JP2009179183A - 表示装置 - Google Patents

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三和司 池谷
Satoshi Sugiura
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Abstract

【課題】視認者の視界を妨げること無く、立体感が創出される表示装置を提供する。
【解決手段】視認者側に凹面21を備える背景表示部材2と、背景表示部材2の凹面21を発光させ、背景意匠20を表示させる第1光源22と、背景表示部材2の凹面21側に回動可能に配設され、背景表示部材2の背面側に配設される回動内機43によって回動される指針4と、指針4の回動面と略同一平面に配設され、目盛意匠30が形成される略リング状の目盛表示板3と、背景表示部材2の視認者側上方に配設され、文字意匠60を発光表示する文字表示部材6と、背景表示部材2の視認者側、且つ文字表示部材6の下方に配設され、背景意匠20と目盛意匠30および指針4の実像と、文字意匠60の虚像とを重ね合わせる透視パネル7とを備える構成の表示装置100とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等に採用されるのに適した表示装置に関するものである。
従来、透視パネルにより実像と虚像を重ね合わせる表示装置において、ドーム状の背景表示部材に側方から光を照射し、背景意匠に明暗を付与することにより、立体感を演出する方法が開示されている。(特許文献1を参照)
特開2002−104012号公報
しかしながら、背景意匠の明暗のみでは、立体感が創出される表示を得ることは難しい。加えて、より立体感を演出する、即ち背景意匠の明暗の高いコントラストを得る為には、ドーム状の背景表示部材の厚みを増す必要があるが、透視パネル上方に位置する背景表示部材の厚みが増加すると、車載状態において、視認者の視界の妨げとなる。その為、特許文献1に開示の構成では、十分な立体感を得ることはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視認者の視界を妨げること無く、立体感が創出される表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、視認者側が凹面である背景表示部材と、背景表示部材の凹面を発光させ、背景意匠を表示させる第1光源と、背景表示部材の凹面側に回動可能に配設され、背景表示部材の背面側に配設される回動内機から延出する指針軸の先端に固定される指針と、指針の回動面と略同一平面に配設され、目盛意匠が形成される略リング状の目盛表示板と、背景表示部材の視認者側上方に配設され、文字意匠を発光表示する文字表示部材と、背景表示部材の視認者側、且つ文字表示部材の下方に配設され、背景意匠と目盛意匠および指針の実像と、文字意匠の虚像とを重ね合わせる透視パネルと、を備える。
この発明によると、略リング状の目盛表示板と、指針の回動により、視認者は視認上の基準面を得る。そして、視認者は、この基準面と、基準面越しに視認される背景表示部材の凹面までの視認方向の距離を認識することにより、背景意匠が発光表示されている凹面の奥行きを知覚する。この奥行きの知覚は、基準面と背景表示部材の凹面との焦点距離の差、および両目による両眼視差によりなされるものである。視認者は、基準面に対する凹面の奥行きを知覚することにより、凹面の立体的な形状を認識し、立体感を獲得することができる。これにより、立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
また、背景表示部材が透過パネルの背面側に配設される構成から、透過パネル上方に位置する部材が文字表示部材のみとなり、薄型化が可能である。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。加えて、背景表示部材の厚みに制限を受けないため、背景表示部材の凹面形状を自由に設定でき、より立体感を創出することが可能となる。
更に、目盛表示部材が略リング状であること、文字意匠が虚像表示されること、回動内機が背景表示部材の背面側に配設されることにより、背景意匠の視認を妨げるものが無くなり、視認者は、凹面の立体的な形状を認識することが容易となる。
請求項2に記載の発明では、背景表示部材は、半透光性の材料により形成され、第1光源は、背景表示部材の背面側に配設されることを特徴とする。この発明によれば、背景意匠は、半透光性の材料により形成される背景表示部材を、背面側から透過照明することにより表示される。背面側から光を照射することにより、背景意匠に指針や目盛表示板の陰が生じ、視認者の背景意匠の視認を妨げることが無い。これにより、視認者は背景表示部材の凹面の立体的な形状を認識することが容易となり、立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
請求項3に記載の発明では、背景表示部材は、椀型形状であり、第1光源は、背景表示部材の椀型形状の底部を最も強く照射し、椀型形状の外縁部に向かうに従い、照射する光量が減少することを特徴とする。椀型形状に均一に光を照射すると、椀型の曲面の接線方向が視認方向と平衡に近い底部が最も明るく、外縁部に向かうに従い暗くなる背景意匠となる。この構成では、底部と外縁部との明度の差を第1光源により付与することにより、視認者の奥行き知覚を補助し、凹面の立体的な形状をより強調することができる。これにより、より立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
