JPWO2017056607A1 - 電子部品の検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

電子部品Wを検査する検査室(20)と、検査室(20)内に設けられ、検査室(20)に供給された電子部品Wを検査するために搬送する搬送機構(22)と、検査室(20)における搬送機構(22)の一方面側の第1空間(S1)にドライガスを供給する第1ドライガス供給部(50)と、検査室(20)における搬送機構(22)の他方面側の第2空間(S2)にドライガスを供給する第2ドライガス供給部(52)とを備え、第1空間(S1)は、第2空間(S2)以上の広さを有しており、第2ドライガス供給部(52)のドライガス供給圧力は、第1ドライガス供給部(50)のドライガス供給圧力よりも大きい。

Description

本発明は、電子部品の検査装置及び検査方法に関する。
電子部品が組み込まれた電子機器は様々な温度環境で使用されるため、広い温度範囲に対して電子部品が所望の電気的特性を備えているかどうかの検査が行われる(特許文献1乃至3参照)。特に、水晶振動子などを用いた圧電振動デバイスでは、広い温度範囲で良好な周波数特性が要求されるため、このような温度特性の検査は重要である。
しかしながら、従来の温度特性の検査においては、湿った空気によって電子部品に悪影響が与えられ、正確な検査が妨げられるとともに、電子部品の信頼性を損なう場合があった。例えば、低温状態で電子部品を検査する場合、そのような湿った空気によって電子部品や検査装置に結露や着霜などが発生する場合があった。
なお、所定の温度環境に保ちながら電子部品を検査するために、温度環境を維持可能なように密閉された検査室内で電子部品を検査する態様が考えられるが、そのような検査室に電子部品を供給するためには、例えばシャッタの開閉動作が必要となり、シャッタの開放によって検査室内の温度が変化してしまい、所定の温度環境に戻す時間がかかり、全体として検査時間がかかってしまう場合があった。
特開2002−214283号公報 特開平10−274667号公報 特開2006−292590号公報
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる電子部品の検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電子部品の検査装置は、ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査装置であって、電子部品を検査する検査室と、検査室内に設けられ、検査室に供給された電子部品を検査するために搬送する搬送機構と、検査室における搬送機構の一方面側の第1空間にドライガスを供給する第1ドライガス供給部と、検査室における搬送機構の他方面側の第2空間にドライガスを供給する第2ドライガス供給部とを備え、第1空間は、第2空間以上の広さを有しており、第2ドライガス供給部のドライガス供給圧力は、第1ドライガス供給部のドライガス供給圧力よりも大きい。
上記構成によれば、検査室の第2空間にドライガスを供給する第2ドライガス供給部のドライガス供給圧力が、検査室の第1空間(第2空間以上の広さを有する)にドライガスを供給する第1ドライガス供給部のドライガス供給圧力よりも大きい。これによれば、搬送機構によって検査室の内部空間が第1及び第2空間に分けられている場合であっても、一方の空間側に湿った空気が滞留することを抑制することができる。したがって、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
上記検査装置において、電子部品を検査室に供給するための部品供給路と、電子部品を部品供給路から検査室に供給するために、検査室内の吸引孔からガスを吸引する吸引部とをさらに備えてもよい。
上記検査装置において、吸引部の吸引孔は、第2空間側に設けられてもよい。
上記検査装置において、第2ドライガス供給部の供給孔は、吸引部の吸引孔に隣接して設けられてもよい。
上記検査装置において、部品供給路と検査室との間は、検査装置が作動している間、電子部品が供給可能なように常に開放されてもよい。
上記検査装置において、電子部品を検査室から排出するための部品排出路と、電子部品を検査室から部品排出路へ排出するために、検査室内の吹出孔にガスを吹出す吹出部とをさらに備えてもよい。
上記検査装置において、部品排出路と検査室との間は、検査装置が作動している間、電子部品が排出可能なように常に開放されてもよい。
上記検査装置において、電子部品を所定温度に設定するために検査室の温度を制御する第1温度制御部と、検査室における吸引部の吸引孔付近の領域の温度を制御する第2温度制御部と、検査室における吹出部の吹出孔付近の領域の温度を制御する第3温度制御部とをさらに備えてもよい。
上記検査装置において、第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方は、第1温度制御部による温度と常温の間に制御されてもよい。
上記検査装置において、搬送機構は、電子部品を水平方向に搬送してもよい。
