JPWO2015190177A1 - 操作子操作検出装置 - Google Patents

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Abstract

固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる鍵操作検出装置5の提供を目的とする。鍵4が回動自在に支持されるフレーム2に設けられる基板10上に形成された固定側接触面10aと、フレーム2に設けられるベース部6と、ベース部6から膨出するドーム部7と、ドーム部7の膨出側先端に設けられるトップ部8と、トップ部8に設けられる可動側接点9aとを備え、ドーム部7の弾性変形により固定側接触面10aと可動側接点9aとが接触し、鍵4の操作信号を伝達する鍵操作検出装置5において、ベース部6とドーム部7との交線を含む基端側平面BPと、ドーム部7とトップ部8との交線を含む先端側平面TPとが、鍵4の回動軸3a側で交わり、固定側接触面10aを含む接点側平面CPと基端側平面BPとが鍵4の回動軸3aで交わる。

Description

本発明は操作子操作検出装置に関する。詳しくは、操作子の操作を検出する信号を伝達可能にする操作子操作検出装置に関する。
従来、操作者の押圧操作により回動する操作子の操作の際に操作子に対して反力を発生させるとともに操作子の操作を検出する信号を伝達可能にする操作子操作検出装置が知られている。操作子操作検出装置には、ゴム等の弾性部材を膨出させたドーム部と固定側接点部および可動側接点部が設けられている。操作子操作検出装置は、操作子によって押圧されることによりドーム部が変形し、操作子に対して変形による反力を発生させるように構成されている。加えて、操作子操作検出装置は、操作子によって押圧されることにより固定側接点部に可動側接点部が接触し、操作子の操作を検出する信号を伝達可能に構成されている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の鍵操作検出装置(操作子操作検出装置)は、固定側接点部と可動側接点部とからなる複数の鍵スイッチが弾性膨出部(ドーム部)の内部に設けられている。鍵スイッチは、機台に設けられた固定側接点部に対向するようにして弾性膨出部に可動側接点部が設けられている。鍵操作検出装置は、操作子である鍵に押圧されると弾性膨出部の屋根部分が内側に折れ曲がる座屈現象が発生し、可動側接点部が固定側接点部に接触する。この際、鍵操作検出装置は、弾性膨出部の鍵の回動支点に近い側と遠い側とで変形量の割合が異なる。従って、鍵操作検出装置は、固定側接点部の接触面と可動側接点部の接触面とが均一に接触せず、弾性膨出部の押圧方向に垂直な方向の力である押圧力のせん断方向の分力が発生する。これにより、鍵操作検出装置は、固定側接点部の接触面と可動側接点部の接触面との間で滑りや浮きを原因とするチャタリングが発生しやすくなり、接点の接触状態が不安定になる問題があった。
特開2007−25576号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、固定側接点と可動側接点との間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる操作子操作検出装置の提供を目的とする。
即ち、本発明においては、回動支点を中心に回動する操作子が回動自在に支持される機台に設けられ、固定側接触面を有する固定側接点部と、前記機台に直接または間接的に設けられるベース部と、前記ベース部から膨出するドーム部と、前記ドーム部の膨出側先端に設けられ、前記操作子によって前記固定側接点部に近接する側へ押圧されるトップ部と、前記トップ部に設けられ、前記固定側接点部と接触可能な可動側接点部と、を備え、前記トップ部が前記操作子によって押圧された際に前記ドーム部が弾性変形し、前記固定側接点部と前記可動側接点部とが接触することにより前記操作子の操作を検出する操作子操作検出装置において、互いに隣接する前記ベース部と前記ドーム部との交線を含む基端側平面と、互いに隣接する前記ドーム部と前記トップ部との交線を含む先端側平面とが、前記操作子の回動支点に近い側で交わるものであり、前記固定側接点部に形成される固定側接触面を含む接点側平面と前記基端側平面とが、前記操作子の回動支点に近い側で交わるように構成されるものである。
また、本発明においては、前記固定側接点部と前記可動側接点部とが接触する際に前記固定側接触面に対して平行になる可動側接触面が、前記可動側接点部に形成されるものである。
また、本発明においては、前記操作子は、前記回動支点を通る回動軸を中心に回動するものであり、前記基端側平面と前記先端側平面との交線が、前記操作子の前記回動軸に略一致するように構成されるものである。
また、本発明においては、前記操作子は、前記回動支点を通る回動軸を中心に回動するものであり、前記接点側平面と前記基端側平面との交線が、前記操作子の前記回動軸に略一致するように構成されるものである。
本発明においては、前記基端側平面と前記先端側平面との交線に平行かつ前記基端側平面に対して垂直な面における前記ドーム部と前記トップ部との断面形状の長さが、前記基端側平面と前記先端側平面との交線からの距離が大きくなるにつれて増大するように構成されるものである。
本発明においては、前記ドーム部における前記操作子の回動支点の反対側の側面が、前記基端側平面と前記先端側平面との交線を中心とする円弧状に構成されるものである。
また、本発明の操作子操作検出装置は、前記基端側平面及び前記先端側平面との交線と、前記基端側平面及び前記接点側平面の交線とが、略一致するように構成されるものである。
また、本発明においては、前記固定側接触部は、前記機台に形成され、且つ、前記機台に形成された第1平面と交差する第2平面に形成されるものである。
また、本発明においては、前記操作子は、前記トップ部の接触面を押圧する操作子押圧面を備え、前記第2平面は、前記操作子の前記操作が検出されているときに、前記操作子押圧面と略平行な状態となるものである。
本発明によれば、回動操作される操作子によって押し込まれる際のドーム部の変形の割合が全周にわたって均一に近づくことで固定側接点に接触した可動側接点に加わる押圧力のせん断方向の分力が小さくなる。これにより、固定側接点と可動側接点との間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
