JP6518176B2 - 調湿システム - Google Patents

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本発明は、調湿システムに関し、例えば、冬期において、連続的に居室を加湿することができる調湿システムに関する。
従来、建物の居室の壁面に、珪藻土等を用いた調湿パネルが広く用いられている。調湿パネルは、例えば、居室の空気の相対湿度が高い場合、その水蒸気を吸収することができる。また、居室の空気の相対湿度が低い場合、調湿パネルに含まれる水蒸気が、空気中に放出される。従って、調湿パネルは、居室の空気を調湿することができる。
特開2004−76494号公報
しかしながら、上述のような調湿パネルは、居室の空気の相対湿度に応じて、水分の吸収及び放出が受動的に行われるので、調湿パネルの吸放湿を意図的に制御することが困難である。例えば、居室の空気の相対湿度が低下した場合、調湿パネルは、自らが保持している水蒸気を空気中に放出するが、全ての水蒸気を放出した後は、居室をさらに加湿することはできない。従って、特に冬場において、連続的に居室を加湿するシステムが望まれていた。
連続的に加湿された空気を得るために、同じ仕様の第1調湿チャンバー及び第2調湿チャンバーを並列して使用するシステムが考えられる。このシステムでは、第1調湿チャンバーに、例えば、相対湿度の高い外気が供給され、その水蒸気を調湿材に吸着させる吸湿モードが行われる。その間、第2調湿チャンバーには、例えば、相対湿度の低い暖房された空気が供給され、調湿材から水蒸気を放出させて暖房空気を加湿する放湿モードが行われる。この第2調湿チャンバーで加湿された空気が、居室に供給される。
次に、第2調湿チャンバーの調湿材の放湿が終える頃合いを見計らって、今度は、第1調湿チャンバーに、相対湿度の低い暖房された空気を供給し、第1調湿チャンバーから加湿された空気を取り出すとともに、第2調湿チャンバーに、相対湿度の高い外気を供給して吸湿させる。
以上のような運転動作を連続的に行うことにより、第1調湿チャンバー及び第2調湿チャンバーは、それぞれ、吸湿及び放湿のサイクルを繰り返し、いずれか一方のチャンバーから常に加湿された暖房空気を得ることができる。
しかしながら、発明者らの種々の実験の結果、一般に、吸湿速度は、放湿速度よりも小さいことが判明した。このため、各チャンバーに、上述の吸湿及び放湿のサイクルを効率的に行わしめるためには、調湿材を吸湿させる場合と放湿させる場合とにおいて、最適な風量を供給する必要がある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、調湿材の吸放湿を制御しうるとともに、調湿材の吸湿能力及び放湿能力を最大限に発揮させることが可能な調湿システムを提供することを主たる目的としている。
本発明は、加湿された空気を居室に供給するための調湿システムであって、内部に調湿材が収容された第1チャンバーと、内部に調湿材が収容されしかも前記第1チャンバーと実質的に同一仕様を有する第2チャンバーと、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーに相対湿度の高い空気を供給する第1空気供給路と、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーに相対湿度の低い空気を供給する第2空気供給路と、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーを通過した空気を居室に供給する換気路と、前記第1空気供給路、前記第2空気供給路及び前記換気路を制御する制御装置とを含み、前記制御装置は、前記第1空気供給路を制御して、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーの一方に前記相対湿度の高い空気を供給し、そのチャンバーの前記調湿材に空気中の水蒸気を吸着させる吸湿モードと、前記第2空気供給路を制御して、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーの他方に前記相対湿度の低い空気を供給し、そのチャンバーの前記調湿材が保持する水蒸気を前記空気中に放出させる放湿モードとを、並列して行わせるものであり、しかも、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーのそれぞれにおいて、前記吸湿モードと前記放湿モードとが交互に繰り返されて、加湿された空気が実質的に連続して前記居室に供給されるとともに、前記吸湿モード時の風量が前記放湿モード時の風量よりも大きいことを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーのそれぞれにおいて、前記吸湿モードでの前記調湿材の水蒸気の吸着量と、前記放湿モードでの前記調湿材の水蒸気の放出量との差が10%以下とされても良い。
本発明の他の態様では、前記調湿材は、温度依存性を有しても良い。
本発明の他の態様では、前記第1空気供給路の風量が、前記第2空気供給路の風量の1.5±0.2倍とされても良い。
本発明の他の態様では、前記第1空気供給路には、外気が供給され、前記第2空気供給路には、前記居室の空気と外気との混合気を空気調和機で暖めた空気が供給されても良い。
本発明の調湿システムによれば、第1チャンバー及び第2チャンバーの一方に相対湿度の高い空気を供給し、そのチャンバーの調湿材に空気中の水蒸気を吸着させる吸湿モードと、第1チャンバー及び第2チャンバーの他方に相対湿度の低い空気を供給し、そのチャンバーの調湿材が保持する水蒸気を前記空気中に放出させる放湿モードとが、並列して行われる。そして、第1チャンバー及び第2チャンバーのそれぞれにおいて、吸湿モードと放湿モードとを交互に繰り返して、加湿された換気空気を実質的に連続して取り出すことができ、これを居室に供給することができる。従って、居室の連続的な加湿が可能になる。
また、本発明によれば、各チャンバーにおいて、前記吸湿モード時の風量が前記放湿モード時の風量よりも大きく設定されている。一般に、調湿材の吸湿速度は、放湿速度よりも小さいので、上述のように、風量を制御することにより、各チャンバーの調湿材への吸湿量と放湿量とをバランスさせて、吸湿及び放湿のサイクルを効率的に行わしめることができる。従って、本発明によれば、調湿材の吸湿能力及び放湿能力を最大限に発揮させることが可能な調湿システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る調湿システムを利用した住宅の側面図である。 本実施形態の第1チャンバーの斜視図である。 本実施形態の第2チャンバーの斜視図である。 第1チャンバーの縦断面図である。 図4のA−A断面図である。 (A)及び(B)は、図5の要部拡大図である。 図5のB−B断面図である。 本実施形態の調湿システムの動作の一例を示すフローチャートである。 調湿材の平衡含水率と相対湿度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づき詳細に説明される。なお、各図面は、発明の内容の理解を高めるためのものであり、誇張された表示が含まれる他、各図面間において、縮尺等は厳密に一致していない点が予め指摘される。
図1は、本実施形態に係る調湿システム100を換気システムに利用した住宅20の一例を概念的に示す側面図である。より具体的には、この調湿システム100は、冬期において、住宅20の居室25を換気しながら、空調及び加湿しうるものである。
本実施形態の調湿システム100では、調湿チャンバー1として、実質的に同一仕様を有する第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bが並列的に用いられている。即ち、本実施形態では、調湿チャンバー1として、形状、容積、調湿能力が互いに同一である第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bが用いられている。以下、代表的に、第1チャンバー1Aの一例が説明されるが、第2チャンバー1Bも同様の構造を具えている点が指摘される。
図2には、第1チャンバー1Aの斜視図、図3には、第2チャンバー1Bの斜視図がそれぞれ示されている。図2及び図3に示されるように、各チャンバー1A及び1Bは、内部に空間2を区画するケーシング3と、ケーシング3内の空間に位置する調湿材(点状に図示されている)4とを含んでいる。
