JP2015019010A - フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、接着強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るフレキシブルプリント配線板の接続構造は、ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を用い、互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続する連結フレキシブルプリント配線板の接続構造であって、上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とする。上記一部材がベースフィルムであるとよい。JIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠して40℃、90%RHの条件下にて測定した上記一部材の水蒸気透過度が、400g/m2・24h以下であるとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板の接続構造、連結フレキシブルプリント配線板及びその製造方法に関する。
フレキシブルプリント配線板は、通常ポリイミド樹脂等により形成された絶縁性のベースフィルムと、このベースフィルム上に形成される銅製の配線パターンとを備えている。この配線パターンは端子部を有しており、この端子部には実装部品や他のフレキシブルプリント配線板等が電気的に接続される。
一対のフレキシブルプリント配線板を接続する場合、一般に導電性接着剤が用いられる(特開2011−233609)。導電性接着剤は、絶縁性のある樹脂接着剤に微細な導電性粒子を分散させて構成されている。接続するフレキシブルプリント配線板の対向する端子部を含む領域に上記導電性接着剤を介在させて、圧力と温度とを加えて挟圧することにより、これらフレキシブルプリント配線板が接着されると同時に、上記導電性粒子が端子部間に掛け渡されてこれら端子部が導通させられる。一方、隣接する端子部間は電気的に絶縁される。上記導電性接着剤としては、フィルム形態又はペースト状の異方性導電性接着剤が採用されることが多い。
特開2011−233609号公報
しかしながら、上記従来のフレキシブルプリント配線板では、上記ポリイミド樹脂及び異方性導電性接着剤等が吸湿性を有するため、異方性導電性接着剤が劣化し、フレキシブルプリント配線板間の接着強度が低下しやすい。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、接着強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造及び連結フレキシブルプリント配線板を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るフレキシブルプリント配線板の接続構造は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を用い、互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続するフレキシブルプリント配線板の接続構造であって、
上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた別の本発明に係る連結フレキシブルプリント配線板は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を備え、
互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続した連結フレキシブルプリント配線板であって、
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造を備えることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するためになされた別の本発明に係る連結フレキシブルプリント配線板の製造方法は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板の互いの上記端子部を、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続する連結フレキシブルプリント配線板の製造方法であって、
上記一対のフレキシブルプリント配線板を互いの端子部が対向するよう異方性導電性接着剤を介して重ね合わせる工程と、
上記フレキシブルプリント配線板の重ね合わせ部分を熱圧着する工程と
を有し、
上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とする。
本発明は、接着強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造及び連結フレキシブルプリント配線板を提供することができる。
