JPWO2017018074A1 - 音響変換装置及び音声出力機器 - Google Patents

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Abstract

製造コストの増大及び大型化を来すことなく音響特性の向上を図る。磁性材料によって形成されたヨークとヨークに取り付けられたマグネットと駆動電流が供給されるコイルとコイルに駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、開口を有する保持枠と開口を覆う状態で保持枠に貼り付けられたフィルムとフィルムに貼り付けられた状態で保持枠の内側に保持された振動板と振動部の振動を振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、振動板の外周における全周が保持枠の内周における全周から離隔された。

Description

本技術は、アーマチュアにおける振動部の振動を伝達梁によって振動板に伝達する音響変換装置及びこれを備えた音声出力機器の技術分野に関する。
特開2012−4850号公報 特開2012−4851号公報 特開2012−4852号公報 特開2012−4853号公報
ヘッドホーン、イヤホーン、補聴器等の各種の音声出力機器に組み込まれアーマチュアと称される振動子を有し小型のスピーカーとして機能する音響変換装置がある。
このような音響変換装置においては、アーマチュアを有する駆動ユニットと振動板を有する振動板ユニットとが収納ケースに収納され、アーマチュアの振動部が振動したときに伝達梁によって振動が振動板に伝達され、振動板の振動に応じた音声が出力される(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
特許文献1乃至特許文献4に記載された音響変換装置にあっては、保持枠に樹脂フィルムが貼り付けられ、樹脂フィルムに振動板が貼り付けられ、振動板の一端部が接着剤によって保持枠に固定されている。梁部(伝達梁)が振動板の他端部から折り曲げられて振動板と一体に形成され、アーマチュアにおける振動部の先端部に梁部の先端部が接着剤によって固定されている。
従って、コイルに電流が供給されて振動部が振動すると、振動部の振動が伝達梁から振動板に伝達されて振動板が振動し、振動板の振動に応じた音声が出力される。このとき振動板は一端部が接着剤によって保持枠に固定されているため、接着された部分を支点として片持ち状態で振動する。このように振動板が接着された部分を支点として振動することにより、特に、高周波数領域における音圧のバラツキが抑制され、安定した音圧を得ることが可能にされている。
ところで、音響変換装置は、高周波数領域のみならず低周波数領域においても用いられるため、低周波数領域における音響特性の向上も図られることが望ましい。
高周波数領域のみならず低周波数領域における音響特性の向上をも図る手段として、例えば、アーマチュアにおける駆動部の振幅を増加させる手段があるが、この場合には入力電圧や変換効率を上げる必要が生じ、消費電力の増大を来すおそれがある。
また、高周波数領域のみならず低周波数領域における音響特性の向上をも図る手段として、例えば、振動板の面積を大きくする手段もあるが、この場合には振動板を大きくする分、保持枠等の他の部材の大きさも大きくする必要が生じ、音響変換装置及びこれを備える音声出力機器の大型化を来たすおそれがある。
そこで、本技術音響変換装置及び音声出力機器は、上記した問題点を克服し、製造コストの増大及び大型化を来すことなく音響特性の向上を図ることを目的とする。
第1に、本技術に係る音響変換装置は、磁性材料によって形成されたヨークと前記ヨークに取り付けられたマグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔されたものである。
これにより、振動板が保持枠の内周より内側においてフィルムによって保持され、振動板に伝達梁から振動が伝達されたときに振動板が厚み方向において並進運動され易くなる。
第2に、上記した音響変換装置においては、前記振動板の外周における全周と前記保持枠の内周における全周との間の距離が一定にされることが望ましい。
これにより、振動板の外周と保持枠の内周との距離が全周において一定になる。
第3に、上記した音響変換装置においては、前記保持枠の隅角部における内周が曲線状に形成されることが望ましい。
これにより、振動板が振動したときに保持枠の隅角部に応力集中が生じない。
第4に、上記した音響変換装置においては、前記振動板の隅角部における外周が曲線状に形成されることが望ましい。
これにより、振動板が振動したときに振動板の隅角部に応力集中が生じない。
第5に、上記した音響変換装置においては、前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成されることが望ましい。
これにより、伝達梁と振動板が一体に形成される。