(a)本発明に係る操作子操作検出装置を備えた鍵盤装置の一実施形態の構成を示した部分上面図(b)同じく側面断面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態における拡大上面図(b)同じく拡大正面図(c)同じく側面の拡大部分断面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態における基端側平面と先端側平面との基準交線を示す拡大斜視図(b)同じく拡大側面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態における接点側平面と基端側平面との基準交線を示す拡大斜視図(b)同じく拡大側面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態における座屈現象が発生していない状態でのドーム部の変形の割合と可動接点部の移動の割合と示す拡大側面図(b)同じく座屈現象が発生している状態でのドーム部の変形の割合を示す拡大側面図(c)同じく座屈現象が進行した状態での可動接点部の移動の割合示す拡大側面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第二実施形態における側面の拡大部分断面図(b)同じく可動側接点と固定側接点とが接触した状態を示す側面断面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第三実施形態における拡大上面図(b)同じく拡大側面図(c)図7(a)、図7(b)におけるX矢視断面図、Y矢視断面図、Z矢視断面図。 本発明に係る操作子操作検出装置の第四実施形態における拡大側面図。 本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態から第四実施形態において接点側平面、基端側平面および先端側平面との基準交線が回動軸に一致している状態を示す側面図。 (a)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態から第四実施形態において接点側平面と基端側平面と間隔がベース部の下限値よりも小さい場合の側面部分断面図(b)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態から第四実施形態において接点側平面と基端側平面と間隔がベース部の上限値よりも大きい場合の側面部分断面図(c)本発明に係る操作子操作検出装置の第一実施形態から第四実施形態において接点側平面と基端側平面と間隔がベース部の下限値よりも小さい箇所とベース部の上限値よりも大きい箇所がある場合の側面部分断面図。
<第一実施形態>
以下に、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る鍵盤装置1について説明する。鍵盤装置1は、本実施形態において電子鍵盤楽器の鍵盤装置である。
鍵盤装置1は、フレーム(機台)2、上限ストッパ2a、鍵支点部3、鍵4および操作子操作検出装置である鍵操作検出装置5を具備する。鍵盤装置1は、複数の鍵4(白鍵4aと黒鍵4b)が隣り合うようにして機台であるフレーム2に配置されている。各鍵4は、一側がフレーム2に設けられた鍵支点部3に回動支点である回動軸3aを介して回動自在に支持され、鍵4が操作されていないときにおいて、他側がフレーム2に設けられている上限ストッパ2aに接触している。さらに、鍵盤装置1には、各鍵4に対応する複数の鍵操作検出装置5が各鍵4に対向するように設けられている、つまり、鍵盤装置1は、鍵4と鍵4に対応する鍵操作検出装置5とが鍵4の配列方向にそれぞれ隣り合うようにしてフレーム2に設けられている。
鍵盤装置1は、鍵4が操作者により押圧されると(図1(b)黒塗矢印参照)、操作された鍵4に対応する鍵操作検出装置5が圧縮変形されることによって、鍵4の操作に対する反力を発生させるとともに鍵4の操作に対する信号が伝達されるように構成されている。
次に、図1と図2とを用いて、本発明の第一実施形態に係る鍵操作検出装置5について具体的に説明する。鍵操作検出装置5は、操作子である鍵4の操作に対する反力(以下、単に「反力」と記す)を発生させるとともに、鍵4の操作を検出する信号を伝達可能にするものである。図2に示すように、鍵操作検出装置5は、シリコンゴム等の弾性部材から構成されているベース部6、ドーム部(外側ドーム部)7、トップ部8、内側ドーム部9および絶縁体基材から構成される基板10を具備する。
また、フレーム2は、その上面に、鍵支点部3が形成された第1平面部2b、鍵支点部3から第1平面部2bよりも遠い位置に形成された第2平面部2c、及び鍵支点部3から第2平面部2cよりも遠い位置に形成された第3平面部2dを備えている。第1平面部2b及び第3平面部2dは、鍵4の下面であり、トップ部8の鍵4との接触面である接触面8aを押圧する後述の鍵押圧面4cと、鍵4が操作されていない状態において、略平行な状態とされている。また、第2平面部2cは、後述の図5(b)及び(c)に示されるように、鍵4が操作(押圧)されている状態において、鍵押圧面4cと略平行な状態となるものである。
ベース部6は、鍵操作検出装置5のうちの弾性部材から構成されているドーム部7、トップ部8および内側ドーム部9を固定するものである。ベース部6は、板状に形成されている。ベース部6は、一側平面に図示しない複数の固定用の突出部が形成されている。ベース部6は、一側平面が基板10に密接するようにして突出部によって基板10に固定されている。ベース部6には、他側平面に複数のドーム部7が形成されている。つまり、鍵操作検出装置5は、複数の鍵操作検出装置5のベース部6が一体に形成されている。なお、本実施形態において、複数の鍵操作検出装置5のベース部6が一体に構成されているがこれに限定されるものではなく、一つのベース部6にドーム部7が一つだけ形成されている構成でもよい。
ドーム部7は、トップ部8を支持するものである。ドーム部7は、ベース部6の他側平面から鍵盤装置1の鍵4に向かって膨出した中空のドーム状に形成されている。具体的には、図2(a)に示すように、ドーム部7は、ベース部6の他側平面視において一組の離間した円弧同士を直線によって接続した長円状(長孔状)の側壁7aが、ベース部6の他側平面から突出するように形成されている。そして、図2(b)と図2(c)とに示すように、ドーム部7は、側壁7aの突出側に側壁7aで囲われた空間を覆うようにして屋根7cが形成されている。ドーム部7の側壁7aと屋根7cとは、曲面7bを介して滑らかに連結され一体に形成されている。さらに、ドーム部7は、屋根7cの先端にトップ部8が形成されている。つまり、ドーム部7は、反膨出側である基端側にベース部6が隣接して一体に形成され、膨出側である先端側にトップ部8が隣接して一体に形成されている。
