JPWO2016163316A1 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

高価な機械式の計器装置(アナログメータ)などを不要化すると共に、立体感に優れた多様で多目的な表示を行うことができるようにする。運転席の前方に情報を表示可能な車両用表示装置(1)に関する。運転席の前方に立体物(2)が設置されている。この立体物(2)の手前側に透過反射部材(3)が配設されている。この透過反射部材(3)に画像を投影して、透過反射部材(3)に投影された画像の虚像を上記立体物(2)に重ねて表示可能な表示パネル(5)が設けられている。上記立体物が、手前側から奥側へ向かって延びると共に、少なくとも一部に手前側から奥側へ向けて縮径する縮径部(21)を有する筒状体(22)とされている。上筒状体(22)が、内部に指針回動領域を形成する計器構成部材(52)とされている。上記表示パネル(5)が、計器構成部材(52)の内側に指針(53)の虚像を表示可能とされている。

Description

本件は、車両用表示装置に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルには、運転に必要な情報を表示するための計器装置が設けられている。このような計器装置には、通常、機械式のアナログメータなどが用いられている。この機械式の計器装置(アナログメータ)は、ステッピングモータなどの指針駆動装置や、指針制御回路などの各種の構成を備えているため、高価なものとなっている。
そして、この計器装置の内部や外部などに対して液晶パネルなどの表示パネルを設置することも行われている。
これに対し、運転席の前方に上記した機械式の計器装置を設置し、この計器装置の手前側にハーフミラーなどの透過反射部材を配設すると共に、この透過反射部材に画像を投影して、透過反射部材に投影された画像の虚像を計器装置に重ねて表示させる表示パネルを設けるようにしたものも開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2009−236644号公報 特開2009−75026号公報 特開2014−240213号公報
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載された車両用表示装置は、既存の機械式の計器装置と、表示パネルとの両方を用いていたため、コストが高くなっていた。
しかも、特許文献1のものは、平面的な文字板を有する計器装置に対して表示パネルの画像を重ねるようにしているので、十分な立体感を得ることが難しく、立体的な表示効果が低かった。
また、特許文献2のものは、立体的な文字板を有する計器装置に対して表示パネルの画像を単純に重ねるようにしているので、立体感を得ることはできるものの、立体的な文字板の狭い範囲に対して表示パネルによる小さな画像を重ねるようにしているため、画像の表示効果が単調で単純なものとなっていた。
なお、特許文献3のように、機械式の計器装置ではなく、道路を模した先細りの傾斜面を有する立体的なオブジェ(造形物)を配置するようにしたものも提案されているが、先細りの傾斜面を有する立体的なオブジェは、形状があまりにも特化され過ぎているため、経路案内などの単一の用途にしか使用することができなかった。
そこで、本件は、上記した問題点を解決することを、主な目的としている。
上記課題を解決するために、本件は、
運転席の前方に情報を表示可能な車両用表示装置において、
運転席の前方に立体物が設置されており、
該立体物の手前側に透過反射部材が配設されており、
該透過反射部材に画像を投影して、透過反射部材に投影された画像の虚像を前記立体物に重ねて表示可能な表示パネルが設けられていると共に、
前記立体物が、手前側から奥側へ向かって延びると共に、少なくとも一部に手前側から奥側へ向けて縮径する縮径部を有する筒状体とされており、
該筒状体が、内部に指針回動領域を形成する計器構成部材とされていると共に、
前記表示パネルが、計器構成部材の内側に指針の虚像を表示可能とされていることを特徴とする。
本件によれば、上記構成によって、筒状体を有する上記立体物と透過反射部材と表示パネルとを有する構成によって、高価な機械式の計器装置(アナログメータ)などを不要化すると共に、立体感に優れた多様で多目的な表示を行うことができる。
本実施の形態にかかる車両用表示装置の表示状態を示す斜視図である。 第1の表示例を示す図1の正面図である。 図1の非表示状態の斜視図である。 図3の側面図である。 図3の立体物の斜視図である。 図5の立体物を別の方向から見た斜視図(単品図)である。 図2の左側部分の表示を拡大した図である。 図4の変形例である。 第2の表示例を示す正面図である。 第3の表示例を示す正面図である。 第4の表示例を示す正面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図11は、この実施の形態を説明するためのものである。なお、奥側および手前側は、車両用表示装置を見る者を基準としている。よって、奥側は車両前方側となり、手前側は車両後方側となる。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの運転席の前方に対し、図1、図2に示すように、情報を表示させるようにした車両用表示装置1を設ける。ここで、運転席の前方は、インストルメントパネルの、運転席側の部分や幅方向の中央部などのことである。
