JP6684833B2 - 保持プレート、検出方法、およびダイ供給装置 - Google Patents

保持プレート、検出方法、およびダイ供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダイ集合体の任意のダイを突上具により突き上げることで、ダイを供給するダイ供給装置において、突上具の突き上げ量を検出する器具等に関するものである。
ダイ集合体は、ウェハにダイシングシートを貼着したものをダイシングすることで形成される。そして、ダイ集合体のダイが供給される際には、ダイが突上具により下方から突き上げられることで、ダイがダイシングシートから剥がされた状態で供給される。この際、例えば、ダイの突き上げ量が少ない場合には、適切にダイをダイシングシートから剥がすことができない虞がある。このため、突上具による突き上げ量を適切に調整するべく、下記特許文献に記載されているように、突上具の突き上げ量を検出するための技術が開発されている。
特開2013−247314号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、ある程度、突上具の突き上げ量を検出することが可能であるが、更に好適に、突上具の突き上げ量を検出することが望まれている。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、好適に突上具の突き上げ量を検出することである。
上記課題を解決するために、本発明の保持プレートは、複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具と、前記保持ステージにより保持されたダイ集合体を少なくとも2辺において固定することで、そのダイ集合体を前記保持ステージにおいて位置決めする固定機構とを備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、前記保持ステージにより保持される保持プレートであって、前記保持プレートが、前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具を有し、前記固定機構によって、少なくとも2辺において固定されることで、前記保持ステージにおいて位置決めされることを特徴とする。また、本発明の保持プレートは、複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具とを備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、前記保持ステージにより保持される保持プレートであって、前記保持プレートが、前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具と、貫通穴の形成された本体プレートと、前記貫通穴を覆うとともに、前記本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートとを有し、前記検出具が、前記付勢プレートに配設されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の検出方法は、複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、(a)前記保持ステージに保持されたダイ集合体の裏面に当接する当接部と、(b)前記当接部より上方に突出し、前記当接部により当接されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具とを有する突上装置とを備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、前記突上具の突き上げ量を検出するための検出方法であって、前記保持ステージにより保持可能な保持プレートが、貫通穴の形成された本体プレートと、前記貫通穴を覆うとともに、前記本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートと、前記付勢プレートに配設され、前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具とを有し、前記検出方法が、前記保持プレートを前記保持ステージに保持させる保持工程と、前記保持ステージに保持された前記保持プレートの前記付勢プレートに、前記当接部を当接させる当接工程と、前記当接部が前記付勢プレートに当接した状態で、前記突上具の突き上げ量を前記検出具により検出する検出工程とを含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のダイ供給装置は、複数のダイから構成されるダイ集合体と、突上具の突き上げ量を検出するための検出具を有する保持プレートとを収容する収容部と、前記収容部から前記ダイ集合体と前記保持プレートとの任意の一方を引き出す引出装置と、前記引出装置により前記収容部から引き出された前記ダイ集合体と前記保持プレートとの任意の一方を保持する保持ステージと、前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる前記突上具と、前記保持ステージにより保持されたダイ集合体を少なくとも2辺において固定することで、そのダイ集合体を前記保持ステージにおいて位置決めする固定機構とを備え、前記保持ステージに前記ダイ集合体が保持されている場合に、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給し、前記保持プレートが、前記固定機構によって、少なくとも2辺において固定されることで、前記保持ステージにおいて位置決めされた状態で前記保持ステージに前記保持プレートが保持されている場合に、前記検出具により前記突上具の突き上げ量を検出することを特徴とする。
