JPWO2016002103A1 - 加湿素子およびそれを備えた加湿装置 - Google Patents

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Abstract

加湿素子を構成している加湿体同士の間隔を、長期信頼性があり組み立てが容易である方法で維持することを目的とする。平行に配置された加湿体には複数の凸部が形成され、凸部は表面が凸面で裏面が凹面となっており、複数の加湿体のうち隣り合う加湿体の間で、一方の加湿体の凹面に他方の加湿体の凸面が入り込まないようにされており、これらの凸部によって加湿体同士の間隔が保持されている加湿素子。

Description

本発明は、オフィスビル等などに単独、もしくは空気調和機や換気機器と共に天井裏等に設置されて、長時間運転を行う自然蒸発式の居室内を加湿する加湿素子、およびそれを備えた加湿装置に関する。
加湿雰囲気の空気を生成する機器には、自然蒸発式、電熱式、水スプレー式、超音波式などがある。そのうち自然蒸発式加湿器は、ランニングコストが小額で済むことから特に長時間運転される場所で使用されており、その問題点である加湿能力についても改善が進んでいる。自然蒸発式加湿器にも色々な形式が有り(例えば特許文献1参照)、それぞれに利点、欠点が存在する。これらの中で特に加湿能力が高く、長時間の使用に適う加湿方式としては「滴下式」または「流下式」が有り、これら形式は特に空気調和機など業務用の加湿装置に使用されている(例えば特許文献1〜5参照)。
特公平07−65788号公報 特許第3108002号公報 特許第3305546号公報 特許第5322975号公報 特開平7−167469号公報
滴下式や流下式の加湿素子を用いた加湿装置では、加湿量を増すため、また面当たりの加湿量を減らして寿命を長くするため、そして圧力損失を極力減らすために、極力広い平板上の加湿体が必要である。加湿体は水を蒸発させるための素材で一般的には多孔質なものが使用される。加湿体には水が給水されその周囲に風が流される。しかし製品の大きさは設置スペースの問題などから限られているため、多数の加湿体を被加湿空気の流路となる間隔を一定に保持して設置することが必要になる。
加湿体同士の間隔を保持する方法には様々有り、
1)間隔の決まった穴に加湿体を通して垂らし、下方から加湿体を引っ張って張力を与えることによって保持する(例えば特許文献1)、
2)波型状の加湿体を利用する(例えば特許文献2)、
3)平板状の加湿体の間に波型状の加湿体を重ねる(例えば特許文献3)、
4)櫛状の間隔保持部材を平板状の加湿体へ挿し込む(例えば特許文献4)、
5)間隔を保持するブロック状の加湿体を貼り付ける(例えば特許文献5)、
等の方法が取られてきた。
しかしこれらの方法の共通課題として、隙間維持のための部材の追加による材料費用の増加や組立て性の悪化、風路となる隙間部分に部材を追加することによる加湿素子の圧力損失の増加があり、張力および接着による隙間確保では長期信頼性の欠如、などがあった。
本発明はこのような従来の課題を鑑み、加湿体同士の間隔を、長期信頼性があり組み立てが容易である方法で維持することを目的とする。また併せて、安価で圧力損失が低く、加湿量が大きく長期信頼性に優れた加湿素子およびそれを備えた加湿装置を得ることも目的とする。
本発明の加湿素子は、保水性と吸水性を有する多孔質部材から成り、被加湿空気の流れ方向に対して平行な方向に配置された複数の平板状の加湿体と、前記複数の加湿体を収納保持する加湿体収納部、水が注入される給水口、前記加湿体の上方に設けられ前記給水口からの水を貯める貯水部、および前記複数の加湿体の下方からの排水を集める排水部、が形成されたケーシングと、前記ケーシングの前記貯水部と前記複数の加湿体との双方に接触し、前記貯水部から前記複数の加湿体へ水を供給する拡散部材と、を備え、各加湿体には複数の凸部が形成され、前記凸部は表面が凸面で裏面が凹面となっており、前記複数の加湿体のうち隣り合う加湿体の間で、一方の加湿体の前記凹面の部分に他方の加湿体の前記凸面の部分が入り込まないようにされており、前記複数の凸部によって前記加湿体同士の間隔が保持されているものである。
