JP6890666B2 - 加湿体ユニット及び加湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加湿体ユニット及び加湿装置に関し、特に加湿体を配置するための構造に関する。
3000m以上の商業施設及び事務所などの特定建築物は、ビル衛生管理法により空気環境の管理基準値として温度17〜28℃、相対湿度40〜70%に保つことが定められている。温度に関してはエアーコンディショナーの普及に伴い比較的容易に管理されている。しかし、相対湿度は十分に管理されているとは言い難く、特に冬場の加湿量不足が課題となっている。従来の室内加湿方法としては、気化式、蒸気式及び水噴霧式等がある。このうち、気化式は、吸水性能を有するフィルターに通風することによってフィルターが含有する水分を気流と熱交換させて、フィルターから水分を蒸発させ、室内の加湿を行う方法である。気化式による室内加湿は、消費電力量も蒸気式および水噴霧式に比べて少なく、省エネ性が高い。
従来の気化式の加湿方法を利用した加湿装置として、水を吸水する加湿体の上部に、加湿材に水を浸透させるための拡散材を配置し、加湿体に切り込みを入れて形成した湾曲部に拡散材を挿入して固定した加湿装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。加湿装置は、加湿体の間を通風することで加湿体に吸水された水分を蒸発させ、室内を加湿する。そのため、加湿体の間隔を保持することが必要である。特許文献1に係る加湿装置は、加湿体間隔を保持するために加湿体に凸部を設けていることを特徴とするものである。
国際公開第2015/145888号
特許文献1に係る加湿装置は、加湿体に軟らかい材質が用いられている場合、又は加湿体の厚みが薄い場合、加湿体の強度が低い。よって、加湿体に切り込みを入れて形成した湾曲部に拡散材に挿入して固定すると、通風時に加湿体が拡散材から外れてしまうという課題があった。さらに、加湿体間隔を保持するために加湿体の平面に凸部を設けているが、加湿体に軟らかい材質が用いられている場合又は薄い加湿体の場合は、凸部を形成する際に加湿体が破けてしまうおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、強度が低い加湿体であっても拡散材への固定及び加湿体間隔保持を可能とした、加湿体ユニット及び加湿装置を提供することを目的とする。
本発明に係る加湿体ユニットは、加湿水を供給する給水部と、前記給水部の下方に配置される拡散材と、前記拡散材の下方に前記拡散材と接触して配置される複数の加湿体と、を備え、前記拡散材は、板状であり、内部に前記加湿水を拡散し、前記複数の加湿体それぞれは、板状であり一部分が当該複数の加湿体のそれぞれの板面方向に折り曲げられて形成される折り曲げ部を備え、前記複数の加湿体の前記板面方向に並列に並べられて配置され、前記折り曲げ部は、前記複数の加湿体のそれぞれの上端側に設けられ、前記拡散材に接触し、前記拡散材を挟持し、前記複数の加湿体のうち少なくとも1つの加湿体の前記折り曲げ部の先端部は、前記複数の加湿体のうち隣合う前記加湿体に当接する、ものである。
本発明に係る加湿装置は、上記の加湿体ユニットと、前記加湿体ユニットの前記加湿体に空気を送る送風機と、を備えるものである。
本発明によれば、加湿体を折り曲げて形成した折り曲げ部を拡散材に挿入して固定することができ、折り曲げ部を重ねることで加湿体間隔を保持することができる。これにより加湿体は、強度が低いものであっても、拡散材への固定及び加湿体間隔を保持が可能となる。
実施の形態1に係る加湿装置100の構造を説明する模式図である。 実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体ユニット10の斜視図である。 実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体ユニット10の断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る加湿体アセンブリ20の斜視図である。 実施の形態1に係る加湿体1の斜視図である。 実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体素材11の平面図である。 実施の形態1に係る加湿体1の上端折り曲げ部1aの拡大平面図である。 図7の加湿体1の断面図である。 実施の形態1に係る加湿体1の凹部1bと拡散材6との大きさの関係を示す図である。 実施の形態1に係る加湿体1の凹部1bに拡散材6を嵌め込んだ状態の拡大斜視図である。 実施の形態1に係る加湿体素材11の変形例である加湿体素材11aを用いて加湿体1を形成する場合の説明図である。 実施の形態2に係る加湿体素材211の平面図である。 実施の形態2に係る加湿体201の斜視図である。 実施の形態2に係る加湿体201の斜視図である。 実施の形態2に係る加湿体201の断面図である。 実施の形態3に係る加湿体素材311の平面図である。 実施の形態3に係る加湿体301の斜視図である。 実施の形態4に係る加湿体素材411の平面図である。 実施の形態4に係る加湿体401の斜視図である。
