JPWO2017061374A1 - プリント配線板及び電子部品 - Google Patents

プリント配線板及び電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017061374A1
JPWO2017061374A1 JP2017544487A JP2017544487A JPWO2017061374A1 JP WO2017061374 A1 JPWO2017061374 A1 JP WO2017061374A1 JP 2017544487 A JP2017544487 A JP 2017544487A JP 2017544487 A JP2017544487 A JP 2017544487A JP WO2017061374 A1 JPWO2017061374 A1 JP WO2017061374A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
shielding layer
opening
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017544487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6721147B2 (ja
Inventor
彩 高崎
彩 高崎
賀人 山口
賀人 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Printed Circuits Inc filed Critical Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Publication of JPWO2017061374A1 publication Critical patent/JPWO2017061374A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6721147B2 publication Critical patent/JP6721147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations
    • H05K1/025Impedance arrangements, e.g. impedance matching, reduction of parasitic impedance
    • H05K1/0253Impedance adaptations of transmission lines by special lay-out of power planes, e.g. providing openings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
    • H05K3/4673Application methods or materials of intermediate insulating layers not specially adapted to any one of the previous methods of adding a circuit layer
    • H05K3/4676Single layer compositions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0346Organic insulating material consisting of one material containing N
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/01Dielectrics
    • H05K2201/0137Materials
    • H05K2201/0141Liquid crystal polymer [LCP]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/20Details of printed circuits not provided for in H05K2201/01 - H05K2201/10
    • H05K2201/2009Reinforced areas, e.g. for a specific part of a flexible printed circuit

Abstract

本発明の一態様に係るプリント配線板は、開口を有する密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板であって、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。本発明の他の一態様に係る電子部品は、開口を有する密閉筐体と、この密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板とを備える電子部品であって、上記プリント配線板が、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。

Description

本発明は、プリント配線板及び電子部品に関する。
本出願は、2015年10月6日出願の日本出願第2015−198201号に基づく優先権を主張し、上記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
従来、コネクタ端子との接続にプリント配線板が用いられている。また、このようなプリント配線板としては、筐体の内外を区画すべく、この筐体に設けられる開口を被覆するように配設されるものも存在している。
筐体の開口を被覆するよう配設されるプリント配線板は、例えばポリイミド製のベースフィルムと、このベースフィルム上に配設される銅箔と、この銅箔の表面を覆う絶縁層とを有する(特開2011−210307号公報参照)。
特開2011−210307号公報
本発明の一態様に係るプリント配線板は、開口を有する密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板であって、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。
本発明の他の一態様に係る電子部品は、開口を有する密閉筐体と、この密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板とを備える電子部品であって、上記プリント配線板が、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。