トップ部8は、鍵4に押圧されるものである。図2に示すように、トップ部8は、ドーム部7の屋根7cから鍵盤装置1の鍵4に向かって突出して形成されている。具体的には、トップ部8は、ベース部6の他側平面視で中実長円状の台がドーム部7の屋根7cから突出するように形成されている。トップ部8は、ドーム部7の屋根7cと一体に形成されて、ドーム部7の屋根7cの一部を構成している。また、トップ部8は、長手方向の中心線がドーム部7の長手方向の中心線と一致するように配置されている。トップ部8は、突出側の先端部分に鍵4との接触面8aが形成されており、接触面8aは、鍵4が操作者に押圧されたときに、鍵4の下面である鍵押圧面4cと接触する。
内側ドーム部9は、基板10の回路における鍵4の操作を検出する信号の伝達状態(入り状態又は切り状態)を切り替える可動側接点部である。内側ドーム部9は、ドーム部7の内部であってトップ部8の基板10側から基板10に向かって膨出した中空のドーム状に形成されている。内側ドーム部9の基端は、トップ部8に一体的に形成されるとともに内側ドーム部9の中空部分と外部とを連通する孔がトップ部8に形成されている。内側ドーム部9の先端には、カーボン等の導電体からなる可動側接点9aがドーム形状に沿うようにして設けられている。内側ドーム部9は、鍵4によるトップ部8の押圧によって可動側接点9aが基板10の固定側接点である固定側接触面10aに接触するように構成されている。内側ドーム部9の可動側接点9aが固定側接触面10aに接触することで基板10の回路の信号の伝達状態を、信号が伝達されない状態(切り状態、鍵4が操作されていない状態)から信号が伝達される状態(入り状態、鍵4が操作された状態)に切り替える。これにより、基板10の信号の伝達状態に基づいて、鍵4が操作を検出することができるのである。なお、本実施形態において、可動側接点9aをドーム形状としたがこれに限定されるものではなく、基板10の回路における伝達状態(入り状態又は切り状態)を切り替えることができるものであればよい。また、可動側接点9aの数は、単数に限定されるものではない。
基板10は、鍵4の操作を検出する信号を伝達する回路が構成されている固定側接点部である。基板10は、フレーム2に設けられている。また、基板10には、図示しない複数の固定用の孔が形成されている。基板10には、ベース部6の図示しない突出部が孔に挿入されてベース部6が密接するようにして固定されている。つまり、鍵操作検出装置5は、ベース部6、ドーム部7、トップ部8および内側ドーム部9が基板10を介してフレーム2に設けられている。基板10には、回路の一部に固定側接点である固定側接触面10aが設けられている。基板10は、鍵4によるトップ部8の押圧によって固定側接触面10aに可動側接点9aが接触するように構成されている。基板10は、固定側接触面10aに可動側接点9aが接触することで、信号の伝達状態が、信号が伝達される状態(入り状態)に切り替わる。なお、本実施形態において、固定側接触面10aの数は、単数に限定されるものではない。
図1(a)に示すように、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の長円状の長手方向の中心線が鍵4の回動軸3aに対して垂直になるように配置されている。また、図1(b)に示すように、鍵操作検出装置5は、操作されていない状態の鍵盤装置1の鍵4にトップ部8の接触面8aの全面が接触するように構成されている。つまり、鍵操作検出装置5は、鍵4の操作の範囲において、トップ部8の接触面8aの全面が常に鍵4と接触するように構成されている。
以下に、図1、図3および図4を用いて、鍵操作検出装置5のベース部6とドーム部7との形状についてより具体的に説明する。図1(b)と図3とに示すように、鍵操作検出装置5は、互いに隣接して一体に形成されているベース部6とドーム部7との接続部分の交線BLから定まる平面を含む仮想平面である基端側平面BP、および互いに隣接して一体に形成されているドーム部7とトップ部8との接続部分の交線TLから定まる平面を含む仮想平面である先端側平面TPが、鍵4の回動軸3a側(鍵操作検出装置5の回動軸3aに近い側)の任意の位置で交わるように構成されている。つまり、鍵操作検出装置5は、基端側平面BPと先端側平面TPとが、回動軸3a側で交わり、基端側平面BPと先端側平面TPとが平行でない位置関係に構成されている。本実施形態において、鍵操作検出装置5は、基端側平面BPと先端側平面TPとが回動軸3aと異なる同一線上(以下、単に「基準交線SL」と記す)で交わるように構成されている。鍵操作検出装置5は、ドーム部7の突出高さが基準交線SLからの垂直距離に比例して増加するように構成されている。また、ベース部6の厚みは、回動軸3aからの垂直距離に比例して減少するように構成されている。
また、図1(b)と図4とに示すように、鍵操作検出装置5は、基端側平面BPと、基板10に形成されている固定側接触面10aから定まる平面を含む仮想平面である接点側平面CPとが、鍵4の回動軸3a側の任意の位置で交わるように構成されている。つまり、鍵操作検出装置5は、基端側平面BPと接点側平面CPとが、回動軸3a側で交わり、平行でない位置関係に構成されている。本実施形態において、鍵操作検出装置5は、ベース部6の一側平面が接点側平面CPに含まれ、他側平面が基端側平面BPに含まれ、ベース部6の厚さが基準交線SLからの垂直距離に比例して増加するように構成されている。また、鍵操作検出装置5は、接点側平面CPが基準交線SLを通過するように構成されている。すなわち、鍵操作検出装置5は、接点側平面CPと基端側平面BPと先端側平面TPとが基準交線SLにおいて交わるように構成されている。なお、鍵操作検出装置5は、基端側平面BPと先端側平面TPが基準交線SL以外の位置で交わるように構成されてもよい。
