JPWO2017042957A1 - 乳母車 - Google Patents

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Abstract

乳母車1は、複数の車輪4を支持する乳母車本体2と、乳母車本体2に支持され、複数の車輪4のうちの少なくとも1つに駆動力を提供する駆動源5と、乳母車本体2に入力される走行操作に関する情報を検知する検知要素6と、検知要素6が検知した情報に基づいて駆動源5を制御して、駆動源5から車輪4への駆動力を調整する制御装置7と、車輪4をロックするロック状態S1と、車輪4のロックを解除する解除状態S2と、の間を切り換え可能となるように乳母車本体2に設けられた車輪ロック装置80と、を備える。車輪ロック装置80がロック状態S1にある間は、駆動源5からの駆動力が車輪4に伝わらないようになっている。

Description

本発明は、駆動源により車輪を駆動させる乳母車に関する。
例えばJP2011−68336Aには、電動モータ付きの乳母車が開示されている。JP2011−68336Aに記載の乳母車では、レバーが押圧されると、車輪に接続された電動モータが駆動される。とりわけ、JP2011−68336Aに記載の乳母車は、電動モータにより自走する。すなわち、JP2011−68336Aに記載の乳母車は、操作者によって押されなくても、電動モータの駆動力のみで独立して走行することが可能である。
乳母車の停車中は、車輪ロック装置を操作して車輪の回転を規制した状態を維持する。しかしながら、JP2011−68336Aに記載の乳母車では、車輪ロック装置で車輪の回転を規制した状態でレバーを押圧すると、電動モータが駆動してしまう。車輪の回転を規制した状態で電動モータが車輪を駆動させようとすると、車輪がロックされているため車輪を駆動させることができず、結果として電動モータに過大な負荷が掛かってしまう。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、車輪ロック装置によって車輪の回転を規制した状態で駆動源に過大な負荷が掛かることを抑制した乳母車を提供することを目的とする。
本発明による乳母車は、乳母車本体と、
前記乳母車本体に支持され各々の回転軸線の周りで回転する複数の車輪と、
前記乳母車本体に支持され、前記複数の車輪のうちの少なくとも1つに駆動力を提供する駆動源と、
前記乳母車本体に入力される走行操作に関する情報を検知する検知要素と、
前記検知要素が検知した情報に基づいて前記駆動源を制御して、当該駆動源から前記車輪への駆動力を調整する制御装置と、
前記複数の車輪のうちの少なくとも1つの車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制するロック状態と、前記車輪の回転を規制した状態を解除する解除状態と、の間を切り換え可能となるように前記乳母車本体に設けられた車輪ロック装置と、
を備え、
前記車輪ロック装置が前記ロック状態にある間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝えられないようになっている。
本発明による乳母車は、前記車輪ロック装置の状態を検知するロックセンサをさらに備え、前記制御装置は、前記ロックセンサによって前記車輪ロック装置が前記ロック状態にあることを検知されている間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝わらないよう制御してもよい。
本発明による乳母車において、前記車輪ロック装置は、ロック位置と解除位置との間で移動可能な操作部材と、前記操作部材に連結部材を介して接続されたロック部材と、を有し、前記ロック部材は、前記操作部材が前記ロック位置に位置する間は前記車輪に係合して当該車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制し、前記操作部材が前記解除位置に位置する間は前記車輪から離間して当該車輪の規制を解除してもよい。その上、前記操作部材の位置を検知するロックセンサをさらに備え、前記制御装置は、前記ロックセンサによって前記操作部材が前記ロック位置に位置することを検知されている間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝わらないよう制御してもよい。
本発明による乳母車において、前記車輪ロック装置は、前記ロック状態において、少なくとも前記駆動源から駆動力を提供される車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制してもよい。
本発明による乳母車において、前記複数の車輪のうち、前記駆動源から駆動力を提供される車輪が後輪であり、前記複数の車輪のうちの前輪は、キャスターを介して前記乳母車本体に支持されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記乳母車本体は、前記複数の車輪を支持するフレーム本体と、前記フレーム本体に接続されたハンドルと、を有し、前記検知要素は、前記ハンドルに設けられ、当該ハンドルに加えられる荷重に関する情報を検知してもよい。
本発明によれば、車輪ロック装置によって車輪の回転を規制した状態で、駆動源からの駆動力が車輪に伝えられないようになっている。このため、車輪の回転を規制した状態で駆動源が車輪を駆動させようとすることを防ぐことができ、駆動源に過大な負荷が掛かることを抑制することができる。また、乳母車の走行操作に合わせて、駆動源による車輪への駆動力を調整することができるため、乳母車を意図した通りに操作することが可能となる。
一実施の形態による乳母車を展開状態にて正面から示す図。 図1に示す展開状態にある乳母車を座ユニットを取り外した状態で側方から示す図。 図2に示す乳母車を折畳状態にて側方から示す図。 図1に示す乳母車の構成を模式的に示すブロック図。 図1に示す乳母車の駆動要素及び車輪を後方から示す斜視図。 駆動要素を構成する直流モータの接続関係を示す回路図。 図1に示す乳母車のハンドルを拡大して示す上面図。 図1に示す乳母車のハンドルに設けられた検知要素の構成を説明するための図。 図8に示す検知要素の回路図。 検知要素からの情報に基づいて駆動要素による駆動力を調整する例を示すグラフ。 図1に示す乳母車に設けられた車輪ロック装置を、解除状態で示す斜視図。 図1に示す乳母車に設けられた車輪ロック装置を、ロック状態で示す斜視図。 図11に示す車輪ロック装置の一部を拡大して示す斜視図。 図12に示す車輪ロック装置を側方からみた側面図。 図1に示す乳母車のハンドルを前方に押し進めたときの検知要素の作用を説明するための図。 図1に示す乳母車のハンドルを下方に押し下げたとき及び坂道を下るときの検知要素の作用を説明するための図。 