上記検査装置において、搬送機構は、検査室の平面視において電子部品を回転方向に搬送してもよい。
上記検査装置において、搬送機構には、第1空間と第2空間を連通する少なくとも一つの貫通孔が形成されてもよい。
上記検査装置において、第2ドライガス供給部は、第2空間から貫通孔を通って第1空間に向かうガス流が形成されるように、貫通孔側に向かってドライガスを供給してもよい。
上記検査装置において、第2のドライガス供給部の供給孔径は、第1のドライガス供給部の供給孔径よりも小さくてもよい。
上記検査装置において、電子部品は、水晶振動デバイスであってもよい。
本発明の他の一側面に係る電子部品の検査装置は、ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査装置であって、電子部品を検査する検査室と、検査室内に設けられ、検査室に供給された電子部品を検査するために搬送する搬送機構と、検査室内にドライガスを供給するドライガス供給部と、電子部品を検査室に供給するための部品供給路と、電子部品を検査室から排出するための部品排出路と、電子部品を部品供給路から検査室に供給するために、検査室内の吸引孔からガスを吸引する吸引部と、電子部品を検査室から部品排出路へ排出するために、検査室内の吹出孔にガスを吹出す吹出部と、電子部品を所定温度に設定するために検査室の温度を制御する第1温度制御部と、検査室における吸引部の吸引孔付近の領域の温度を制御する第2温度制御部と、検査室における吹出部の吹出孔付近の領域の温度を制御する第3温度制御部とを備え、第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方は、第1温度制御部による温度と常温の間に制御される。
上記構成によれば、第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方が、第1温度制御部による温度と常温の間に制御される。これにより、電子部品の供給又は排出付近における急激な温度変化を防止することができ、温度変化に伴う電子部品への悪影響を抑制又は緩和することができる。したがって、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
上記検査装置において、部品供給路と検査室との間は、検査装置が作動している間、電子部品が供給可能なように常に開放されてもよい。
上記検査装置において、部品排出路と検査室との間は、検査装置が作動している間、電子部品が排出可能なように常に開放されてもよい。
本発明の一側面に係る電子部品の検査方法は、ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査方法であって、(a)検査室にドライガスを供給すること、(b)検査室に電子部品を供給すること、及び、(c)検査室内に設けられた搬送機構によって、検査室に供給された電子部品を検査するために搬送することを含み、(a)は、検査室における搬送機構の一方面側の第1空間にドライガスを供給し、検査室における搬送機構の他方面側の第2空間にドライガスを供給することを含み、第1空間は、第2空間以上の広さを有しており、第2空間側へ供給するドライガス供給圧力は、第1空間側へ供給するドライガス圧力よりも大きい。
上記構成によれば、検査室の第2空間側へ供給するドライガス供給圧力が、検査室の第1空間(第2空間以上の広さを有する)側へ供給するドライガス供給圧力よりも大きい。これによれば、搬送機構によって検査室の内部空間が第1及び第2空間に分けられている場合であっても、一方の空間側に湿った空気が滞留することを抑制することができる。したがって、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
本発明によれば、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる電子部品の検査装置及び検査方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る検査装置の全体概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る検査装置を説明するための平面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る検査装置を説明するための断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る検査装置を説明するための断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る電子部品の検査方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の他の実施形態に係る検査装置の全体概略図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
