JPWO2016063361A1 - 樹脂製管継手及びクランプ治具 - Google Patents

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Abstract

この発明の樹脂製管継手(1)は、流体を流動させる内部流路(2)を有する継手本体部(3)と、該継手本体部(3)の開口部分に形成された溶着端部(4)とを備えるものであって、前記継手本体部(3)の外周面上で、該継手本体部(3)の内部流路(2)の中心軸(CL)から外れる位置に、クランプ治具(51)の挟込み保持部(52、53)の対向する表面(53a、52a)の少なくとも一方に設けた位置決め係合部(54)に嵌まり込む一個以上の位置決め部(5)を設けてなるものである。

Description

この発明は、内部流路を有する継手本体部と、その継手本体部の開口部分に形成された溶着端部とを備える樹脂製管継手、及び、樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材等とのそれぞれの端部を突き合わせて溶着するに当り、樹脂製管継手を保持するクランプ治具に関するものであり、特には、端部の突合せ溶着の際に、クランプ治具に保持させた樹脂製管継手の位置決めを、高い精度で、しかも確実に行うことのできる技術を提案するものである。
様々な産業で用いられる薬液輸送ライン等の配管は、溶着機を用いて、熱可塑性樹脂等からなる樹脂製管継手と、樹脂製チューブ部材もしくは他の樹脂製管継手とのそれぞれの端部を互いに突き合わせて溶着させることにより構成されることがある。
より詳細には、たとえば、溶着機の対をなすクランプ治具のそれぞれに、樹脂製管継手の端部と樹脂製チューブ部材等の端部とが互いに対向する姿勢で、それらの樹脂製管継手及び樹脂製チューブ部材等のそれぞれを保持させる。
次いで、クランプ治具に保持させた樹脂製管継手及び樹脂製チューブ部材等の両端部を、ヒーターその他の加熱装置によって加熱することで、それらの端部を溶融させ、その状態で、樹脂製管継手及び樹脂製チューブ部材等を互いに接近させて、それらの端部を、所要の圧力の作用により突き合わせて溶着させる。
かかる継手端部の突合せ溶着に着目した技術として、特許文献1には、「継手基部に継手基部内の流路と連通する複数の溶着環状部を設け、この溶着環状部の少なくとも一つの溶着環状部の同軸上で、かつ前記継手基部の外端に溶着機クランプ用の固定部を設けたことを特徴とする樹脂製端面突合せ継手」が開示されている。そして、この「樹脂製端面突合せ継手」によれば、「固定用治具を使用することなく、通常の溶着機のクランプで同軸上に、かつ適正な芯間寸法で締付固定できるため、短筒形状の溶着環状部を有する各種の熱可塑性樹脂等の継手を確実に、かつ容易に溶着でき、特に、継手同士の最短溶着が可能となり、もって装置自体の小型化に対応でき、かつ配管スペースの縮小化とコンパクト化に著しく寄与できる。」とされている。
特開2013−103363号公報
ところで、樹脂製管継手等のそれぞれの端部を突き合せて溶着するに際し、溶着機のクランプ治具の対向する平坦な表面の間に、平滑な外周面の樹脂製管継手等を両側から挟み込んで保持させる場合は、溶着に先立ち、互いに溶着させる樹脂製管継手及び樹脂製チューブ部材等のそれぞれの端部位置で、内部流路の中心軸の相互を、高い精度で一致させることが必要になる。
これはすなわち、それぞれの端部位置での内部流路の中心軸が一致しない状態で、それらの端部を溶着させると、溶着により連結された樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材との境界の管路内面に大きな段差が生じる結果として、特に液体の円滑な通流が阻害される他、そこに液だまりが発生し、また液体に含まれ得る粒子が滞留するというような、管路の品質に様々な悪影響を及ぼすからである。
しかるに、この場合は、クランプ治具の対向する表面の間に樹脂製管継手等を挟み込んだ際に、内部流路の中心軸を一致させるために行う位置合わせの作業が、工数及び作業時間を増大させるという問題があった。
一方、このような中心軸の位置合わせが確実に行われなかった場合は、上述したように管路の品質が低下することになる。
なお、特許文献1では、内部流路が途中で略90°湾曲する、いわゆるエルボ型等の継手において、その継手の湾曲部外側の外周面で、内部流路の直線状部分での中心軸の延長線上の位置に、溶着機クランプ用の固定部を設け、この固定部をクランプ治具で締付け把持することとしているが、この特許文献1では、中心軸の延長線上に設けた固定部だけを、クランプ治具で把持させているので、継手自体の重みやその重心位置に起因して、固定部でクランプ治具に把持された継手が、所期した位置からずれる懸念がある。
