JP2013139183A - 空調用レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】バレルの回動角度に対してセンターフィンの振れ幅を小さくすることが可能な空調用レジスタを提供する。
【解決手段】後端部がピン102、104によって回動可能に支持されたブレード90、92の前端部には、長孔98、100が形成されており、当該長孔98、100によってバレル64の前端部に設けられた軸部64A、64Bがそれぞれ回動可能に支持されている。そして、バレル64を上下に回動させた場合、バレル64の軸部64A、64Bの位置が、ブレード90、92の回動によって車両上下方向で移動し、バレル64は前端部が回動可能に支持されるにも拘わらず、見かけ上後端部を中心に回動する。これにより、バレル64の回動角度に対してセンターフィン66の振れ幅を小さくすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車室内に設けられる空調用レジスタに関する。
特許文献1には、空気吹出し口に取り付けられたリテーナ内にバレルが回動可能に支持され、さらに当該バレルの内側に複数のフィンがバレルの回動軸と直交する回動軸によって支持された技術が開示されている。なお、この他にも特許文献3〜7に空調用レジスタが開示されている。
特開2007−118884号公報 実公平7−20503号公報 特開2000−177378号公報 特開平9−202133号公報 特開2004−114799号公報
しかしながら、これらの先行技術では、バレルの回動軸が風の吸込み口と吹出し口との中間に設けられているため、バレルが上下に回動した場合、バレルの吹出し口に位置するセンターフィンが上下に大きく振られてしまう。このため、左右のセンターレジスタでセンターフィンの位置が大きく異なる場合があり、見栄えが良くない。したがって、上記先行技術は、見栄えを良くする点で改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、バレルの回動角度に対してセンターフィンの振れ幅を小さくすることが可能な空調用レジスタを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係る空調用レジスタは、車両の室内側へ向けて開口され空調装置によって温度調整された空気が吹出し可能な空気吹出し口内に車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動可能に配置されたバレルと、前記バレルの室外側に配置され、一端部は前記バレルの室外側端部を支持して当該バレルを車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動させると共に、他端部は当該バレルの回動方向に沿って回動可能に支持された支持部材と、前記支持部材の一端側に設けられ、当該支持部材とバレルとの回動角度差を吸収する角度差吸収部と、を有している。
請求項1記載の発明に係る空調用レジスタでは、車両の室内側へ向けて空気吹出し口が開口されており、空調装置によって温度調整された空気が吹出し可能となっている。この空気吹出し口内には、バレルが車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動可能に配置されており、バレルの室外側には支持部材が配置されている。支持部材の一端部は、バレルの室外側端部を支持しており、当該バレルを車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動可能としている。また、支持部材の他端部は、バレルの回動方向に沿って回動可能に支持されている。
ここで、例えば、バレルの室外側端部が当該バレルを車両上下方向に沿って回動可能に支持された場合、バレルが上下方向で回動すると、当該バレルの室外側端部を中心にバレルの室内側端部は大きく振られることになる(回動角度が大きくなる)。このため、本発明では、バレルの室外側端部は、角度差吸収部が設けられた支持部材によって回動可能に支持されている。
つまり、バレルが上下方向で回動すると、当該角度差吸収部によって支持部材とバレルとの間で生じる回動角度差が吸収される。したがって、本発明では、バレルは支持部材の一端側に位置する角度吸収部及び当該支持部材の他端部によって回動可能に支持(いわゆる2軸支持)されることになる。これにより、バレルは室外側端部が支持されるにも拘わらず、見かけ上バレルの室内側端部を中心に回動させることができ、バレルの室内側端部における振れ幅を小さくすることができる
請求項2記載の発明に係る空調用レジスタは、請求項1に記載の空調用レジスタにおいて、前記角度差吸収部は、前記支持部材の一端部に位置し当該支持部材の回動方向に対して交差する方向に沿って形成され、前記バレルの室外側端部に設けられた軸部を回動可能に支持する長孔である。
請求項2記載の発明に係る空調用レジスタでは、角度差吸収部は支持部材の一端部に設けられた長孔であり、当該支持部材の回動方向に対して交差する方向に沿って形成されている。この長孔によって、バレルの室外側端部に設けられた軸部が回動可能に支持されると共に、当該軸部が長孔に沿って移動することによって、支持部材とバレルとの間の回動角度差が吸収される。
請求項3記載の発明に係る空調用レジスタは、請求項1又は2に記載の空調用レジスタにおいて、前記支持部材が、車両上下方向に沿って回動する前記バレルの上部側及び下部側に対応して配置されると共に当該バレルの車両幅方向の全域に亘って形成され、又は車両幅方向に沿って回動する前記バレルの左部側及び右部側に対応して配置されると共に当該バレルの車両上下方向の全域に亘って形成され、前記空調装置から送出された空気を前記バレル側へ案内するブレードである。
請求項3記載の発明に係る空調用レジスタでは、車両上下方向に沿って回動するバレルの上部側及び下部側に対応して支持部材が配置されており、当該支持部材はバレルの車両幅方向の全域に亘って形成されたブレードである。或いは、車両幅方向に沿って回動するバレルの左側及び右側に対応して支持部材が配置されており、当該支持部材はバレルの車両上下方向の全域に亘って形成されたブレードである。そして、これらのブレードは、空調装置から送出された空気をバレル側へ案内しており、これにより、空調性能の低下を抑制することができる。
請求項4記載の発明に係る空調用レジスタは、請求項1〜3の何れか1項に記載の空調用レジスタにおいて、前記バレルの内部に、前記バレルの回動する方向と直交する方向に沿って回動し風向きを調整する風向き調整フィンが配設されている。
請求項4記載の発明に係る空調用レジスタでは、風向きを調整する風向き調整フィンがバレルの内部に配設されており、当該風向き調整フィンはバレルの回動する方向と直交する方向に沿って回動するようになっている。このため、例えば、車両上下方向でバレルの位置を調整すると共に、当該風向き調整フィンで車両幅方向の位置を調整することができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明に係る空調用レジスタは、バレルの回動角度に対してセンターフィンの振れ幅を小さくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の発明に係る空調用レジスタは、簡単な構成で支持部材とバレルとの間の回動角度差を吸収することができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の発明に係る空調用レジスタは、バレルの室内側端部の回動角度を小さくすると共に、空調性能の低下を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項4記載の発明に係る空調用レジスタは、乗員にとって最適な風向きの調整を行うことができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る空調用レジスタが取り付けられたインストルメントパネルを示す斜視図である。 図1の2−2線に沿って切断された状態を示す概略断面図である。 本実施の形態に係る空調用レジスタの取付構造を示す分解斜視図である。 図2で示す要部を拡大した断面図であり、本実施の形態に係る空調用レジスタの一部を構成するバレル及びブレードの動作を示す拡大断面図である。 図4の比較例であり、図4に対応する拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、図中に適宜記す矢印FRは車両前後方向の前方向を、矢印UPは車両上下方向の上方向を、矢印Wは車両幅方向をそれぞれ示す。
(インストルメントパネルの構造)
図1には本実施の形態に係る空調用レジスタが取り付けられたインストルメントパネル10を車室内側から見た斜視図が示されており、図2には、図1の2−2線に沿って切断された状態を示す断面図が示されている。
これらの図に示されるように、車室前部に設けられた樹脂製のインストルメントパネル10は、図示しない左右のフロントピラー間に架け渡されたインストルメントパネルリインフォースメント14(以下、「インパネリインフォース14」という)に取り付けられており、空調装置26等を車両上側から覆っている。なお、ここでは、図1に示されるように、インストルメントパネル10の車両幅方向左側にコンビネーションメータ16が設けられており、この車両11は左ハンドル仕様となっているが、右ハンドル仕様でも良い。