本発明に記載の保持プレートは、突上具の突き上げ量を検出するための検出具を有しており、ダイ集合体を保持するための保持ステージにより保持される。これにより、実際にダイが突上げられる位置において、突上具の突き上げ量を検出することが可能となり、正確な突き上げ量を検出することが可能となる。
また、本発明に記載の検出方法では、保持プレートが、貫通穴の形成された本体プレートと、その貫通穴を覆うとともに、本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートとにより構成されており、検出具が付勢プレートに配設されている。そして、保持ステージに保持された保持プレートの付勢プレートに、突上装置の当接部が当接した状態で、検出具によって、突上具の突き上げ量が検出される。このため、例えば、保持ステージに保持された保持プレートと、突上具とが直行していない場合であっても、当接部の当接により、付勢プレートが弾性力に抗して持ち上げられ、付勢プレートと突上具とが直行する。これにより、突上具の突き上げ量を適切に検出することが可能となる。
また、本発明に記載のダイ供給装置では、ダイ集合体と保持プレートとが収容部に収容されており、引出装置の作動により、収容部からダイ集合体と保持プレートとの任意の一方が保持ステージの上に引き出される。そして、保持ステージにダイ集合体が保持されている場合に、突上具により突き上げられた状態でダイが供給され、保持ステージに保持プレートが保持されている場合に、検出具により突上具の突き上げ量が検出される。これにより、自動で突上具の突き上げ量を検出することが可能となる。
電子部品装着機を示す斜視図である。 電子部品装着機を示す平面図である。 ダイ供給装置を示す斜視図である。 ダイ突上ユニットを示す断面図である。 制御装置を示すブロック図である。 測定プレートを示す斜視図である。 ダイヤルインジケータを示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着機の構成>
図1および図2に、本発明の実施例の電子部品装着機10を示す。図1は、電子部品装着機10の斜視図であり、図2は、カバー12等を取り外した電子部品装着機10を上方からの視点において示した図である。電子部品装着機10は、回路基板に電子部品を装着するための作業機である。電子部品装着機10は、搬送装置20と、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)22と、装着ヘッド24と、ダイ供給装置30とを備えている。なお、以下の説明において、電子部品装着機10の幅方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
搬送装置20は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにベース46上に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図5参照)47の駆動により回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図5参照)48によって固定的に保持される。
移動装置22は、Y軸方向に延びる1対のY軸方向ガイドレール50と、X軸方向に延びるX軸方向ガイドレール52とを有している。そのX軸方向ガイドレール52は、1対のY軸方向ガイドレール50に上架されている。そして、X軸方向ガイドレール52は、電磁モータ(図5参照)53の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。また、X軸方向ガイドレール52は、自身の軸線に沿って移動可能にスライダ54を保持している。このスライダ54は、電磁モータ(図5参照)55の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。そのスライダ54には、装着ヘッド24が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド24は、ベース46上の任意の位置に移動する。
装着ヘッド24は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド24は、下端面に設けられた吸着ノズル60を有している。吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図5参照)62に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド24は、吸着ノズル60を昇降させるノズル昇降装置(図5参照)64を有している。そのノズル昇降装置64によって、装着ヘッド24は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。なお、吸着ノズル60は、装着ヘッド24に着脱可能である。
ダイ供給装置30は、ベース46のY軸方向における一端部に設けられている。詳しくは、ベース46の縁部には、凹んだ形状の収納部86が形成されており、その収納部86にダイ供給装置30の一部が収納されている。ダイ供給装置30は、図3に示すように、ダイ集合体90からダイ92を供給するものである。ダイ集合体90は、ウェハにダイシングシートを貼着したものをダイシングすることで形成される。なお、ダイ集合体90は、単に「ウェハ」と呼ばれることもあり、ダイ92は、「チップ」と呼ばれることもある。
ダイ供給装置30は、メインフレーム100とダイ集合体収容装置102とダイ集合体保持装置104とピックアップヘッド106とピックアップヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)108とダイ突上ユニット(図4参照)110を有している。