本発明の加湿素子は、複数の加湿体の間隔を平板状の加湿体に形成された複数の凸部によって保持するため、間隔を保持するための追加の部材が不要である。そのため凸部の個数および配置を調整することで、平板状の加湿体間の風路を閉塞させること無く、加湿素子の圧力損失を低く抑えることができる。また、凸部は塑性変形により形成でき、それによれば加湿体が劣化するまで形状は保持される。すなわち、加湿素子の交換時期に至るまでの間で間隔保持の不良による不具合が発生しにくくなり、長期信頼性に優れる。さらに、凸部が複数形成された加湿体を積上げていくのみで組立てができ、作業性に優れる。これらの工夫により、安価で圧力損失が低く加湿能力の高い加湿素子、およびその加湿素子を利用した加湿装置を得ることが可能になる。
本発明の実施の形態1における加湿素子の斜視図 本発明の実施の形態1における加湿装置の構成図 本発明の実施の形態1における加湿素子の分解図 本発明の実施の形態1における加湿素子の正面図 図4の加湿素子のX−X方向断面図 本発明の実施の形態1における加湿装置の加湿素子周辺部の斜視図 本発明の実施の形態1における加湿体の形状を示す模式図 本発明の実施の形態1における加湿体の形状を示す別の模式図 本発明の実施の形態1における加湿体の凸部の形状の例1〜例6を示す模式図 本発明の実施の形態1における隣り合う加湿体の凸部の配置例を示す模式図 本発明の実施の形態1における隣り合う加湿体の凸部の配置例を示す模式図 本発明の実施の形態1における加湿体の別の例を示す模式図 本発明の実施の形態1における加湿体のさらに別の例を示す模式図 本発明の実施の形態1における加湿体をケーシングへ組み込む際の説明図 加湿体積層品を収納したケーシング内に突起がない場合の模式図 本発明の実施の形態1における加湿体積層品を収納したケーシング内に突起を備える例を示す模式図 図16で使用される2種類の加湿体をその積層方向からみた模式図、および加湿体積層方向からみたケーシング内の突起の配置例を示す模式図 本発明の実施の形態1における加湿体積層品を収納したケーシング内に突起を備える例を示す別の模式図 図18で使用される2種類の加湿体をその積層方向からみた模式図、および加湿体積層方向からみたケーシング内の突起の配置例を示す模式図 本発明の実施の形態2における2種類の加湿体のうち一方の加湿体の凸部の形状を示す平面模式図 本発明の実施の形態2における2種類の加湿体のうち他方の加湿体の凸部の形状を示す平面模式図 積層された加湿体の凸部の配置と圧縮力との関係を示す説明図 積層された加湿体の凸部の配置と圧縮力との関係を示す説明図
以下に、本発明に係る加湿素子および加湿装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の加湿素子2の斜視図、図2は加湿素子2を組込んだ加湿装置1の構成図、図3は加湿素子2の分解図、図4は加湿素子2の正面図、図5は図4の加湿素子2のX−X方向断面図、図6は本発明の実施の形態1における加湿装置の加湿素子周辺部を示す斜視図である。
加湿装置1はその中核として加湿素子2が組込まれており、加湿素子2の前段もしくは後段に、加湿素子2へ室内の空気を送り込み、その後再び室内へ空気を吹出すための送風機5が組込まれている。
加湿装置1は、加湿素子2と、水道設備等の給水源に接続され加湿素子2に加湿用の水を送水する給水管3と、加湿素子2で加湿されずに残った水を外部に排出する排水管4と、加湿素子2に空気流を通過させる送風機5と、送風機5および給水管3の電磁弁の操作などを制御する制御装置6と、排水管4からの排水等を受容し外部に排水するドレン容器7と、を備える。なお、図2において、破線は信号線を示し、白抜き矢印は空気の流れを示している。
図6に示すように、加湿素子2は、ドレン容器7上に一個又は複数個が直接設置される。各加湿素子2の天部構造の両側の稜角部は、仕切壁と本体箱体の正面側内壁面とに装架されたガイドレール(図示しない)等により抜き差し可能に保持されている。加湿素子2には加湿素子2に給水する水の圧力と流量を調整する給水弁3aとを備えた給水系がつながれており、ドレン容器7には排水管4が接続されている。
