のローラ及び吸着ノズルのフランジ部の第三の変形例の配置を水平方向に見た図である。
(1.部品装着ヘッドを備える部品実装機の構成)
以下、本発明の実施の形態の部品装着ヘッドを備える部品実装機について、図面に基づいて説明する。なお、図において、基板の搬送方向をY方向、Y方向と水平方向に直角な方向をX方向、X,Y方向に直角な方向をZ方向という。このZ方向が、以下で説明する昇降方向(上下方向)となる。
図1に示すように、部品実装機1は、基板搬送装置2と、部品供給装置3と、部品移載装置4等とを備える。
基板搬送装置2は、コンベア式の搬送装置であり、基板PBを一対のガイドレール5a,5bで案内しつつ一対のコンベアベルト6a,6bで部品実装位置まで搬送し、クランプ装置7でコンベアベルト6a,6bから押し上げてクランプし位置決め固定する。
部品供給装置3は、複数の部品を収容したキャリアテープが巻回されたリールRを後部に搭載可能な複数のカセット式のフィーダFを備え、リールRからキャリアテープを所定ピッチで引き出し、部品をフィーダFの前部に順次送り込む。
部品移載装置4は、部品を吸着して移送する装置であり、フィーダFの前部に送り込まれる部品を、ロータリー式の部品装着ヘッド10の吸着ノズル22で吸着して上昇しつつ、ヘッド移動レール8a,8b,8cに沿って部品実装位置に位置決めされた基板PBまで移送し、吸着ノズル22を下降させて部品を基板PB上の部品装着位置に装着する。
(2.部品装着ヘッドの構成)
図2に示すように、部品装着ヘッド10は、ヘッド本体12と、ヘッド本体12に昇降可能且つZ軸線回りに回転可能に保持される昇降軸14と、昇降軸14に昇降可能に保持される吸着ノズル22と、昇降軸14をヘッド本体12に対し昇降させる第一昇降装置と、吸着ノズル22を昇降軸14に対し昇降させる第二昇降装置と、昇降軸14をヘッド本体12に対し回転させる回転装置と、第一、第二昇降装置及び回転装置等の作動を制御する制御装置110等とを備える。
第一昇降装置は、第一リニアモータ18及び第一昇降駆動部材82等で構成され、第二昇降装置は、第二リニアモータ80、第二昇降駆動部材85、ローラ86、ロードセル106及び付勢スプリング58等で構成される。また、回転装置は、回転モータ102及びギヤ100,104等で構成される。制御装置110には、第一リニアモータ18、第二リニアモータ80、ロードセル106、回転モータ102、エア制御弁67が接続される。
部品装着ヘッド10は、吸着ノズル22で吸着した部品Pを基板PBに装着する際、部品Pに過大な装着力による衝撃が掛からないように、第一リニアモータ18が第一昇降駆動部材82を下降させることで昇降軸14及び第二リニアモータ80を下降させるとともに、第二リニアモータ80が第二昇降駆動部材85及びローラ86を下降させることで吸着ノズル22を押圧して下降させる。そして、詳細は後述するが、部品装着ヘッド10は、課題で説明した吸着ノズル22の昇降動作に悪影響を及ぼす水平方向の押圧力が吸着ノズル22に掛からないように構成されている。なお、この部品装着の前には、必要に応じて回転モータ102が昇降軸14とともに吸着ノズル22を回転させ、吸着ノズル22に吸着した部品Pの回転姿勢を修正ないし変更する。
ヘッド本体12には、昇降軸14を昇降可能且つ回転可能に保持する軸保持部16、第一リニアモータ18を固定的に保持するモータ保持部20、第一昇降駆動部材82の昇降を案内する一対のガイド92、及び回転モータ102等が設けられる。
吸着ノズル22は、ノズル部34、フランジ部32及びホルダ部26を有する。詳細は後述するが、吸着ノズル22は、ノズル部34、フランジ部32及びホルダ部26が一体的に、昇降軸14に対して着脱(交換)可能になっている。
図3及び図4に示すように、ノズル部34は、下端部にて部品Pの吸着が可能な管状に形成される。フランジ部32は、円板部30と、円板部30と一体的に円板部30の中心に貫通形成される中空の軸部28と、円板部30の上面に固定的に付設される円筒状のばね保持筒36とを有する。軸部28の下端部には、ノズル部34が嵌入され、円板部30より上方の軸部28の外周には、ホルダ部26の下部内周に嵌入されるスプライン機能を有するベアリング37が嵌合される。これにより、フランジ部32は、ホルダ部26に対して昇降可能に保持される。
ホルダ部26は、円筒状に形成されて上端には蓋60が付設され、上部外周が昇降軸14の下端部の装着穴23に着脱可能に保持され、下部外周がフランジ部32のばね保持筒36で覆われる。ホルダ部26の下端には、外鍔56が設けられ、ばね保持筒36の上端には、内鍔54が設けられており、圧縮コイルスプリングである付勢スプリング58が、外鍔56と内鍔54とに両端を支持される状態で、ホルダ部26とばね保持筒36との間に配設される。
