JPWO2016006361A1 - 電子部品の収容構造体 - Google Patents

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Abstract

電子部品を収容する収容構造体であって、電子部品と、第1部材及び第2部材を有し、電子部品を収容する筐体と、第1部材と第2部材を締結する締結部材と、第1部材に設けられているリブとを備える。第1部材は、第1部材の表面上に、締結部材により締結されている締結部位を有し、リブは、表面上の所定の位置から締結部位に向かう方向に沿って形成された第1リブを有する。

Description

本発明は、電子部品の収容構造体に関するものである。
本出願は、2014年7月10日に出願された日本国特許出願の特願2014―142081に基づく優先権を主張するものであり、文献の参照による組み込みが認められる指定国については、上記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の記載の一部とする。
従来より、電力変換回路を構成する複数の電子部品と、電子部品を冷却する冷却器とを、ケース内に収容してなる電力変換装置が知られている。そして、当該電力変換装置において、電子部品と冷却器は、フレームに固定され、フレームと共に一体化されて一つの内部ユニットを構成している。内部ユニットは、ケースに固定されると共にケース内に密封されている。フレームは、ユニット固定部と、コンデンサを固定するコンデンサ固定部とを有する。コンデンサ固定部は、ユニット固定部よりも内側に配置されている。これによりケースの合成を高めつつ、コンデンサからケースに伝わる振動を抑制している(特許文献1)。
特開2011−182631号公報
ところで、電力変換装置が振動する要因として、以下の2つが挙げられる。第1の要因は、電力変換装置を構成する部品(上記特許文献1のコンデンサ)が振動の発生源となっていることである。第2の要因は、電力変換装置以外の構成で発生する振動が電力変換装置に伝わることで、電力変換装置が振動することである。
しかしながら、上記の特許文献1の技術においては、第1の要因により発生する振動に対して有効ではあるが、第2の要因により発生する振動に対しては振動抑制効果を十分に得ることができない、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、第1の要因により発生する振動だけではなく、第2の要因により発生する振動も抑制できる電子部品の収容構造体を提供することである。
本発明は、第1部材及び第2部材を有する筐体により電子部品を収容し、第1部材と第2部材を締結部材で締結する。第1部材は、第1部材の表面上に、締結部材により締結されている締結部位を有する。そして、第1部材の表面上の所定の位置から締結部位に向かう方向に沿うようにリブを構成することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、第1部材の表面の剛性を高めつつ、収容構造体がもつ振動の固有値を、他の部品がもつ振動の固有値からずらすことができるため、収容構造体の振動を抑制できる。
本発明の実施形態に係る動力ユニットを示す図であり、(a)は動力ユニットの平面図を、(b)は動力ユニットの側面図を示す。 図2(a)は筐体の平面図であり、図2(b)は筐体の側面図である。 図3(a)は上部筐体の平面図であり、図3(b)は図3(a)のIII−III線に沿う断面図である。 図4(a)は筐体の平面図であり、図4(b)は筐体の側面図である。 図5(a)は筐体の平面図であり、図5(b)は筐体の側面図である。 図6(a)は上部筐体の平面図であり、図6(b)は図6(a)のVI−VI線に沿う断面図である。 図7(a)は上部筐体の平面図であり、図7(b)は図7(a)のVII−VII線に沿う断面図である。 図8(a)は上部筐体の平面図であり、図8(b)は図8(a)のVIIIa−VIIIa線に沿う断面図であり、図8(c)は図8(a)のVIIIb−VIIIb線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置及び動力装置を一体化した動力ユニットを示す図である。動力ユニットは、電気自動車又はハイブリッド車両の等の駆動源として用いられ、車両に設けられている。動力ユニットは、動力装置10、電力変換装置20、変速装置30、防振支持装置40、バネ50、ボルト60及びリブ71を備えている。
動力装置10は、バッテリ(図示しない)から供給される電力により駆動するモータである。動力装置10は、車両の駆動軸に連結され、電力変換装置20からの交流電力により駆動する車両の駆動源である。動力装置10が駆動すると、動力装置10は振動を発する発生源(起振源)となる。振動による加振力はモータの回転数を整数倍した値で表される。またモータの回転数は、ロータ及びステータの極数と駆動周波数との関係で表される。
電力変換装置20は、電子部品21、基板22、及び筐体23を有している。電力変換装置20はバッテリから供給される電力を変換し、変換された電力を動力装置10に出力する。電力変換装置20は電子部品21を収容する構造体である。電子部品21は、インバータ、整流器を構成する回路素子である。一例としてインバータを挙げると、電子部品21は、IGBT等のスイッチング素子及びダイオードに相当する。
基板22は、板状の回路基板である。基板22は筐体23に支持されている。筐体23は、電子部品21及び基板22を収容する。筐体23は、アルミ等の金属により構成されている。なお、筐体23は金属に限らず樹脂等の部材で構成されてもよい。筐体23はボルトにより動力装置10に締結されている。すなわち、電力変換装置20が動力装置10に固定されることで、動力装置10及び電力変換装置20は一体化されている。そのため、動力装置10が振動した場合には、振動は電力変換装置20に伝搬する。また、インバータが駆動することで電力変換装置20が振動した場合には、振動は動力装置10に伝搬する。
筐体23は、上部筐体23aと下部筐体23bを有している。図2を用いて、筐体23の構造を説明する。図2(a)は筐体23の平面図を示し、図2(b)は筐体23の側面図を示す。なお、本実施形態に係る動力ユニットは、筐体23にリブ71を設けるように構成されているが、図2ではリブの図示を省略している。またリブ71の具体的な構成は後述する。
上部筐体23aは板状の金属部材であって、下部筐体23bの蓋になるように形成されている。下部筐体23bは、筐体23の本体部分となる。下部筐体23bは、上部筐体23aにより覆われる面を開口し、開口した面以外の面は壁面になっている。下部筐体23bの開口部が上部筐体23aにより塞いだ状態で、電子部品21は、上部筐体23a及び下部筐体23bで形成される空間内に収容されている。上部筐体23aの質量は下部筐体23bの質量よりも小さく、上部筐体23aの剛性は下部筐体23bの剛性よりも低い。そのため、上部筐体23aは、下部筐体23bよりも振動しやすい構造になっている。
上部筐体23a及び下部筐体23bは、ボルト60により締結されている。図2(a)に示すように、上部筐体23の表面は、矩形になっている。そして、上部筐体23aの表面において、四隅の部分がボルト60による締結される部位(以下、締結部位とも称す。)となる。また、上部筐体23aの表面において、長辺に沿う部分には、四隅の締結部位の他に、四隅の間に位置する部分も締結部位となる。すなわち、締結部位は、矩形状の表面の外周部に設けられている。そして、上部筐体23aの表面の外周部と下部筐体23bの側壁が、ボルト60により締結されている。
図1に示すように、変速装置30は、動力装置10と駆動軸との間で、回転速度及びトルクを変換する。変速装置30はボルト等により動力装置10に締結されている。防振支持装置40は、動力装置10、電力変換装置20、及び変速装置30を、車体に支持している。また防振支持装置40は、動力装置10、電力変換装置20、及び変速装置30の各振動が車体に伝搬することを防ぐための装置である。防振支持装置40は、樹脂で形成されている。防振支持装置40は変速装置30に固定されている。防振支持装置40はバネ50を介して車体に固定されている。
次に、筐体23の振動について説明する。例えば、電子部品21を構成するスイッチング素子のスイッチング動作により、電子部品21が振動した場合には、電力変換装置20が起振源となる。筐体23は、電子部品21を覆うような形状をしているため、筐体23は、電力変換装置20の他の部品と比べて振動し易い。また、例えば、動力装置10が起振源となり振動が発生した場合には、振動は電力変換装置20に伝搬する。動力装置10は筐体23に締結されているため、筐体23が振動する。また、筐体23の振動周波数が、変速装置3の固有値(固有振動周波数)と近接している場合には、共振によって、動力ユニットの騒音は大きくなる。
図3は、上部筐体23aの振動を説明するための図である。図3(a)は上部筐体23aの平面図を示し、図3(b)は図3(a)のIII-III線に沿う断面図である。また図3(b)の点線は、上部筐体23aの振動モードを表している。
上部筐体23aの表面の外周部はボルト60により締結されている。そのため外周部の剛性は高くなっている。一方、表面の中央部分の剛性は低い。そのため、筐体23に振動が伝わると、上部筐体23aは、図3(b)の点線に示すように振動する。そして、振動による上部筐体23aの変形量は、上部筐体23aの表面のうち中央部分Aで最も大きくなる。すなわち、中央部分Aが振動の腹となり、外周部分が振動の節となる。また、図3(b)の点線は1次モードの振動波形を示しているが、筐体23には、1次モードの振動だけではなく、2次モードの振動も発生する。