請求項4に記載の発明では、目盛表示板は、透光性の材料により形成され、目盛表示板の背面には、シボが設けられた凹部が形成され、目盛表示板の端面には、目盛表示板に光を入射する第2光源が設けられることを特徴とする。この発明によれば、発光する目盛意匠が、空間に浮遊しているような表示を得る。これは、第2光源から、透光性材料によって形成される目盛表示板に入射する光が、目盛表示板の背面に形成された凹部により、視認者方向に反射され、目盛意匠を表示すると共に、凹部が形成されていない部分は、それが透光性材料により形成されることから、背面の背景意匠から放射される第1光源の光を透過させる為である。ここで、凹部の表面にシボが設けられていることにより、反射率が高まり、より目盛意匠を高明度に発光させることができる。この構成により、背景意匠の視認を妨げられず、視認者は凹面の立体的な形状を認識するのが容易となり、立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
請求項5に記載の発明では、目盛表示板の視認者側面が位置する第1平面と、文字表示部材において文字意匠が表示される第2平面と、透過パネルの視認者側面が位置する第3平面とが同一線上で交差し、且つ第1平面と第3平面とがなす角の角度と、第2平面と第3平面とがなす角の角度が等しいことを特徴とする。この構成によれば、文字意匠の虚像は、第1平面上に結像される。指針と文字意匠と目盛意匠がほぼ同一の平面上に位置することから、視認者に視認上の基準面を認知させる作用が強調され、視認者が奥行きを容易に知覚可能な表示とすることができる。これにより、視認者は明確に凹面の立体的な形状を認識することが可能となる。
請求項6に記載の発明では、指針は、透光性の材料により形成され、指針に光を入射する第3光源を備える。この発明によれば、指針は、透光性の材料により形成され、第3光源から光が入射される構成であることから、自発光する。自発光することにより指針の視認性が高まり、視認者に視認上の基準面を認知させる作用が強調され、視認者の奥行き知覚が容易な表示とすることができる。
また、背面の背景意匠から放射される第1光源からの光も、指針を透過する構成となることから、指針が背景意匠を視認する妨げとなることが無く、視認者は凹面の立体的な形状を認識するのが容易となり、立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
請求項7に記載の発明では、指針軸が、暗色の筒状部材により覆われていることを特徴とする。この発明によれば、指針軸を暗色の筒状部材により覆うことにより、背景表示部材の凹面と、視認上の基準面とを筒状部材により繋ぐ構成となる。これにより、視認者は、基準面と背景部材の凹面との距離を実体で視認することができ、奥行きをより明確に知覚することが可能となる。この作用により、より立体感が創出される表示装置を提供することが可能となる。
請求項8に記載の発明では、文字表示部材は、透光性の材料により形成される文字表示板と、文字表示板の端面に隣接して配設され、文字表示板に光を入射する第4光源からなり、文字表示板の裏面には、文字意匠形状の反射部が形成されることを特徴とする。この発明によれば、第4光源から透光性の材料により形成される文字表示板に入射する光は、文字表示板の背面に施される文字意匠形状の反射部により透過パネル側に反射される構成となる。反射された文字意匠は、透視パネルによって虚像表示される為、視認者は、文字意匠の背面側に背景意匠を明確に認識することが可能となり、容易に立体感を獲得することができる。
また、透過パネル上方に位置する部材が文字表示板とそれに隣接した第4光源であることから、薄型化が可能となる。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。
請求項9に記載の発明では、文字表示部材は、液晶表示パネルとバックライトからなることを特徴とする。この発明によれば、液晶表示パネルに表示される文字意匠の形状は、バックライトにより透過照明され、透視パネル側へ投映される。投映される表示像は、透視パネルによって虚像表示される為、視認者は、文字意匠の背面側に背景意匠を明確に認識することが可能となり、容易に立体感を獲得することができる。
この構成によれば、透視パネル上方に位置する部材が、液晶表示パネルとバックライトのみであることから、薄型化が可能となる。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。
請求項10に記載の発明では、文字表示部材は、ELパネルであることを特徴とする。この発明によれば、ELパネルは、文字意匠を透視パネル側へ発光表示し、透視パネルはELパネルにより発光表示される文字意匠を虚像表示する構成となる。虚像表示されることにより、視認者は、文字意匠の背面側に背景意匠を明確に認識することが可能となり、容易に立体感を獲得することができる。また、透視パネル上方に位置する部材が、ELパネルのみであることから、薄型化が可能となる。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。
以下、本発明による表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ100に適当した場合を例に、図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ100の正面図である。
図2は、コンビネーションメータ100の断面視図であり、図1のII−II線断面視図である。
図3は、目盛リング3の断面視図であり、図1のIII−III線断面視図である。
コンビネーションメータ100は、車両の運転席前方に視認者から視認可能な位置に配置され、当該車両に関する各種情報を表示する。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100は、図1に示すような、車両に搭載された内燃機関のクランクシャフトの回転速度を指標するタコメータ100aと、車両の走行速度を指標するスピードメータ100bおよび図示しない他の計器や各種インジケータ、各種警告灯等をその構成に有している。
