JPH06148268A - Ic用低温ハンドラ - Google Patents

Ic用低温ハンドラ

Info

Publication number
JPH06148268A
JPH06148268A JP4325956A JP32595692A JPH06148268A JP H06148268 A JPH06148268 A JP H06148268A JP 4325956 A JP4325956 A JP 4325956A JP 32595692 A JP32595692 A JP 32595692A JP H06148268 A JPH06148268 A JP H06148268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
chamber
cooling
low temperature
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4325956A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihiko Obayashi
頼彦 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EE I TEC KK
Original Assignee
EE I TEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EE I TEC KK filed Critical EE I TEC KK
Priority to JP4325956A priority Critical patent/JPH06148268A/ja
Publication of JPH06148268A publication Critical patent/JPH06148268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥空気供給装置及び冷凍機を大型化するこ
となく、省エネルギーを図り、冷凍機の蒸発冷却部への
着霜を防止して稼働効率を向上させ、冷却空気を安定的
にチャンバー内に供給できるIC低温ハンドラを提供す
ること。 【構成】 チャンバー10内の冷却空気を吸気する吸気
口18と、チャンバー内に冷却空気を供給する供給口2
0とが連通され、内部に冷凍機の蒸発冷却部24が配設
された冷却熱交換室22と、エアドライヤー26により
乾燥された乾燥空気を冷却熱交換室22に供給する乾燥
空気供給装置と、チャンバー10内の冷却空気と乾燥空
気とを吸引し、蒸発冷却部24を通過させ、チャンバー
10内を正圧に保つ送風機30とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC用低温ハンドラに
関し、さらに詳細には、ICを低温の一定温度に冷却す
るための冷却空気が満たされるチャンバーを有するIC
用低温ハンドラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICの低温状態での品質にかかる
検査を行うため、冷却空気を満たすチャンバーが設けら
れたIC用低温ハンドラにおいては、液体窒素を蒸発さ
せ、該冷却窒素ガスをチャンバー内に適宜供給すること
によってチャンバー内を低温の一定温度に保っている。
そして、該チャンバー内で冷却されたICが、低温の一
定温度下で各種テスタと接続され、その品質について検
査される。なお、この冷却窒素ガスは、ICがチャンバ
ー内に供給される供給口及びチャンバー内から排出され
る排出口等からチャンバーの外部に排出される。
【0003】このIC用低温ハンドラによれば、冷却窒
素ガスを連続してチャンバー内に供給するため多量の液
体窒素が消費され、ランニングコストが嵩むと共に、窒
素ガスが作業空間に充満するため作業環境が悪化すると
いう課題があった。また、液体窒素ボンベの交換等の管
理をする必要があった。このため、フロンガスの冷凍サ
イクルを利用した冷凍機により空気を冷却し、該冷却空
気をチャンバー内に供給して該チャンバー内のICを冷
却することで、ICの品質を検査するIC用低温ハンド
ラが考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この冷
凍機を利用するIC用低温ハンドラによれば、空気を蒸
発冷却部によって冷却する際に、空気中の湿分が該蒸発
冷却部の表面に着霜するという課題があった。すなわ
ち、この着霜によって、熱交換の効率が低下してしま
い、また、空気の通路を塞いでしまうため、頻繁に除霜
する必要があり、作業効率を向上できないという課題が
あった。
【0005】ところで、着霜を防止する手段としては、
乾燥空気を蒸発冷却部に供給することが考えられるが、
チャンバー内に供給する空気全体の湿分を、常温の状態
から露点温度が蒸発冷却部の温度以下になるよう均一に
除去し、乾燥空気を安定的に供給するためには、乾燥空
気供給装置を大型化する必要があり、ランニングコスト
が嵩むという課題があった。また、乾燥した冷却空気を
循環させる方法もあるが、冷却空気を単に循環させるの
では湿分を含んだ空気がチャンバー内に混入されるた
め、蒸発冷却部への着霜が発生してしまい、効果的では
ないと考えられていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、乾燥空気供給装
置及び冷凍機を大型化することなく、省エネルギーを図
り、冷凍機の蒸発冷却部への着霜を防止して稼働効率を
向上させ、冷却空気を安定的にチャンバー内に供給でき
るIC低温ハンドラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明のI
C低温ハンドラは、ICを低温の一定温度に冷却するた
めの冷却空気が満たされるチャンバーを有するIC用低
温ハンドラにおいて、前記チャンバー内の冷却空気を循
環すべく、該冷却空気を吸気する吸気口と、該チャンバ
ー内に冷却空気を供給する供給口とが連通され、内部に
冷凍機の蒸発冷却部が配設された冷却熱交換室と、前記
冷却熱交換室内に、エアドライヤーにより前記蒸発冷却
部の冷却温度より低温の露点に調整された乾燥空気を、
前記チャンバーのICの搬出入口等から外部へ排出され
る冷却空気に対応して供給する乾燥空気供給装置と、前
記チャンバー内の冷却空気と前記乾燥空気とを吸引し、
前記蒸発冷却部を通過させ、前記チャンバー内に冷却空
気を供給及び循環させると共に、該チャンバー内に外気
が進入しないようにチャンバー内を正圧に保つ送風機と
を具備することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、ICを低温の一定温度に
冷却するための冷却空気が満たされるチャンバーを有す
るIC用低温ハンドラにおいて、所定の冷却温度を得る
ために二段階に亘って冷却するよう、二つの冷凍機を直
列に配設した二元式の冷凍機と、前記チャンバー内の冷
却空気を循環すべく、該冷却空気を吸気する吸気口と、
該チャンバー内に冷却空気を供給する供給口とが連通さ
れ、内部に二段目の冷凍機の蒸発冷却部が配設された冷
却熱交換室と、圧縮空気を一段目の冷凍機の蒸発冷却部
で冷却させ、該圧縮空気の湿分を除去する除湿部と、該
除湿部によって湿分を除去された圧縮空気を、エアドラ
イヤーにより前記蒸発冷却部の冷却温度より低温の露点
に乾燥して乾燥空気とし、前記冷却熱交換室内に、前記
チャンバーのICの搬出入口等から外部へ排出される冷
却空気に対応して、該乾燥空気を供給する乾燥空気供給
装置と、前記チャンバー内の冷却空気と前記乾燥空気と
を吸引し、前記蒸発冷却部を通過させ、前記チャンバー
内に冷却空気を供給及び循環させると共に、該チャンバ
ー内に外気が進入しないようにチャンバー内を正圧に保
つ送風機とを具備することを特徴とするIC用低温ハン
ドラにもある。
【0009】
【作用】本発明のIC低温ハンドラによれば、チャンバ
ー内の冷却空気及び乾燥空気供給装置より供給された乾
燥空気を、送風機によって冷凍機の蒸発冷却部を通過さ
せて低温の一定温度としてチャンバー内に供給及び循環
させることができる。また、チャンバーのICの搬出入
口等から外部へ排出される冷却空気に対応して乾燥空気
供給装置が乾燥空気を供給し、送風機によってチャンバ
ー内を正圧に保つことができる。このため、チャンバー
内から排出される冷却空気量に相当する量の乾燥空気の
みが、乾燥空気供給装置によって供給されれば良く、乾
燥空気供給装置及び空気を冷却する冷凍機を大型化する
必要がない。また、チャンバー内が正圧に保たれること
から湿分を含んだ外気がチャンバー内に混入することが
なく、冷凍機の蒸発冷却部の着霜を防止することができ
る。
【0010】さらに、二元式冷凍装置における一段目の
冷凍機の蒸発冷却部、及びエアドライヤーを利用して二
段階に空気を乾燥することによって、外気の条件に左右
されることなく空気を確実に所望の露点温度以下に乾燥
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかるIC用低
温ハンドラの一実施例を示す説明図である。10はチャ
ンバーであり、IC用低温ハンドラの一部として、IC
を低温の一定温度に冷却するための冷却空気が満たされ
る空間を形成している。このチャンバーは、図2に示す
ように断熱層62によって囲われた箱体に形成されてお
り、上面には、外部から内部が監視できると共に断熱性
を確保するため、四重のガラスで形成された窓64が設
けられている。なお、ICとは半導体装置であり、樹脂
モールド或いはセラミックなどの種々のパッケージによ
り成形されたもの、及びICチップ自体等の低温雰囲気
内における品質の検査を必要とするものを含む。
【0012】また、このチャンバー10には、該チャン
バー10内にICを搬入するために開口された搬入口1
2が形成され、同様にICを搬出するための搬出口14
が形成されている。そして、この搬入口12と搬出口1
4との間にはレールが設けられており、そのレールに沿
って複数のIC80が順次搬送され、ICの検査位置で
あるコンタクト部16へ搬送される。搬入口12及び搬
出口14は、チャンバー10内の冷却空気が排出されな
いようICが通過可能なサイズにできるだけ小さく開口
されている。なお、冷却空気がなるべく排出されないよ
うに、且つ外気の巻込みがないようにシャッター状の開
閉機構を設けても良い。また、チャンバー10内が正圧
(陽圧)に保たれて冷却空気が排出される際に、該冷却
空気が渦流を作ることなく排出されるように内面が流線
型状に成形されることで外気の巻き込みを防止できる。
【0013】22は冷却熱交換室であり、チャンバー1
0内の冷却空気を吸気する吸気口18と、チャンバー1
0内に冷却空気を供給する供給口20とによってチャン
バー10に連通され、内部に二段目の冷凍機の第2蒸発
冷却部24が配設されている。また、この冷却熱交換室
22には、乾燥空気が乾燥空気供給装置を構成するエア
ドライヤー26を通過して冷却熱交換室22内に吐出
(供給)する乾燥空気の供給口28が配設されている。
この乾燥空気の供給口28には、乾燥空気の供給量を調
整可能に調整弁が設けられることにより、種々のICの
検査条件に好適に対応することができる。上記エアドラ
イヤー26は、空気の露点温度を−70℃程度以下まで
好適に低下させるため、乾燥剤(合成ゼオライト等)を
使用して化学的に空気中の湿分を除湿する装置が使用さ
れる。
【0014】30は送風機であり、チャンバー10内の
冷却空気と、乾燥空気供給装置から供給される乾燥空気
とを吸引し、第2蒸発冷却部24を通過させ、チャンバ
ー10内に冷却空気を供給及び循環させることができ
る。通常、チャンバー10内の冷却空気を80%程度循
環させるように設定されている。また、この送風機30
によれば、チャンバー10内に外気が進入しないように
チャンバー10内を正圧に保つことができる。すなわ
ち、送風機30は、前記吸気口18及び乾燥空気供給口
28に対して循環空気の下流側に位置し、前記第2蒸発
冷却部24の上流側に位置し、これにより、チャンバー
10内の冷却空気と、乾燥空気供給装置から供給される
乾燥空気とを吸引して好適に循環させることができる。
【0015】60はヒータであり、第2蒸発冷却部24
を通過して冷却された空気を、所望の温度に調整するべ
く発熱する。これにより、冷却空気の温度を好適にコン
トロールすることができる。また、このヒータ60は、
第2蒸発冷却部24に着霜した霜を取り除く際にも使用
される。
【0016】32は第2冷凍機であり、42は第1冷凍
機である。この二つの冷凍機32、42が直列熱交換部
52によって直列に連結され、最終的に第2冷凍機32
の第2蒸発冷却部24において所定の冷却温度を得るた
め、二段階に亘って冷却する冷却ユニット(二元式の冷
凍機)を形成している。この二つの冷凍機32、42
は、冷凍サイクルを利用した一般的な冷凍機であり、図
1に示すように、第2冷凍機32は、第2蒸発冷却部2
4、第2圧縮機34、第2凝縮機36、第2タンク38
及び第2膨張弁40を構成要素とする。また、第1冷凍
機42は、第1蒸発冷却部44、第1圧縮機46、第1
凝縮機48、第1タンク49及び第1膨張弁50を構成
要素とする。
【0017】54はコンプレッサーであり、圧縮空気を
供給する。なお、通常はこのコンプレッサー54自体に
も、圧縮空気を除湿するドライヤーが設けられている。
56は除湿部であり、コンプレッサー54から導入され
た圧縮空気を一段目の冷凍機42の蒸発冷却部44によ
り冷却させ、該圧縮空気の湿分を凝集させて除湿する。
すなわち、第1の冷凍機42の第1蒸発冷却部44によ
って第2凝縮機36を冷却する直列熱交換部52に、コ
ンプレッサー54からエアドライヤー26に圧縮空気を
送る管路の一部として形成された除湿部56が配設さ
れ、この部分で該圧縮空気が冷却され除湿されるのであ
る。なお、このとき除湿部56内に凝縮された水は、下
方に溜まりドレン58を開放することで排出される。
【0018】以上の構成からなるIC用低温ハンドラの
作用状態を説明する。例えば、ICを−40℃まで冷却
する際、先ず除湿部56により、コンプレッサー54か
ら供給された圧縮空気(一般用7kg/cm2圧縮空気)が、
温度5℃程度、大気露点温度−20℃程度に冷却・除湿
される。次に、この圧縮空気が、エアドライヤー26に
供給され、大気圧露点温度−70℃以下程度の乾燥空気
となる。該乾燥空気が、乾燥空気供給口28から冷却熱
交換室22内に噴出・供給される。そして、送風機30
が、該乾燥空気を吸引し、第2蒸発冷却部24を通過さ
せ、供給口20からチャンバー10内に送る。このと
き、第2蒸発冷却部24は−55℃程度に冷却されてお
り、この第2蒸発冷却部24を通過した空気は−45℃