1次モードの振動に対しては、例えば上部筐体23aの質量を増加させることで、抑制できる。一方、2次モードの振動の振動に対しては、上部筐体23aの質量を増加させただけでは、十分に抑制できない。2次モードの振動の振動に対しては、電力変換装置20の固有値と周辺部品の固有値が近づかないように、上部筐体23aの固有値をずらすことで、抑制できる。そこで、本実施形態では、1次モードの振動だけではなく、2次モードの振動も抑制できるように、リブ71が上部筐体23aに設けられている。
図4は筐体23及びリブ71を説明するための図である。図4(a)は筐体23及びリブ71の平面図を示し、図4(b)は筐体23及びリブ71の側面図を示す。リブ71は上部筐体23aの振動を抑制するための部材であり、上部筐体23aの表面に設けられている。リブ71は、筐体23の金属と同じ金属で形成されている。リブ71は、3本の直線のレールの形状になるように形成されている。また、3本のリブ71a、71b、71cの中点が、同じ位置となり、当該中点が、上部筐体23aの中央部分Aに位置する。リブ71aは、中央部分Aからボルト60に向かう方向に沿って形成されている。ボルト60は、四隅に位置するボルト60の間に位置するボルトであって、上部筐体23aの短辺に沿う方向で対向するボルトである。短辺は、上部筐体23aの矩形状の表面を形成する四辺のうち、短い方の辺である。
リブ71bは、中央部分Aからボルト60に向かう方向に沿って形成されている。ボルト60は、上部筐体23aの表面の四隅に位置し、上部筐体23aの表面の対角線上に位置する。また、リブ71cは、中央部分Aからボルト60に向かう方向に沿って形成されている。
すなわち、上部筐体23aの表面上において、リブ71a、71b、71cは、中央部分Aから各ボルト60に向かう方向に沿うように形成されている。言い換えると、リブ71a、71b、71cは、一対のボルト60間を結ぶ線上に形成されており、リブ71a、71b、71cの中点が上部筐体23aの表面の腹に位置する。一対のボルト60は、上部筐体23aの表面上で、中央部分Aを境に対向している。
上記のように、上部筐体23aにはリブ71が設けられている。これにより、上部筐体23aの剛性がリブ71によって高まる。さらに、リブ71が、上部筐体23aの表面上の位置からボルト60に向かう方向に沿って形成されているため、上部筐体23aの振動の固有値をずらすことができる。
ところで、電力変換装置20の振動を抑制する方法として、以下の方法が挙げられる。例えば、防振部材を動力装置10と電力変換装置20との間に配置する方法である。しかしながら、防振部材を設ける分、コストが高くなる。また、他の方法として、電力変換装置20を防音部材で覆うことも考えられる。しかしながら、防音部材を設ける分、コストが高くなる。
さらに他の方法として、筐体23の振動面の質量を増加させることも考えられる。振動面は、筐体23を構成する面のうち、振動が発生し易い面に相当する。しかしながら、単に質量増加だけで振動を抑制するためには、質量を大幅に増加しなければならない。また、筐体23の振動面の剛性を高めることも考えられる。しかしながら、本実施形態のように、動力ユニットを構成する装置が密集して組み合わされている場合には、互いの装置間で共振することがないように、筐体23の固有値は周囲の構成の固有値にから離れた値にしなければならない。そのため、結果的には筐体23の質量が増加し、動力ユニットのサイズが大きくなってしまう。
一方、本実施形態では、リブ71を筐体23に設けることで、筐体23の質量が増加し、1次モードの振動を抑制している。また、リブ71が、上部筐体23aの表面の腹からボルト60に向かい方向に沿って形成されているため、筐体23の質量の増加を最小限に抑えつつ、2次モードの振動を抑制している。リブ71を筐体23に設けることで筐体23の質量は増加するが、リブ71による質量の増加に対して、筐体23の固有値のずれ量が大きければ、筐体23の固有値は、動力装置10等の固有値から離すことができる。そのため、本実施形態は、単にリブ71を筐体23に設けるだけではなく、上部筐体23aの表面のうち、剛性の低い部分から高い部分に向けてリブを設けている。これにより、上部筐体23aの表面の剛性を高めつつ、動力装置10等との共振を避けることができる。その結果として、本実施形態は、電力変換装置20の振動を抑制し、動力ユニットの騒音を抑制できる。
また、電力変換装置20が電気自動車等に搭載された場合には、簡易な構成、省スペース、かつ低コストで、電力変換装置20の振動を抑制し、電力変換装置20の騒音を抑制できる。その結果として、車室内の静寂性を向上させることができる。
また本実施形態において、上部筐体23aの表面が振動する場合には、ボルト60による締結部位が振動波の節となり、表面の中央部分が振動波の腹に相当する。そのため、リブ71は振動波の腹の部分から節の部分に向かって形成されている。これにより、上部筐体23aの表面のうち、振動による変形量が多い部分の剛性が高まり、動力装置10等との共振を避けることができる。その結果として、電力変換装置20の振動を抑制し、動力ユニットの騒音を抑制できる。
