JP6689058B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装機に関する。
例えば、特許文献1には、部品を吸着して基板に装着する部品装着ヘッドを備える部品実装機が記載されている。この部品装着ヘッドは、ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、昇降軸の下端部に着脱可能に保持され部品を吸着する吸着ノズルとを備える。吸着ノズルは、基部及びこの基部に対し昇降可能な可動部を有する。可動部は、圧縮ばねで下方に付勢されており、可動部の下端部が部品に当接して部品を吸着する際に、上方へ移動して当接時の衝撃を吸収する。
このような吸着ノズルは、長時間使用されないことがあると基部と可動部との摺動が渋くなり、正常な部品吸着が期待できなくなるおそれがある。このため、この部品実装機は、吸着ノズルを交換した場合、部品吸着前に可動部の先端を剛体ブロックの上面に押し当てて圧縮ばねを伸縮させ、基部と可動部との摺動を改善するようにしている。
特開2010−251351号公報
一般的な部品実装機においては、交換した吸着ノズルで部品を正確に吸着するために、吸着ノズルの交換直後に吸着ノズルの下端部の位置を撮像して画像処理することで設計値からのズレを補正している。しかし、吸着ノズルを交換したときは、昇降軸に対する吸着ノズルの座りが落ち着いていない場合があり、この場合は吸着ノズルの下端部の位置が部品の吸着前後及び装着前後で変動するおそれがある。上述の部品実装機では、吸着ノズルの基部と可動部との摺動の改善を目的としており、昇降軸に対する吸着ノズルの座りの改善については考慮されていない。よって、交換した吸着ノズルでは、部品の吸着及び装着の精度が低下する傾向にある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、交換した吸着ノズルの昇降軸に対する座りを改善して部品の吸着及び装着の精度を向上できる部品実装機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の部品実装機は、供給される部品を吸着し、搬送される基板上に移送して装着する部品実装機であって、ヘッド本体と、前記ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、前記昇降軸の下端部に着脱可能に装填され、下端部にて部品を吸着する吸着ノズルと、前記昇降軸を前記ヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、前記昇降軸の下端部と前記吸着ノズルとの装填状態の矯正に用いる治具台と、前記ヘッド本体に対する前記吸着ノズルの下端部の位置を検出する検出装置と、を備え、前記吸着ノズルを交換したとき、前記第一昇降装置を作動させて前記吸着ノズルの下端部を前記治具台の上面に押し当て、押し当ての後に前記吸着ノズルの下端部の位置を前記検出装置で検出し、前記検出装置の検出結果に基づいて前記部品を吸着する時の前記吸着ノズルの位置決め及び前記部品を前記基板に装着する時の前記吸着ノズルの位置決めの少なくとも一方を行う。
このように、交換した吸着ノズルの下端部は、治具台の上面に押し当てられるので、当該吸着ノズルは、昇降軸に対する座りが改善される。そして、押し当て後の吸着ノズルの下端部の位置は、部品の吸着前後及び装着前後であっても変動が抑制される。よって、変動が抑制された状態の吸着ノズルの下端部の検出位置に基づいて、部品の吸着又は装着を行うことにより吸着ノズルの位置決め精度を向上でき、部品の吸着又は装着のズレやミスの発生を防止できる。
本発明の実施形態の部品実装機の概略構成を上方から見た図である。 部品装着ヘッドを水平方向に見た図である。 部品装着ヘッドの吸着ノズル周辺を水平方向に見た一部断面図である。 吸着ノズル周辺を図3の矢印A方向から見た一部断面図である。 部品装着ヘッドの動作を説明するためのフローチャートである。 吸着ノズルへの押圧力の部品装着の際の経時的変化を示すグラフである。 第一昇降装置のみ備える部品装着ヘッドの概略を水平方向に見た図である。