図1に示すように、タコメータ100aおよびスピードメータ100bは、背景意匠20と、回動する指針4と、目盛リング3に発光表示される目盛意匠30と、虚像表示される文字意匠60とにより、その表示意匠9が構成されている。
以下に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100の構成について、図1、図2および図3に基づいて説明する。
図2に示すように、背景意匠20は、椀型形状の背景表示部材2の視認者側(図2の左側)凹面21を、発光させることにより表示される。背景表示部材2は半透光性の材料、例えばアクリル樹脂等により成形される。この背景表示部材2の背面側(図2の右側)には、半透光性材料、例えば乳白色のアクリル樹脂等により成形される拡散板23と、第1回路基板51が設けられており、第1回路基板51上には、複数の発光ダイオード22が設けられている。この発光ダイオード22は、請求項に記載の第1光源である。ここで、発光ダイオード22には発光色を可変可能なものを用いる。また、この第1回路基板51には、後述するムーブメント43や発光ダイオード22、32、42、62の制御を行うコントローラ52が実装されている。
背景表示部材2、拡散板23、第1回路基板51は、黒色のリヤケース81内に収容される。このリヤケース81は、例えばABS樹脂等により形成され、全体に黒色の塗装が施される。この黒色の塗装により、特に内面側で発光ダイオード22の光源光22aが乱反射することを抑止する作用を得る。
複数の発光ダイオード22から放出される光源光22aは、拡散板23に入射し、局所的な光の斑が解消される。これにより、拡散板23はほぼ均一な面発光を行う。拡散板23により均一化された発光ダイオード22の光源光22aは、背景表示部材2に入射し、凹面21に背景意匠20を発光表示させる。
図2に示すように、第1回路基板51の背面側(図2の右側)に実装されるムーブメント43は、第1回路基板51と拡散板23のそれぞれに設けられた開孔部51aおよび23aから視認者側へ延出する第1指針軸44を備えている。第1指針軸44先端には第2指針軸45が連結され、第2指針軸45は、背景表示部材2の凹面21内まで延出する。この第2指針軸45の先端には、指針4が固定され、指針4は、ムーブメント43により第1指針軸44および第2指針軸45と一体的に回動する。
指針4は透光性の材料、例えばアクリル樹脂等により形成され、指針4の根元の背面側には、指針4へ光源光42aを入射する第3光源である発光ダイオード42が設けられている。発光ダイオード42は、本第1実施形態では白色に発光するものを用いるが、発光ダイオード42の発光色を限定するものでは無い。第2指針軸45の視認者側には、光源光42aの漏洩防止と、指針4の根元および発光ダイオード42が目視されないようにする為の指針カバー部46が第2指針軸45に形成されている。指針カバー部46および第2指針軸45は、透光性の無い、暗色の樹脂等によって形成される。
背景表示部材2の凹面21から視認者側に延出する第2指針軸45は、黒色、筒状の指針軸カバー47により覆われる。指針軸カバー47は、第2指針軸45と共に、第1回路基板51から発光ダイオード42への回路配線(図示しない)、を視認者に視認させない作用を有する。ここで、この回路配線には、例えば被覆導線等を用いる。
図2に示すように、回動する指針4の外周側には、下方(図2の下側)が切り欠かれた略リング状の目盛リング3が設けられる。ここで、指針4の回動面、より詳しくは、指針4の運転者側の1辺が、回動により描く軌跡によって定義される平面と目盛リング3の視認者側の面はほぼ同一平面上に位置しており、この平面を第1平面PL1とする。
図2に示すように、切り欠かれた目盛リング3の両端部には、第2光源である発光ダイオード32が設けられ、両端から目盛リング3へ光源光32aを入射させる。発光ダイオード32は、本第1実施形態では白色に発光するものを用いるが、発光ダイオード32の発光色を限定するものでは無い。発光ダイオード32の下方には、この発光ダイオード32が実装される第2回路基板58が配設され、発光ダイオード32の背面側には、発光ダイオード32の光源光32aと、背景意匠20を発光表示させる為の発光ダイオード22の光源光22aとの光の混色を防止する、遮光板33が設けられている。
図3に示すように、目盛リング3の背面側(図3の上側)には、凹部31が指針4の伸長方向に沿って放射状に複数形成され、凹部31により、図1に示す目盛意匠30が表示される構成となる。これは、図3に示すように、発光ダイオード32から入射する光源光32aは、透光性材料、例えばアクリル樹脂等により形成される目盛リング3内を進み、その一部は凹部31によって視認者側(図3の下側)に反射される。凹部31の表面にはシボが形成されており、反射率が高められ、目盛意匠30がより明るく発光する構成としている。
目盛リング3の凹部31が形成されていない部分は、それが透光性材料により形成されていることから、背面に位置する背景表示部材2から放出される発光ダイオード22からの光源光22aを視認者側へ透過する。これにより、目盛意匠30を、宙に浮かぶような意匠とすることができる。
尚、図1に示すタコメータ100aにおいて、回転速度の上限側に位置する発光ダイオード32のみ、赤色に発光するものを用い、レッドゾーンに相当する目盛意匠30を赤色に発光表示させてもよい。
図2に示すように、背景表示部材2の視認者側には、フロントケース82が設けられる。フロントケース82には、図1に示すような楕円形状の開口部82aが形成され、この開口部82aの内面が見返し部82bとなる。フロントケース82は、例えばABS樹脂等により形成され、その表面は光の反射を抑止する為に暗い黒色の塗装が施される。