この実施例では、車両用表示装置1を以下のようなものとする。
(1)図3、図4に示すように、運転席の前方に立体物2が設置される。
この立体物2の手前側に透過反射部材3が配設される。
この透過反射部材3に画像を投影して、透過反射部材3に投影された画像の虚像を上記立体物2に重ねて表示可能な表示パネル5が設けられる。
ここで、上記した立体物2は、少なくとも指針駆動装置(例えば、ステッピングモータ)などの機械部品を有さない、金属製や樹脂製のオブジェ(造形物)のことである。立体物2の詳細については後述する。透過反射部材3は、例えば、ハーフミラーなどとされる。表示パネル5は、例えば、液晶パネルや有機ELパネルやその他のものなどとされる。透過反射部材3は、表示パネル5の表示を手前側から見て立体物2と重なって見えるように反射させる角度に傾斜配置される。
(2)図5、図6に示すように、上記立体物2が、手前側から奥側へ向かって延びる筒状体22を有するものとされる。
この筒状体22が、少なくとも一部に手前側から奥側へ向けて縮径する縮径部21を有するものとされる。
ここで、筒状体22は、例えば、円筒状や角筒状のものとされる。この場合には、筒状体22は、円筒状を基本形状としている。縮径部21は、例えば、ほぼ円錐状(或いは、角錐状)またはほぼ部分円錐状(或いは、部分角錐状)の部分などとされる。この場合、筒状体22は、円筒状の外筒部分と、その内側の内筒部分とを有する内外二重筒構造のものとなっている。内外二重筒構造の筒状体22は、外筒部分と内筒部分とが、手前側でつながっている。そして、主に、内筒部分が表示に利用されるようになっている。この筒状体22(の内筒部分)は、ほぼ全体が縮径部21とされている。
このような筒状体22は、1個または複数個設けることができる。この場合、筒状体22は、横に2個並設されている。2個の筒状体22は、奥側が取付板25に取付けられて一体化されている。そして、2個の筒状体22は、取付板25ごと、枠状のハウジング26(図3、図4参照)の内部に収容されている。上記した透過反射部材3は、このハウジング26の開口部27を覆うように取付けられている。また、上記した表示パネル5は、開口部27の縁部からハウジング26の手前側へ突出する(またはハウジング26の外に出る)ように設置されている。表示パネル5は、開口部27または取付板25の全域に及ぶ大きさのものとされている。
(3)上記筒状体22が、その軸心位置に、奥側から手前側へ向かって延びる突起部31を有するものとされる。
ここで、突起部31は、細い円柱形状や角柱形状やその他の形状などとすることができる。突起部31は、先端に平らな面を設けることにより、平らな面を表示領域などに使用することができる。
(4)上記筒状体22が、軸線方向の中間部における、表示パネル5の画像が表示される位置またはその周辺に、段差部41を有するものとされる。
ここで、表示パネル5の画像が表示される位置とは、透過反射部材3に投影された表示パネル5の画像(虚像)が結像される位置のことである。段差部41は、縮径部21の中間部の位置に設けられている。縮径部21は、段差部41の手前側と奥側とで、傾斜角度を同じにしても良い。または、傾斜角度は、異ならせても良い。なお、上記した突起部31の先端の平らな面は、段差部41とほぼ同じ位置、または、若干手前側の位置などに形成されるようにするのが、表示領域として使用するには好ましい。
(5)上記筒状体22が、内部に指針回動領域を形成する計器構成部材52とされる。
そして、上記表示パネル5が、図7に示すように、計器構成部材52の内側に指針53の虚像を表示するものとされる。
ここで、指針回動領域は、文字通り、機械式の計器装置(アナログメータ)において、指針53が回動するほぼ円形状の領域のことである。指針回動領域には、例えば、速度計となるものや、回転計となるものや、その他のものなどが存在する。計器構成部材52は、内側を指針回動領域とし、外側をその他の表示領域とするための区画部材である。よって、計器構成部材52は、円形断面を有するものとするのが好ましい。なお、例えば、表示による指針53の先端部に対し、指針53や、後述する筒状体22の照明色とは異なる色の光(部分発光部55)などを表示させるようにしても良い。このような、部分発光部55は、表示による指針53であることによって、創り出すことが可能なものである。更に、表示パネル5は、指針回動領域の内側に、(速度計や回転計などのための)目盛部(小目盛)や数値表示部を表示させるようにしても良い。なお、指針53や目盛部(小目盛)や数値表示部は、上記した段差部41の位置に表示させるようにするのが好ましい。