加湿素子2に加湿用の水を送水する給水管3は、給水弁3aの他に、給水管3への塵の侵入を防ぐストレーナー8および送水用の管を含む水路として構成されている。給水源側との接続部を除く給水管3の各接続部分は、全てドレン容器7内に集約されていることが望ましい。
加湿素子2は図1、図3、図4および図5に示すように、多数並んだ平板状の加湿体20(加湿体積層品)を中心として、その上方には加湿体20に供給するための水を蓄える貯水部12、給水管3からの水を貯水部12へ注入する給水口11があり、また加湿体20の下方には加湿体20からの加湿されずに残った水を受けて排水するための排水部13、および排水口13aがある。
給水口11、貯水部12、排水部13、および加湿体20を収納して保持する加湿体収納部17が全て一体とされたケーシング10により、加湿体20は包み込まれている。水は給水口11から貯水部12へ溜まり、その後、拡散部材30に浸透して加湿体20に広がっていき、加湿体20間の隙間を流れる空気を加湿し、過剰な水が下部の排水部13から流れ出ていく。
加湿素子2のケーシング10はABS樹脂、PS樹脂またはPP樹脂など熱可塑性のプラスチックによる射出成型等で形成されており、構造壁14a、14bを有した2つのケーシング部品10a、10bから構成されている。加湿体20をケーシング部品10aとケーシング部品10bで挟み込み、それらの係合部15a、15bを合わせることにより、ケーシング部品10aとケーシング部品10bとは一体化する構造となっている。ケーシング部品10a、10bにはそれぞれ貯水部12となる部分、排水部13となる部分、加湿体20へ被加湿空気を導入する開口部が設けられている。またケーシング部品10bには貯水部12へ水を供給するための給水口11が設けられている。さらにケーシング10の中央部には加湿体20を収納保持する加湿体収納部17が設けられている。加湿体収納部17により加湿体20の外周の位置を規制することによって、加湿体20を多数重ねた場合の加湿体相互間の位置ずれをなくしている。加湿素子2の組立作業時には、予め積層した加湿体20をこの加湿体収納部17へ入れていくだけで、加湿体同士の位置ずれが無く、加湿体20間の間隔は加湿体20に形成された凸部(これについては後述する)により自ずと確保される。
給水口11は貯水部12へ水を供給するため、加湿素子2の上部であって、加湿体20より上方側に設けられる。給水口11には給水管3が接続される。給水口11の形状は給水管3に合わせた形状とし、容易に抜けないようにカエリをつける、ホースバンドで縛る等してもよい。また加湿量に対して給水量があまりに過剰な場合、加湿されずに排水部13から流れる量が多く無駄な水量が増加するため、水量を絞るための機構(たとえばオリフィス)を設けて、流量を調整することが望ましい。流量調整の際には、その加湿素子2の最大加湿量より多い流量を供給できるようにする必要がある。また給水口11は加湿体20の上部から水が供給できる構造であれば位置等に制約はないが、給水管3と給水口11とのつなぎ目から水漏れ等が発生した場合等を考慮すると、被加湿空気の上流側に配置すると気流の流れで上流側に飛ぶ水も下流側、すなわち加湿素子2側へ導かれるので、周囲への水の飛散距離が小さくなる。
貯水部12は加湿体20の上方に設けられ、その底部には拡散部材30を取り付けてある。たとえば本例の場合には、貯水部12はケーシング部品10aと10bを一体化することにより貯水槽として機能する形状になっており、ケーシング部品10aと10bの間に拡散部材30を挟みこむことにより、貯水部12の底面に拡散部材30が配置されるようになっている。
ケーシング部品10aと10bとに挟まれる拡散部材30は多孔質の板状素材で形成される。拡散部材30は水を浸透させて加湿体20へ水を送るため、素材の表面は極力親水性であるほうが、浸透性が良くなり送水量が増加する。その素材としては、水が浸透して加湿体20へ供給できるものであれば良いが、常に水と接触することになるため、水により劣化しないような材料、例えば樹脂ではPET樹脂等のポリエステルまたはPP樹脂、セルロース、金属ではチタンまたは銅、ステンレスなどで作られた多孔質板が望ましい。