それ故に、特許文献1の提案技術によっては、高い品質の管路を形成することができなかった。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、クランプ治具に保持させた樹脂製管継手の位置決めを、高い精度で確実に行うことができ、それにより、管路の品質の向上及び、端部の突合せ溶着に際する作業性の向上に寄与することのできる樹脂製管継手及びクランプ治具を提供することにある。
この発明の樹脂製管継手は、流体を流動させる内部流路を有する継手本体部と、該継手本体部の開口部分に形成されて、配管用の樹脂製チューブ部材の端部あるいは他の樹脂製管継手の端部と突き合わせて溶着される溶着端部とを備え、前記樹脂製チューブ部材あるいは前記他の樹脂製管継手との溶着に当り、クランプ治具が有する挟込み保持部の対向する表面の間に、前記継手本体部が挟み込まれて保持されるものであって、前記継手本体部の外周面上で、該継手本体部の内部流路の中心軸から外れる位置に、前記挟込み保持部の対向する表面の少なくとも一方に設けた位置決め係合部に嵌まり込む一個以上の位置決め部を設けてなるものである。
ここでいう「継手本体部の外周面上で、内部流路の中心軸から外れる位置」とは、内部流路の中心軸及びその延長線上ではない外周面位置を意味する。従って、この発明の樹脂製管継手では、継手本体部の外周面と、中心軸ないしその延長線とが交わる位置には、上記の位置決め部が存在しない。
ここで、この発明の樹脂製管継手では、前記継手本体部の外周面に、前記挟込み保持部の対向する各表面に設けた前記位置決め係合部のそれぞれに嵌まり込む前記位置決め部を設け、それらの前記位置決め部を、前記継手本体部の内部流路の中心軸を隔てて互いに反対側に位置する外周面領域のそれぞれに配置することが好ましい。
またここで、この発明の樹脂製管継手では、前記継手本体部が途中で二股に分岐する内部流路を有し、それぞれの内部流路の中心軸の交点を通り前記中心軸に垂直な方向の前記継手本体部の外周面の両面に、前記位置決め部を配置することが好ましい。
上述した樹脂製管継手では、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部とすることが好ましい。
また上述した樹脂製管継手では、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が継手本体部の外周面上に延びる一本以上の帯状凸部又は帯状凹部とし、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部とし、前記帯状凸部又は帯状凹部上に、前記円形凸部又は円形凹部を配置することが好ましい。
この発明のクランプ治具は、互いに間隔をおいて対向する表面を有する挟込み保持部を備え、樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材あるいは他の樹脂製管継手とのそれぞれの端部を互いに突き合わせて溶着するに当り、前記挟込み保持部の対向する表面の間に、前記樹脂製管継手の継手本体部を挟み込んで保持するものであって、前記挟込み保持部のそれぞれの、挟込み保持される樹脂製管継手の前記継手本体部に接触する前記表面の少なくとも一方に、該継手本体部の外周面に設けた位置決め部に嵌まり込む一個以上の位置決め係合部を設けてなるものである。
この発明のクランプ治具では、前記挟込み保持部の対向する表面のそれぞれに、樹脂製管継手の継手本体部の外周面に設けた二個以上の位置決め部のそれぞれに嵌まり込む位置決め係合部を設けることが好ましい。
上述したクランプ治具では、前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形窪み部分又は円形突起部分とすることが好ましい。
また上述したクランプ治具では、前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が挟込み保持部の前記表面上に延びる一本以上の帯状窪み部分又は帯状突起部分とし、前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形窪み部分又は円形突起部分とし、前記帯状窪み部分又は帯状突起部分上に、前記円形窪み部分又は円形突起部分を配置することが好ましい。
この場合においては、前記位置決め係合部を、挟込み保持部の前記表面上に延びて互いに交わる二本以上の帯状窪み部分又は帯状突起部分で構成するとともに、それらの帯状窪み部分又は帯状突起部分の交点上に、前記円形窪み部分又は円形突起部分を配置することが好ましい。
