JP2012188003A - 空気吹出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な操作を行うことなく、連通路を循環する空気を取り込んで空気吹出装置の両側から広い範囲で空気を間接的に吹き出すことが可能な空気吹出装置を提供する。
【解決手段】ダンパプレート3の開放位置で、第1空気案内板23、第2空気案内板24を介して連通ダクトDを循環する空気がリテーナ2の第1通風開口6内部に取り込まれるとともに、外側グリル4の第2通風開口28に取り込まれ、リテーナ2の第1通風開口6から外側グリル4の第2通風開口28に取り込まれた空気が、表面グリル5の表面板32と外側グリル4の平板部25、25との間に形成された空気整流リブ板35の空気案内作用により空気吹出装置1の両側から間接的に外部に吹き出されるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両における空調を行う際に空気を車両内に吹き出す空気吹出装置に関し、特に、車両室内のルーフ等に取り付けられるとともに車両室内に間接風を送風する空気吹出装置に関するものである。
従来より、自動車等の正面に配設されるインストルメントパネルの両側に配置され、その内部に回動可能にフィンを支持した空気吹出装置が知られている。この種の空気吹出装置は、フィンの回動角度を調節することにより風向を自在に変化させながら乗員に対して直接空気を送風するものである。
ここに、前記した空気吹出装置では、フィンの回動角度を調節して風向を変化させることが可能ではあるものの、フィンの回動可能な角度は制限を受けることが多く、従って、乗員が直接顔等に送風を受けたくない場合には空気吹出装置の通風路を遮蔽するしかなく、送風を行っている限りは空気吹出装置から吹き出される空気が乗員に当たってしまうことを回避することは困難である。
このような問題を防止すべく、空気吹出装置からの送風を行う際に、空気吹出装置から吹き出される空気を乗員の周囲に間接的に送風する間接送風を行うように構成された空気吹出装置が提案されている(特許文献1)。
実開昭63−99151号公報
近年、前記した空気の間接送風を行う場合には、車両のルーフ等に間接送風用空気吹出装置を配設し、車両本体と内装材との間に配設した空気送風用ダクトから空気を取り込み空気吹出装置を介して間接送風を行うことが要請されている。
特許文献1には、車室内の壁面に取り付けられた送風ダクトのグリル取付部に固定された台座と、台座の矩形孔を貫通するグリルを有するとともに一端が台座の回動可能に取り付けられたグリルカバーとを有し、グリルカバーの閉成時にグリルが送風ダクト内に格納され、グリルカバーの開放時にグリルが送風ダクト内から取り出されるように構成された車両空気吹出グリル装置が記載されている。
ここに、特許文献1に記載された車両用空気吹出グリル装置では、送風ダクト内から空気を取り込んで、空気の吹き出し方向をある程度変化させつつグリルから間接的に空気を吹き出すことが可能なものである。
しかしながら、前記特許文献1の車両用空気吹出グリル装置では、グリルを使用しない状態でグリルがグリルカバーにより送風ダクト内に格納されているので、グリルの使用時にはグリルカバーを開放して送風ダクト内から取り出す必要がある。
また、グリルカバーに配設されたグリルには複数のバタフライが設けられており、グリルから吹き出される空気の吹き出し方向を変える場合には、グリルを回動させたり、レバーを介してバタフライを移動させたりする必要がある。
更に、グリルカバーは台座の一端で回動可能に取り付けられているだけであるから、グリルから吹き出される空気の吹き出し方向は、グリルの回動やバタフライの移動によりある程度変更すること可能であるが、グリルの背後にまで空気を吹き出すことはできない。