本発明の一実施形態に係るプリント配線板を示す模式的断面図である。 図1のプリント配線板を用いた電子部品の外面を示す模式的部分平面図である。 図2の電子部品のA−A線部分拡大端面図である。 本発明の一実施形態に係るプリント配線板の製造方法の導電層積層工程を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリント配線板の製造方法の導電パターン形成工程を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリント配線板の製造方法のカバーレイ積層工程を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリント配線板の製造方法の遮蔽層積層工程を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリント配線板の製造方法の補強板積層工程を示す模式的断面図である。
[本開示が解決しようとする課題]
従来のプリント配線板は、水分がベースフィルム等の内部に透過し易い。そのため、このようなプリント配線板を密閉筐体の開口に配設すると、このプリント配線板を介して水分が密閉筐体内に浸入し、この密閉筐体を備える電子部品の機能低下を招来するおそれがある。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、密閉筐体内の気密状態を保持可能なプリント配線板及び電子部品を提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本発明のプリント配線板及び電子部品は、密閉筐体内の気密状態を保持することができる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係るプリント配線板は、開口を有する密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板であって、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。
当該プリント配線板は、遮蔽層の主成分が液晶ポリマーであるので、この遮蔽層の水蒸気透過度を小さくして遮蔽層中への水分の透過を防止することができる。そのため、当該プリント配線板は、密閉筐体の開口を被覆する領域に遮蔽層を備えることで、水分が外部から密閉筐体内に浸入するのを防止することができる。従って、当該プリント配線板は、密閉筐体内の気密状態を保持することができる。
上記遮蔽層の平均厚みとしては、20μm以上500μm以下が好ましい。このように、上記遮蔽層の平均厚みが上記範囲内であることによって、密閉筐体内への水分の浸入を容易かつ確実に防止することができる。
上記遮蔽層の密閉筐体に積層される側と反対の面側に積層される補強板をさらに備えるとよい。このように、上記遮蔽層の密閉筐体に積層される側と反対の面側に積層される補強板を備えることによって、水分が外部から密閉筐体内に浸入するのを防止しつつ、当該プリント配線板の撓みを防止して密閉筐体内の気密状態をさらに的確に保持することができる。
上記遮蔽層が、インピーダンス調整層を代替するものであるとよい。このように、上記遮蔽層がインピーダンス調整層を代替するものであることによって、所望の特性インピーダンスを得るためにこの遮蔽層を比較的厚く形成することができるので、密閉筐体内への水分の浸入防止機能を高め易い。また、上記遮蔽層がインピーダンス調整層を代替する場合、このインピーダンス調整層と別個に遮蔽層を設けることを要しないので、遮蔽層を設けることに起因してプリント配線板が厚くなるのを防止することができる。
上記遮蔽層が、密閉筐体の内面に積層する外面からの間隔が300μm以下の位置に配設されているとよい。このように、密閉筐体の内面に積層する外面から上記遮蔽層までの間隔が上記上限以下であることによって、上記遮蔽層と密閉筐体の内面との間から密閉筐体内へ水分が浸入するのをより確実に防止することができる。
当該プリント配線板は、密閉筐体の内面に積層する外面から遮蔽層までの間に1又は複数のポリイミド層を備えるのが好ましく、かつこの1又は複数のポリイミド層の合計平均厚みとしては、100μm以下が好ましい。このように、密閉筐体の内面に積層する外面から遮蔽層までの間に1又は複数のポリイミド層を備えることで、絶縁性等の特性を容易かつ確実に向上することができる。さらに、このポリイミド層の合計平均厚みが上記上限以下であることによって、このポリイミド層の端面から水分がポリイミド層中に透過するのを容易に防止することができ、その結果密閉筐体内への水分の浸入防止効果を促進することができる。
本発明の一態様に係る電子部品は、開口を有する密閉筐体と、この密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板とを備える電子部品であって、上記プリント配線板が、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える。
当該電子部品は、密閉筐体の内面に開口を気密状態で被覆するように液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備えるプリント配線板が積層されるので、水分が外部から密閉筐体内に浸入するのを防止することができる。従って、当該電子部品は、密閉筐体の内部の気密状態を保持することができる。
なお、本発明において、「開口を被覆する領域」とは、平面視で開口と重なる領域をいう。「主成分」とは、最も含有量の多い成分をいい、例えば含有量が50質量%以上の成分をいい、好ましくは80質量%以上の成分をいう。「平均厚み」とは、任意の10点での厚みの測定値の平均値をいう。「インピーダンス調整層」とは、特性インピーダンスを調整するために設けられる電気的絶縁性を有する層をいう。「ポリイミド層」とは、ポリイミドを主成分として含む層をいう。また、「気密状態」とは、外部から密閉筐体内への水分の浸入が防止された状態をいう。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係るプリント配線板及び電子部品を説明する。
<プリント配線板>
図1のプリント配線板1は、開口を有する密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層される。図1のプリント配線板1は、可撓性を有するフレキシブルプリント配線板として構成されている。図1のプリント配線板1は、外部コネクタと密閉筐体内の素子とを電気的に接続する。図1のプリント配線板1は、ベースフィルム2と、ベースフィルム2の両面に積層される一対の導電パターン3a,3bと、一対の導電パターン3a,3bの外面にそれぞれ積層される一対のカバーレイ4a,4bと、一方のカバーレイ4bの外面に積層される遮蔽層7とを備える。また、図1のプリント配線板1は、遮蔽層7の外面に積層される補強板8を備える。なお、図1のプリント配線板1は、他方のカバーレイ4aの外面(補強板8と反対側の外面)が上記密閉筐体の内面に積層される。また、プリント配線板1における「外面」とは、ベースフィルム2を中心とした場合に外側に位置する面をいう。