図2に示すように、フロントケース82の視認者側面は、上述した指針4の回動面である第1平面PL1に対して、上方が背景表示部材2側へ約45度傾斜されており、この傾斜に沿って透視パネルであるハーフミラー7が配設される。ハーフミラー7は、その背面側から入射する光は透過し、前面側から入射する光を反射する特性を有する。ここで、ハーフミラー7は、その前面側を視認者側に向けて配設される。このハーフミラー7の視認者側面を第3平面PL3とする。尚、ハーフミラー7の代わりに、ほぼ同様の特性を有するスモークのアクリル板等を使用してもよい。
ハーフミラー7の上方には、文字意匠60を表示する文字表示板6が設けられ、文字表示板6の背景表示部材2側(図2の右側)端面には、第4光源である発光ダイオード62が隣接して配置される。発光ダイオード62は、本第1実施形態では白色に発光するものを用いるが、発光ダイオード62の発光色を限定するものでは無い。これら文字表示板6、発光ダイオード62、加えて発光ダイオード62が実装される第3回路基板59は、ハーフミラー7側に開口部83aを有するアッパーケース83に収容される。
文字表示板6は、透光性の材料、例えば透明のアクリル樹脂等により形成され、その背面(図2の上方)には文字意匠60を表示する為の反射部61が設けられる。この反射部61は、本第1実施形態においては白色の印刷により形成されるものとするが、シボ等によって形成されても良い。ここで、文字意匠60の形状が印刷される文字表示板6の背面が位置する平面を第2平面PL2とする。
発光ダイオード62から、文字表示板6に入射する光の一部は、文字表示板6の背面に白色の印刷によって形成される反射部61により反射され、ハーフミラー7側に照射される。反射部61は文字意匠60の形状に形成されており、ハーフミラー7に照射される光は、文字意匠60の形状をなす。ハーフミラー7は、文字表示板6から照射される光を視認者側に反射する。これにより視認者は、ハーフミラー7で反射される文字意匠60の虚像と、ハーフミラー7を透過する、背景意匠20、目盛意匠30、指針4の実像とを重ね合わせ、図1に示す表示意匠9を得る。
ここで、図2に示すように、指針4の回動面である第1平面PL1と、文字表示板6の背面である第2平面PL2と、ハーフミラー7の視認者側面である第3平面PL3とは、ほぼ1つの直線上にて交差する位置関係となる。加えて、第1平面PL1と第3平面PL3とがなす角と、第2平面PL2と第3平面PL3とがなす角とは共にほぼ45度である。この構成により、文字意匠60の虚像は、上述した第1平面PL1上に結像される。
以下に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100の特徴的構成と、視認者に与える作用・効果について、図1および図2に基づいて説明する。
図2に示すように、回動する指針4と、目盛意匠30とが位置する、上述した第1平面PL1は、視認者の表示意匠9の視認上の基準面となる。視認者は、この第1平面PL1と、第1平面PL1越しに視認する、背景意匠20が発光表示される凹面21までの距離、即ち奥行きを知覚することにより、凹面21の形状を認識する。この奥行きの知覚は、第1平面PL1と背景表示部材2の凹面21との焦点距離の差、および両目による両眼視差によりなされるものである。視認者は、第1平面PL1に対する凹面21の奥行きを知覚することにより、凹面21全体野の立体的な形状を認識し、表示意匠9が立体感を備えていると認識する。
加えて、目盛リング3が透光性材料から形成されていても、背景意匠20の放射光により、僅かな陰影を生じる。この陰影は、第1平面PL1に生じ、視認者にも視認される。また、文字意匠60の虚像も、上述した第1平面PL1に結像される構成である。これら目盛リング3の陰影と文字意匠60の虚像により、この第1平面PL1が視認上の基準面であると視認者に認識させる作用が強まり、これにより、表示意匠9の立体感が強調される。
更に、回動する指針4は、発光ダイオード42より入射される光により自発光する構成である。これにより、指針4の視認性が高められ、第1平面PL1を視認者により強く認識させる。これにより、表示意匠9の立体感が強調される。
図2に示すように、指針4を回動させる指針軸を構成する第2指針軸45は、黒色の指針軸カバー47により覆わる構成である。この指針軸カバー47は、発光する背景意匠20の前面に黒色で露出していることから、明度のコントラストが高く、視認者からの視認性が高い。この指針軸カバー47は、第1平面PL1と、背景表示部材2の凹面21を実体で繋ぐ構成であることから、視認者は、指針軸カバー47により、第1平面PL1と凹面21との距離をより明確に知覚することが可能となる。これにより、表示意匠9の立体感が強調される。
発光ダイオード22は、上述したように発光色を変更することが可能である。本第1実施形態では、発光ダイオード22を青色に発光させるものとする。青色は後退色であり、実際の位置よりも遠くに視認される作用がある。これにより、第1平面PL1と背景表示部材2の凹面21との距離が実際よりも大きく認識され、立体感がより強調される表示意匠9を得ることができる。
また、本第1実施形態では、目盛意匠30を発光表示させる発光ダイオード32、指針4を自発光させる発光ダイオード42、文字意匠60を発光表示させる発光ダイオード62の全てに、白色に発光する発光ダイオードを用いている。目盛意匠30と指針4と文字意匠60とが同一色であることから、色による視認上の進出や後退といった錯覚を引き起こすことが無い。この為、目盛意匠30と指針4と文字意匠60の全てが、同一の第1平面PL1上に位置すると視認させることができ、第1平面PL1を視認者により強く認識させることが可能となる。これにより、立体感がより強調される表示意匠9を得ることができる。
図1に示すように、背景意匠20の視認者側に位置する指針4と、目盛リング3は透光性材料により形成されている。また、文字意匠60は虚像表示される為、視認者が背景表示部材2の凹面21に表示される背景意匠20を視認する妨げになる部材が無い構成となり、凹面21の立体的な形状を認識することが容易となる。同時に、視認者は、目盛意匠30や指針4と、背景意匠20との視覚的な重なりを認知することで、その奥行き知覚が強調される。これらの作用により、表示意匠9はより立体感が強調されたものとなる。
図2に示すように、背景意匠20は、半透光性の材料により形成される背景表示部材2を、背面側から透過照明することにより表示される構成である。背面からの照明であることから、背景意匠20に指針4や目盛リング3の影を生じない。加えて、複数の発光ダイオード22により照明を行うことにより、背景表示部材2に近接した位置から、背景表示部材2全体を均一に照射することが可能となる。これにより、コンビネーションメータ100の奥行きを小さくすることができると共に、背景表示部材2の凹面21の形状の自由度が高まり、より表示意匠9の立体感を強調する形状の背景表示部材2を採用することも可能となる。
また、背景意匠20は、凹面21を形成する曲面の接線方向が、視認方向と平衡に近い凹面底部周辺が最も明るく、外縁部に向かうにつれて暗く表示される。この明暗のグラデーションにより、背景意匠20が表示される凹面21の立体的な形状が強調され、表示意匠9の立体感を視認させることが可能となる。
図2に示すように、背景表示部材2は、ハーフミラー7の背面側に配設される構成から、ハーフミラー7の上方に位置する部材は、アッパーケース83に収容される文字表示板6と発光ダイオード62等であり、薄型化が可能である。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。加えて、背景表示部材2の厚みに制限を受けないため、背景表示部材2の凹面21形状を自由に設定でき、より立体感を創出することが可能となる。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100における電気回路構成について、図4の電気回路模式図に基づいて説明する。
図4に示すように、コントローラ52には、バッテリ53から電力が常時供給されている。また、コントローラ52は、イグニッションスイッチ54が、その作動状態を検出可能に接続されている。
コントローラ52には、第1光源である発光ダイオード22、第2光源である発光ダイオード32、第3光源である発光ダイオード42、第4光源である発光ダイオード62が接続されている。イグニッションスイッチ54の検出結果に基づいて、コントローラ52は、発光ダイオード22、32、42、62の点灯制御を行う。
また、コントローラ52には、ムーブメント43(タコメータ100a用とスピードメータ100b用の2個)と、車載された内燃機関の回転速度を検出するためのロータリーエンコーダ55、車速を検出するためのロータリーエンコーダ56が接続され、コントローラ52は、ロータリーエンコーダ55、56からの入力信号に基づいて、ムーブメント43を制御し、第1指針軸44を所定の角度に回動させる。
運転者によりイグニッションスイッチ54がONされ、バッテリ53の電圧がコントローラ52に印加されて、イグニッションスイッチ54がONされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52は、背景意匠20を発光させる発光ダイオード22、指針4を発光させる発光ダイオード42、目盛意匠30を発光させる発光ダイオード32、文字意匠60を発光させる発光ダイオード62への点灯制御を順に行い、通電を開始する。
これにより、まず背景意匠20が表示され、背景表示20の手前側に指針4が発光表示され、指針4の外周に目盛意匠30が表示され、最後に文字意匠60が浮かび上がる。
コントローラ52は、ロータリーエンコーダ55、56からの検出信号に基づき、ムーブメント43を駆動し、第1指針軸44を所定の角度、即ち車載された内燃機関の回転速度および車速に応じた角度に回動させる。これらによって内燃機関の回転速度と、車両の走行速度を示す、図1に示す表示意匠9が形成される。
運転者によりイグニッションスイッチ54がOFFされ、イグニッションスイッチ54がOFFされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52が発光ダイオード22、32、42、62の消灯制御を行い、通電を停止する。全ての発光部が消灯することにより、指針4や目盛リング3も視認者に視認されなくなり、真暗な表示意匠9となる。このときコントローラ52は、ムーブメント43の駆動を終了し、第1指針軸44はゼロ点位置の角度まで回動される。
(第1実施形態の変形例)
以下に、第1実施形態の変形例によるコンビネーションメータ100について説明する。第1実施形態の変形例によるコンビネーションメータ100は、上述した第1実施形態によるコンビネーションメータ100が、背景表示部材2全体に均一な光を照射し、背景意匠20を表示していたのに対して、背景表示部材2の凹面21の底部、即ち中央部により多くの光量を照射し、外縁部に向かって照射される光量が少なくなるよう変更している。
中央部と外縁部とに照射する光量差は、中央部の背面側に位置する発光ダイオード22に流れる電流を大きくし、外縁部の背面側に位置する発光ダイオード22に流れる電流を小さくすることによって得ることが可能である。
上記以外の光量差を得る方法として、背景表示部材2の中央部の背面側に配置される発光ダイオード22の数を増加させる、或は、外縁部の背面側に配置される発光ダイオード22と比較して、より高輝度の発光ダイオード22を中央部に配置する等がある。
上述したように、凹面21に均一に光を照射すると、凹面21の曲面の接線方向が視認方向と平衡に近い底部が最も明るく、外縁部に向かうに従い暗くなる背景意匠20となる。発光ダイオード22により、中央部と外縁部に照射する光量を調整し、明度の差を付与し、背景意匠20のグラデーションを強調することにより、視認者の明度差による立体形状の認識を補助することができる。これにより、表示意匠9の立体感がより強調される。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ100の、図2と同一箇所における線断面図である。第2実施形態によるコンビネーションメータ100は、上述した第1実施形態に対して、文字意匠60を表示する為の構成を、液晶表示パネル601とその背面(図5の上方)に配設されるバックライト602に変更している。尚、以降の各実施形態においては、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
以下に、第2実施形態によるコンビネーションメータ100における構成について、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、ハーフミラー7側に開口部83aを有するアッパーケース803に収容される液晶表示パネル601は、その背面側にバックライト602を備える。液晶表示パネル601には、各種の情報表示が可能な、画素を格子状に均等配列したドットマトリクスタイプの液晶パネルであるTFT(Thin Film Transistor)液晶パネルが用いられており、外部からの電圧信号の印加により、バックライト602が放出する光の透過を制御し、多様な画像表示を可能としている。
本実施形態において、バックライト602は、光源である白色の発光ダイオード602aと、発光ダイオード602aから入射する光を液晶表示パネル601全体に均等に拡散させる導光板602bにより構成される。導光板602bは、透光性を備えた材料、例えば透明なアクリル樹脂若しくは、ポリカーボネート樹脂等から成形される。発光ダイオード602aは、導光板602bの背景表示部材2側(図5の右側)の端部に隣接して配設され、発光ダイオード602aから導光板602bへ入射される光は、導光板602bの背面に形成される反射層によって液晶表示パネル601側へ反射される。この反射層は、シボや明色(白色若しくは銀色)の印刷によってなされる。尚、発光ダイオード602aの代わりに冷陰極管を用いてもよい。
液晶表示パネル601は、画像を表示するための駆動制御と、バックライト602の点灯制御を行う液晶制御回路603を備え、液晶制御回路603は液晶表示パネル601の背景表示部材2側に配設される第3回路基板509上に実装され、第1回路基板51に実装される、コントローラ52と電気的に接続される。
以下に、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ100における作用・効果について、図1および図5に基づいて説明する。
図5に示すように、ハーフミラー7の上方に位置する部材は、アッパーケース803に収容される液晶表示パネル601およびバックライト602等となる。液晶表示パネル601およびバックライト602は共に薄く形成される部材であり、その結果、アッパーケース803を薄型化することが可能である。これにより、車載状態において視認者の視界を妨げることを抑止できる。
また、図1に示す文字意匠60が、多様な画像表示を可能とする液晶表示パネル601により表示されることにより、文字意匠60を任意に変更することが可能となる。文字意匠60と共に、コントローラ52による指針4の回動を協調制御することにより、種々の表示意匠9を切り替えることができる。
例えば、文字意匠60の書体を複数コントローラ52内の図示しない記憶媒体内に記憶させ、視認者の嗜好に応じて選択することすることが可能となる。このとき、視認者の視認が容易な文字サイズに変更することも可能である。
図1に示すコンビネーションメータ100において、視認者の嗜好に応じて、タコメータ100aとスピードメータ100bの位置を左右で入れ替える、即ち、液晶表示パネル601が表示する文字意匠60と、コントローラ52によるムーブメント43の回動する角度の制御を、左右で入れ替えてもよい。
図1に示すタコメータ100aの、内燃機関の回転速度に対する回動方向を逆にし、ゼロ点位置を中央側に配置する表示意匠9としてもよい。このとき、コントローラ52により、ムーブメント43による第1指針軸44の回動方向および角度の制御も同調させる。
また、コンビネーションメータ100を搭載する車両の仕向けに応じた、物理量の単位の変更や、メータのスケール変更が可能である。具体的には、スピードメータ100bにおいて、速度の単位を「km/h」と「mile/h」とで変更可能とし、また、仕向け地の法規に対応した、メータのスケールとすることも可能である。このとき、コントローラ52により、ムーブメント43による第1指針軸44の回動角度の制御も同調させる。これにより、異なる仕向け地が異なる場合でも、同一のコンビネーションメータ100が採用可能となる。
更に、数種類の内燃機関を搭載する車両においても、文字意匠60の表示を変更することにより、同一のコンビネーションメータ100を採用することが可能である。具体的には、搭載される内燃機関の最高回転速度に応じて、タコメータ100aのスケールを変更すると共に、コントローラ52により、ムーブメント43による第1指針軸44の回動角度の制御も同調させることによって可能となる。
また、文字意匠60の発光色を変更し、視認者への注意を促す表示意匠9を表示することも可能となる。具体的には、タコメータ100aにおいて、内燃機関の最高回転速度付近、いわゆるレッドゾーンに相当する文字意匠60を赤色で表示することや、燃費が向上する低回転速度域の文字意匠60を緑色で表示する等が考えられる。
次に、以上説明した、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ100における電気回路構成について、図6の電気回路模式図に基づいて説明する。