本実施形態において、ケーシング3は、例えば、ほぼ直方体形状の空間2を区画しており、その一端側に空気が供給される入口5が形成される一方、その他端側には空気が排出される出口6が形成されている。本実施形態において、各チャンバー1A及び1Bには、下面側に2つの入口5が、上面側には2つの出口6がそれぞれ設けられている。これにより、ケーシング3は、空間2の内部において、入口5から出口6に向かう空気流れを提供することができる。本実施形態において、ケーシング3の空間2には、入口5から出口6に向かう上下方向の空気流れが提供される。
ケーシング3の形状については、内部に空間を区画しうるものであれば、任意の形状が採用され得る。好ましい態様では、ケーシング3は、空間2側の内層3aと、その外側の外層3bとを含む多層構造を具えている。内層3aは、例えば、断熱材料で構成される。これにより、ケーシング3の内部の空間2が外部と断熱され、ひいては、内部の空気の温度(ひいては、相対湿度)の低下を最小限に抑えることができる。これは、調湿材4に安定した吸湿機能又は放湿機能を発揮させるのに有効である。
調湿材4は、例えば、無機多孔質材料が好適であり、例えば、珪藻泥岩、珪藻頁岩、アロフェン、シリカゲル、イモゴライト、セピオライト、ゼオライト及び大谷石等の1種又は2種以上を混合して用いられる。これらの調湿材4は、天然鉱物として産出されたままの状態であってもよいし、焼成又は変成されたものも使用できる。本実施形態では、調湿材4として、ゼオライト系の多孔質材料が用いられている。
本実施形態の調湿材4は、粒状体で用いられている。調湿材4の粒径は、特に限定されるものではないが、過度に大きくなると、強度等や加工性が悪化するおそれがあるので、例えば、2mm以下、より好ましくは1mm以下であるのが望ましい。
図2及び図3に示されるように、本実施形態の調湿材4は、シート材7の少なくとも表面に配されている。シート材7は、粉粒体状の調湿材4を表面に保持しうるものであれば、あらゆる材料のものが採用できる。好ましい態様では、シート材7は、パルプ繊維からなる紙材、不織布や織布といった布材、さらには、樹脂等のバインダーによって成形されたシート体などが好適に採用できる。
本実施形態のシート材7は、パルプ繊維と粉粒体の調湿材4との混合材料を抄いた混抄紙が用いられている。これにより、調湿材4は、シート材7の両方の表面のみならず、その内部にも多数配置され得る。また、シート材7として、布材や樹脂材料が用いられる場合、接着材やバインダーなどを用いて、それらの表面に調湿材4を付着させることができる。
図4には、本実施形態の第1チャンバー1Aの一実施形態の縦断面図が示されている。図5には、図4のA−A断面図が示されている。図4及び図5に示されるように、調湿材4が配されたシート材7は、その表面が、ケーシング3内の空気流れに沿うようにケーシング3内に間隔をあけて複数配置されている。即ち、シート材7の表面は、ケーシング3内の上下方向に沿って配置されており、かつ、シート材7の平面と直角な方向に間隔をあけて複数配置されている。
以上のように構成された第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bは、ケーシング3の入口5に、除湿対象空気(例えば、冬期では、低温の外気のように相対湿度の高い空気)を供給することで、調湿材4に空気中の水蒸気を吸着させることができ、ケーシング3の出口6から放湿した空気を取り出すことができる(以下、「吸湿モード」という。)。逆に、第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bは、ケーシング3の入口5に、加湿対象空気(例えば、冬期では、暖房空調された空気のように相対湿度の低い空気)を供給することで、調湿材4は、その空気中に水蒸気を放出し、ケーシング3の出口6から加湿された空気を取り出すことができる(以下、「放湿モード」という。)。
また、本実施形態の第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bに配された調湿材4は、複数のシート材7の表面に配されているため、ケーシング3内の空気との接触機会を高め、湿気交換面積を増大させ得る。従って、本実施形態の第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bは、調湿材4の吸湿能力及び放湿能力を最大限に高めることができる。