図1は、本発明の第一実施形態のフレキシブルプリント配線板の接続構造を示す模式的断面図である。 図2は、図1のA−A線での模式的断面図である。 図3は、第一実施形態のフレキシブルプリント配線板の接続構造の製造方法を示す模式的断面図である。 図4は、本発明の第二実施形態のフレキシブルプリント配線板の接続構造を示す模式的平面図である。 図5は、図4のB−B線での模式的断面図である。 図6は、本発明のその他の実施形態のフレキシブルプリント配線板の接続構造を示す模式的断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
本発明に係るフレキシブルプリント配線板の接続構造は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を用い、互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続するフレキシブルプリント配線板の接続構造であって、
上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とする。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分としている。このことにより、異方性導電性接着剤に到達する水分が減少し、異方性導電性接着剤の吸湿量が少なくなるので、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、接続強度の持続性に優れる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、上記一部材がベースフィルムであるとよい。このようにベースフィルムが防湿材料を主成分とすることにより、接続強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造を容易に製造することができる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、上記フレキシブルプリント配線板がベースフィルムの他方の面側に積層されるカバーフィルムを備え、上記一部材がカバーフィルムであるとよい。このようにカバーフィルムが防湿材料を主成分とすることにより、接続強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造を容易に製造することができる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、上記一対のフレキシブルプリント配線板それぞれが上記カバーフィルムを備え、これらの一対のカバーフィルムが互いの側縁で熱融着されているとよい。このことにより、フレキシブルプリント配線板の接続構造が防湿材料によって包囲されるので、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、さらに接続強度の持続性に優れる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、上記カバーフィルムが上記一対のフレキシブルプリント配線板の外周を被覆する熱収縮性チューブからなってもよい。このように熱収縮性チューブを用いることで、接続強度の持続性に優れたフレキシブルプリント配線板の接続構造をさらに容易に製造することができる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造において、JIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠して40℃、90%RHの条件下にて測定した上記一部材の水蒸気透過度としては、400g/m2・24h以下が好ましい。このように、上記一部材の水蒸気透過度を上記上限以下とすることで、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、確実に接続強度の持続性に優れる。
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、上記防湿材料が、液晶ポリマー又はポリエチレンテレフタレートであるとよい。液晶ポリマー及びポリエチレンテレフタレートは防湿性に優れるので、防湿材料として用いることで当該フレキシブルプリント配線板の接続構造の接続強度の持続性をさらに向上させることができる。
また、本発明に係る連結フレキシブルプリント配線板は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を備え、
互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続した連結フレキシブルプリント配線板であって、
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造を備えることを特徴とする。
当該連結フレキシブルプリント配線板は、接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分としているため、異方性導電性接着剤の吸湿量が少なくなるので、接続強度の持続性に優れる。
また、本発明に係る連結フレキシブルプリント配線板の製造方法は、
ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板の互いの上記端子部を、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続する連結フレキシブルプリント配線板の製造方法であって、
上記一対のフレキシブルプリント配線板を互いの端子部が対向するよう異方性導電性接着剤を介して重ね合わせる工程と、
上記フレキシブルプリント配線板の重ね合わせ部分を熱圧着する工程と
を有し、
上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とする。
当該連結フレキシブルプリント配線板の製造方法は、上記連結フレキシブルプリント配線板を容易かつ確実に得ることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係る連結フレキシブルプリント配線板の実施形態について図面を参照しつつ詳説する。
[第一実施形態]
<フレキシブルプリント配線板の接続構造1>
図1及び図2のフレキシブルプリント配線板の接続構造1は、一対の第一フレキシブルプリント配線板10及び第二フレキシブルプリント配線板20と、これらの第一フレキシブルプリント配線板10と第二フレキシブルプリント配線板20とを電気的に接続する異方性導電性接着剤30とを備えている。なお、「表面側」とは図1における上方を意味し、「裏面側」とは図1における下方を意味するが、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1の使用状態における上下等の方向を限定するものではない。
<第一フレキシブルプリント配線板10>
上記第一フレキシブルプリント配線板10は、可撓性を有するベースフィルム11と、このベースフィルム11の裏面11aに積層される配線パターン12とを備えている。この配線パターン12は、異方性導電性接着剤30を介して上記第二フレキシブルプリント配線板20の端子部22aと電気的に接続される端子部12aと、この端子部12aに連続して設けられる配線部12bとを有している。また、当該フレキシブルプリント配線板10は、上記配線パターン12のうち端子部12a以外の領域である配線部12bを被覆する保護膜13を備えている。さらに、当該フレキシブルプリント配線板10は、上記複数の端子部12aの外面を被覆するメッキ層12cを備えている。
(ベースフィルム11)
上記ベースフィルム11は、防湿材料を主成分としている。防湿材料としては、例えば液晶ポリマー(LCP)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、及びポリプロピレン等を用いることができるが、電気的特性及び強度に優れた液晶ポリマーを用いることが好ましい。ベースフィルム11の副成分としては、例えば他の樹脂、耐候剤、帯電防止剤等が適宜配合される。
ベースフィルム11のJIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠した40℃/90%RHの条件下にて測定した水蒸気透過度の上限としては、400g/m・24hが好ましく、200g/m・24hがより好ましい。一方、上記水蒸気透過度の下限としては、0.02g/m・24hが好ましく、0.01g/m・24hがより好ましい。水蒸気透過度が上記上限を超えると、ベースフィルム11の透湿性が上がり、接続強度の持続性が低下するおそれがある。逆に、上記下限未満であっても、接続強度の持続性がそれ以上には良くならない。
上記液晶ポリマーには、溶融状態で液晶性を示すサーモトロピック型と、溶液状態で液晶性を示すリオトロピック型があるが、本発明ではサーモトロピック型液晶ポリマーを用いることが好ましい。
上記液晶ポリマーは、例えば芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールや芳香族ヒドロキシカルボン酸等のモノマーとを合成して得られる芳香族ポリエステルである。その代表的なものとしては、パラヒドロキシ安息香酸(PHB)とテレフタル酸と4,4’−ビフェノールとから合成される下記式(1)、(2)及び(3)のモノマーを重合した重合体、PHBとテレフタル酸とエチレングリコールとから合成される下記式(3)及び(4)のモノマーを重合した重合体、PHBと2,6−ヒドロキシナフトエ酸とから合成される下記式(2)、(3)及び(5)のモノマーを重合した重合体等を挙げることができる。
Figure 2015019010
この液晶ポリマーとしては、液晶性を示すものであれば特に限定されず、上記各重合体を主体(液晶ポリマー中、50モル%以上)とし、他のポリマー又はモノマーが共重合されていてもよい。また、液晶ポリマーは液晶ポリエステルアミドであってもよいし、液晶ポリエステルエーテルであってもよいし、液晶ポリエステルカーボネートであってもよいし、液晶ポリエステルイミドであってもよい。
液晶ポリエステルアミドは、アミド結合を有する液晶ポリエステルであり、例えば下記式(6)並びに上記式(2)及び(4)のモノマーを重合した重合体を挙げることができる。
Figure 2015019010
液晶ポリマーは、それを構成する構成単位に対応する原料モノマーを溶融重合させ、得られた重合物(プレポリマー)を固相重合させることにより製造することが好ましい。これにより、耐熱性や強度・剛性が高い高分子量の液晶ポリマーを操作性良く製造することができる。溶融重合は、触媒の存在下に行ってもよく、この触媒の例としては、酢酸マグネシウム、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、三酸化アンチモン等の金属化合物や、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、1−メチルイミダゾール等の含窒素複素環式化合物が挙げられ、含窒素複素環式化合物が好ましく用いられる。
なお、ベースフィルム11の主成分を液晶ポリマーとした場合、充填材、添加剤等を含んでもよい。
上記ベースフィルム11の平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。ベースフィルム11の平均厚さが上記下限未満の場合、ベースフィルム11の強度が不十分となるおそれがある。一方、ベースフィルム11の平均厚さの上限としては、100μmが好ましく、50μmがより好ましい。ベースフィルム11の平均厚さが上記上限を超える場合、不要に厚くなるおそれがある。
(配線パターン12)
配線パターン12は、平行に配設される複数の配線部12bと、この配線部12bの端部に設けられた複数の上記端子部12aとを有している。
上記配線パターン12は、上記ベースフィルム11に積層された金属層を(保護膜積層前において)エッチングすることによって所望の平面形状(パターン)に形成されている。この配線パターン12を形成する金属層は、導電性を有する材料で形成可能であるが、銅箔によって形成することで、容易かつ確実に配線パターン12を形成することができる。なお、この配線パターン12の平面形状形成のためのエッチングとしては、ドライエッチング又はウェットエッチングによることが可能である。エッチングスピードの観点による生産性からは、ウェットエッチングが好ましい。なお、このエッチングは、配線パターン12となる部分については金属層をマスキングしておき、エッチング液を用いて金属層の所望部分(マスキングしていない部分)を除去することで行われ、このエッチング液としては、例えば硫酸過水(硫酸と過酸化水素水との混合液)、加硫酸ソーダ等を用いることができる。
なお、上記金属層をベースフィルム11に積層する方法としては、特に限定されず、例えば金属箔を接着剤で貼り合わせる接着法、金属箔上にベースフィルム11の材料である樹脂組成物を塗布するキャスト法、スパッタリングや蒸着法でベースフィルム11上に形成した厚さ数nmの薄い導電層(シード層)の上に電解メッキで金属層を形成するスパッタ/メッキ法、金属箔を熱プレスで貼り付けるラミネート法等を用いることができる。
(端子部12a)
図2において、端子部12aは、上記配線パターン12の一部であり、異方性導電性接着剤30を介して上記端子部22aと対向し、電気的に接続される。また、この端子部12aは平均隙間(D)をもって配設されている。
上記複数の端子部12aの平均間隔(D)の下限としては、10μmが好ましく、5μmがより好ましい。上記平均間隔(D)が上記下限未満である場合、熱圧着時に端子部12a間に十分に異方性導電性接着剤30が充填されず、ベースフィルム同士の接続強度が不十分となるおそれがある。一方、上記平均間隔(D)の上限としては、25μmが好ましく、20μmがより好ましい。上記平均間隔(D)が上記上限を超える場合、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1の幅が不要に大きくなるおそれがある。
上記複数の端子部12aの平均幅(W)の下限としては、10μmが好ましく、5μmがより好ましい。上記平均幅(W)が上記下限未満である場合、対向する複数の端子部を電気的に接続させる際の位置合わせが困難になるおそれがある。一方、上記平均幅(W)の上限としては、25μmが好ましく、20μmがより好ましい。上記平均幅(W)が上記上限を超える場合、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1の幅が不要に大きくなるおそれや、複数の端子部12a間の隙間が小さくなって、圧着時の異方性導電性接着剤30の充填性が低下するおそれがある。
上記複数の端子部12aの平均厚さ(T)の下限としては、2μmが好ましく、5μmがより好ましい。上記平均厚さ(T)が上記下限未満である場合、対向する端子部間の距離が長くなり、電気抵抗が高くなるおそれがある。一方、上記平均厚さ(T)の上限としては、30μmが好ましく、20μmがより好ましい。上記平均厚さ(T)が上記上限を超える場合、対向するベースフィルム間の対向方向の間隔が大きくなるので、ベースフィルム間における異方性導電性接着剤30の熱圧着時の充填性が低下し、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1の接続強度が不十分となるおそれがある。
なお、防湿の観点から、ベースフィルム11は異方性導電性接着剤30全体を覆っていることが好ましく、更にはベースフィルム11は異方性導電性接着剤30の外縁から外側に800μm以上延出していることがより好ましい。また、ベースフィルム11が熱可塑性である場合には、一対のベースフィルム11を異方性導電性接着剤30の外縁から外側に延出させ、延出している箇所で一対のベースフィルム11同士を熱融着させることがより効果的である。
また、上記端子部12aを形成する導電性金属としては、銅、銀、金等、フレキシブルプリント配線板の電極端子を形成するものとして通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。