このインストルメントパネル10の車両幅方向両側には、サイドレジスタ18、20がそれぞれ設けられており、インストルメントパネル10の車両幅方向中央部には、一対のセンターレジスタ22、24が設けられている。空調装置26には当該空調装置26によって温度調整された空気を送出する送出口としてのセンターレジスタ用送出口28とデフロスタ用送出口30とが設けられている。
デフロスタ用送出口30にはダクト32が取り付けられており、当該ダクト32を介してデフロスタ用送出口30とデフロスタ31とが接続されている。また、センターレジスタ用送出口28にはダクト34が取り付けられている。ダクト34の根元部36は1つとなっており、当該根元部36からは一対のダクト部40が分岐している。ダクト部40はそれぞれ直線状に形成されており、一方のダクト部40はセンターレジスタ22に接続され、他方のダクト部40はセンターレジスタ24に接続されている(後述する)。
なお、サイドレジスタ18、20は、空調装置26に設けられた図示しないサイドレジスタ用送出口に取り付けられたダクトを介して、当該サイドレジスタ用送出口と接続されている。そして、デフロスタ31、センターレジスタ22、24及びサイドレジスタ18、20からは、空調装置26によって温度調整された空気が吹き出される。
センターレジスタ22、24の下方側には、空調装置26の温度や風量を設定したり、空気が送出されるレジスタの位置を特定したりする操作スイッチ42が設けられた空調操作部43が設けられている。そして、空調操作部43の下方側には、車両幅方向の中央部に設けられたセンタークラスタ44にオーディオ装置46が設けられている。なお、空調操作部43の位置にオーディオ装置46が設けられても良い。
一方、インストルメントパネル10の表側10A(車室内側)の車両幅方向中央部には、センターレジスタ22、24の上方側に位置して、ディスプレイ12が配置可能とされている。このディスプレイ12には、例えばナビゲーション情報や車両情報などが表示可能とされている。
ここで、図3には本実施形態に係る空調用レジスタの取付構造を示す分解斜視図が示されている。前述のように、図1に示すインストルメントパネル10の車両幅方向両端部及び中央部には、サイドレジスタ18、20及びセンターレジスタ22、24がそれぞれ設けられている。このサイドレジスタ18、20及びセンターレジスタ22、24は、それぞれレジスタ本体50を備えており、インストルメントパネル10に形成された取付穴52内に配置されている。
図3に示されるように、空気吹出し口としてのレジスタ本体50は、リテーナ54とリテーナ56とを含んで構成されている。リテーナ54及びリテーナ56は、正面視で横長の矩形枠状を成しており、車両前後方向に沿って互いに接合可能とされている。リテーナ54はインストルメントパネル10における車両後部側に配置され、車室内側に露出可能となっている。また、リテーナ56は車両前部側に配置され、インストルメントパネル10内に配置される。以下、レジスタ本体50を構成する部品について、前後の位置関係は車両の前後方向を基準にして説明する。
リテーナ54の後端側上部及び後端側下部には、それぞれ傾斜部58が設けられており、リテーナ54の間口が高さ方向で狭くなっている。また、リテーナ54の前端部54Aからは当該リテーナ54の前方側へ向かって係止片60が張り出しており、当該係止片60の先端部には爪部60Aが形成されている。
一方、リテーナ56の上壁56A及び下壁56Bからは、係止孔62Aが形成されたフランジ部62がそれぞれ立設しており、リテーナ54の爪部60Aが当該係止孔62A内へ挿入可能とされている。そして、リテーナ54の爪部60Aが係止孔62Aの周辺部に係止可能とされた状態で、リテーナ54とリテーナ56とが結合される。
また、リテーナ54内には、正面視で横長の矩形枠状を成すバレル64が配置されており、当該バレル64は、バレル64の前端側(室外側端部)に位置する後述する軸部64A、64Bを介してリテーナ54内で回動可能とされている(後述する)。バレル64の後部に位置する上下方向の中央部には長板状のセンターフィン66が設けられており、バレル64の幅方向(車両幅方向)の全域に亘って形成されている。
センターフィン66の幅方向の中央部には、平面視で略U字状に形成されたノブ68が装着されており、ノブ68及びセンターフィン66を介して軸部64A、64Bを中心にバレル64が上下方向で回動可能となる。また、ノブ68はセンターフィン66の中央部を幅方向に沿って移動可能となっている。
また、バレル64の前部には、センターフィン66と直交して、風向き調整フィンとしての縦フィン70が複数配列される。縦フィン70は縦長の矩形板状を成しており、長手方向の両端部からはピン72、74が張り出している。バレル64の上壁64Cには、当該バレル64の上部前端からは後方へ向かって長孔状の切欠き部76が形成されており、バレル64の幅方向に沿って所定の間隔で配置されている。切欠き部76内にはピン72が挿入され、回動可能に支持される。
また、バレル64の下壁64Dには軸孔78が形成されており、縦フィン70のピン74が回動可能に支持される。そして、バレル64の上壁64Cにはバレル64の幅方向に沿って延在するロッド80が取り付けられるようになっており、複数のピン72が当該ロッド80を介して連結されるようになっている。ロッド80には切欠き部76に支持されるピン72と対応する位置に、それぞれ穴部82が形成されており、当該穴部82内にはリング状のシム(図示省略)が装着されている。このシムはピン72との摺動性を向上させるために設けられており、当該シムを介してピン72が回動可能に支持される。
また、縦フィン70の下部には、それぞれ連結ピン84が設けられており、連結ピン84に対応して穴部86Aが形成されたロッド86によって互いに連結されるようになっている。中央部に位置する縦フィン70Aの側面には、係合溝88が形成されており、センターフィン66に装着されたノブ68の先端部が係合可能とされている。
このため、ノブ68の先端部が縦フィン70Aの係合溝88に係合された状態で、当該ノブ68をセンターフィン66の幅方向に沿って移動させると、縦フィン70Aがピン72、74周りを回動する。縦フィン70Aを含め縦フィン70同士はロッド86によって連結されているため、縦フィン70Aの回動と共に他の縦フィン70もピン72、74周りを回動する。
また、バレル64の側壁64Eの前端上部及び前端下部からは、前述した軸部64A、64Bがそれぞれ張り出している。バレル64の前方側の上部及び下部には、支持部材としての長板状のブレード90、92がそれぞれ配置されている。ブレード90、92はバレル64の幅方向の略全域に亘って延在されており、ブレード90の幅方向の両端部からは後方へ向かって支持片94が張り出し、ブレード92の幅方向の両端部からは後方へ向かって支持片96が張り出している。
支持片94、96には、ブレード90、92の前後方向(バレル64の回動する方向と交差する方向)に沿って角度調整部としての長孔98、100がそれぞれ形成されており、長孔98には軸部64Aが係合され、長孔100には軸部64Bが係合される。軸部64A、64Bは長孔98、100によってそれぞれ回動可能に支持されると共に、長孔98、100に沿ってそれぞれ移動可能となっている。
また、ブレード90、92の幅方向の両端部の前端からは、それぞれピン102、104が張り出している。リテーナ54の側壁54Bの前端部には、円弧状の106A、108Aが上下にそれぞれ設けられており、リテーナ56の側壁56Cの後端部には、円弧状の106B、108Bが上下にそれぞれ設けられている。そして、リテーナ54とリテーナ56とが互いに結合された状態で円形の軸支部106、108が形成される。この軸支部106、108によって、ピン102、104がそれぞれ回動可能に支持される。
ピン102、104は軸支部106、108によってそれぞれ支持された状態で、リテーナ54の側壁54B及びリテーナ56の側壁56Cから張り出すように設定されている。そして、リテーナ54の側壁54B及びリテーナ56の側壁56Cには、上下方向に沿って延在されるロッド110が取り付けられるようになっている。ロッド110にはピン102、104と対応する位置に、それぞれ穴部112が形成されており、当該穴部112内にはシム(図示省略)が装着され、シムを介して当該ピン102、104が回動可能に支持される。
(空調用レジスタの作用・効果)
次に、本発明の実施形態に係る空調用レジスタの作用・効果について説明する。
一般的に、図5に示されるように、バレル200の前端部が回動可能に支持された場合、バレル200が回動すると、当該バレル200の前端部を中心にバレル200の後端部は大きく振られる(回動する)ことになり、センターフィン202では振れ角がθとなってしまう。
一方、本実施形態では、図4に示されるように、前端部(他端部)がピン102、104によって回動可能に支持されたブレード90、92の後端部(一端部)には、長孔98、100が形成されている。この長孔98、100によって、バレル64の前端部(室外側端部)に設けられた軸部64A、64Bがそれぞれ回動可能に支持されている。
このため、ノブ68(図3参照)を介してバレル64を上下に回動させた場合、バレル64の軸部64A、64Bがブレード90、92に設けられた長孔98、100に対してそれぞれ回動すると共に、当該軸部64A、64Bは長孔98、100に沿って移動する。このとき、ブレード90、92は軸支部106、108によってピン102、104を介して回動するが、軸部64A、64Bの長孔98、100内の移動によって、ブレード90、92の回動角度とバレル64の回動角度の差が吸収される。
つまり、バレル64は軸部64A、64Bを介して、ブレード90、92のピン102、104を支持する軸支部106、108によって回動可能に支持(いわゆる2軸支持)されることになる。これにより、バレル64の軸部64A、64Bの位置が、ブレード90、92の回動に伴い車両上下方向で移動し、バレル64は前端部が回動可能に支持されるにも拘わらず、見かけ上バレル64の後端部(室内側端部)を中心に回動する。
したがって、バレル64の回動角度に対してセンターフィン66の振れ幅を小さくすることができる。このため、センターレジスタ22、24(図1参照)において、センターフィン66の位置がほとんど変わらないようにすることができ、センターレジスタ22、24でセンターフィン66の位置が異なることによる見栄えの悪化を抑制することができる。
そして、ノブ68をセンターフィン66の幅方向に沿って移動させると、縦フィン70Aがピン72、74周りを回動すると共に、ロッド86を介して他の縦フィン70がピン72、74周りを回動する。このように、車両上下方向でバレル64の位置を調整すると共に、当該縦フィン70で車両幅方向の位置を調整することで、乗員にとって最適な風向きの調整を行うことができる。
また、ブレード90、92に長孔98、100を形成し、バレル64の軸部64A、64Bを当該長孔98、100に沿って移動可能かつ回動可能に支持することで、簡単な構成でブレード90、92とバレル64との間の回動角度差を吸収することができる。なお、ブレード90、92とバレル64との間の回動角度差を吸収することができれば良いため、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、板状のブレード98、100に変えて、蛇腹などのように形状を変えることができるフレキシブル部材でバレル64を支持しても良い。
また、ブレード90、92はバレル64の車両幅方向の全域に亘って形成されているため、空調装置26から送出された空気をバレル64側へ案内することができる。これにより、空調性能の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態では、図1に示されるように、インストルメントパネル10に設けられたサイドレジスタ18、20及びセンターレジスタ22、24について説明したが、インストルメントパネル10以外にも、例えば、図示はしないが、センタピラー、天井、コンソールなどに設けられたレジスタについても適用可能である。また、本実施形態では、車両上下方向に沿って回動するバレルについて説明したが、レジスタの位置によっては、バレルは車両幅方向に沿って回動する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 インストルメントパネル
11 車両
22 センターレジスタ
24 センターレジスタ
26 空調装置
50 レジスタ本体(空気吹出し口)
64 バレル
64A 軸部
64B 軸部
70 縦フィン(風向き調整フィン)
90 ブレード(支持部材)
92 ブレード(支持部材)
98 長孔(角度差吸収部)
100 長孔(角度差吸収部)

Claims (4)

  1. 車両の室内側へ向けて開口され空調装置によって温度調整された空気が吹出し可能な空気吹出し口内に車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動可能に配置されたバレルと、
    前記バレルの室外側に配置され、一端部は前記バレルの室外側端部を支持して当該バレルを車両上下方向又は車両幅方向に沿って回動させると共に、他端部は当該バレルの回動方向に沿って回動可能に支持された支持部材と、
    前記支持部材の一端側に設けられ、当該支持部材とバレルとの回動角度差を吸収する角度差吸収部と、
    を有する空調用レジスタ。
  2. 前記角度差吸収部は、前記支持部材の一端部に位置し当該支持部材の回動方向に対して交差する方向に沿って形成され、前記バレルの室外側端部に設けられた軸部を回動可能に支持する長孔である請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記支持部材が、車両上下方向に沿って回動する前記バレルの上部側及び下部側に対応して配置されると共に当該バレルの車両幅方向の全域に亘って形成され、又は車両幅方向に沿って回動する前記バレルの左部側及び右部側に対応して配置されると共に当該バレルの車両上下方向の全域に亘って形成され、前記空調装置から送出された空気を前記バレル側へ案内するブレードである請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記バレルの内部に、前記バレルの回動する方向と直交する方向に沿って回動し風向きを調整する風向き調整フィンが配設されている請求項1〜3の何れか1項に記載の空調用レジスタ。
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