以下に、加湿体ユニット及び加湿装置の実施の形態について説明する。なお、図面の形態は一例である。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加湿装置100の構造を説明する模式図である。加湿装置100は、加湿体ユニット10と、加湿体ユニット10に空気を送る送風機12と、送風機12と加湿体ユニット10との間に配置される熱交換器13を備える。図1に示された、加湿体ユニット10、送風機12、及び熱交換器13の配置は、模式的に示されており、位置関係を限定するものではない。実際には、加湿体ユニット10、送風機12、及び熱交換器13は、加湿装置100の外郭を構成する筐体の内部に配置されるものである。
加湿体ユニット10は、加湿体ユニット筐体30を備え、加湿体ユニット筐体30が複数の加湿体1を保持している。加湿体ユニット10は、上部に加湿空間へ加湿するための加湿水を複数の加湿体1に供給する給水部4を備える。加湿体ユニット10の下方には、ドレンパン7が配置されている。ドレンパン7は、加湿体ユニット10からの余剰水を受け止めるように配置されている。ドレンパン7は、受け止めた余剰水を排出する排水部70を備える。ドレンパン7から排出された余剰水は、加湿に使用されるか、又は加湿装置100の外部に排出される。
送風機12は、加湿体ユニット10の外部から空気を取り込み、加湿体ユニット10にその空気を送るものである。送風機12と加湿体ユニット10の間の風路には熱交換器13が配置される。図1に示された白抜き矢印は、空気の流れを示している。送風機12により生じた空気の流れは、熱交換器13を通り、加湿体ユニット10の複数の加湿体1の間を通過し、加湿装置100の外部へと吹き出される。加湿装置100は、外部から取り込んだ空気を複数の加湿体1の間を通過させることにより、空気と加湿体1に含まれた水とが接触し、空気を加湿するものである。
熱交換器13は、例えば直膨コイル、又はヒーターである。ただし、熱交換器13の形態は限定されるものではなく、通過する空気を加熱するものであれば、他の形態であっても良い。
また、加湿装置100は、熱交換器13及び送風機12の運転、並びに加湿体ユニット10への水の供給を制御する制御部60を備える。
図2は、実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体ユニット10の斜視図である。図3は、実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体ユニット10の断面構造の説明図である。図4は、実施の形態1に係る加湿体アセンブリ20の斜視図である。図3は、加湿体ユニット10の内部に並列された複数の加湿体1の並列方向に垂直で、給水部4を含む断面を示している。図2に示される様に、加湿体ユニット10は、前面30a、背面30b、及び底面30cに開口を有する加湿体ユニット筐体30を備える。加湿体ユニット10の前面30aに設けられた開口15及び背面30bに設けられた開口16は、並列された複数の加湿体1が露出している。また、加湿体ユニット10の底面30cも、開口17から複数の加湿体1が露出している。なお、図2において、xで示される矢印の方向を前後方向、yで示される矢印を左右方向、zで示される矢印の方向を上下方向と称する場合がある。
加湿体ユニット筐体30は、前側筐体31と背面側筐体32とを組み合わせて構成される。前面30aの開口15は、前側筐体31に形成されている。背面30bの開口16は、背面側筐体32に形成されている。また、前側筐体31及び背面側筐体32の底面30cにはそれぞれ切り欠き33が形成されており、前側筐体31と背面側筐体32とを組み合わせることにより底面30cの開口17が形成される。
図3に示される様に、加湿体ユニット10は、加湿体ユニット筐体上部34に給水部4と、貯水部5と、を備える。給水部4は、加湿体ユニット10の外部から加湿水が導入され、加湿体ユニット筐体上部34の内部に供給する。貯水部5は、加湿体ユニット筐体上部34の内部に形成されている給水部4から送られる加湿水を貯留する空間である。給水部4は、加湿体ユニット筐体30の前面30aに設けられており、内部の貯水部5と連通している。
貯水部5の下方には、板状の拡散材6が配置されている。拡散材6は、板面を上下方向に向け、板の長手方向を左右方向、板の幅方向を前後方向に向けて配置されている。拡散材6は、給水部4から給水され、貯水部5に貯留されていた水を板面で受け、板厚方向及び板厚方向に直交する方向である板面方向に加湿水を拡散する。なお、拡散材6の板厚方向とは、図2及び図3のz方向逆向き方向であり、拡散材6の板面方向は、図2及び図3のx方向、x方向逆向き方向、y方向、及びy方向逆向き方向である。拡散材6は、貯水部5からの加湿水を吸収し、毛管力により拡散材6の内部に加湿水を拡散する。加湿水は、拡散材6内に拡散することにより、拡散材6の下方に位置し拡散材6の長手方向に並べられた複数の加湿体1のそれぞれに供給される。