加湿体20は拡散部材30と同様に多孔質の板状素材で形成される。好適な条件は拡散部材30と同一であり、その素材は樹脂ではPET樹脂等のポリエステルまたはPP樹脂、セルロース、金属ではチタンまたは銅、ステンレスなどで作られた多孔質板が望ましい。ただし拡散部材30より吸水性の良い素材を加湿体20として用いると、拡散部材30が吸水して十分水が拡散する前に加湿体20が水を吸ってしまうため、各加湿体20への水の供給の均一度が落ちることもある。その場合は拡散部材30の鉛直方向の寸法を十分大きくする等により対策できる。しかし加湿素子全体の高さ方向の寸法の制約がある場合は、拡散部材30より若干吸水性が低い素材を使用することが望ましい。
図7、図8に示すように、加湿体20には拡散部材30を差し込む切り欠き20aが1つ以上設けられていることが望ましい。この切り欠き20aがあることにより、拡散部材30と挿し合わせる際の位置ずれを防ぐことができる。この切り欠き20aを設けることにより、拡散部材30との位置を決定することができる。切り欠き20aの位置は加湿体20の重力方向に対し上側の辺に設けられる。加湿体20に流れる空気の方向が既定の場合には、図8のように空気の流れる方向の長さに対して加湿体20の中央から上流側に設けると、水が加湿体20の空気の上流側から供給されることになり、空気との接触時間が長くなるため加湿量が増加し望ましい。
加湿体20には加湿体20同士の間隔を維持するために用いられる凸部40が設けられる。凸部40は、例えば平板上の加湿体20に冶具等を押し当てる等により、その部分を塑性変形させて形成するのが好ましい。
加湿体20と同じ素材片を接着することによっても凸部を作成することができる。ただしその場合は、接着部は加湿素子2の加湿動作中常に水分に浸され、さらに乾燥時には乾燥され乾湿ストレスが非常に大きい環境にあるため、長期信頼性の問題が生じやすい。さらにその問題を解決しようと接着層を厚く丈夫に設けた場合、接着剤が加湿体20の平坦部へ入り込み、加湿体20の上から下への水の移動を妨げることになる。それに対し、凸部40を塑性変形により形成すると、加湿体20の上から下への水の移動を妨げることなく、水の拡散性を良好にできる。
平板状の加湿体20の塑性変形による凸部形成の方法は、非常に手軽に加湿体20の間隔を保つことを可能にするが、一方で凸部40の裏面が凹面となってしまうので、何らかの対策が必要となる。もし平板上のすべての加湿体20の同じ位置に凸部40を形成した場合には、隣り合う加湿体20の間で、一方の加湿体20の凸面が他方の加湿体20の凹面にはまり込んでしまい、加湿体20の間隔を意図する間隔に保持できない。このため、隣り合う平板状の加湿体20の凸部40は、重ね合わせ方向から見て同じ位置にない、すなわち重ならないように位置をずらすことが必要である。
平板状の加湿体20における凸部40の位置および数量は、隣り合う加湿体20の間で凸部40の位置がずれていれば、原則としてどのような位置でも数量でも問題は無い。たとえば、凸部40の位置が異なる2種類の加湿体20を用意し、これらを交互に積層することにより、隣り合う加湿体20の凸部40の位置を変えることが可能である。凸部40の位置の配置のパターンとしては、図10、図11のように2種類の加湿体20を組み合わせてもよいし、3種類以上を組み合わせてもよい。また、図12のように凸部40が回転対称に配置されていない加湿体20を1種類用意し、それを上下回転させて重ねることにより、凸部の位置を変える構成としてもよい。
ただし凸部40自体が空気流路内に突出することになるため、無秩序に配置すると加湿素子2の圧力損失が高くなる恐れがある。そのため図13のように、同一加湿体上に形成する凸部40の位置は、加湿体上に被加湿空気の流れ方向に対して平行な方向に最低2本の仮想線a−aを引き、その線上に配置することが望ましい。ただし、仮想線が1本ではその中で凸部40を複数形成しても加湿体20同士の間隔を保持することができないため、仮想線は2本以上必要である。また空気の流れ方向に平行な線上に凸部40を形成することにより、同じ数の凸部40をランダムに配置した場合より流れ方向から見た凸部40の投影面積を最小化できるため、圧力損失を下げることが可能になる。
