JPWO2016135830A1 - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

音放射面を傾斜させるとともに音響特性を向上させることができるスピーカ装置を提供する。スピーカ装置(1)が、スピーカユニット(2)と、スピーカユニット(2)の音放射面(S1)の角度及び位置を変更可能な動作機構(3)と、を備える。動作機構(3)が、前後方向に沿ってスピーカユニット(2)を移動可能であるとともに、音放射面(S2)を傾斜させるようにスピーカユニット(2)を回動可能に構成されている。従って、音放射面(S1)の角度及び位置の自由度を向上させることができ、音放射面(S1)を傾斜させた際に、音放射面(S1)が筐体(4)やダッシュボードによって隠されてしまったり、放射された音波が障害物によって遮られてしまったりすることを抑制し、音響特性を向上させることができる。

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
従来、車両のダッシュボードに設けられて音放射方向が変更可能なスピーカ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来のスピーカ装置では、スピーカユニットを回動させて音放射方向を変更することによって、音響特性を調節可能に構成されている。
実開昭61−134189号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたスピーカ装置では、例えばスピーカユニットの音放射面がダッシュボードの上面に沿うように設置し、この音放射面を搭乗者側に向けるようにスピーカユニットを回動させた場合、音放射面の一部がダッシュボード内に隠れたり、搭乗者側に配置された部材によって音波が遮られたりすることがあり、音波が搭乗者に届きにくくなってしまう可能性がある。
したがって、本発明の課題は、音放射面を傾斜させるとともに音響特性を向上させることができるスピーカ装置を提供することが一例として挙げられる。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスピーカ装置は、スピーカユニットと、前記スピーカユニットの音放射面の角度及び位置を変更可能な動作機構と、を備え、前記動作機構は、前記スピーカユニットに設けられた第1被案内部及び第2被案内部のそれぞれを平面内の経路に沿って案内する第1案内部及び第2案内部と、当該第1案内部及び当該第2案内部が延びる平面に交差する方向を回転軸とする回転部材と、当該回転部材と前記スピーカユニットとを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、その一端が前記回転軸から偏心した位置において前記回転部材に接続されており、前記スピーカユニットは、前記動作機構により、少なくとも前記音放射面に平行な方向に沿って移動可能であるとともに、前記音放射面が傾斜するように回動可能であることを特徴としている。
本発明の実施例に係るスピーカ装置を示す斜視図である。 前記スピーカ装置を示す分解斜視図である。 前記スピーカ装置のスピーカユニット周辺を示す斜視図である。 前記スピーカ装置の動作機構の一部を示す斜視図である。 前記スピーカ装置を示す下方視図である。 前記動作機構の要部を示す側面図である。 前記動作機構の動作説明図である。 前記スピーカ装置の動作説明図である。 変形例に係るスピーカ装置を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態に係るスピーカ装置は、スピーカユニットと、スピーカユニットの音放射面の角度及び位置を変更可能な動作機構と、を備え、動作機構は、スピーカユニットに設けられた第1被案内部及び第2被案内部のそれぞれを平面内の経路に沿って案内する第1案内部及び第2案内部と、第1案内部及び第2案内部が延びる平面に交差する方向を回転軸とする回転部材と、回転部材とスピーカユニットとを接続する接続部材と、を備え、接続部材は、その一端が回転軸から偏心した位置において回転部材に接続されており、スピーカユニットは、動作機構により、少なくとも音放射面に平行な方向に沿って移動可能であるとともに、音放射面が傾斜するように回動可能である。