図1に示す乳母車のハンドルを後方に引いたときの検知要素の作用を説明するための図。 図1に示す乳母車を旋回させたときの状態を説明するための斜視図。 車輪を駆動させる他の例を示す斜視図。 図19に示す乳母車に設けられた車輪ロック装置の構成を示す斜視図。 図19に示す車輪ロック装置を構成する左側のロック部材を拡大して示す側面図。 図21に示す左側のロック部材を車輪をロックした状態で示す側面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図22は、一実施の形態による乳母車1を説明するための図である。このうち、図1は、一実施の形態による乳母車1を正面方向から示す図である。図1に示す乳母車1では、乳母車本体2に、第1座ユニット8a及び第2座ユニット8bが支持されている。第1座ユニット8a及び第2座ユニット8bは、乳幼児が着座する場所であり、左右に並べて配置されている。座ユニット8a、8bに着座した乳幼児を日差しや風から保護するよう、各座ユニット8a、8bには、幌9a、9bが設けられている。
なお、本明細書中において、乳母車1及びその構成要素に対する「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」の用語は、特に指示がない場合、展開状態にある乳母車1を、ハンドル20を把持しながら操作する操作者を基準とした「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」を意味する。さらに詳しくは、「前後方向d1」とは、図1における紙面の表裏方向に相当する。そして、特に指示がない限り、「前」とは、ハンドルを押す操作者が向く側であり、図1における紙面の表側が前となる。一方、「上下方向d3」とは前後方向に直交するとともに接地面に直交する方向である。したがって、接地面が水平面である場合、「上下方向d3」とは鉛直方向をさす。また、「左右方向d2」とは幅方向でもあって、「前後方向d1」及び「上下方向d3」のいずれにも直交する方向である。
図2に、乳母車1を座ユニット8a、8bを取り外した状態で側方から示す。図2に示す乳母車本体2は、フレーム本体10と、フレーム本体10に接続されたハンドル20とにより構成されている。
フレーム本体10において、複数の車輪4が支持されたベースフレーム11に、2つの座ユニット8a、8bを支持する上部フレーム12が接続されている。上部フレーム12は、ベースフレーム11に対して傾いた状態で支持されている。上部フレーム12の前方部分とベースフレーム11の前方部分とが前方リンク部材13を介して接続され、上部フレーム12の中間部分とベースフレーム11の後方部分とが中間リンク部材14を介して接続されている。前方リンク部材13及び中間リンク部材14は、リンクとして機能し、上部フレーム12がベースフレーム11に対して回動することを可能にする。
とりわけ、ベースフレーム11には、左右方向d2に離間して配置された左右の側ベースフレーム11a、11bが設けられている。左右の側ベースフレーム11a、11bの後端は、後方ベースフレーム11cにより連結されている。本実施の形態では、単一のパイプを曲げて成形することにより、左右の側ベースフレーム11a、11bと後方ベースフレーム11cとが一体に形成されている。ただし、左右の側ベースフレーム11a、11bと後方ベースフレーム11cとは、別個の部品として形成されていてもよい。
各側ベースフレーム11a、11bには、前輪41及び後輪42が取り付けられている。本実施の形態では、各前輪41は、キャスター3を介して側ベースフレーム11a、11bに回転可能且つ旋回可能に支持されている。キャスター3は、回転軸線Ar1を中心として前輪41を回転可能に支持し、且つ、回転軸線Ar1と非平行、本実施の形態では直交する方向に平行な旋回軸線As1を中心として旋回可能である。すなわち、前輪41は、自転可能であると共にその向きを変更可能となるようにキャスター3によって支持されている。
一方、前輪41よりも後方に位置する各後輪42は、キャスターによって旋回可能に支持されていない。本実施の形態において、各後輪42は、後述する駆動源5の駆動軸51b(図5参照)に回転可能に支持され、旋回可能にはなっていない。
上部フレーム12には、左右方向d2に離間して配置された左右の側上部フレーム12a、12bが設けられている。左右の側上部フレーム12a、12bの間には、中間フレーム12cが配置されている。本実施の形態では、左側の側上部フレーム12aと中間フレーム12cとの間に第1座ユニット8aが配置され、右側の側上部フレーム12bと中間フレーム12cとの間に第2座ユニット8bが配置されている。
左右の側上部フレーム12a、12b及び中間フレーム12cの後端は、後方上部フレーム12dにより連結されている。後方上部フレーム12dには、ハンドル20が取り付けられている。ハンドル20は、操作者の手で操作される部分である。ハンドル20については、図7乃至図10を参照して後述する。
なお、図示する例では、左右の側上部フレーム12a、12bと後方上部フレーム12dとが、単一のパイプを曲げて成形することにより一体に形成されている。ただし、左右の側上部フレーム12a、12bと後方上部フレーム12dとは、別個の部品として形成されていてもよい。
左右の側上部フレーム12a、12bの前端は、横連結バー12e及び上部側リンクフレーム13aにより連結されている。このうち、横連結バー12eは、左右方向d2に沿って直線状に形成され、横連結バー12eの中間部分に中間フレーム12cの前端が接続されている。
上部側リンクフレーム13aは、リンクとして機能し、横連結バー12eよりも前方となる領域に突き出した湾曲した形状をもつ。そして、上部側リンクフレーム13aの前方部分と左右の側ベースフレーム11a、11bの前端とに、ベース側リンクフレーム13bが掛け渡されている。ベース側リンクフレーム13bは、その前端において上部側リンクフレーム13aに固着され、その左右の後端は、横連結リンクバー13cを介して左右の側ベースフレーム11a、11bに回動可能に接続されている。横連結リンクバー13cは、左右方向d2に沿って直線状に形成され、左右の側ベースフレーム11a、11bの前端に回動可能に接続されている。上部側リンクフレーム13aとベース側リンクフレーム13bと横連結リンクバー13cとにより、リンクとして機能する前方リンク部材13が構成される。
なお、左右の中間リンク部材14は、左右の側上部フレーム12a、12bの中間部分と左右の側ベースフレーム11a、11bの後方部分とに掛け渡されている。各中間リンク部材14は、リンクとして機能し、側上部フレーム12a、12b及び側ベースフレーム11a、11bの両方に対して回動可能になっている。
以上のようなフレーム構造をもつ乳母車1は、図1及び図2に示す展開状態から、図3に示す折畳状態に折り畳むことができる。図3は、図2に示す乳母車1を折畳状態にて側方から示す図である。