(配線部12b)
上記配線部12bは、上記の配線パターン12の一部であり、上記の端子部12a以外の領域である。上記配線部12bには、後述の保護膜13が被覆される。なお、上記配線部12bは、端子部12aと同一厚みに設けられているが、端子部12aを上記他の部分よりも厚く設けることや薄く設けることも適宜設計変更可能な事項である。
(メッキ層12c)
上記メッキ層12cは、端子部12aの外面を被覆している。具体的には、配線パターン12の外面のうち、後述するように保護膜13によって覆われていない箇所をメッキ層12cは被覆している。
上記メッキ層12cの厚さは特に限定されるものではないが、メッキ層12cの平均厚さの下限としては、2μmが好ましく、5μmがより好ましい。上記平均厚さが上記下限未満である場合、メッキ層12cによる効果を十分に奏することができないおそれがある。一方、上記メッキ層12cの上記平均厚さの上限としては、30μmが好ましく、25μmがより好ましい。上記平均厚さが上記上限を超える場合、メッキ層12c自体が不要に厚くなり、複数の端子部間の隙間が少なくなるので、圧着時の異方性導電性接着剤30の充填性が低下するおそれがある。
上記メッキ層は、公知のメッキ処理により形成することができる。このメッキ処理としては、ニッケルメッキ、金メッキ又は半田メッキであるとよい。具体的には、メッキ処理としては、例えばハイフロー半田メッキ、ワット浴(硫酸ニッケル−塩化ニッケル)メッキ、スルファミン酸ニッケル、ハード金メッキ、ソフト金メッキなどを採用することができる。また、このようなメッキは、保護膜13により配線パターン12を覆った後に行うことが好ましい。
(保護膜13)
上記保護膜13は、上述のように配線パターン12の配線部12bを覆う膜である。この保護膜13としては、例えばカバーレイを用いることができる。このカバーレイは、絶縁層13aと接着剤層13bとを有し、この接着剤層13bを介して上記配線パターン12の配線部12b及びベースフィルム11の表面に上記絶縁層が積層される。この絶縁層の材質としては特に限定されるものではないが、ベースフィルム11を構成する樹脂フィルムと同様のものを使用することができる。
また、カバーレイの接着剤層を構成する接着剤としては、特に限定されるものではないが、柔軟性や耐熱性に優れたものが好ましく、かかる接着剤としては、例えばナイロン系、エポキシ樹脂系、ブチラール樹脂系、アクリル樹脂系などの、各種の樹脂系の接着剤が挙げられる。カバーレイの接着剤層13bの平均厚さの下限としては、特に限定されるものではないが、15μmが好ましい。また、上記平均厚さの上限としては、特に限定されるものではないが、35μmが好ましい。上記平均厚さが上記下限未満であると接着性が不十分となるおそれがあり、また上記上限を超えると当該フレキシブルプリント配線板10がフレキシブル性を損なうおそれがある。
<第二フレキシブルプリント配線板20>
上記第二フレキシブルプリント配線板20は、上記第一フレキシブルプリント配線板10の構成と同じように、可撓性を有するベースフィルム21と、このベースフィルム21の一方の面に積層される配線パターン22とを備えている。この配線パターン22は、上記第一フレキシブルプリント配線板10の複数の端子部12aと電気的に接続される複数の端子部22aと、この複数の端子部22aに連続して設けられる複数の配線部22bとを有している。また、当該フレキシブルプリント配線板20は、上記配線パターン22のうち端子部22a以外の領域である配線部22bを被覆する保護膜23を備えている。さらに、当該フレキシブルプリント配線板20は、上記配線パターン22の外面を被覆するメッキ層22cを備えている。
第二フレキシブルプリント配線板20のベースフィルム21、配線パターン22、端子部22a、配線部22b、メッキ層22c、保護膜23、絶縁層23a、及び接着剤層23bは、上記ベースフィルム11、配線パターン12、上記端子部12a、上記配線部12b、メッキ層12c、保護膜13、絶縁層13a、及び接着剤層13bと同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
(異方性導電性接着剤30)
前記異方性導電性接着剤30は、結着剤(バインダー)の中に導電成分を含有させたものであり、熱圧着時の加熱、加圧によって加圧方向に導通性を有すると共に、加圧方向に垂直な方向に絶縁性を有し、更に部材同士を接着させる接着性を有する。なお結着剤としては、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等、異方性導電性接着剤30を形成する結着剤として通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。また導電成分としては、ニッケル、銅等の金属粒子または樹脂ビーズにニッケル、金等の金属を被覆した粒子等、異方性導電性接着剤30を形成する導電成分として通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。
<連結フレキシブルプリント配線板>