フランジ部32の軸部28の上部には、横方向に貫通する上下方向において長い長穴42が設けられる。一方、ホルダ部26には、その長穴42と向かい合う位置に一対の穴44が設けられる。そして、係止ピン46が、長穴42と一対の穴44とを挿通するようにしてホルダ部26に固定される。この係止ピン46におけるホルダ部26から延び出る両端の部分は、昇降軸14の下部に設けられる一対のJスロット48と係合される(図2参照)。そして、一対のJスロット48と係合する係止ピン46は、昇降軸14の下部外周に挿入される圧縮コイルスプリング50及び係止環52で成るロック機構によって固定される。これにより、吸着ノズル22は、一対のJスロット48を介して昇降軸14に対し着脱可能となる。
以上の構成により、ホルダ部26は、昇降軸14に対して昇降及び回転が規制される。一方、フランジ部32は、長穴42と係止ピン46とによって規制される可動範囲、すなわち長穴42の長さと係止ピン46の直径との差に応じた分だけ、ホルダ部26(昇降軸14)に対して昇降可能となる。図3及び図4においては、付勢スプリング58は、フランジ部32を昇降軸14に対して上方に付勢しており、フランジ部32は、上記可動範囲における上昇端に位置決めされる。
図2に戻って、第一リニアモータ18には、第一昇降駆動部材82が取り付けられる。第一昇降駆動部材82は、ヘッド本体12の軸保持部16の外側を昇降軸14の軸線に沿ってZ方向に延在し、中間部に係合部84が設けられ、下端部に第二リニアモータ80が保持される。第一リニアモータ18は、第一昇降駆動部材82で昇降軸14及び第二リニアモータ80を共に昇降させる。
第二リニアモータ80には、第二昇降駆動部材85が取り付けられる。第二昇降駆動部材85は、吸着ノズル22の軸線に沿ってZ方向に延在し、中間部にロードセル106が設けられ、下端部にフランジ部32の円板部30の上面30aに当接するローラ86が回転可能に保持される。第二リニアモータ80は、第二昇降駆動部材85でロードセル106及びローラ86を共に昇降させる。
第二リニアモータ80は、ローラ86でフランジ部32の円板部30の上面30aを付勢スプリング58の付勢力に抗して下方に押圧することで、フランジ部32をホルダ部26に対し下降させ、ローラ86の押圧力を緩めることで付勢スプリング58の付勢力により、フランジ部32をホルダ部26に対し上昇させる。すなわち、第二リニアモータ80は、吸着ノズル22を昇降軸14に対し昇降させる。ロードセル106は、ローラ86で円板部30を押圧したときのZ方向の押圧力を検出する。すなわち、ロードセル106の検出押圧力は、付勢スプリング58が吸着ノズル22に作用する上向きの力と、部品Pを基板PBに装着する際に部品Pを介して基板PBが吸着ノズル22に作用する上向きの力との和となる。
図5A及び図5Bに詳細に示すように、ローラ86は、円筒状に形成され、一端面86aがフランジ部32の円板部30の中心C側を向き、ローラ86における円板部30の中心C側の位置がローラ86における円板部30の中心C側とは反対側の位置より下方に位置するように、ローラ86の中心軸線Lを傾斜させて配置される。ローラ86は円筒外周面を有し、円板部30の上面30aは水平面であるので、ローラ86の外周面のうち円板部30の中心C側の縁部86bのみが、円板部30の上面30aに当接する。
このように、ローラ86における円板部30の中心C側の縁部86bのみが円板部30の上面30aと当接するので、その当接位置PPは点接触となる。これにより、ローラ86は円板部30の上面30aの外周縁30bを押圧することはなく、円板部30には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
別の見方をすると、フランジ部32の軸部28がホルダ部26に対し下降するとき、ローラ86が押圧するフランジ部32の円板部30の上面30aの半径位置、すなわち上述の当接位置PPとローラ86の押圧力とから求まる吸着ノズル22に加わる回転モーメントが所定値を超えると、ベアリング37において過大な摺動抵抗が発生し、吸着ノズル22の昇降動作に支障を来すおそれがある。そこで、係る摺動抵抗の発生を抑制するために、上述の回転モーメントが所定値以下となるように、ローラ86をフランジ部32の円板部30の上面に対して設ける。これにより、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
図2に戻って、回転モータ102の回転軸に固定されたギヤ104は、昇降軸14のフランジ88の上方に固定されたギヤ100と噛み合わされる。ギヤ100,104は、昇降軸14の昇降を許容しつつ、回転モータ102の回転を昇降軸14に伝達する。昇降軸14の回転は、係合状態のJスロット48と係止ピン46及びスプライン機能を有するベアリング37によって吸着ノズル22に伝達される。
(3.部品装着の際の部品装着ヘッドの制御)
部品装着ヘッド10においては、吸着ノズル22に吸着した部品Pを基板PBに装着する際、ローラ86でフランジ部32の円板部30を押圧して吸着ノズル22を昇降軸14に対し下降させる。このとき、ローラ86の外周面が円板部30の上面30aの外周縁30bを押圧すると、下方のみならず水平方向にも押圧力が掛かり、吸着ノズル22が昇降する際の摺動抵抗となって吸着ノズル22の昇降動作に悪影響を及ぼすおそれがある。
部品装着ヘッド10においては、ローラ86における円板部30の中心C側の縁部86bのみが円板部30の上面30aと当接するので、その当接位置PPは点接触となる。これにより、ローラ86は、円板部30の上面30aの外周縁30bを押圧することはなく、円板部30には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
また、部品装着ヘッド10においては、吸着ノズル22に吸着した部品Pを基板PBに装着する際、過大な装着力で部品Pに衝撃を与えるおそれがある。また、設定された装着力で部品Pを基板PBに押し付けないと、基板PBに印刷されているクリームはんだに対し部品Pを確実に実装できない場合がある。制御装置110は、過大な装着力で部品Pが受ける衝撃を緩和するため、及び適正な装着力で部品Pを基板PBに押し付けるために、図6に示すロードセル106による検出押圧力に基づいて、第二リニアモータ80によるローラ86の円板部30に対する押圧力を制御する。
制御装置110は、部品装着の際に第一リニアモータ18を作動させて吸着ノズル22を下降させるが、図6に示す部品Pが基板PBに当接するまでの期間Aでは、付勢スプリング58を圧縮させつつ吸着ノズル22のフランジ部32をホルダ部26に対して所定量下降させる状態となるように、第二リニアモータ80を作動させる。すなわち、制御装置110は、ロードセル106による検出押圧力の変化に基づいて部品Pが基板PBに当接する時間を検出し続け、部品Pが基板PBに当接した時間を検出した時、部品Pに加わる装着力を小さくして設定された装着力となるようにするため、第二リニアモータ80に供給する電流を減少するフィードバック制御を行い、ローラ86の円板部30に対する押圧力を小さくする。
制御装置110は、部品Pが基板PBに当接する際に部品Pに掛かる装着力が設定された装着力を超えて過大となるまでの間に少なくとも2サイクルの制御サイクルが実行可能である高周波制御系とされており、フィードバック制御の応答性は良好となる。フィードバック制御は、応答性が悪いと、図6の二点鎖線で示すように、当接の際に部品Pにかかる装着力は大きくなるが、制御装置110のフィードバック制御は、応答性が良好であるので、図6の実線で示すように、当接の際に部品Pにかかる装着力は小さく抑制される。
制御装置110は、部品Pを基板PBに当接して設定時間経過後、第一エア通路を介して吸着ノズル22のノズル側通路68に供給していた負圧を解除し、部品Pの吸着ノズル22への吸着を解除する。負圧の解除は、ノズル側通路68を大気圧に開放することによって行ってもよいが、部品Pの吸着をより効果的に解除するために、第一エア通路を介してノズル側通路68に正圧を供給することによって行う。この正圧を供給して設定時間経過後、第一リニアモータ18を作動して吸着ノズル22を上昇する。これにより、部品Pは基板PBに載置された状態で残り、部品Pの基板PBへの装着が完了する。
(4.変形例)
上述の実施形態では、ローラ86を円筒状に形成し、ローラ86の中心軸線Lを傾斜させて配置する構成としたが、図7A及び図7Bに示すように、ローラ87を大径側の端面87aがフランジ部32の円板部30の中心C側に位置する円錐台状に形成し、ローラ87の中心軸線LLを水平に配置する構成としてもよい。これにより、ローラ87の大径側の端面87aの縁部87bは、円板部30の外周縁30bよりも内側の上面30a(当接位置PP)を点接触で押圧できるので、ローラ87は円板部30の上面30aの外周縁30bを押圧することはなく、円板部30には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