なお、この発明のクランプ治具では、樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材とのそれぞれの端部を突き合わせて溶着するための溶着機に対し、当該クランプ治具を着脱可能とする連結固定部をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、樹脂製管継手の継手本体部の外周面上で、継手本体部の内部流路の中心軸から外れる位置に、クランプ治具の挟込み保持部の対向する表面の少なくとも一方に設けた位置決め係合部に嵌まり込む一個以上の位置決め部を設けたことにより、クランプ治具に保持させた際に、継手本体部に設けた位置決め部が、クランプ治具の挟込み保持部に設けた位置決め係合部に嵌まり込むことから、樹脂製管継手が、所期したとおりの位置で、クランプ治具に保持されることになる。
それにより、クランプ治具に保持された樹脂製管継手の位置決めが、高い精度で確実に行われるので、各端部で溶着された樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材で構成される管路の品質を有効に向上させることができ、また、クランプ治具に保持された樹脂製管継手の位置合わせの作業が不要になって、工数の削減及び作業時間の短縮化を実現することができる。
この発明の樹脂製管継手の一の実施形態を示す斜視図、平面図及び側面図である。 図1の樹脂製管継手を、クランプ治具に保持させる前の状態及び保持させた後の状態のそれぞれで示す斜視図である。 図2の樹脂製管継手及びクランプ治具を、それと端部の突合せ溶着させる他の樹脂製管継手及びクランプ治具とともに示す側面図である。 図2の樹脂製管継手の向きを90°回転保持させた状態を示す斜視図である。 この発明の樹脂製管継手の他の実施形態を示す平面図及び側面図である。 図5の樹脂製管継手を、それを保持するクランプ治具とともに示す斜視図である。 この発明の樹脂製管継手のさらに他の実施形態を、それを保持するクランプ治具とともに示す斜視図である。 この発明のクランプ治具を備える溶着機の一例を示す概略斜視図である。 図8の溶着機のクランプ治具を示す部分拡大斜視図である。 図8の溶着機を、一方側のクランプ治具を取り外した状態で示す斜視図である。
以下に添付図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
この発明の一の実施形態に従う樹脂製管継手1は、たとえば薬液等の液体もしくは気体その他の流体を流す配管の一部を構成するためのものであって、図1に示すように、該流体を流動させる内部流路2を有する中空の継手本体部3と、継手本体部3の、図では三個の開口部分のそれぞれに形成されて、たとえば継手本体部3よりも外径を小さくした溶着端部4とを備えてなる。
この樹脂製管継手1を構成する材料としては、たとえば、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(FEP)又はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等を挙げることができるが、ここで挙げた材料以外のものを用いることも可能である。
なおここで、図1の実施形態では、継手本体部3は、一方向に延びる円管状部分の延在方向の途中の中央域に、その延在方向と直交して延びる短めの円管状部分を形成して構成したものであって、全体として、図1(b)に示すように、平面視で略T字状の外観形状をなす。
それにより、この継手本体部3は、その途中で二股に分岐する、これも略T字状の内部流路2を有する。
ここにおいて、この発明では、上記の継手本体部3の外周面のうち、内部流路2の、図1に破線で示す中心軸CLから外れる外周面上の位置に、その外周面から隆起する凸状の一個以上の位置決め部5を設ける。
この実施形態では、図1(c)に示すところから解かるように、内部流路2の中心軸CLを隔てて互いに反対側に位置する表面側及び裏面側の二個の位置決め部5を設けている。なお図中の符号PLは、平面視でT字状に互いに交わる内部流路2の中心軸CLの交点を通って、該中心軸CLを含む平面に対して直交する垂線を示す。
一方、このような樹脂製管継手1の溶着端部4を、樹脂製チューブ部材もしくは他の樹脂製管継手の端部に溶着させる際に、樹脂製管継手1を保持するクランプ治具51は、図2(a)に示すように、挟込み保持部としての、実質的に平板形状を有する二枚の板状部分52、53のそれぞれの、互いに間隔をおいて対向する表面52a、53aを備えるものであり、この対向する平坦な表面52a、53aのそれぞれに、樹脂製管継手1の継手本体部3の外周面に設けた位置決め部5と対応する形状及び個数の位置決め係合部54を設ける。図2に示すところからは明確ではないが、この実施形態における位置決め係合部54は、クランプ治具51の図2の下側に位置する板状部分53の表面53aのみならず、クランプ治具51の図2の上側に位置する板状部分52の表面52aにも、同様の形態で設けている。
上記の樹脂製管継手1を、クランプ治具51に保持させるには、図2(a)及び(b)に示すように、継手本体部3に設けた表面側及び裏面側の位置決め部5のそれぞれを、クランプ治具51の対応するそれぞれの位置決め係合部54側に向けた姿勢で、樹脂製管継手1を、クランプ治具51の表面52a、53aの間に配置する。
