JP7462003B1 - 加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 - Google Patents
加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7462003B1 JP7462003B1 JP2022155937A JP2022155937A JP7462003B1 JP 7462003 B1 JP7462003 B1 JP 7462003B1 JP 2022155937 A JP2022155937 A JP 2022155937A JP 2022155937 A JP2022155937 A JP 2022155937A JP 7462003 B1 JP7462003 B1 JP 7462003B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- humidifying
- recess
- air
- water
- water supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 91
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 21
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 7
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 7
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 5
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 4
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920002972 Acrylic fiber Polymers 0.000 description 1
- 208000025721 COVID-19 Diseases 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000003749 cleanliness Effects 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- CNQCVBJFEGMYDW-UHFFFAOYSA-N lawrencium atom Chemical compound [Lr] CNQCVBJFEGMYDW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920001059 synthetic polymer Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Air Humidification (AREA)
Abstract
Description
特に冬場の外気導入は、冬場の外気が乾燥しているため、加湿が重要な機能となる。
一方、空気調和機の加湿用吸水は、室内空気の清浄性から、上水道からの給水の要求がある。上水道からの直接給水は第三者機関の認証が必要である。この認証を得るために給水配管との間に一定の距離を確保しなければならず、加湿エレメントの面積が狭まるという課題がある。
図1に、本発明の実施形態1に係る空気調和機Kの外観図を示す。なお、図1では、筐体の天板を省略して示している。
実施形態1の空気調和機Kは、室内の給排気を強制的に行う強制給排気送風機と、排気される室内の空気から熱を回収して新しく取り入れた外気に熱を移す機能とを有している。
空気調和機Kは、全熱交換器1、熱交換器2、加湿エレメント3、給気送風機4、および排気送風機5を備えている。
全熱交換器1は、屋外への排気の熱を室内への給気の熱として回収する。
加湿エレメント3は、後記の風路(図2の矢印α12)内に水分を供給する。
具体的には、加湿エレメント3の風路内を空気が流れることで、水が蒸発して空気が加湿される。加湿エレメント3は、室内への給気を相対湿度40~70%の設定湿度に加湿する。
排気送風機5は、還気のために室内の空気を屋外に排出する。
図2に、実施形態に係る空気調和機Kの全熱換気時の模式的機能図を示す。
「OA」は外気の取り込みを表す。「SA」は室内への給気を表す。「RA」は還気のために室内の空気の排出を表す。「EA」は室内の空気の屋外への排気を表す。
空気調和機Kの換気は、全熱換気と普通換気とがある。ダンパー装置6(図2参照)で還気(RA)の風路が切り換えられる。
全熱換気は、ダンパー装置6(図2参照)で風路切替しない。
空気調和機Kの換気に際しては、給気送風機4を稼働して、屋外から外気(OA)を取り込み(図2の矢印α11)、室内に給気(SA)する(図2の矢印α12)。また、排気送風機5を稼働して、室内から還気(RA)を取り込み(図2の矢印α21)、屋外に排気(EA)する(図2の矢印α22)。
図3に、実施形態に係る空気調和機Kの普通換気時の模式的機能図を示す。
普通換気は、ダンパー装置6で風路切替する。普通換気は、全熱換気と同様、給気送風機4と排気送風機5とが稼働される。
普通換気は、図3に示すように、屋外から取り込んだ外気(OA)(図3の矢印α31)を全熱交換器1を通さず、室内に給気(SA)する(図3の矢印α32)。室内から排出する還気(RA)(図3の矢印α41)は全熱交換器1で熱交換が行われることなく、屋外に排気(EA)される(図3の矢印α42)。
空気調和機Kにおいて還気口8a内には、室内の還気(RA)の空気が流れるRA風路9が形成されている。
加湿エレメント3は、ドレンパン10の上に配置されている。ドレンパン10は、加湿エレメント3に供給される水のうち余分となった水を受ける。
ドレンパン10は、上部に開口10aをもつ矩形の略皿状の形状を有し、金属、プラスチック等で形成されている。ドレンパン10で受けた水は、排水口10bから外部に排出される。
図5Bに、図5AのII部拡大図を示す。
加湿エレメント3は、加湿部11と型枠12と給水配管13とを有している。
加湿部11は通風方向(図5Aの矢印β11)に面するように配置されている。
