JP2017169419A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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翔 内山
隆志 沖津
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【課題】回転電機を大型化することなく固定子鉄心に発生する損失を低減することを可能とした回転電機の固定子を提供する。【解決手段】バックヨーク11及び複数のティース12a〜12fを有する固定子鉄心10と、固定子鉄心10のティース間に形成されたスロット13c,13a,13bに各々周方向に一定間隔で挿入された外相コイル20U,中相コイル20V,内相コイル20Wとを備える回転電機の固定子1を、外相コイル20Uが挿入されるスロット13cの深さに比較して中相コイル20Vが挿入されるスロット13aの深さが浅く、中相コイル20Vが挿入されるスロット13aの深さに比較して内相コイル20Wが挿入されるスロット13bの深さが浅くなるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の固定子に関する。
従来、複数のティースにワイヤを巻き付けて各コイルを形成した分布巻のモータが公知となっている。例えば、下記特許文献1には、固定子に同心円状に配置された内相、中相、及び外相の三相からなるコイルを分布巻に巻装した回転機が開示されている。
特開2015−091192号公報
上記特許文献1における構造の回転機では、外相コイル、中相コイル、内相コイルが周方向に一定の間隔で位置をずらした状態で、且つ径方向に重ねて配置されている。すなわち、外相コイルはスロットの径方向外側に配置され、中相コイルはスロットの径方向中間位置に配置され、内相コイルはスロットの径方向内側に配置される。
しかしながら、図3に示すように固定子鉄心30の各コイルが配置されるスロット13の深さ(径方向の長さ)が一定であるため、外相コイルよりも径方向内側に配置される中相コイルが挿入されるスロット13、さらに中相コイルよりも径方向内側に配置される内相コイルが挿入されるスロット13には、それぞれ径方向外側に無駄な空間が存在した状態となり、この空間により固定子鉄心30の損失が増大するおそれがあった。なお、図3中に示す11はバックヨーク、12はティースである。
固定子鉄心の損失を低減するために、固定子鉄心の体積を増やして磁束密度分布を下げることも考えられるが、固定子鉄心の体積を増やすことは回転電機の大型化に繋がるため、設置スペースの拡大や回転電機の重量増加、及びコスト上昇の点から実現が困難であるという問題があった。
このようなことから本発明は、回転電機を大型化することなく固定子鉄心に発生する損失を低減することを可能とした回転電機の固定子を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明に係る回転電機の固定子は、
円筒状のバックヨーク、及び当該バックヨークの径方向内側に周方向に沿って等間隔で設けられた径方向に延びる複数のティースを有する固定子鉄心と、
前記固定子鉄心の前記ティース間に形成されたスロットに周方向に一定間隔で挿入された外相コイル、前記外相コイルとは周方向に異なる位置であって前記外相コイルよりも径方向内側で前記スロットに挿入された中相コイル、並びに、前記外相コイル及び前記中相コイルとは周方向に異なる位置であって前記中相コイルの径方向内側で前記スロットに挿入された内相コイルと
を備える回転電機の固定子において、
前記外相コイルが挿入される前記スロットの深さに比較して前記中相コイルが挿入される前記スロットの深さが浅く、前記中相コイルが挿入される前記スロットの深さに比較して前記内相コイルが挿入される前記スロットの深さが浅い
ことを特徴とする。
本発明に係る回転電機の固定子によれば、回転電機を大型化することなく固定子鉄心に発生する損失を低減することができる。
本発明の実施例に係る回転電機の固定子鉄心の構造を部分的に示す模式図である。 本発明の実施例に係る回転電機の固定子の構造を示す模式図である。 従来の回転電機の固定子鉄心の構造を部分的に示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る回転電機の固定子について説明する。本発明に係る回転電機の固定子は、固定子鉄心の鉄損低減を課題とし、固定子鉄心のスロットの深さを調整することにより鉄損低減効果を得るものである。
図1及び図2を用いて本発明の実施例に係る回転電機の固定子の詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施例に係る回転電機の固定子1は、略円筒状の外観を有する部材であり、固定子鉄心10及び外相,中相,内相のコイル(以下、それぞれ外相コイル,中相コイル,内相コイルと称する)20U,20V,20Wを備えている。これらの各コイル20U,20V,20Wは分布巻によって形成されているものとする。
固定子鉄心10は、金属板を積層して構成されており、円筒状のバックヨーク11と、バックヨーク11の内周面から中心に向かって放射状に延びる複数のティース12a〜12fとを備えている。
ティース12a〜12fの数はそれぞれ磁極数の6倍であり、本実施例ではティース12a〜12fがそれぞれ6個、合計で36個となっている。各ティース12a〜12fは、周方向に順に等間隔で繰り返し配置されており、隣接する二つのティース12a,12bの間、二つのティース12b,12cの間にはそれぞれ中相コイル20Vが挿入される空間であるスロット13a,13aが形成されている。また、隣接する二つのティース12c,12dの間、二つのティース12d,12eの間にはそれぞれ内相コイル20Wが挿入される空間であるスロット13b,13bが形成されている。そして、隣接する二つのティース12e,12fの間、二つのティース12f,12aの間にはそれぞれ外相コイル20Uが挿入される空間であるスロット13c,13cが形成されている。