凸部40の形状は、素材を塑性変形させることにより得られ、その形状および強度が長期的に安定である形状であれば特に制限はない。ただし凸部40は加湿体20間の隙間の空気流路に突出することになるため、形状によっては圧力損失が増大したり、空気の流れにより音が発生したりする。そこでより好ましいと考える凸部40の形状の例を、図9の例1から例6に示す。なお、図9において、符号dは凸部40の空気の流れの方向に対し垂直な方向の幅(凸部40の幅)を表し、符号hは凸部40の空気の流れの方向と平行な方向の幅(凸部40の高さ)を表している。
上記の観点から、凸部40の空気の流れ方向に対し垂直な方向の幅dは極力小さくし、その形状も極力角を持たず滑らかな形状が良い。その形状としては、たとえば、円錐形(図9の例1、例2)、円筒形(図9の例3)、流れの方向に平行な方向に長い楕円筒形(図9の例4、例5)、または流れの方向に平行な方向の翼形状円筒(図9の例6)などが考えられる。
凸部40の高さhは、積層される加湿体20同士の間隔を決める重要な寸法である。もし加湿体20の枚数が少ない、あるいは凸部40の高さhが低い等により、加湿体20を重ね合わせた加湿体積層品の全体としての寸法がケーシング10の加湿体収納部17の寸法より小さい場合には、完成した加湿素子2は余分な隙間が空き、加湿体20の間隔として凸部40の高さh以上となる部分ができる。この場合、加湿体20の間隔は必ず高さh以上となるが、間隔のばらつきが大きいため、圧力損失のばらつきが大きくなる。また、その加湿素子2およびそれを搭載した加湿装置1を輸送したときなどに、輸送の振動により加湿体収納部17の内部で加湿体20が激しく動いて凸部40が周囲と当たり、意図しない凸部40の変形などが起こる等の可能性がある。
検討の結果、それらに対処するためには、加湿量等から決められる加湿体20の規定枚数をn、ケーシング10の加湿体収納部17の加湿体重ね合わせ方向の寸法をW(以下、加湿体収納部17の寸法Wと称す)、加湿体20の厚さをt、加湿体20の凸部40の高さをhとすると、
h≧(W/n)−t
の関係を満たすように調整するのが望ましい。このようにすると、加湿体20を規定枚数重ね合わせた加湿体積層品の全体としての寸法((h+t)×n)は、必ず加湿体収納部17の寸法W以上となる。次に、このようにした加湿体積層品のケーシング10への取り付け方法を、図14を基に説明する。
加湿体収納部17の寸法W以上の幅(W+α)を有した加湿体積層品(図14(1)参照)の積層方向に圧力をかけて、加湿体積層品の寸法をW以下とする(図14(2)参照)。その状態で加湿体積層品をケーシング10の加湿体収納部17に挿入し、加えていた圧力を除くと、加湿体積層品の弾性により寸法が復元するため、緩み無く加湿体20をケーシング10に装着することができる(図14(3)参照)。このようにすると、加湿体20間の隙間寸法が各加湿体20の凸部40の高さhや弾性によるある程度のばらつきにとどまるため、圧力損失のばらつきも小さくなる。さらに加湿体収納部17の内部で加湿体20が移動できる隙間が無いため、振動により加湿体が動くことが無くなり、輸送中の変形等も抑制できる。
上記のようにある程度圧縮してケーシング10内に加湿体積層品を入れた場合、積層品の先端に位置する加湿体20の凸部40のある側の面とケーシング10との対向部には凸部40に対応した隙間ができる。一方で、該積層品の後端に位置する加湿体20の凹部のある側の面とケーシング10の対向部では、加湿体20の平面部分とケーシング10が完全に接触してしまい、この部分の面積が加湿量に寄与しないことになる。このような状態が図15に示されている。これに対応するため、例えば図16に示すような態様にするとよい。すなわち、ケーシング10の加湿体収納部17の加湿体重ね合わせ方向と垂直などちらか片面の内壁に突起16を設け、加湿体20とケーシング10内面の間にその突起16に起因する空隙ができるようにすることで、最も後端の加湿体20の凹部のある側の面も加湿に寄与するようになり、より加湿量が増加する。この場合、加湿体20の積層方向から見て、突起16をどの加湿体20の凸部40とも重なるような位置に設けると、加湿体積層品をケーシング10に入れる方向が定まる。図8のように拡散部材30の位置が加湿体20の中心からずれて配置される場合には方向を定めてケーシング10へ取り付ける必要があるため、その場合にはこれが有効に利用できる。すなわち、ケーシング10の加湿体収納部17の片側の内壁のみに突起16を持たせ、加湿体積層品を間違った向きへ入れるとケーシング10の突起16と加湿体20の凸部40とが干渉するようにケーシング10の突起16の位置を調整しておけば、組み立て時に入れ間違いに気づくことができるからである。
拡散部材30が加湿体20のほぼ中央部に設けられた図7に示すような加湿体20を使った加湿体積層品の場合は、加湿体積層品の左右を考慮する必要がないので、図18に示すように、ケーシング10の加湿体収納部17の内壁の両側に、加湿体積層方向に垂直な方向の突起16を設けるとよい。この場合、積層方向から見て、突起16はどの加湿体20の凸部40とも干渉しない(または重ならない)位置に配置しておけば、加湿体積層品をその方向を考慮せずにケーシング10に取り付けることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は実施の形態1と加湿体20以外は構成が同じであるため、差異のある部分のみ説明する。図20は本発明の実施の形態2における2種類の加湿体のうち一方の加湿体の凸部の形状を示す平面模式図である。図21は本発明の実施の形態2における2種類の加湿体のうち他方の加湿体の凸部の形状を示す平面模式図である。本形態では凸部40が、隣り合う加湿体20の凸部40の裏面の凹部に入り込むことにより加湿体20同士の間隔が均一に保てないことを防ぐため、実施の形態1のように凸部40の配置位置を隣り合う加湿体20の間で異ならせるのではなく、凸部40の形状を工夫することにより、同様の効果を得ることができるようにしたものである。
そのためここでは、たとえば図20および図21に示すような楕円形状のように、幅が均一ではなく2種類以上の幅を有するような形状の凸部40を有した2種類の加湿体20を用意する。すなわち、凸部40の最も大きい幅を持つ方向を、隣り合う加湿体20の間で接触することとなる凸部40(対向する他方の加湿体では凹面の凹部となっている)の方向とずらすように、図20の加湿体20の凸部40は図21の加湿体20の凸部40の楕円形状を一部回転させた状態にして形成している。なお、図21の加湿体20の凸部40と、図20の加湿体の凸部40の中心は積層方向で同じ位置としている。このようにすることで、積層されている隣り合う2つの加湿体20において、一方の加湿体20の凸部40の凸面先端の一部を他方の加湿体20の凸部40の裏側の凹面ではない部分(平面部)に接触させることができ、凸部40が対向する凹部に入り込まないようにして、加湿体20同士の間隔を保持することができる。
なお、隣り合う凸部形状の間における凸部40の上記回転の量は、目的である加湿体20の間隔を保持することができれば良く特に限定されるものではない。ただし、あまり大きく角度をずらすと、加湿体間を通り抜ける空気の流れを妨げ圧力損失が上昇することになるため、回転量(角度変化量)はなるべく小さいほうが良い。
このように凸部40の位置をずらさず、凸部40の形状を変化させることで、2種類の加湿体20(例えば図20と図21の2種類)を用意することにより、加湿体の見分けが実施の形態1よりも容易となり、作業中の視認性が向上して、加湿体の取り違え等が起こりにくくなる利点もある。
また、凸部40の位置をずらして加湿体20を積層した場合、実施の形態1では、上下の加湿体20同士を支える接点がずれていることから、加湿体20の自重により加湿体20自身がたわみ、流路を塞ぐ方向に変形するおそれがある(図22参照)。しかし、実施の形態2のように、上下の加湿体20同士を支える接点の軸が同じになっている場合、上からの荷重がずれてかからないため、自重による圧縮力が加わっても各加湿体20の間の流路が閉塞されにくい、という利点もある(図23参照)。
1 加湿装置、2 加湿素子、3 給水管、3a 給水弁、4 排水管、5 送風機、6 制御装置、7 ドレン容器、8 ストレーナー、10 ケーシング、10a ケーシング部品、10b ケーシング部品、11 給水口、12 貯水部、13 排水部、13a 排水口、15a,15b 係合部、16 突起、17 加湿体収納部、20 加湿体、20a 切り欠き、30 拡散部材、40 凸部。

Claims (9)

  1. 保水性と吸水性を有する多孔質部材から成り、被加湿空気の流れ方向に対して平行な方向に配置された複数の平板状の加湿体と、
    前記複数の加湿体を収納保持する加湿体収納部、水が注入される給水口、前記加湿体の上方に設けられ前記給水口からの水を貯める貯水部、および前記複数の加湿体の下方からの排水を集める排水部、が形成されたケーシングと、
    前記ケーシングの前記貯水部と前記複数の加湿体との双方に接触し、前記貯水部から前記複数の加湿体へ水を供給する拡散部材と、を備え、
    各加湿体には複数の凸部が形成され、前記凸部は表面が凸面で裏面が凹面となっており、前記複数の加湿体のうち隣り合う加湿体の間で、一方の加湿体の前記凹面の部分に他方の加湿体の前記凸面の部分が入り込まないようにされており、
    前記複数の凸部によって前記加湿体同士の間隔が保持されていることを特徴とする加湿素子。
  2. 前記加湿体上の複数の凸部の位置を、前記隣り合う加湿体の間で相違させることにより、前記一方の加湿体の前記凹面の部分に前記他方の加湿体の前記凸面の部分が入り込まないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の加湿素子。
  3. 前記加湿体上の複数の凸部の形状を、前記一方の加湿体の前記凹面の部分以外の平面に、前記他方の加湿体の凸面の部分の一部が接触する形状としたことを特徴とする請求項1に記載の加湿素子。
  4. 前記凸部の高さhは、前記ケーシングの前記加湿体収納部の前記複数の加湿体の積層方向寸法をW、前記加湿体の数をn、前記加湿体の厚さをt、としたときに、
    h≧(W/n)−t
    の関係となることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の加湿素子。
  5. 前記凸部が平板状の前記加湿体の塑性変形により形成されたものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加湿素子。
  6. 前記加湿体収納部を形成している前記複数の加湿体の積層方向に対して垂直な向かい合う2つの壁面の、前記加湿体の積層方向から見て前記複数の加湿体の前記凸部のいずれの位置とも重ならない位置に突起を設けて、前記壁面と前記壁面と対向する前記加湿体の平坦部との間隔を保持するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加湿素子。
  7. 前記加湿体収納部を形成している前記複数の加湿体の積層方向に対して垂直な向かい合う2つの壁面のうちの1つの壁面の、前記加湿体の積層方向から見て前記複数の加湿体の前記凸部のいずれの位置とも重なるような位置に突起を設けて、前記壁面と前記壁面と対向する前記加湿体の平坦部との間隔を保持するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加湿素子。
  8. 前記加湿体に形成された複数の前記凸部が、前記被加湿空気の流れ方向に対し平行な2本以上の線上に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の加湿素子。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の加湿素子と
    前記加湿素子に空気を送る送風機と、
    前記加湿素子に水を供給する給水管と、
    前記加湿素子から出た水を排出する排水管と、
    を備えたことを特徴とする加湿装置。
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