程度に冷却される。乾燥空気の露点温度が低いため、第
2蒸発冷却部24に霜は発生しない。また、同様に送風
機30により、ICの搬出入口12、14等から排出さ
れないチャンバー10の空気が吸引されて第2蒸発冷却
部24に送られ、−45℃程度に冷却される。
【0019】そして、制御の容易なヒータ60で、該冷
却空気の温度を−40℃±3℃程度までコントロール
し、チャンバー10に送る。また、送風機30の送風出
力によれば、チャンバー10内に湿った外気が進入する
ことを阻止するよう、チャンバー10内の内圧を正圧に
保つことができると共に、チャンバー10内の冷却空気
を好適に循環することができる。なお、このとき、チャ
ンバー10から排出される冷却空気量に相当する乾燥空
気が、乾燥空気供給口28から連続的に供給されてい
る。
【0020】次に、本実施例のIC用低温ハンドラに使
用されるICの搬送装置について図2及び図3に基づい
て、チャンバー10内を、二方向に延びる(Z形状に曲
げられた)外部リード81を有するIC80を順次水平
方向に移送する実施例について説明する。ICの供給
は、先ず、スティックを多量に積載セットするオートロ
ーダの下よりスティックを一本づつ横に切り出し保持
し、傾斜し、滑走流出させ一ケ切部で一個づつ順次チャ
ンバー10内に送り込む。
【0021】チャンバー10内では、図3に示すような
プリクール(ICを冷却する区間)の水平レール66上
をクシ歯70にて強制搬送し、検査位置(コンタクト部
16)にて検査した後、チャンバー10外に移送する。
このクシ歯70は、チャンバー10の外部に設けられた
モータ等の回転駆動装置76によって軸74を中心に図
3上において反時計回転方向に回動し、クシ歯70の先
端部が隣接するIC間に進入して図3に示すような状態
となる。そして、該クシ歯70が、チャンバー10の外
部に設けられたエアシリンダ等の水平方向の駆動装置7
8によってICの搬送方向に移動させられ、該クシ歯7
0によって押圧されたICが搬出口14方向へ搬送され
る。なお、クシ歯70と軸74との間隔を規定するアー
ム部の長さが、ある程度長ければ、回転部材の先端とな
るクシ歯70は、直線運動に近似する運動となるため好
適である。次に、クシ歯70が時計回転方向に回動され
てICとの接触関係が解除され、クシ歯70は水平方向
の駆動装置78によって搬入口12方向へ移動される。
そして、以上の動作(ボックス送り)を繰り返すことに
よって、複数のIC80を順次搬出口14方向へ同時に
送ることができる。なお、68は上レールであり、IC
80の搬送を好適に案内する。
【0022】低温に保たれたチャンバー10内には、ク
シ歯70のみが入っており、その駆動装置76、78
は、チャンバー10の外部に位置される。すなわち、図
2に示すように、軸74がチャンバー10に水平方向に
移動可能かつ回転可能に支持されており、この部分から
チャンバー10内の冷却空気は、ほとんど洩れることが
ない。すなわち、軸74を中心に回転可能に設けられた
クシ歯70を使用することにより、駆動装置76、78
を外部に配設することができるから、駆動装置の低温で
の不具合を防止できる共に、冷却空気の排出を有効に防
止することができるため省エネルギーを実現できる。そ
して、チャンバー10外に搬送されたIC80は、アフ
ターヒートレール上を強制搬送され、さらに収納分類シ
ャトルにて分類レールに送り込まれ収納スティックに収
納される。
【0023】以上説明してきた本発明にかかる実施例の
IC用低温ハンドラによれば、以下のような効果があ
る。 低温システムとして多用されている高価でメンテナン
スの煩雑な液化窒素ガスを使用せず、ランニングコスト
の安い冷凍サイクルを採用できる。冷却空気を好適に
循環できるため、省エネルギーを実現できる。湿分を
含んだ外気の進入を防止できるため、着霜を最小限に抑
え稼働効率を向上できる。ボンベ交換時のダウンタイ
ムもなく稼働効率を向上させることができる。2元式
冷凍機を使用して空気を冷却するため、環境問題に対応
した特性の劣る熱媒体(フロンR−22)を使用しても
好適に空気を冷却することができる。圧縮空気を2元
式冷凍機の一段目の冷凍機で冷却して除湿するから、エ
アドライヤーを大型化することなく安定した乾燥空気を
供給することができると共に、ランニングコストを低減
できる。上記駆動装置がチャンバーの外部に置かれ、
チャンバー内にはクシ歯のみを入れたICの搬送装置に
よれば、駆動装置の低温での不具合を防止できる共に、
省エネルギーを実現できる。
【0024】以上の実施例では、二元式の冷凍機を用い
た場合について説明したが、仕様によっては一つの冷凍
機のみを使用して空気を冷却しても良いのは勿論であ
る。以上本発明の好適な実施例について種々述べてきた
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの改変を施し
得るのは勿論のことである。
【0025】