また、上述の実施形態では、フランジ部32の円板部30の上面30aを水平面とする構成としたが、図8A及び図8Bに示すように、フランジ部32の円板部31の上面31aを円板部31の中心CCから外方に向かって下方に傾斜する円錐状の面とする構成としても上記効果と同様の効果が得られる。この場合、図8A及び図8Bには中心軸線Lを水平に配置した円筒状のローラ86を適用した場合を示すが、中心軸線LLを水平に配置した円錐台状のローラ87も適用できる。
また、図9A及び図9Bに示すように、フランジ部32の円板部31の上面31aを円板部31の中心CCから外方に向かって下方に傾斜する円錐状の面とする構成としたとき、中心軸線Lを上述の実施形態と同様に傾斜させて配置した円筒状のローラ86も適用できる。また、図示省略するが、中心軸線LLを上述の実施形態と同様に傾斜させて配置した円錐台状のローラ87も適用できる。
また、ローラ86の外周面のうち円板部30の中心C側の縁部86bのみが、フランジ部32の円板部30の上面30aに当接すれば、上記変形例以外の態様でもよい。例えば、円筒状のローラ86を傾斜させて配置した態様において、円板部30の上面30aが中心C側に向かって下方に傾斜していても、この傾斜角度よりもローラ86の中心軸線Lの傾斜角度が大きければよい。
(5.効果)
本実施形態の部品装着ヘッド10は、ヘッド本体12と、ヘッド本体12に昇降可能に保持される昇降軸14と、昇降軸14に昇降可能に保持され、下端部にて部品Pを吸着するノズル部34及びノズル部34から径方向外方に延在するフランジ部32を有する吸着ノズル22と、昇降軸14をヘッド本体12に対し昇降させる第一昇降装置18,82と、端面が吸着ノズル22のフランジ部32の中心側を向くように配置されるローラ86,87を有し、ローラ86,87でフランジ部32の上面を下方に押圧して吸着ノズル22を昇降軸14に対し昇降させる第二昇降装置58,80,85,86,106と、を備え、ローラ86,87の外周面のうちフランジ部32の中心側の縁部のみが、フランジ部32の上面に当接する。
これにより、ローラ86,87におけるフランジ部32の円板部30,31の中心C,CC側の縁部86a,87aのみが吸着ノズル22のフランジ部32の円板部30,31の上面30a,31aと当接するので、その当接位置PPは点接触となる。よって、ローラ86,87はフランジ部32の円板部30,31の上面30a,31aの外周縁30b,31bを押圧することはなく、フランジ部32には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。また、ローラ86,87がフランジ部32の円板部30,31の上面30a,31aに点接触で押圧するとき、吸着ノズル22と昇降軸14との摺動部分に掛かるモーメントは、ローラ86,87がフランジ部32の円板部30,31の上面30a,31aの外周縁30b,31bを押圧するときの上記モーメントに比べて小さくなるので、吸着ノズル22が昇降軸14に対し下降するときの摺動抵抗の発生を抑制できる。
また、ローラ86は、円筒外周面を有し、ローラ86の中心軸線Lは、ローラ86のフランジ部32の円板部30の中心C側の位置がローラ86のフランジ部32の円板部30の中心C側とは反対側の位置より下方に位置するように傾斜するようにしてもよい。また、ローラ87は、大径側がフランジ部32の円板部30,31の中心C,CC側に位置する円錐台状の外周面を有するようにしてもよい。また、フランジ部32の円板部31の上面のうちローラ86,87に当接する部位は、フランジ部32の円板部31の中心CCから外方に向かって下方に傾斜する円錐状の面であるようにしてもよい。これらにより、ローラ86,87は、フランジ部32の円板部30,31の外周縁30b,31bよりも内側の上面を点接触で押圧できる。
また、部品装着ヘッド10は、第二昇降装置58,80,85,86,106が押圧するフランジ部32の円板部30,31の上面の半径位置と押圧力とから求まる吸着ノズル22に加わる回転モーメントが所定値以下となるように、第二昇降装置58,80,85,86,106のローラ86,87がフランジ部32の円板部30,31の上面に対して設けられる。これにより、吸着ノズル22が昇降軸14に対し下降するときの摺動抵抗の発生を抑制できるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