加湿部11は、紙(吸収紙)である。紙とは、「植物繊維を膠着(固定)」させて製造したもの」であり、広義には「素材として合成高分子を用いて製造した合成紙のほか、繊維状無機材料を配合した紙も含む」。
図5Bに示す加湿部11は、ポリエステル繊維とアクリル繊維とで形成され、抗菌剤と親水剤を含ませて構成されている。加湿部11は、図5Bの矢印β11に示すように、繊維11s間の隙間から風を通すことができる。
加湿部11は、給水配管13(小孔13a)から供給される水を保持し、給気送風機4による風(図5A、図5Bの矢印β11)(空気)に湿気を付与する。つまり、加湿部11は、給水配管13から供給される水を保持し、給気送風機4による風で蒸発させて、給室内への給気(SA)を所望する湿度になるように加湿する。
給水配管13に、下方で対向する位置近傍に凹部11bを設けることにより、給水配管13との一定の距離を確保しつつ、加湿部11の面積(蒸発面積)を増やすことができる。加湿部11の凹部11bの底面11b1は、加湿部11の上面11aより低いことで、給気送風機4による風で発生する水飛びを抑制できる(小孔13aからの加湿用の水は凹部11bの範囲内に供給される)。
型枠12は、加湿部11を外側から覆い、加湿エレメント3の形状を形作っている。型枠12は、防錆処理が施された金属で形成されている。
図6に、実施例の加湿エレメント103の図4のI-I線断面斜視相当図を示す。
実施例の図6に示すように、給水配管113の小孔113aからの給水量が多い場合、加湿部111で保持する水w100以外の余分な水w101が凹部111bをオーバーフローし(凹部111bの窪み部分からあふれて上面111aを乗り越え)、加湿部111の外側に付着する場合がある。即ち、給水配管113の小孔113aから凹部111bに供給された水は加湿部111の内部に浸透していくが、加湿部111の内部に浸透していく水の量よりも多くの量の水が小孔113aから凹部111bへと供給されると、オーバフローを生じる。
すると、給気送風機からの風(図6の矢印β101)で水飛びが発生し、余計な(意図せぬ)湿気(水分)が室内に供給されてしまう。図6は、本発明の実施形態に属するものではあるが、13aからの水量が多くなると、オーバフローが生じるので、図7の変形例のような構成とするとよい。
そこで、本実施形態の加湿エレメント3は、図7に示すように、加湿部(吸収材)11の端に余分な水が流出する排水路11cを配置する構成としている。例えば、加湿部(吸収材)11の低い位置(下流側)となる箇所に余分な水が流出する排水路11cを配置する構成としている。図7に、図4の加湿エレメント3の型枠12を透視したII方向矢視図を示す。なお、図7では、上側の型枠12と給水配管13を省略して示している。
排水路11cは、凹部11b内の水が適量を超えた場合に排水されるように形成されている。換言すれば、排水路11cは、加湿部11から水飛びがせず、空気に与える加湿部11で保持する水分が適切になるように形成されている。
そこで、排水路11cは、加湿部11の上面11aより低く、かつ、凹部11bと連続するように形成されている。これにより、排水路11cは、加湿部11の吸水量を、給水配管13からの供給水量が適量(加湿部11が保持できる水量)を超えた場合に水飛びしないように排水する。
排水路11cからの排水により、給水配管13の小孔13aから供給される水が加湿部11の凹部11bをオーバーフローすること(加湿部11の上面11aを乗り越えること)を抑制できる。これにより、水が加湿部11の凹部11bをオーバーフローすることで室内に水飛びが生じることを回避できる。
加湿部11を前記の紙材で形成し、凹部11bを設けることにより水道認証を得るために、給水配管13と加湿エレメント3との間の距離を確保し、加湿エレメント3の面積(蒸発面積)の拡大を同時に実現できる。
図8に、変形例1の加湿エレメント3Aの図4のI-I線断面斜視相当図を示す。
変形例1の加湿エレメント3Aは、実施形態の加湿部11の凹部11b(図4A参照)を、加湿部21の横断面略V字形状の凹部21bとしたものである。これ以外の構成は、実施形態と同様であるので、同様な構成要素には同一の符号を付して示し、説明は省略する。
凹部21bの端部または一部には、実施形態と同様(図7参照)、凹部21bをオーバーフローする水を排水する排水路21cが設けられている。
変形例1によれば、加湿部21への余分な水の分配による水飛びを抑制できる。
図9に、変形例2の加湿エレメント3Bの図4のI-I線断面斜視相当図を示す。
変形例2の加湿エレメント3Bは、実施形態の加湿部1の凹部11b(図4A参照)を、加湿部31の横断面が単数または複数の略W字形状の凹部31bとしたものである。これ以外の構成は、実施形態と同様であるので、同様な構成要素には同一の符号を付して示し、説明は省略する。
凹部31bの端部または一部には、実施形態と同様(図7参照)、凹部31bをオーバーフローする水を排水する排水路31cが設けられている。
変形例2によれば、加湿部31への余分な水の分配による水飛びを抑制できる。加湿部31は、単数または複数の略W字形状の凹部31bをもつので、蒸発面積を広くできる。
1.なお、前記実施形態、変形例では、凹部11b、21b、31bが横断面略矩形状、略V字形状、単数または複数の略W字形状の場合を例示したが、凹部であればその形状は適宜任意に選択できる。
2 熱交換器(熱交換器)
3、3A、3B 加湿エレメント
4 給気送風機(送風機)
5 排気送風機(送風機)
11,21、31 加湿部
11a、21a、31a 加湿部の上面
11b、21b、31b 凹部
11b1、21b1、31b1 凹部の底面
11c、21c、31c 排水路
13 給水配管
s1 凹部の幅
s2 給水配管の直径
K 空気調和機(空気調和装置)
Claims (7)
- 水を供給する給水配管と、
前記給水配管の下方に配置され、空気を加湿する加湿部とを備え、
前記加湿部における前記給水配管の下方の対向する位置に凹部が設けられ、
前記給水配管と前記加湿部の上面との上下方向距離は水道認証を得るための一定の距離未満であるが、前記凹部を設けることにより前記給水配管と前記凹部との間には前記一定の距離が確保されている
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 請求項1に記載の加湿エレメントにおいて、