次に、図2、図3、図4および図5を用いて、本発明の第一実施形態に係る鍵操作検出装置5について鍵4の操作時におけるドーム部7と内側ドーム部9との動作態様を具体的に説明する。図2に示すように、鍵操作検出装置5は、トップ部8の接触面8aの全面が常に鍵盤装置1の鍵4と接触していることから、トップ部8が鍵4の操作に追従して鍵4の回動角度と同一の角度で押圧されるように構成されている。つまり、鍵4の操作による鍵操作検出装置5の変形量は、回動軸3aからの垂直距離に比例して増加する。
鍵盤装置1の鍵4が操作されていない場合、トップ部8の接触面8aは、ドーム部7の変形を伴わずに鍵4に接触している。すなわち、鍵操作検出装置5は、鍵4の操作によるドーム部7の変形が生じないため反力を発生させていない。また、トップ部8に設けられている内側ドーム部9の可動側接点9aは、基板10の固定側接触面10aに接触していない。従って、基板10の回路は、信号が伝達されない状態(切り状態)になっている。
図5(a)に示すように、鍵盤装置1の鍵4が操作された場合、始めに鍵操作検出装置5は、鍵4の操作に追従してトップ部8が押圧される。これにより、ドーム部7は、主に屋根7cがドーム部7の内部(ベース部6)に向かって変形し、側壁7aがドーム部7の外側に向かって変形する。つまり、ドーム部7は、屋根7cと曲面7bとが押圧方向に変形するとともに屋根7cと曲面7bとの変形による反力を受けて側壁7aが押圧方向に対して直交する方向に変形する。ドーム部7は、鍵4の操作量が増加するにつれて側壁7aと屋根7cと曲面7bとの変形量が増加する。内側ドーム部9は、可動側接点9aが基板10の固定側接触面10aに接触していない。従って、基板10の回路は、信号を伝達できない状態(切り状態)になっている。
図5(b)に示すように、鍵盤装置1の鍵4がさらに押動操作された場合、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の変形態様が大きな変形を伴う曲面7bの座屈現象に移行する。具体的には、ドーム部7は、曲面7bがドーム部7の内部に折れ込む方向に変形する。ドーム部7は、トップ部8の押圧量の大部分を面7bの座屈現象によって吸収する。そして、ドーム部7は、ドーム部7の曲面7bが完全にドーム部7の内部に折れ込まれるとともに、ドーム部7の側壁7aがドーム部7の内部に折れ込む方向に変形する。ドーム部7は、座屈現象によりトップ部8の押圧量の大部分を側壁7aと曲面7bとの座屈現象によって吸収する。これにより、ドーム部7は、側壁7aの変形量と屋根7cの変形量とが減少する。内側ドーム部9は、ドーム部7の変形によって可動側接点9aが基板10の固定側接触面10aに接触する。従って、基板10の回路は、信号を伝達できる状態(入り状態)に切り替わる。
このように、鍵操作検出装置5は、トップ部8が押圧されることによりドーム部7の屋根7cが側壁7aに囲まれた中空の内部に押し込まれつつ、側壁7aおよび曲面7bが中空の内部に折りたたまれながら変形するように構成されている。同時に、鍵操作検出装置5は、トップ部8に設けられている内側ドーム部9の可動側接点9aが基板10の固定側接触面10aに接触するように構成されている。これにより、鍵操作検出装置5は、トップ部8の押圧に対する反力をドーム部7の変形により発生させるとともに、基板10の回路を信号が伝達できる状態(入り状態)に切り替える。
鍵操作検出装置5は、基板10以外の部分が弾性部材から構成されているので、操作者による鍵4の押圧操作により弾性変形して反力を発生させるとともに、押圧力の解除により元のドーム形状に復帰するように構成されている。押圧操作の解除により鍵4を初期状態(鍵4が操作されていない状態)に復帰させる必要があるが、鍵4を復帰させるために別途図示しないバネやハンマを設け、このバネやハンマの作用で鍵4を初期状態に復帰させてもよいし、鍵操作検出装置5自体の復帰力で鍵4の位置を初期状態(鍵4が操作されていない状態)に復帰させてもよい。
図3に示すように、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の突出高さが基準交線SLからの垂直距離に比例して増加するように構成されているため、トップ部8の押圧量が鍵4の回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加するにも関わらず、回動軸3aに遠い側と近い側とにおけるドーム部7の変形割合のばらつきが抑制される。このため、ドーム部7は、変形が全体として均一な割合で発生している。例えば、図5(a)と図5(b)とに示すように、ドーム部7は、トップ部8の押圧量が最も大きい箇所である回動軸3aから遠い側の突出高さH1に対する変形後の突出高さh1の割合と、トップ部8の押圧量が最も小さい箇所である回動軸3aに近い側の突出高さH2に対する変形後の突出高さh2(座屈量)の割合とが近似している。
従来の鍵操作検出装置では、基端側平面BPと先端側平面TPとが平行に構成されているため、ドーム部7の回動軸3aに近い側と遠い側との変形の割合が異なる。つまり、ドーム部7は、回動軸3aに近い側と遠い側とで座屈現象が発生する時期にずれが生じ、座屈量の割合の差異が大きい。このため、従来の鍵操作検出装置は、ドーム部7の不均一な割合の変形によって可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生しやすい。
一方、鍵操作検出装置5は、鍵盤装置1の鍵4の操作によるトップ部8の押圧量が回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加してもドーム部7の変形量の割合を全周にわたって均一に近づけることができる。つまり、ドーム部7は、回動軸3aに近い側と遠い側とで座屈現象が発生する時期にずれが生じ難く、回動軸3aに近い側と遠い側とにおける座屈量の割合が近似している。このため、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の全周にわたる均一な変形によって可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い(図5(b)における黒塗り矢印参照)。