図1は本発明の一実施形態に係る検査装置の全体概略図であり、図2及び図3はこの検査装置を説明するための平面図及び断面図である。図1乃至3におけるXYZ軸は各図において共通であり、XY軸方向は水平方向を示し、Z軸方向は鉛直方向を示している。
以下、図1から図4を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る電子部品の検査装置を説明する。
本実施形態に係る検査装置1は、ワークである電子部品Wの温度特性を検査する装置である。電子部品Wは圧電振動デバイス(例えば水晶振動デバイス)であってもよく、この場合、検査装置1は圧電振動デバイスの温度−周波数特性などの検査を行う。以下の一例では、電子部品Wに対して複数の温度範囲(例えば低温、常温及び高温)を検査する態様を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る検査装置1は、電子部品Wを供給するための部品供給部10及び部品供給路12と、第1から第3の検査室20,30,40とを備える。この検査装置1は、部品供給部10(部品供給路12)から供給される電子部品Wが、第1検査室20、第2検査室30及び第3検査室40の順番に温度特性が検査されるように構成されている。
部品供給部(例えばパーツフィーダ)10は、未検査の複数の電子部品Wを収容し、それらを部品供給路(例えばリニアフィーダ)12を介して最初の検査である第1検査室20へ供給する。部品供給路12は、電子部品Wを第1検査室20へ供給可能なように、部品供給部10と第1検査室20の間を連結している。
第1検査室20は、第1の設定温度(例えば低温)において検査を行うための密閉空間である。第1検査室20は、その内部空間の温度及びガス供給を調整可能となっており、例えば、低温状態かつドライガスが密封された状態で検査を行うことができるようになっている。第1検査室20は、例えば水冷式ペルチェユニットを用いて低温状態に制御されてもよい。
第1検査室20には、部品供給路12から供給された電子部品Wを搬送するための、搬送機構の一例である搬送テーブル22が設けられている。搬送テーブル22は、XY平面視においてZ軸を回転軸として回転可能に構成されている。搬送テーブル22は、図1に示すように、外周が歯車状に形成され、電子部品Wを隣接する歯の間に一つずつ収容して所定ピッチで間欠的に回転搬送するインデックステーブルであってもよい。このように、搬送テーブル22は、第1検査室20内において電子部品Wを水平方向かつ回転方向に搬送してもよい。なお、搬送テーブル22の詳細は後述する。
第1検査室20には、搬送テーブル22によって搬送された電子部品Wに対して電気的検査を行う検査機構24が設けられている。このように、複数の電子部品Wを搬送テーブル22によって搬送しながら検査機構24によって検査することによって、複数の電子部品Wを流れ作業で効率良く検査することができる。検査機構24は、電子部品Wに対して電気的特性の測定を行う測定部(図示しない)と、当該測定の結果に基づいて演算を行う演算部(図示しない)とを備えている。検査の結果、良品と判断された電子部品Wは、次工程のために搬送機構22によって部品通路(部品排出路)26に向けてさらに搬送され、他方、不良品と判断された電子部品Wは、必ずしも次工程を行う必要がないので、例えば、搬送テーブル22から取り出して不良品を収容するための収容トレイ(図示しない)に格納してもよい。
第2検査室30は、部品通路26を介して第1検査室20と連結され、第1検査室20から供給された電子部品Wを検査する。第2検査室30は、第2の設定温度(例えば常温)において検査を行うための密閉空間である。第2検査室30は、他の検査室と同様に、その内部空間の温度及びガス供給を調整可能となっており、例えば、常温状態かつドライガスが密封された状態で検査を行うことができるようになっている。第2検査室30は、例えば空冷式ペルチェユニットを用いて常温状態に制御されてもよい。第2検査室30には、他の検査室と同様に、電子部品Wを搬送するための搬送テーブル32と、電子部品Wに対して電気的検査を行う検査機構34が設けられている。
第3検査室40は、部品通路36を介して第2検査室30と連結され、第2検査室30から供給された電子部品Wを検査する。第3検査室40は、第3の設定温度(例えば高温)において検査を行うための密閉空間である。第3検査室40は、他の検査室と同様に、その内部空間の温度及びガス供給を調整可能となっており、例えば、高温状態かつドライガスが密封された状態で検査を行うことができるようになっている。第3検査室40は、例えばヒータユニットを用いて高温状態に制御されてもよい。第3検査室40には、他の検査室と同様に、電子部品Wを搬送するための搬送テーブル42と、電子部品Wに対して電気的検査を行う検査機構44が設けられている。
第3検査室40には、全ての検査が終了した電子部品Wを排出するための部品排出路46が設けられており、電子部品Wは部品排出路46を介して検査終了の部品を収容するための収容トレイ(図示しない)に格納される。