(1.部品実装機の構成)
以下、本発明の実施の形態の部品実装機について、図面に基づいて説明する。なお、図において、基板の搬送方向をY方向、Y方向と水平方向に直角な方向をX方向、X,Y方向に直角な方向をZ方向という。このZ方向が、以下で説明する昇降方向(上下方向)となる。
図1に示すように、部品実装機1は、基板搬送装置2と、部品供給装置3と、部品移載装置4等とを備える。
基板搬送装置2は、コンベア式の搬送装置であり、基板PBを一対のガイドレール5a,5bで案内しつつ一対のコンベアベルト6a,6bで部品実装位置まで搬送し、クランプ装置7でコンベアベルト6a,6bから押し上げてクランプし位置決め固定する。
部品供給装置3は、複数の部品を収容したキャリアテープが巻回されたリールRを後部に搭載可能な複数のカセット式のフィーダFを備え、リールRからキャリアテープを所定ピッチで引き出し、部品をフィーダFの前部に順次送り込む。
部品移載装置4は、部品を吸着して移送する装置であり、フィーダFの前部に送り込まれる部品を、ロータリー式の部品装着ヘッド10の吸着ノズル22で吸着して上昇しつつ、ヘッド移動レール8a,8b,8cに沿って部品実装位置に位置決めされた基板PBまで移送し、吸着ノズル22を下降させて部品を基板PB上の部品装着位置に装着する。
さらに、部品実装機1は、カメラK(本発明の「検出装置」に相当)、ノズルステーションS及び治具台9を備える。
カメラKは、CCD撮像装置であり、基板搬送装置2と部品供給装置3の間に下方から撮像可能に配置される。カメラKは、撮像した吸着ノズル22の下端部の画像に基づいて、部品装着ヘッド10のヘッド本体12(図2参照)に対する吸着ノズル22の下端部の位置を検出するために用いられる。また、撮像した吸着ノズル22に吸着されている部品の画像に基づいて、部品の姿勢を検出するために用いられる。
ノズルステーションSは、複数のノズル収容穴Saが設けられる直方体状の収容容器Sbを備え、基板搬送装置2と部品供給装置3の間のカメラKに対し図示右側に設けられる。ノズルステーションSは、部品装着ヘッド10に装填されている吸着ノズル22の交換のための複数種類の吸着ノズル22を複数のノズル収容穴Saに収容する。
治具台9は、金属もしくはプラスチックでなる直方体状のブロックであり、基板搬送装置2と部品供給装置3の間のカメラKに対し図示左側に設けられる。詳細は後述するが、この治具台9は、吸着ノズル22を交換した場合、部品装着ヘッド10の昇降軸14(図2参照)の下端部に対する当該吸着ノズル22の装填状態を矯正するために用いられる。また、吸着ノズル22で吸着した部品の装着状態を調整するために上面にて当該部品の装着動作を行うときも用いられる。
(2.部品装着ヘッドの構成)
図2に示すように、部品装着ヘッド10は、ヘッド本体12と、ヘッド本体12に昇降可能且つZ軸線回りに回転可能に保持される昇降軸14と、昇降軸14に昇降可能に保持される吸着ノズル22と、昇降軸14をヘッド本体12に対し昇降させる第一昇降装置と、吸着ノズル22を昇降軸14に対し昇降させる第二昇降装置と、昇降軸14をヘッド本体12に対し回転させる回転装置と、第一、第二昇降装置及び回転装置等の作動を制御する制御装置110等とを備える。
第一昇降装置は、第一リニアモータ18及び第一昇降駆動部材82等で構成され、第二昇降装置は、第二リニアモータ80、第二昇降駆動部材85、ローラ86、ロードセル106及び付勢スプリング58等で構成される。また、回転装置は、回転モータ102及びギヤ100,104等で構成される。制御装置110には、第一リニアモータ18、第二リニアモータ80、ロードセル106、回転モータ102、エア制御弁67が接続される。