図6に示すように、コントローラ52には、第1実施形態における第4光源である発光ダイオード62に替わり、バックライト602の光源である発光ダイオード602aが接続された液晶制御回路603が接続されている。イグニッションスイッチ54の検出結果に基づいて、コントローラ52は、液晶制御回路603へ検出結果を送信する。これにより、液晶制御回路603はバックライト602の点灯制御と液晶表示パネル601の駆動制御を行う。
運転者によりイグニッションスイッチ54がONされ、バッテリ53の電圧がコントローラ52に印加されて、イグニッションスイッチ54がONされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52は、背景意匠20を発光させる発光ダイオード22、指針4を発光させる発光ダイオード42、目盛意匠30を発光させる発光ダイオード32への点灯制御を順に行い、通電を開始し、最後に液晶制御回路603へ、この検知結果を送信する。液晶制御回路603は、この検知結果を受信し、発光ダイオード602aへの通電と、液晶表示パネル601の駆動を行う。液晶表示パネル601は、液晶制御回路603による駆動制御により、文字意匠60を表示する。これにより、まず背景意匠20が表示され、背景表示20の手前側に指針4が発光表示され、指針4の外周に目盛意匠30が表示され、最後に文字意匠60が浮かび上がる。
運転者によりイグニッションスイッチ54がOFFされ、イグニッションスイッチ54がOFFされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52が発光ダイオード22、32、42、の消灯制御を行い、通電を停止するとともに、液晶制御回路603へ、この検知結果を送信する。液晶制御回路603は、この検知結果を受信し、発光ダイオード602aへの通電と、液晶表示パネル601の駆動を停止する。液晶表示パネル601の駆動が停止されることで、バックライト602は消灯し、文字意匠60は消える。このとき、全ての発光部が消灯する為、指針4や目盛リング3も視認されなくなり、真暗な表示意匠9となる。
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ100の、図2と同一箇所における線断面図である。第3実施形態によるコンビネーションメータ100は、上述した第2実施形態に対して、文字意匠60を表示する為の構成が、液晶表示パネル601からEL(Electro−Luminescence)パネル611に変更している。
以下に、第3実施形態によるコンビネーションメータ100における構成について、図7に基づいて説明する。
図7に示ように、ハーフミラー7側に開口部83aを有するアッパーケース813に収容されるELパネル611には、各種の情報表示が可能な、画素を格子状に均等配列したドットマトリクスタイプであり、発光体にジアミン類等の有機物を用いた有機ELパネルを使用する。有機ELパネルを用いるのは、カラー化が容易で、動作電圧が低い為であるが、同様の表示が可能であれば、硫化亜鉛等の無機物を発光体に用いた無機ELパネルを使用しても良い。ELパネル611は、外部からの電圧信号の印加により自発光し、多様な画像表示を可能としている。
ELパネル611は、画像を表示するための制御を行うEL制御回路613を備え、EL制御回路613はELパネル611の背景表示部材2側(図7の右側)に配設される第3回路基板519上に実装され、第1回路基板51に実装される、コントローラ52と電気的に接続されている。
以下に、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ100における作用・効果について、図7に基づいて説明する。
図7に示すように、ハーフミラー7の上方に位置する部材は、アッパーケース813と、アッパーケース813とに収容される、非常に薄く形成されるELパネル611等である。ELパネル611は自発光方式の表示装置であり、照明装置が不要であることから、第2実施形態と比較しても、アッパーケース813はより薄型化することが可能である。これにより、車載状態においてより視認者の視界の妨げを抑止可能な表示装置を提供することができる。
また、ELパネル611はドットマトリックス方式の表示装置であり、液晶表示パネル601と同様、多様な画像表示を可能としていることから、第2実施形態で記載の表示意匠9の変更は全て可能である。
次に、以上説明した、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ100における電気回路構成について、図8の電気回路模式図に基づいて説明する。
図8に示すように、コントローラ52には、第1実施形態における第4光源である発光ダイオード62に替わり、EL制御回路613が接続されている。イグニッションスイッチ54の検出結果に基づいて、コントローラ52は、EL制御回路613へ検出結果を送信し、EL制御回路613はELパネル611の表示制御を行う。
運転者によりイグニッションスイッチ54がONされ、バッテリ53の電圧がコントローラ52に印加されて、イグニッションスイッチ54がONされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52は、背景意匠20を発光させる発光ダイオード22、指針4を発光させる発光ダイオード42、目盛意匠30を発光させる発光ダイオード32への点灯制御を順に行い、通電を開始し、最後にEL制御回路613へ、この検知結果を送信する。EL制御回路613は、この検知結果を受信し、ELパネル611に文字意匠60を自発光表示させる。これにより、まず背景意匠20が表示され、背景表示20の手前側に指針4が発光表示され、指針4の外周に目盛意匠30が表示され、最後に文字意匠60が浮かび上がる。