スピーカユニットが動作機構により音放射面が傾斜するように回動可能であるだけでなく、少なくとも音放射面に平行な方向に沿って移動可能であることで、スピーカユニットの音放射面の角度及び位置の自由度を向上させることができる。従って、音放射面を傾斜させた際に、音放射面がスピーカユニットを収容する部材に隠れてしまったり、放射された音波が障害物によって遮られてしまったりすることを抑制し、音響特性を向上させることができる。尚、「音放射面」とは、スピーカユニット全体として見た際に音波を放射する仮想的な面を意味し、実際に音波を放射する部材は、音放射面よりもスピーカユニット内側に設けられていてもよい。
さらに、動作機構が、スピーカユニットに設けられた第1被案内部及び第2被案内部のそれぞれを平面内の経路に沿って案内する第1案内部及び第2案内部と、第1案内部及び第2案内部が延びる平面に交差する方向を回転軸とする回転部材と、回転部材とスピーカユニットとを接続する接続部材と、を備え、接続部材が、その一端が回転軸から偏心した位置において回転部材に接続されていることから、回転部材を回転させると、接続部材によって動力がスピーカユニットに伝達され、各被案内部が各案内部の経路に沿って移動することから、スピーカユニットを回動させつつ、案内部が延びる平面に沿う方向にスピーカユニットを移動させることができる。このとき、スピーカユニットの回動及び移動に必要な動力源は回転部材を回転させる部材(例えばモータ)だけでよく、回動と移動とを独立した機構で実施する構成と比較して、動力源を少なくして構成を簡単化することができる。
第1案内部は、第2案内部の経路に交差する方向に延びる経路を有することが好ましい。それにより、スピーカユニットを平行移動させつつ回動させることができる。さらに、第1案内部の経路は、第1経路と、第1経路に交差する方向に延びる第2経路と、を有することが好ましい。それにより、第1被案内部が第1経路に案内される際と第2経路に案内される際とでスピーカユニットを異なる方向に移動させることができる。従って、例えばスピーカユニットを初期位置から音放射位置まで移動させる際に、第1経路によって音放射位置よりも初期位置からの変化が大きい中間位置まで移動させた後、第2経路によって音放射位置に移動させることにより、スピーカユニットの移動を使用者が視認しやすくなり、演出性を向上させることができる。
第1案内部又は第2案内部の経路は、閉回路であることが好ましい。それにより、回転部材を一方向に回転させることでスピーカユニットを音放射位置から初期位置に戻すことができ、回転方向を変える必要がなく制御を簡単化することができる。また、例えば前述のように第1経路及び第2経路によってスピーカユニットが中間位置を経由する場合、第1経路の始点と第2経路の終点とをこれら2つの経路の合計距離よりも短い距離で結んで第3経路を形成し、スピーカユニットを音放射位置から初期位置に戻す際に第1被案内部が第3経路を移動するようにすれば、第1被案内部が第1経路及び第2経路を逆方向に移動する構成と比較して、移動に必要な時間を短縮することができる。
閉回路である前記第1案内部又は前記第2案内部の経路には、前記第1被案内部又は前記第2被案内部が所定の周回方向と逆方向に移動することを規制する規制部材が設けられることが好ましい。それにより、第1被案内部又は第2被案内部の周回方向が逆転してしまうことを抑制することができる。このとき、第1案内部又は第2案内部の経路のうち、角部等の曲率半径が小さい部分や、接続部材によってスピーカユニットに伝達される力の方向と略直交するように延びる部分、スピーカユニットが移動や回動を一旦停止する際に第1被案内部又は第2被案内部が位置する部分等、第1被案内部又は第2被案内部が逆方向に移動しやすい部分に規制部材が設けられていることがより好ましい。
第1被案内部は、接続部材の一端側に設けられ、回転部材は、接続部材の他端側に配置され、第2被案内部は、第1被案内部と回転部材との中間に位置するようにスピーカユニットに設けられていることが好ましい。それにより、第1被案内部が接続部材の一端側に設けられていることで、接続部材によってスピーカユニットに伝達される力の方向に第1被案内部を移動させやすくすることができ、この方向に応じて第1案内部の経路を容易に設定することができる。また、スピーカ装置の大型化を抑制しつつ接続部材を長くすることができる。回転部材が回転する際、接続部材は回転部材側において受ける力の方向が変化するものの、接続部材が長く形成されることで、スピーカユニットが接続部材から受ける力の方向の変化を小さくすることができる。従って、第1案内部の経路を容易に設定することができる。