(6)この際、上記指針53の虚像が、上記突起部31の先端よりも奥側に表示可能とされるようにするのが好ましい。
(7)上記立体物2が照明部61を有するものとされる。
そして、上記透過反射部材3が、上記照明部61の非照明時に上記立体物2を透けて見えなくする透過率を有するものとされる。
この場合、照明部61は、立体物2の内部または裏面側に設けられたLEDなどの光源と、この光源からの光を立体物2の表面側へ透過させるための窓部とを有するものなどとされる。窓部には、透明または半透明(有色または無色)の樹脂による光透過部材を設けることができる。光源や光透過部材は、任意の色に着色することができる、また、光源は、色を変えられるようにすることができる。なお、照明部61は、表示パネル5の表示によって構成することも可能である。
立体物2は、照明部61として、少なくとも、手前側照明部65と、奥側照明部66とを有するものとされる。更に、立体物2は、照明部61として、中間照明部67と、突起先端照明部68とを有するようにしても良い。このうち、手前側照明部65は、指針回動領域の外側の境界を示す円とされている。奥側照明部66は、目盛部(小目盛)や数値表示部の内側の境界を示す円とされている。中間照明部67は、手前側照明部65と奥側照明部66との間に位置して、目盛(例えば、大目盛)を示す複数本の放射状の線とされている。この中間照明部67は、上記した段差部41の位置を通るように形成される。突起先端照明部68は円形のものなどとされる。
透過反射部材3は、暗色系のものや、スモーク調のものなどが使用される。
(8)上記照明部61が、上記立体物2に対して車両前後方向の異なる位置に複数設けられている。
そして、車両前後方向に位置の異なる照明部61は、手前側が明るくなり、奥側が暗くなるように照明可能とされている。
この場合には、手前側照明部65を明るく照明し、奥側照明部66を手前側照明部65よりも暗く照明させるようにしている。更に、突起先端照明部68を、最も明るいハイライト照明としている。明るさの違いは、光源の違いや光源に印加する電流の違いなどによって実施することができる。
(9)図4に示すように、上記表示パネル5が、上側に下向きで配置されるようにする。
そして、上記透過反射部材3が、前傾状態で配置されるようにする。
ここで、表示パネル5は、ハウジング26の開口部27の上縁部の位置にほぼ水平状態で取付けられている。表示パネル5は、透過反射部材3の上側に位置されている。
(10)または、図8に示すように、上記表示パネル5が、下側に上向きで配置されるようにする。
そして、上記透過反射部材3が、後傾状態で配置されるようにする。
ここで、表示パネル5は、ハウジング26の開口部27の下縁部の位置にほぼ水平状態で取付けられている。表示パネル5は、透過反射部材3の下側に位置されている。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(作用効果1)立体物2と透過反射部材3と表示パネル5とで車両用表示装置1を構成した。そして、表示パネル5の画像を透過反射部材3に投影することにより、図2などに示すように(図9〜図11の別の表示例も併せて参照)、透過反射部材3に投影された画像の虚像を、運転席の前方に設置された立体物2に重ね合わせて、プロジェクトマッピングのように表示させることができる。これにより、表示パネル5の画像を立体的な表示に見せることができ、新たな表示効果を有する車両用表示装置1を得ることができる。
(作用効果2)立体物2が筒状体22を有するようにした。これにより、筒状体22によって区画された内側の領域や外側の領域をそれぞれ利用して、様々な画像を表示することができる。筒状体22は、形状が特異なものではないため、多彩な用途に使用することが可能である。しかも、筒状体22を複数設けることで、表示パネル5の表示領域を複数に分けて多様で多目的な表示を行わせることもできる。
そして、筒状体22が、少なくとも一部に縮径部21を有することにより、筒状体22の内側に表示された画像に、縮径部21による遠近感のある立体的な表示効果を与えることができる。
(作用効果3)筒状体22の軸心位置に突起部31を設けた。この突起部31があることで、筒状体22の内側に表示された画像に、対比効果による、より遠近感のある立体的な表示効果を与えることができる。しかも、突起部31は、縮径部21との協働作用によって、その立体的な表示効果を一層強調することができる。例えば、突起部31の先端部を指針キャップに見立てることで、後述するように、筒状体22の内部に画像による指針53を表示した場合に、指針53を本物のように見せることができる。また、例えば、突起部31の先端の平らな面を独立した表示領域として使用することも可能となる。