まず、側上部フレーム12a、12bと上部側リンクフレーム13aとのロックを解除し、ハンドル20を自重を利用して下方に下ろしていく。この動作によって、上部側リンクフレーム13a、ベース側リンクフレーム13b及び中間リンク部材14が図2中反時計回り方向に回動して、上部フレーム12がベースフレーム11に重なるように折り畳まれていく。
以上の折り畳み動作の結果、図3に示すように、ベースフレーム11と上部フレーム12とが、乳母車1の側面視において接近して略平行に配置される。一方、乳母車1を図3に示す折り畳み状態から、図2に示す展開状態に戻すためには、上述した折畳操作と逆の手順を踏めばよい。
ところで、本実施の形態による乳母車1では、操作者の負担を軽減すべく、車輪4に駆動源5が接続されている。ただし、背景技術の欄で説明したように、従来の乳母車はいわゆる自走式の乳母車として構成されていたため、意図した通りに乳母車を操作することは容易ではなかった。そこで、本実施の形態による乳母車1は、操作者の走行操作に応じて車輪4に駆動力を提供する補助駆動式の手押し乳母車として構成されている。
図4に、車輪4の駆動を補助する機構をブロック図にて模式的に示す。図4に示すように、複数の車輪4のうちのいくつかに、駆動要素51、52が接続されている。駆動要素51、52は、車輪4を駆動させる構成要素、換言すれば、車輪4に駆動力を提供する構成要素である。本実施の形態では、2つの駆動要素すなわち第1駆動要素51及び第2駆動要素52が設けられ、第1駆動要素51が左側の後輪42を駆動し、第2駆動要素52が右側の後輪42を駆動するようになっている。
図5に、駆動要素51、52の構成の一例を示す。図5に示すように、各駆動要素51、52は、対応する側の後輪42に接続された駆動軸51a、52aと、駆動軸51a、52aを駆動させる直流モータ51b、52bと、により構成されている。駆動軸51a、52aの一端は、対応する側の後輪42に接続され、当該後輪42を回転軸線Ar2を中心として回転可能となるように支持し、旋回可能には支持していない。駆動軸51a、52aの他端は、直流モータ51b、52bの主軸に不図示の動力伝達要素(例えばギア)を介して連結されている。なお、駆動軸51a、52aは、直流モータ51b、52bの主軸と一体に構成されていてもよいし、別個の部材として構成されていてもよい。
直流モータ51b、52bは、左右の側ベースフレーム11a、11bに架け渡された収容ボックス70内に配置され、当該収容ボックス70内で側ベースフレーム11a、11bに支持されている。図6に、直流モータ51b、52bの接続関係を回路図にて示す。図6に示すように、2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bは、電源75に対して直列に接続されている。2つの直流モータ51b、52bが直列に接続されていることにより、接地面からの負荷に応じて駆動力を調整することに貢献するが、この点については後述する。
図4に戻って、各駆動要素51、52は、制御装置7に接続され、当該制御装置7により制御される。この制御装置7には、さらに検知要素6が接続されていて、検知要素6からの情報が入力として取り込まれる。そして、制御装置7は、検知要素6からの情報に基づいて各駆動要素51、52を制御して、各駆動要素51、52から車輪4への駆動力を調整する。また、制御装置7は、収容ボックス70に取り外し自在に固定された電源75に接続されている。このような制御装置7は、例えば、中央処理装置(CPU)及びレジスタ(REGISTER)を供えたマイクロコントローラや、プログラマブルコントローラ(PLC)の形態として実現され得る。
検知要素6は、乳母車本体2に入力される走行操作に関する情報を検知するものである。検知要素6が検知する走行操作に関する情報は、操作者から乳母車本体2に入力される情報であれば特に限定されない。走行操作に関する情報の一例として、ハンドル20を操作する手からの荷重に関する情報や、操作者が乳母車1を走行させる速度に関連する車輪4の回転数に関する情報を検知してもよい。
図2に戻って、本実施の形態による検知要素6は、ハンドル20に設けられ、当該ハンドル20に加えられる荷重に関する情報、換言すれば、ハンドル20に加えられる荷重を特定することが可能な情報を検知するように構成されている。先ず、ハンドル20の構成について説明し、その後、ハンドル20に設けられた検知要素6について説明していく。
図7に、ハンドル20を拡大して示す。図7に示すように、ハンドル20には、操作者の手が掛けられるグリップ21が配置され、グリップ21と乳母車本体2とをハンドル本体22が連結している。ハンドル本体22は、上部フレーム12との連結箇所c1において、当該上部フレーム12に締結されている。
とりわけ、ハンドル本体22を構成する要素として、後方上部フレーム12dからコラム22aが延び出し、コラム22aの両側にサイドバー22b、22cが配置されている。グリップ21は、左右方向d2に間隔を空けて並べられた2つのグリップ部分21a、21bとして構成され、左側のグリップ部分21aが、左側のサイドバー22bとコラム22aとの間に掛け渡され、右側のグリップ部分21bが、右側のサイドバー22cとコラム22aとの間に掛け渡されている。
図8に、コラム22aに設けられた検知要素6を拡大して示し、図9に、検知要素6の回路図を示す。図8及び図9に示すように、検知要素6としての複数の歪ゲージ61が、コラム22a内のインナー角材インナー角材22dに貼り付けられている。複数の歪ゲージ61は、ハンドル本体22の歪みを計測するようブリッジ回路を構成している。図8に示す例では、角型のインナー角材22dの上側の面に2つの歪ゲージ61が配置され、インナー角材22dの下側の面に2つの歪ゲージ61が配置され、これら4つの歪ゲージ61は互いに同一に構成される。なお、図示するインナー角材22dは中空になっているが、中実であってもよい。
図10に、歪ゲージ61が検知した歪みに応じて、駆動要素51、52により提供される駆動力を決定する制御の一例をグラフとして示す。図10のグラフにおいて、横軸は、歪ゲージ61が検知した歪みを示し、インナー角材22dの上側の面に貼り付けられた歪ゲージ61が延びた場合乃至インナー角材22dの下側の面に貼り付けられた歪ゲージ61が縮んだ場合を正の値とし、インナー角材22dの上側の面に貼り付けられた歪ゲージ61が縮んだ場合乃至インナー角材22dの下側の面に貼り付けられた歪ゲージ61が延びた場合を負の値としている。縦軸は、車輪4を駆動させる駆動力を示し、車輪4を前進方向に回転させる駆動力を正の値とし、車輪4を後退方向に回転させる駆動力を負の値としている。
図10に示すように、歪ゲージ61が検知した歪みの大きさが下限値α1よりも小さい場合、制御装置7は、駆動要素51、52による駆動力を車輪4に提供しないように制御する。これにより、外乱や意図しない操作が乳母車1に加えられても、乳母車1が意図せず動いてしまうことを防止することができる。
歪ゲージ61が検知した歪みの大きさが下限値α1よりも大きくなると、制御装置7は、駆動要素51、52による駆動力を、歪ゲージ61が検知した歪みの大きさに比例して車輪4に提供するように制御する。図10のグラフでは、対象となる歪ゲージ61が延びた場合には、車輪4を前進方向に回転させる駆動力を提供し、対象となる歪ゲージ61が縮んだ場合には、車輪4を後退方向に回転させる駆動力を提供する。
一方、ハンドル20に加えられる歪みの大きさが上限値α2よりも大きくなると、制御装置7は、駆動要素51、52による駆動力を、上限駆動力Fとして車輪4に提供するように制御する。
さて、このような駆動機構をもつ乳母車1を停車させている際には、図5に示す車輪ロック装置80を操作して車輪4をロックした状態を維持する。以下、図11及び図12を参照して、車輪4をロックする車輪ロック装置80について説明する。図11は、車輪ロック装置80を、車輪4の回転の規制を解除する解除状態S2で示す斜視図である。図12は、車輪ロック装置80を、車輪4の回転を規制するロック状態S1で示す斜視図である。
図11及び図12に示すように、車輪ロック装置80は、少なくとも1つの車輪4がロックすること、すなわち少なくとも1つの車輪4が回転軸線Ar2の周りで回転することを規制するためのものである。車輪ロック装置80は、図12に示すロック状態S1と、図11に示す解除状態S2と、の間を切り換え可能になっている。
車輪ロック装置80を構成する操作部材81が、後方ベースフレーム11cの周りに配置されている。操作部材81には、連結部材82を介してロック部材85が接続されている。本実施の形態では、ロック部材85が左右に1つずつ設けられており、各ロック部材85が対応する側の後輪42の回転を規制するようになっている。
操作部材81は、車輪4の回転を規制すべく、操作者によって操作される部品である。左右の側ベースフレーム11a、11bにマウントフレーム11dが掛け渡されていて、操作部材81は、このマウントフレーム11dに他の部品を介して旋回可能に支持されている。マウントフレーム11dは、図5に示す収容ボックス70の下方に位置し、マウントフレーム11d上に支持された操作部材81の大部分が収容ボックス70内に収容されている。
図13に、図11に示す車輪ロック装置80を拡大して示す。図13に示すように、操作部材81の構成要素として、マウントフレーム11dに固定されたガイド壁81aが設けられ、ガイド壁81aに沿って回動体81bが摺動するようになっている。回動体81bには、ガイド壁81aに案内される回動体本体81cが含まれ、回動体本体81cから後方に向かって操作レバー81dが延び出している。操作レバー81dは、操作者の手で操作される部分である。
本実施の形態において、ガイド壁81aは、円弧状の経路に沿って配置され、回動体本体81cも円弧状の経路に沿ってその外縁が成形されている。ゆえに、操作レバー81dを図11に示す位置と図12に示す位置との間で切り換えると、回動体本体81cがガイド壁81aに沿って案内されて旋回する。
一方、回動体本体81cから前方に向かって、延出片81eが延び出している。延出片81eの前端には、連結部材82が支点ピン83を介して接続されている。この支点ピン83は、マウントフレーム11dに他の部品を介して固定されている。ゆえに、操作部材81は、支点ピン83を中心として、図11に示すロック位置P1と図12に示す解除位置P2との間を回動するようになっている。
連結部材82は、操作部材81の動きに連動して、左右のロック部材85を移動させる部品である。連結部材82を構成する要素として、リンクバー82aの一端が操作部材81の延出片81eに枢着され、当該リンクバー82aの一端には、左側の連結アーム82bも接続されている。一方、リンクバー82aの他端には、右側の連結アーム82cが接続されている。
なお、リンクバー82aの一端に左側の連結アーム82bが接続され、リンクバー82aの他端に右側の連結アーム82cが接続されていることにより、リンクバー82aが操作部材81の動きに連動して回動すると、左右の連結アーム82b、82cが左右方向d2において逆向きに動く。すなわち、左側の連結アーム82bが左側に押し出されると、右側の連結アーム82cが右側に押し出され、左側の連結アーム82bが右側に引き込まれると、右側の連結アーム82cが左側に引き込まれる。これにより、操作部材81の操作に連動して、左右の連結アーム82b、82cを同時に押し出すまたは同時に引き込むことを可能とする。
各連結アーム82b、82cは、部分的に曲がって延び、その先端にロック部材85が取り付けられている。ロック部材85は、車輪4に選択的に係合して車輪4の回転軸線Ar2に対する回転を規制する部品である。図12から理解されるように、各ロック部材85は、左右方向d2に平行な回転軸線Ar2に沿った軸方向をもつ棒状の部材にて構成されている。
図14に、車輪ロック装置80をロック状態S1に配置した状態でロック部材85及び後輪42を示す。先ず、後輪42を構成する要素として、ホイール部42aの外周にタイヤ42bが保持され、ホイール部42aのロック部材85側を向く面に、ブレーキ板42cが固定されている。ブレーキ板42cには、後輪42の回転軸線Ar2周りに並べられた複数の受容孔42dが形成されている。
受容孔42dは、車輪ロック装置80がロック状態S1にあるときに、当該車輪ロック装置80のロック部材85の先端を受容するためのものである。受容孔42dは、後輪42の回転軸線Ar2に沿って形成されている。
しかして、図12及び図14に示すように、操作部材81がロック位置P1に切り換えられると、連結部材82を介して左右のロック部材85が左右方向d2外側に押し出され、後輪42の受容孔42dに受け入れられる。これにより、後輪42が回転軸線Ar2を中心として回転することが規制され、この結果、車輪ロック装置80がロック状態S1をとることができる。一方、図11に示すように、操作部材81が解除位置P2に切り換えられると、連結部材82を介して左右のロック部材85が左右方向d2内側に引っ張られ、後輪42の受容孔42d外に抜け出る。これにより、後輪42の回転が規制された状態が解除され、この結果、車輪ロック装置80が解除状態S2をとることができる。
なお、各連結アーム82b、82cは、ロック部材85を左右方向d2外側に押し出すように、不図示のバネによって付勢されている。このため、操作部材81がロック位置P1に切り換えられた状態において、ロック部材85が後輪42の受容孔42dからずれている場合、ロック部材85がブレーキ板42cに押し付けられた状態となり、受容孔42dへ受け入れられることを待機する状態となる。