部品装着ヘッド10は、吸着ノズル22で吸着した部品Pを基板PBに装着する際、部品Pに過大な装着力による衝撃が掛からないように、第一リニアモータ18が第一昇降駆動部材82を下降させることで昇降軸14及び第二リニアモータ80を下降させるとともに、第二リニアモータ80が第二昇降駆動部材85及びローラ86を下降させることで吸着ノズル22を押圧して下降させる。なお、この部品装着の前には、必要に応じて回転モータ102が昇降軸14とともに吸着ノズル22を回転させ、吸着ノズル22に吸着した部品Pの回転姿勢を修正ないし変更する。
ヘッド本体12には、昇降軸14を昇降可能且つ回転可能に保持する軸保持部16、第一リニアモータ18を固定的に保持するモータ保持部20、第一昇降駆動部材82の昇降を案内する一対のガイド92、及び回転モータ102等が設けられる。
吸着ノズル22は、ノズル部34、フランジ部32及びホルダ部26を有する。詳細は後述するが、吸着ノズル22は、ノズル部34、フランジ部32及びホルダ部26が一体的に、昇降軸14に対して着脱(交換)可能になっている。
図3及び図4に示すように、ノズル部34は、下端部にて部品Pの吸着が可能な管状に形成される。フランジ部32は、円板部30と、円板部30と一体的に円板部30の中心に貫通形成される中空の軸部28と、円板部30の上面に固定的に付設される円筒状のばね保持筒36とを有する。軸部28の下端部には、ノズル部34が嵌入され、円板部30より上方の軸部28の外周には、ホルダ部26の下部内周に嵌入されるスプライン機能を有するベアリング37が嵌合される。これにより、フランジ部32は、ホルダ部26に対して昇降可能に保持される。
ホルダ部26は、円筒状に形成されて上端には蓋60が付設され、上部外周が昇降軸14の下端部の装着穴23に着脱可能に保持され、下部外周がフランジ部32のばね保持筒36で覆われる。ホルダ部26の下端には、外鍔56が設けられ、ばね保持筒36の上端には、内鍔54が設けられており、圧縮コイルスプリングである付勢スプリング58が、外鍔56と内鍔54とに両端を支持される状態で、ホルダ部26とばね保持筒36との間に配設される。
フランジ部32の軸部28の上部には、横方向に貫通する上下方向において長い長穴42が設けられる。一方、ホルダ部26には、その長穴42と向かい合う位置に一対の穴44が設けられる。そして、係止ピン46(本発明の「ピン部材」に相当)が、長穴42と一対の穴44とを挿通するようにしてホルダ部26に固定される。この係止ピン46におけるホルダ部26から延び出る両端の部分は、昇降軸14の下部に設けられる一対のJスロット48と係合される(図2参照)。そして、一対のJスロット48と係合する係止ピン46は、昇降軸14の下部外周に挿入される圧縮コイルスプリング50及び係止環52で成るロック機構によって固定される。これにより、吸着ノズル22は、一対のJスロット48を介して昇降軸14に対し着脱可能となる。
以上の構成により、ホルダ部26は、昇降軸14に対して昇降及び回転が規制される。一方、フランジ部32は、長穴42と係止ピン46とによって規制される可動範囲、すなわち長穴42の長さと係止ピン46の直径との差に応じた分だけ、ホルダ部26(昇降軸14)に対して昇降可能となる。図3及び図4においては、付勢スプリング58は、フランジ部32を昇降軸14に対して上方に付勢しており、フランジ部32は、上記可動範囲における上昇端に位置決めされる。
図2に戻って、第一リニアモータ18には、第一昇降駆動部材82が取り付けられる。第一昇降駆動部材82は、ヘッド本体12の軸保持部16の外側を昇降軸14の軸線に沿ってZ方向に延在し、中間部に係合部84が設けられ、下端部に第二リニアモータ80が保持される。第一リニアモータ18は、第一昇降駆動部材82で昇降軸14及び第二リニアモータ80を共に昇降させる。