(作用効果4)筒状体22の画像が表示される位置またはその周辺に段差部41を設けた。これにより、車両用表示装置1の製造時に、表示パネル5の画像を表示させる位置を、段差部41に合わせて調整することが可能となり、表示位置にバラ付きのない高精度な車両用表示装置1を製造することが可能になる。また、段差部41と表示パネル5の表示とを関連付けることによって、立体的表示効果を高めることができる。例えば、後述するように、筒状体22の段差部41の位置に画像による指針53を表示すれば、筒状体22に照明部61の照明によって形成される目盛と表示による指針53との視差をなくすことなどができる。
この際、更に、表示による指針53の先端部に、指針53や筒状体22の照明色とは異なる色の光を表示させるようにすれば、表示による指針53が指している位置を一層明瞭化することができる。
(作用効果5)筒状体22を計器構成部材52とすると共に、図2に示すように、表示パネル5が計器構成部材52の内側に指針53(や数値や小目盛など)を表示することにより、筒状体22と表示パネル5の表示とによって立体感のある架空の計器部を造り出すことができ、しかも、この架空の計器部を本物の計器部であるかのように見せることができる。加えて、この(架空の)計器部は、ステッピングモータなどの高価な指針駆動装置が不要であるため、その分コストを下げることができると共に、指針駆動装置の設置スペースや指針駆動装置のための制御回路(または制御基板)などを無くすことができる。更に、筒状体22を複数設けて、複数の架空の計器部を造り出すこともできる。
なお、既に上記したように、筒状体22の軸心位置に突起部31を設けることにより、突起部31を指針キャップに見せることができる。また、筒状体22に段差部41を設けることにより、段差部41を指針53の現示位置にして、表示による指針53が示す位置を明確に認識させることができる。
反対に、図9の右側に示すように、計器構成部材52の内側に指針53を表示しないことにより、筒状体22の内側を、計器部以外のものを表示する領域にすることも可能となる。
(作用効果6)上記したように、指針53の虚像を、突起部31の先端よりも奥側に表示させるようにした。これにより、突起部31の先端にある指針キャップの奥側から指針53が横へ延びているように見せることができ、指針53周辺の立体感を向上させて、指針53をより本物のように見せることができる。特に、上記したように指針53を段差部41の位置に現示させると効果的である。
(作用効果7)立体物2が照明部61を有すると共に、透過反射部材3が立体物2を透けて見えなくする透過率を有するものとされた。これにより、照明部61の非照明時には、立体物2が見えなくなるため、図10(図中右側の立体物2のみを消灯した場合)や図11(両方の立体物2を消灯した場合)に示すように、表示パネル5の画像がそのまま透過反射部材3に投影して見えることになる。その結果、立体物2に妨げられることなく、表示パネル5の画像を広げて表示したりフル表示したりすることができる。なお、具体的な透過率については、トライアンドエラーなどによって設定および調整することができる。
そして、照明部61の照明時には、立体物2が透けて見えるようになるため、図2や図9に示すように、表示パネル5の画像を立体物2と組み合わせて投影させることができる。これにより、立体的な表示効果を得ることができる。
このように、照明部61の照明と非照明とを使い分けることで、多彩な表示を創り出すことができる。例えば、上記したように、架空の計器部を造り出すようにした場合には、図2に示すような、計器部が2個以上存在してこれらの間が表示パネル5の平面的な画像(例えば、経路表示画面など)となる表示とすることができる。また、図9に示すような、計器部が1個存在し、別の円形の表示領域が1個存在し、これらの間が表示パネル5の平面的な画像(例えば、経路表示画面など)となる表示とすることができる。更に、図10に示すような、計器部が1個存在して、その外側全体が表示パネル5の平面的な画像(例えば、カーナビ画面など)となる表示とすることができる。また、計器部をなくす場合には、図11に示すように、計器部がなく全面が表示パネル5の平面的なフル画像(例えば、カーナビ画面など)となる表示を行わせることができる。
(作用効果8)図7に示すように、車両前後方向に位置の異なる照明部61を、手前側が明るく、奥側が暗くなるように照明できるようにした。これにより、照明の明暗の差によって手前側がより近く、奥側がより遠くにあるように感じさせて、表示の立体感を更に強調することができる。また、奥側が暗くなるように照明することにより、画像の表示とのコントラストを保ちながら、立体感を生じさせることができる。
更に、立体物2を計器部とした場合に、突起先端照明部68に最も明るいハイライト照明を行って画像による指針53と合成することにより、画像による指針53を、実際の指針キャップを有する現実の指針53であるかのように見せることができ、質感を向上させることができる。
また、複数の照明部61の照明(の明るさ)を、表示パネル5の表示内容に合わせて個別にコントロールすることにより、立体物2と表示との間に一体感を持たせることができる。