なお、本実施形態は、リブ71を、上部筐体23aの表面の外側に設けたが、内側に設けてもよい。上部筐体23の一対の表面のうち、内側の面は、電子部品21を臨む面である。
また、本実施形態において、上部筐体23aの振動波の腹の部分が、上部筐体23aの表面の中央部分ではない場合には、リブ71の中点を振動波の腹の位置に合わせることで、リブ71の中点が表面の中央部分以外の位置になるように、リブ71が構成されていてもよい。
また、本実施形態において、振動を抑制するための収容構造体は、電力変換装置20に限らず、他の装置であってもよい。また上部筐体23a及び下部筐体23bを締結する締結部材は、ボルト60に限らず、他の部材でもよい。
上記のボルト60が本発明の「締結部材」に相当し、上部筐体23aが本発明の「第1部材」に相当し、下部筐体23bが本発明の「第2部材」に相当し、リブ71a〜71cが本発明の「第1リブ」に相当する。
《第2実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電力変換装置20を、図5を用いて説明する。本実施形態では上述した第1実施形態に対して、リブ71a〜71cの先端部分がボルト60に接している点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、その記載を援用する。図5(a)筐体23の平面図を示し、図5(b)は筐体23の側面図を示す。
リブ71aの両端の端部は、ボルト60と接している。リブ71b、71cの両端の端部はボルト60と接している。上部筐体23aの外周部は、ボルト60で締結されているため、剛性が高くなっている。すなわち、リブ71a〜71cの端部が剛性の高い部分と接するように、リブ71が設けられている。これにより、振動面の剛性を効果的に高めることができるので、質量増加を抑えながら、他部品との共振を避けることができる。その結果として、動力ユニットの騒音を抑制できる。
《第3実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電力変換装置20を、図6を用いて説明する。本実施形態では上述した第1実施形態に対して、上部筐体23aの構成が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、第1、第2実施形態の記載を適宜、援用する。図6(a)は上部筐体23aの平面図を示し、図6(b)は図6(a)のVI−VI線に沿う断面図を示す。なお、図6(a)の紙面の法線方向に沿った面が、図6(b)で示される断面となる。
上部筐体23aは、中央部分Aを中心とした肉厚部230を有している。肉厚部230の厚さは、肉厚部230以外の他部分の厚さよりも厚くなっている。肉厚部230以外の他の部分には、上部筐体23aの表面の外周部が含まれる。肉厚部230は、上部筐体23aと一体になるよう構成されている。すなわち、上部筐体23aは、VI−VI線に沿う断面において、振動の腹の部分が腹以外の他部分よりも厚くなるように構成されている。また、上部筐体23aの厚さは、振動の腹の部分で最も厚くなり、外周部に向かって徐々に小さくなっている。
これにより、本実施形態は、上部筐体23aの振動面となる表面の剛性を効果的に高めることができ、振動による変形量を抑制することできる。また他部品との共振を避けることができる。その結果として、動力ユニットの騒音を抑制できる。
《第4実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電力変換装置20を、図7を用いて説明する。本実施形態では上述した第1実施形態に対して、上部筐体23aにリブ72a〜72cを設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、第1、第2実施形態の記載を適宜、援用する。図7(a)は上部筐体23aの平面図を示し、図7(b)は図7(a)のVII−VII線に沿う断面図を示す。なお、図7(a)の紙面の法線方向に沿った面が、図7(b)で示される断面となる。
上部筐体23aの表面には、リブ71a〜71c及びリブ72a〜72cが設けられている。リブ72a〜72cは、それぞれ半径の異なる円の形状になるように構成されている。リブ72aの直径が最も小さく、リブ72cの直径が最も大きい。そして、円形状のリブ72a〜72cの中心点は同一となり、リブ71a〜71cの中心点は、上部筐体23aの表面の中央部分Aに位置する。すなわち、リブ71a〜71cは上部筐体23aの表面の中央部分Aを中心とした円に沿うように形成されている。
本実施形態において、上部筐体23aは、VII−VII線に沿う断面において、振動の腹の部分にリブ72a〜72cが設けられている。これにより、上部筐体23aの腹の部分の剛性が高まる。本実施形態は、第3実施形態のような肉厚部230を筐体23に設けなくても、肉厚部230と同様の効果を、リブ72a〜72cによって発揮させることができる。また、第3実施形態のような肉厚部230を有する上部筐体23aを鋳造にて製造する場合には、高度な品質管理が求められる。一方、本実施形態のように、肉厚部230の代わりに、リブ72a〜72cを上部筐体23aに設けることで、上部筐体23aを鋳造にて容易に製造できる。そのため、品質管理を必要以上に高めることなく、上部筐体23aの鋳造品質を保つことができる。