本発明の連結フレキシブルプリント配線板は、ベースフィルム11、21と、このベースフィルム11、21の一方の面側に積層され、複数の端子部12a、22aを有する配線パターン12、22とを備える一対のフレキシブルプリント配線板を備え、互いの端子部12a、22aを対向させ、異方性導電性接着剤30を介して電気的に接続したものであり、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1を備える。
<連結フレキシブルプリント配線板の製造方法>
当該連結フレキシブルプリント配線板の製造方法は、以下の工程を有する。
(1)第一フレキシブルプリント配線板10と第二フレキシブルプリント配線板20とを、互いの端子部12aと端子部22aとが対向するように異方性導電性接着剤30を介して重ね合わせる工程
(2)第一フレキシブルプリント配線板10と第二フレキシブルプリント配線板20との重ね合わせ部分を熱圧着する工程
〔(1)重ね合わせ工程〕
重ね合わせ工程は、図3に示すように、第一フレキシブルプリント配線板10の端子部12aと、第二フレキシブルプリント配線板20の端子部22aとが対向するように、第一フレキシブルプリント配線板10と第二フレキシブルプリント配線板20とを異方性導電性接着剤30を介して部分的に重ね合わせる。異方性導電性接着剤30として、異方性導電フィルムを用いてもよいし、異方性導電ペーストを用いてもよい。異方性導電フィルムを用いる場合には、例えば第二フレキシブルプリント配線板20の端子部22aの表面側に異方性導電フィルムを積層することによって異方性導電性接着剤30を供給すればよい。また、異方性導電ペーストを用いる場合には、例えば第二フレキシブルプリント配線板20の端子部22aの表面側に異方性導電ペーストを印刷することによって異方性導電性接着剤30を供給すればよい。
〔(2)熱圧着工程〕
熱圧着工程は、図3に示すように、異方性導電性接着剤30を挟持した状態で、第一フレキシブルプリント配線板10と第二フレキシブルプリント配線板20との重ね合わせ部分を押圧及び加熱し、端子部12aと端子部22aとを熱圧着する。熱圧着工程での加熱温度及び圧力は、特に限定されず、異方性導電性接着剤を用いて熱圧着する場合の公知の条件で行えばよい。
<利点>
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造1は、接続部の両側の一対の積層体の一部材であるベースフィルム11、21が防湿材料を主成分としているので、異方性導電性接着剤30の吸湿量が少なくなる。このことにより、接続構造の接続強度が劣化し難くなり、持続性に優れるようになる。また、ベースフィルム11、21以外の箇所に防湿材料を用いる必要がないので、部品点数を減らすことができる。
[第二実施形態]
図4及び図5に示すフレキシブルプリント配線板の接続構造101は、一対の第一フレキシブルプリント配線板110及び第二フレキシブルプリント配線板120と、これらの第一フレキシブルプリント配線板110と第二フレキシブルプリント配線板120とを電気的に接続する異方性導電性接着剤130とを備えている。
<第一フレキシブルプリント配線板110>
上記第一フレキシブルプリント配線板110は、ベースフィルム111、配線パターン112、保護膜及びカバーフィルム114を備えている。配線パターン112と保護膜とは、図1及び図2の第一フレキシブルプリント配線板10と同一構成であるので、詳細な説明を省略するものとする。
<ベースフィルム111>
ベースフィルム111は、第一実施形態と異なり防湿材料を主成分としなくてもよい。ベースフィルム111は、絶縁性及び可撓性を有するシート状部材から構成されており、具体的には樹脂フィルムを用いることができる。この樹脂フィルムの主成分としては、例えば可撓性及び強度の観点からポリイミド樹脂を用いることができる。なお、この樹脂フィルムの副成分としては、例えば他の樹脂、耐候剤、帯電防止剤等が適宜配合される。なお、ベースフィルム111は、第一実施形態と同様に、防湿材料を主成分としてもよい。
<カバーフィルム114>
カバーフィルム114は、ベースフィルム111の配線パターン112がある面(裏面)とは反対側(表面側)の第二フレキシブルプリント配線板120との重ね合わせ領域を含む部分に積層されている。このカバーフィルム114は、接着剤等によってベースフィルム111に積層されてもよい。カバーフィルム114は、ベースフィルム111よりも大きい幅を有し、平面視で幅方向に突出しており、ベースフィルム111とベースフィルム121との重ね合わせ部分を覆うフィルムである。カバーフィルム114は、第二フレキシブルプリント配線板120が有するカバーフィルム124と、互いの側縁で熱融着されて、ベースフィルム111とベースフィルム121との重ね合わせ部分の外周を被覆する。
カバーフィルム114は、熱可塑性を有する防湿材料を主成分としている。防湿材料としては、例えば液晶ポリマーやポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、及びポリプロピレン等を用いることができるが、電気的特性及び強度に優れた液晶ポリマーを用いることが好ましい。カバーフィルム114の副成分としては、例えば他の樹脂、耐候剤、帯電防止剤等が適宜配合される。