第1案内部及び第2案内部が溝状に形成され、第1被案内部及び第2被案内部が凸状に形成され、第1被案内部及び第2被案内部が、それぞれ第1案内部及び第2案内部に移動可能に嵌合していることが好ましい。それにより、各被案内部を各案内部に案内させやすくすることができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。図1は、本発明の実施例に係るスピーカ装置1全体を示す斜視図であり、図2は、スピーカ装置1を示す分解斜視図であり、図3は、スピーカ装置1のスピーカユニット2周辺を示す斜視図であり、図4は、スピーカ装置1の動作機構3の一部を示す斜視図であり、図5は、スピーカ装置1を示す下方視図であり、図6は、動作機構3の要部を示す側面図であり、図7は、動作機構3の動作説明図であり、図8は、スピーカ装置1の動作説明図である。
スピーカ装置1は、図1、2に示すように、スピーカユニット2と、スピーカユニット2の角度及び位置を変更可能な動作機構3と、スピーカユニット2及び動作機構3を収容する筐体4と、を備える。スピーカ装置1は、例えば車両のダッシュボードの上面のうち車両幅方向の略中央部に設置される車両用スピーカ装置である。本実施例における上下方向、車両の幅方向、及び、前後方向は、図1、2に示す通りとする。
スピーカユニット2は、音波を放射可能な図示しないスピーカ本体と、スピーカ本体を収容するとともに音放射側に開口を有するスピーカ収容部21と、スピーカ収容部21の開口に取り付けられて上面が音放射面S1となるメッシュ部材22と、を有し、音放射面S1から音波を放射するように構成されている。スピーカ本体は、フレームや振動板、振動板をフレームに支持するエッジ、ボイルコイル、ボイスコイルを振動板に支持するボイスコイル支持部、ボイスコイルをフレームに支持するダンパ、磁気回路等を備える。スピーカユニット2が後述する初期位置に位置づけられる際、音放射面S1は前後方向及び幅方向に平行に配置される。
スピーカ収容部21は、例えば樹脂等によって形成されるとともに、図3に示すように、凸状の第1被案内部211及び第2被案内部212と、後述する接続部材33が接続される被接続部213と、を有して形成されている。第1被案内部211及び第2被案内部212は、スピーカ収容部21の幅方向における両側面21Aから離れる方向(外側)に向かって突出している。
第1被案内部211は、側面21Aのうち音放射面S1近傍かつ後方側(搭乗者側)に配置され、第2被案内部212は、第1被案内部211よりも前方側かつ音放射面S1から離れた位置に配置されている。また、被接続部213は、第1被案内部211と一体に形成され、第1被案内部211の一部(図示の例では基端部)が被接続部213として機能し、接続部材33に形成された挿通孔332に挿通されるようになっている。
動作機構3は、第1被案内部211及び第2被案内部212を案内可能な部材(図示の例では2つのレール部材)31と、幅方向(後述する案内部311、312が延びる平面31Sに直交する方向)に沿った回転軸A1を有する回転部材32と、一端33Aが回転軸A1から偏心して回転部材32に接続されるとともに他端33Bがスピーカユニット2の被接続部213に接続される接続部材33と、モータ34と、モータ34の動力を回転部材32に伝達可能な複数の伝達ギア35と、を備える。レール部材31と、回転部材32と、接続部材33と、は、スピーカユニット2に対して幅方向の両側に設けられ、図5に示すように、幅方向の一方側に設けられたモータ34の動力がシャフト36によって他方側に伝達されるようになっている。
レール部材31は、例えば樹脂によって平板状に形成されるとともに、図4に示すように、第1被案内部211を案内可能な溝状の第1案内部311と、第2被案内部212を案内可能な溝状の第2案内部312と、接続部材33との干渉を防止するための切欠き部313と、が形成されている。尚、溝状とは、少なくとも凸状の被案内部を案内する側に開口していればよく、その反対側にも開口して貫通孔状に形成されていてもよい。第1案内部311及び第2案内部312は、レール部材31の幅方向における内側(スピーカユニット2側)の平面S31に沿って延びている。レール部材31は、筐体4の後述する蓋部42に固定可能に構成され、幅方向における内側(スピーカユニット2側)に案内部311、312が形成された側面を向けつつ、2つのレール部材31がスピーカユニット2を挟むように互いに平行に配置される。また、レール部材31は、平面S31が前後方向及び上下方向に平行になるように配置される。