ところで、車輪ロック装置80によって車輪4の回転を規制した状態(ロックした状態)で、車輪4が駆動源5によって駆動させられようとすると、ロックされているため駆動させられず、結果として駆動源5に過大な負荷が掛かってしまう。そこで、本実施の形態では、図13に示すように、車輪4をロックした状態で駆動源5からの駆動力が車輪4に伝わることがないよう、車輪ロック装置80の状態を監視するロックセンサ90が設けられている。
図13に示すように、ロックセンサ90は、マウントフレーム11dに他の部品を介して固定されている。ロックセンサ90を構成する要素として、感知ボタン91が設けられたセンサ本体92が配置され、感知ボタン91を押し込む検出片93がセンサ本体92に片持ちで支持されている。すなわち、検出片93は、その一端がセンサ本体92に固定され、他端が自由端になっている。
操作部材81がロック位置P1と解除位置P2との間で揺動すると、その動きに連動して右側の連結アーム82cが動く。この右側の連結アーム82cの動きに応じて検出片93が押し出されることによって、検出片93が感知ボタン91を押し込む。これにより、ロックセンサ90が操作部材81の位置を検知することができる。
ただし、ロックセンサ90は、操作部材81の位置を検知することができれば特に限定されない。他の例として、連結アーム82cに押し出される磁性体の動きを、磁界の変化として検知するタイプのものや、連結アーム82cに押し出される可動体の動きを、明るさの変化として検知するタイプのものが挙げられる。
ロックセンサ90の検知した情報は、制御装置7に送られる。制御装置7は、ロックセンサ90の検知した情報に基づいて、駆動源5を駆動させるタイミングを制御する。本実施の形態の制御装置7は、ロックセンサ90によって操作部材81がロック位置P1に位置することを検知されている間は、駆動源5から車輪4に駆動力を伝えないよう制御する。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
とりわけ、図2から理解されるように、検知要素6を構成する4つの歪ゲージ61は、グリップ21よりも上下方向d3における上方に位置し、グリップ21は、連結箇所c1よりも後方且つ下方となる位置に位置している。このような配置によれば、以下の図15乃至図18に示すように歪ゲージ61が作用する。図15乃至図18は、ハンドル20を操作したときの歪ゲージ61の作用を説明するための図である。なお、以下の説明では、インナー角材22dをその長手方向に平行な平面にて2つの部分に区画したときに、上側となる部分を上領域A1とし、下側となる部分を下領域A2とする(図8参照)。
図15に示すように、操作者がグリップ21を握って乳母車1を前後方向d1における前方に押し進めた場合、インナー角材22dの上領域A1が延び下領域A2が縮む。上領域A1が延び下領域A2が縮んだ情報は、4つの歪ゲージ61にて計測される。歪ゲージ61にて計測された情報は、制御装置7に送られる。情報を受け取った制御装置7は、グリップ21が前方に押し進められた若しくは下方に押し下げられたと認識し、2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bが直列に接続された回路に、歪ゲージ61が計測した値に応じた電流を提供する。これにより、直流モータ51b、52bが回転し、直流モータ51b、52bに接続された駆動軸51a、52aが後輪42を前進方向に回転させる。このようにして、駆動軸51a、52aが後輪42の回転を補助することにより、操作者が乳母車1を前方に押す負担が軽減される。
走行面に段差がある場合には、操作者はグリップ21を上下方向d3における下方に押し下げて、前輪41を浮かせようとする。図16に示すように、操作者が乳母車1を下方に押し下げた場合、図15の場合と同様に、インナー角材22dの上領域A1が延び下領域A2が縮む。上領域A1が延び下領域A2が縮んだ情報は、4つの歪ゲージ61にて計測され制御装置7に送られる。情報を受け取った制御装置7は、グリップ21が前方に押し進められた若しくは下方に押し下げられたと認識し、2つの直流モータ51b、52bが直列に接続された回路に、歪ゲージ61が計測した値に応じた電流を提供する。これにより、直流モータ51b、52bが回転し、直流モータ51b、52bに接続された駆動軸51a、52aが後輪42を前進方向に回転させる。すなわち、グリップ21が下方に押し下げられた場合、グリップ21が前方に押し進められた場合と同様に、後輪42を前進方向に回転させる。結果として、段差を乗り越える動作中であっても、駆動源5による駆動力の補助を受けることができ、乳母車1を過度な負担なく押し進ませることができる。
一方、下り坂で乳母車1を押し進める場合には、図17に示すように、操作者がグリップ21を握って乳母車1を前後方向d1における後方に引き寄せることとなる。この場合、図15及び図16の場合とは逆に、インナー角材22dの上領域A1が縮み下領域A2が延びる。上領域A1が縮み下領域A2が延びた情報は、4つの歪ゲージ61にて計測され制御装置7に送られる。情報を受け取った制御装置7は、グリップ21が後方に引かれたと認識し、2つの直流モータ51b、52bが直列に接続された回路に、歪ゲージ61が計測した値に応じた電流を、図15及び図16の場合と逆向きに提供する。これにより、直流モータ51b、52bが回転し、直流モータ51b、52bに接続された駆動軸51a、52aが後輪42を後退方向に回転させる。このようにして、駆動軸51a、52aが後輪42の回転を補助することにより、操作者が乳母車1を後方に引く負担が軽減される。
次に、乳母車1を旋回させる際には、図18に示すように、2つのグリップ部分21a、21bを前方に押す力に差異を生じさせることにより、乳母車1を旋回させることができる。図18に示す例では、左側のグリップ部分21aよりも右側のグリップ部分21bに掛かる力を大きくすることにより、乳母車1を左回りに旋回させることができる。2つのグリップ部分21a、21bに異なる力を掛けても、図15の場合と同様に、インナー角材22dの上領域A1が延び下領域A2が縮む。上領域A1が延び下領域A2が縮んだ情報は、4つの歪ゲージ61にて計測され制御装置7に送られる。情報を受け取った制御装置7は、グリップ21が前方に押し進められた若しくは下方に押し下げられたと認識し、2つの直流モータ51b、52bが直列に接続された回路に、歪ゲージ61が計測した値に応じた電流を提供する。図6に示す直列回路で2つの直流モータ51b、52bが同一に構成されている場合、2つの直流モータ51b、52bに流れる電流の大きさも等しいため、2つの直流モータ51b、52bが車輪4に提供する駆動力も相等しいとも思われる。
ただし、乳母車1を左回りに旋回させると、内輪となる左側の車輪4に外輪となる右側の車輪4よりも接地面からの大きな抵抗が掛かり、内輪となる左側の車輪4に接続された直流モータ51bが回転し難くなる。内輪となる左側の車輪4に接続された直流モータ51bの回転数が低下すると、当該直流モータ51bに生じる逆起電力が低下し、直列回路により多くの電流が流れやすくなる。結果として、外輪となる右側の車輪4に接続された直流モータ52bに流れる電流が相対的に多くなり、外輪となる右側の車輪4により大きな駆動力を提供することが可能となる。これにより、外輪となる右側の車輪4を回転させ易くなり、この結果、旋回動作をスムーズに行うことができる。
乳母車1の走行操作が完了すると、乳母車1を停止させて、操作部材81を図11に示す解除位置P2から図12に示すロック位置P1に切り換える。これに連動して、ロック部材85が後輪42の回転を規制した状態を解除され、この結果、車輪ロック装置80が解除状態S2からロック状態S1に切り換えられる。操作部材81がロック位置P1に切り換えられた情報は、ロックセンサ90によって検知され、制御装置7に送られる。情報を受け取った制御装置7は、ロックセンサ90によって操作部材81がロック位置P1に位置することを検知されている間は、駆動源5から車輪4に駆動力を伝えないよう制御する。換言すれば、車輪ロック装置80がロック状態S1にある間は、駆動源5から車輪4に駆動力を伝えないように制御する。これにより、操作者が意図せずハンドル20に荷重を加えてしまったとしても、駆動源5が車輪4を駆動させるように作動することを防止することができる。
以上のように、本実施の形態による乳母車1は、乳母車本体2と、乳母車本体2に支持され各々の回転軸線Ar1、Ar2の周りで回転(自転)する複数の車輪4と、乳母車本体2に支持され、複数の車輪4のうちの少なくとも1つに駆動力を提供する駆動源5と、乳母車本体2に入力される走行操作に関する情報を検知する検知要素6と、検知要素6が検知した情報に基づいて駆動源5を制御して、駆動源5から車輪4への駆動力を調整する制御装置7と、複数の車輪4のうちの少なくとも1つの車輪4が回転軸線Ar2の周りで回転することを規制するロック状態S1と、車輪4の回転を規制した状態を解除する解除状態S2と、の間を切り換え可能となるように乳母車本体2に設けられた車輪ロック装置80と、を備え、車輪ロック装置80がロック状態S1にある間は、駆動源5からの駆動力が車輪4に伝えられないようになっている。このような形態によれば、車輪4の回転を規制した状態で駆動源5が車輪4を駆動させようとすることを防ぐことができ、駆動源5に過大な負荷が掛かることを抑制することができる。また、乳母車1の走行操作に合わせて、駆動源5による車輪4への駆動力を調整することができるため、乳母車1を意図した通りに操作することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、複数の車輪4のうち、駆動源5から駆動力を提供される車輪が後輪42であり、複数の車輪4のうちの前輪41は、キャスター3を介して乳母車本体2に支持されている。前輪41がキャスター3を介して乳母車本体2に支持されていることで、乳母車1の旋回操作をスムーズに行うことができる。また、操作者が操作するハンドル20が後方に位置することや、乳母車1に乗車する乳幼児の重心を考慮すると、後輪42は荷重が掛かり易く接地面に安定して接地するといえる。安定して接地した後輪42に駆動源5からの駆動力が提供されることで、駆動源5による駆動補助を安定して実現することができる。
また、本実施の形態によれば、駆動源5は、複数の車輪4のうちの少なくとも1つに駆動力を提供する第1駆動要素51と、複数の車輪4のうちの第1駆動要素51から駆動力を提供される車輪4とは異なる車輪4に駆動力を提供し、第1駆動要素51とは別個に設けられた第2駆動要素52と、を有する。このような形態によれば、異なる車輪4に異なる駆動力を提供することにより、乳母車1の走行状態に応じた適切な駆動力の分配を実現することに寄与する。
また、本実施の形態によれば、第1駆動要素51から駆動力を提供される車輪4と、第2駆動要素52から駆動力を提供される車輪4とは、左右方向d2における位置が異なっており、第1駆動要素51及び第2駆動要素52は、直流モータをそれぞれ含み、第1駆動要素51の直流モータ51bと第2駆動要素52の直流モータ52bとは、電源75に対して直列に接続されている。乳母車1を旋回させる場合、内輪となる車輪4に外輪となる車輪4よりも接地面からの大きな抵抗が掛かる。このため、2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bを直列に接続した場合、内輪となる車輪4に接続された直流モータ51bが回転し難くなる。内輪となる車輪4に接続された直流モータ51bの回転数が低下すると、直流モータ51bに生じる逆起電力が低下し、直列回路により多くの電流が流れやすくなる。結果として、外輪となる車輪4に接続された直流モータ52bに流れる電流が相対的に多くなり、外輪となる車輪4により大きな駆動力を提供することが可能となる。以上のことから、2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bを直列に接続した場合、旋回動作中に外輪となる車輪4を回転させ易くなり、旋回動作をスムーズに行うことができる。
また、本実施の形態によれば、乳母車本体2は、複数の車輪4を支持するフレーム本体10と、フレーム本体10に接続されたハンドル20と、を有し、検知要素6は、ハンドル20に設けられ、当該ハンドル20に加えられる荷重に関する情報を検知する。乳母車本体2に入力される走行操作に関する情報として、ハンドル20に加えられる荷重に関する情報を選択することで、操作者の走行操作に関する意図に応じて駆動源5から車輪4に駆動力を提供することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、ハンドル20は、操作者の手が掛けられるグリップ21と、グリップ21と乳母車本体2とを連結するハンドル本体22と、を有し、制御装置7は、検知要素6によって、グリップ21が前方に押された情報または下方に押し下げられた情報が検知されると、駆動源5に車輪4を前進させる駆動力を提供させ、検知要素6によってグリップ21が後方に引かれた情報が検知されると、駆動源5に車輪4を後退させる駆動力を提供させる。このような形態によれば、操作者によるグリップ21の操作に合わせて、駆動源5による車輪4への駆動力を調整することができる。とりわけ、本実施の形態によれば、接地面の段差等を乗り越えるために前輪41を浮かせるようグリップ21を下方に押し下げた場合であっても、駆動源5が車輪4を前進させるように駆動する。このため、段差を乗り越える動作中であっても、駆動源5による駆動力の補助を受けながら乳母車1を過度な負担なく押し進ませることができる。