(ベースフィルム)
ベースフィルム2は、絶縁性及び可撓性を有する。ベースフィルム2の主成分としては、例えばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂、液晶ポリマー等の合成樹脂が挙げられる。中でも、ベースフィルム2は、ポリイミドを主成分とするポリイミド層として構成されることが好ましい。ベースフィルム2は、このようなポリイミド層として構成されることによって、絶縁性、柔軟性、耐熱性等を容易かつ確実に向上することができる。
ベースフィルム2がポリイミド層として構成されない場合、このベースフィルム2の平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、12μmがより好ましく、20μmがさらに好ましい。一方、ベースフィルム2がポリイミド層として構成されない場合、このベースフィルム2の平均厚みの上限としては、500μmが好ましく、100μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。ベースフィルム2の平均厚みが上記下限に満たないと、絶縁性や機械的強度が不十分となるおそれがある。逆に、ベースフィルム2の平均厚みが上記上限を超えると、ベースフィルム2の端面からベースフィルム2中に水分が浸透し、この水分が密閉筐体内に浸入するおそれがある。また、ベースフィルム2の平均厚みが上記上限を超えると、当該プリント配線板1の可撓性が不十分となるおそれがある。
一方、ベースフィルム2がポリイミド層として構成される場合、このベースフィルム2の平均厚みの上限としては、50μmが好ましく、25μmがより好ましく、12μmがさらに好ましい。ポリイミドは、絶縁性、柔軟性、耐熱性等を容易かつ確実に向上できる一方、水分を透過し易い性質を有するが、ベースフィルム2の平均厚みを上記上限以下とすることによって、ベースフィルム2の端面からベースフィルム2中に水分が浸透し、この水分が密閉筐体内に浸入するのを十分に抑制することができる。また、ベースフィルム2がポリイミド層として構成される場合、このベースフィルム2の平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。ベースフィルム2の平均厚みが上記下限に満たないと、絶縁性や機械的強度が不十分となるおそれがある。
(導電パターン)
導電パターン3a,3bは、当該プリント配線板1の回路を構成する。導電パターン3a,3bの主成分としては、例えば無酸素銅等の銅、アルミニウム、銀、金、ニッケル、これらの合金、ステンレス鋼等が挙げられる。これらの中で銅及び銅合金が好ましく、銅がより好ましい。
導電パターン3a,3bの平均厚みの下限としては、1μmが好ましく、5μmがより好ましく、10μmがさらに好ましい。一方、導電パターン3a,3bの平均厚みの上限としては、500μmが好ましく、100μmがより好ましく、50μmがさらに好ましい。導電パターン3a,3bの平均厚みが上記下限に満たないと、導電パターン3a,3bの強度が低下するおそれがある。逆に、導電パターン3a,3bの平均厚みが上記上限を超えると、当該プリント配線板1の厚みが過度に増加するおそれがある。
また、導電パターン3a,3bは後述するカバーレイ4a,4bが積層される側の面に金属めっき層を有してもよい。この金属めっき層を構成する金属としては、例えば導通性のよい銅、ニッケル、銀等が挙げられる。また、この金属めっき層の平均厚みとしては、例えば1μm以上50μm以下とすることができる。
なお、当該プリント配線板1は、ベースフィルム2の両面に一対の導電パターン3a,3bを有するが、これらの導電パターン3a,3bは、必ずしも同一の主成分を含む必要はない。さらに、導電パターン3a,3bはそれぞれ平均厚みが相違してもよく、また一方の導電パターン(例えば密閉筐体側に配設される導電パターン3a)のみが金属めっき層を有してもよい。
(カバーレイ)
カバーレイ4a,4bは、主として導電パターン3a,3bを保護するために設けられる。カバーレイ4a,4bは、それぞれ導電パターン3a,3bの外面に積層される接着剤層5a,5bと、接着剤層5a,5bの外面に積層される絶縁層6a,6bとの2層構造体である。また、密閉筐体側に配設されるカバーレイ4aは、開口部を有し、この開口部において導電パターン3aが外面に露出している。
接着剤層5a,5bは、導電パターン3a,3bと絶縁層6a,6bとを接着する。接着剤層5a,5bを構成する接着剤としては、特に限定されるものではないが、柔軟性や耐熱性に優れるものが好ましく、例えばナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂等の、各種の樹脂系の接着剤が挙げられる。
接着剤層5a,5bの平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、接着剤層5a,5bの平均厚みの上限としては、50μmが好ましく、40μmがより好ましい。接着剤層5a,5bの平均厚みが上記下限に満たないと、導電パターン3a,3bと絶縁層6a,6bとの接着強度が十分得られないおそれがある。逆に、接着剤層5a,5bの平均厚みが上記上限を超えると、接着剤層5a,5bの端面から接着剤層5a,5b中に水分が浸透し、この水分が密閉筐体内に浸入するおそれがある。また、接着剤層5a,5bの平均厚みが上記上限を超えると、当該プリント配線板1の可撓性が不十分となるおそれがある。
絶縁層6a,6bは、絶縁性及び可撓性を有し、導電パターン3a,3bを外面側から保護する。絶縁層6a,6bの主成分としては、例えばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂、液晶ポリマー等の合成樹脂が挙げられる。中でも、絶縁層6a,6bは、ポリイミドを主成分とするポリイミド層として構成されることが好ましい。絶縁層6a,6bは、このようなポリイミド層として構成されることによって、絶縁性、柔軟性、耐熱性等を容易かつ確実に向上することができる。
絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成されない場合、この絶縁層6a,6bの平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成されない場合、この絶縁層6a,6bの平均厚みの上限としては、50μmが好ましく、40μmがより好ましい。絶縁層6a,6bの平均厚みが上記下限に満たないと、絶縁性が不十分となるおそれがある。逆に、絶縁層6a,6bの平均厚みが上記上限を超えると、絶縁層6a,6bの端面から絶縁層6a,6b中に水分が浸透し、この水分が密閉筐体内に浸入するおそれがある。また、絶縁層6a,6bの平均厚みが上記上限を超えると、当該プリント配線板1の可撓性が不十分となるおそれがある。