図3及び図4に示される様に、拡散材6の下方には複数の加湿体1が配置されている。複数の加湿体1のそれぞれは、板状であり、一部分が板面方向に折り曲げられて形成される上端折り曲げ部1aを備える。上端折り曲げ部1aは、折り曲げられた先端1g側の部分である先端部1pを備える。複数の加湿体1は、先端部1pが隣合う加湿体1の基部1rの板面1fに当接する様に、基部1rの板面1fを並列にして並べられている。複数の加湿体1のそれぞれは、薄い板状であり、板面1fに垂直な視点において、上端に形成された上端折り曲げ部1aの中央部に凹部1bが設けられている。拡散材6は、凹部1bに嵌っている。加湿体1は、加湿体ユニット筐体30に保持されている。加湿体1の長手方向寸法Lは、加湿体ユニット筐体30の開口15及び開口16の上下方向寸法hよりも大きい。つまり、加湿体1の上端折り曲げ部1aと下端部1cとは、前後方向から加湿体ユニット筐体30により挟まれている。従って、加湿体1は、開口15及び開口16から脱落しないように加湿体ユニット筐体30に保持される。
加湿体1の下端部1cは、下方から加湿体ユニット筐体30により支持されている。加湿体ユニット筐体30は、底面30cに開口17が設けられており、貯水部5、拡散材6、及び加湿体1を経て加湿体1の下端部1cに到った水は、開口17から排出される。
図4に示される様に、加湿体アセンブリ20は、拡散材6と複数の加湿体1とを組み合わせたものである。加湿体アセンブリ20は、板状の拡散材6の下側に複数の加湿体1の上端折り曲げ部1aに形成された凹部1bを嵌合させて形成される。換言すると、板状の拡散材6は、複数の加湿体1の上端折り曲げ部1aに形成された2つの凸部1dの間に配置されている。複数の加湿体1は、板面1fが平行になるように並列されている。加湿体アセンブリ20は、拡散材6を加湿体ユニット筐体30の貯水部5の下方に位置する様に配置される。
図5は、実施の形態1に係る加湿体1の斜視図である。実施の形態1において、複数の加湿体1のそれぞれの上端折り曲げ部1aは、板状の加湿体素材11の上端部1eを折り線部81で板面方向に折り曲げて形成されている。板面方向とは、加湿体1の板面1fに交わる方向である。上端折り曲げ部1aは、加湿体1の板面1fが折り曲げられて板面方向に重なっている範囲を指す。図4に示される様に、実施の形態1においては、複数の加湿体1のそれぞれの上端折り曲げ部1aの先端1gは、同じ方向に向けられている。上端折り曲げ部1aの先端1g側の部分は、複数の加湿体1のうち隣合う加湿体1に当接している。なお、上端折り曲げ部1aは、単に折り曲げ部と称される場合がある。
図6は、実施の形態1に係る加湿装置100の加湿体素材11の平面図である。加湿体素材11は、図5に示される加湿体1を形成する前の状態である。図6に示されるように、加湿体素材11は、薄い板状であり、一定の厚みを持つ平板状が好ましく、実用的には0.3〜2[mm]程度の厚みが適当である。
加湿体素材11は、上端部1eに孔9が形成されている。実施の形態1において、孔9は、矩形となっている。また、矩形の孔9の隅部から切り込み9eが孔9を中心として放射状に形成されている。加湿体素材11は、図6において折り線部81で示されている部分で板面方向に折り曲げられて加湿体1が形成される。折り線部81で加湿体素材11が折り曲げられると、孔9は、図5で示されるように凹部1bを形成する。つまり、加湿体素材11が折り曲げられ、孔9の上側の縁9dが下側に移動し、孔9の縁9a、9b、9c、及び9dにより凹部1bが形成される。図6に示される加湿体素材11の場合、凹部1bは、上端折り曲げ部1aの先端1g側にも形成される。折り線部81より上側の部分で形成される凹部1bは、孔9の縁9a、9d、及び9cの3つの縁から形成される。折り線部81より下側の部分で形成される凹部1bは、孔9の縁9a、9b、及び9cの3つの縁から形成される。折り線部81の位置により、加湿体1において縁9bと縁9dとのどちらが上側に位置するかが決まる。折り線部81が孔9の上下方向の中央よりも下に位置していれば、縁9bが縁9dよりも上に位置する。
図5及び図6に示されている折り線部81は、加湿体素材11の板面1fに例えばインク等で分かりやすく印を付けただけでも良いし、板面1fにミシン目を入れる又はハーフカットを設けることにより折り曲げやすくしても良い。
図7は、実施の形態1に係る加湿体1の上端折り曲げ部1aの拡大平面図である。図8は、図7の加湿体1の断面図である。図7は、加湿体1を上端折り曲げ部1aの先端1gが位置する側から見た平面図である。図8は、図7のA−A断面である。図7に示されるように、上端折り曲げ部1aの範囲は、折り曲げられて板面1fが重なり合っている部分を指す。加湿体1は、加湿体素材11を複数回折り曲げて形成される場合もあるが、上端折り曲げ部1aの範囲は同様である。
上端折り曲げ部1aの先端1g側の部分である先端部1pは、加湿体1の折り線部81より下側の部分である基部1rと上端1hにおいて接続されており、上端1hから斜め下方に延びる。先端部1pと基部1rとのなす角度は、折り線部81に形成されたミシン目などの形状及び加湿体1を構成する材料の物性に依存して変わる。
図9は、実施の形態1に係る加湿体1の凹部1bと拡散材6との大きさの関係を示す図である。図10は、実施の形態1に係る加湿体1の凹部1bに拡散材6を嵌め込んだ状態の拡大斜視図である。加湿体素材11の孔9が形成されている上端部1eが折り曲げられて形成される加湿体1の凹部1bに拡散材6が挿入される。拡散材6は、板の幅方向、つまりx方向の寸法が凹部1bよりも大きく形成されている。孔9の隅部には放射状に切り込み9eが形成されている。そのため、図10に示される様に、凹部1bに拡散材6が挿入された際に、凹部1bの縁9a、9b、9c、9dは拡散材6が凹部1bに挿入された方向に従って曲がる。これにより、加湿体1と拡散材6との接触性が向上し、拡散材6から加湿体1への給水が安定して行われる。
図9に示される様に、上端折り曲げ部1aに形成された凹部1bの幅は、拡散材6の幅以下に形成されている。このため、加湿体1の凹部1bに拡散材6に挿入する際には、図10に示される様に折り返し部110ができる。加湿体1の折り返し部110は、拡散材6を挟持するように固定する。また、加湿体1を折り曲げることにより上端折り曲げ部1aの強度が上がり、加湿体1が軟らかい材質又は薄い場合でも、加湿体1の拡散材6への固定強度が向上する。これに伴い複数の加湿体1の間隔保持も可能となる。また、加湿体1を拡散材6に挿入する際に、加湿体1と拡散材6とが接触した後も力を加え、下方向に拡散材6を押し入れるようにすれば、凹部1bの下側に折り返し部111が形成される。これにより、加湿体1と拡散材6とは接触領域が増加し、拡散材6から加湿体1への給水が安定すると共に、拡散材6と加湿体1との固定強度も向上する。折り返し部110及び111は、加湿体素材11の孔9の隅部に切り込み9eを設けることにより、加湿体1に形成され易くなっている。
図2及び図4に示される様に、複数の加湿体1は、上端折り曲げ部1aの先端部1pが隣合う加湿体1に当接する。このため、複数の加湿体1の基部1rの板面1f同士の間隔は、少なくとも上端折り曲げ部1aの先端1g側の先端部1pの厚さ以上の間隔が保たれる。実際には、上端折り曲げ部1aの凹部1bに嵌め込まれた拡散材6により板面1fの垂直方向に延びる折り返し部110及び111が形成されるため、複数の加湿体1の間隔は、先端部1pの厚さ以上となる。これにより、複数の加湿体1の間に確実に空気が通過する様に構成されるため、加湿体ユニット10及び加湿装置100は、単位時間当たりの加湿量を増加させることができ、加湿能力が向上する。
なお、複数の加湿体1は、材料組成が同一の加湿体1、又は材料組成の異なる種類の加湿体1を重ね合わせて折り曲げても良い。これにより、上端折り曲げ部1aの強度が向上し、拡散材6と組み合わせた際も、固定強度が向上する。実施の形態1の加湿体1及び加湿装置100は、加湿体1を折り曲げることで拡散材6への固定及び複数の加湿体1の間隔保持が可能となる。よって、加湿体ユニット10を空気が通過する際に、加湿体1が拡散材6から外れるのを抑制できる。また、複数の加湿体1が軟らかい材質あるいは薄い場合において、従来は複数の加湿体1の間隔を保持する際に突起を設置していたため、突起加工する際に加湿体1が破けてしまうという課題があった。しかし、実施の形態1の加湿体1によれば、その課題を解決することができる。
また、複数の加湿体1を一定容積の中に数多く積層することができれば加湿装置の単位時間当たりの加湿量を増加することができる。実施の形態1に係る加湿体1によれば、加湿体ユニット10の複数の加湿体1は、より軟らかい材質又はより薄い材質を用いることができる。これにより、加湿体ユニット10は、より多数の複数の加湿体1を有することができるため、加湿装置100の加湿量増加に有効に寄与する。
加湿体1は、織布、不織布、連続気孔を有する樹脂成形体が好ましい。ただし、加湿体1は、複数の空隙を備えた三次元網目構造を有するものであれば、織布、不織布、連続気孔を有する樹脂成形体や、多孔質のセラミック体、及び多孔質の金属体等の材質を採用しても良い。加湿体1に上記に挙げた何れの材料を用いる場合でも、表面に親水性の加工を施すことにより加湿体1は全体に水が広がり易くなる。その結果、加湿体ユニット10及び加湿装置100は、加湿性能が向上し、加湿水中のカルシウム分やマグネシウム分が加湿体1に析出する現象であるスケール析出を抑制することができる。
送風機12から送られる空気が加湿体1の間を通過することにより、加湿体1には、析出した微細なスケールが析出する。加湿体1にスケールが析出すると、剥離して加湿する環境内に排出される。スケールが析出することで、加湿体1の三次元網目構造が目詰まりしてしまい加湿性能が低下する場合がある。加湿体1は、親水性の加工を施されることにより、スケールの析出が抑制される。加湿体1の親水化処理の方法の種類は限定されることはなく、例えば、親水化樹脂でコーティングすることによる親水化処理、又はコロナ放電や大気圧プラズマによる親水化処理を実施しても良い。
加湿体1のその他のスケール析出の抑制手段としては、加湿体1への通風方向を切替えてスケール析出を抑制する方法がある。その他、スケール析出抑制手段は、加湿体1を回転させてスケール析出を均一化する方法、及び加湿体1を回転させて加湿体1の表面に析出したスケール分を剥離させて廃棄あるいは排水と共に排出する方法がある。
織布、不織布、連続気孔を有する樹脂成形体からなる加湿体1を上記のように折り曲げる場合は、その中に含まれるバインダ又は主成分である樹脂成分の融点以上に加熱してから曲げる。すると、曲げた後に使用環境まで冷却することにより、上端折り曲げ部1aの形状が維持し易くなる。
並列された複数の加湿体1は、図2に示される様に加湿体ユニット筐体30の前側筐体31及び背面側筐体32に保持して組み立てられる。排水部70は前側筐体31及び背面側筐体32の下部に切り欠き33を設けることで構成される。又は、加湿装置100は、図示しないチューブ及びポンプ等を備えた排水機構を加湿体ユニット筐体30に設けることによって排水部70を構成しても良い。