さらに、図4に示すように、鍵操作検出装置5は、ベース部6の厚さが基準交線SLからの垂直距離に比例して増加するように構成されているため、トップ部8の押圧量が鍵4の回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加するにも関わらず、内側ドーム部9の回動軸3aに遠い側と近い側とにおける移動量の割合のばらつきが抑制される。このため、内側ドーム部9は、全体として均一な割合で移動している。例えば、図5(a)と図5(c)とに示すように、内側ドーム部9は、トップ部8の押圧量が最も大きい箇所である回動軸3aに遠い側における固定側接触面10aまでの距離S1に対する移動後の距離s1の割合とトップ部8の押圧量が最も小さい箇所である回動軸3aに近い側における固定側接触面10aまでの距離S2に対する移動後の距離s2の割合とが近似している。
従来の鍵操作検出装置では、接点側平面CPと基端側平面BPとが平行に構成されているため、内側ドーム部9の回動軸3aに近い側と遠い側との固定側接触面10aまでの距離に対する可動側接点9aの移動割合が異なる。つまり、内側ドーム部9は、回動軸3aに近い側と遠い側とで固定側接触面10aに接触する時期にずれが生じる。このため、従来の鍵操作検出装置は、内側ドーム部9に不均一な押圧力が加わり可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生しやすい。
一方、鍵操作検出装置5は、鍵盤装置1の鍵4の操作によるトップ部8の押圧量が回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加しても内側ドーム部9の回動軸3aに近い側と遠い側との固定側接触面10aまでの距離に対する可動側接点9aの移動割合が均一に近づく。つまり、内側ドーム部9は、内側ドーム部9の回動軸3aに近い側と遠い側とで可動側接点9aが固定側接触面10aに接触する時期にずれが生じ難い。このため、鍵操作検出装置5は、内側ドーム部9に均一な押圧力が加わり可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い(図5(c)における黒塗り矢印参照)。
このように鍵操作検出装置5は、ドーム部7の変形の割合と内側ドーム部9の移動割合とを均一に近づけることで、可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置5は、固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
<第二実施形態>
次に、図6を用いて、本発明に係る操作子操作検出装置の第二実施形態である鍵操作検出装置11について説明する。なお、本実施形態に係る鍵操作検出装置11は、図1に示す鍵盤装置1において、鍵操作検出装置5に替えて適用されるものとして、図1、図2およびその説明で用いた名称、図番、記号を用いることで、同じものを指すこととし、以下の実施形態において、既に説明した実施形態と同様の点に関してはその具体的説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。鍵操作検出装置11は、操作子である鍵4の操作に対する反力を発生させるとともに鍵4の操作に対する信号が伝達されるようにするものであり、シリコンゴム等の弾性部材から構成されているベース部6、ドーム部7、トップ部8、内側ドーム部12および絶縁体基材から構成される基板10を具備する。
図6(a)に示すように、内側ドーム部12は、鍵4の操作を検出する信号について、基板10の回路における信号の伝達状態(入り状態又は切り状態)を変更するものである。可動側接点部である内側ドーム部12の先端には、基板10の固定側接触面10aに対向する平面が形成され、その表面をカーボン等の導電体によって覆われた可動側接点である可動側接触面12aが設けられている。図6(b)に示すように、可動側接触面12aは、固定側接触面10aに接触する際に固定側接触面10aと平行になるように内側ドーム部12に形成されている。内側ドーム部12の可動側接触面12aが固定側接触面10aに接触することで基板10の回路の信号の伝達状態を、信号が伝達される状態(入り状態)に切り替える。
鍵操作検出装置11は、固定側接触面10aと可動側接触面12aとが平行な状態で接触するよう構成されているため、トップ部8の押圧量が鍵4の回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加するにも関わらず、固定側接触面10aに可動側接触面12aの全面がほぼ同時に接触する。
従来の鍵操作検出装置では、固定側接触面10aと可動側接触面12aとが傾いた状態で接触するよう構成されているため、可動側接触面12aの回動軸3aに近い側と遠い側とで固定側接触面10aに接触する時期にずれが生じやすい。このため、従来の鍵操作検出装置は、固定側接触面10aに可動側接触面12aが接触した際に、内側ドーム部12に不均一な押圧力が加わり可動側接触面12aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生しやすい。
一方、鍵操作検出装置11は、可動側接触面12aの回動軸3aに近い側と遠い側とで固定側接触面10aに接触する時期にずれが生じ難い。このため、鍵操作検出装置11は、内側ドーム部12に均一な押圧力が加わり可動側接触面12aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い(図6(b)における黒塗り矢印参照)。
このように構成されている鍵操作検出装置11は、可動側接触面12aの移動割合を均一に近づけることで、可動側接触面12aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置11は、固定側接触面10aと可動側接触面12aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
<第三実施形態>
次に、図7を用いて、本発明に係る操作子操作検出装置の第三実施形態である鍵操作検出装置13について説明する。なお、本実施形態に係る鍵操作検出装置13は、図1に示す鍵盤装置1において、鍵操作検出装置13または鍵操作検出装置11に替えて適用されるものとして、図1、図2およびその説明で用いた名称、図番、記号を用いる。鍵操作検出装置13は、操作子である鍵4の操作に対する反力を発生させるとともに鍵4の操作に対する信号が伝達されるようにするものであり、シリコンゴム等の弾性部材から構成されているベース部6、内側ドーム部9、基板10、ドーム部14、トップ部15および絶縁体基材から構成される基板10を具備する。