一方、絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成される場合、この絶縁層6a,6bの平均厚みの上限としては、50μmが好ましく、30μmがより好ましく、25μmがさらに好ましい。絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成される場合であっても、この絶縁層6a,6bの平均厚みを上記上限以下とすることによって、絶縁層6a,6bの端面から絶縁層6a,6b中に水分が浸透し、この水分が密閉筐体内に浸入するのを十分に抑制することができる。なお、絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成される場合における絶縁層6a,6bの平均厚みの下限としては、絶縁層6a,6bがポリイミド層として構成されない場合と同様とすることができる。
当該プリント配線板1は、密閉筐体に積層される外面から遮蔽層7までの間に上述のベースフィルム2や絶縁層6a,6bによって構成される1又は複数のポリイミド層を有することが好ましい。さらに、この1又は複数のポリイミド層の合計平均厚みの上限としては、100μmが好ましく、75μmがより好ましい。当該プリント配線板1は、外面から遮蔽層までの間に1又は複数のポリイミド層を備えることで、絶縁性、柔軟性等を容易かつ確実に向上することができる。さらに、当該プリント配線板1は、上記ポリイミド層の合計平均厚みが上記上限以下であることによって、このポリイミド層の端面からポリイミド層中に透過した水分が筐体内へ浸入するのを十分に防止することができる。なお、上記1又は複数のポリイミド層の合計平均厚みの下限としては、例えば15μmとすることができる。
(遮蔽層)
遮蔽層7は、少なくとも密閉筐体の開口を被覆する領域に配設される。つまり、遮蔽層7は、平面視で密閉筐体の開口と重なり合う全領域を被覆している。また、当該プリント配線板1は、密閉筐体の内面に積層され、当該プリント配線板1の上記密閉筐体の内面に積層される側の最外層を構成するカバーレイ4a、遮蔽層7、及びこれらの層の間に積層される全ての層の外縁が平面視で密閉筐体の開口よりも外側に位置するよう構成されている。
遮蔽層7は、絶縁性及び可撓性を有し、液晶ポリマーを主成分としている。液晶ポリマーは水分を透過し難いため、遮蔽層7が液晶ポリマーを主成分とすることで、この遮蔽層7によって外部から密閉筐体内に水分が浸入するのを容易に防止することができる。
上記液晶ポリマーには、溶融状態で液晶性を示すサーモトロピック型と、溶液状態で液晶性を示すリオトロピック型があるが、本発明ではサーモトロピック型液晶ポリマーを用いることが好ましい。
上記液晶ポリマーは、例えば芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールや芳香族ヒドロキシカルボン酸等のモノマーとを合成して得られる芳香族ポリエステルである。その代表的なものとしては、パラヒドロキシ安息香酸(PHB)とテレフタル酸と4,4’−ビフェノールとから合成される下記式(1)、(2)及び(3)のモノマーを重合した重合体、PHBとテレフタル酸とエチレングリコールとから合成される下記式(3)及び(4)のモノマーを重合した重合体、PHBと2,6−ヒドロキシナフトエ酸とから合成される下記式(2)、(3)及び(5)のモノマーを重合した重合体等を挙げることができる。
Figure 2017061374
この液晶ポリマーとしては、液晶性を示すものであれば特に限定されず、上記各重合体を主体(液晶ポリマー中、50モル%以上)とし、他のポリマー又はモノマーが共重合されていてもよい。また、液晶ポリマーは液晶ポリエステルアミドであってもよいし、液晶ポリエステルエーテルであってもよいし、液晶ポリエステルカーボネートであってもよいし、液晶ポリエステルイミドであってもよい。
液晶ポリエステルアミドは、アミド結合を有する液晶ポリエステルであり、例えば下記式(6)並びに上記式(2)及び(4)のモノマーを重合した重合体を挙げることができる。
Figure 2017061374
液晶ポリマーは、それを構成する構成単位に対応する原料モノマーを溶融重合させ、得られた重合物(プレポリマー)を固相重合させることにより製造することが好ましい。これにより、水蒸気透過度が小さく、耐熱性や強度・剛性が高い高分子量の液晶ポリマーを操作性良く製造することができる。溶融重合は、触媒の存在下に行ってもよく、この触媒の例としては、酢酸マグネシウム、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、三酸化アンチモン等の金属化合物や、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、1−メチルイミダゾール等の含窒素複素環式化合物が挙げられ、含窒素複素環式化合物が好ましく用いられる。
なお、遮蔽層7は、上記液晶ポリマー等の主成分の他に、充填材、添加剤等を含んでもよい。
遮蔽層7の水蒸気透過度の上限としては、5g/m・dayが好ましく、1g/m・dayがより好ましい。遮蔽層7の水蒸気透過度が上記上限以下であることによって、密閉筐体内への水分の浸入をさらに的確に防止することができる。なお、遮蔽層7の水蒸気透過度の下限としては、特に限定されるものではなく、例えば0.01g/m・dayとすることができる。また、水分透過率は、JIS−K7129(2008)に準拠して測定した値をいう。
遮蔽層7の平均厚みの下限としては、20μmが好ましく、50μmがより好ましく、100μmがさらに好ましい。一方、遮蔽層7の平均厚みの上限としては、500μmが好ましく、400μmがより好ましく、300μmがさらに好ましい。遮蔽層7の平均厚みが上記下限に満たないと、密閉筐体内への水分の浸入を十分に防止できないおそれがある。逆に、遮蔽層7の平均厚みが上記上限を超えると、密閉筐体内への水分の浸入防止効果があまり向上しない一方、当該プリント配線板1が不要に厚くなるおそれがある。
密閉筐体の内面に積層する外面(本実施形態においては絶縁層6aの外面)から遮蔽層7までの間隔Dの上限としては、300μmが好ましく、260μmがより好ましく、230μmがより好ましい。上記間隔Dが上記上限を超えると、遮蔽層7と密閉筐体の内面との間から密閉筐体内に水分が浸入するおそれが高くなる。なお、上記間隔Dの下限としては、特に限定されるものではないが、例えば50μmとすることができる。