第二リニアモータ80には、第二昇降駆動部材85が取り付けられる。第二昇降駆動部材85は、吸着ノズル22の軸線に沿ってZ方向に延在し、中間部にロードセル106が設けられ、下端部にフランジ部32の円板部30の上面30aに当接するローラ86が回転可能に保持される。第二リニアモータ80は、第二昇降駆動部材85でロードセル106及びローラ86を共に昇降させる。
第二リニアモータ80は、ローラ86でフランジ部32の円板部30の上面30aを付勢スプリング58の付勢力に抗して下方に押圧することで、フランジ部32をホルダ部26に対し下降させ、ローラ86の押圧力を緩めることで付勢スプリング58の付勢力により、フランジ部32をホルダ部26に対し上昇させる。すなわち、第二リニアモータ80は、吸着ノズル22を昇降軸14に対し昇降させる。ロードセル106は、ローラ86で円板部30を押圧したときのZ方向の押圧力を検出する。すなわち、ロードセル106の検出押圧力は、付勢スプリング58が吸着ノズル22に作用する上向きの力と、部品Pを基板PBに装着する際に部品Pを介して基板PBが吸着ノズル22に作用する上向きの力との和となる。
回転モータ102の回転軸に固定されたギヤ104は、昇降軸14のフランジ88の上方に固定されたギヤ100と噛み合わされる。ギヤ100,104は、昇降軸14の昇降を許容しつつ、回転モータ102の回転を昇降軸14に伝達する。昇降軸14の回転は、係合状態のJスロット48と係止ピン46及びスプライン機能を有するベアリング37によって吸着ノズル22に伝達される。
(3.第二昇降装置の機能)
部品装着ヘッド10は、第二昇降装置を備えており、この第二昇降装置の機能について説明する。部品装着ヘッド10においては、吸着ノズル22で部品Pを吸着する際、又は吸着ノズル22に吸着した部品Pを基板PBに装着する際、過大な押圧力又は装着力で部品Pに衝撃を与えるおそれがある。また、設定された装着力で部品Pを基板PBに押し付けないと、基板PBに印刷されているクリームはんだに対し部品Pを確実に実装できない場合がある。制御装置110は、過大な押圧力又は装着力で部品Pが受ける衝撃を緩和するため、及び適正な押圧力又は装着力で部品Pを基板PBに押し付けるために、図6に示すロードセル106による検出押圧力に基づいて、第二リニアモータ80によるローラ86の円板部30に対する押圧力を制御する。
制御装置110は、部品装着の際に第一リニアモータ18を作動させて吸着ノズル22を下降させるが、図6に示す部品Pが基板PBに当接するまでの期間Aでは、付勢スプリング58を圧縮させつつ吸着ノズル22のフランジ部32をホルダ部26に対して所定量下降させる状態となるように、第二リニアモータ80を作動させる。すなわち、制御装置110は、ロードセル106による検出押圧力の変化に基づいて部品Pが基板PBに当接する時間を検出し続け、部品Pが基板PBに当接した時間を検出した時、部品Pに加わる押圧力又は装着力を小さくして設定された押圧力又は装着力となるようにするため、第二リニアモータ80に供給する電流を減少するフィードバック制御を行い、ローラ86の円板部30に対する押圧力を小さくする。
制御装置110は、部品Pが基板PBに当接する際に部品Pに掛かる押圧力又は装着力が設定された押圧力又は装着力を超えて過大となるまでの間に少なくとも2サイクルの制御サイクルが実行可能である高周波制御系とされており、フィードバック制御の応答性は良好となる。フィードバック制御は、応答性が悪いと、図6の二点鎖線で示すように、当接の際に部品Pにかかる押圧力又は装着力は大きくなるが、制御装置110のフィードバック制御は、応答性が良好であるので、図6の実線で示すように、当接の際に部品Pにかかる押圧力又は装着力は小さく抑制される。
(4.部品装着ヘッドの動作)
次に、部品装着ヘッド10の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。なお、基板PBは、基板搬送装置2において部品実装位置まで搬送されて位置決めされており、また、部品Pは、部品供給装置3においてフィーダFで供給されているとする。