次に、図1及び図3を参照しながら、実施の形態1に係る加湿装置100の動作について説明し、実施の形態1に係る加湿体ユニット10及び加湿装置100の効果について説明する。実施の形態1に係る加湿装置100は、加湿運転と乾燥運転を選択的に行うことができる。加湿運転において、給水部4から供給された水は、貯水部5に貯留され、貯水部5から加湿水は拡散材6に滴下される。加湿水は、拡散材6が有する傾斜と毛細管力と加湿水の重力とを利用して拡散材6の内部で板厚方向と板厚方向に対し直交する方向である板面方向とに拡散される。ここで、拡散材6の板面方向は、図3のx方向及びy方向に相当し、拡散材6の板厚方向は図3のz方向逆向き方向に相当する。拡散された加湿水は、拡散材6の下面から重力の作用により、拡散材6に固定されている複数の加湿体1との接触部分から加湿体1内部へと供給される。加湿体1に供給された加湿水は、毛細管力により加湿体1の板面1fに沿った方向に拡散する。この状態で図1に示す送風機12が動作すると、図3に示される矢印C及び矢印Dのように空気は複数の加湿体1の上流側から下流側の方向へ流れ、複数の加湿体1の間を空気は通過することになる。この通過時に空気と加湿水とが接触し、気液接触により水が蒸散し、空気が加湿される。加湿された空気は、加湿体ユニット10の下流側へ流れる。なお、送風機12の位置は、図1に示される様に上流側に設置して空気を押し出す構造であっても、下流側に設置し空気を吸い込む構造であってもよい。
加湿装置100は、所定時間の加湿運転を行った後に、給水部4からの加湿水の供給が停止される。送風機12はそのまま一定時間の間、運転を継続させ、送風機12からの風を加湿体1に送風し、複数の加湿体1を乾燥させる乾燥運転を行う。この乾燥運転によって加湿体1が乾燥し、加湿体1における細菌及びカビ等の微生物の生長を抑制する。細菌やカビ等の微生物が生長すると加湿体1が不衛生となり、加湿運転を行ったときに、微生物及びカビの胞子等が加湿された空気中に混入される場合があり好ましくない。
加湿装置100は、乾燥運転においては、送風機12からの空気をそのまま加湿体ユニット10へ送風してもよいし、図1に示される直膨コイル等の熱交換器13により加熱して温風を送風してもよい。なお、熱交換器13は、ヒーター等の加熱装置であっても良い。熱交換器13を用いることにより加湿体ユニット10に温風を送風できるため、加湿体ユニット10の乾燥時間を短縮することができる。ただし、空気の加熱にエネルギーが必要であるため、加湿装置100が目標とする仕様によって適宜選択することができる。
直膨コイル等の熱交換器13は、乾燥運転のみならず、加湿運転時も使用することができる。空気を加熱して温風を複数の加湿体1に送風することにより、加湿体1での水の蒸散量を増加させ、単位時間当たりの加湿量を増加することができる。加湿運転も乾燥運転と同様に、空気の加熱にエネルギーが必要であるため、加湿装置100の目標とする仕様によってどちらかを適宜選択することができる。
実施の形態1によれば、軟らかい材質又は薄い加湿体1を加湿体ユニット10に設置でき、複数の加湿体1を一定容積の中に数多く設置することが可能である。従って、実施の形態1に係る加湿体ユニット10及び加湿装置100は、単位時間当たりの加湿量を増加することができる。単位時間当たりの加湿量を増加することができれば、加湿装置100は、空気を加熱するために熱交換器13を作動させる頻度が減少し、空気の加熱に必要なエネルギーを低減することができ、省エネ性が向上する。
熱交換器13により空気を加熱する場合、加湿体ユニット10を通過後の加湿された空気の温度は、熱交換器13を通過する前の空気温度と比べて高い。そのため、室内温度よりも高い加湿空気が室内に供給される。これに伴い、室内の温度が上昇する。この上昇した室内の温度を低減するために空気調和装置の室内機の冷房運転を行う場合がある。実施の形態1に係る加湿装置100によれば、単位時間当たりの加湿量を増加することができるため、熱交換器13を用いて空気の加熱する頻度を低減することができる。従って、室内に供給する加湿空気の温度を抑えることができる。これにより、室内の温度を上げることがないため、室内に設置されている空気調和装置の冷房負荷を低減でき、空気調和装置の省エネ性向上も可能となる。
図11は、実施の形態1に係る加湿体素材11の変形例である加湿体素材11aを用いて加湿体1を形成する場合の説明図である。加湿体1は、図11に示される加湿体素材11aのように、当初は孔9が設けられておらず、折り線部81で折り曲げてから凹部1bを形成しても良い。凹部1bを形成する部分は、打ち抜き成形等により切り離されて形成される。このように形成した場合、上端折り曲げ部1aの先端部1pと基部1rとで形成されるそれぞれの凹部1bの寸法が揃いやすいという利点がある。
また、図6に示される矩形の孔9は、加湿体素材11の上側の端である先端1gに設けられた切り欠きに置換しても良い。この場合、加湿体素材11は、図6に示される孔9の縁9dが無く、先端1g側に開放された切り欠きを備える。このような加湿体素材11であっても、上記において説明した折り線部81で加湿体素材11を板面方向に折り曲げることにより、上端折り曲げ部1aが形成されるため、同様な効果を得ることが出来る。
実施の形態2.