第6に、上記した音響変換装置においては、前記伝達梁が前記振動板に連続する基部と前記基部に連続し前記振動部に連結される連結部とを有し、前記基部の幅が前記連結部の幅より大きくされることが望ましい。
これにより、伝達梁の振動板との連続部分の幅が大きくなって伝達梁の強度が高くなる。
第7に、上記した音響変換装置においては、前記基部の幅と前記連結部の幅とがそれぞれ一定にされることが望ましい。
これにより、基部と連結部がそれぞれ両者の連続方向における位置に拘わらず同じ強度になる。
第8に、上記した音響変換装置においては、前記振動板に補強リブが形成されることが望ましい。
これにより、振動板の強度が高くなり振動時に振動板の撓みが抑制される。
第9に、上記した音響変換装置においては、前記伝達梁にリブが形成されることが望ましい。
これにより、伝達梁の強度が高くなり振動時に伝達梁の撓みが抑制される。
第10に、上記した音響変換装置においては、前記駆動ユニットと前記振動板ユニットを収納するケース体とカバー体を有し前記振動板に振動が伝達されたときに発生する音声を出力する音声出力孔が形成された収納ユニットを備えることが望ましい。
これにより、駆動ユニットと振動板ユニットが収納ユニットによって保護される。
第11に、本技術に係る音声出力機器は、第1の音響変換装置と第2の音響変換装置を備え、前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置は何れも、マグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、前記第1の音響変換装置は前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔され、前記第2の音響変換装置は前記振動板の一端部が前記保持枠の内周部に固定されたものである。
これにより、第1の音響変換装置において、振動板が保持枠の内周より内側においてフィルムによって保持され、振動板に伝達梁から振動が伝達されたときに振動板が厚み方向において並進運動され易くなる。
第12に、上記した音声出力機器においては、前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置において何れも、前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成され、前記第1の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅が、前記第2の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅より大きくされることが望ましい。
これにより、第1の音響変換装置の伝達梁と第2の音響変換装置における伝達梁とがそれぞれ低周波数領域と高周波数領域に好適な強度に形成される。
第13に、上記した音声出力機器においては、前記第1の音響変換装置における前記振動板の厚みが前記第2の音響変換装置における前記振動板の厚みより厚くされることが望ましい。
これにより、第1の音響変換装置の振動板と第2の音響変換装置における振動板とがそれぞれ低周波数領域と高周波数領域に好適な強度に形成される。
本技術音響変換装置及び音声出力機器は、振動板が保持枠の内周より内側においてフィルムによって保持され、振動板に伝達梁から振動が伝達されたときに振動板が厚み方向において並進運動され易くなるため、製造コストの増大及び大型化を来すことなく音響特性の向上を図ることができる。
図2乃至図18と共に本技術音響変換装置及び音声出力機器の実施の形態を示すものであり、本図は、音響変換装置の分解斜視図である。 音響変換装置の拡大斜視図である。 音響変換装置の拡大断面図である。 駆動ユニットと振動板ユニットが結合された状態を示す拡大正面図である。 駆動ユニットの拡大分解斜視図である。 駆動ユニットの拡大斜視図である。 振動板ユニットの拡大平面図である。 振動板と伝達梁の拡大斜視図である。 振動板ユニットが駆動ユニットに固定された状態を示す拡大斜視図である。 駆動ユニットと振動板ユニットがケース体に収納された状態を示す分解斜視図である。 振動板ユニットの保持枠に第1のシール剤が装填される前の状態を示す拡大断面図である。 カバー体がフィルムに載置された状態を示す拡大断面図である。 振動板ユニットの保持枠に装填された第1のシール剤が隙間に充填された状態を示す拡大断面図である。 振動板が振動して並進運動されている状態を示す概念図である。 音響特性について測定した結果を示すグラフ図である。 音声出力機器の概念図である。 第2の音響変換装置における振動板ユニットの拡大平面図である。 第2の音響変換装置における振動板と伝達梁の拡大斜視図である。
以下に、本技術音響変換装置及び音声出力機器の実施の形態を添付図面に従って説明する。
以下の説明にあっては、音声が出力される方向を上方として前後上下左右の方向を示すものとする。尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<全体構成>