さらに、発明者らの種々の実験の結果、調湿材4の吸放湿速度は、それを保持する担体(シート材7)の熱容量の影響を受け、一般に、前記熱容量が小さいほど、吸放湿速度が向上することが判明している。この点に関し、調湿材4を保持しているシート材7は、厚さが小さいため、熱容量も小さく構成されるので、本実施形態の第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bでは、調湿材4の吸放湿速度を高めることもできる。
図5に良く表されているように、シート材7は、例えば、第1シート材7aと、第2シート材7bとを含んでいる。
第1シート材7aは、両側の表面がケーシング3の空間2に面している。空間2に面するとは、空間2の空気と実質的に接触するように配置されていることを意味する。一方、第2シート材7bは、一方の表面のみがケーシング3の空間2に面し、かつ、他方の表面は、ケーシング3の内面3i(即ち、本実施形態では、内層3aの内面)と接し、空間2の空気と実質的に接触していない。
図6(A)には、図5の第1シート材7aの要部拡大図が示されている。第1シート材7aは、前記空気流れと直角な横断面において、空間2をのびる本体部10と、ケーシング3の内面3iに沿うように本体部10から折れ曲げられてケーシング3に固着された端部分11とを含んでいる。このような第1シート材7aは、本体部10の長手方向に沿った面と、本体部10と直交する面(端部分11の表面)の双方に、調湿材4を配置することができる。従って、ケーシング3の内面に、より効率的に調湿材4を配置することができる。
また、第1シート材7aの本体部10は、ケーシング3の内層3aに接触していないので、そこに保持されている調湿材4の吸放湿速度を効果的に高めることができる。従って、このような位置には、より多くの調湿材4を配置することが望ましい。
一方、図6(B)には、図5の第2シート材7bの要部拡大図が示される。第2シート材7bは、他方の表面は、ケーシング3の断熱材からなる内層3aの内面3iと接触している。このため、第2シート材7bは、ケーシング3によって保持されるので、その調湿材4の吸放湿速度が低下する。このような位置には、相対的に少ない調湿材4を配置することが望ましい。
このような観点より、本実施形態の第1シート材7aは、図6(A)に示されるように、厚さtの調湿材付きの単位シート材12を複数枚(この例では2枚)積層して形成されている一方、本実施形態の第2シート材7bは、図6(B)に示されるように、厚さtの単位シート材12が、第1シート材7aよりも少ない枚数用いられて形成されている。本実施形態では、第2シート材7bは、単位シート材12の1枚で形成されている。各単位シート材12は、それぞれ実質的に同じ調湿材の配置量(質量)を有するように構成されている。従って、本実施形態の第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bにおいては、第2シート材7bの調湿材配置量(質量)は、第1シート材7aの調湿材配置量(質量)よりも小さく、それらの比は約1:2とされている。
単位シート材12の厚さtは、特に限定されないが、極力小さいことが望ましい。これにより、調湿材4の吸放湿性能を高めながら、より多くの単位シート材12、ひいては調湿材4をケーシング3の空間2の中に配置することができる。一方、単位シート材の厚さtが小さすぎると、強度や耐久性が低下するおそれがある。このような観点より、前記厚さtは、好ましくは0.5〜2.0mm程度が望ましい。
図7には、図5のB−B断面図が示されている。図7に示されるように、シート材7は、入口5側の端部15及び出口6側の端部16が、それぞれ、入口5及び出口6から、空気流れに沿って距離Lを隔てた位置に設けられている。このような構成により、入口5から供給された空気は、各シート材7の間の空隙に満遍なく供給され、かつ、出口6から取り出すことができ、広い範囲で吸放湿作用を保証することができる。好ましい態様では、前記距離Lは、50〜200mm程度が好適である。