その際に、樹脂製管継手1の各位置決め部5が、クランプ治具51の各位置決め係合部54に嵌まり込むので、樹脂製管継手1は、クランプ治具51の表面52a、53aの間の、所期したとおりの位置に配置されて、正確に位置決めされることになる。それにより、樹脂製管継手1は、継手本体部3が、内部流路2の中心軸CLを中心としてその両側から、クランプ治具51の対向する表面52a、53aによって挟み込まれて、位置ずれなしに確実に保持される。
そして、配管用の他の樹脂製管継手等との端部の突合せ溶着を行うに当っては、図3に示すように、たとえば、対をなすクランプ治具61に他の樹脂製管継手11を同様に配置して、それらの樹脂製管継手1、11のそれぞれの端部4、14を相互に対向させて位置させる。
その後、両端部4、14を、ヒーター等の加熱装置で加熱して溶融させ、その状態で、クランプ治具51、61を互いに接近させるべく水平方向に相対変位させて、所要の圧力の作用の下、両端部4、14を相互に突き合わせ、冷却硬化によりそれらを溶着させる。
このような樹脂製管継手1、11の端部4、14の突合せ溶着に際し、この発明では、クランプ治具51の対向する表面52a、53aの間に、樹脂製管継手1の継手本体部3を挟み込んで保持することとし、しかも、樹脂製管継手1の継手本体部3に位置決め部5を設けるとともに、クランプ治具51の対向する表面52a、53aに、対応する位置決め係合部54を設けたことにより、クランプ治具51の対向する表面52a、53aの間で、樹脂製管継手1が正確に位置決めされることになる。
その結果として、樹脂製チューブ部材もしくは他の樹脂製管継手との溶着を、常に高い精度で行うことができて、高い品質の管路を形成することができる。さらにここでは、クランプ治具51に保持させた際の、樹脂製管継手1の位置合わせの作業が不要になるので、作業時間を短縮できるとともに工数を削減することができる。
なお、図1及び2に示すところでは、樹脂製管継手1の位置決め部5を、継手本体部3の外周面から隆起する凸形状とするとともに、クランプ治具51の位置決め係合部54を、対向する表面52a、53aから窪んだ窪み状としているが、これとは逆に、図示は省略するが、樹脂製管継手に凹状の位置決め部を設け、クランプ治具に突起状の位置決め係合部を設けることも可能である。但し、薄肉の樹脂製管継手で全体にわたって所要の厚みを確保するとの観点からは、図1及び2に示す実施形態のように、樹脂製管継手1に凸状の位置決め部5を設け、クランプ治具51に窪み状の位置決め係合部54を設けることが好適である。
ここで、クランプ治具の位置決め係合部を、挟み込み保持部の対向する表面のうち、いずれか一方の表面だけに設け、樹脂製管継手の位置決め部を、継手本体部の表面側もしくは裏面側のいずれか一方側だけに設けた場合であっても、クランプ治具に保持させた樹脂製管継手の位置決めを十分確実に行うことができる。
図1及び2に示す実施形態のように、クランプ治具51の対向する板状部分52及び53のそれぞれに、位置決め係合部54のそれぞれを設けるとともに、樹脂製管継手1の継手本体部3の表面側及び裏面側のそれぞれに、位置決め部5のそれぞれを設けることは、クランプ治具51の両板状部分52及び53により、樹脂製管継手1がより確実に位置決め保持される点で好ましい。
またここで、樹脂製管継手1の位置決め部5は、図1及び2に示すように、継手本体部3の外周面から離れる先端側に向かって次第に先細りになるテーパー形状とし、また、クランプ治具51の対応する位置決め係合部54は、表面52a、53aから深い位置に向かうに従って次第に先細りになるテーパー形状とすることができる。
このことによれば、クランプ治具51の対向する表面52a、53aの間に、樹脂管継手1の継手本体部3を挟み込む際に、位置決め係合部54への位置決め部5の嵌め込み初期の段階では、樹脂製管継手1の位置決め部5のテーパー側面だけが先に、クランプ治具51の位置決め係合部54のテーパー内側面に接触することになって、位置決め部5の頂面は、位置決め係合部54の底面に接触しない。このとき、いわゆる位置出しが行われて、位置決め部5のテーパー側面と位置決め係合部54のテーパー内側面との接触による案内の下で、位置決め部5が位置決め係合部54に完全に嵌め込まれるので、クランプ治具51への樹脂管継手1の配置が、容易かつ円滑なものとなる。
そしてまた、樹脂製管継手1の位置決め部5は、図1及び2に示す実施形態のように、略T字状の内部流路2の中心軸CLの交点を通って、該中心軸CLを含む平面に対して直交する垂線PL上に配置されて、平面視の輪郭形状が円形状をなす円形凸部とすることができる。