また、遮蔽層7は、インピーダンス調整層を代替する層として構成されることが好ましい。当該プリント配線板1は、所望の特性インピーダンスを得るべくインピーダンス調整層を有することが好ましいが、遮蔽層7によってこのインピーダンス調整層を代替することで、部品点数の増加を抑えると共に薄型化を促進することができる。また、所望の特定インピーダンスを得るためには、インピーダンス調整層は比較的厚く形成することが好ましいので、このインピーダンス調整層を遮蔽層7によって代替することで、密閉筐体内への水分の浸入防止機能を高め易い。
(補強板)
補強板8は、遮蔽層7の密閉筐体に積層される側と反対の面側に積層されている。補強板8は、当該プリント配線板1の密閉筐体に積層される側と反対側の最外層を構成している。なお、当該プリント配線板1は、後述するように、電子部品に組み込まれる際には、補強板8を挟んで遮蔽層7が内側で対向するように折り重ねられた状態で用いられる。そのため、補強板8は、遮蔽層7の外面の全面には積層されていない。詳細には、補強板8は、遮蔽層7の外面のうち折り返されて重ねられる領域には積層されていない。
当該プリント配線板1は、遮蔽層7の密閉筐体に積層される側と反対の面側に補強板8が積層されていることによって、水分が外部から密閉筐体内に浸入するのを防止しつつ、撓みを防止して密閉筐体内の気密状態をさらに的確に保持することができる。また、当該プリント配線板1は、遮蔽層7の密閉筐体に積層される側と反対の面側に補強板8が積層されていることによって、外部コネクタ(図示せず)との接続容易化を促進することができる。
補強板8は、剛性部材によって形成されている。補強板8の材質としては、例えば金属、セラミック、木材、樹脂等が挙げられる。中でも、補強板8の材質としては、比較的容易に剛性を高めることが可能な金属が好ましく、中でもアルミニウム又はステンレス鋼を主成分とする金属が特に好ましい。
補強板8の平均厚みの下限としては、100μmが好ましく、200μmがより好ましく、300μmがさらに好ましい。一方、補強板8の平均厚みの上限としては、5mmが好ましく、2mmがより好ましく、1mmがさらに好ましい。補強板8の平均厚みが上記下限に満たないと、補強板8の剛性が十分高くならないおそれがある。逆に、補強板8の平均厚みが上記上限を超えると、当該プリント配線板1の薄型化の要請に反するおそれがある。
<利点>
当該プリント配線板1は、遮蔽層7の主成分が液晶ポリマーであるので、この遮蔽層7の水蒸気透過度を小さくして遮蔽層7中への水分の透過を防止することができる。そのため、当該プリント配線板1は、密閉筐体の開口を被覆する領域に遮蔽層7を備えることで、水分が外部から密閉筐体内に浸入するのを防止することができる。従って、当該プリント配線板1は、密閉筐体内の気密状態を保持することができる。
<電子部品>
次に、図2及び図3を参照して、当該プリント配線板1を備える電子部品11を説明する。
電子部品11は、開口Xを有する密閉筐体12と、この密閉筐体12の内面に開口Xを気密状態で被覆するよう積層される当該プリント配線板1とを主として備える。当該プリント配線板1は、図3に示すように、補強板8を挟んで遮蔽層7が内側で対向するように折り重ねられている。折り返された遮蔽層7は、接着剤によって補強板8に固定されている。
また、電子部品11は、図2に示すように、密閉筐体12に当該プリント配線板1を取り付けるための取付部材14と、この取付部材14を密閉筐体12に固定するための螺子15とを備える。当該電子部品11は、少なくとも開口Xを被覆する領域に液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層7を有する。具体的には、当該電子部品11は、補強板8の密閉筐体12側に積層される遮蔽層7が少なくとも開口Xを被覆する領域に配設されている。
(プリント配線板の取付構造)
図2及び図3を参照して、当該電子部品11における当該プリント配線板1の取付構造について説明する。
取付部材14は、当該プリント配線板1を両面から挟持するための一対の取付板から構成されている。一対の取付板は、当該プリント配線板1を露出するための開口Xに対応する窓部を有している。一対の取付板は、当該プリント配線板1が窓部から露出した状態で補強板8を両面から挟持している。具体的には、一対の取付板は、補強板8を両面から挟持した状態で、螺子等の係合手段によって補強板8に連結されている。当該プリント配線板1は、取付部材14が螺子15により密閉筐体12の内面に固定されることで、密閉筐体12の内面に開口Xを気密状態で被覆するよう積層されている。当該プリント配線板1は、図3に示すように、密閉筐体12の内面に遮蔽層7と反対側の絶縁層6aが積層された状態で配設されている。
<利点>
当該電子部品11は、密閉筐体12の内面に開口Xを気密状態で被覆するように当該プリント配線板1が積層されるので、密閉筐体12の外部に存在する水分がこの密閉筐体12内に浸入するのを防止することができる。従って、当該電子部品11は、密閉筐体12の内部の気密状態を保持することができる。
<プリント配線板の製造方法>
次に、図4A〜図4Eを参照して、当該プリント配線板1の製造方法を説明する。当該プリント配線板の製造方法は、ベースフィルム2の両面に導電層を積層する工程(導電層積層工程)と、この導電層をエッチング等することで導電パターン3a,3bを形成する工程(導電パターン形成工程)と、導電パターン3a,3bの外面にカバーレイ4a,4bを積層する工程(カバーレイ積層工程)と、一方のカバーレイ4bの外面に遮蔽層7を積層する工程(遮蔽層積層工程)と、遮蔽層7の外面に補強板8を積層する工程(補強板積層工程)とを備える。
(導電層積層工程)
上記導電層積層工程では、例えば図4Aに示すように、ベースフィルム2の両面に金属箔21a,21bを積層する。金属箔21a,21bをベースフィルム2に積層する方法としては、例えば接着剤により金属箔21a,21bとベースフィルム2とを接着する方法、金属箔21a,21bとベースフィルム2とを重ね合わせた後、プレスする方法等が挙げられる。
また、上記導電層積層工程では、ベースフィルム2の両面に上記金属箔21a,21bを積層する代わりに、例えばベースフィルム2の両面に銅粒子等の金属粒子を焼結することで金属粒子の焼結体からなる導電層を形成してもよい。また、上記導電層積層工程では、さらにこの焼結体の外面に金属めっき層を積層してもよい。
(導電パターン形成工程)
上記導電パターン形成工程では、図4Bに示すように、金属箔21a,21bをエッチング等することによって導電パターン3a,3bを形成する。導電パターン3a,3bの形成方法としては、公知の方法が採用でき、例えばサブトラクティブ法が挙げられる。このサブトラクティブ法では、金属箔21a,21bの外面に所定形状のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして金属箔をエッチングした後、レジストパターンを剥離することで導電パターン3a,3bを形成する。
(カバーレイ積層工程)
上記カバーレイ積層工程では、図4Cに示すように、接着剤層5a,5b及び絶縁層6a,6bをこの順で導電パターン3a,3bの外面に積層する。上記カバーレイ積層工程では、例えばまず接着剤層5a,5b及び絶縁層6a,6bの積層体を形成する。続いて、この積層体の接着剤層5a,5bを導電パターン3a,3bの外面に積層した上、加圧及び加熱することでカバーレイ4a,4bを導電パターン3a,3bの外面に接着する。
上記加圧及び加熱条件としては、接着剤層5a,5bを構成する接着剤の種類に応じ適宜変更可能である。上記加圧力としては、例えば1MPa以上5MPa以下とすることができる。また、上記加熱温度としては、例えば150℃以上200℃以下とすることができる。また、加熱時間としては、例えば30分以上1時間以下とすることができる。
(遮蔽層積層工程)
上記遮蔽層積層工程では、図4Dに示すように、一方のカバーレイ4bの外面に遮蔽層7を積層する。遮蔽層7の積層方法としては、特に限定されるものではなく、例えば接着剤によって接着する方法が挙げられる。カバーレイ4bと遮蔽層7とを接着する接着剤層の平均厚みとしては、例えば10μm以上70μm以下とすることができる。
(補強板積層工程)
上記補強板積層工程では、図4Eに示すように、遮蔽層7の外面に補強板8を積層する。補強板8の積層方法としては、特に限定されるものではなく、例えば接着剤によって接着する方法が挙げられる。遮蔽層7と補強板8とを接着する接着剤層の平均厚みとしては、例えば10μm以上70μm以下とすることができる。
<利点>
当該プリント配線板の製造方法は、当該プリント配線板1を容易かつ確実に製造することができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、当該プリント配線板は、必ずしも可撓性を有しなくてもよい。また、当該プリント配線板は、必ずしも折り返された状態で電子部品に用いられる必要はない。さらに、当該プリント配線板は、必ずしもベースフィルムの両面に導電パターンが形成される必要はなく、ベースフィルムの片面のみに導電パターンが形成されてもよい。
当該プリント配線板は、密閉筐体の開口を被覆する領域に液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を有する限り、プリント配線板における遮蔽層の配設場所は限定されるものではない。つまり、上記遮蔽層は、例えばベースフィルムを代替するものであってもよく、またカバーレイを代替するものであってもよい。さらに、上記遮蔽層は、インピーダンス調整層、ベースフィルム及びカバーレイとは別個の層として設けられてもよい。加えて、当該プリント配線板は、上記遮蔽層を1層のみ有する必要はなく、複数の遮蔽層を有していてもよい。
当該プリント配線板は、必ずしも補強板を有しなくてもよい。また、当該プリント配線板は、補強板を有する場合であっても、この補強板は必ずしも遮蔽層に直接積層される必要はなく、遮蔽層との間に他の層が存在していてもよい。
1 プリント配線板
2 ベースフィルム
3a,3b 導電パターン
4a,4b カバーレイ
5a,5b 接着剤層
6a,6b 絶縁層
7 遮蔽層
8 補強板
11 電子部品
12 密閉筐体
14 取付部材
15 螺子
21a,21b 金属箔
X 開口

Claims (7)

  1. 開口を有する密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板であって、
    少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備えるプリント配線板。
  2. 上記遮蔽層の平均厚みが20μm以上500μm以下である請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 上記遮蔽層の上記密閉筐体に積層される側と反対の面側に積層される補強板をさらに備える請求項1又は請求項2に記載のプリント配線板。
  4. 上記遮蔽層が、インピーダンス調整層を代替するものである請求項1、請求項2又は請求項3に記載のプリント配線板。
  5. 上記遮蔽層が、上記密閉筐体の内面に積層する外面からの間隔が300μm以下の位置に配設されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  6. 上記密閉筐体の内面に積層する外面から上記遮蔽層までの間に1又は複数のポリイミド層を備え、
    上記1又は複数のポリイミド層の合計平均厚みが100μm以下である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  7. 開口を有する密閉筐体と、
    上記密閉筐体の内面に上記開口を気密状態で被覆するよう積層されるプリント配線板とを備える電子部品であって、
    上記プリント配線板が、少なくとも上記開口を被覆する領域に、液晶ポリマーを主成分とする遮蔽層を備える電子部品。
JP2017544487A 2015-10-06 2016-10-03 プリント配線板及び電子部品 Active JP6721147B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015198201 2015-10-06
JP2015198201 2015-10-06
PCT/JP2016/079278 WO2017061374A1 (ja) 2015-10-06 2016-10-03 プリント配線板及び電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017061374A1 true JPWO2017061374A1 (ja) 2018-07-26
JP6721147B2 JP6721147B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=58487772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017544487A Active JP6721147B2 (ja) 2015-10-06 2016-10-03 プリント配線板及び電子部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10470297B2 (ja)
JP (1) JP6721147B2 (ja)
CN (1) CN108141959B (ja)
WO (1) WO2017061374A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02120153A (ja) * 1988-10-31 1990-05-08 Mazda Motor Corp 車載用集積回路の取付構造
JPH0951229A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Toyo Commun Equip Co Ltd 発振器