図7に示すように、ドーム部14は、ベース部6の他側平面から鍵盤装置1の鍵4方向に向かって膨出した中空のドーム状に形成されている。具体的には、ドーム部14は、ベース部6の他側平面視において一組の離間した異径の円弧同士を直線によって接続した長円状(長孔状)の側壁14aが、他側平面から突出するように形成されている。そして、ドーム部14は、側壁14aの突出側に側壁14aで囲われた空間を覆うようにして屋根14cが形成されている。ドーム部14の側壁14aと屋根14cとは、曲面14bを介して滑らかに連結され一体に形成されている。
トップ部15は、ドーム部14の屋根14cから鍵盤装置1の鍵4方向に向かって突出した中実のブロック状に形成されている。具体的には、トップ部15は、ベース部6の他側平面視で一組の離間した異径の円弧同士を直線によって接続した長円状の台がドーム部14の屋根14cから突出するように形成されている。また、トップ部15は、小径側をドーム部14の小径側に向けて長手方向の中心線がドーム部14の長手方向の中心線と一致するように配置されている。
図1と同様にして、ベース部6の他側平面視で長円状に形成された鍵操作検出装置13のドーム部14は、小径側を基準交線SL側(鍵4の回動軸3a側、図1参照)に向けて、長手方向の中心線が基準交線SLに対して垂直になるように配置されている。また、鍵操作検出装置13は、基準交線SLに平行(図7(a)参照)かつ基端側平面BP(ベース部6の他側平面)に対して垂直な面(図7(b)参照)におけるドーム部14の断面形状(ドーム部14の断面形状の長さ(幅)あるいは高さ)が、基準交線SLまでの垂直距離が大きくなるにつれて拡大するように構成されている(図7(c)参照)。
つまり、ドーム部14の断面形状(断面形状の長さ(幅)あるいは高さ)は、任意に定めた基準位置(例えば図7におけるY−Y断面位置)における断面形状から想定されるドーム部14の形状を基準として、基準交線SLから断面位置までの垂直距離が基準交線SLから基準位置までの垂直距離よりも小さくなるにつれて縮小する(図7(c)Z−Z断面図参照)。同様に、ドーム部14の断面形状は、基準交線SLから断面位置までの垂直距離が基準交線SLから基準位置までの垂直距離よりも大きくなるにつれて拡大する(図7(c)X−X断面図参照)。
具体的には、図7(a)と図7(b)とに示すように、ドーム部14は、側壁14aの突出高さが基準交線SLまでの垂直距離に比例して増加するとともに、基準交線SLに平行な方向(ドーム部14の短手方向)の側壁14a間距離および曲面14bの曲率半径が基準交線SLまでの垂直距離に比例して増加するように構成されている。また、トップ部15は、基準交線SLに平行な方向(トップ部15の短手方向)の幅が基準交線SLまでの垂直距離に比例して増加するように構成されている。
このように構成されている鍵操作検出装置13は、鍵4の回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加するトップ部15の押圧量に応じてドーム部14とトップ部15との形状が大きくなるように構成されている。つまり、ドーム部14とトップ部15との形状は、基準交線SL(回動軸3a)までの垂直距離に比例して大きくなっているので、鍵盤装置1の鍵4の操作によるトップ部8の押圧量が回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加してもドーム部14の変形量の割合が更に全周にわたって均一に近づく。従って、ドーム部14は、回動軸3aに近い側と遠い側とで座屈現象が発生する時期にずれが生じ難く、座屈量の割合が近似している。このため、鍵操作検出装置13は、ドーム部14の全周にわたる均一な変形によって可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置13は、固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
<第四実施形態>
次に、図8を用いて、本発明に係る操作子操作検出装置の第四実施形態である鍵操作検出装置16について説明する。本実施形態に係る鍵操作検出装置16は、上面視(ベース部6の他側平面視)では、第一実施形態の形状、第二実施形態または第三実施形態の形状と同様のものであり、側面視では、図8に示すように、操作子である鍵4の操作に対する反力を発生させるとともに鍵4の操作に対する信号が伝達されるようにするものであり、シリコンゴム等の弾性部材から構成されているベース部6、トップ部8、内側ドーム部9、ドーム部17および絶縁体基材から構成される基板10を具備する。
ドーム部17は、ベース部6の他側平面から鍵盤装置1の鍵4の方向に向かって膨出した中空のドーム状に形成されている。具体的には、ドーム部17は、側壁17aのうち基準交線SLの反対側の側壁17a、すなわち、長手方向側の側壁17aのうち、鍵4の回動軸3a(図1参照)から離間している方が基準交線SLを円弧中心とする半径Rの円弧状になるようにベース部6から突出している。なお、本実施形態において、鍵操作検出装置16は、基準交線SLの反対側の側壁17aが基準交線SLを中心とする円弧状に突出している構成であるがこれに限定されるものではなく、基準交線SL側の側壁17aも基準交線SLを中心とする円弧状に突出している構成でもよい。
このように構成されている鍵操作検出装置16は、ドーム部17の長手方向側の側面が鍵4の回動軌跡に類似するように構成されている。つまり、鍵操作検出装置16は、トップ部8が鍵4の操作に追従するようにして押圧されても、トップ部8と側壁17aとの距離が増加しないように構成されている。このため、鍵操作検出装置16は、ドーム部17が全周にわたって均一な割合で変形することにより可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置16は、固定側接・BR>G面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
<他の実施形態>
なお、本発明に係る鍵操作検出装置5・11・13・16は、電子鍵盤楽器の鍵盤装置に適用した実施形態として説明したがこれに限定されるものではなく、操作される操作子を具備する装置であればよい。また、第一実施形態から第四実施形態に係る鍵操作検出装置5・11・13・16の別実施形態として、基準交線SLが鍵4の回動軸3aの軸心と一致するように構成してもよい。