この場合、クランプ治具の位置決め係合部を、たとえば、平面視の輪郭形状が円形状をなす円形窪み部分とすれば、樹脂製管継手1の円形凸部5が当該円形窪み部分に嵌まり込んだ状態で、そこを支点に、図4に矢印で示すように、樹脂製管継手1を回転変位させることができるので、樹脂製管継手1をクランプ治具から取り外すことなしに、複数個の溶着端部4への、樹脂製チューブ部材もしくは他の樹脂製管継手の端部の溶着を行うことができる。
特にこの実施形態では、クランプ治具51の位置決め係合部54は、図2(a)に示すように、対向する表面52a、53aのそれぞれに設けた上記の円形窪み部分をともに、同図に矢印で示す継手の挿入方向とは逆向きに延在させて、対向する表面52a、53aの先端縁Eに開口させた形状としている。
これにより、上述したとおり、樹脂製管継手1をクランプ治具51に挟み込み保持させた状態で、図4に矢印で示すように、それぞれの位置決め係合部54に嵌まり込んだ円形凸部5のそれぞれを支点として、樹脂製管継手1を、表面側と裏面側の円形凸部5を結んだ軸の周りで回転変位させることにより、樹脂製管継手1をクランプ治具51から取り外すことなく、複数個の溶着端部4の、樹脂製チューブ部材等の端部との溶着を順次に行うことができる。
しかもここでは、クランプ治具51の位置決め係合部54を、対向する表面52a、53aの先端縁Eに開口させたことにより、クランプ治具51の対向する表面52a、53aの間への、樹脂製管継手1の挿入・配置を容易に行うことができる。
なお、樹脂製管継手1のこのような凸状の位置決め部5a、5bの突出高さHは、垂線PL上で測定して、継手本体部3の厚みに対し、たとえば、30%〜70%の範囲とすることができ、具体的には、この突出高さHは、たとえば、1.0mm〜2.0mmとすることができる。
図1〜4に示す実施形態では、樹脂製管継手1に、継手本体部3の外周面から突出する円形状の円形凸部5を設けている。但し、これに代えて、図示は省略するが、樹脂製管継手には、継手本体部の外周面から窪む円形凹部を設けることができ、クランプ治具には、対向する表面から突出する円形状の円形突起部分を設けることができる。
ところで、この発明では、樹脂製管継手の位置決め部及び、クランプ治具の位置決め係合部は、上述した形状の他、たとえば、楕円形または、四角形その他の多角形状等の様々な平面輪郭形状とすることができる。なかでも、平面輪郭形状が正方形をなす位置決め部及び位置決め係合部とした場合は、樹脂製管継手の90°毎の回転変位が可能になる。
図5に、この発明の樹脂製管継手の他の実施形態を示す。
図5に示す他の実施形態では、樹脂製管継手21の継手本体部23の外周面の表面側及び裏面側のそれぞれに、位置決め部として、その外周面から隆起した形態で、外周面上に直線状に延びる帯状凸部26、27を設け、さらに、この帯状凸部26、27上に、それらの帯状凸部26、27よりも高く突出する円形凸部25を設けている。
より具体的には、図5の実施形態では、平面視で、継手本体部23の内部流路22の中心軸CLの延在方向と一致させて、二本の帯状凸部26、27を略T字状に設け、それらの帯状凸部26、27の交点上に、円形凸部25を配置している。
そして、この実施形態の樹脂製管継手21を挟み込み保持するクランプ治具71は、図6に示すように、対向する表面72a、73aに、継手の挿入方向に沿って延びる帯状窪み部分75、及び、その帯状窪み部分75と交差するとともに直交して延びる帯状窪み部分76のそれぞれを略クロス状に設け、それらの交点上に、帯状窪み部分75、76よりも深く窪む円形窪み部分74を設けたものである。このクランプ治具71では、図6の下側に位置する板状部分73の表面73aに設けたものと同様の形態の帯状窪み部分並びに円形窪み部分を、図6の上側に位置する板状部分72の表面72aにも設けている。
図5及び6に示すこの実施形態では、クランプ治具71の対向する表面72a、73aの間に、樹脂製管継手21の継手本体部23を挟み込んだ際に、帯状凸部26、27と帯状窪み部分75、76との嵌め合わせにより、樹脂製管継手21をより確実に位置決め保持することができ、また、帯状凸部26、27と帯状窪み部分75、76との嵌め合わせが外れる程度に、対向する表面72a、73aを相互に離隔させることにより、依然として嵌め合わされた円形凸部25と円形窪み部分74を支点として、樹脂製管継手21を回転変位させることができる。
図5及び6に示す実施形態では、帯状凸部26、27の側面、及び、帯状窪み部分75、76の内側面もまた、テーパー状に形成して、上述した位置出しを可能にしている。
なお図示しないが、樹脂製管継手21の帯状凸部26、27を帯状凹部とし、円形凸部25を円形凹部とすることも可能であり、それに対応させて、クランプ治具71の帯状窪み部分75、76を帯状突起部分とし、円形窪み部分74を円形突起部分とすることも可能である。また同様に図示しないが、樹脂製管継手の互いに交差する帯状凸部の交点上に円形凹部を設けることや、樹脂製管継手の互いに交差する帯状凹部の交点上に円形凸部を設けること等の様々な組み合わせも可能である。