図1に戻ると、第1チャンバー1Aの一方の入口5には、第1空気供給路21を介して、相対湿度の高い空気が供給される。一般に、冬期では、外気は、居室25内の空気よりも温度が低く、ひいては相対湿度が高い。従って、本実施形態では、第1空気供給路21は、冬期において相対湿度の高い外気を第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bに供給して吸湿モードを実行させる。第1空気供給路21は、例えば、一端側が、住宅20の基礎26に設けられた基礎換気口28を通じて外気と連通している。
また、第1空気供給路21は、その途中に、切替ダンパー30によって、いずれかに択一的に切り替えられる第1分岐路21A及び第2分岐路21Bを含んでいる。本実施形態では、第1空気供給路21の第1分岐路21Aが第1チャンバー1Aの一方の入口5に、第1空気供給路21の第2分岐路21Bが第2チャンバー1Bの一方の入口5にそれぞれ接続されている。従って、第1空気供給路21は、切替ダンパー30を切替制御することにより、第1チャンバー1A又は第2チャンバーのいずれか一方にのみ外気を供給し、吸湿モードで運転させることができる。
第1チャンバー1Aのもう一方の入口5には、第2空気供給路22を介して、相対湿度の低い空気が供給される。本実施形態では、第2空気供給路22は、居室25を空調(暖房)しながら換気するための空気を第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bに搬送するための流路として構成され、例えば、一端側が、熱源チャンバー40に接続されている。
熱源チャンバー40は、内部に断熱された空間を区画するケーシングを具えており、その内部には空気調和機の室内機50が配置されている。熱源チャンバー40には、室内機50の空気吸込口側に、基礎換気口28から床下空間に導入された外気が取り込まれる第1入口40aと、居室25の換気出口25bから居室25の空気(内気)を導入する第2入口40bとがそれぞれ設けられている。また、熱源チャンバー40には、室内機50の空気吹出口側に、室内機50で熱交換された空気が吹き出される出口40cが設けられている。この出口40cには、第2空気供給路22の一端が接続されている。なお、熱源チャンバー40内で、室内機50の空気吸込口と空気吹出口とは、互いの空気が混合しないように隔てられている。
従って、空気調和機を運転することにより、熱源チャンバー40内の室内機50は、新鮮な外気と居室25の空気との混合気を所望の温度に高め(相対湿度を低下させ)、換気用の空気として、出口40cから排出することができる。なお、本実施形態では、外気として、基礎換気口28から床下空間に導入され、この床下空間で、一旦、地熱と熱交換されたものが利用されているが、ダクト等で直接導かれたものが利用されても良く、外気として種々のものが採用できる。
第2空気供給路22は、その途中に、切替ダンパー32によって、いずれかに択一的に切り替えられる第1分岐路22A及び第2分岐路22Bを含んでいる。本実施形態では、第2空気供給路22の第1分岐路22Aが第1チャンバー1Aのもう一つの入口5に、第2空気供給路22の第2分岐路22Bが第2チャンバー1Bのもう一つの入口5にそれぞれ接続されている。従って、第2空気供給路22は、切替ダンパー32を切替制御することにより、第1チャンバー1A又は第2チャンバー1Bのいずれか一方にのみ、熱源チャンバー40内で生成された暖められた相対湿度の低い換気空気を供給し、放湿モードで運転させることができる。これにより、換気空気が供給された第1チャンバー1A又は第2チャンバー1Bの出口6からは、調湿材4から水蒸気を受け取って加湿された換気空気を取り出すことができる。
第1チャンバー1Aの一方の出口6には、排気路23が接続されている。排気路23は、第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bを通った空気を住宅20の外部に排出するための流路であって、例えば、一端側が、住宅20の小屋裏又は軒天井等を通して外気と連通している。
また、排気路23は、その途中に、切替ダンパー34によって、いずれかに択一的に切り替えられる第1分岐路23A及び第2分岐路23Bを含んでいる。本実施形態では、排気路23の第1分岐路23Aが第1チャンバー1Aの一方の出口6に、排気路23の第2分岐路23Bが第2チャンバー1Bの一方の出口6にそれぞれ接続されている。さらに、排気路23には、第1分岐路23A及び第2分岐路23Bを負圧にするための排気用のファン35が設けられている。