カバーフィルム114のベースフィルム111からの幅方向の突出長さの下限としては、10μmが好ましく、50μmがより好ましい。上記突出長さが、上記下限未満であると、カバーフィルム114を相手側のカバーフィルム124に熱融着できないおそれがある。一方、上記突出長さの上限としては、500μmが好ましく、300μmがより好ましい。上記突出長さが、上記上限を超えると、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造101の幅が不要に大きくなるおそれがある。
カバーフィルム114のJIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠した40℃/90%RHの条件下にて測定した水蒸気透過度の上限としては、400g/m・24hが好ましく、200g/m・24hがより好ましい。一方、上記水蒸気透過度の下限としては、0.02g/m・24hが好ましく、0.01g/m・24hがより好ましい。水蒸気透過度が上記上限を超えると、カバーフィルム114の透湿性が上がり、接続強度の持続性が低下するおそれがある。逆に、上記下限未満であっても、接続強度の持続性がそれ以上には良くならない。
カバーフィルム114が液晶ポリマーの場合の側縁を熱融着する際の加熱温度は特に限定されるものではないが、加熱温度の下限としては、270℃が好ましく、300℃がより好ましい。一方、加熱温度の上限としては、370℃が好ましく、340℃がより好ましい。加熱温度が上記下限未満であると、カバーフィルム114の融着強度が低下するおそれがある。逆に、上記上限を超えると、カバーフィルム114の主成分である液晶ポリマーの融点を超えて溶融状態となってしまい、液晶状態が破壊されてしまうおそれやベースフィルム111等が溶けるおそれがある。
カバーフィルム114の融点の下限値としては、特に限定されるものではないが、融点の下限としては250℃が好ましく、280℃がより好ましい。一方、融点の上限としては、350℃が好ましく、320℃がより好ましい。融点が上記下限未満であると、カバーフィルム114が容易に融けてフィルムの形状でなくなるおそれがある。逆に、融点が上記上限を超えると、カバーフィルム114を加熱した時に、カバーフィルム114が融着する前にベースフィルム111等が融けるおそれがある。
<第二フレキシブルプリント配線板120>
上記第二フレキシブルプリント配線板120は、ベースフィルム121、配線パターン122、保護膜123及びカバーフィルム124を備えている。これらのベースフィルム121、配線パターン122、保護膜123及びカバーフィルム124は、上述した第一フレキシブルプリント配線板110と同様とすることができるので、詳細な説明を省略する。
<利点>
当該フレキシブルプリント配線板の接続構造101は、上記のような構成にすることにより、異方性導電性接着剤130を含む端子部の接続部分が防湿材料によって外周を被覆されるので、接続強度の持続性に優れる。また、接続部分の強度も向上する。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
フレキシブルプリント配線板の接続構造は、防湿材料として、AlやCu等の金属箔や、樹脂フィルムにAl等の金属を蒸着したバリア性フィルムを用いてもよい。上記第二実施形態と同様に接着強度の持続性に優れる。
また、上記第二実施形態において、カバーフィルム114、124を側縁で熱融着させず、カバーフィルム114、124を、ベースフィルム111とベースフィルム121との重ね合わせ部分の表面と裏面とに接着等によって積層させてもよい。カバーフィルム114、124によって、ベースフィルム111及びベースフィルム121が防湿されるので、この場合でも当該フレキシブルプリント配線板の接続構造は、接着強度の持続性に優れる。
また、図6に示すフレキシブルプリント配線板の接続構造201のように、熱収縮チューブ240によってベースフィルム211とベースフィルム221との重ね合わせ部分の外周を被覆してもよい。熱収縮チューブ240は、加熱されて収縮することにより熱収縮チューブ240内のベースフィルム211とベースフィルム221との重ね合わせ部分に密着する。この熱収縮チューブ240は、JIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠して40℃、90%RHの条件下にて測定した水蒸気透過度が、400g/m2・24h以下であることが好ましい。
上記熱収縮チューブ240は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド又はフッ素樹脂を含有するとよい。これらの樹脂は、単独で使用しても、複数を併用してもよい。こららの樹脂を含有することで、熱収縮性を適切に付与することができ、またこれらの樹脂が安価に入手できるため製造コストを抑制できる。このように、熱収縮チューブ240を用いることにより、上記第二実施形態と同様の効果が得られ、接着強度の持続性に優れる。
また、例えば上述した第一実施形態のようにベースフィルムの主成分を防湿材料にしたフレキシブルプリント配線板の接続構造に、上述した図6の熱収縮チューブを用いて一対のベースフィルムの重ね合わせ部分の外周を被覆してもよい。このように防湿材料を主成分とする複数の部材を組み合わせることで、フレキシブルプリント配線板の接続構造の接続強度の持続性がさらに優れるようになる。