図7に、この発明のさらに他の実施形態を示す。
この発明では、クランプ治具の対向する表面に、位置決め係合部を設けることに加えて、図7に例示するように、挟み込む継手本体部の外周面形状に倣う形状に形成することができる。
図7に示すところでは、クランプ治具81の対向する表面82a、83aのそれぞれに、挟み込む樹脂製管継手31の略T字状の継手本体部33の外周面形状に倣って、継手の挿入方向に沿って延びる縦溝85及び、縦溝85に直交して延びる横溝86を設け、これらの縦溝85及び横溝86の溝壁面を、継手本体部33の外周面形状に整合する曲面状にしている。
以上に述べたような樹脂製管継手の溶着端部を突合せ溶着するには、図8に概略的に例示する溶着機101に用いることができる。
図8に示す溶着機101は、一対のクランプ治具81a、81bと、それらのクランプ治具81a、81bを、図の左右方向に相対変位させる往復駆動手段102と、クランプ治具81a、81bに保持させた樹脂製管継手ないし樹脂製チューブ部材の端部を加熱する加熱装置103とを有するものである。
この溶着機101では、図9に、一方のクランプ治具81bを部分拡大図で示すように、クランプ治具81bは、その挟込み保持部としての一対の板状部分82、83のそれぞれが、環状開閉手段104を構成する二個の半リング部分104a、104bのそれぞれに取り付けられて固定されている。
そしてここでは、同図からは明らかではないが、半リング部分104a、104bの相互を連結するヒンジ機構等により、環状開閉手段104の半リング部分104a、104bが、図9に矢印で示す方向に変位する開閉動作に伴い、それぞれに取り付けた板状部分82、83の各表面82a、83aを互いに離隔・接近変位させることができる。それにより、樹脂製管継手等を、クランプ治具81a、81bの表面82a、83aの間に配置し、又は、その間から取り出すことができる。図8に示すこの溶着機101では、他方のクランプ治具81aも、一方のクランプ治具81bと同様の構造を有する。
あるいは、図示は省略するが、クランプ治具の一対の板状部分を直接的に離隔・接近させる駆動手段又は、一対の板状部分を互いに接近する向きに付勢する弾性部材を有する付勢手段等の他の機構によっても、クランプ治具の対向する表面を離隔・接近変位させることが可能である。
また、クランプ治具の対向する表面を、離隔・接近せずに固定したものとすることもできる。樹脂製管継手の材質や厚み、形状によっては、樹脂製管継手を弾性変形させて縮めた状態で、クランプ治具の固定された表面の間に挟み込ませることができるからである。
なお、溶着機101のクランプ治具81a、81bは、溶着機101に対して着脱及び取り付け位置調整ができるように、たとえば、ねじ止め又はマグネット等による連結固定部を備えるものであることが好ましい。これにより、溶着対象である樹脂製管継手の位置決め部の形状等に合わせて、他のクランプ治具に交換し、又はクランプ治具を取り外すこと等が可能になるからである。
図10に示す溶着機101は、一対のクランプ治具81a、81bのうちの一方側のクランプ治具81bを取り外して、その一方側を、上述した環状開閉手段104としたものであり、この環状開閉手段104により、樹脂製チューブ部材41の外周面の長手方向の一部を全周にわたって取り囲んで保持することができる。
以上に述べた樹脂製管継手及びクランプ治具は、継手本体部のストレート部分の長さLが、たとえば2.0mm〜6.0mm程度と極めて短い、いわゆるショート継手の溶着に適用することが特に好適である。このようなショート継手は、ストレート部分が短いことに起因して、外周面を全周にわたって取り囲んで保持する上記の環状開閉手段104のような治具では保持できない場合があるからである。かかるショート継手は、配管のコンパクト化が求められることのある近年では大きな需要がある。
なお上述したところでは、内部流路が途中で二股に分岐する略T字状の樹脂製管継手を例に挙げて説明したが、この発明は、内部流路が分岐しない直線又は曲線状の形状や、内部流路が三股以上に分岐する形状、内外径が途中で変化する形状等の様々な形状の樹脂製管継手にも有効に適用することができる。
1、11、21、31、31a、31b 樹脂製管継手
2、12、22、32 内部流路
3、13、23、33 継手本体部
4、14、24、34 端部(溶着端部)
5、25、35 円形凸部(位置決め部)
26、27 帯状凸部(位置決め部)
41 樹脂製チューブ部材
51、61、71、81、81a、81b クランプ治具
52、53、72、73、82、83 板状部分(挟込み保持部)
52a、53a、72a、73a、82a、83a 対向する表面
54 位置決め係合部
74、84 円形窪み部分(位置決め係合部)
75、76 帯状窪み部分(位置決め係合部)
85 縦溝
86 横溝