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、特別な操作を行うことなく、連通路を循環する空気を取り込んで空気吹出装置の両側から広い範囲で空気を間接的に吹き出すことが可能な空気吹出装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る空気吹出装置は、通風路を循環する空気を内部に取り込むとともに、空気を車両室内の壁面に沿って吹き出して間接送風を行う空気吹出装置において、第1通風開口が設けられたリテーナと、前記リテーナに回動可能に支持されるとともに前記第1通風開口の開閉を行い、開放位置で前記通風路の空気をリテーナの第1通風開口内部に取り込む空気取り込み部材が形成されたダンパプレートと、前記リテーナの第1通風口に対応して第2通風口が設けられるとともに第2通風口の両側に形成された平板部を有し、前記ダンパプレートと反対側でリテーナに取り付けられる第1グリル部材と、前記第1グリル部材に取り付けられるとともに表面板を有し、表面板の裏面と前記第1グリル部材の各平板部との間に間隙を形成しつつ前記第1通風開口及び第2通風開口を介して取り込まれた空気が空気吹出装置の両側から車両室内の壁面に沿って吹き出されるように空気の吹き出し方向を変化させる空気整流部材が形成された第2グリル部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る空気吹出装置は、請求項1の空気吹出装置において、前記空気整流部材は、前記表面板の裏面における両側にて立設された複数のリブ板から形成され、前記各リブ板は、その外側端部が表面板の両側端縁まで延び且つ各リブ板により外側に向かって案内される空気が90度以上の範囲で広がって空気吹出装置の両側から吹き出されるように前記表面板の裏面に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る空気吹出装置は、請求項1又は2の空気吹出装置において、前記ダンパプレートの空気取り込み部材は、前記通風路を流れる空気の循環方向に沿って形成された第1空気案内板及び第2空気案内板を含むとともに、第1空気案内板、第2空気案内板の順で形成されており、前記第1空気案内板及び第2空気案内板は空気の循環方向に対して対向する湾曲形状に形成されるとともに、第1空気案内板の高さは第2空気案内板の高さよりも低いことを特徴とする。
請求項1に係る空気吹出装置では、ダンパプレートの開放位置で空気取り込み部材を介して連通路を循環する空気がリテーナの第1通風開口内部に取り込まれ、更に第1グリル部材の第2通風開口に取り込まれる。このようにリテーナの第1通風開口から第1グリル部材の第2通風開口に取り込まれた空気は、第2グリル部材の表面板と第1グリル部材の平板部との間に形成された空気整流部材により空気吹出装置の外部に吹き出される。
ここに、第2グリル部材に形成された空気整流部材は、表面板の裏面と第1グリル部材の各平板部との間に間隙を形成しつつ第1通風開口及び第2通風開口を介して取り込まれた空気が空気吹出装置の両側から車両室内の壁面に沿って吹き出されるように空気の吹き出し方向を変化させるので、特別な操作を行うことなく、連通路を循環する空気を取り込んで空気吹出装置の両側から空気を間接的に吹き出すことが可能となる。
請求項2に係る空気吹出装置では、空気整流部材は表面板の裏面における両側にて立設された複数のリブ板から形成され、各リブ板は、その外側端部が表面板の両側端縁まで延び且つ各リブ板により外側に向かって案内される空気が90度以上の範囲で広がって空気吹出装置の両側から吹き出されるように表面板の裏面に形成されているので、リテーナの第1通風開口及び第1グリル部材の第2通風開口を介して連通路から取り込まれた空気を、各リブ板の空気案内作用により90度以上の広い範囲で空気吹出装置の両側から吹き出すことが可能となる。
請求項3に係る空気吹出装置では、ダンパプレートの空気取り込み部材は、通風路を流れる空気の循環方向に沿って形成された第1空気案内板及び第2空気案内板を含むとともに、第1空気案内板、第2空気案内板の順で形成されており、第1空気案内板及び第2空気案内板は空気の循環方向に対して対向する湾曲形状に形成されるとともに、第1空気案内板の高さは第2空気案内板の高さよりも低くされているので、連通路を流れる空気は、先ず第1空気案内板の湾曲形状に基づき空気の流れ方向が変えられてリテーナの第1通風開口内に取り込まれる。このとき、第1空気案内板の高さは第2空気案内板の高さよりも低くされているので、連通路を流れる空気の一部が第1空気案内板により堰きとめられてリテーナの第1通風開口内に取り込まれる。第1空気案内板の外側を流れる連通路の空気は、第1空気案内板により堰き止められることなく第2空気案内板に向かい、第1空気案内板よりも高く形成されている第2空気案内板の湾曲形状に基づきリテーナの第1通風開口内に取り込まれる。
このように、連通路を流れる空気は、第1空気案内板と第2空気案内板との高低差を利用して2段階でリテーナの第1通風開口内に取り込まれることとなり、これにより連通路からリテーナ内に取り込まれる空気流量を第1通風開口の長さ方向の全体に渡って均一化することが可能となる。
本実施形態に係る空気吹出装置が車両のルーフ部に配置される状態を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係る空気吹出装置の分解斜視図である。 ダンパプレートの斜視図である。 表面グリルの裏面を示す平面図である。 間接送風の停止状態における空気吹出装置の正面図である。 間接送風の停止状態における空気吹出装置の側面図である。 間接送風の停止状態における空気吹出装置の平面図である。 間接送風を行っている状態における空気吹出装置の正面図である。 間接送風を行っている状態における空気吹出装置の側面図である。 間接送風を行っている状態における空気吹出装置の平面図である。 間接送風を行っている状態における空気吹出装置の背面斜視図である。
以下、本発明に係る空気吹出装置について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態に係る空気吹出装置が車両にて使用される状態について図1に基づき説明する。図1において、車両のルーフサイド部RSには、通風路としての通風ダクトDが配設されており、空気吹出装置1は、通風ダクトDを循環する空気の循環方向(図1における紙面に垂直な方向)と略平行になるように通風ダクトD内に設置される。空気吹出装置は乗員Hに対して斜め下方向を向くように配置される。尚、本明細書でルーフサイド部RSとは、ルーフ部Rにおいてルーフサイドレールが配設される左側及び右側端部分をいう。ルーフサイド部RSから斜め下方に窓部Wが存在している。
空気吹出装置1は、図1に示すように、通風ダクトD内を循環する空気を内部に取り込むとともに、その取り込んだ空気をルーフ部Rを構成する内装材Nの内壁面に沿って矢印X方向及び窓部Wに沿って矢印Y方向に吹き出して乗員Hに対して間接送風を行うものである。
次に、本実施形態に係る空気吹出装置の構成について図2に基づき説明する。
本実施形態に係る空気吹出装置1は、基本的に、リテーナ2、ダンパプレート3、外側グリル4及び表面グリル5から構成されている。
リテーナ2は矩形筒状に形成され、第1通風開口6が形成されている。第1通風開口6内で2つの補強リブ7、7が一体に形成されている。また、リテーナ2の両側における各側壁8には、支持部9、9が設けられており、各支持部9、9には、支持孔10、10(一方のみが図示されている)が形成されている。各支持部9、9の支持孔10、10には、ダンパプレート3の長手方向両側に形成された支持ピン11、11が挿入され、これによりダンパプレート3はリテーナ2に対して回動可能に軸支される。
リテーナ2における一方の側壁8(図2中左側の側壁)の外側面には支持軸12が形成されており、かかる支持軸12は、ブッシュ13の支持孔14に挿入される。ブッシュ13は支持軸12に対して回転可能とされる。
ブッシュ13において、支持孔14と反対側には、多角形状の固定部15が設けられており、かかる固定部15は、ダイアルノブ16に形成された多角形状の固定孔17に対して固定的に嵌入される。これによりダイアルノブ16は、リテーナ2に対して回転可能に取り付けられる。
ダイアルノブ16は、リテーナ2に対して回動可能に軸支されたダンパプレート3を回動させてリテーナ2に形成された第1通風開口6の開閉を行うものであり、前記のように固定孔17に対してブッシュ13の固定部15を嵌入固定し、ブッシュ13の支持孔14内にリテーナ2の支持軸12を挿入することによりリテーナ2に対して回動可能に支持される。
ダイアルノブ16は、図2に示すように、固定孔17が形成された円形状部18と円形状部18から略接線方向に延出された湾曲状の作動部19とが一体に形成されてなる。円形状部18の周面には操作突起20が設けられており、かかる操作突起20はダイアルノブ16の回転操作を指で行う際に操作基準となる。作動部19には、その湾曲形状に沿って長孔21が形成されており、この長孔21には、ダンパプレート3の作動軸22が挿嵌される。ダイアルノブ16の回転操作とダンパプレート3の回動動作との関係について後述する。
ダンパプレート3は、図2及び図3に示すように、長方形状の平板部3Aを有し、平板部3Aの一側(図2中下側)において、平板部3Aの長手方向に外方へ突出する支持ピン11、11が一体に形成されている。これらの各支持ピン11は、前記したように、リテーナ2の側壁8、8に設けられた支持部9、9の支持孔10、10に挿嵌支持される。これにより、ダンパプレート3は、リテーナ2に対して回動可能に支持される。
ダンパプレート3の一面(図2、図3中上面)には、前記したように、ルーフ部Rに配設された通風ダクトDを循環する空気を車両室内に取り込むための空気取り込み部材として、2つの空気案内板が形成されている。この内、第1空気案内板23は、通風ダクトDを流れる空気の循環方向Zに沿って上流側に配置され、第2空気案内板24は、循環方向Zに沿って下流側に配置されている。従って、通風ダクトD内を流れる空気の循環方向Zに沿って、上流側から第1空気案内板23、第2空気案内板24の順で形成されている。
第1空気案内板23及び第2空気案内板24は、共に、空気の循環方向Zに対して対向する湾曲形状に形成されており、また、第1空気案内板23の高さは第2空気案内板24の高さよりも低く形成されている。
前記のように構成されたダンパプレート3を使用することにより、通風ダクトDを循環方向Zに沿って流れる空気は、先ず第1空気案内板23の湾曲形状に基づき空気の流れ方向が変えられてリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれる。このとき、第1空気案内板23の高さは第2空気案内板24の高さよりも低くされているので、通風ダクトDを流れる空気の一部が第1空気案内板23により堰きとめられてリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれる。第1空気案内板23の外側を流れる通風ダクトDの空気は、第1空気案内板23により堰き止められることなく第2空気案内板24に向かい、第1空気案内板23によりも高く形成されている第2空気案内板24の湾曲形状に基づきリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれる。
このように、通風ダクトDを循環方向Zに沿って流れる空気は、第1空気案内板23と第2空気案内板24との高低差を利用して2段階でリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれることとなり、これにより通風ダクトDからリテーナ2内に取り込まれる空気流量を第1通風開口6の長さ方向の全体に渡って均一化することが可能となる。
外側グリル4は、図2に示すように、空気吹出装置1の外側カバーを構成すべくリテーナ2よりも大きな矩形状に形成されており、一対の平板部25、25及び各平板部25の両端を連結する第1連結部26、第2連結部27が一体に形成されてなる。かかる外側グリル4には、リテーナ2の第1通風開口6に対応して、各平板部25、25、第1連結部26、第2連結部27により区画される第2通風開口28が形成されている。
尚、外側グリル4は、ダンパプレート3と反対側でリテーナ2に対して、所謂、爪嵌合により取り付けられている。爪嵌合とは、一方の部材に弾性爪を形成するとともに、他方の部材には爪嵌合部を形成しておき、これら2つの部材相互を弾性爪と爪嵌合部とを弾性的に取り付ける方法である。かかる爪嵌合は公知であり、ここではその説明を省略する。
外側グリル4において、各平板部25、25を連結する第1連結部26及び第2連結部27の内側側壁29(第1連結部26の内側側壁のみを示す)には、嵌合孔30、30が形成されている。各嵌合孔30には、後述する表面グリル5の嵌合ピン34、34が嵌合され、これにより外側グリル4と表面グリル5とが相互に固定される。
第1連結部26の表面側には、ダイアルノブ16の円形状部18が収納され、円形状部18の前面を外部に露出するノブ装着孔31が設けられている。かかるノブ装着孔31は、相互に対向する規制壁31A、31A(図1、図2、図6、図7、図9、図10に一方のみを示す)を有し、ダイアルノブ16はノブ装着孔31内で各規制壁31Aにより各図における左右方向への移動が規制されている。
表面グリル5は、図2及び図4に示すように、長方形状の表面板32を有し、かかる表面板32の両側端部から延設された側壁33、33(図4参照)には、嵌合ピン34、34が外側に突出形成されている。各嵌合ピン34、34は、前記したように、外側グル4の内側側壁29、29に形成された嵌合孔30、30に嵌合され、これにより外側グリル4と表面グリル5とは相互に固定されるものである。
表面グリル5における表面板32の裏面の両側には、図4に示すように、複数の空気整流リブ板35が立設されている。各空気整流リブ板35の外側端面は、外側グリル4の各平板部25、25の表面に当接され、各空気整流リブ板35の高さに対応して表面板32の裏面と各平板部25、25との間には、間隙が形成される。
各空気整流リブ板35の外側端部は、表面板32の両側端縁36、36まで延びている。また、図4中、最も左端位置に形成された空気整流リブ板35Aの長手方向延長線と最も右端位置に形成された空気整流リブ板35Bの長手方向延長線とがなす角度θは、90度以上(図4に示す例では105度)に設計されている。
このように角度θを90度以上に設計する理由は、次の通りである。即ち、車両室内で座席シートは前後方向に移動可能に設けられているが、座席シートを最も前方位置に移動して乗員Hが座った際における乗員Hの頭の位置、及び、座席シートを最も後方位置に移動して乗員Hが座った際における乗員Hの頭の位置を勘案し、乗員Hが、最も前方位置にある座席シートに座った場合、及び、最も後方位置にある座席シートに座った場合のいずれにおいても乗員Hに対して適切な間接送風を行うには、前記角度θは90度以上に設定することが望ましいことに基づく。
前記のように構成された表面板32を有する表面グリル5を使用することにより、リテーナ2の第1通風開口6及び外側グリル4の第2通風開口28を介して通風ダクトDから取り込まれた空気を、各空気整流リブ板35の空気案内作用により90度以上の広い範囲で空気吹出装置1の両側から吹き出すことが可能となる。
続いて、前記のように構成された空気吹出装置1の動作について説明する。先ず、通風ダクトDから空気を取り込むことなく、間接送風を行わない状態につき図5乃至図7に基づき説明する。
間接送風を行わない状態においては、ダイアルノブ16が操作されず、ダイアルノブ16の操作突起20は、図5に示すように、ノブ装着孔31内で下端に位置している。また、ダイアルノブ16の非操作状態においては、ダンパプレート3の作動軸22は、作動部19の長孔21内で一端(図6中下端)に当接した位置にある。かかる状態では、図6及び図7に示すように、ダンパプレート3は、リテーナ2の第1通風開口6を閉塞している。従って、通風ダクトDを循環する空気は、空気吹出装置1の内部に取り込まれることはない。
続いて、通風ダクトDから空気を取り込んで間接送風を行う場合につき図8乃至図11に基づき説明する。通風ダクトDから空気を取り込んで間接送風を行う場合には、ダイアルノブ16の操作突起20が図8中上方に回動操作される。かかるダイアルノブ16の回動操作に基づき、作動部19は、図6の状態から反時計方向に回動され、作動軸22は、作動部19の回動に伴う長孔21によるカム案内作用によって、図9に示すように、長孔21の他端(図9中左端)に当接する位置まで移動される。かかる作動軸22の移動に伴いダンパプレート3は第1通風開口6から徐々に離間していき、作動軸22が長孔21の他端に当接した時点で、第1通風開口6は完全に開放される。
リテーナ2の第1通風開口6が開放された状態を図9乃至図11に示す。第1通風開口6が開放された状態では、ダンパプレート3の第1空気案内板23は通風ダクトD内を循環する空気の循環方向Zの上流側に位置し、また、第2空気案内板24は空気の循環方向Zの下流側に位置している。
かかる状態において、通風ダクトDを循環方向Zに沿って流れる空気は、第1空気案内板23と第2空気案内板24との高低差を利用して2段階でリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれることとなり、これにより連通ダクトDからリテーナ2内に取り込まれる空気流量を第1通風開口6の長さ方向の全体に渡って均一化することが可能となる。
前記のように、ダンパプレート3の第1空気案内板23、第2空気案内板24を介してリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれた空気は、更に外側グリル4の第2通風開口28から表面グリル5の表面板32の裏面に向かって案内される。このように案内された空気は、各空気整流リブ板35の内、最も左端位置に形成された空気整流リブ板35Aの長手方向延長線と最も右端位置に形成された空気整流リブ板35Bの長手方向延長線とがなす角度θが90度以上に設定されていることに基づき、各空気整流リブ板35の空気案内作用により90度以上の範囲で広く空気吹出装置1の両側から吹き出されることとなる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る空気吹出装置1では、ダンパプレート3の開放位置で、第1空気案内板23、第2空気案内板24を介して通風ダクトDを循環する空気がリテーナ2の第1通風開口6内部に取り込まれ、更に外側グリル4の第2通風開口28に取り込まれる。このようにリテーナ2の第1通風開口6から外側グリル4の第2通風開口28に取り込まれた空気は、表面グリル5の表面板32と外側グリル4の平板部25、25との間に形成された空気整流リブ板35の空気案内作用により空気吹出装置1の外部に吹き出される。
このとき、表面グリル5の表面板32の裏面に形成された各空気整流リブ板35は、表面板32の裏面と外側グリル4の各平板部25、25との間に間隙を形成しつつ第1通風開口6及び第2通風開口28を介して取り込まれた空気を空気吹出装置1の両側から車両室内のルーフ部Rを構成する内装材Nの内壁面に沿って矢印X方向及び窓部Wの沿って矢印Y方向に吹き出す空気案内作用を有するので、特別な操作を行うことなく、通風ダクトDを循環する空気を取り込んで空気吹出装置1の両側から空気を間接的に吹き出すことが可能となる。
また、表面板32の裏面における両側にて複数の空気整流リブ板35が立設され、各空気整流リブ板35において、最も左端位置に形成された空気整流リブ板35Aの長手方向延長線と最も右端位置に形成された空気整流リブ板35Bの長手方向延長線とがなす角度θが90度以上に設定されていることに基づき、リテーナ2の第1通風開口6及び外側グリル4の第2通風開口28を介して通風ダクトDから取り込まれた空気を、各空気整流リブ板35の空気案内作用により90度以上の広い範囲で空気吹出装置1の両側から吹き出すことが可能となる。
更に、通風ダクトDを流れる空気は、先ず第1空気案内板23の湾曲形状に基づき空気の流れ方向が変えられてリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれ、このとき、第1空気案内板23の高さは第2空気案内板24の高さよりも低くされているので、通風ダクトDを流れる空気の一部が第1空気案内板23により堰きとめられてリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれる。第1空気案内板23の外側を流れる通風ダクトDの空気は、第1空気案内板23により堰き止められることなく第2空気案内板24に向かい、第1空気案内板23よりも高く形成されている第2空気案内板24の湾曲形状に基づきリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれる。
このように、通風ダクトDを流れる空気は、第1空気案内板23と第2空気案内板24との高低差を利用して2段階でリテーナ2の第1通風開口6内に取り込まれることとなり、これにより通風ダクトDからリテーナ2内に取り込まれる空気流量を第1通風開口6の長さ方向の全体に渡って均一化することが可能となる。
尚、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、偏見が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態に係る空気吹出装置1では、空気整流リブ板35を表面グリル5の表面板32の裏面に固定的に形成しているが、空気整流リブ板35は、空気の吹き出し方向を自在に変更できる可変式の構成にしてもよい。
また、第1空気案内板23、第2空気案内板24は、ダンパプレート3に設けられているが、リテーナ2の内部にこれらの案内板を形成するように構成してもよい。更に、ダンパプレート3には、第1空気案内板23、第2空気案内板24の2つの空気案内板が設けられて通風ダクトDより2段階で空気を取り込むように構成されているが、空気案内板の数は2つに限定されるものではなく、2つ以上の空気案内板を設けて多段階で通風ダクトDから空気を取り込むように構成してもよい。
更に、空気吹出装置1は、ルーフサイド部RSに配設されているが、これに限られることはなく、例えば、ワンボックスカー等の大型車両における車室内の側壁部等に配設されてもよい。
また、空気吹出装置1の両側から吹き出される空気の範囲につき本実施形態では、90度以上の範囲に設定されているが、これに限られることはなく、任意の角度で空気吹出装置の両側から空気を吹き出すようにすることも可能である。
1 空気吹出装置
2 リテーナ
3 ダンパプレート
4 外側グリル
5 表面グリル
6 第1通風開口
9 支持部
10 支持孔
11 支持ピン
12 支持軸
16 ダイアルノブ
18 円形状部
19 作動部
21 長孔
22 作動軸
23 第1空気案内板
24 第2空気案内板
25 平板部
28 第2通風開口
32 表面板
35 空気整流リブ板
D 通風ダクト

Claims (3)

  1. 通風路を循環する空気を内部に取り込むとともに、空気を車両室内の壁面に沿って吹き出して間接送風を行う空気吹出装置において、
    第1通風開口が設けられたリテーナと、
    前記リテーナに回動可能に支持されるとともに前記第1通風開口の開閉を行い、開放位置で前記通風路の空気をリテーナの第1通風開口内部に取り込む空気取り込み部材が形成されたダンパプレートと、
    前記リテーナの第1通風口に対応して第2通風口が設けられるとともに第2通風口の両側に形成された平板部を有し、前記ダンパプレートと反対側でリテーナに取り付けられる第1グリル部材と、
    前記第1グリル部材に取り付けられるとともに表面板を有し、表面板の裏面と前記第1グリル部材の各平板部との間に間隙を形成しつつ前記第1通風開口及び第2通風開口を介して取り込まれた空気が空気吹出装置の両側から車両室内の壁面に沿って吹き出されるように空気の吹き出し方向を変化させる空気整流部材が形成された第2グリル部材とを備えたことを特徴とする空気吹出装置。
  2. 前記空気整流部材は、前記表面板の裏面における両側にて立設された複数のリブ板から形成され、
    前記各リブ板は、その外側端部が表面板の両側端縁まで延び且つ各リブ板により外側に向かって案内される空気が90度以上の範囲で広がって空気吹出装置の両側から吹き出されるように前記表面板の裏面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気吹出装置。
  3. 前記ダンパプレートの空気取り込み部材は、前記通風路を流れる空気の循環方向に沿って形成された第1空気案内板及び第2空気案内板を含むとともに、第1空気案内板、第2空気案内板の順で形成されており、
    前記第1空気案内板及び第2空気案内板は空気の循環方向に対して対向する湾曲形状に形成されるとともに、第1空気案内板の高さは第2空気案内板の高さよりも低いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気吹出装置。
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