制御装置110は、部品装着ヘッド10の吸着ノズル22を交換する必要が有るか否かを判断する(図5のステップS1)。吸着ノズル22を交換する必要が有ると判断したときは、部品装着ヘッド10をノズルステーションSの空の収容穴Saの上方に移動させる(図5のステップS2)。そして、昇降軸14を下降させて空の収容穴Saに現在装填されている吸着ノズル22を受け渡す(図5のステップS3)。次に、昇降軸14を上昇させて装填する吸着ノズル22が収容されている収容穴Saの上方に移動させる(図5のステップS4)。そして、昇降軸14を下降させて当該収容穴Saに収容されている吸着ノズル22を装填する(図5のステップS5)。
次に、制御装置110は、昇降軸14を上昇させて治具台9の上方に移動させる(図5のステップS6)。そして、昇降軸14を下降させて装填した吸着ノズル22のノズル部34の下端部を、実際の部品吸着時と同等の力で治具台9の上面に押し当てる(図5のステップS7)。続いて、昇降軸14を一旦上昇させ、再度昇降軸14を下降させてノズル部34の下端を、実際の部品装着時と同等の力で治具台9の上面に押し当てる(図5のステップS8)。
吸着ノズル22を交換したときは、昇降軸14に対する吸着ノズル22の座りが落ち着いていない場合があり、この場合はノズル部34の下端部の位置が部品Pの吸着前後で変化するおそれがある。上述の治具台9の上面へのノズル部34の下端部の押し当てを行うことにより、昇降軸14に対する吸着ノズル22の座りを改善できる。なお、ロータリー式の部品装着ヘッド10の吸着ノズル22を複数本交換した場合は、ロータリー式の部品装着ヘッド10を回転させつつ各昇降軸14を降下させて上記押し当て動作を行う。
次に、制御装置110は、上述の2回の治具台9の上面への突き当てを1サイクルとして2サイクル行ったか否かを判断し(図5のステップS9)、2サイクル行ったと判断したときは、部品装着ヘッド10をカメラKの上方に移動させる(図5のステップS10)。そして、ノズル部34の下端部を撮像し(図5のステップS11)、撮像したノズル部34の下端部の画像を解析し、部品装着ヘッド10のヘッド本体12に対するノズル部34の下端部の位置を求める(図5のステップS12)。
次に、制御装置110は、求めたノズル部34の下端部の位置に基づいて、部品装着ヘッド10をフィーダFの前部の上方に移動させて吸着ノズル22の位置決めを行う(図5のステップS13)。そして、昇降軸14を下降させてノズル部34の下端部で部品Pを吸着する(図5のステップS14)。この場合、昇降軸14に対する吸着ノズル22の座りは改善されているので、ノズル部34の下端部の位置が部品Pの吸着前後で変化することはない。
次に、制御装置110は、昇降軸14を上昇させ、求めたノズル部34の下端部の位置に基づいて、部品装着ヘッド10を基板PBの上方に移動させて吸着ノズル22の位置決めを行う(図5のステップS15)。そして、昇降軸14を下降させてノズル部34の下端部に吸着している部品Pを基板PBに装着する(図5のステップS16)。この場合、昇降軸14に対する吸着ノズル22の座りは改善されているので、ノズル部34の下端部の位置が部品Pの装着前後で変化することはない。
制御装置110は、部品Pを基板PBに当接して設定時間経過後、第一エア通路を介して吸着ノズル22のノズル側通路68に供給していた負圧を解除し、部品Pの吸着ノズル22への吸着を解除し、昇降軸14を上昇させる。そして、部品実装処理が完了したか否かを判断し(図5のステップS17)、部品実装処理が完了していないときは、ステップS1に戻って部品装着ヘッド10の吸着ノズル22を交換する必要が有るか否かを判断し、吸着ノズル22を交換する必要が無いと判断したときは、ステップS13に進んで上述の処理を繰り返す。一方、ステップS17において、部品実装処理が完了したときは、全ての処理を終了する。
(5.別形態)
上述の実施形態では、第一昇降装置18,82及び第二昇降装置80,85,86,106,58を備える部品装着ヘッド10の吸着ノズル22と昇降軸14との座りを改善できる部品実装機1を説明した。しかし、第二昇降装置80,85,86,106,58を備えず、第一昇降装置18,82のみ備える部品装着ヘッド200(図7参照)のノズル部201及びホルダ部202でなる吸着ノズル203と昇降軸204との座りを改善できる部品実装機にも、図略の治具台の上面へのノズル部201の下端部の押し当てを適用できる。
図7に示すように、ノズル部201は、ホルダ部202に対し圧縮コイルばね205を介して保持される。ノズル部201は、圧縮コイルばね205により下方に付勢されており、部品の吸着及び装着の際の押圧力による圧縮コイルばね205の縮小により上昇する。ホルダ部202は、昇降軸204に対し係止ピン206(本発明の「ピン部材」に相当)を介して着脱可能に保持される。このような部品装着ヘッド200においても、吸着ノズル203を交換したときは、昇降軸204に対する吸着ノズル203の座りが落ち着いていない場合があり、治具台の上面へのノズル部201の下端部の押し当てを適用することで上記座りを落ち着かせることができる。
(6.効果)
本実施形態の部品実装機1は、供給される部品Pを吸着し、搬送される基板PB上に移送して装着する部品実装機1であって、ヘッド本体12と、ヘッド本体12に昇降可能に保持される昇降軸204と、昇降軸204の下端部に着脱可能に装填され、下端部にて部品Pを吸着する吸着ノズル203と、昇降軸204をヘッド本体12に対し昇降させる第一昇降装置18,82と、昇降軸204の下端部と吸着ノズル203との装填状態の矯正に用いる治具台9と、ヘッド本体12に対する吸着ノズル203の下端部の位置を検出する検出装置Kと、を備える。
そして、吸着ノズル203を交換したとき、第一昇降装置18,82を作動させて吸着ノズル203の下端部を治具台9の上面に押し当て、押し当ての後に吸着ノズル203の下端部の位置を検出装置Kで検出し、検出装置Kの検出結果に基づいて部品Pを吸着する時の吸着ノズル203の位置決め及び部品Pを基板PBに装着する時の吸着ノズル203の位置決めの少なくとも一方を行う。
このように、交換した吸着ノズル203の下端部は、治具台9の上面に押し当てられるので、当該吸着ノズル203は、昇降軸204に対する座りが改善される。そして、押し当て後の吸着ノズル203の下端部の位置は、部品Pの吸着前後及び装着前後であっても変動が抑制される。よって、変動が抑制された状態の吸着ノズル203の下端部の検出位置に基づいて、部品Pの吸着又は装着を行うことにより吸着ノズルの位置決め精度を向上でき、部品Pの吸着又は装着のズレやミスの発生を防止できる。
また、吸着ノズル22は、下端部にて部品を吸着するノズル部34及びノズル部34を保持するホルダ部26を有し、ノズル部34がホルダ部26に昇降可能に保持され、ホルダ部26が昇降軸14の下端部に着脱可能に装填され、部品実装機1は、さらにノズル部34をホルダ部26に対し昇降させる第二昇降装置80,85,86,106,58を備える。そして、吸着ノズル22を交換したとき、第一及び第二昇降装置18,82,80,85,86,106,58を作動させて吸着ノズル22の下端部を治具台9の上面に押し当て、押し当ての後に吸着ノズル22の下端部の位置を検出装置Kで検出し、検出装置Kの検出結果に基づいて部品Pを吸着する時の吸着ノズル22の位置決め及び部品Pを基板PBに装着する時の吸着ノズル22の位置決めの少なくとも一方を行う。
第二昇降装置80,85,86,106,58は、ノズル部34をホルダ部26に対し昇降させるので、交換した吸着ノズル22と昇降軸14の座りが悪いと、ノズル部34のホルダ部26に対する昇降が困難となる。しかし、交換した吸着ノズル22の下端部は、治具台9の上面に押し当てられるので、当該吸着ノズル22は、昇降軸14に対する座りが改善される。よって、ノズル部34のホルダ部26に対する昇降は、容易に行うことができる。また、押し当て後の吸着ノズル22の下端部の位置は、部品Pの吸着前後及び装着前後であっても変動が抑制されるので、当該吸着ノズル22の下端部の検出位置に基づく部品Pの吸着及び装着の精度を向上でき、部品Pの吸着及び装着のズレやミスの発生を防止できる。