次に、図2から図4を参照して検査装置1の詳細を説明する。ここで、図2は、第1検査室20のうち部品供給側の平面図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。また、図4は、第1検査室20と第2検査室30とが連結された部分の断面図である。
第1検査室20は、ベース25と、ベース25の上方に取り付けられたカバー27とを備え、ベース25及びカバー27によって内部空間が構成されている。そして、搬送テーブル22は、ベース25及びカバー27によって構成された内部空間を第1空間S1及び第2空間S2に概して2つに分割するように、第1検査室20内にXY平面状に延在して設けられている。例えば、ベース25には凹部21による段差が形成されており、搬送テーブル22が凹部21の上方にその開口を覆って設けられることによって、第1検査室20の内部空間が、搬送テーブル22におけるカバー27側の第1空間S1と、搬送テーブル22のベース25の凹部21側の第2空間S2とに分割されていてもよい。第1空間S1は、第2空間S2よりも広い又は第2空間S2と略同じ広さを有している。なお、第1空間S1及び第2空間S2は、両者間のガス流の往来が可能であるように互いに空間的につながっている。
図3及び図4に示すように、検査装置1は、第1検査室20にドライガスを供給する第1及び第2ドライガス供給部50,52と、電子部品Wを第1検査室20内に供給するためにガスを吸引する吸引部54と、電子部品Wを第1検査室20から排出するためにガスを吹出す吹出部56と、第1検査室20の温度をそれぞれ独立して制御可能である第1から第3温度制御部58,60,62とをさらに備える。
第1ドライガス供給部50は、第1検査室20の第1空間S1にドライガスを供給し、他方、第2ドライガス供給部52は、第1検査室20の第2空間S2にドライガスを供給するものである。具体的には、第1ドライガス供給部50は、カバー27に設けられた供給孔28を通って第1空間S1にドライガスを供給し、第2ドライガス供給部52は、ベース25の凹部21に設けられた供給孔29を通って第2空間S2にドライガスを供給する。第1及び第2ドライガス供給部50,52は、ドライ度の高いガスを供給することによって、ドライ度の低いガスが第1検査室20内へ進入することを抑制することができる程度に第1検査室20内を正圧に制御する。また、供給されるドライガス成分は特に限定されるものではないが、例えば空気や窒素などであってもよい。第1及び第2ドライガス供給部50,52によって第1検査室20をドライ状態とすることによって、湿気による影響を抑制して正確な検査を行うことができる。
また、第1及び第2ドライガス供給部50,52は、第2ドライガス供給部52のドライガス供給圧力が、第1ドライガス供給部50のドライガス供給圧力よりも大きくなるように構成されている。この場合、ガス供給量自体を調整してもよいし、あるいは、ガスが供給される孔径(直径)の大きさを調整してもよい。孔径の大きさを調整する場合、第2ドライガス供給部52の供給孔29の孔径R2を、第1ドライガス供給部50の供給孔28の孔径R1よりも小さくすることによって、第2ドライガス供給部52のガス供給圧力を大きくすることができる。例えば、R1=8mmφであるのに対し、R2=0.5mmφであってもよい。
吸引部54は、ベース25に形成された吸引孔25aを介して、第1検査室20内のガスを吸引するように構成されている。吸引孔25aは、第1検査室20のベース25における部品供給路12側に形成されており、ベース25の凹部21の開口の外側に形成されていてもよい。また、吸引孔25aは、搬送テーブル22から見て第2空間S2側に設けられている。吸引孔25aからガス吸引することによって、電子部品Wを部品供給路12から第1検査室20に取り込み、搬送テーブル22の歯の間に収容することができる。また、吸引部54によるガス吸引によって、第1検査室20における部品供給路12側においてガスカーテン(ガス障壁)が形成され、これにより、部品供給路12から外気が進入することを抑制することができる。
なお、第1検査室20内には、部品供給路12から供給される電子部品Wが搬送テーブル22に歯の間に収容されるまでの間に飛散することを防止するためのガイドが設けられていてもよい。
また、吸引部54の吸引孔25aは、第2ドライガス供給部52の供給孔29に隣接して設けられていてもよい。図2に示すように、吸引部54の吸引孔25aは、第2ドライガス供給部52の供給孔29の、搬送テーブル22の回転方向上流側に設けられていてもよい。このように第2ドライガス供給部52の供給孔29が、吸引部54の吸引孔25aに隣接して設けられることによって、供給孔29からのドライガスを、吸引孔25a側に向けて、ドライ度の低いガスを吹き飛ばすとともに、第1検査室20のドライガスを内部空間全体に撹拌してドライ度の均一化を図ることができる。
吹出部56は、ベース25に形成された吹出孔25bを介して、第1検査室20内のガスを吹出すように構成されている。吹出孔25bは、第1検査室20のベース25における部品通路(部品排出路)26側に形成されており、ベース25の凹部21の開口の外側に形成されていてもよい。また、吹出孔25bは、搬送テーブル22から見て第2空間S2側に設けられている。吹出部56からガスを吹出すことによって、電子部品Wを第1検査室20から部品通路26へ排出することができる。このとき、第2検査室30においても、第1検査室20の電子部品Wの供給処理と同様に、第2検査室30のベース35に形成された吸引孔35aを介して、第2検査室30内のガスを吸引部64によって吸引することによって、電子部品Wを部品通路26から第2検査室30内の搬送テーブル35に取り込むことができる。また、吹出部56によるガス吹出しによって、第2検査室30における部品通路26側においてガスカーテン(ガス障壁)が形成され、これにより、部品通路26から外気が進入することを抑制することができる。なお、吹出部56は、吹出孔25bからガスを吹出す前に、搬送テーブル22に引き付けるよう一旦ガスを吸引可能であってもよい。これによって、電子部品Wを部品通路26へ正確に排出することができる。
このように、吸引部54及び吹出部56を用いて電子部品Wの供給及び排出を行うため、湿気の発生を抑制しつつ、電子部品Wの供給及び排出処理の高速化を実現することができる。また、別途、電子部品Wをハンドリングするための各種の機構が不要となり、検査装置の部品点数を少なくすることができる。さらに、ハンドリング機構が不要となるため、電子部品Wの出入口スペースを可能な限り小さくして検査装置の小型化を図るとともに、出入口スペースを小さくしたことに伴って余計な外気の進入を抑制することができる。
第1検査室20は、第1温度制御部58、第2温度制御部60及び第3温度制御部62によって、それぞれ互いに独立して温度制御される。第1温度制御部58は、電子部品Wを検査温度範囲である所定温度に設定するために、第1検査室20の温度を制御するものである。第1検査室20が例えば低温において検査するためのものであれば、第1温度制御部58は、例えばペルチェ素子や冷却水を用いた温度制御を行うものであってもよい。第1温度制御部58は、第1検査室20の内部空間の底面(ベース25)の温度を制御する。第1温度制御部58による温度制御領域は、特に限定されるものではないが、第2及び第3温度制御部60,62による温度制御領域を除いて、搬送テーブル22の下方領域の全部又は一部であってもよい。
第2温度制御部60及び第3温度制御部62は、それぞれ、第1温度制御部58とは独立して制御可能である。第2温度制御部60は、例えば、第1検査室20における吸引孔25a付近の領域(すなわち入口側領域)の温度を制御可能であり、また、第3温度制御部62は、第1検査室20における吹出孔25b付近の領域(すなわち出口側領域)であってもよい。第2及び第3温度制御部60,62のいずれか一方又はその両方は、第1温度制御部58による温度と、常温(外気温度)の間の温度に設定可能であってもよい。これによって、第1検査室20の出入口付近のドライ度が低くなった場合であっても、電子部品Wの湿気による影響を抑制することができる。特に、低温検査の場合には、ドライ度が低いと電子部品Wや装置内部の機構が結露や着霜する場合があるため効果的である。低温検査の場合、例えば、第1温度制御部58を−30℃以上−10℃以下に制御し、他方、第2及び第2温度制御部のいずれか一方又はその両方を10℃程度に制御してもよい。
第1検査室20の搬送テーブル22には、第1空間S1と第2空間S2を連通する少なくとも一つの貫通孔23が形成されている。搬送テーブル22がXY平面状に延在して形成される場合、貫通孔23はZ軸方向に沿って延在している。図1に示すように、搬送テーブル22には、搬送テーブル22の回転方向に沿って所定間隔をあけて複数の貫通孔23が形成されていてもよい。この場合、第2ドライガス供給部52は、貫通孔23側に向かってドライガスを供給することが好ましい。搬送テーブル22に貫通孔23が形成されることによって、第1空間S1と第2空間S2との間にガス流が形成される。具体的には、ガス供給圧力が高い第2空間S2側から貫通孔23を通って第1空間S1に向かうガス流が形成される。これによって、第2空間S2に湿ったガスが集中することを抑制することができる。
部品供給路12と第1検査室20との間は、検査装置1が作動している間、電子部品Wが供給可能なように常に開放されていてもよい。言い換えれば、電子部品Wを第1検査室20に供給するか否かに関わらず、第1検査室20が作動している間、部品供給路12と第1検査室20との間を開放し続けてもよい。あるいは、変形例として、部品供給路12と第1検査室20との間は、検査装置1が作動している間、両者間のガス流の往来を抑制するシャッタが設けられていてもよい。
また、同様に、第1検査室20と部品通路26との間は、検査装置1が作動している間、電子部品Wが排出可能なように常に開放されていてもよい。言い換えれば、電子部品Wを第1検査室20から排出するか否かに関わらず、第1検査室20が作動している間、第1検査室20と部品通路26との間を開放し続けてもよい。あるいは、変形例として、第1検査室20と部品通路26との間は、検査装置1が作動している間、両者間のガス流の往来を抑制するシャッタが設けられていてもよい。
以上のとおり、本実施形態に係る電子部品の検査装置によれば、第1検査室20の第2空間S2にドライガスを供給する第2ドライガス供給部52のドライガス供給圧力が、第1検査室20の第1空間S1(第2空間S2以上の広さを有する)にドライガスを供給する第1ドライガス供給部50のドライガス供給圧力よりも大きい。これによれば、搬送テーブル22によって第1検査室20の内部空間が第1及び第2空間S1,S2に分けられている場合であっても、一方の空間(第2空間S2)側に湿った空気が滞留することを抑制することができる。したがって、電子部品Wの信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
次に、図5を参照しつつ、本実施形態に係る電子部品の検査方法を説明する。本実施形態では、上述した検査装置1を用いて電子部品Wを検査する態様を説明する。なお、本実施形態に係る電子部品の検査方法は、検査装置1について説明した内容を含むものである。
まず、第1検査室20にドライガスを供給する(S10)。具体的には、第1及び第2ドライガス供給部50,52を用いて第1検査室20の第1及び第2空間S1,S2にそれぞれドライガスを供給する。このとき、第2ドライガス供給部52のドライガス供給圧力を、第1ドライガス供給部50のドライガス供給圧力よりも大きくする。これによって、第1検査室20の内部空間全体にドライガスを撹拌させてドライ度の均一化を図ることができる。
また、第1から第3温度制御部58,60,62によって第1検査室20に対して温度制御を行うことによって、第1検査室20を、検査を行うための第1設定温度(例えば低温)に制御しつつ、電子部品Wの出入口付近を第1設定温度よりも、常温に近い温度に設定する。これによれば、例えば、第1検査室20が低温検査である場合、第1検査室20の特に出入口付近における結露や着霜の発生を防止して、電子部品Wの信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
こうして第1検査室20の環境を準備した後、第1検査室20に電子部品Wを供給する(S12)。具体的には、部品供給部10に収容されている未検査の電子部品Wを部品供給路12に供給し、吸引部54によって吸引孔25aからガスを吸引することによって、電子部品Wを一つずつ搬送テーブル22の隣接する歯の間に収容する。言い換えれば、搬送テーブル22が所定ピッチで回転するタイミングで、搬送テーブルの隣接する歯の間に電子部品Wを挿入するよう、吸引孔25aからガス吸引する。こうして、複数の電子部品Wを第1検査室20に供給しながら、それらを搬送テーブル22によって検査機構24に向けて搬送する。
その後、第1検査室20において電子部品Wを検査する。具体的には、搬送テーブル22によって検査機構24に搬送されたタイミングで、電子部品Wが電気的に検査され、検査終了した電子部品Wは、次の検査を行うために部品通路26に向けてさらに搬送される。第1検査室20による検査を終えた電子部品Wは、部品通路26を通って第2検査室30に供給され、第2検査室30において第2設定温度(例えば常温)による検査が行われ(S16)、その後、同様に、部品通路36を通って第3検査室40に供給され、第3検査室40において第3設定温度(例えば高温)による検査が行われる(S18)。
以上のとおり、本実施形態に係る電子部品の検査方法によれば、第1検査室20の第2空間S2側へ供給するドライガス供給圧力が、第1検査室20の第1空間S1(第2空間S2以上の広さを有する)側へ供給するドライガス供給圧力よりも大きい。これによれば、搬送テーブル22によって第1検査室20の内部空間が第1及び第2空間S1,S2に分けられている場合であっても、一方の空間(第2空間S2)側に湿った空気が滞留することを抑制することができる。したがって、電子部品Wの信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
本実施形態では、検査装置1が電子部品Wに対して複数の温度範囲(例えば低温、常温及び高温の3つ)を検査する態様を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、温度範囲はいずれか一つであってもよい。また複数の温度範囲を検査する場合、低温、常温及び高温の順番に限るものではなく、異なる順番を適用してもよい。例えば、図1に示す第1から第3の検査室における温度制御を全てペルチェユニット(例えば水冷式ペルチェユニット)で構成することによって、いずれかの検査室を加熱又は冷却することが可能となり、検査装置の機構を変更することなく、電子部品Wの種類などに応じて適宜好ましい順番で検査を行うことができる。
また、図2から図4に示す第1検査室20の具体的各構成を、常温検査又は高温検査などの検査室に適用してもよい。これによれば、常温及び高温検査においても、湿気による弊害を防止することができ、電子部品Wの信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