【発明の効果】本発明のIC低温ハンドラによれば、冷
却空気を循環でき、チャンバー内から排出される冷却空
気量に相当する量の乾燥空気のみが、乾燥空気供給装置
によって供給されれば良く、乾燥空気供給装置及び空気
を冷却する冷凍機を大型化する必要がなく、省エネルギ
ーを実現でき、冷却空気をチャンバー内に安定的に供給
できるという著効を奏する。また、チャンバー内が正圧
に保たれることから湿分を含んだ外気がチャンバー内に
混入することがなく、さらに乾燥空気が好適に供給され
るから、冷凍機の蒸発冷却部への着霜を最小限に防止す
ることができ、冷却空気をチャンバー内に連続して安定
的に供給できるため、稼働効率を向上できるという著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるIC低温ハンドラの一実施例を
示す説明図。
【図2】図1の実施例に用いる移送装置を示す説明図。
【図3】図2の搬送装置の要部を示す断面図。
【符号の説明】
10 チャンバー 12 搬入口 14 搬出口 16 コンタクト部 18 吸気口 20 供給口 22 冷却熱交換室 24 第2蒸発冷却部 26 エアドライヤー 28 乾燥空気供給口 30 送風機 32 第2冷凍機 42 第1冷凍機 52 直列熱交換部 54 コンプレッサー 56 除湿部 58 ドレン 60 ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICを低温の一定温度に冷却するための
    冷却空気が満たされるチャンバーを有するIC用低温ハ
    ンドラにおいて、 前記チャンバー内の冷却空気を循環すべく、該冷却空気
    を吸気する吸気口と、該チャンバー内に冷却空気を供給
    する供給口とが連通され、内部に冷凍機の蒸発冷却部が
    配設された冷却熱交換室と、 前記冷却熱交換室内に、エアドライヤーにより前記蒸発
    冷却部の冷却温度より低温の露点に調整された乾燥空気
    を、前記チャンバーのICの搬出入口等から外部へ排出
    される冷却空気に対応して供給する乾燥空気供給装置
    と、 前記チャンバー内の冷却空気と前記乾燥空気とを吸引
    し、前記蒸発冷却部を通過させ、前記チャンバー内に冷
    却空気を供給及び循環させると共に、該チャンバー内に
    外気が進入しないようにチャンバー内を正圧に保つ送風
    機とを具備することを特徴とするIC用低温ハンドラ。
  2. 【請求項2】 ICを低温の一定温度に冷却するための
    冷却空気が満たされるチャンバーを有するIC用低温ハ
    ンドラにおいて、 所定の冷却温度を得るために二段階に亘って冷却するよ
    う、二つの冷凍機を直列に配設した二元式の冷凍機と、 前記チャンバー内の冷却空気を循環すべく、該冷却空気
    を吸気する吸気口と、該チャンバー内に冷却空気を供給
    する供給口とが連通され、内部に二段目の冷凍機の蒸発
    冷却部が配設された冷却熱交換室と、 圧縮空気を一段目の冷凍機の蒸発冷却部で冷却させ、該
    圧縮空気の湿分を除去する除湿部と、 該除湿部によって湿分を除去された圧縮空気を、エアド
    ライヤーにより前記蒸発冷却部の冷却温度より低温の露
    点に乾燥して乾燥空気とし、前記冷却熱交換室内に、前
    記チャンバーのICの搬出入口等から外部へ排出される
    冷却空気に対応して、該乾燥空気を供給する乾燥空気供
    給装置と、 前記チャンバー内の冷却空気と前記乾燥空気とを吸引
    し、前記蒸発冷却部を通過させ、前記チャンバー内に冷
    却空気を供給及び循環させると共に、該チャンバー内に
    外気が進入しないようにチャンバー内を正圧に保つ送風
    機とを具備することを特徴とするIC用低温ハンドラ。
JP4325956A 1992-11-11 1992-11-11 Ic用低温ハンドラ Pending JPH06148268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4325956A JPH06148268A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 Ic用低温ハンドラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4325956A JPH06148268A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 Ic用低温ハンドラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06148268A true JPH06148268A (ja) 1994-05-27

Family