101 溶着機
102 往復駆動手段
103 加熱装置
104 環状開閉手段
104a、104b 半リング部分
CL 内部流路の中心軸
PL 中心軸の交点を通って中心軸に直交する垂線
【0003】
[0008]
なお、特許文献1では、内部流路が途中で略90°湾曲する、いわゆるエルボ型等の継手において、その継手の湾曲部外側の外周面で、内部流路の直線状部分での中心軸の延長線上の位置に、溶着機クランプ用の固定部を設け、この固定部をクランプ治具で締付け把持することとしているが、この特許文献1では、中心軸の延長線上に設けた固定部だけを、クランプ治具で把持させているので、継手自体の重みやその重心位置に起因して、固定部でクランプ治具に把持された継手が、所期した位置からずれる懸念がある。
それ故に、特許文献1の提案技術によっては、高い品質の管路を形成することができなかった。
[0009]
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、クランプ治具に保持させた樹脂製管継手の位置決めを、高い精度で確実に行うことができ、それにより、管路の品質の向上及び、端部の突合せ溶着に際する作業性の向上に寄与することのできる樹脂製管継手及びクランプ治具を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0010]
この発明の樹脂製管継手は、流体を流動させる内部流路を有する継手本体部と、該継手本体部の開口部分に形成されて、配管用の樹脂製チューブ部材の端部あるいは他の樹脂製管継手の端部と突き合わせて溶着される溶着端部とを備え、前記樹脂製チューブ部材あるいは前記他の樹脂製管継手との溶着に当り、クランプ治具が有する挟込み保持部の対向する表面の間に、前記継手本体部が挟み込まれて保持されるものであって、前記継手本体部の外周面上で、該継手本体部の内部流路の中心軸から外れる位置に、前記挟込み保持部の対向する各表面に設けた位置決め係合部のそれぞれに嵌まり込む位置決め部を設け、それらの前記位置決め部を、前記継手本体部の内部流路の中心軸を隔てて互いに反対側に位置する外周面領域のそれぞれに配置してなるものである。
ここでいう「継手本体部の外周面上で、内部流路の中心軸から外れる位置」とは、内部流路の中心軸及びその延長線上ではない外周面位置を意味する
【0004】
。従って、この発明の樹脂製管継手では、継手本体部の外周面と、中心軸ないしその延長線とが交わる位置には、上記の位置決め部が存在しない。
[0011]
ここで、この発明の樹脂製管継手では、前記位置決め部が、前記挟込み保持部の対向する各表面に嵌まり込んだ状態で、それらの該位置決め部を支点とする当該樹脂製管継手の回転変位を可能に構成されることが好ましい。
上記の樹脂製管継手は、クランプ治具が有する挟込み保持部の対向する平坦な表面の間に挟み込まれて保持される樹脂製管継手であって、前記位置決め部が、前記挟込み保持部の対向するそれぞれの前記平坦な表面に設けた各位置決め係合部に嵌まり込むものであることが好ましい。
[0012]
またここで、この発明の樹脂製管継手では、互いに交わる内部流路の中心軸の交点を通り前記中心軸に垂直な方向の前記継手本体部の外周面の両面に、前記位置決め部を配置することが好ましい。
[0013]
上述した樹脂製管継手では、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部とすることが好ましい。
また上述した樹脂製管継手では、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が継手本体部の外周面上に延びる一本以上の帯状凸部又は帯状凹部とし、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部とし、前記帯状凸部又は帯状凹部上に、前記円形凸部又は円形凹部を配置することが好ましい。
[0014]
この発明のクランプ治具は、互いに間隔をおいて対向する表面を有する挟込み保持部を備え、樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材あるいは他の樹脂製管継手とのそれぞれの端部を互いに突き合わせて溶着するに当り、前記挟込み保持部の対向する表面の間に、前記樹脂製管継手の継手本体部を挟み込んで保持するものであって、前記挟込み保持部のそれぞれの、挟込み保持される樹脂製管継手の前記継手本体部に接触する前記表面の少なくとも一方に、該継手本体部の外周面に設けた位置決め部に嵌まり込む一個以上の位置決め係合部を設け、前記位置決め係合部が、樹脂製管継手の前記位置決め部に嵌まり込んだ状態で、当該位置決め部を支点とする前記樹脂管継手の回転変位を可能に構成されてなるものである。
[0015]