また、上記実施形態では、吸引部54及び吹出部56を用いて電子部品Wの供給及び排出を行う態様を説明したがこれに限定されるものではなく、例えば、既存のハンドリング機構を適用して、電子部品Wの供給及び排出を行ってもよい。
また、上記実施形態では、搬送機構の一例として水平方向かつ回転方向に搬送可能なインデックステーブルを説明したが、搬送機構の具体的構成や搬送方向はこれに限定されるものではない。また、第1空間S1及びS2の分け方も特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、検査対象である電子部品は、温度特性を検査する需要があるものであれば、圧電振動デバイス以外のその他のデバイスであってもよい。また圧電振動デバイスは、水晶振動子以外のその他の圧電振動子を備えるものであってもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2ドライガス供給部の供給孔はそれぞれ一つずつとしたが、供給孔の個数や配置は上記実施形態の例に限るものではない。例えば、第1空間S1及び第2空間S2内にドライガスをより効率良く撹拌させるために、第2ドライガス供給部の供給孔を複数形成してもよい。
また、上記実施形態では、検査装置が第2ドライガス供給部を備える構成を説明したが、第2ドライガス供給部は省略してもよい。第2ドライガス供給部を備えていない構成であっても、第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方が、第1温度制御部による温度と常温の間に制御されることによって、電子部品の供給又は排出付近における急激な温度変化を防止することができ、温度変化に伴う電子部品への悪影響を抑制又は緩和することができる。したがって、電子部品の信頼性を損なうことなく、正確な検査を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明においては上記内容と異なる点を説明することとし、上記内容と同じ構成については図中において同一の符号を付している。
図6は、本発明の他の実施形態(第2実施形態)に係る検査装置の全体概略図である。本実施形態に係る検査装置においては、第2設定温度(例えば常温)による検査と、第3設定温度(例えば高温)による検査とが1つの検査室に集約されている点で、上記実施形態と異なっている。
本実施形態に係る検査装置3は、電子部品Wを供給するための部品供給部10及び部品供給路12と、第1設定温度(例えば低温)による第1検査室20と、第2及び第3設定温度(例えば常温及び高温)による第2検査室70とを備える。第2検査室70には、部品通路26から供給された電子部品Wを検査機構74,76に順番に搬送する搬送テーブル72が設けられている。例えば、低温検査が終了した電子部品Wを搬送しながら検査機構74によって常温検査を行い、さらに電子部品Wを搬送しながら検査機構76によって高温検査を行ってもよい。第2検査室70は、検査機構74において第2設定温度で検査可能であるとともに、検査機構76において第3設定温度で検査可能であるように、部分的に温度制御可能となっている。検査機構76による検査が終了した電子部品Wは、部品排出路78を介して検査終了の部品を収容するための収容トレイ(図示しない)に格納される。
なお、上記例とは異なり、最初の検査室における検査の設定温度を2種類としてもよい。また、2種類を同じ検査室において検査する場合、その組み合わせは例えば低温と常温であってもよい。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 検査装置
20 第1検査室
22 搬送テーブル
23 貫通孔
25a 吸引孔
25b 吹出孔
26 部品通路
28 第1のドライガス供給部の供給孔
29 第2のドライガス供給部の供給孔
50 第1のドライガス供給部
52 第2のドライガス供給部
54 吸引部
56 吹出部
58 第1温度制御部
60 第2温度制御部
62 第3温度制御部
R1 第1のドライガス供給部の供給孔径
R2 第2のドライガス供給部の供給孔径
S1 第1空間
S2 第2空間
W 電子部品

Claims (19)

  1. ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査装置であって、
    前記電子部品を検査する検査室と、
    前記検査室内に設けられ、前記検査室に供給された電子部品を検査するために搬送する搬送機構と、
    前記検査室における前記搬送機構の一方面側の第1空間にドライガスを供給する第1ドライガス供給部と、
    前記検査室における前記搬送機構の他方面側の第2空間にドライガスを供給する第2ドライガス供給部と
    を備え、
    前記第1空間は、前記第2空間以上の広さを有しており、
    前記第2ドライガス供給部のドライガス供給圧力は、前記第1ドライガス供給部のドライガス供給圧力よりも大きい、電子部品の検査装置。
  2. 前記電子部品を前記検査室に供給するための部品供給路と、
    前記電子部品を前記部品供給路から前記検査室に供給するために、前記検査室内の吸引孔からガスを吸引する吸引部と
    をさらに備えた、請求項1記載の検査装置。
  3. 前記吸引部の吸引孔は、前記第2空間側に設けられた、請求項2記載の検査装置。
  4. 前記第2ドライガス供給部の供給孔は、前記吸引部の吸引孔に隣接して設けられた、請求項3記載の検査装置。
  5. 前記部品供給路と前記検査室との間は、前記検査装置が作動している間、前記電子部品が供給可能なように常に開放された、請求項2から4のいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記電子部品を前記検査室から排出するための部品排出路と、
    前記電子部品を前記検査室から前記部品排出路へ排出するために、前記検査室内の吹出孔にガスを吹出す吹出部と
    をさらに備えた、請求項2から5のいずれか一項に記載の検査装置。
  7. 前記部品排出路と前記検査室との間は、前記検査装置が作動している間、前記電子部品が排出可能なように常に開放された、請求項6記載の検査装置。
  8. 前記電子部品を所定温度に設定するために前記検査室の温度を制御する第1温度制御部と、
    前記検査室における前記吸引部の吸引孔付近の領域の温度を制御する第2温度制御部と、
    前記検査室における前記吹出部の吹出孔付近の領域の温度を制御する第3温度制御部と
    をさらに備えた、請求項6又は7に記載の検査装置。
  9. 前記第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方は、前記第1温度制御部による温度と常温の間に制御される、請求項8記載の検査装置。
  10. 前記搬送機構は、前記電子部品を水平方向に搬送する、請求項1から9のいずれか一項に記載の検査装置。
  11. 前記搬送機構は、前記検査室の平面視において前記電子部品を回転方向に搬送する、請求項1から10のいずれか一項に記載の検査装置。
  12. 前記搬送機構には、前記第1空間と前記第2空間を連通する少なくとも一つの貫通孔が形成された、請求項1から11のいずれか一項に記載の検査装置。
  13. 前記第2ドライガス供給部は、前記第2空間から前記貫通孔を通って前記第1空間に向かうガス流が形成されるように、前記貫通孔側に向かってドライガスを供給する、請求項12記載の検査装置。
  14. 前記第2のドライガス供給部の供給孔径は、前記第1のドライガス供給部の供給孔径よりも小さい、請求項1から13のいずれか一項に記載の検査装置。
  15. 前記電子部品は、水晶振動デバイスである、請求項1から14のいずれか一項に記載の検査装置。
  16. ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査装置であって、
    前記電子部品を検査する検査室と、
    前記検査室内に設けられ、前記検査室に供給された電子部品を検査するために搬送する搬送機構と、
    前記検査室内にドライガスを供給するドライガス供給部と、
    前記電子部品を前記検査室に供給するための部品供給路と、
    前記電子部品を前記検査室から排出するための部品排出路と、
    前記電子部品を前記部品供給路から前記検査室に供給するために、前記検査室内の吸引孔からガスを吸引する吸引部と、
    前記電子部品を前記検査室から前記部品排出路へ排出するために、前記検査室内の吹出孔にガスを吹出す吹出部と、
    前記電子部品を所定温度に設定するために前記検査室の温度を制御する第1温度制御部と、
    前記検査室における前記吸引部の吸引孔付近の領域の温度を制御する第2温度制御部と、
    前記検査室における前記吹出部の吹出孔付近の領域の温度を制御する第3温度制御部とを備え、
    前記第2及び第3温度制御部による温度の少なくとも一方は、前記第1温度制御部による温度と常温の間に制御される、検査装置。
  17. 前記部品供給路と前記検査室との間は、前記検査装置が作動している間、前記電子部品が供給可能なように常に開放された、請求項16記載の検査装置。
  18. 前記部品排出路と前記検査室との間は、前記検査装置が作動している間、前記電子部品が排出可能なように常に開放された、請求項16又は17に記載の検査装置。
  19. ドライガスが供給された状態で電子部品の温度特性を検査する検査方法であって、
    (a)検査室にドライガスを供給すること、
    (b)前記検査室に電子部品を供給すること、及び、
    (c)前記検査室内に設けられた搬送機構によって、前記検査室に供給された電子部品を検査するために搬送すること
    を含み、
    前記(a)は、前記検査室における前記搬送機構の一方面側の第1空間にドライガスを供給し、前記検査室における前記搬送機構の他方面側の第2空間にドライガスを供給することを含み、
    前記第1空間は、前記第2空間以上の広さを有しており、前記第2空間側へ供給するドライガス供給圧力は、前記第1空間側へ供給するドライガス圧力よりも大きい、電子部品の検査方法。
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