音響変換装置1は駆動ユニット2と振動板ユニット3と収納ユニット4から成る(図1乃至図3参照)。音響変換装置1は、例えば、ヘッドホーンやイヤホーンや補聴器等の各種の音声出力機器に組み込まれて用いられる。
駆動ユニット2は、ヨーク5と一対のマグネット6、6とコイル7と接続端子8、8とアーマチュア9を有している(図1及び図3参照)。
ヨーク5は磁性材料によって形成され、上下方向を向く平板状の第1の部材10と上方に開口されたコ字状の第2の部材11とが結合されて成る。第2の部材11は上下方向を向く底面部11aと底面部11aの左右両端部からそれぞれ上方に突出された側面部11b、11bとから成る。
第1の部材10は左右両側面がそれぞれ、例えば、溶着や接着等によって第2の部材11の側面部11b、11bにおける内面に取り付けられている。ヨーク5は第1の部材10と第2の部材11が結合されて前後に貫通された角筒状に形成されている。
マグネット6、6は上下方向において離隔し対向する状態で配置され、対向する側の極が異なる極にされている。上方に位置するマグネット6は第1の部材10の下面に取り付けられ、下方に位置するマグネット6は第2の部材11における底面部11aの上面に取り付けられている(図4参照)。
コイル7はコイルボビン12に巻き付けられている(図1及び図3参照)。コイルボビン12は上下が開口され前後に貫通されたコイル巻付部13とコイル巻付部13の後面における上端部から後方に突出された端子保持部14とを有している。コイル巻付部13の前端部には左右に突出された受け突部13a、13aが設けられている。
コイル7はコイル巻付部13に軸方向が前後方向にされた状態で巻き付けられている。
接続端子8、8はコイルボビン12の端子保持部14に左右に並んだ状態で保持されている。接続端子8は端子保持部14に埋設されて保持された埋設部8aと埋設部8aから側方に突出されたコイル接続部8bと埋設部8aから後方に突出された端子部8cとから成り、コイル接続部8bが端子保持部14の側面から側方に突出され、端子部8cが端子保持部14の後面から後方に突出されている。
コイル7は両端部がそれぞれ接続端子8、8のコイル接続部8b、8bに接続されている。端子部8c、8cは図示しない入力信号源に接続される。従って、コイル7には入力信号源から接続端子8、8を介して入力信号が供給される。
アーマチュア9は磁性金属材料によって各部が一体に形成されて成る。アーマチュア9は上下方向を向く横長の形状に形成されたベース部15とベース部15の左右方向における中央部から前方に突出された振動部16とベース部15の左右両端部からそれぞれ前方に突出された被固定部17、17とが一体に形成されて成る。振動部16は上下方向を向く板状に形成され、被固定部17、17は左右方向を向く板状に形成されている。被固定部17、17の上面はそれぞれ固定面17a、17aとして形成されている。
コイルボビン12はコイル7が被固定部17、17の内面に接着されることによりアーマチュア9に取り付けられている(図3及び図5参照)。
コイルボビン12がアーマチュア9に取り付けられた状態においては、コイルボビン12のコイル巻付部13に振動部16が貫通され一部がコイル7から前方に突出された状態とされている(図3参照)。このとき被固定部17、17の中間部がそれぞれコイルボビン12の受け突部13a、13aに載置され、アーマチュア9のコイルボビン12に対する位置決めが行われる(図5参照)。
音響変換装置1にあっては、コイル7が取り付けられる被固定部17、17とコイルボビン12に貫通される振動部16とが、何れもアーマチュア9に設けられている。従って、コイルボビン12及びコイル7に対する振動部16の位置を高い精度で確保することができ、コイルボビン12及びコイル7に対する振動部16の位置精度の向上を図ることができる。
アーマチュア9はコイルボビン12がアーマチュア9に取り付けられた状態において、被固定部17、17がそれぞれヨーク5の側面部11b、11bの外面に接着や溶着等によって固定される(図4及び図6参照)。
アーマチュア9がヨーク5に固定された状態においては、アーマチュア9の固定面17a、17aがそれぞれヨーク5の側面部11b、11bの上面より稍上方に位置される(図4参照)。
振動板ユニット3は保持枠18とフィルム19と振動板20と伝達梁21から成る(図1及び図3参照)。フィルム19としては、例えば、樹脂製のフィルムや紙製のフィルムが用いられている。
保持枠18は、例えば、金属材料によって前後方向の長さが左右方向の長さより長くされた略矩形の枠状に形成され、左右方向における幅がアーマチュア9の左右方向における幅と略同じにされている。保持枠18は下面が第1の接合面18aとされ上面が第2の接合面18bとされている。
フィルム19は大きさが保持枠18の外形と同じにされ、保持枠18の開口18cを閉塞するように保持枠18の第2の接合面18b上に接着等により貼り付けられている(図3参照)。