排気路23は、切替ダンパー34を切替制御されることにより、第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bのいずれか一方の空気を住宅20の外部に排出することができる。本実施形態では、吸湿モードで運転中のチャンバーにのみ、排気路23が接続されるように、切替ダンパー34が制御される。これにより、チャンバー内の調湿材4に水蒸気を奪われ、相対湿度の低下した空気が住宅20の外気へと排出される。
第1チャンバー1Aのもう一方の出口6には、換気路24の一端が接続されている。換気路24は、第1チャンバー1A又は第2チャンバー1Bを通った空気を住宅20の居室25に供給するための流路である。換気路24の他端は居室25の換気入口25aに連通している。また、換気路24は、その途中に、切替ダンパー36によって、いずれかに択一的に切り替えられる第1分岐路24A及び第2分岐路24Bを含んでいる。
本実施形態では、換気路24の第1分岐路24Aが第1チャンバー1Aのもう一つの出口6に、換気路24の第2分岐路24Bが第2チャンバー1Bのもう一つの出口6にそれぞれ接続されている。本実施形態では、換気路24の切替ダンパー36は、放湿モードで運転されている第1チャンバー1A又は第2チャンバー1Bが、居室25に連通するように、切替制御される。
上記した切替ダンパー30、32、34及び36、ファン35及び空気調和機は、図示しない制御装置によって、予め定められた処理手順で切替え制御される。
以上のように構成された換気システムの運転フローは、図8のフローチャートで示されている。
制御装置は、先ず、計時を開始した後(ステップS1)、第1チャンバー1Aを放湿モードに切り替える(ステップS2)。これにより、第1チャンバー1Aで加湿された換気空気が居室25へと供給される。
第1チャンバー1Aの放湿モード時、制御装置は、切替ダンパー32の切替により、第2空気供給路22の第1分岐路22Aと第1チャンバー1Aの入口5とを連通させる。また、制御装置は、切替ダンパー36の切替により、換気路24の第1分岐路24Aと、第1チャンバー1Aの出口6とを連通させる。これにより、熱源チャンバー40で空調された換気空気は、第2空気供給路22を通り、第1チャンバー1Aの調湿材4で加湿され、換気路24を経て居室25へと供給される。この際、制御装置は、例えば、居室25の換気入口25aに設けたダンパー33を制御することで、第1チャンバー1Aを通過する風量を「風量A」に設定する。これにより、放湿モードは、風量Aで行われる。
次に、制御装置は、第2チャンバー1Bを吸湿モードに切り替える(ステップS3)。これにより、第2チャンバー1Bの調湿材4に、外気の水蒸気を吸収させることができる。
第2チャンバー1Bの吸湿モード時、制御装置は、切替ダンパー30の切替により、第1空気供給路21の第2分岐路21Bと第2チャンバー1Bの入口5とを連通させる。また、制御装置は、切替ダンパー34の切替により、排気路23の第2分岐路23Bと、第2チャンバー1Bの出口6とを連通させる。これにより、相対湿度の高い外気は、第1空気供給路21を通り、第2チャンバー1Bの調湿材4で吸湿され、排気路23を経て住宅20の外部に排出される。この際、制御装置は、例えば、排気用のファン35を制御することで、第1空気供給路21の風量を「風量B」に設定する。これにより、吸湿モードは、風量Bで行われる。この風量Bは、放湿モードの風量Aよりも大きく設定される。
上述のように、調湿材4の吸湿速度は、その放湿速度よりも小さい傾向がある。その原因の一つとして、本実施形態で用いられているようなゼオライト系の調湿材が有する温度依存性が挙げられる。図9には、ゼオライト系の調湿材の一般的な平衡含水率と空気の相対湿度との関係を示すグラフの一例が示される。このように、調湿材4は、周囲の空気の相対湿度(温度)によって、異なる吸放湿性能を示す。そして、調湿材4の吸湿モードと放湿モードとでは、供給される空気の温度が異なっており、その空気温度の違いが吸湿速度と放湿速度との差に影響していると考えられる。