第1案内部311は、第1被案内部211が嵌合可能に形成され、第2案内部312は、第2被案内部212が嵌合可能に形成されている。さらに、第1案内部311の経路は、閉回路状に形成されている。即ち、第1案内部311の経路は、図6にも示すように、前後方向に延びる第1経路311Aと、第1経路311Aの前方側端部に連続するとともに後方側かつ下方側に延びる第2経路311Bと、第2経路311Bの後方側端部と第1経路311Aの後方側端部との間に延びる第3経路311Cと、を有して三角形状に形成されている。ここで、第3経路311Cは、後方側に向かうにしたがって上方側に延びている。第2案内部312は、前方側に向かうにしたがって上方側に延び、前後方向に対して傾斜した経路を有している。即ち、第1経路311Aと第2案内部312の経路とが互いに交差する方向に延びている。
第1案内部311には、図6に示すように、2つの規制部材314A、314Bが設けられている。規制部材314Aは、第1経路311Aと第2経路311Bとの間の角部311Dの第1経路311A側に設けられ、他方の規制部材314Bは、第3経路311Cと第1経路311Aとの間の角部311Fの第3経路311C側に設けられている。規制部材314Aは、前方側に向かうにしたがって下方側に向かう傾斜部315を有するとともに下方側に付勢されており、第1被案内部211が第1経路311Aを通過することによって持ち上げられ、第1被案内部211が角部311Dに到達すると元の位置に戻るように構成されている。
同様に、規制部材314Bは、上下方向に沿って延びることで第3経路311Cに対して傾斜した傾斜部316を有するとともに前方側に付勢されており、第1被案内部211が第3経路311Cを通過することによって後方側に移動させられ、第1被案内部211が角部311Fに到達すると元の位置に戻るように構成されている。
回転部材32は、筐体4の側壁部から幅方向における内側に突出した図示しない軸受部によって回転可能に軸支されたギアであって、幅方向における内側には、接続部材33の一端33Aを支持する図示しない支持部が設けられている。回転部材32の回転軸A1は、後述する初期位置に位置づけられたスピーカユニット2の第2被案内部212よりも前方側かつ音放射面S1から離れた位置に配置されている。
接続部材33は、例えば樹脂によって全体が棒状に形成され、回転部材32の支持部に支持される被支持部331が一端33Aに形成されるとともに、スピーカ収容部21の被接続部213が挿通される挿通孔332が他端33Bに形成され、回転部材32及びスピーカ収容部21に対して回動可能に接続されている。また、接続部材33は、一端33Aから他端33Bに向かって延びるとともに幅方向内側に折れ曲がった折曲部333を有していることで、一端33Aがレール部材31よりも幅方向外側に位置するとともに、中央部が切欠き部313を通過し、他端33Bがレール部材31よりも内側に位置するように設けられる。
モータ34及び伝達ギア35は、接続部材33が動作する際に干渉しない位置に配置されている。伝達ギア35の個数やギア比は適宜に設定されていればよく、伝達ギア35が省略されるとともにモータ34の先端に取り付けられたギアから回転部材32に動力が直接伝達される構成であってもよい。
筐体4は、上方が開口した箱状部41と、箱状部41の開口に設けられる蓋部42と、を備える。箱状部41には、ダッシュボードに取り付けるための取付部411が設けられている。蓋部42は、その上面がダッシュボード上面に沿うとともに略同様の外観となるように形成され、その中央部には、スピーカユニット2の上面を露出させることができる開口部O1が形成されている。
以下、スピーカユニット2及び動作機構3の動作の一例について、図7、8に基づいて説明する。
まず、スピーカユニット2は、車両のエンジンが動作していない状態において、図8(A)に示すような初期位置に位置づけられる。即ち、スピーカユニット2は、音放射面S1が蓋部42の上面(ダッシュボードの上面)に沿うように収容されている。このとき、図7(A)に示すように、第1被案内部211が第1案内部311の角部311Fに位置し、第2被案内部212が第2案内部312の後方側端部に位置している。
次に、車両のイグニッションがオンになった際、車両に設けられた制御手段がモータ34を回転させ、回転部材32を、図7(B)に示す位置を経由させて図7(C)に示す位置にまで時計回りに回転させる。図7(A)に示す状態から図7(B)に示す状態にかけて、第1被案内部211が前方側に移動していき、第2被案内部212が第2案内部312によって前方側かつ上方側に移動していく。従って、スピーカユニット2は、全体が前方側に移動していくとともに、音放射面S1を後方側に向けて傾けるように(音放射面S1とダッシュボード上面との間の角度θが大きくなるように)反時計回りに回動していく。
図7(B)に示す状態において、第1被案内部211が角部311Dに位置し、第2被案内部212が第2案内部312の前方側端部に位置している。このとき、スピーカユニット2は、中間位置として図8(B)に示すような経由位置に位置づけられる。この状態から図7(C)に示す状態にかけて、第1被案内部211が後方側かつ下方側に移動していき、第2被案内部212が後方側かつ下方側に移動していく。従って、スピーカユニット2は、全体が後方側に移動していくとともに、角度θが小さくなるように時計回りに回動していく。
図7(C)に示す状態において、第1被案内部211が角部311Eに位置し、第2被案内部212が第2案内部312の中間部に位置している。このとき、スピーカユニット2は、中間位置として図8(C)に示すような音放射位置に位置づけられ、音波を放射可能な状態となる。音放射位置に位置づけられたスピーカユニット2は、初期位置と比較して、全体が前方側に位置し、音放射面S1を後方側に向けて傾斜した状態となる。
次に、車両のイグニッションがオフになった際、制御手段がモータ34を回転させ、回転部材32を図7(D)に示す位置にまで回転させる。図7(C)に示す状態から図7(D)に示す状態にかけて、第1被案内部211が第3経路311Cを後方側かつ上方側に移動していき、第2被案内部212が第2案内部312によって後方側かつ下方側に移動していき、スピーカユニット2は、図8(D)に示すように終期位置(本実施例では初期位置と同じ位置)に戻る。
以上のように、スピーカユニット2は動作機構3によって、後方側に向けて音放射面S1を傾斜させるように回動させられるとともに、前後方向及び上下方向に平行移動させられる。
上記の構成により、動作機構3がスピーカユニット2を回動させるだけでなく前後方向及び上下方向に平行移動させるように構成されていることで、音放射面S1の角度及び位置の自由度を向上させることができる。従って、音放射面S1を傾斜させた際に、音放射面S1が筐体4やダッシュボードに隠れてしまったり、放射された音波が障害物(例えば、カーナビゲーションシステムの表示画面)によって遮られてしまったりすることを抑制し、音響特性を向上させることができる。
また、動作機構3が、モータ34によって回転部材32を回転させ、接続部材33によってスピーカユニット2に動力が伝達され、第1被案内部211及び第2被案内部212のそれぞれが第1案内部311及び第2案内部312の経路に沿って移動することにより、スピーカユニット2を回動させつつ前後方向及び上下方向に移動させることができる。このとき、スピーカユニット2の回動及び移動に必要な動力源は1つのモータ34だけでよく、動力源を少なくして構成を簡単化することができる。
また、第1案内部311が3つの経路311A〜311Cを有することで、第1被案内部211がそれぞれの経路311A〜311Cに案内される際にスピーカユニット2を異なる方向に移動させることができる。さらに、スピーカユニット2を初期位置から出発して終期位置まで移動させる際に、中間位置(経由位置及び音放射位置)を経由させることができる。また、スピーカユニット2は、音放射位置よりも中間位置において、音放射面S1とダッシュボードとの間の角度θが大きく、スピーカユニット2の移動を使用者が視認しやすくなり、演出性を向上させることができる。