例えば、図9に示すように、第一実施形態に係る鍵操作検出装置5においては、基準交線SLが鍵4の回動軸3aの軸心と一致するように構成することで、鍵4の操作によるトップ部8の押圧量に対するドーム部7の側壁7aの突出高さの割合がドーム部7全体で均一になる。すなわち、ドーム部7は、鍵4の操作による変形の割合が全体で均一になる。このため、ドーム部7における変形量や変形の態様は、基準交線SLと鍵4の回動軸3aの軸心とが一致しない場合に比べて更に均一に近づく。さらに、ベース部6は、鍵4の操作によるトップ部8の押圧量に対する厚さの割合が全体で均一になる。このため、内側ドーム部9は、鍵4の操作による可動側接点9aの固定側接触面10aまでの距離に対する可動側接点9aの移動割合が均一になる。つまり、可動側接点9aと固定側接触面10aとの接触の態様は、基準交線SLと鍵4の回動軸3aの軸心とが一致しない場合に比べて更に均一に近づく。これにより、鍵操作検出装置5は、可動側接点9aと固定側接触面10aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
また、本発明に係る鍵操作検出装置5・11・13・16は、ベース部6の一側平面が接点側平面CPに含まれ、ベース部6の他側平面が基端側平面BPに含まれるものとしたがこれに限定するものではない。接点側平面CPと基端側平面BPとの間隔がベース部6の厚さの許容範囲を超えている場合、鍵操作検出装置5・11・13・16の変形例として、ベース部6の交線BLの周辺部のみを基端側平面BPに含まれるようにし、その他の部分を適正な厚さにしてもよい。
具体的には、接点側平面CPと基端側平面BPとの間隔がベース部6の厚さの下限値(例えば、それ以上薄くなるとベース部がちぎれ易くなったり強度が保てなくなったりするような最も薄い値)よりも小さい場合、図10(a)に示すように、鍵操作検出装置5は、交線BLの周辺部のみが基端側平面BPに含まれるように凹部6aを形成し、その他の部分を適正な厚さに形成することでベース部6の厚さを全体として適切な範囲に構成することができる。また、図10(b)に示すように、接点側平面CPと基端側平面BPとの間隔がベース部6の厚さの上限値(例えば、それ以上厚くなると他の部品との兼ね合いでスベース的におさまらなくなるような最も厚い値)よりも大きい場合、鍵操作検出装置5は、交線BLの周辺部のみが基端側平面BPに含まれるように凸部6bを形成し、その他の部分を適正な厚さに形成することでベース部6の厚さを全体として適切な範囲に構成することができる。また、図10(c)に示すように、鍵操作検出装置5は、基準交線SLを鍵操作検出装置5の近傍に設定すると、接点側平面CPと基端側平面BPとの間隔が、基準交線SL側のベース部6においてベース部6の厚さの下限値よりも小さく、基準交線SLと反対側のベース部6においてベース部6の厚さの上限値よりも大きくなる場合がある。この場合、鍵操作検出装置5は、その厚さの下限値よりも小さい部分の交線BLの周辺部のみが基端側平面BPに含まれるように凹部6aを形成し、その厚さの上限値よりも大きい部分の交線BLの周辺部のみが基端側平面BPに含まれるように凸部6bを形成することでベース部6の厚さを全体として適切な範囲に構成することができる。
また、鍵操作検出装置5では、ベース部6の他側平面視におけるドーム部7の形状を長円状としたがこれに限定するものではない。例えば、鍵操作検出装置5は、ベース部6を他側平面視において円形状や楕円状に構成してもよい。また、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の形状だけでなくドーム部7の側壁7a、曲面7bおよび屋根7cの厚みを調整することでドーム部7の変形の態様を調整してもよい。これにより、鍵操作検出装置5は、固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
なお、各実施形態において、鍵操作検出装置5・11・13・16のトップ部8・15は、中実であるものに限らず、筒状にドーム部7・14・17の屋根7c・14c・17cの周縁から突出したものでもよい。
第一実施形態から第四実施形態に係る鍵操作検出装置5・11・13・16のトップ部8・15の接触面と鍵4とが常に接する例を示したが、鍵4を操作する行程の途中から接するものでもよい。あるいは、鍵4が操作されていない状態でもわすかにドーム部7を変形させておく(若干の反力が生じる状態にしておく)ようにしてもよい。
各実施形態において、操作子(鍵4)の回動支点として軸状の例を示したが、操作子の回動端側に薄板状のヒンジ部を設け、このヒンジ部がたわむことで操作子を回動自在に支持するタイプの操作子にも適用できる。この場合、ヒンジ部が回動支点に相当する。
鍵操作検出装置5・11・13・16のベース部6を基板10に固定する方法として、ベース部6の一側面に固定用突出部を形成して基板10に固定する例を示したが、基板10に固定用突出部を設けてベース部6に形成された孔に挿入して固定する方法、接着により基板10に固定する方法、もしくはその他の方法で基板10に固定できればよい。
3a 回動軸、4 鍵、5 鍵操作検出装置、6 ベース部、7 ドーム部、8 トップ部、9 内側ドーム部、10 基板、10a 固定側接触面、CP 接点側平面、BP 基端側平面、TP 先端側平面
本発明においては、前記ドーム部における前記操作子の回動支点の反対側の側面が、前記基端側平面と前記先端側平面との交線を中心とする円弧状に構成されるものである。
また、本発明の操作子操作検出装置は、前記基端側平面及び前記先端側平面との交線と、前記基端側平面及び前記接点側平面の交線とが、略一致するように構成されるものである。
また、本発明においては、前記固定側接触は、前記機台に形成され、且つ、前記機台に形成された第1平面と交差する第2平面に形成されるものである。
また、本発明においては、前記操作子は、前記トップ部の接触面を押圧する操作子押圧面を備え、前記第2平面は、前記操作子の前記操作が検出されているときに、前記操作子押圧面と略平行な状態となるものである。
図5(b)に示すように、鍵盤装置1の鍵4がさらに押動操作された場合、鍵操作検出装置5は、ドーム部7の変形態様が大きな変形を伴う曲面7bの座屈現象に移行する。具体的には、ドーム部7は、曲面7bがドーム部7の内部に折れ込む方向に変形する。ドーム部7は、トップ部8の押圧量の大部分を面7bの座屈現象によって吸収する。そして、ドーム部7は、ドーム部7の曲面7bが完全にドーム部7の内部に折れ込まれるとともに、ドーム部7の側壁7aがドーム部7の内部に折れ込む方向に変形する。ドーム部7は、座屈現象によりトップ部8の押圧量の大部分を側壁7aと曲面7bとの座屈現象によって吸収する。これにより、ドーム部7は、側壁7aの変形量と屋根7cの変形量とが減少する。内側ドーム部9は、ドーム部7の変形によって可動側接点9aが基板10の固定側接触面10aに接触する。従って、基板10の回路は、信号を伝達できる状態(入り状態)に切り替わる。
<第三実施形態>
次に、図7を用いて、本発明に係る操作子操作検出装置の第三実施形態である鍵操作検出装置13について説明する。なお、本実施形態に係る鍵操作検出装置13は、図1に示す鍵盤装置1において、鍵操作検出装置または鍵操作検出装置11に替えて適用されるものとして、図1、図2およびその説明で用いた名称、図番、記号を用いる。鍵操作検出装置13は、操作子である鍵4の操作に対する反力を発生させるとともに鍵4の操作に対する信号が伝達されるようにするものであり、シリコンゴム等の弾性部材から構成されているベース部6、内側ドーム部9、ドーム部14、トップ部15および絶縁体基材から構成される基板10を具備する。
このように構成されている鍵操作検出装置13は、鍵4の回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加するトップ部15の押圧量に応じてドーム部14とトップ部15との形状が大きくなるように構成されている。つまり、ドーム部14とトップ部15との形状は、基準交線SL(回動軸3a)までの垂直距離に比例して大きくなっているので、鍵盤装置1の鍵4の操作によるトップ部15の押圧量が回動軸3aまでの垂直距離に比例して増加してもドーム部14の変形量の割合が更に全周にわたって均一に近づく。従って、ドーム部14は、回動軸3aに近い側と遠い側とで座屈現象が発生する時期にずれが生じ難く、座屈量の割合が近似している。このため、鍵操作検出装置13は、ドーム部14の全周にわたる均一な変形によって可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置13は、固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。
このように構成されている鍵操作検出装置16は、ドーム部17の長手方向側の側面が鍵4の回動軌跡に類似するように構成されている。つまり、鍵操作検出装置16は、トップ部8が鍵4の操作に追従するようにして押圧されても、トップ部8と側壁17aとの距離が増加しないように構成されている。このため、鍵操作検出装置16は、ドーム部17が全周にわたって均一な割合で変形することにより可動側接点9aに加わる押圧力のせん断方向の分力が発生し難い。これにより、鍵操作検出装置16は、固定側接触面10aと可動側接点9aとの間で滑りや浮きを原因とするチャタリングの発生を抑制し、接点の接触状態を安定して維持することができる。

Claims (8)

  1. 回動支点を中心に回動する操作子が回動自在に支持される機台に設けられ、固定側接触面を有する固定側接点部と、
    前記機台に直接または間接的に設けられるベース部と、
    前記ベース部から膨出するドーム部と、
    前記ドーム部の膨出側先端に設けられ、前記操作子によって前記固定側接点部に近接する側へ押圧されるトップ部と、
    前記トップ部に設けられ、前記固定側接点部と接触可能な可動側接点部と、を備え、
    前記トップ部が前記操作子によって押圧された際に前記ドーム部が弾性変形し、前記固定側接点部と前記可動側接点部とが接触することにより前記操作子の操作を検出する操作子操作検出装置において、
    互いに隣接する前記ベース部と前記ドーム部との交線を含む基端側平面と、互いに隣接する前記ドーム部と前記トップ部との交線を含む先端側平面とが、前記操作子の回動支点に近い側で交わるものであり、
    前記固定側接点部に形成される前記固定側接触面を含む接点側平面と前記基端側平面とが、前記操作子の回動支点に近い側で交わるように構成される操作子操作検出装置。
  2. 前記固定側接点部と前記可動側接点部とが接触する際に前記固定側接触面に対して平行になる可動側接触面が、前記可動側接点部に形成される請求項1に記載の操作子操作検出装置。
  3. 前記操作子は、前記回動支点を通る回動軸を中心に回動するものであり、
    前記基端側平面と前記先端側平面との交線が、前記操作子の前記回動軸に略一致するように構成される請求項1または請求項2に記載の操作子操作検出装置。
  4. 前記操作子は、前記回動支点を通る回動軸を中心に回動するものであり、
    前記接点側平面と前記基端側平面との交線が、前記操作子の前記回動軸に略一致するように構成される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の操作子操作検出装置。
  5. 前記基端側平面と前記先端側平面との交線に平行かつ前記基端側平面に対して垂直な面における前記ドーム部と前記トップ部との断面形状の長さが、前記基端側平面と前記先端側平面との交線からの距離が大きくなるにつれて増大するように構成される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の操作子操作検出装置。
  6. 前記基端側平面及び前記先端側平面の交線と、前記基端側平面及び前記接点側平面の交線とが、略一致するように構成される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の操作子操作検出装置。
  7. 前記ドーム部における前記操作子の回動支点の反対側の側面が、前記基端側平面と前記先端側平面との交線を中心とする円弧状に構成される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の操作子操作検出装置。
  8. 前記固定側接触部は、前記機台に形成され、前記機台に形成された第1平面部と交差する第2平面部に形成されるものである請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の操作子操作検出装置。
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