運転者によりイグニッションスイッチ54がOFFされ、イグニッションスイッチ54がOFFされたことをコントローラ52が検知すると、コントローラ52が発光ダイオード22、32、42、の消灯制御を行い、通電を停止するとともに、EL制御回路613へ、この検知結果を送信する。EL制御回路613は、この検知結果を受信し、ELパネル611の文字意匠60の自発光表示を停止する。このとき、全ての発光部が消灯する為、指針4や目盛リング3も視認されなくなり、真暗な表示意匠9となる。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータの正面図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータの断面視図であり、図1のII−II線断面視図である。 本発明の第1実施形態による目盛リング3の断面視図であり、図1のIII−III線断面視図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータの電気回路模式図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータの、図2と同一箇所における線断面図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータの電気回路模式図である。 本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータの、図2と同一箇所における線断面図である。 本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータの電気回路模式図である。
符号の説明
2 背景表示部材、20 背景意匠、21 凹面、22 発光ダイオード(第1光源)、23 拡散板、3 目盛リング(目盛表示板)、30 目盛意匠、31 凹部、32 発光ダイオード(第2光源)、33 遮光板、4 指針、42 発光ダイオード(第3光源)、43 ムーブメント(回動内機)、44 第1指針軸、45 第2指針軸、46 指針カバー部、47 指針軸カバー、51 第1回路基板、52 コントローラ、53 バッテリ、54 イグニッションスイッチ、55、56 ロータリーエンコーダ、58 第2回路基板、59 第3回路基板、6 文字表示板(文字表示部材)、60 文字意匠、61 反射部、62 発光ダイオード(第4光源)、601 液晶表示パネル、602 バックライト、602a 発光ダイオード、602b 導光板、603 液晶駆動回路、611 ELパネル、613 EL制御回路、7 ハーフミラー(透視パネル)、81 リヤケース、82 フロントケース、82a 開口部、82b 見返し部、83、803、813 アッパーケース、9 表示意匠、100 コンビネーションメータ(表示装置)、100a タコメータ、100b スピードメータ

Claims (10)

  1. 視認者側が凹面である背景表示部材と、
    前記背景表示部材の前記凹面を発光させ、背景意匠を表示させる第1光源と、
    前記背景表示部材の前記凹面側に回動可能に配設され、前記背景表示部材の背面側に配設される回動内機から延出する指針軸に固定される指針と、
    前記指針の回動面と略同一平面に配設され、目盛意匠が形成される略リング状の目盛表示板と、
    前記背景表示部材の視認者側上方に配設され、文字意匠を発光表示する文字表示部材と、
    前記背景表示部材の視認者側、且つ文字表示部材の下方に配設され、前記背景意匠と前記目盛意匠および指針の実像と、前記文字意匠の虚像とを重ね合わせる透視パネルと、を備える表示装置。
  2. 前記背景表示部材は、半透光性の材料により形成され、
    前記第1光源は、前記背景表示部材の背面側に配設されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記背景表示部材は、椀型形状であり、
    前記第1光源は、前記背景表示部材の前記椀型形状の底部を最も強く照射し、前記椀型形状の外縁部に向かうに従い、照射する光量が減少することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記目盛表示板は、透光性の材料により形成され、
    前記目盛表示板の背面には、シボが設けられた凹部が形成され、
    前記目盛表示板の端面には、前記目盛表示板に光を入射する第2光源が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記目盛表示板の視認者側面が位置する第1平面と、前記文字表示部材において前記文字意匠が表示される第2平面と、前記透過パネルの視認者側面が位置する第3平面とが同一線上で交差し、
    且つ前記第1平面と前記第3平面とがなす角の角度と、前記第2平面と前記第3平面とがなす角の角度が等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記指針は、透光性の材料により形成され、
    前記指針に光を入射する第3光源を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記指針軸が、暗色の筒状部材により覆われていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記文字表示部材は、透光性の材料により形成される文字表示板と、前記文字表示板の端面に隣接して配設され、前記文字表示板に光を入射する第4光源からなり、
    前記文字表示板の裏面には、前記文字意匠形状の反射部が形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記文字表示部材は、液晶表示パネルとバックライトからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記文字表示部材は、ELパネルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置。
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