実施の形態2に係る加湿体ユニット210は、実施の形態1に係る加湿体ユニット10に対し加湿体1の形状を変更したものである。以下、実施の形態2に係る加湿体ユニット210について実施の形態1と相違する部分を中心に説明する。実施の形態2に係る加湿体ユニット210の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示する。
図12は、実施の形態2に係る加湿体素材211の平面図である。図13及び図14は、実施の形態2に係る加湿体201の斜視図である。図13及び図14は、加湿体素材211を折り曲げて形成された加湿体201の形状を模式的に表しており、図13は、加湿体201の基部1r側から、図14は、加湿体201の上端折り曲げ部201aの先端部201p側から見た図である。図15は、実施の形態2に係る加湿体201の断面図である。図14は、加湿体201の板幅方向の中央部で板面1fに垂直な断面を示している。図12に示されるように、加湿体素材211は、上端部201eに3箇所の折り線部82、83及び84が設けられており、そこで板面方向に折り曲げられる。これにより、加湿体201は、上端折り曲げ部201aが形成される。加湿体素材211は、まず3つの折り線部82、83及び84のうち中央の折り線部83で折り曲げられる。図12に示される加湿体素材211は、折り線部82及び84は、中央の折り線部83から上下に等距離離れた位置にある。従って、折り線部83で加湿体素材211を折り曲げると、折り線部83の上方にある折り線部82が下方に移動し、折り線部84と重なるように位置する。そして、さらに折り線部82及び84で加湿体素材211を折り曲げることにより、上端折り曲げ部201aが形成される。なお、最初に折り曲げる折り線部83を第1折り線部83と称する場合がある。また、第1折り線部83で折り曲げた後に折り曲げを行う折り線部82及び84を第2折り線部82、及び84と称する場合がある。
加湿体素材211を上記の様に折り曲げることにより、加湿体素材211に形成された孔9の縁9bと縁9dとが同じ高さに位置する。また、実施の形態1と同様に孔9の隅部には放射状に切り込み9eが形成されている。よって、凹部1bに拡散材6が挿入された際に、凹部1bの縁9a、9b、9c、9dは拡散材6が凹部1bに挿入された方向に従って曲がる。つまり、実施の形態1に係る加湿体1と同様に、凹部1bの縁の折り返し部110及び111が形成される。ただし、実施の形態2に係る上端折り曲げ部201aの先端部201pは、図13及び図14に示される様に2つ形成される。そして、加湿体素材211の先端1gは、基部1rに沿うように位置する。
実施の形態2に係る加湿体ユニット210によれば、上記の様に構成されることにより、拡散材6が挿入される凹部1bを有する上端折り曲げ部201aは、実施の形態1に係る加湿体1の上端折り曲げ部1aの2倍の厚みとなっている。従って、実施の形態2に係る加湿体ユニット210は、複数の加湿体201の間隔が少なくとも実施の形態1の複数の加湿体1の2倍の間隔を保つことができる。また、実施の形態2では加湿体1を3箇所で折り曲げたが、加湿体素材211の厚み及び複数の加湿体201に必要な間隔に応じて折り返す回数は適宜変更できる。また、加湿体201は、折り線部82、83及び84において、曲げる方向を適宜変更しても良い。
実施の形態3.