ID=18182486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4325956A Pending JPH06148268A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 Ic用低温ハンドラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06148268A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283992A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷却システム
WO2017056607A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社村田製作所 電子部品の検査装置及び検査方法
JP2019148104A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ケミカルグラウト株式会社 地盤凍結工法
CN116495473A (zh) * 2023-07-03 2023-07-28 山东科讯生物芯片技术有限公司 基底片的自动化制备装置及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283992A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷却システム
JP4563237B2 (ja) * 2005-03-31 2010-10-13 住友重機械工業株式会社 冷却システム
WO2017056607A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社村田製作所 電子部品の検査装置及び検査方法
JPWO2017056607A1 (ja) * 2015-09-29 2018-04-05 株式会社村田製作所 電子部品の検査装置及び検査方法
JP2019148104A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ケミカルグラウト株式会社 地盤凍結工法
CN116495473A (zh) * 2023-07-03 2023-07-28 山东科讯生物芯片技术有限公司 基底片的自动化制备装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3611745A (en) Freezing system
BR102015027270A2 (pt) processo para redução da umidade de minérios em correias transportadoras e chutes de transferência; chute de transferência para transporte de minério; correia transportadora para transporte de minério
CN109945603A (zh) 一种闭式热泵烘干系统
CN109922893B (zh) 涂装用干燥设备
JPH06148268A (ja) Ic用低温ハンドラ
JP3837339B2 (ja) 除湿冷却ユニット
CN1453538A (zh) 冰箱
JP5877744B2 (ja) 冷凍装置及びその運転方法
CN216678292U (zh) 一种用于环境室多温区高低温空气环境模拟的系统
US20190285330A1 (en) Method and system for reducing moisture content of a cooling compartment
JP7485560B2 (ja) 空調設備および空調方法
JPH1163818A (ja) 穀物乾燥装置
KR100315878B1 (ko) 냉동기를 이용한 제습 건조장치
WO2002073110A1 (en) Nitrogen-controlled freezing type dehumidifying and drying apparatus
JP2519845B2 (ja) 空気噴射式温度制御装置
KR890001696Y1 (ko) 냉각제습 건조장치
CN114253324A (zh) 一种用于环境室多温区高低温空气环境模拟的系统与方法
KR101838367B1 (ko) 유지 보수가 용이한 퍼지 및 논퍼지 겸용 압축공기 건조방법 및 장치
JP3096673B2 (ja) 冷風乾燥機
SU1725042A1 (ru) Установка дл сушки и охлаждени зерна
JP2003279190A (ja) 気体の除湿装置及び除湿方法
KR200341848Y1 (ko) 제습기능을 갖는 냉각장치가 탑재된 냉동탑차
JP2002228188A (ja) 除湿機
JP7128034B2 (ja) フリーザ
CN114521795A (zh) 一种具有除湿干燥功能的储存室