また、第二昇降装置58,80,85,86,106のローラ86,87は、フランジ部32の円板部30,31の外周縁30b,31bよりも内側の上面を点接触で押圧する。これにより、ローラ86,87はフランジ部32の円板部30,31の上面31a,31aの外周縁30b,31bを押圧することはなく、フランジ部32には水平方向の押圧力が掛かり難くなるので、吸着ノズル22の昇降動作を良好に行うことができる。
(6.その他)
なお、上述の実施形態では、第2昇降装置は、吸着ノズル22のフランジ部32を下降する方向に押圧する第二リニアモータ80及びフランジ部32を上昇する方向に付勢する付勢スプリング58を備える構成としたが、フランジ部32を上昇する方向に押圧するモータ及びフランジ部32を下降する方向に付勢する付勢スプリングを備える構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、ロードセル106を用いて第二リニアモータ80によるローラ86の押圧力を検出しているが、第二リニアモータ80への実際の供給電流を検出することによってローラ86の押圧力を検出するように構成してもよい。
10:部品装着ヘッド、12:ヘッド本体、14:昇降軸、18:第一リニアモータ(第一昇降装置)、22:吸着ノズル、26:ホルダ部、28:軸部、30,31:円板部、32:フランジ部、34:ノズル部、36:ばね保持筒、37:ベアリング、46:係止ピン、58:付勢スプリング(第二昇降装置)、80:第二リニアモータ(第二昇降装置)、82:第一昇降駆動部材(第一昇降装置)、85:第二昇降駆動部材(第二昇降装置)、86,87:ローラ(第二昇降装置)、106:ロードセル(第二昇降装置)、110:制御装置

Claims (6)

  1. 部品を吸着して基板に装着する部品装着ヘッドであって、
    ヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、
    前記昇降軸に昇降可能に保持され、下端部にて前記部品を吸着するノズル部及び前記ノズル部から径方向外方に延在するフランジ部を有する吸着ノズルと、
    前記昇降軸を前記ヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、
    端面が前記吸着ノズルの前記フランジ部の中心側を向くように配置されるローラを有し、前記ローラで前記フランジ部の上面を下方に押圧して前記吸着ノズルを前記昇降軸に対し昇降させる第二昇降装置と、
    を備え、
    前記ローラの外周面のうち前記フランジ部の中心側の縁部のみが、前記フランジ部の上面に当接する、部品装着ヘッド。
  2. 前記ローラは、円筒外周面を有し、
    前記ローラの中心軸線は、前記ローラの前記フランジ部の中心側の位置が前記ローラの前記フランジ部の中心側とは反対側の位置より下方に位置するように傾斜する、請求項1に記載の部品装着ヘッド。
  3. 前記ローラは、大径側が前記フランジ部の中心側に位置する円錐台状の外周面を有する、請求項1又は2に記載の部品装着ヘッド。
  4. 前記フランジ部の上面のうち前記ローラに当接する部位は、前記フランジ部の中心から外方に向かって下方に傾斜する円錐状の面である、請求項1−3の何れか一項に記載の部品装着ヘッド。
  5. 部品を吸着して基板に装着する部品装着ヘッドであって、
    ヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、
    前記昇降軸に昇降可能に保持され、下端部にて前記部品を吸着するノズル部及び前記ノズル部から径方向外方に延在するフランジ部を有する吸着ノズルと、
    前記昇降軸を前記ヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、
    前記フランジ部の上面を下方に押圧して前記吸着ノズルを前記昇降軸に対し昇降させる第二昇降装置と、
    を備え、
    前記第二昇降装置が押圧する前記フランジ部の上面の半径位置と押圧力とから求まる前記吸着ノズルに加わる回転モーメントが所定値以下となるように、前記第二昇降装置が前記フランジ部の上面に対して設けられる、部品装着ヘッド。
  6. 前記第二昇降装置は、前記フランジ部の外周縁よりも内側の上面を点接触で押圧する、請求項5に記載の部品装着ヘッド。
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