JP2003086728A (ja) * 2001-07-05 2003-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波回路の製作方法及びそれを用いた装置
WO2007149046A1 (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Meds Technologies Pte Ltd Quasi-planar circuits with air cavities
US7975378B1 (en) * 2010-01-06 2011-07-12 Banpil Photonics, Inc. Method of manufacturing high speed printed circuit board interconnects
JP2014216449A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 日本メクトロン株式会社 プリント配線板およびプリント配線板製造方法
JP2015019010A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 住友電工プリントサーキット株式会社 フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0598914B1 (en) * 1992-06-05 2000-10-11 Mitsui Chemicals, Inc. Three-dimensional printed circuit board, electronic circuit package using this board, and method for manufacturing this board
US5750926A (en) * 1995-08-16 1998-05-12 Alfred E. Mann Foundation For Scientific Research Hermetically sealed electrical feedthrough for use with implantable electronic devices
US6489679B2 (en) * 1999-12-06 2002-12-03 Sumitomo Metal (Smi) Electronics Devices Inc. High-frequency package
ATE341183T1 (de) * 2002-05-10 2006-10-15 Koninkl Philips Electronics Nv Elektrolumineszierende vorrichtung
US7304429B2 (en) * 2002-06-28 2007-12-04 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus with first and second substrates in a hermetic container sealed by a conductive bonding member therebetween
JPWO2004070836A1 (ja) * 2003-02-06 2006-06-01 株式会社Neomaxマテリアル 気密封止用キャップおよびその製造方法
KR20050077751A (ko) * 2004-01-29 2005-08-03 아사히 가라스 가부시키가이샤 평판 디스플레이용 외부용기 및 그것을 사용한 평판디스플레이
JP4252471B2 (ja) * 2004-02-09 2009-04-08 株式会社 日立ディスプレイズ 画像表示装置
US6989493B2 (en) * 2004-03-03 2006-01-24 Seagate Technology Llc Electrical feedthrough assembly for a sealed housing
JP4613958B2 (ja) * 2005-08-05 2011-01-19 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法及び電子部品
WO2007058280A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Kyocera Corporation 電子部品封止用基板および複数個取り形態の電子部品封止用基板、並びに電子部品封止用基板を用いた電子装置および電子装置の製造方法
JP2007234396A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
JP3961012B1 (ja) * 2006-03-22 2007-08-15 Tdk株式会社 弾性表面波装置
US20070279885A1 (en) * 2006-05-31 2007-12-06 Basavanhally Nagesh R Backages with buried electrical feedthroughs
US20110038132A1 (en) * 2006-11-28 2011-02-17 Kyocera Corporation Microstructure Apparatus, Manufacturing Method Thereof, and Sealing Substrate
US8556807B2 (en) * 2006-12-21 2013-10-15 Intuitive Surgical Operations, Inc. Hermetically sealed distal sensor endoscope
US8884846B2 (en) * 2007-02-28 2014-11-11 Japan Display Inc. Organic EL display device
US20090277662A1 (en) * 2008-05-08 2009-11-12 Qbas Co., Ltd. Electrical device, band structure and methods for sealing at least one portion of an electrical device or a circuit board hermetically
US7859835B2 (en) * 2009-03-24 2010-12-28 Allegro Microsystems, Inc. Method and apparatus for thermal management of a radio frequency system
US20110037162A1 (en) * 2009-07-24 2011-02-17 Aeroflex Microelectronic Solutions Hermetic packaging and method of forming the same