また、第1案内部311の経路が閉回路状に形成されていることで、回転部材32を一方向に回転させることでスピーカユニット2を初期位置に戻すことができ、回転方向を変える必要がなくモータ34の制御を簡単化することができる。また、スピーカユニット2を音放射位置から初期位置に戻す際に、第1被案内部211が第3経路311Cを移動するようにすることで、スピーカユニット2が移動してきた方向とは逆方向に第2経路311B及び第1経路311Aを移動させる構成と比較して、移動に必要な時間を短縮することができる。従って、車両のイグニッションをオフにしてからスピーカ装置1全体を停止させるまでの時間を短縮し、省エネルギー化することができる。
また、接続部材33の他端33Bが接続される被接続部213が第1被案内部211と一体に形成されていることで、接続部材33によってスピーカユニット2に伝達される力の方向に第1被案内部211を移動させやすくことができ、この方向に応じて第1案内部311の経路を容易に設定することができる。
また、接続部材33の他端33Bがスピーカユニット2における音放射面S1近傍且つ後方側の被接続部213に接続され、回転部材32が第1被案内部211よりも前方側かつ音放射面S1よりも下方側に設けられていることで、スピーカ装置1の大型化を抑制しつつ接続部材33を長くすることができる。従って、回転部材32からスピーカユニット2に伝達される力の方向が、前方側かつ下方側に向かう方向となるとともに、回転部材32が回転してもこの力の方向を変化しにくくし、第1案内部311の経路を容易に設定することができる。
また、規制部材314Aが角部311Dの第1経路311A側に設けられていることで、角部311Dに到達した第1被案内部211が第1経路311A側に移動することを規制することができる。同様に、規制部材314Bが角部311Fの第3経路311C側に設けられていることで、角部311Fに到達した第1被案内部211が第3経路311C側に移動することを規制することができる。従って、第1被案内部211の周回方向が反時計回りに逆転してしまうことを抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、音放射面S1を後方側(搭乗者側)に向けて傾斜させるものとしたが、図9に示すように、前記実施例のスピーカユニット1を前後逆に配置するとともに、傾斜した音放射面S1からフロントガラスFに向かって放射された音波がフロントガラスFに反射され、搭乗者P側に向かうような構成であってもよい。このような構成によれば、搭乗者Pとスピーカユニット1との間に音波の信号を妨げる障害物D(例えば、カーナビゲーションシステム用の表示器等)が設けられていても、音波が障害物を避けるように進行することができる。
また、前記実施例では、図7(C)及び図8(C)に示すような位置を音放射位置としてスピーカユニット1が音波を放射する、即ち、第1被案内部211が角部311Eに位置する状態をスピーカユニット1の音放射位置としたが、スピーカユニット1の音放射位置は、初期位置とは異なる中間位置のうち任意の位置に設定されていればよい。即ち、第1被案内部211が第1案内部311のうち角部311F以外の位置に配置される際に、スピーカユニット1が音波を放射するようにすればよい。このような構成によれば、前述のように音波の進行を妨げる障害物があっても、この障害物を避けるように音放射面S1とダッシュボードとの間の角度θを設定することができる。
また、前記実施例では、第1案内部311が3つの経路311A〜311Cを有して閉回路状に形成されるものとしたが、第1案内部は、4つ以上の経路を有していてもよいし、2つの経路を有して非閉回路状に折れ曲がった形状を有していてもよいし、第2案内部と同様に1つの経路を有して直線状に延びていてもよい。また、これらの経路は、直線状に限らず曲線状に延びていてもよい。また、第2案内部312は、第1案内部311と同様に閉回路状に形成されていてもよい。
また、前記実施例では、第1案内部311の角部311D、311Fに規制部材314A、314Bが設けられるものとしたが、角部311Eや各径路311A〜311Cの途中にさらに規制部材が設けられてもよい。また、第1被案内部211が逆方向に周回しにくい場合や、第1案内部が非閉回路状に形成されている場合には、規制部材は省略されてもよい。
また、前記実施例では、接続部材33の他端33Bが接続される被接続部213が第1被案内部211と一体に形成されるものとしたが、接続部材33の他端33Bがスピーカユニット2に接続される位置は、適宜に設定されていればよい。
また、前記実施例では、回転部材32が第1被案内部211よりも前方側かつ下方側に設けられるものとしたが、回転部材32は、その回転方向や案内部の形状に応じた適宜な位置に配置されていればよい。
また、前記実施例では、第1案内部311及び第2案内部312が溝状に形成され、第1被案内部211及び第2被案内部212が凸状に形成されるものとしたが、案内部が凸状に形成されるとともに被案内部が溝状に形成されていてもよく、案内部が被案内部を案内するための形状は任意である。
また、前記実施例では、スピーカ装置1が車両のダッシュボードの上面に設けられるものとしたが、スピーカ装置1は、車両のダッシュボードの搭乗者側の側面や扉体等の任意の位置に設けられてもよく、このとき、設置位置に応じて音放射面S1の角度及び位置が変更可能に形成されていればよい。また、スピーカ装置1は、単体で使用されるスピーカ装置であってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施例に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 スピーカ装置
2 スピーカユニット
3 動作機構
211 第1被案内部
212 第2被案内部
311 第1案内部
312 第2案内部
314A 規制部材
314B 規制部材
32 回転部材
33 接続部材
S1 音放射面

Claims (7)

  1. スピーカユニットと、
    前記スピーカユニットの音放射面の角度及び位置を変更可能な動作機構と、を備え、
    前記動作機構は、前記スピーカユニットに設けられた第1被案内部及び第2被案内部のそれぞれを平面内の経路に沿って案内する第1案内部及び第2案内部と、当該第1案内部及び当該第2案内部が延びる平面に交差する方向を回転軸とする回転部材と、当該回転部材と前記スピーカユニットとを接続する接続部材と、を備え、
    前記接続部材は、その一端が前記回転軸から偏心した位置において前記回転部材に接続されており、
    前記スピーカユニットは、前記動作機構により、少なくとも前記音放射面に平行な方向に沿って移動可能であるとともに、前記音放射面が傾斜するように回動可能であることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記動作機構は、前記スピーカユニットの回動軸が移動するように、当該スピーカユニット全体を移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記第1案内部は、前記第2案内部の経路に交差する方向に延びる経路を有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  4. 前記第1案内部又は前記第2案内部の経路は、閉回路であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  5. 閉回路である前記第1案内部又は前記第2案内部の経路には、前記第1被案内部又は前記第2被案内部が所定の周回方向と逆方向に移動することを規制する規制部材が設けられることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記第1被案内部は、前記接続部材の一端側に設けられ、
    前記回転部材は、前記接続部材の他端側に配置され、
    前記第2被案内部は、前記第1被案内部と前記回転部材との中間に位置するように前記スピーカユニットに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  7. 前記第1案内部及び前記第2案内部が溝状に形成され、
    前記第1被案内部及び前記第2被案内部が凸状に形成され、
    前記第1被案内部及び前記第2被案内部が、それぞれ前記第1案内部及び前記第2案内部に移動可能に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
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