また、当該フレキシブルプリント配線板の接続構造のフレキシブルプリント配線板は、複数の端子部でなく、1つの端子部を有していてもよい。
上記実施形態においては、保護膜として絶縁層と接着剤層とを有する所謂カバーレイを用いたものについて説明したが、本発明において、保護膜として例えばソルダーレジスト等を用いることも可能であり、また保護膜としてカバーレイとソルダーレジストとの双方を用いることも適宜設計変更可能な事項である。
また、上記各実施形態では、1層の導電パターンを有する構成のフレキシブルプリント配線板について説明したが、フレキシブルプリント配線板は、多層配線板でもよい。
本発明に係るフレキシブルプリント配線板の接続構造は、防湿性に優れ、フレキシブルプリント配線板間の接着強度の持続性に優れるので、接続用端子同士が異方性導電性接着剤によって電気的に接続するフレキシブルプリント配線板の接続構造、この接続構造を有する連結フレキシブルプリント配線板、及び当該連結フレキシブルプリント配線板の製造方法を提供することができる。
1、101、201 フレキシブルプリント配線板の接続構造
10、110、210 第一フレキシブルプリント配線板
11、111、211 ベースフィルム
12、112 配線パターン
12a 端子部
12b 配線部
12c メッキ層
13 保護膜
13a 絶縁層
13b 接着材層
20、120、220 第二フレキシブルプリント配線板
21、121、221 ベースフィルム
22、122 配線パターン
22a 端子部
22b 配線部
22c メッキ層
23、123 保護膜
23a 絶縁層
23b 接着剤層
30、130、230 異方性導電性接着剤
114、124 カバーフィルム
240 熱収縮チューブ

Claims (9)

  1. ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を用い、互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続するフレキシブルプリント配線板の接続構造であって、
    上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とするフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  2. 上記一部材がベースフィルムである請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  3. 上記フレキシブルプリント配線板がベースフィルムの他方の面側に積層されるカバーフィルムを備え、
    上記一部材がカバーフィルムである請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  4. 上記一対のフレキシブルプリント配線板それぞれが上記カバーフィルムを備え、
    これらの一対のカバーフィルムが互いの側縁で熱融着されている請求項3に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  5. 上記カバーフィルムが上記一対のフレキシブルプリント配線板の外周を被覆する熱収縮性チューブからなる請求項3に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  6. JIS K7129のA法の感湿センサー法に準拠して40℃、90%RHの条件下にて測定した上記一部材の水蒸気透過度が、400g/m2・24h以下である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  7. 上記防湿材料が、液晶ポリマー又はポリエチレンテレフタレートである請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造。
  8. ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板を備え、
    互いの端子部を対向させ、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続した連結フレキシブルプリント配線板であって、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板の接続構造を備えることを特徴とする連結フレキシブルプリント配線板。
  9. ベースフィルムと、このベースフィルムの一方の面側に積層され、1又は複数の端子部を有する配線パターンとを備える一対のフレキシブルプリント配線板の互いの上記端子部を、異方性導電性接着剤を介して電気的に接続する連結フレキシブルプリント配線板の製造方法であって、
    上記一対のフレキシブルプリント配線板を互いの端子部が対向するよう異方性導電性接着剤を介して重ね合わせる工程と、
    上記フレキシブルプリント配線板の重ね合わせ部分を熱圧着する工程と
    を有し、
    上記一対の配線パターン及びその間の異方性導電性接着剤からなる接続部の両側の一対の積層体の少なくとも一部材が、それぞれ独立に防湿材料を主成分とすることを特徴とする連結フレキシブルプリント配線板の製造方法。
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