上記のリブ72a〜72が本発明の「第2リブ」に相当する。
《第5実施形態》
本発明の他の実施形態に係る電力変換装置20を、図8を用いて説明する。本実施形態では上述した第1実施形態に対して、リブ71a〜71cの形状が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであり、第1、第2実施形態の記載を適宜、援用する。図8(a)は上部筐体23aの平面図を示し、図8(b)は図8(a)のVIIIa−VIIIa線に沿う断面図を示し、図8(c)は図8(a)のVIIIb−VIIIb線に沿う断面図を示す。なお、VIIIa−VIIIa線に沿う断面及びVIIIb−VIIIb線に沿う断面は、上部筐体23aの中央部分Aから、四隅に位置するボルト60に向かう方向を法線方向とする面である。また、VIIIa−VIIIa線に沿う断面は、上部筐体23aの中央部分Aと四隅に位置するボルト60との間で、VIIIb−VIIIb線に沿う断面よりも、当該中央部分Aに近い面である。
リブ71a〜71cは、中央部分Aの厚さが最も厚く、ボルト60に向かって徐々に薄くなっている。言い替えると、リブ71a〜71cは、上部筐体23aの腹の部分に近いほど、厚みが厚くなるように構成されている。例えば、リブ71cの断面について、VIIIa−VIIIa線に沿う断面の面積をSaとし、VIIIb−VIIIb線に沿う断面の面積Sbとした場合には、Sa>Sbが成立する。すなわち、リブ71cをVIIIa−VIIIa線の断面で切ったとき断面積が、VIIIb−VIIIb線の断面で切ったとき断面積よりも大きくなるように、リブ71cが形成されている。リブ71a、リブ71bも、リブ71cと同様に形成されている。
本実施形態において、リブ72a〜72cの断面の面積が上部筐体23aの表面の腹の部分に近いほど大きくなるように、リブ72a〜72cが構成されている。これにより、本実施形態は、第3実施形態のような肉厚部230を筐体23に設けなくても、肉厚部230と同様の効果を、リブ71a〜71cによって発揮させることができる。
20…電力変換装置
21…電子部品
23…筐体
23a…上部筐体
23b…下部筐体
60…ボルト
71、71a〜71c、72a〜72c…リブ

Claims (6)

  1. 電子部品と、
    第1部材及び第2部材を有し、前記電子部品を収容する筐体と、
    前記第1部材と前記第2部材を締結する締結部材と、
    前記第1部材に設けられているリブとを備え、
    前記第1部材は、前記第1部材の表面上に、前記締結部材により締結されている締結部位を有し、
    前記リブは、前記表面上の所定の位置から前記締結部位に向かう方向に沿って形成された第1リブを有する
    ことを特徴とする収容構造体。
  2. 請求項1記載の収容構造体において、
    前記締結部位は、前記第1部材の振動により生じる振動波の節に相当し、
    前記所定の位置は、前記振動波の腹に相当する
    ことを特徴とする収容構造体。
  3. 請求項1又は2記載の収容構造体において、
    前記第1リブは、前記第1リブの端部で前記締結部位と接している
    ことを特徴とする収容構造体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容構造体において、
    前記第1部材は、第1断面において、前記所定の位置の厚さが前記所定の位置以外の部分の厚さより厚くなるように形成されており、
    前記第1断面は、前記表面の法線方向に沿った面である
    ことを特徴とする収容構造体。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容構造体において、
    前記リブは、前記表面上で前記所定の位置を中心とした円に沿って形成された第2リブを有する
    ことを特徴とする収容構造体。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容構造体において、
    前記第1リブは、前記第1リブを第2断面で切ったときの断面積が前記第1リブを第3断面で切ったときの断面積よりも大きくなるように形成されており、
    前記第2断面及び前記第3断面は、前記所定の位置から前記締結部位に向かう方向を法線方向とする面であり、
    前記第2断面は、前記所定の位置と前記締結部位の位置との間で、前記第3断面よりも前記所定の位置に近い面である
    ことを特徴とする収容構造体。
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