メインフレーム100の上面は、概して矩形とされており、その上面に、ダイ集合体保持装置104とピックアップヘッド106と移動装置108とが配設されている。そして、メインフレーム100が収納部86に収納されることで、ダイ供給装置30がベース46に取り付けられる。
ダイ集合体収容装置102は、メインフレーム100のY軸方向における端部に連結されており、ラック111と昇降テーブル112とを有している。ラック111は、昇降テーブル112の上に配設されており、ラック111の内部には、複数のダイ集合体90が積み重ねられた状態で収容されている。それら複数のダイ集合体90は、昇降テーブル112がテーブル昇降機構(図5参照)115によって昇降されることで、上下方向に移動する。そして、所定の高さに位置するダイ集合体90が、ダイ集合体保持装置104の上に引き出される。なお、ダイ集合体90には、6インチサイズ,8インチサイズ等、種々のサイズのダイ集合体90があり、それら種々のサイズのダイ集合体90をラック111に収容することが可能である。
ダイ集合体保持装置104は、図2及び図3に示すように、1対のガイドレール116と保持フレーム117とを有している。1対のガイドレール116は、メインフレーム100上にY軸方向に延びるように配設されており、保持フレーム117をY軸方向に移動可能に支持している。そして、保持フレーム117は、フレーム移動機構(図5参照)118によって、ガイドレール116に沿って、Y軸方向に移動する。その保持フレーム117の上には、ダイ集合体収容装置102から引き出されたダイ集合体90が載置される。また、保持フレーム117には、固定機構119が配設されている。固定機構119は、ダイ集合体90の対向する2辺において、ダイ集合体90を固定し、保持フレーム117の上面で位置決めする。
ピックアップヘッド106は、ダイ集合体90からダイ92をピックアップするものであり、下面に複数の吸着ノズル120が装着されている。各吸着ノズル120は、正負圧供給装置(図5参照)121に通じている。吸着ノズル120は、負圧によってダイ92を吸着保持し、保持したダイ92を正圧によって離脱する。また、ピックアップヘッド106は、上下方向に反転し、吸着ノズル120のノズル口を上方に向けることが可能である。これにより、吸着ノズル120によって吸着保持されたダイ92が、ピックアップヘッド106の上部において供給される。また、ピックアップヘッド106は、昇降装置(図5参照)122を有しており、昇降装置122の作動により、各吸着ノズル120が昇降する。
移動装置108は、Y軸方向に延びる1対のY軸方向ガイドレール123と、X軸方向に延びるX軸方向ガイドレール124とを有している。そのX軸方向ガイドレール124は、1対のY軸方向ガイドレール123に上架されている。そして、X軸方向ガイドレール124は、電磁モータ(図5参照)125の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。また、X軸方向ガイドレール124は、自身の軸線に沿って移動可能にスライダ126を保持している。このスライダ126は、電磁モータ(図5参照)127の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。そのスライダ126には、ピックアップヘッド106が取り付けられている。このような構造により、ピックアップヘッド106は、メインフレーム100上の任意の位置に移動する。
移動装置108のX軸方向ガイドレール124の背面には、クランプ128が取り付けられている。クランプ128は、ダイ集合体収容装置102のラック111に収容されたダイ集合体90を把持する。そして、X軸方向ガイドレール124をY軸方向に移動させることで、クランプ128によって把持されたダイ集合体90は、Y軸方向に移動する。これにより、ラック111に収容されたダイ集合体90が、保持フレーム117の上に引き出される。
ダイ突上ユニット110は、ダイ集合体保持装置104の保持フレーム117の下方に配設されており、突上装置(図4参照)130と昇降装置(図5参照)132と移動装置(図5参照)134とを有している。突上装置130は、図4に示すように、本体部140と当接部142と昇降ロッド144と突上ピン146とを含む。本体部140は、概して円筒形状をなし、立設された状態で保持フレーム117の下方に配設されている。当接部142は、概して有蓋円筒状をなし、本体部140の上端部の開口を覆っている。なお、当接部142の蓋部の中央には、貫通穴148が形成されている。
また、昇降ロッド144は、本体部140の内部において、上下方向に移動可能に保持されており、電磁モータ(図5参照)149の駆動により、昇降する。なお、昇降ロッド144の上端は、当接部142の内部に位置する。その昇降ロッド144の上端には、昇降ロッド144と同軸的に突上ピン146が固定されており、昇降ロッド144の昇降に伴って、突上ピン146も昇降する。その突上ピン146の外径は、当接部142の貫通穴148の内径より小さくされており、突上ピン146の先端は貫通穴148に挿入されている。なお、昇降ロッド144が最も下降している状態で、突上ピン146の上端面は当接部142の上端面と、上下方向において一致している。つまり、突上ピン146の上端面と当接部142の上端面とが面一になっている。そして、昇降ロッド144の上昇に伴って、突上ピン146の上端が、当接部142の上面から突出する。