従って、本発明のように、吸湿モード時の風量Bを、放湿モード時の風量Aよりも大きく設定することにより、例えば、放湿モードにある第1チャンバー1Aの調湿材4の放湿量と、吸湿モードにある第2チャンバー1Bの調湿材4の吸湿量とをバランス乃至実質的に一致させることができ、ひいては、各々の調湿材4の吸放湿能力を最大限に活用することが可能になる。
好ましい態様では、第1チャンバー1A及び第2チャンバー1Bのそれぞれにおいて、吸湿モードでの調湿材4の水蒸気の吸湿量と、放湿モードでの調湿材4の水蒸気の放出量との差が10%以下、好ましくは7%以下となるように、前記風量の比B/Aを調節することが望ましい。この比は、使用する調湿材4の吸湿速度及び放湿速度の比に基づいて、適宜決定することができる。本実施形態では、調湿材4の吸湿速度が放湿速度の約2/3であるため、放湿モード時の風量Bが、吸湿モード時の風量Aの1.5±0.2倍、好ましくは1.5±0.1倍に設定される。
次に、制御装置は、予め定められた時間が経過したか否かを判断し(ステップS4)、結果が否定的である場合(ステップS4でN)、ステップS2及びS3をループする。従って、予め定められた時間が経過するまで、第1チャンバー1Aは、放湿モードで運転される一方、第2チャンバー1Bは、吸湿モードで運転される。上記「時間」は、任意に設定しうるが、例えば、各チャンバー1A及び1Bの調湿材4の吸放湿性能及び通過風量等とに基づいて、調湿材4が完全に放湿を終えるまでのぎりぎりの時間として設定することができる。
次に、ステップS4の結果が肯定的である場合(ステップS4でY)、制御装置は、これまでの計時をリセットし、新たな計時を開始する(ステップS6)。
次に、制御装置は、第1チャンバー1Aを吸湿モードに切り替える(ステップS7)。これにより、第1チャンバー1Aの調湿材4に、外気の水蒸気を吸収させることができる。
第1チャンバー1Aの吸湿モード時、制御装置は、切替ダンパー30の切替により、第1空気供給路21の第1分岐路21Aと第1チャンバー1Aの入口5とを連通させる。また、制御装置は、切替ダンパー34の切替により、排気路23の第1分岐路24Aと、第1チャンバー1Aの出口6とを連通させる。これにより、相対湿度の高い外気は、第1空気供給路21を通り、第1チャンバー1Aの調湿材4で吸湿され、排気路23を経て住宅20の外部に排出される。なお、第1空気供給路21の風量は、先に調節された風量Bに維持されており、第1チャンバー1Aの吸湿モードも風量Bで行われる。
次に、制御装置は、第2チャンバー1Bを放湿モードに切り替える(ステップS8)。これにより、今度は、第2チャンバー1Bで加湿された換気空気が居室25へと供給される。
第1チャンバー1Aの放湿モード時、制御装置は、切替ダンパー32の切替により、第2空気供給路22の第2分岐路22Bと第2チャンバー1Bの入口5とを連通させる。また、制御装置は、切替ダンパー36の切替により、換気路24の第2分岐路24Bと、第2チャンバー1Bの出口6とを連通させる。これにより、熱源チャンバー40で空調された換気空気は、第2空気供給路22を通り、第2チャンバー1Bの調湿材4で加湿され、換気路24を経て居室25へと供給される。なお、第2空気供給路22の風量は、先に調節された風量Aに維持されており、第2チャンバー1Bの放湿モードも風量Aで行われる。
次に、制御装置は、予め定められた前記時間が経過したか否かを判断し(ステップS9)、結果が否定的である場合(ステップS9でN)、ステップS7及びS8をループする。従って、予め定められた時間が経過するまで、第2チャンバー1Bは、放湿モードで運転される一方、第1チャンバー1Aは、吸湿モードで運転される。次に、ステップS9の結果が肯定的である場合(ステップS9でY)、制御装置は、これまでの計時をリセットし(ステップS10)、新たな計時を開始する(ステップS1)。以後、ステップS2以降が繰り返される。
以上述べたように、本実施形態では、第1チャンバー1Aと第2チャンバー1Bとは、常に、異なる運転モードとされる。従って、第1チャンバー1Aが放湿モードで運転されている間、第2チャンバー1Bは吸湿モードで運転され、第1チャンバー1Aが吸湿モードで運転されている間、第2チャンバー1Bは放湿モードで運転される。従って、本実施形態のシステムでは、第1チャンバー1A又は第2チャンバー1Bの放湿モードを交互に利用することで、加湿された空気を実質的に連続して取り出し、居室25に供給することができる。