前記加湿部は、
前記加湿部の上面より低く、かつ、前記凹部に連続して形成され、前記凹部内の水を排水する排水路を有している
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 請求項1に記載の加湿エレメントにおいて、
前記加湿部は、紙材である
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 請求項1に記載の加湿エレメントにおいて、
前記加湿部の前記凹部の底面が前記加湿部の上面より低い
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 請求項1に記載の加湿エレメントにおいて、
前記加湿部の延在面は、通風方向に対向して配置され、
前記加湿部の前記凹部の底面が前記加湿部の上面より低い
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 請求項1に記載の加湿エレメントにおいて、
前記凹部の幅は前記給水配管の直径より長い
ことを特徴とする加湿エレメント。 - 熱交換器、送風機、および請求項1から請求項6の何れか一項に記載の加湿エレメントを具備することを特徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022155937A JP7462003B1 (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022155937A JP7462003B1 (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7462003B1 true JP7462003B1 (ja) | 2024-04-04 |
JP2024052733A JP2024052733A (ja) | 2024-04-12 |
Family
ID=90474164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022155937A Active JP7462003B1 (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7462003B1 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020202563A1 (ja) | 2019-04-05 | 2020-10-08 | 三菱電機株式会社 | 加湿体ユニット及び加湿装置 |
-
2022
- 2022-09-29 JP JP2022155937A patent/JP7462003B1/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020202563A1 (ja) | 2019-04-05 | 2020-10-08 | 三菱電機株式会社 | 加湿体ユニット及び加湿装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2024052733A (ja) | 2024-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8096534B2 (en) | Water distribution tray | |
JP4816251B2 (ja) | 空調装置及び建物 | |
US20110036541A1 (en) | Heat exchange ventilator | |
JP5108351B2 (ja) | 建物の換気システム及びユニット建物 | |
JP2007147117A (ja) | 間接気化冷却エレメント、空調装置及び建物 | |
KR101436256B1 (ko) | 공기 냉각용 흡습패드 고정을 위한 프레임의 설치구조 | |
JP7462003B1 (ja) | 加湿エレメントおよびこれを備える空気調和装置 | |
JP6671584B2 (ja) | 水蒸発冷却による冷房装置 | |
JP2007147116A (ja) | 間接気化冷却エレメント、空調装置及び建物 | |
JP2007315712A (ja) | 空調装置及び建物 | |
JP2008075922A (ja) | 調湿冷暖房装置及びそれを用いた空間構造 | |
JP4997830B2 (ja) | 空調装置及び建物 | |
JP2014163528A (ja) | 冷暖房換気システム | |
JP2013092320A (ja) | 空調装置 | |
JP5495914B2 (ja) | 家屋の空調システム | |
JP4816252B2 (ja) | 空調装置及び建物 | |
JPH04320742A (ja) | 空調機 | |
KR101563696B1 (ko) | 가습 및 환기 장치 | |
JP6890666B2 (ja) | 加湿体ユニット及び加湿装置 | |
JP4816253B2 (ja) | 空調装置及び建物 | |
JP7478586B2 (ja) | 給気制御装置及び空調システム | |
JPH0758131B2 (ja) | 加湿装置 | |
JP6386937B2 (ja) | 調湿システム | |
CN106839115A (zh) | 风管机 | |
JP7186648B2 (ja) | 加湿素子、加湿装置、換気装置及び空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231010 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20231205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231225 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20240109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7462003 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |