JPWO2016080284A1 - 誘導電動機 - Google Patents

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Abstract

実施形態の誘導電動機は、固定子と、回転子と、を持つ。固定子は、複数の固定子スロットを有する固定子鉄心に、固定子コイルが配置されている。回転子の回転子鉄心は、複数の回転子ティースと、複数の回転子ティースの間に形成され、回転子導通部が配置される回転子スロットと、を持つ。回転子ティースは、ティース本体部と、鍔部と、を持つ。ティース本体部は、回転子鉄心の径方向に沿って延びる。鍔部は、ティース本体部の先端から回転子鉄心の回転方向に沿って延びる。そして、鍔部における径方向外側の外周面の少なくとも一部に、窪み面が形成されている。窪み面は、回転方向先端に向かうに従い、ティース本体部の径方向外側の端面よりも固定子鉄心から離間している。また、鍔部は、回転方向先端に向かうに従い、先細りになっている。

Description

本発明の実施形態は、誘導電動機に関する。
誘導電動機としては、いわゆるかご形回転子を用いたかご形誘導電機が知られている。このかご形誘導電動機は、複数の固定子スロットを有する略円筒状の固定子鉄心に、固定子コイルが配置された固定子と、固定子よりも径方向内側に設けられ、固定子に対して回転自在に設けられた回転子と、により構成されている。
回転子は、回転軸と、この回転軸に外嵌固定された回転子鉄心と、を有している。回転子鉄心には、径方向に沿って延びる複数の回転子ティースが放射状に配置されており、周方向で隣接する回転子ティース間に、回転子スロットが形成されている。この回転子スロットに、回転子バー(導体バー)が配置されている。回転子バーの軸方向両端には、回転軸の周囲を取り囲むように環状に形成されたエンドリング(端絡環)が設けられている。これら回転子バーやエンドリングは、二次導体として構成される。
そして、回転子は、固定子側に発生する磁界と、この磁界により二次導体に生じる誘導電流との相互作用によって回転する。
ところで、近年、誘導電動機の効率規制(トップランナー規制)が進められている。また、例えば鉄道車両の主電動機用として用いられる誘導電動機においても、省エネルギー化や低騒音化、さらなる小型化などの観点から効率向上が進められている。
ここで、誘導電動機の小型化、高トルク化を図る場合、固定子鉄心と回転子鉄心との間に形成される空隙部の磁束密度を高める必要がある。しかしながら、空間高調波成分も多くなり、それによる高調波二次銅損(回転子側の銅損)も大きくなってしまい、モータ特性が悪化してしまう可能性があった。
日本国特開2011−087375号公報 日本国特開平9−289761号公報
本発明が解決しようとする課題は、損失低減などモータ特性を向上させ、小型化、高効率化を図ることができる誘導電動機を提供することである。
実施形態の誘導電動機は、固定子と、回転子と、を持つ。固定子は、複数の固定子スロットを有する固定子鉄心に、固定子コイルが配置されている。回転子は、固定子に対して回転自在に設けられた回転子鉄心を持つ。回転子鉄心は、複数の回転子ティースと、複数の回転子ティースの間に形成され、回転子導通部が配置される回転子スロットと、を持つ。回転子ティースは、ティース本体部と、鍔部と、を持つ。ティース本体部は、回転子鉄心の径方向に沿って延びる。鍔部は、ティース本体部の先端から回転子鉄心の回転方向に沿って延びる。そして、鍔部における径方向外側の外周面の少なくとも一部に、窪み面が形成されている。窪み面は、回転方向先端に向かうに従い、ティース本体部の径方向外側の端面よりも固定子鉄心から離間している。また、鍔部は、回転方向先端に向かうに従い、先細りになっている。
第1の実施形態の誘導電動機を示す概略構成図。 図1のA−A線に沿う断面図。 図2のB部拡大図。 第1の実施形態の回転子銅損の相対値の変化を示すグラフ。 第2の実施形態の誘導電動機を示す概略構成図。 図5のD−D線に沿う断面図。 第3の実施形態の誘導電動機を示す概略構成図。 図8のH−H線に沿う断面図。 第4の実施形態の誘導電動機を示す概略構成図。 第5の実施形態の鍔部を示す拡大平面図。
以下、実施形態の誘導電動機を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜図4に基づいて、第1の実施形態について説明する。
図1は、誘導電動機1の概略構成図である。図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように誘導電動機1は、略円筒状の固定子2と、固定子2よりも径方向内側に配置され、固定子2に対して回転自在に設けられた回転子3と、を備えている。
なお、以下の図では、説明を分かり易くするために各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明では、回転子2の軸方向を単に軸方向と称し、回転子2の回転方向を周方向と称し、回転子2の径方向を単に径方向と称して説明する。
固定子2は、略円筒状の固定子鉄心4を有している。固定子鉄心4は、例えば複数の電磁鋼板を軸方向に沿って積層したものである。固定子鉄心4は、その軸方向両端が固定子鉄心押え4aによって保持されている。なお、電磁鋼板は、鉄にケイ素を添加することによって製造される薄板の鋼板である。
固定子鉄心4の内周面側には、固定子鉄心4の径方向中心に向かって突出する複数の固定子ティース5が形成されている。これら固定子ティース5は、周方向に沿って等間隔に配置されている。また、周方向に隣接する固定子ティース5間に、それぞれ固定子スロット6が形成される。そして、各固定子スロット6に、固定子コイル7が配置されている。
回転子3は、固定子鉄心4の径方向中心に配置され、不図示の軸受によって回転自在に支持された回転軸8を有している。回転軸8の固定子鉄心4に対応する位置には、略円柱状の回転子鉄心9が外嵌固定されている。回転子鉄心9は、例えば複数の電磁鋼板を軸方向に沿って積層したものである。回転子鉄心9の径方向内側には、回転軸8を挿入、または圧入可能な貫通孔9aが形成されている。この貫通孔9aに、回転軸8が挿入されている。
また、回転子鉄心9の外周面側には、径方向外側に向かって突出する複数の回転子ティース10が形成されている。これら回転子ティース10は、周方向に沿って等間隔に、放射状に配置されている。また、回転子ティース10は、断面略T字状に形成されている。回転子ティース10は、径方向に沿って延びるティース本体部11と、ティース本体部11の先端から周方向に沿って延びる鍔部12と、により構成されている。
図3は、図2のB部拡大図である。
同図に詳示するように、鍔部12には、径方向外側の外周面に窪み部16が設けられている。窪み部16は、回転子ティース10の軸方向全体に渡って設けられている。窪み部16を設けることにより、鍔部12は、この鍔部12の外周面とティース本体部11の側面の延長線Lとが交差する点を基点Pとして、周方向の先端に向かうに従って徐々に先細りとなるように形成されている。
ここで、窪み部16とは、鍔部12の外周面に形成され、基点Pから鍔部12の周方向先端に向かうに従って徐々に、ティース本体部11の径方向外側の端面よりも固定子鉄心9から離間するように形成された傾斜面17のことである。なお、窪み部16の作用については後述する。
図1に示すように、このように形成された回転子ティース10間に、回転子スロット13が形成されている。そして、この回転子スロット13のティース本体部11と鍔部12とにより囲まれた箇所に、断面略矩形状の回転子バー14が配置されている。回転子バー14は、銅やアルミ等の導電体で、且つ非磁性体により構成されている。
また、回転子バー14の軸方向両端には、それぞれ円環状のエンドリング15が設けられている。このエンドリング15も、回転子バー14と同一の材料により構成されている。
次に、回転子ティース10に形成された窪み部16の作用について説明する。
まず、誘導電動機1の作動について説明する。
誘導電動機1を作動させるには、固定子コイル7に通電する。固定子コイル7に通電すると、固定子鉄心4に磁束が形成される。この磁束は、固定子ティース5を介して回転子ティースを通る。すると、回転子バー14およびエンドリング15に誘導電流が生じ、この誘導電流と固定子鉄心4に形成された磁束との相互作用によって回転子3が回転する。
ここで、回転子ティース10には磁束が通るが、周方向に隣り合う回転子ティース10間に形成されている回転子スロット13には磁束があまり通らない。すなわち、回転子鉄心9の外周面でみると、回転子ティース10が形成されている箇所と、回転子スロット13が形成されている箇所とでは、磁束密度の変化が大きい。このような状態で回転子3が回転すると、回転子3の回転角に応じて磁束の変動が生じ、これが空間高調波となって高調波二次銅損(回転子バー14の銅損)が大きくなってしまう。これは、回転子バー14は、その漏れインダクタンス低減のため、回転子鉄心9の外周面側に配置されるが、この場合、回転子バー14の径方向外側において空間高調波による影響が大きくなり、高調波二次銅損が増大するからである。
ここで、回転子ティース10の鍔部12には、窪み部16が形成されている。このため、鍔部12と固定子2との間隙は、鍔部12の周方向の先端に向かうに従って徐々に大きくなる。換言すれば、鍔部12は、先端に向かうに従って先細りとなるように形成されているので、鍔部12には磁束が通りにくくなる。
このため、回転子ティース10と回転子スロット13との磁束密度の変化が急激な変化とならず、滑らかな変化となる。また、鍔部12の周方向の先端側に磁束が通りにくくなる分、この先端側において径方向で対向している回転子バー14の径方向外側の空間高調波による影響が小さくなる。
さらに、鍔部12に窪み部16を設けることにより、窪み部16を設けない場合と比較して鍔部12の先端側における漏れ磁束も減少し、漏れインダクタンスもあまり増減しない。
ここで、図4に基づいて、窪み部16の形状と、高調波二次銅損(回転子バー14の銅損(回転子銅損))との関係について詳述する。
図4は、縦軸を回転子銅損の相対値(%)とし、横軸を窪み部16の深さの相対値(%)としたときの回転子銅損の相対値の変化を示すグラフである。なお、図4において、回転子銅損の相対値は、窪み部16を設けない場合を100%としている。また、窪み部16の深さの相対値とは、窪み部16を設けない場合を0%としている。すなわち、窪み部16の深さの相対値が100%とは、鍔部12の径方向の肉厚分だけ、窪み部16を形成したということになる。
図4に示すように、窪み部16の深さの相対値が大きくなるほど、回転子銅損の相対値が小さくなることが確認できる。
したがって、上述の第1の実施形態によれば、鍔部12の周方向の先端側に窪み部16を設けることにより、回転子バー14を回転子鉄心9の径方向内側寄りに配置することなく、回転子バー14への空間高調波の影響による高調波二次銅損を低減できる。このため、小型、高効率な誘導電動機1を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、図3、図5、図6に基づいて、第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態における誘導電動機201の概略構成図であって、前述の図2のC−C線に沿う断面図に相当している。図6は、図5のD−D線に沿う断面図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する(以下の実施形態についても同様)。
図5、図6に示すように、この第2の実施形態では、回転子ティース10の鍔部12に形成される窪み部16(傾斜面17)が、鍔部12の軸方向全体に形成されておらず、回転子ティース10の軸方向両端を避けた位置に形成されている。この点、前述の第1の実施形態と異なる。なお、回転子ティース10の軸方向両端を避けた位置の断面形状(図5におけるE−E線に沿う断面の形状)は、前述の第1の実施形態における図3と同様である。
ここで、前述の第1の実施形態のように、回転子ティース10の鍔部12に窪み部16を設けると、高調波二次銅損を低減できる一方、窪み部16を設ける分、回転子鉄心9の剛性が弱まり、この回転子鉄心9における回転子バー14の保持強度が弱まってしまう。
これに対し、本第2の実施形態のように、回転子ティース10の鍔部12のうち、軸方向両端を避けた位置に窪み部16を形成することにより、鍔部12の軸方向両端の剛性を高めることができる。
また、回転子鉄心9の軸方向両端では磁束漏れが生じるので、回転子鉄心9の軸方向中央部の高調波二次銅損と比較して、回転子鉄心9の軸方向両端の高調波二次銅損が小さい傾向にある。このため、回転子鉄心9の軸方向両端に窪み部16が形成されていない場合であっても、回転子3の全体としては、高調波二次銅損を十分低減することが可能である。
したがって、上述の第2の実施形態によれば、回転子鉄心9の剛性を確保しつつ、高調波二次銅損を低減できる。
なお、鍔部12において、窪み部16を形成しない箇所の軸方向の幅は、任意に設定することが可能である。例えば、窪み部16を形成しない箇所の軸方向の幅の設定方法として、以下のような方法が考えられる。
すなわち、窪み部16の形成範囲が広ければ広いほど、高調波二次銅損を抑えることができる一方、窪み部16が形成されていない範囲が広ければ広いほど、回転子鉄心9の剛性を高めることができる。このため、抑えたい高調波二次銅損の相対値(%)と確保したい回転子鉄心9の剛性とのバランスから、窪み部16を形成しない箇所の軸方向の幅を設定する。
(第3の実施形態)
次に、図7、図8に基づいて、第3の実施形態について説明する。
図7は、第3の実施形態における誘導電動機301の概略構成図であって、前述の図2のC−C線に沿う断面図に相当している。図8は、図7のH−H線に沿う断面図である。
図7、図8に示すように、この第3の実施形態では、回転子ティース10の鍔部12に形成される窪み部16(傾斜面17)の傾斜勾配が、軸方向中央に向かうに従って徐々に急勾配となるように設定されている。この点、前述の第1の実施形態と異なる。
なお、回転子ティース10の軸方向両端の断面形状(図7におけるF−F線に沿う断面の形状)は、前述の第2実施形態における図6と同様である。また、回転子ティース10の軸方向両端と軸方向中央との間で、且つこの間の軸方向中央の断面形状(図7におけるG−G線に沿う断面の形状)は、前述の第1の実施形態における図3と同様である。
ここで、前述の第2の実施形態で説明したように、高調波二次銅損は、回転子鉄心9の軸方向中央に向かうに従って大きくなる。このため、高調波二次銅損の大きさに対応するように、窪み部16(傾斜面17)の傾斜勾配を変化させることにより、効率よく高調波二次銅損を低減することができる。また、鍔部12をできる限り切除しないように構成しているので、回転子鉄心9の剛性を確保でき、回転子鉄心9による回転子バー14の保持力の低下を抑制できる。
(第4の実施形態)
次に、図9に基づいて、第4の実施形態について説明する。
図9は、第4の実施形態における誘導電動機401の概略構成図であって、前述の図2のC−C線に沿う断面図に相当している。
図9に示すように、この第4の実施形態では、回転子ティース10の鍔部12に形成される窪み部16が、軸方向に沿って間隔をあけて配置されている。この点、前述の第1の実施形態と異なる。
なお、回転子ティース10の鍔部12に窪み部16が形成されている箇所の断面形状(図9におけるI−I線に沿う断面の形状)は、前述の第2実施形態における図6と同様である。また、回転子ティース10の鍔部12に窪み部16が形成されていない箇所の断面形状(図9におけるJ−J線に沿う断面の形状)は、前述の第1実施形態における図3と同様である。
鍔部12に形成されている窪み部16の軸方向の幅は、所定の幅に設定されている。そして、複数個(例えば、この実施形態では、4つ)の窪み部16が、軸方向に沿って等間隔に配置されている。換言すれば、鍔部12において、窪み部16が形成されている箇所と、窪み部16が形成されていない箇所とが軸方向に沿って交互に配置されている。
ここで、鍔部12に窪み部16を形成すると、高調波二次銅損を低減できる一方、等価的な空隙部磁気抵抗が増大するため、誘導電動機401の回転トルクが減少してしまう。このため、鍔部12に、窪み部16が形成されている箇所と、窪み部16が形成されていない箇所とを交互に配置することで、高調波二次銅損を減少しつつ、誘導電動機401の回転トルクを確保することができる。
なお、上述の第4の実施形態では、軸方向の幅が所定の幅に設定された窪み部16が、軸方向に沿って等間隔に配置されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、各窪み部16の軸方向の幅を同一に設定しなくてもよい。また、各窪み部16を、等間隔に配置しなくてもよい。
(第5の実施形態)
図10は、第5の実施形態における鍔部12の拡大平面図である。
同図に示すように、前述の第1の実施形態と第5の実施形態との相違点は、第1の実施形態における窪み部16の形状と、第5の実施形態における窪み部516の形状とが異なる点にある。
より具体的には、第5の実施形態における窪み部516は、鍔部12の外周面に形成され、鍔部12の周方向先端に向かうに従って徐々に、ティース本体部11の径方向外側の端面よりも固定子鉄心9から離間するように凹状に湾曲形成された面のことである。このように形成した場合であっても、前述の第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、窪み部516を、凹状とは逆に凸条に湾曲形成してもよい。換言すれば、窪み部516を、鍔部12の外周面側に向かって膨出するように湾曲形成してもよい。
なお、上述の第1の実施形態から第4の実施形態では、窪み部16,516が、鍔部12の外周面とティース本体部11の側面の延長線Lとが交差する点を基点P(図3参照)として、周方向の先端に向かうに従って徐々に先細りとなるように形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではない。つまり、図2、図3に示すように、固定子スロット6の幅方向中心と回転軸8の軸心C(回転子3の回転軸線;図1参照)とを通る直線CL1と、回転子スロット13の幅方向中心と回転軸8の軸心Cとを通る直線CL2と、が同一直線上に位置した状態で、固定子スロット6を形成すると共に周方向で対向する2つの側面6a間ARに、窪み部16,516が設けられていればよい。つまり、図2、図3における斜線部に、窪み部16,516が設けられていればよい。
このように構成することで、回転子ティース10を通る磁束をできる限り確保してモータトルク性能が低下してしまうことを抑制しつつ、空間高調波の影響による高調波二次銅損を低減できる。
また、上述の実施形態では、誘導電動機1,201,301,401は、さまざまな用途に誘導電動機1,201,301,401を用いることが可能である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、鍔部12の周方向の先端側に窪み部16,516や貫通孔18を設けることにより、回転子バー14を回転子鉄心9の径方向内側寄りに配置することなく、回転子バー14への空間高調波の影響による高調波二次銅損を低減できる。このため、小型、高効率な誘導電動機を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,201,301,401…誘導電動機、2…固定子、3…回転子、4…固定子鉄心、7…固定子コイル、9…回転子鉄心、10…回転子ティース、11…ティース本体部、12…鍔部、13…回転子スロット、14…回転子バー、16,516…窪み部、17…傾斜面(窪み面)

Claims (4)

  1. 複数の固定子スロットを有する固定子鉄心に、固定子コイルが配置された固定子と、
    該固定子に対して回転自在に設けられた回転子鉄心を有する回転子と、
    を備え、
    前記回転子鉄心は、
    複数の回転子ティースと、
    該複数の回転子ティースの間に形成され、回転子導通部が配置される回転子スロットと、
    を有し、
    前記回転子ティースは、
    前記回転子鉄心の径方向に沿って延びるティース本体部と、
    前記ティース本体部の先端から前記回転子鉄心の回転方向に沿って延びる鍔部と、
    を有し、
    前記鍔部における前記径方向外側の外周面の少なくとも一部に、窪み面が形成されており、
    前記窪み面は、前記回転方向先端に向かうに従い、前記ティース本体部の前記径方向外側の端面よりも前記固定子鉄心から離間しており、
    前記鍔部は、前記回転方向先端に向かうに従い、先細りになっている誘導電動機。
  2. 前記固定子スロットの前記回転方向における幅方向中心と前記回転子の回転軸線とを通る直線と、前記回転子スロットの前記回転方向における幅方向中心と前記回転子の回転軸線とを通る直線とが同一直線上に位置した状態で、前記固定子スロットを形成すると共に前記回転方向で対向する2つの側面間に、前記窪み面が形成されている請求項1に記載の誘導電動機。
  3. 前記回転子ティースにおける軸方向両端を避けた位置に、前記窪み面が形成されている請求項1または請求項2に記載の誘導電動機。
  4. 前記回転子ティースには、前記窪み面が形成されている箇所と、前記窪み面が形成されていない箇所とが、前記回転子鉄心の軸方向に沿って交互に配置されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の誘導電動機。
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