しかも、本実施形態では、吸湿モード時の風量Bを、放湿モード時の風量Aよりも大きく設定することにより、例えば、放湿モードにある第1チャンバー1Aの調湿材4の放湿量と、吸湿モードにある第2チャンバー1Bの調湿材4の吸湿量とをバランス乃至実質的に一致させることができ、ひいては、各々の調湿材4の吸放湿能力を最大限に活用することが可能になる。
従って、本実施形態の調湿システム100を用いた換気システムによれば、居室25に、空調及び加湿された外気を連続的に、かつ、効率よく、供給することができる。
調湿チャンバーを2.5m×0.45m×0.15mの直方体形状で試作した。各チャンバーには、合計1.8kgのゼオライト系の調湿材を3.6m2の配置面積で配置した。そして、吸湿モード時の吸湿量と、放湿モード時の放湿量とが測定された。吸湿モードでは、温度5℃、絶対湿度4.5g/kg’の外気が調湿チャンバーに供給された。放湿モードでは、外気を空気調和機で暖めた温度35℃、絶対湿度4.5g/kg’の空気が調湿チャンバーに供給された。そして、放湿モード及び吸湿モードの風量を違えて、調湿材の吸放湿量が測定された。テストの結果は、表1に示されている。
テストの結果、吸湿モード時の風量が、放湿モード時の風量よりも大きい場合に、お互いの吸放湿量が近似していることが確認できた。
1 調湿チャンバー
1A 第1チャンバー
1B 第2チャンバー
4 調湿材
20 住宅
21 第1空気供給路
22 第2空気供給路
24 換気路
25 居室
100 調湿システム

Claims (5)

  1. 加湿された空気を居室に供給するための調湿システムであって、
    内部に調湿材が収容された第1チャンバーと、
    内部に調湿材が収容されしかも前記第1チャンバーと実質的に同一仕様を有する第2チャンバーと、
    前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーに除湿対象空気を供給する第1空気供給路と、
    前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーに加湿対象空気を供給する第2空気供給路と、
    前記第1チャンバー又は前記第2チャンバーを通過した空気を居室に供給する換気路と、
    前記第1空気供給路、前記第2空気供給路及び前記換気路を制御する制御装置とを含み、
    前記制御装置は、前記第1空気供給路を制御して、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーの一方に前記除湿対象空気を供給し、そのチャンバーの前記調湿材に空気中の水蒸気を吸着させる吸湿モードと、
    前記第2空気供給路を制御して、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーの他方に前記加湿対象空気を供給し、そのチャンバーの前記調湿材が保持する水蒸気を前記空気中に放出させる放湿モードとを、並列して行わせるものであり、
    しかも、前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーのそれぞれにおいて、前記吸湿モードと前記放湿モードとが交互に繰り返されて、加湿された空気が実質的に連続して前記居室に供給されるとともに、前記吸湿モード時の風量が前記放湿モード時の風量よりも大きいことを特徴とする調湿システム。
  2. 前記第1チャンバー及び前記第2チャンバーのそれぞれにおいて、前記吸湿モードでの前記調湿材の水蒸気の吸着量と、前記放湿モードでの前記調湿材の水蒸気の放出量との差が10%以下とされている請求項1記載の調湿システム。
  3. 前記調湿材は、温度依存性を有する請求項1又は2記載の調湿システム。
  4. 前記第1空気供給路の風量が、前記第2空気供給路の風量の1.5±0.2倍である請求項1乃至3のいずれかに記載の調湿システム。
  5. 前記第1空気供給路には、外気が供給され、
    前記第2空気供給路には、前記居室の空気と外気との混合気を空気調和機で暖めた空気が供給される請求項1乃至4のいずれかに記載の調湿システム。
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