また、吸着ノズル22,203は、ピン部材46,206を介して昇降軸14,204の下端部に着脱可能に装填されるので、吸着ノズル22,203を交換したときは、昇降軸14,204とのガタが大きくなる。しかし、交換した吸着ノズル22,203の下端部は、治具台9の上面に押し当てられるので、当該吸着ノズル22,203は、昇降軸14,204に対する座りが改善される。
(7.その他)
上述の各実施形態では、部品実装機1は、治具台9を備える構成としたが、基板搬送装置2のガイドレール5a,5bやノズルステーションS等の部品装着ヘッド10の移動領域に配置されている部材を治具台9の代わりに使用する部品実装機1としてもよい。
10,200:部品装着ヘッド、12:ヘッド本体、14,204:昇降軸、18:第一リニアモータ(第一昇降装置)、22,203:吸着ノズル、26,202:ホルダ部、28:軸部、30,31:円板部、32:フランジ部、34,201:ノズル部、36:ばね保持筒、37:ベアリング、46,206:係止ピン(ピン部材)、58:付勢スプリング(第二昇降装置)、80:第二リニアモータ(第二昇降装置)、82:第一昇降駆動部材(第一昇降装置)、85:第二昇降駆動部材(第二昇降装置)、86,87:ローラ(第二昇降装置)、106:ロードセル(第二昇降装置)、110:制御装置

Claims (3)

  1. 供給される部品を吸着し、搬送される基板上に移送して装着する部品実装機であって、 ヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に昇降可能に保持される昇降軸と、
    前記昇降軸の下端部に着脱可能に装填され、下端部にて部品を吸着する吸着ノズルと、
    前記昇降軸を前記ヘッド本体に対し昇降させる第一昇降装置と、
    前記昇降軸の下端部と前記吸着ノズルとの装填状態の矯正に用いる治具台と、
    前記ヘッド本体に対する前記吸着ノズルの下端部の位置を検出する検出装置と、を備え、
    前記吸着ノズルを交換したとき、前記第一昇降装置を作動させて前記吸着ノズルの下端部を前記治具台の上面に押し当て、
    押し当ての後に前記吸着ノズルの下端部の位置を前記検出装置で検出し、
    前記検出装置により検出された押し当て後の前記吸着ノズルの下端部の位置に基づいて前記部品を吸着する時の前記吸着ノズルの位置決め及び前記部品を前記基板に装着する時の前記吸着ノズルの位置決めの少なくとも一方を行う、部品実装機。
  2. 前記吸着ノズルは、下端部にて前記部品を吸着するノズル部及び前記ノズル部を保持するホルダ部を有し、前記ノズル部が前記ホルダ部に昇降可能に保持され、前記ホルダ部が前記昇降軸の下端部に着脱可能に装填され、
    前記部品実装機は、さらに前記ノズル部を前記ホルダ部に対し昇降させる第二昇降装置、を備え、
    前記吸着ノズルを交換したとき、前記第一及び第二昇降装置を作動させて前記吸着ノズルの下端部を前記治具台の上面に押し当て、
    押し当ての後に前記吸着ノズルの下端部の位置を前記検出装置で検出し、
    前記検出装置により検出された押し当て後の前記吸着ノズルの下端部の位置に基づいて前記部品を吸着する時の前記吸着ノズルの位置決め及び前記部品を前記基板に装着する時の前記吸着ノズルの位置決めの少なくとも一方を行う、請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記吸着ノズルは、ピン部材を介して前記昇降軸の下端部に着脱可能に装填される、請求項1又は2に記載の部品実装機。
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