実施の形態3に係る加湿体ユニット310は、実施の形態2に係る加湿体ユニット210に対し加湿体201の形状をさらに変更したものである。以下、実施の形態3に係る加湿体ユニット310について実施の形態2と相違する部分を中心に説明する。実施の形態3に係る加湿体ユニット310の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1及び2の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示する。
図16は、実施の形態3に係る加湿体素材311の平面図である。図17は、実施の形態3に係る加湿体301の斜視図である。図16に示される様に加湿体素材311は、実施の形態2に係る加湿体素材211と同様に上端部201eに設けられた折り線部82、83及び84の3箇所で折り曲げられるだけでなく、の折り線部85、86及び87の3箇所でも折り曲げられる。これにより、加湿体301は、上側の端部において上端折り曲げ部201aが形成され、下側の端部において下端折り曲げ部301cが形成される。なお、下端折り曲げ部301cは、単に折り曲げ部と称される場合がある。
下端折り曲げ部301cにおいても、加湿体301に必要な間隔に応じて折り返す回数は適宜変更できる。また、加湿体301は、折り線部85、86及び87において、曲げる方向を適宜変更しても良い。
また、加湿体301の上端折り曲げ部201aを実施の形態1に係る上端折り曲げ部1aと同じ構成にし、下端折り曲げ部301cの折り曲げ回数を1回にしても良い。つまり、加湿体301は、上側の端部の折り曲げ部と下側の端部の折り曲げ部とで同じ折り曲げ回数になるように構成されると良い。ただし、折り曲げ部の剛性等を考慮し、複数の加湿体301の間隔を適正に確保できる様に、各折り曲げ部の曲げ回数は、異なる回数に設定されていても良い。
以上の様に構成されることにより、複数の加湿体301は、実施の形態2で得られる効果に加え、上側の端部だけでなく下側の端部においても下端折り曲げ部301cにより間隔を確保出来る。これにより、複数の加湿体301は、上端から下端に到るまで間隔を安定的に確保出来る。そのため、加湿体ユニット310は、各部における通過する空気の量のばらつきが抑えられるため、効率良く加湿を行うことができる。また、加湿体ユニット310を通過する空気の速度が速い場合であっても、複数の加湿体301同士の間隔を安定して保持し易くなる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る加湿体ユニット410は、実施の形態2に係る加湿体ユニット210に対し加湿体1の形状を変更したものである。以下、実施の形態4に係る加湿体ユニット410について実施の形態2と相違する部分を中心に説明する。実施の形態4に係る加湿体ユニット410の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1〜3の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示する。
図18は、実施の形態4に係る加湿体素材411の平面図である。図19は、実施の形態4に係る加湿体401の斜視図である。図18に示されるように、加湿体素材411は周縁部に加湿体間隔保持用の突出片420を有している。突出片420は折り線部88及び89を有している。突出片420は、折り線部88で板面方向に折り曲げられ、更に折り線部89で板面方向に折り曲げられることにより、周縁折り曲げ部421が形成される。周縁折り曲げ部421は、上端折り曲げ部201aと同様に、複数の加湿体1の間隔保持に用いられる。加湿体401は、周縁部に間隔保持用の周縁折り曲げ部421が設けられており、上側の端部から下側の端部の間の任意の位置で間隔保持が可能である。そのため、複数の加湿体401の間を通過する空気の速度が速い場合であっても、安定して複数の加湿体401同士の間隔を保持できる。突出片420の形状及び設置箇所は、加湿体401の厚み、必要な加湿体1の間隔、及び加湿体401を空気が通るときの圧力損失等を考慮して適宜決定される。なお、周縁折り曲げ部421は、単に折り曲げ部と称される場合がある。
以上に加湿体ユニット10、210、310、410及び加湿装置100についての実施の形態について説明したが、加湿体ユニット10、210、310、410及び加湿装置100は、上述した実施の形態の構成のみに限定されるものではない。例えば、実施の形態1〜4に係る加湿体1、201、301、401は、折り曲げ回数を適宜変更することが出来る。更に、加湿体ユニット10、210、310、410及び加湿装置100は、各実施の形態を組み合わせて構成されていても良い。例えば、実施の形態4の加湿体401に形成される周縁折り曲げ部421を実施の形態1に係る加湿体1に適用しても良い。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも技術的範囲に含むことを念のため申し添える。
1 加湿体、1a 上端折り曲げ部、1b 凹部、1c 下端部、1d 凸部、1e 上端部、1f 板面、1g 先端、1h 上端、1p 先端部、1r 基部、4 給水部、5 貯水部、6 拡散材、7 ドレンパン、9 孔、9a 縁、9b 縁、9c 縁、9d 縁、9e 切り込み、10 加湿体ユニット、11 加湿体素材、11a 加湿体素材、12 送風機、13 熱交換器、15 開口、16 開口、17 開口、20 加湿体アセンブリ、30 加湿体ユニット筐体、30a 前面、30b 背面、30c 底面、31 前側筐体、32 背面側筐体、33 切り欠き、34 加湿体ユニット筐体上部、60 制御部、70 排水部、81 折り線部、82 折り線部、83 折り線部、84 折り線部、85 折り線部、86 折り線部、88 折り線部、89 折り線部、100 加湿装置、110 折り返し部、111 折り返し部、201 加湿体、201a 上端折り曲げ部、201e 上端部、201p 先端部、210 加湿体ユニット、211 加湿体素材、301 加湿体、301c 下端折り曲げ部、310 加湿体ユニット、311 加湿体素材、401 加湿体、410 加湿体ユニット、411 加湿体素材、420 突出片、421 周縁折り曲げ部、C 矢印、D 矢印、L 長手方向寸法、h 上下方向寸法。

Claims (13)

  1. 加湿水を供給する給水部と、
    前記給水部の下方に配置される拡散材と、
    前記拡散材の下方に前記拡散材と接触して配置される複数の加湿体と、を備え、
    前記拡散材は、
    板状であり、内部に前記加湿水を拡散し、
    前記複数の加湿体それぞれは、
    板状であり一部分が当該複数の加湿体のそれぞれの板面方向に折り曲げられて形成される折り曲げ部を備え、
    前記複数の加湿体の前記板面方向に並列に並べられて配置され、
    前記折り曲げ部は、
    前記複数の加湿体のそれぞれの上端側に設けられ、前記拡散材に接触し、前記拡散材を挟持し、
    前記複数の加湿体のうち少なくとも1つの加湿体の前記折り曲げ部の先端部は、
    前記複数の加湿体のうち隣合う前記加湿体に当接する、加湿体ユニット。
  2. 前記折り曲げ部は、
    前記複数の加湿体のそれぞれに形成された第1折り線部で折り曲げられて形成される、請求項1に記載の加湿体ユニット。
  3. 前記複数の加湿体は、
    加湿体素材を折り曲げて形成され、
    前記加湿体素材は、
    上端部に矩形の切り欠き又は孔が形成され、
    前記折り曲げ部は、
    前記上端部を折り曲げて形成される上端折り曲げ部を有し、
    前記上端折り曲げ部は、
    上側に突出する2つの凸部を備え、
    前記拡散材は、
    前記2つの凸部の間に位置する、請求項に記載の加湿体ユニット。
  4. 前記切り欠き又は前記孔は、
    隅部から延びる切り込みが形成されている、請求項3に記載の加湿体ユニット。
  5. 前記複数の加湿体に前記孔が形成されている場合において、
    前記上端折り曲げ部は、
    前記孔の中央又は中央より下側であって前記孔の下端よりも上に位置する前記第1折り線部において、前記加湿体素材の上端が下側に向くように折り曲げて形成される、請求項3又は4に記載の加湿体ユニット。
  6. 前記折り曲げ部は、
    前記第1折り線部から上下方向に所定の距離だけ離れている2つの第2折り線部において更に折り曲げられて形成される、請求項5に記載の加湿体ユニット。
  7. 前記複数の加湿体のうち少なくとも1つの前記加湿体は、
    前記複数の加湿体のそれぞれの周縁から突出している突出片を折り曲げて形成される周縁折り曲げ部をさらに有する、請求項1〜6の何れか1項に記載の加湿体ユニット。
  8. 加湿水を供給する給水部と、
    前記給水部の下方に配置される拡散材と、
    前記拡散材の下方に前記拡散材と接触して配置される複数の加湿体と、を備え、
    前記拡散材は、
    板状であり、内部に前記加湿水を拡散し、
    前記複数の加湿体それぞれは、
    板状であり一部分が当該複数の加湿体のそれぞれの板面方向に折り曲げられて形成される折り曲げ部を備え、
    前記複数の加湿体の前記板面方向に並列に並べられて配置され、
    前記複数の加湿体のうち少なくとも1つの前記加湿体は、
    前記複数の加湿体のそれぞれの上端側に設けられ、前記拡散材に接触する上端折り曲げ部と
    前記複数の加湿体のそれぞれの周縁から突出している突出片を折り曲げて形成される周縁折り曲げ部と、を有する、加湿体ユニット。
  9. 前記複数の加湿体のうち少なくとも1つの前記加湿体は、
    前記複数の加湿体のそれぞれの下端部を折り曲げて形成される下端折り曲げ部をさらに有する、請求項1〜8の何れか1項に記載の加湿体ユニット。
  10. 加湿水を供給する給水部と、
    前記給水部の下方に配置される拡散材と、
    前記拡散材の下方に前記拡散材と接触して配置される複数の加湿体と、を備え、
    前記拡散材は、
    板状であり、内部に前記加湿水を拡散し、
    前記複数の加湿体それぞれは、
    板状であり一部分が当該複数の加湿体のそれぞれの板面方向に折り曲げられて形成される折り曲げ部を備え、
    前記複数の加湿体の前記板面方向に並列に並べられて配置され、
    前記折り曲げ部は、
    前記複数の加湿体のそれぞれの上端側に設けられ、前記拡散材に接触し、
    前記折り曲げ部の先端部は、
    前記複数の加湿体のうち隣合う加湿体に当接する、加湿体ユニット。
  11. 加湿水を供給する給水部と、
    前記給水部の下方に配置される拡散材と、
    前記拡散材の下方に前記拡散材と接触して配置される複数の加湿体と、を備え、
    前記拡散材は、
    板状であり、内部に前記加湿水を拡散し、
    前記複数の加湿体それぞれは、
    板状であり一部分が当該複数の加湿体のそれぞれの板面方向に折り曲げられて形成される折り曲げ部を備え、
    前記複数の加湿体の前記板面方向に並列に並べられて配置され、
    前記折り曲げ部の先端部は、
    前記複数の加湿体のうち隣合う加湿体に当接する、加湿体ユニット。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の加湿体ユニットと、
    前記加湿体ユニットの前記加湿体に空気を送る送風機と、を備える、加湿装置。
  13. 前記加湿体ユニットに流入する空気の流れの上流側に熱交換器を更に備える、請求項12に記載の加湿装置。
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