保持枠18は四つの隅角部22、22、23、23が角張らず丸みを帯びた形状に形成されている(図7参照)。前側の隅角部22、22の外周22a、22aと後側の隅角部23、23の外周23a、23aが同じ曲率の円弧状に形成されている。また、前側の隅角部22、22の内周22b、22bが外周22a、22aより曲率の大きい円弧状に形成され、後側の隅角部23、23の内周23b、23bが外周23a、23aより曲率の大きい円弧状に形成されている。
振動板20は外形が保持枠18の内形より一回り小さくされた略矩形状に形成されている。振動板20にはアーマチュア9の振動部16に生じる振動が伝達梁21を介して伝達される。
振動板20は厚みの薄い金属材料、例えば、アルミニウム又はステンレスによって形成されている。振動板20は、厚みT(図3参照)が、例えば、約50μmとされ、左右方向における幅L(図7参照)が、例えば、約2.3mmにされている。
振動板20をアルミニウムによって形成することにより軽量化を図ることができる。一方、振動板20をステンレスによって形成することにより強度を高くして振動部16からの振動板20への振動の伝達効率の向上を図ることができる。
振動板20には前後に延び左右に離隔して位置された補強リブ20a、20a、20aが設けられ、補強リブ20a、20a、20aは上方又は下方へ打ち出された形状に形成されている(図8参照)。
振動板20は、例えば、下方からフィルム19に貼り付けられた状態にされている(図3参照)。
振動板20は四つの隅角部24、24、25、25が角張らず丸みを帯びた形状に形成されている(図7参照)。前側の隅角部24、24の外周24a、24aはそれぞれ保持枠18における前側の隅角部22、22の内周22b、22bより曲率の大きい円弧状に形成され、外周24a、24aの円弧の中心と内周22b、22bの円弧の中心とがそれぞれ一致されている。また、後側の隅角部25、25の外周25a、25aはそれぞれ保持枠18における後側の隅角部23、23の内周23b、23bより曲率の大きい円弧状に形成され、外周25a、25aの円弧の中心と内周23b、23bの円弧の中心とがそれぞれ一致されている。
このように振動板ユニット3にあっては、振動板20の外形が保持枠18の内形より一回り小さくされ、外周24a、24aの円弧の中心と内周22b、22bの円弧の中心とがそれぞれ一致され、外周25a、25aの円弧の中心と内周23b、23bの円弧の中心とがそれぞれ一致されている。
従って、保持枠18の内形と振動板20の外形との間の距離Mが、全周の一部を除く部分において一定の大きさにされている。尚、後述するように、伝達梁21が振動板20から折り曲げられて形成され、折り曲げられた部分が振動板20における外周の他の部分より内側に位置されているため、折り曲げられた部分と振動板20の内周との距離M1は折り曲げられていない部分と振動板20の内周との距離M2より大きくされている。但し、伝達梁21の振動板20からの折曲位置を変更することにより、距離M1を距離M2と同じ大きさにして距離Mを全周において同じ大きさにしてもよい。
伝達梁21は振動板20と一体に形成されており、例えば、振動板20から下方へ折り曲げられることにより形成されている(図8参照)。伝達梁21は振動板20の前縁の左右方向における中央部から下方へ折り曲げられることにより形成されている。伝達梁21が振動板20から折り曲げられた折曲部分21aは、振動板20における外周の他の部分より内側に位置されている。折曲部分21aの左右方向における幅Hは、例えば、約1.1mmにされている。
尚、伝達梁21は振動板20と別体で形成され、振動板20に接着又は溶着によって取り付けられていてもよい。但し、伝達梁21が振動板20と別体で形成される場合に、強度の向上を図るためには、伝達梁21が振動板20に溶着によって取り付けられることが望ましい。
また、伝達梁21は、例えば、直径が1mm程度の丸軸状の金属柱によって形成されていてもよい。
伝達梁21は前後方向を向く板状に形成され、振動板20に連続された基部26と基部26の下端に連続された連結部27とから成る。基部26は左右方向における幅が一定にされ、側縁26a、26aが上下に延びる直線状に形成されている。連結部27は左右方向における幅が一定にされ、左右方向における幅が基部26の左右方向における幅より小さくされている。連結部27は側縁27a、27aが上下に延びる直線状に形成され、側縁27a、27aはそれぞれ基部26の側縁26a、26aより内側に位置されている。
伝達梁21には下端から基部26の上下方向における略中央部までの位置に亘ってリブ21bが形成されている。リブ21bは前方又は後方へ打ち出された形状に形成されている。
上記したように、音響変換装置1にあっては、伝達梁21が振動板20に連続する基部26と基部26に連続し振動部16に連結される連結部27とを有し、基部26の幅が連結部27の幅より大きくされている。
従って、伝達梁21の振動板20との連続部分(折曲部分21a)の幅が大きくなって伝達梁21の強度が高くなり、振動部16からの振動板20への振動の伝達効率の向上を図ることができる。
また、基部26の幅と連結部27の幅とがそれぞれ一定にされているため、基部26と連結部27がそれぞれ両者の連続方向(上下方向)における位置に拘わらず同じ強度であり、振動部16からの振動板20への振動の伝達効率の一層の向上を図ることができる。
さらに、振動板20に補強リブ20a、20a、20aが形成されているため、振動板20の強度が高くなり振動時に振動板20の撓みが抑制され、振動板20が厚み方向へ変位するように並進し易くなり、振動板20の良好な振動状態を確保することができる。
さらにまた、伝達梁21にリブ21bが形成されているため、伝達梁21の強度が高くなり振動時に伝達梁21の撓みが抑制され、振動部16からの振動板20への振動の伝達効率のより一層の向上を図ることができる。
振動板ユニット3は駆動ユニット2に上方から、例えば、接着又はレーザー溶着によって固定される(図3及び図9参照)。振動板ユニット3は保持枠18の第1の接合面18aがアーマチュア9の被固定部17、17に形成された固定面17a、17aに接合されることにより固定される。
駆動ユニット2の振動板ユニット3への固定時には、伝達梁21の下端部がアーマチュア9における振動部16の前端部に接着剤28によって固定される(図3及び図4参照)。
上記したように、伝達梁21は振動板20から折り曲げられて形成されているため、伝達梁21と振動板20が一体に形成され、伝達梁21の下端部を振動部16に固定するだけで伝達梁21を介して振動板20とアーマチュア9が連結され、振動板20と伝達梁21とアーマチュア9の連結作業における作業効率の向上を図ることができる。
また、伝達梁21が振動板20から折り曲げられて形成されているため、伝達梁21と振動板20が一体に形成され、伝達梁21の下端部をアーマチュア9の振動部16に固定した状態において伝達梁21の上端部を振動板20に取り付ける必要がない。従って、伝達梁21の上端部を振動板20に手探りで取り付ける必要がなく、伝達梁21の振動板20に対する連結位置のずれ、伝達梁21の変形、伝達梁21の振動板20に対する屈曲等が生じることがなく、歩留まりの向上を図ることができる。
さらに、伝達梁21と振動板20が一体に形成されているため、音響変換装置1における部品点数の削減を図ることができると共に振動部16からの振動板20への振動の伝達効率の向上を図ることができる。
収納ユニット4は上方に開口された箱状のケース体29と下方に開口された浅い箱状のカバー体30とから成る(図1乃至図3参照)。
ケース体29には後面部31の上端部に上方に開口された挿通用切欠31aが形成されている。ケース体29の前面部32と後面部31における上端部の内面側には、それぞれ上方を向く載置用段差面29a、29a、29aが形成されている。
カバー体30には音声出力孔30aが形成されている。尚、音声出力孔はケース体29に形成されていてもよい。
上記したように、駆動ユニット2と振動板ユニット3は、アーマチュア9の固定面17a、17aに保持枠18の第1の接合面18aが接合され、伝達梁21の下端部がアーマチュア9における振動部16の前端部に接着剤28によって取り付けられることにより結合されている。
このように結合されている駆動ユニット2と振動板ユニット3はケース体29に上方から収納される(図10参照)。
ケース体29に収納された振動板ユニット3は保持枠18の前後両端部がそれぞれケース体29の載置用段差面29a、29a、29aに載置されて位置決めされる(図3参照)。このとき駆動ユニット2の下面とケース体29における底面部の上面との間には所定の間隙が形成されている。
駆動ユニット2と振動板ユニット3がケース体29に収納された状態においては、保持枠18の第2の接合面18bがケース体29の上端面29bの直ぐ内側において稍下方に位置されている(図11参照)。このとき保持枠18の外面18dとケース体29の内面29cとの間に隙間Sが形成されている。
また、駆動ユニット2と振動板ユニット3がケース体29に収納された状態においては、接続端子8、8の各一部がケース体29の挿通用切欠31aから後方に突出されている(図3及び図10参照)。
カバー体30はフィルム19における上面19aの外周部に載置される(図12参照)。
カバー体30が上面19aに載置された状態において、カバー体30の外面側に第1のシール剤33が装填される(図13参照)。第1のシール剤33は接着作用も有している。第1のシール剤33は保持枠18の外面18dとケース体29の内面29cとの間及びカバー体30の外面30bとケース体29の内面29cとの間に侵入し、隙間Sが封止されると共にカバー体30がケース体29に固定される。
また、ケース体29における挿通用切欠31aの開口縁と接続端子8、8との間の隙間には第2のシール剤(接着剤)34が塗布されて封止及び接着が行われる(図3参照)。
上記のように、音響変換装置1にあっては、駆動ユニット2と振動板ユニット3が、ケース体29とカバー体30を有し音声出力孔30aが形成された収納ユニット4に収納されているため、駆動ユニット2と振動板ユニット3が収納ユニット4によって保護され、駆動ユニット2と振動板ユニット3の損傷や破損を防止することができる。
<音響特性>
音響変換装置1にあっては、コイル7に電流が供給されると、一対のマグネット6、6間に位置するアーマチュア9の振動部16が磁化され、振動部16の極性がマグネット6、6に対向する位置において繰り返し変化される。極性が繰り返し変化されることにより振動部16に微少な振動が発生し、発生した振動が伝達梁21から振動板20に伝達され、伝達された振動が振動板20において増幅されて音声に変換されカバー体30の音声出力孔30aから出力される。
このとき、出力される音声の周波数領域において音圧のバラツキを抑制して音響特性の向上を図るためには、振動板20の良好な振動状態を確保する必要がある。特に、低周波数領域における音響特性の向上を図るためには、振動板20が厚み方向へ変位して並進運動されることが望ましい。
音響変換装置1にあっては、上記したように、振動板20の外周における全周と保持枠18の内周における全周との間に距離Mが形成されるように構成されている。
従って、振動板20が保持枠18の内周より内側においてフィルム19によって保持され、振動板20に伝達梁21を介して振動部16から振動が伝達されたときに振動板20が厚み方向において並進運動される(図14参照)。
このように、音響変換装置1にあっては、振動板20と保持枠18の間で全周において距離Mを形成して振動板20を並進運動させているため、駆動部16の振幅を増加させたり振動板20の面積を大きくすることなく振動板20を並進運動させることが可能にされている。
従って、製造コストの増大及び大型化を来すことなく音響特性の向上、特に、低周波数領域における音響特性の向上を図ることができる。
以下に、音響特性を測定した結果について説明する(図15参照)。
図15は、横軸に周波数(Hz)を示し、縦軸に感度(dB)を示したグラフ図である。
図15において、Aは振動板20と保持枠18の間で全周において距離Mを形成した音響変換装置1の周波数特性を示し、Bは振動板の一端部(後端部)を保持枠に接着によって固定し一端部を支点として片持ちの状態で振動板が変位する音響変換装置(後述する音響変換装置1A)の周波数特性を示している。
図15のAとBの比較により、約2000Hz以下の周波数領域において、従来の音響変換装置に比し音響変換装置1の感度が高くなっていることが解る。
上記した測定結果より、音響変換装置1は低周波数領域において感度が高くなり、音響特性が向上することが確認された。
特に、音響変換装置1においては、上記したように、距離Mの大きさが全周において一定にされているため、振動板20の外周と保持枠18の内周との距離が一定になり、振動板20の保持枠18に対する安定したバランスが確保され、振動板20が一層並進し易く振動板20の良好な振動状態を確保することができる。
また、保持枠18の隅角部22、22、23、23における内周22b、22b、23b、23bが曲線状に形成されているため、振動板20が振動したときに保持枠18の隅角部22、22、23、23に応力集中が生じず、振動板20の一層良好な振動状態を確保することができる。
さらに、振動板20の隅角部24、24、25、25における外周24a、24a、25a、25aも曲線状に形成されているため、振動板20が振動したときに振動板20の隅角部24、24、25、25にも応力集中が生じず、振動板20のより一層良好な振動状態を確保することができる。
<音声出力機器>
図15に示すように、音響変換装置1においては、高周波数領域において十分な感度が確保されないおそれがある。
この場合には、例えば、音響変換装置1に加え、高周波数領域における高い音響特性を確保することが可能な高音用の音響変換装置1Aをヘッドホーンやイヤホーンや補聴器等の音声出力機器100に組み込んで使用してもよい(図16参照)。音響変換装置1は第1の音響変換装置として用いられ、音響変換装置1Aは第2の音響変換装置として用いられる。尚、音響変換装置1Aはフルレンジに対応する装置として用いられていてもよい。
音響変換装置1Aは、例えば、駆動ユニット2と振動板ユニット3Aと収納ユニット4から成り、音響変換装置1の振動板ユニット3とは一部が異なる構成の振動板ユニット3Aを有している(図17及び図18参照)。尚、音響変換装置1Aは振動板ユニット3Aの一部の構成のみが振動板ユニット3Aと異なるため、以下の音響変換装置1Aの説明は、異なる構成のみについて詳細に説明を行う。
振動板ユニット3Aは保持枠18とフィルム19と振動板20Aと伝達梁21Aから成る。
振動板20Aは、振動板20に比し、左右方向における幅は同じであるが前後方向における長さが長くされ、厚みTAが薄くされている。振動板20は、厚みTAが、例えば、約30μmにされ、振動板20の厚みTより薄くされている。
振動板20Aは後端部が固定用接着剤35によって保持枠18の内周部に固定されている。
伝達梁21Aは振動板20Aと一体に形成されており、例えば、振動板20Aから下方へ折り曲げられることにより形成されている。伝達梁21Aの振動板20Aから折り曲げられた折曲部分21aの左右方向における幅HAは、例えば、約0.7mmにされ、伝達梁21における折曲部分21aの幅Hより小さくされている。