また、昇降装置132は、その突上装置130を上下方向に昇降させる。移動装置134は、ダイ集合体保持装置104の下方において、X軸方向及びY軸方向の任意の位置に、突上装置130を移動させる。このような構造により、ダイ突上ユニット110は、後に詳しく説明するが、ダイ集合体保持装置104により保持されたダイ集合体90の任意のダイを、突上ピン146により突き上げる。
また、電子部品装着機10は、図5に示すように、制御装置150を備えている。制御装置150は、コントローラ152および複数の駆動回路154を備えている。複数の駆動回路154は、上記電磁モータ47,53,55,125,127,149、基板保持装置48、正負圧供給装置62,121、ノズル昇降装置64、テーブル昇降機構115、フレーム移動機構118、昇降装置122,132、移動装置134に接続されている。コントローラ152は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路154に接続されている。これにより、搬送装置20、移動装置22等の作動が、コントローラ152によって制御される。
<電子部品装着機による装着作業>
上述した構成により、電子部品装着機10では、回路基板にダイ92を装着する装着作業が行われる。具体的には、制御装置150のコントローラ152の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において回路基板が固定的に保持される。また、ダイ供給装置30は、ピックアップヘッド106を用いてダイ92を供給する。
具体的には、コントローラ152の指令により、昇降テーブル112が昇降され、ラック111に収容されている複数のダイ集合体90のうちの任意のダイ集合体90が、クランプ128と対向する位置に移動される。そして、ダイ集合体90がクランプ128により把持され、X軸方向ガイドレール124が、Y軸方向に移動される。これにより、クランプ128によって把持されたダイ集合体90が、保持フレーム117の上に引き出される。なお、ラック111から引き出されたダイ集合体90は、図2の実線で示される保持フレーム117の上に位置する。また、保持フレーム117の上に引き出されたダイ集合体90は、固定機構119により固定される。次に、ピックアップヘッド106が、ピックアップ対象のダイ92の上方に移動し、吸着ノズル120によってダイ92が吸着保持される。
この際、ピックアップヘッド106の吸着ノズル120によって吸着保持されるダイ92の下方に突上装置130が移動させられ、その位置において、昇降ロッド144が上昇される。これにより、ダイ92が持ち上げられ、ダイシングシートから剥がされる。これにより、吸着ノズル120によるダイ92のピックアップがサポートされる。詳しくは、ピックアップ対象のダイ92の下方に、突上装置130が、移動装置134の作動により移動させられる。そして、突上装置130の当接部142が、保持フレーム117に保持されたダイ集合体90の下面に接触するまで、突上装置130が、昇降装置132の作動により、上昇される。続いて、吸着ノズル120によりダイ92が吸着保持された状態で、昇降ロッド144が上昇される。これにより、吸着ノズル120により吸着保持された状態のダイ92が、突上ピン146によって持ち上げられ、そのダイ92がダイシングシートから剥がされる。そして、吸着ノズル120が上昇されることで、吸着ノズル120によってダイ92がピックアップされる。これにより、ダイシングシートに貼着されたダイ92を適切に、吸着ノズル120によってピックアップすることが可能となる。なお、昇降ロッド144が上昇される際、つまり、突上ピン146がダイ92を持ち上げる際に、吸着ノズル120は、昇降ロッド144の上昇量に応じた量、上昇される。これにより、突上ピン146と吸着ノズル120とに挟まれた状態のダイ92への荷重負荷が抑制される。なお、昇降ロッド144の上昇量、つまり、突上ピン146によるダイ92の持ち上げ量は、ダイシングシートの粘着力等に応じて設定されるが、0.1〜0.5mm程度である。
次に、吸着ノズル120によってダイ92がピックアップされると、ピックアップヘッド106が上下方向に反転される。これにより、吸着ノズル120によって吸着保持されたダイ92が、ピックアップヘッド106の上部において供給される。ダイ92がピックアップヘッド106の上部において供給されると、装着ヘッド24が、ピックアップヘッド106の上方に移動し、吸着ノズル60がダイ92を吸着保持する。つまり、ピックアップヘッド106の吸着ノズル120から、装着ヘッド24の吸着ノズル60にダイ92が受け渡される。そして、装着ヘッド24が、回路基板上に移動し、回路基板にダイ92が装着される。
また、ダイ供給装置30では、ピックアップヘッド106を用いずに、ダイ供給装置30から直接ダイ92を供給することが可能となっている。詳しくは、ダイ集合体90がラック111から保持フレーム117上に引き出された後に、保持フレーム117をY軸方向に移動させる。これにより、ダイ集合体90は、図2の点線で示される保持フレーム117の上に位置する。そして、装着ヘッド24が、ダイ集合体90の上方に移動し、吸着ノズル60によってダイ92が吸着保持されることで、ダイ92がピックアップされる。なお、吸着ノズル60によってダイ92がピックアップされる際も、吸着ノズル120によるダイ92のピックアップ時と同様に、ダイ突上ユニット110によるダイ92の突上げが行われる。そして、吸着ノズル60によりピックアップされたダイ92が、回路基板に装着される。
<突上装置の突上量の測定>
ダイ供給装置30では、保持フレーム117に保持されたダイ集合体90から任意のダイ92が、吸着ノズル60若しくは、吸着ノズル120によりピックアップされる際に、そのダイ92が突上装置130の作動により突き上げられる。これにより、ダイ92がダイシングシートから剥がされ、吸着ノズル60,120によるダイ92のピックアップが担保される。
ただし、上述したように、突上装置130によるダイ92の突上量は、ダイシングシートの粘着力等に応じて予め設定されており、ダイ92の実際の突上量が、予め設定された量に満たない場合、つまり、突上装置130の突上げによりダイ92が、予め設定された量に相当する高さまで上昇しないと、ダイ92がダイシングシートから剥がれず、吸着ノズル60,120により適切にダイ92をピックアップできない虞がある。また、ダイ92の突上げ時には、ダイ92が予め設定された量、持ち上げられると想定され、その予め設定された量に相当する距離、吸着ノズル60,120が上昇される。しかしながら、ダイ92の実際の突上量が、予め設定された量より多い場合、つまり、突上装置130の突上げによりダイ92が、予め設定された量に相当する高さより高い位置まで上昇すると、突上ピン146と吸着ノズル60,120とによって挟まれるダイ92に荷重がかかり、ダイ92が破損する虞がある。このため、突上装置130による突上量を適切に検出する必要がある。このようなことに鑑みて、ダイ供給装置30では、図6に示す測定プレート160を用いて、突上装置130による突上量が測定される。以下に、測定プレート160の構成について説明する。
(a)測定プレートの構成
測定プレート160は、本体プレート162と補助プレート群164とダイヤルインジケータ(てこ式ダイヤルゲージ)166と調整錘168とを有している。本体プレート162は、ダイ集合体90の厚さと同程度の厚さの板状をなし、本体プレート162の外寸法は、ダイ集合体90の外寸法と略同じである。特に、本体プレート162の4つの辺のうちの互いに対向する1対の辺の間の距離は、ダイ集合体90の4つの辺のうちの互いに対向する1対の辺の間の距離と同じである。このように、本体プレート162がダイ集合体90と略同寸法とされているため、測定プレート160を、ダイ集合体90と同様に、ダイ集合体収容装置102のラック111に収容したり、ダイ集合体保持装置104の保持フレーム117に載置し、固定機構119により固定することが可能である。
なお、ダイ集合体90は、上述したように、6インチサイズ,8インチサイズ等、サイズの異なる複数種類のダイ集合体90があり、本体プレート162も、ダイ集合体90のサイズの種類と同数の本体プレート162がある。つまり、6インチサイズ,8インチサイズ,12インチサイズの3種類のダイ集合体90がある場合は、それら3種類のサイズのダイ集合体90と同寸法の本体プレート162を有する3種類の測定プレート160がある。
また、本体プレート162の中央部には、概して正方形の貫通穴170が形成されている。この貫通穴170は、補助プレート群164を配設するためのものである。本体プレート162には、さらに、複数の円形の貫通穴172が形成されているが、それら複数の貫通穴172は、測定プレート160の軽量化を目的とするものである。
補助プレート群164は、測定子保持プレート176と1対の固定プレート178,180とによって構成されている。測定子保持プレート176は、概して正方形の板状をなし、測定子保持プレート176の外寸は、本体プレート162の貫通穴170の内寸より少し小さくされている。一方、1対の固定プレート178,180の各々は、概して矩形の板状をなし、各固定プレート178,180の長手方向の長さ寸法は、測定子保持プレート176の一辺の長さ寸法より長くされている。そして、1対の固定プレート178,180は、測定子保持プレート176の対向する1対の辺の延びる方向と各固定プレート178,180の長手方向とが一致するように、測定子保持プレート176の上面に離間した状態で固定されている。
また、測定子保持プレート176は、本体プレート162の貫通穴170の内部に配設され、各固定プレート178,180は、長手方向の両端部において、ネジ182によって本体プレート162の上面に取り付けられている。ただし、ネジ182は、先端部にのみ、ネジ山が形成されたものであり、ネジ182に外嵌されたコイルばねの弾性力によって、各固定プレート178,180は、本体プレート162に付勢されている。
詳しくは、各固定プレート178の両端部には、ネジ182の外径より大きな貫通穴(図示省略)が形成されており、その貫通穴にネジ182が挿通されている。そして、ネジ182が、それの先端部に形成されたネジ山において、本体プレート162に締結されている。ただし、図4に示すように、ネジ182の軸部は固定プレート178,180の厚さ寸法より長くされている。このため、固定プレート178,180の上面と、ネジ182の頭部との間は離間しており、その固定プレート178,180の上面と、ネジ182の頭部との間に、コイルばね186が圧縮された状態で介挿されている。これにより、固定プレート178,180は、測定子保持プレート176とともに、本体プレート162に向かって、コイルばね186の弾性量により付勢されている。このような構造により、本体プレート162の下面側から、補助プレート群164の測定子保持プレート176が上方に向かって押されると、補助プレート群164は、コイルばね186の弾性力に抗して、上方に移動する。
また、測定子保持プレート176の中央部には、貫通穴188が形成されており、その貫通穴188には、概して円筒形状の昇降子190が挿入されている。昇降子190の外径は、貫通穴188の内径より小さくされており、昇降子190は、貫通穴188の内部において昇降可能とされている。なお、昇降子190の上端部には、貫通穴188の内径より大きなフランジ部が形成されており、そのフランジ部によって、昇降子190の貫通穴188からの脱落が防止されている。また、昇降子190のフランジ部から下方の長さ寸法は、貫通穴188の上下方向の長さ寸法は同じである。このため、昇降子190が貫通穴188の内部で最も下降している状態において、昇降子190の下端面と測定子保持プレート176の下面とは、上下方向において一致し、面一になっている。
また、ダイヤルインジケータ166は、図7に示すように、ハウジング200と搖動ロッド202と測定子204とラック206とピニオン208と歯車210と目盛板212と指針214と伝達機構(図示省略)とを含む。ハウジング200は、内部空間を有する外殻部材であり、搖動ロッド202は、基端部をハウジング200の内部に挿入させ、先端部をハウジング200の外部に延び出させた状態で、ハウジング200の端部において、軸216により搖動可能に保持されている。また、測定子204は、球状をなし、ハウジング200の外部に延び出した搖動ロッド202の先端に固定されている。
ハウジング200の内部に位置する搖動ロッド202の基端部には、ラック206が形成されており、そのラック206にピニオン208が噛合している。そのピニオン208は、歯車210に同軸的に固定されており、ピニオン208と歯車210とが、ハウジング200の内部において回転可能に保持されている。また、ハウジング200の上面には、目盛板212が配設されている。その目盛板212の中央には軸心(図示省略)が自転可能に立設されており、その軸心に、直角となるように指針214の一端部が固定されている。指針214の軸心は、伝達機構を介して、歯車210に連結されている。伝達機構は、歯車210の回転を指針214の軸心の自転に変換する機構である。このため、搖動ロッド202が搖動すると、ピニオン208と歯車210とが同軸的に回転し、その回転が伝達機構を介して指針214の軸心に伝達される。そして、指針214が軸心を中心に回転し、指針214の先端が目盛板212に記された所定の目盛りを指す。これにより、所定の目盛りに応じた数値が表示された状態、言い換えれば、出力された状態となる。このような構造により、ダイヤルインジケータ166は、搖動ロッド202の搖動量、つまり、測定子204の上下方向への移動量を測定する。
なお、ダイヤルインジケータ166は、ピークホールド機能を有している。ピークホールド機能とは、指針214が回転した際に、最も大きな値を指した状態で指針214を保持する機能である。つまり、例えば、測定子204が上方に移動する方向に搖動ロッド202が搖動した場合に、指針214は回転し、測定子204の上昇量に応じた目盛りを指す。そして、測定子204が下方に移動する方向に搖動ロッド202が搖動しても、指針214は回転せずに、測定子204の上昇量に応じた目盛りを指した状態で維持される。このため、ダイヤルインジケータ166は、測定子204の上昇量の最大値を測定する。
また、ダイヤルインジケータ166は、図6に示すように、補助プレート群164の固定プレート178の上面に固定具220によって固定されている。そのダイヤルインジケータ166の搖動ロッド202は、補助プレート群164の測定子保持プレート176の上方に向かって延び出しており、搖動ロッド202の先端の測定子204が、測定子保持プレート176の昇降子190の上面に接触している。なお、ダイヤルインジケータ166による測定値が0となる位置において、測定子204は、測定子保持プレート176の貫通穴188の内部で最も下降している状態の昇降子190の上面に接触している。つまり、昇降子190が最も下降している際に、昇降子190の上面に測定子204が接触し、その際のダイヤルインジケータ166による測定値が0とされている。このような構造により、測定プレート160では、昇降子190の昇降に伴って、ダイヤルインジケータ166の搖動ロッド202が搖動し、測定子204の上下方向への移動量がダイヤルインジケータ166により測定される。
また、調整錘168は、固定プレート180の上面に固定されている。調整錘168の重量は、ダイヤルインジケータ166の重量と同じであり、調整錘168によって、補助プレート群164の固定プレート178側と固定プレート180側との重量バランスの均衡が図られている。
(b)測定プレートを用いた突上量の測定
上記構造の測定プレート160による突上装置130の突上量の測定方法について説明する。まず、作業者は、装着作業において供給されるダイ92のダイ集合体90と同じサイズの測定プレート160を、ダイ集合体収容装置102のラック111に収容する。次に、コントローラ152の指令により、昇降テーブル112が昇降され、ラック111に収容されている測定プレート160がクランプ128と対向する位置に移動される。そして、測定プレート160がクランプ128により把持され、X軸方向ガイドレール124が、Y軸方向に移動される。これにより、クランプ128によって把持された測定プレート160が、保持フレーム117の上に引き出される。そして、保持フレーム117の上に引き出された測定プレート160が、固定機構119により固定される。
次に、突上装置130が、保持フレーム117に保持された測定プレート160の下方に、移動装置134の作動により移動させられる。この際、突上装置130の貫通穴148と測定プレート160の貫通穴188とが、上下方向において一致するように、突上装置130が測定プレート160の下方に移動させられる。そして、突上装置130の当接部142が、測定プレート160の測定子保持プレート176の下面に接触するまで、突上装置130が、昇降装置132の作動により、上昇される。これにより、突上装置130の貫通穴148と測定プレート160の貫通穴188とが連通する。また、突上装置130の突上ピン146は、上述したように、貫通穴148の内部に挿入されており、その突上ピン146の先端面と、当接部142の上面とは面一となっている。一方、貫通穴188に挿入されている昇降子190の下端面と、測定子保持プレート176の下面とも面一となっている。このため、当接部142が測定子保持プレート176の下面に接触している状態において、突上ピン146の先端面が昇降子190の下端面に接触する。
そして、予め設定された突上ピン146の突上量(以下、「設定突上量」と記載する)に応じた電力が電磁モータ149に供給される。これにより、突上ピン146が上昇し、昇降子190を突き上げる。この際、昇降子190の上昇に伴って、測定子204も上昇し、搖動ロッド202が搖動する。これにより、ダイヤルインジケータ166の指針214が回転し、測定子204の上昇量、つまり、突上ピン146の突上量に応じた目盛りを指す。なお、電磁モータ149への電力供給が停止されると、突上ピン146が下降し、昇降子190及び測定子204も下降する。この際、搖動ロッド202も搖動前の位置に戻るが、ダイヤルインジケータ166は、ピークホールド機能を有しているため、指針214は、突上ピン146の最大突上量に応じた目盛りを指した状態で維持される。
そして、突上ピン146の突上量の測定が終了すると、測定プレート160がクランプ128により把持され、X軸方向ガイドレール124がダイ集合体収容装置102に向かって移動される。これにより、測定プレート160がラック111に戻される。そして、作業者は、ラック111から測定プレート160を取り出し、測定プレート160のダイヤルインジケータ166の目盛りを読み取る。この際、読み取られる値が、実際の突上ピン146の突上量(以下、「実突上量」と記載する)となる。
そして、実突上量に基づいて、キャリブレーションが行われる。具体的には、例えば、実突上量と設定突上量との差が演算され、その差に基づいて、電磁モータ149への供給電力量が調整される。これにより、実突上量と設定突上量とを一致させることが可能となり、吸着ノズル60,120によるダイ92のピックアップを適切にサポートすることが可能となる。
特に、測定プレート160を用いることで、実際にダイ集合体90からダイ92が剥がされる位置の近傍において、突上ピン146の突上量を測定することが可能となり、突上ピン146によるダイ92の突上量と同等の突上量を測定することが可能となる。これにより、適切なキャリブレーションを行うことが可能となる。
また、測定プレート160では、補助プレート群164が本体プレート162に弾性力により付勢されており、突上ピン146の突上量の測定時に、突上装置130の当接部142が補助プレート群164の測定子保持プレート176に当接される。このため、例えば、保持フレーム117に保持された測定プレート160と、突上装置130の突上ピン146とが直行していない場合であっても、当接部142の当接により、補助プレート群164が弾性力に抗して持ち上げられ、補助プレート群164の測定子保持プレート176と突上ピン146とが直行する。これにより、突上ピン146の突上量の適切な測定を担保することが可能となる。
また、測定プレート160は、ダイ集合体90と同寸法とされており、ダイ集合体90と同様に、測定プレート160のラック111への収容、保持フレーム117による測定プレート160の保持、固定機構119による測定プレート160の固定が可能となっている。このため、ダイ供給装置30に何ら改良を加えることなく、測定プレート160を用意するだけで、突上ピン146の突上量を適切に測定することが可能となる。また、作業者が測定プレート160をラック111にセットするだけで、残りの作業は、電子部品装着機10の作動により、突上ピン146の突上量が測定される。これにより、作業者の負担を軽減することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、ダイ供給装置30は、ダイ供給装置の一例である。ダイ集合体90は、ダイ集合体の一例である。ダイ92は、ダイの一例である。移動装置108及びクランプ128は、引出装置の一例である。ラック111は、収容部の一例である。保持フレーム117は、保持ステージの一例である。固定機構119は、固定機構の一例である。突上装置130は、突上装置の一例である。当接部142は、当接部の一例である。突上ピン146は、突上具の一例である。測定プレート160は、保持プレートの一例である。本体プレート162は、本体プレートの一例である。補助プレート群164は、付勢プレートの一例である。ダイヤルインジケータ166は、検出具の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、突上ピン146の突上量がダイヤルインジケータ166により測定されているが、一般的なダイヤルゲージ、つまり、測定ロッドが軸線方向に移動可能とされ、その測定ロッドの軸線方向の移動量に基づいて、突上ピン146の突上量を測定する機器を用いてもよい。また、ダイヤルインジケータ166等の機械式のセンサでなく、光学的なセンサ、例えば、レーザ光等の電磁波を用いて、突上ピン146の突上量を測定する機器を用いてもよい。
また、上記実施例では、測定された突上ピン146の突上量が、作業者により目視にて確認されているが、測定された突上量が制御装置150等に送信されてもよい。詳しくは、突上ピン146の突上量を検出する検出具として、通信機能を有するものを採用し、検出された突上量、つまり、実突上量を制御装置150等に送信することが可能である。そして、制御装置150等において、実突上量に基づいて、キャリブレーションを行うことが可能である。このような構成によれば、作業者の負担をさらに低減させることが可能となる。
また、上記実施例では、指針214が目盛りを指すことで、突上ピン146の突上量が出力されるが、数値が画面に表示されることで、突上ピン146の突上量が出力されてもよく、音声などで出力されてもよい。さらに言えば、他の装置に突上ピン146の突上量が送信されることで、出力されてもよい。
30:ダイ供給装置 90:ダイ集合体 92:ダイ 108:移動装置(引出装置) 111:ラック(収容部) 117:保持フレーム(保持ステージ) 119:固定機構 130:突上装置 142:当接部 146:突上ピン(突上具) 160:測定プレート(保持プレート) 162:本体プレート 164:補助プレート群(付勢プレート) 166:ダイヤルインジケータ(検出具)

Claims (6)

  1. 複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、
    前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具と
    前記保持ステージにより保持されたダイ集合体を少なくとも2辺において固定することで、そのダイ集合体を前記保持ステージにおいて位置決めする固定機構と
    を備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、
    前記保持ステージにより保持される保持プレートであって、
    前記保持プレートが、
    前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具を有し、前記固定機構によって、少なくとも2辺において固定されることで、前記保持ステージにおいて位置決めされることを特徴とする保持プレート。
  2. 前記検出具が、
    前記突上具の突き上げ量の最大値を検出し、その最大値を出力することを特徴とする請求項1に記載の保持プレート。
  3. 前記保持プレートが、
    貫通穴の形成された本体プレートと、
    前記貫通穴を覆うとともに、前記本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートと
    を有し、
    前記検出具が、前記付勢プレートに配設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保持プレート。
  4. 複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、
    前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具と
    を備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、
    前記保持ステージにより保持される保持プレートであって、
    前記保持プレートが、
    前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具と、
    貫通穴の形成された本体プレートと、
    前記貫通穴を覆うとともに、前記本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートと
    を有し、
    前記検出具が、前記付勢プレートに配設されることを特徴とする保持プレート。
  5. 複数のダイから構成されるダイ集合体を保持する保持ステージと、
    (a)前記保持ステージに保持されたダイ集合体の裏面に当接する当接部と、(b)前記当接部より上方に突出し、前記当接部により当接されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる突上具とを有する突上装置と
    を備え、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給するダイ供給装置において、
    前記突上具の突き上げ量を検出するための検出方法であって、
    前記保持ステージにより保持可能な保持プレートが、
    貫通穴の形成された本体プレートと、
    前記貫通穴を覆うとともに、前記本体プレートに向かって弾性力によって付勢された状態で配設される付勢プレートと、
    前記付勢プレートに配設され、前記突上具の突き上げ量を検出するための検出具と
    を有し、
    前記検出方法が、
    前記保持プレートを前記保持ステージに保持させる保持工程と、
    前記保持ステージに保持された前記保持プレートの前記付勢プレートに、前記当接部を当接させる当接工程と、
    前記当接部が前記付勢プレートに当接した状態で、前記突上具の突き上げ量を前記検出具により検出する検出工程と
    を含むことを特徴とする検出方法。
  6. 複数のダイから構成されるダイ集合体と、突上具の突き上げ量を検出するための検出具を有する保持プレートとを収容する収容部と、
    前記収容部から前記ダイ集合体と前記保持プレートとの任意の一方を引き出す引出装置と、
    前記引出装置により前記収容部から引き出された前記ダイ集合体と前記保持プレートとの任意の一方を保持する保持ステージと、
    前記保持ステージに保持されたダイ集合体の任意のダイを下方から突き上げる前記突上具と
    前記保持ステージにより保持されたダイ集合体を少なくとも2辺において固定することで、そのダイ集合体を前記保持ステージにおいて位置決めする固定機構と
    を備え、
    前記保持ステージに前記ダイ集合体が保持されている場合に、前記突上具により突き上げられた状態でダイを供給し、
    前記保持プレートが、前記固定機構によって、少なくとも2辺において固定されることで、前記保持ステージにおいて位置決めされた状態で前記保持ステージに前記保持プレートが保持されている場合に、前記検出具により前記突上具の突き上げ量を検出することを特徴とするダイ供給装置。
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