また、本実施の形態によれば、検知要素6は、ハンドル20のハンドル本体22に取り付けられた複数の歪ゲージ61を含み、少なくとも1つの歪ゲージ61は、グリップ21が前方に押される若しくは下方に押し下げられると延びグリップ21が後方に引かれると縮む、または、グリップ21が前方に押される若しくは下方に押し下げられると縮みグリップ21が後方に引かれると延びるようになっている。このような形態によれば、検知要素6が歪ゲージ61によって実現されるため、操作者がグリップ21を操作する情報を、複雑な構造を回避しつつ安定して検知することができる。操作者がグリップ21を操作する情報をさらに安定して検知する観点から、グリップ21は、ハンドル本体22とフレーム本体10との連結箇所c1よりも後方且つ下方となる位置または前方且つ上方となる位置に位置しているのがよい。
とりわけ、本実施の形態によれば、グリップ21は、連結箇所c1よりも後方且つ下方となる位置に位置し、歪ゲージ61は、ハンドル本体22のうちの、操作部材21との接続箇所と連結箇所c1との間となる部分に取り付けられている。この場合、操作者からグリップ21に加えられる荷重に連動して、ハンドル本体22のうちの歪ゲージ61が貼り付けられた部分が感度良く伸縮する。このため、歪ゲージ61によって、操作者がグリップ21を操作する情報をさらに精度良く検知することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、車輪ロック装置80は、ロック位置P1と解除位置P2との間で移動可能な操作部材81と、操作部材81に接続され当該操作部材81に連動して動くロック部材85と、を有し、ロック部材85は、操作部材81がロック位置P1に位置する間は車輪4に係合して当該車輪4が回転軸線Ar2の周りで回転することを規制し、操作部材81が解除位置P2に位置する間は車輪4から離間して当該車輪4の回転を規制した状態を解除する。このような形態によれば、操作部材81をロック位置P1と解除位置P2との間で切り換えるだけで、車輪ロック装置80が車輪4の回転を規制するロック状態S1と、車輪4の回転を規制した状態を解除する解除状態S2と、を容易に切り換えることができる。すなわち、車輪ロック装置80のロック状態S1と解除状態S2とを容易に切り換えることができる点で、優れている。
また、本実施の形態によれば、車輪ロック装置80の状態を検知するロックセンサ90をさらに備え、制御装置7は、ロックセンサ90によって車輪ロック装置80がロック状態S1にあることを検知されている間は、駆動源5からの駆動力が車輪4に伝わらないよう制御する。換言すれば、車輪ロック装置80は、操作部材81の位置を検知するロックセンサ90をさらに有し、制御装置7は、ロックセンサ90によって操作部材81がロック位置P1に位置することを検知されている間は、駆動源5からの駆動力が車輪4に伝わらないよう制御する。このような形態によれば、ロックセンサ90によって車輪ロック装置80の状態を検知することによって、車輪4の回転を規制した状態において駆動源5からの駆動力が車輪4に伝わらないように制御することができる。このため、車輪4の回転を規制した状態で駆動源5が車輪4を駆動させようとすることを防ぐことができる乳母車1を、さらに確実に実現することができる。
また、本実施の形態によれば、車輪ロック装置80は、ロック状態S1において、少なくとも駆動源5から駆動力を提供され得る車輪4が回転軸線Ar2の周りで回転することを規制する。この場合、車輪ロック装置80がロックする車輪4と駆動源5からの駆動力が提供される車輪4とが同一のため、車輪4をロックした状態で駆動源5が車輪4を駆動させてしまうと、駆動源5にさらに過大な負荷が掛かる。したがって、このような乳母車1において、車輪4の回転を規制した状態で駆動源5が車輪4を駆動させようとすることを防ぐことが一層効果的である。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、変形の一例について説明する。
例えば、上述した実施の形態では、左右に並べて2つの座ユニット8a、8bが設けられる例を示したが、座ユニット8a、8bの数は、このような例に限定されない。例えば、単一の座ユニットが設けられていてもよいし、2つ以上の座ユニットが設けられ、この2つ以上の座ユニットが前後に並べられていてもよい。
また、上述した実施の形態では、2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bが電源75に対して直列に接続された例を示したが、直流モータ51b、52bに関する回路設計は、上述した例に限定されない。2つの駆動要素51、52の直流モータ51b、52bが電源75に対して並列に接続されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、検知要素6が歪ゲージ61からなる例を示したが、検知要素6の形態は、上述した例に限定されない。検知要素6は、乳母車本体2に入力される走行操作に関する情報を検知することができる限り任意であり、他の例として、ハンドル本体22に取り付けられたトルクセンサや圧力センサや磁歪センサ等として構成されていてもよい。例えば、圧力センサとしては、ハンドル20に加えられる荷重を作動流体の圧力の変化として捉え、この圧力の変化をダイヤフラムを介して感圧素子で計測した後、電気信号として出力するタイプのものであってもよい。
また、上述した実施の形態では、単一の支柱からなるコラム22aが、後方上部フレーム12dとグリップ21とを連結する例を示したが、コラム22aの形態は、上述した例に限定されない。コラム22aが複数の支柱からなり、後方上部フレーム12dとグリップ21とを連結してもよい。
また、上述した実施の形態では、図5に示すように、2つの駆動要素51、52が、左右の後輪42を駆動させる例を示したが、車輪4を駆動させる形態は、上述した例に限定されない。図19に、車輪4を駆動させる他の例を示す。図19に示す例では、3つの後輪42がベースフレーム11に支持されていて、左右の後輪42の間にある中央の後輪42に、駆動源5が接続されている。
図20に、車輪ロック装置80の構成を示す。図20に示すように、車輪ロック装置80を構成する操作部材81が、中央の後輪42の近傍でベースフレーム11に支持されている。図20に示す操作部材81は、足で操作されるペダルとして構成され、図20に示す解除位置P2と、解除位置P2よりも下方に踏み込まれたロック位置P1(図22参照)と、の間で揺動可能になっている。
操作部材81には、中央の後輪42の回転を規制するロック部材85と、左側の後輪42の回転を規制する別のロック部材85と、右側の後輪42の回転を規制する別のロック部材85と、が接続されている。
中央の後輪42の回転を規制するロック部材85は、操作部材81と一体に構成されていて、操作部材81と一体に動く。中央のロック部材85は、係止突起85aを含み、この係止突起85aが中央の後輪42に含まれるブレーキ板42cの係止溝42e(図21参照)に受容されるようになっている。
左右の後輪42の回転を規制するロック部材85は、連結部材82を介して操作部材81に接続されている。連結部材82は、可撓性をもつ左右のワイヤー材82d、82eとして構成され、操作部材81の動きに連動して左右のロック部材85を引っ張るまたは押し出すようになっている。
図21に、左側のロック部材85を拡大して示す。なお、図示は省略するが、右側のロック部材85も図21に示す左側のロック部材85と略同様に構成される。図21に示すように、左側のロック部材85が、上下方向d3にスライド可能となるようにベースフレーム11に支持されている。ロック部材85には、操作部材81の動きに連動して可動となるよう、ワイヤー材82dの端部が接続されている。
また、ロック部材85には、後輪42の回転軸線Ar2に沿った長手軸をもつ係止ピン85bが設けられている。係止ピン85bは、左側の後輪42のブレーキ板42cに形成された受容孔42d(図14参照)に受容されるようになっている。
また、ロック部材85のスライド移動を検知するよう、ベースフレーム11にロックセンサ90が支持されている。ロックセンサ90を構成する要素として、感知ボタン91が設けられたセンサ本体92が配置され、感知ボタン91を押し込む検出片93がセンサ本体92に片持ちで支持されている。
図22に、左側のロック部材85で後輪42をロックした状態を示す。図22に示すように、操作部材81がロック位置P1に切り換えられると、操作部材81に連動して3つのロック部材85が揺動して、各ロック部材85の係止突起85aまたは係止ピン85bが対応する後輪42の係止溝42eまたは受容孔42dに受け入れられる。このようにして、車輪ロック装置80がロック状態S1に切り換えられる。車輪ロック装置80がロック状態S1に切り換えられた情報は、ロックセンサ90によって検知されて制御装置7に送られる。
一方、操作部材81が図20及び図21に示す解除位置P2に切り換えられると、操作部材81に連動して3つのロック部材85が揺動して、係止突起85aまたは係止ピン85bが後輪42の係止溝42e外または受容孔42d外に抜け出る。このようにして、車輪ロック装置80が解除状態S2に切り換えられる。車輪ロック装置80が解除状態S2に切り換えられた情報は、ロックセンサ90によって検知されて制御装置7に送られる。
図19乃至図22に示す形態によっても、車輪ロック装置80は、ロック位置P1と解除位置P2との間で移動可能な操作部材81と、操作部材81に接続され当該操作部材81に連動して動くロック部材85と、を有し、ロック部材85は、操作部材81がロック位置P1に位置する間は車輪4に係合して当該車輪4が回転軸線Ar2の周りで回転することを規制し、操作部材81が解除位置P2に位置する間は車輪4から離間して当該車輪4の回転を規制した状態を解除する。このような形態によれば、操作部材81をロック位置P1と解除位置P2との間で切り換えるだけで、車輪ロック装置80が車輪4の回転を規制するロック状態S1と、車輪4の回転を規制した状態を解除する解除状態S2と、を容易に切り換えることができる。すなわち、車輪ロック装置80のロック状態S1と解除状態S2とを容易に切り換えることができる点で、優れている。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。

Claims (7)

  1. 乳母車本体と、
    前記乳母車本体に支持され各々の回転軸線の周りで回転する複数の車輪と、
    前記乳母車本体に支持され、前記複数の車輪のうちの少なくとも1つに駆動力を提供する駆動源と、
    前記乳母車本体に入力される走行操作に関する情報を検知する検知要素と、
    前記検知要素が検知した情報に基づいて前記駆動源を制御して、当該駆動源から前記車輪への駆動力を調整する制御装置と、
    前記複数の車輪のうちの少なくとも1つの車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制するロック状態と、前記車輪の回転を規制した状態を解除する解除状態と、の間を切り換え可能となるように前記乳母車本体に設けられた車輪ロック装置と、
    を備え、
    前記車輪ロック装置が前記ロック状態にある間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝えられないようになっている、乳母車。
  2. 前記車輪ロック装置の状態を検知するロックセンサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記ロックセンサによって前記車輪ロック装置が前記ロック状態にあることを検知されている間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝わらないよう制御する、請求項1に記載の乳母車。
  3. 前記車輪ロック装置は、ロック位置と解除位置との間で移動可能な操作部材と、前記操作部材に接続され当該操作部材に連動して動くロック部材と、を有し、
    前記ロック部材は、前記操作部材が前記ロック位置に位置する間は前記車輪に係合して当該車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制し、前記操作部材が前記解除位置に位置する間は前記車輪から離間して当該車輪の回転を規制した状態を解除する、請求項2に記載の乳母車。
  4. 前記操作部材の位置を検知するロックセンサをさらに備え、
    前記制御装置は、前記ロックセンサによって前記操作部材が前記ロック位置に位置することを検知されている間は、前記駆動源からの駆動力が前記車輪に伝わらないよう制御する、請求項3に記載の乳母車。
  5. 前記車輪ロック装置は、前記ロック状態において、少なくとも前記駆動源から駆動力を提供される車輪が自身の回転軸線の周りで回転することを規制する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乳母車。
  6. 前記複数の車輪のうち、前記駆動源から駆動力を提供される車輪が後輪であり、
    前記複数の車輪のうちの前輪は、キャスターを介して前記乳母車本体に支持されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乳母車。
  7. 前記乳母車本体は、前記複数の車輪を支持するフレーム本体と、前記フレーム本体に接続されたハンドルと、を有し、
    前記検知要素は、前記ハンドルに設けられ、当該ハンドルに加えられる荷重に関する情報を検知する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乳母車。
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