JP4746703B1 (ja) 2010-03-29 2011-08-10 株式会社東芝 電子機器、ハードディスクドライブ
CN103080711B (zh) * 2010-07-08 2015-10-21 Cvg管理股份有限公司 红外温度测量及其稳定化
JP2014003260A (ja) * 2012-06-21 2014-01-09 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc プリント配線板、プリント配線板集合体、プリント配線板の製造方法及び照明装置。
JP2015023194A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 株式会社東芝 半導体装置
CN105874707B (zh) * 2014-01-06 2019-03-22 株式会社大真空 压电振动器件及压电振动器件与电路基板的接合构造
US9654863B2 (en) * 2014-12-08 2017-05-16 Apple Inc. Main logic board with mounted speaker and integrated acoustic cavity
US9564569B1 (en) * 2015-07-10 2017-02-07 Maxim Integrated Products, Inc. Hermetic solution for thermal and optical sensor-in-package
US10772228B2 (en) * 2015-11-03 2020-09-08 Medtronic, Inc. Sealed package including electronic device and power source

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02120153A (ja) * 1988-10-31 1990-05-08 Mazda Motor Corp 車載用集積回路の取付構造
JPH0951229A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Toyo Commun Equip Co Ltd 発振器
JP2003086728A (ja) * 2001-07-05 2003-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波回路の製作方法及びそれを用いた装置
WO2007149046A1 (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Meds Technologies Pte Ltd Quasi-planar circuits with air cavities
US7975378B1 (en) * 2010-01-06 2011-07-12 Banpil Photonics, Inc. Method of manufacturing high speed printed circuit board interconnects
JP2014216449A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 日本メクトロン株式会社 プリント配線板およびプリント配線板製造方法
JP2015019010A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 住友電工プリントサーキット株式会社 フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN108141959A (zh) 2018-06-08
US10470297B2 (en) 2019-11-05
US20190082530A1 (en) 2019-03-14
CN108141959B (zh) 2020-02-07
JP6721147B2 (ja) 2020-07-08
WO2017061374A1 (ja) 2017-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5151265B2 (ja) 多層配線基板及び多層配線基板の製造方法
JP6537172B2 (ja) プリント配線板
WO2019035278A1 (ja) フレキシブルプリント配線板
TWI474767B (zh) 多層撓性印刷佈線板及其製造方法及部分多層撓性印刷佈線板
JP4147298B2 (ja) フレックスリジッドプリント配線板およびフレックスリジッドプリント配線板の製造方法
TW201004527A (en) Method of producing rigid-flex printed circuit board and rigid-flex printed circuit board
JPWO2011058938A1 (ja) 多層基板およびその製造方法
WO2015014048A1 (zh) 一种刚挠结合印制电路板及其制作方法
JP6930784B2 (ja) プリント配線用原板及びプリント配線板
JP2006128360A (ja) プリント配線板およびその製造方法
WO2017061374A1 (ja) プリント配線板及び電子部品
JP6709254B2 (ja) リジッドフレックス多層配線板
JP2015019010A (ja) フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法
JP2008034702A (ja) リジッドフレックス回路基板およびその製造方法
JP6521673B2 (ja) プリント配線板
JP2012227404A (ja) フレキシブルプリント配線板
JP6538372B2 (ja) 多層リジッドフレキシブル基板の製造方法
JP7020754B2 (ja) フレキシブルプリント配線板
JP5066718B2 (ja) フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP5585035B2 (ja) 回路基板の製造方法
JP5210672B2 (ja) コンデンサ部品
JP2008235346A (ja) フレキシブルプリント配線板
JP2006041044A (ja) 多層フレキシブル配線回路基板
JP2009246081A (ja) フレキシブル回路基板を用いた端子構造
JP2005268413A (ja) 多層回路基板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6721147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250