更に、例えば、照明を行っている立体物2の内側部分に、表示パネル5の表示でマーカーを表示させておき、このマーカーの明るさを表示パネル5の表面に設置したセンサーで検知することにより、立体物2の照明の明るさをコントロールして表示パネル5の表示と一体感を持たせるように制御することなども可能となる。
(作用効果9)表示パネル5と透過反射部材3とを、図4に示すように配置することで、表示パネル5と透過反射部材3との具体的に実施可能な配置を得ることができる。
(作用効果10)表示パネル5と透過反射部材3とを、図8に示すように配置することで、表示パネル5と透過反射部材3との上記とは別の具体的に実施可能な配置を得ることができる。
以上、実施例を図面により詳述してきたが、実施例は例示にしか過ぎないものである。よって、実施例の構成にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本件に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが本件に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が本件のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが本件に含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、本件に含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 車両用表示装置
2 立体物
3 透過反射部材
5 表示パネル
21 縮径部
22 筒状体
31 突起部
41 段差部
52 計器構成部材
53 指針
61 照明部
関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月6日に、日本国特許庁に出願された特願2015−077558に基づいて優先権を主張し、その全ての開示は、完全に本明細書で参照により組み込まれる。

Claims (8)

  1. 運転席の前方に情報を表示可能な車両用表示装置において、
    運転席の前方に立体物が設置されており、
    該立体物の手前側に透過反射部材が配設されており、
    該透過反射部材に画像を投影して、透過反射部材に投影された画像の虚像を前記立体物に重ねて表示可能な表示パネルが設けられていると共に、
    前記立体物が、手前側から奥側へ向かって延びると共に、少なくとも一部に手前側から奥側へ向けて縮径する縮径部を有する筒状体とされており、
    該筒状体が、内部に指針回動領域を形成する計器構成部材とされていると共に、
    前記表示パネルが、計器構成部材の内側に指針の虚像を表示可能とされていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1に記載の車両用表示装置であって、
    前記筒状体が、その軸心位置に、奥側から手前側へ向かって延びる突起部を有していることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項2に記載の車両用表示装置であって、
    前記指針の虚像が、前記突起部の先端よりも奥側に表示可能とされていることを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記筒状体が、軸線方向の中間部における、表示パネルの画像が表示される位置またはその周辺に、段差部を有していることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記立体物が照明部を有していると共に、
    前記透過反射部材が、前記照明部の非照明時に前記立体物を透けて見えなくする透過率を有するものとされていることを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項5に記載の車両用表示装置において、
    前記照明部が、前記立体物に対して車両前後方向の異なる位置に複数設けられており、
    車両前後方向に位置の異なる照明部は、手前側が明るく、奥側が暗くなるような照明が可能であることを特徴とする車両用表示装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用表示装置において、
    前記表示パネルが、上側に下向きで配置されており、
    前記透過反射部材が、前傾状態で配置されていることを特徴とする車両用表示装置。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用表示装置であって、
    前記表示パネルが、下側に上向きで配置されており、
    前記透過反射部材が、後傾状態で配置されていることを特徴とする車両用表示装置。
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