そして本実施例において中相コイル20Vが挿入されるスロット13aのスロット深さ(径方向の長さ)は、中相コイル20Vおよび内相コイル20Wの径方向の幅を加算した長さより長く且つ外相コイル20Uが挿入されるスロット13cのスロット深さより浅くなっている。また、内相コイル20Wが挿入されるスロット13bのスロット深さは、内相コイル20Wの径方向の幅より長く且つ中相コイル20Vが挿入されるスロット13aのスロット深さより浅くなっている。なお、中相コイル20Vが挿入されるスロット13a及び内相コイル20Wが挿入されるスロット13bのスロット深さは、スロット13a,13bの断面積に対する各コイル20V,20Wの占積率を考慮して決定するものとする。
以下、本実施例における各コイル20U,20V,20Wをそれぞれスロット13c,13a,13bに挿入する工程について説明する。本実施例では、三回に分けて一相ずつ各コイル20U,20V,20Wを挿入する。
すなわち、まず外相コイル20Uをスロット13cの底部(径方向外側端部)の近傍に挿入し、次いで中相コイル20Vを外相コイル20Uよりも径方向内側であってスロット13aの底部(径方向外側端部)の近傍に挿入し、最後に内相コイル20Wを中相コイル20Vよりも径方向内側であってスロット13bの底部(径方向外側端部)の近傍に挿入する。
これにより、外相コイル20U、中相コイル20V及び内相コイル20Wは、各々周方向に一定間隔でスロット13c,13a,13bに挿入された状態となる。また、中相コイル20Vは外相コイル20Uとは周方向に異なる位置であって外相コイル20Uと同心円状に且つ外相コイル20Uよりも径方向内側でスロット13aに挿入され、内相コイル20Wは外相コイル20U及び中相コイル20Vとは周方向に異なる位置であって外相コイル20U及び中相コイル20Vと同心円状に且つ中相コイル20Vよりも径方向内側でスロット13bに挿入された状態となる。
このように、本実施例に係る回転電機の固定子は、各コイル20U,20V,20Wの径方向の配置に合わせて、対応するスロット13c,13a,13bのスロット深さを変えることにより、従来無駄な空隙となっていた部分を鉄心とするものである。
このような構成とすることにより、ティース12a〜12eの径方向外側に従来と比較して鉄心の領域が増え、当該部分の最大磁束密度が低減される。そして、最大磁束密度が低減したことにより、当該部分における磁束密度の変化量が小さくなり、磁束の変化によって生じる渦電流が低減され、固定子1の渦電流損が低減される。更に、当該部分において、最大磁束密度が低減されたことに伴って、ヒステリシス損も低減される。その結果、ティース12a〜12eの径方向外側部分の損失密度が低減する。
また、ティース12a〜12eの径方向外側に鉄心の領域が増えたことにより、従来と比較して磁束の一部がバックヨーク11の径方向内側を通る磁路構成となる。このため、バックヨーク11の磁路の断面積が増加し損失密度も従来に比較して低減することとなる。
従って、本実施例に係る回転電機の固定子によれば、回転電機を大型化することなく固定子鉄心10に発生する損失を低減することができる。しかも、各コイル20U,20V,20Wの導体数や製造方法、及びスロット13c,13a,13bへの挿入方法は従来と同様であり、トルク等の特性は維持され、通常の製造工程、コイル挿入工程で対応することができるという利点も有する。
表1に、ある動作点における解析結果を示す。表1に示す値は、本実施例の固定子1の各項目値をそれぞれ従来の固定子の各項目値で正規化したものである。
Figure 2017169419
表1に示す解析結果より、本実施例の固定子1では、平均トルク、トルクリプル、誘起電圧等の特性を維持しつつ、渦電流損及びヒステリシス損等の鉄損が低減されていることが確認できる。
なお、中相コイル20V,内相コイル20Wを配置するスロット13a,13bの深さは、図1及び図2に示した例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、回転電機の固定子の構造に適用して好適なものである。
1 固定子
10 固定子鉄心
11 バックヨーク
12a〜12f ティース
13a,13b,13c スロット
20U 外相コイル
20V 中相コイル
20W 内相コイル

Claims (1)

  1. 円筒状のバックヨーク、及び当該バックヨークの径方向内側に周方向に沿って等間隔で設けられた径方向に延びる複数のティースを有する固定子鉄心と、
    前記固定子鉄心の前記ティース間に形成されたスロットに周方向に一定間隔で挿入された外相コイル、前記外相コイルとは周方向に異なる位置であって前記外相コイルよりも径方向内側で前記スロットに挿入された中相コイル、並びに、前記外相コイル及び前記中相コイルとは周方向に異なる位置であって前記中相コイルの径方向内側で前記スロットに挿入された内相コイルと
    を備える回転電機の固定子において、
    前記外相コイルが挿入される前記スロットの深さに比較して前記中相コイルが挿入される前記スロットの深さが浅く、前記中相コイルが挿入される前記スロットの深さに比較して前記内相コイルが挿入される前記スロットの深さが浅い
    ことを特徴とする回転電機の固定子。
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