尚、伝達梁21Aは、例えば、丸軸状の金属柱によって形成されていてもよい。
音響変換装置1Aにおいて、コイル7に電流が供給されて振動部16が振動すると、振動部16の振動が伝達梁21Aから振動板20Aに伝達されて振動板20Aが振動し、振動板20Aの振動に応じた音声が出力される。このとき振動板20Aは一端部が保持枠18の内周部に固定されているため、接着された部分を支点として片持ち状態で振動する。このように振動板20Aが接着された部分を支点として振動することにより、特に、高周波数領域における音圧のバラツキが抑制され、安定した音圧を得ることが可能にされている。
従って、外周における全周が保持枠18の内周における全周から離隔された振動板20を有する音響変換装置1と一端部が保持枠18の内周部に固定された振動板20Aを有する音響変換装置1Aとを用いることにより、低周波数領域と高周波数領域の音声の出力領域の全領域において、製造コストの増大及び大型化を来すことなく音響特性の向上を図ることができる。
また、音響変換装置1における伝達梁21の折曲部分21aの幅Hは音響変換装置1Aにおける伝達梁21Aの折曲部分21Aの幅HAより大きくされているため、伝達梁21の強度が伝達梁21Aの強度より高くなる。
従って、伝達梁21と伝達梁21Aがそれぞれ低周波数領域と高周波数領域に好適な強度に形成され、低周波数領域と高周波数領域の音声の出力領域の全領域における音響特性の一層の向上を図ることができる。
さらに、音響変換装置1における振動板20の厚みTが音響変換装置1Aにおける振動板20Aの厚みTAより厚くされているため、振動板20の強度が振動板20Aの強度より高くなる。
従って、振動板20と振動板20Aがそれぞれ低周波数領域と高周波数領域に好適な強度に形成され、低周波数領域と高周波数領域の音声の出力領域の全領域における音響特性のより一層の向上を図ることができる。
尚、音響変換装置1と音響変換装置1Aを用いて音声出力機器100を構成することにより、音響変換装置1Aは振動板ユニット3Aの一部の構成のみが振動板ユニット3と異なるため、音響変換装置1と音響変換装置1Aに関し振動板ユニット3、3A以外の部分を共通化することが可能である。
従って、音声出力機器100の設計の容易化及び製造コストの低減を図ることができる。
尚、音響変換装置1においてローパスフィルターを組み込み、音響変換装置1Aにおいてハイパスフィルターを組み込むことにより、高音と低音の音の重なりを抑制して低周波数領域と高周波数領域のそれぞれの領域における良好な音響特性を確保することも可能である。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
磁性材料によって形成されたヨークと前記ヨークに取り付けられたマグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、
開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、
前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔された
音響変換装置。
(2)
前記振動板の外周における全周と前記保持枠の内周における全周との間の距離が一定にされた
前記(1)に記載の音響変換装置。
(3)
前記保持枠の隅角部における内周が曲線状に形成された
前記(1)又は前記(2)に記載の音響変換装置。
(4)
前記振動板の隅角部における外周が曲線状に形成された
前記(1)から前記(3)の何れかに記載の音響変換装置。
(5)
前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成された
前記(1)から前記(4)の何れかに記載の音響変換装置。
(6)
前記伝達梁が前記振動板に連続する基部と前記基部に連続し前記振動部に連結される連結部とを有し、
前記基部の幅が前記連結部の幅より大きくされた
前記(1)から前記(5)の何れかに記載の音響変換装置。
(7)
前記基部の幅と前記連結部の幅とがそれぞれ一定にされた
前記(6)に記載の音響変換装置。
(8)
前記振動板に補強リブが形成された
前記(1)から前記(7)の何れかに記載の音響変換装置。
(9)
前記伝達梁にリブが形成された
前記(1)から前記(8)の何れかに記載の音響変換装置。
(10)
前記駆動ユニットと前記振動板ユニットを収納するケース体とカバー体を有し前記振動板に振動が伝達されたときに発生する音声を出力する音声出力孔が形成された収納ユニットを備えた
前記(1)から前記(9)の何れかに記載の音響変換装置。
(11)
第1の音響変換装置と第2の音響変換装置を備え、
前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置は何れも、マグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、
前記第1の音響変換装置は前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔され、