この発明のクランプ治具では、前記挟込み保持部の対向する表面のそれぞれに、樹脂製管継手の継手本体部の外周面に設けた二個以上の位置決め部のそれぞれに嵌まり込む位置決め係合部を設けることが好ましい。
また、この発明のクランプ治具では、挟込み保持部の前記表面が平坦であり、平坦な前記表面に、前記位置決め部を設けることが好ましい。
[0016]
上述したクランプ治具では、前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平

Claims (11)

  1. 流体を流動させる内部流路を有する継手本体部と、該継手本体部の開口部分に形成されて、配管用の樹脂製チューブ部材の端部あるいは他の樹脂製管継手の端部と突き合わせて溶着される溶着端部とを備え、前記樹脂製チューブ部材あるいは前記他の樹脂製管継手との溶着に当り、クランプ治具が有する挟込み保持部の対向する表面の間に、前記継手本体部が挟み込まれて保持される樹脂製管継手であって、
    前記継手本体部の外周面上で、該継手本体部の内部流路の中心軸から外れる位置に、前記挟込み保持部の対向する表面の少なくとも一方に設けた位置決め係合部に嵌まり込む一個以上の位置決め部を設けてなる樹脂製管継手。
  2. 前記継手本体部の外周面に、前記挟込み保持部の対向する各表面に設けた前記位置決め係合部のそれぞれに嵌まり込む前記位置決め部を設け、それらの前記位置決め部を、前記継手本体部の内部流路の中心軸を隔てて互いに反対側に位置する外周面領域のそれぞれに配置してなる請求項1に記載の樹脂製管継手。
  3. 前記継手本体部が途中で二股に分岐する内部流路を有し、それぞれの内部流路の中心軸の交点を通り前記中心軸に垂直な方向の前記継手本体部の外周面の両面に、前記位置決め部を配置してなる請求項1又は2に記載の樹脂製管継手。
  4. 前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部としてなる請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂製管継手。
  5. 前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が継手本体部の外周面上に延びる一本以上の帯状凸部又は帯状凹部とし、前記位置決め部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形凸部又は円形凹部とし、前記帯状凸部又は帯状凹部上に、前記円形凸部又は円形凹部を配置してなる請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂製管継手。
  6. 互いに間隔をおいて対向する表面を有する挟込み保持部を備え、樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材あるいは他の樹脂製管継手とのそれぞれの端部を互いに突き合わせて溶着するに当り、前記挟込み保持部の対向する表面の間に、前記樹脂製管継手の継手本体部を挟み込んで保持するクランプ治具であって、
    前記挟込み保持部のそれぞれの、挟込み保持される樹脂製管継手の前記継手本体部に接触する前記表面の少なくとも一方に、該継手本体部の外周面に設けた位置決め部に嵌まり込む一個以上の位置決め係合部を設けてなるクランプ治具。
  7. 前記挟込み保持部の対向する表面のそれぞれに、樹脂製管継手の継手本体部の外周面に設けた二個以上の位置決め部のそれぞれに嵌まり込む位置決め係合部を設けてなる請求項6に記載のクランプ治具。
  8. 前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形窪み部分又は円形突起部分としてなる請求項6又は7に記載のクランプ治具。
  9. 前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が挟込み保持部の前記表面上に延びる一本以上の帯状窪み部分又は帯状突起部分とし、前記位置決め係合部の少なくとも一個を、平面輪郭形状が円形状をなす円形窪み部分又は円形突起部分とし、前記帯状窪み部分又は帯状突起部分上に、前記円形窪み部分又は円形突起部分を配置してなる請求項6又は7に記載のクランプ治具。
  10. 前記位置決め係合部を、挟込み保持部の前記表面上に延びて互いに交わる二本以上の帯状窪み部分又は帯状突起部分で構成するとともに、それらの帯状窪み部分又は帯状突起部分の交点上に、前記円形窪み部分又は円形突起部分を配置してなる請求項9に記載のクランプ治具。
  11. 樹脂製管継手と樹脂製チューブ部材とのそれぞれの端部を突き合わせて溶着するための溶着機に対し、当該クランプ治具を着脱可能とする連結固定部をさらに備える請求項6〜10のいずれか一項に記載のクランプ治具。
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