前記第2の音響変換装置は前記振動板の一端部が前記保持枠の内周部に固定された
音声出力機器。
(12)
前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置において何れも、前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成され、
前記第1の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅が、前記第2の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅より大きくされた
前記(11)に記載の音響変換装置。
(13)
前記第1の音響変換装置における前記振動板の厚みが前記第2の音響変換装置における前記振動板の厚みより厚くされた
前記(11)又は前記(12)に記載の音響変換装置。
1…音響変換装置、2…駆動ユニット、3…振動板ユニット、4…収納ユニット、5…ヨーク、6…マグネット、7…コイル、9…アーマチュア、16…振動部、18…保持枠、18c…開口、19…フィルム、20…振動板、20a…補強リブ、21…伝達梁、21a…折曲部分、21b…リブ、22…隅角部、22b…内周、23…隅角部、23b…内周、24…隅角部、24a…外周、25…隅角部、25a…外周、26…基部、27…連結部、29…ケース体、30…カバー体、30a…音声出力孔、1A…音響変換装置、3A…振動板ユニット、20A…振動板、21A…伝達梁、100…音声出力機器

Claims (13)

  1. マグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、
    開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、
    前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔された
    音響変換装置。
  2. 前記振動板の外周における全周と前記保持枠の内周における全周との間の距離が前記全周において一定にされた
    請求項1に記載の音響変換装置。
  3. 前記保持枠の隅角部における内周が曲線状に形成された
    請求項1に記載の音響変換装置。
  4. 前記振動板の隅角部における外周が曲線状に形成された
    請求項1に記載の音響変換装置。
  5. 前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成された
    請求項1に記載の音響変換装置。
  6. 前記伝達梁が前記振動板に連続する基部と前記基部に連続し前記振動部に連結される連結部とを有し、
    前記基部の幅が前記連結部の幅より大きくされた
    請求項1に記載の音響変換装置。
  7. 前記基部の幅と前記連結部の幅とがそれぞれ一定にされた
    請求項6に記載の音響変換装置。
  8. 前記振動板に補強リブが形成された
    請求項1に記載の音響変換装置。
  9. 前記伝達梁にリブが形成された
    請求項1に記載の音響変換装置。
  10. 前記駆動ユニットと前記振動板ユニットを収納するケース体とカバー体を有し前記振動板に振動が伝達されたときに発生する音声を出力する音声出力孔が形成された収納ユニットを備えた
    請求項1に記載の音響変換装置。
  11. 第1の音響変換装置と第2の音響変換装置を備え、
    前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置は何れも、マグネットと駆動電流が供給されるコイルと前記コイルに前記駆動電流が供給されたときに振動する振動部が設けられたアーマチュアとを有する駆動ユニットと、開口を有する保持枠と前記開口を覆う状態で前記保持枠に貼り付けられたフィルムと前記フィルムに貼り付けられた状態で前記保持枠の内側に保持された振動板と前記振動部の振動を前記振動板に伝達する伝達梁とを有する振動板ユニットとを備え、
    前記第1の音響変換装置は前記振動板の外周における全周が前記保持枠の内周における全周から離隔され、
    前記第2の音響変換装置は前記振動板の一端部が前記保持枠の内周部に固定された
    音声出力機器。
  12. 前記第1の音響変換装置と前記第2の音響変換装置において何れも、前記伝達梁が前記振動板から折り曲げられて形成され、
    前記第1の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅が、前記第2の音響変換装置における前記伝達梁の前記振動板からの折曲部分の幅より大きくされた
    請求項11に記載の音声出力機器。
  13. 前記第1の音響変換装置における前記振動板の厚みが前記第2の音響変換装置における前記振動板の厚みより厚くされた
    請求項11に記載の音声出力機器。
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