JPWO2015174209A1 - Abs液圧ユニット - Google Patents

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Abstract

本発明は、小型かつ低コストのABS液圧ユニットを提供することを目的とする。液圧ブレーキのアンチロックブレーキ制御を行うためのABS液圧ユニット(100)において、液圧ブレーキを制動させるための液圧回路内に設けられたポンプ及びバルブ(13)と、前記ポンプを作動させるためのモータ(11)と、前記ポンプ及び前記バルブ(13)が組み込まれるとともに前記液圧回路のブレーキ液が流れる管路が形成されたブロック(50)と、前記モータ(11)及び前記バルブ(13)を制御するための制御基板(43)と、を備え、前記制御基板(43)は、前記モータ(11)及び前記バルブ(13)が前記ブロック(50)に組み込まれる方向に沿って延在するように配置した。

Description

本発明は、液圧ブレーキのアンチロックブレーキ制御を行うためのABS液圧ユニットに関する。
従来、液圧ブレーキのアンチロックブレーキ制御を行うためのABS液圧ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のABS液圧ユニットでは、液圧回路のブレーキ液が流れる管路が形成されたブロックに、ポンプやバルブ等が組み込まれている。このため、これらポンプやバルブ等を制御するための制御基板は、ブロックとの間にバルブ等を挟むようにバルブ等に被さって配置されてバルブと電気的に接続されていた。
特開2002−370635号公報
しかしながら、上記従来の技術によるABS液圧ユニットでは、制御基板が取り付けられるブロックの取付面に、例えばモータ等のバルブよりも大きな部品が配置される場合には、その部品の高さの分だけ制御基板をブロックから離して配置する必要があった。また、例えば制御基板の面内方向にコネクタが接続される際には、接続されるコネクタが制御基板側のコネクタにアクセスするための隙間が必要であり、この隙間の分だけ制御基板をブロックから離して配置する必要があった。このため、ABS液圧ユニットは大きくて高コストなものとなってしまっていた。
本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、小型かつ低コストのABS液圧ユニットを提供することにある。
本発明は、液圧ブレーキのアンチロックブレーキ制御を行うためのABS液圧ユニットにおいて、液圧ブレーキを制動させるための液圧回路内に設けられたポンプ及びバルブと、前記ポンプを作動させるためのモータと、前記ポンプ及び前記バルブが組み込まれるとともに前記液圧回路のブレーキ液が流れる管路が形成されたブロックと、前記モータ及び前記バルブを制御するための制御基板と、を備え、前記制御基板は、前記モータ及び前記バルブが前記ブロックに組み込まれる方向に沿って延在するように配置されたことを特徴とする。
この場合において、前記バルブは、前記モータと前記制御基板との間に配置されていてもよい。前記モータ及び前記バルブを覆うハウジングを備え、前記ハウジングは、前記バルブを覆う部分が前記モータを覆う部分よりも前記ブロックに向かう方向に薄く形成されていてもよい。前記モータは、遊星歯車機構を介して前記ポンプを作動させてもよい。前記制御基板は、フレキシブル配線を介して前記モータ及び前記バルブの少なくとも一方と電気的に接続されていてもよい。前記ブロックは、前記管路が外部の装置と接続される接続面の裏面が、前記接続面に対して斜めになるように斜面で形成されていてもよい。前記ブロックは、前記液圧回路とは別個の第2の液圧回路を有し、前記第2の液圧回路内に設けられた第2のバルブは、前記制御基板との間に前記モータが位置するように組み込まれていてもよい。
本発明では、小型かつ低コストのABS液圧ユニットを実現することができる。
第1実施形態に係るABS液圧ユニットの液圧回路示す回路図である。 第1実施形態に係るECUによる機能的構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るABS液圧ユニットを示す斜視図である。 第1実施形態に係るABS液圧ユニットからハウジングを取り外した状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係るABS液圧ユニットからハウジングを取り外した側面図である。 第1実施形態に係る遊星歯車機構近傍を示す断面図である。 第1実施形態に係るABS液圧ユニットを示す側面図である。 第2実施形態に係るABS液圧ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態に係るABS液圧ユニットからハウジングを取り外した上面図である。 第2実施形態に係るABS液圧ユニットからハウジングを取り外した側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[1]第1実施形態
図1は、本実施形態に係るABS液圧ユニットの液圧回路示す回路図である。本実施形態に係る自動二輪車は、前輪のみにABS(アンチロックブレーキシステム)が搭載されており、ABS液圧ユニット100は、前輪のみにアンチロックブレーキ制御を実行可能に設けられている。以下、前輪の液圧回路1について説明する。
液圧回路1は、ブレーキ液で満たされており、接続端Aでマスタシリンダ2に接続されている。マスタシリンダ2は、ブレーキレバー3が取り付けられているとともに、リザーバ4に接続されている。これにより、ライダーが前輪のブレーキを制動させるべく、ブレーキレバー3を操作すると、マスタシリンダ2は、リザーバ4に貯留されているブレーキ液を液圧回路1に吐出するようになっている。
一方、液圧回路1は、接続端Bでホイールシリンダ5に接続されている。ホイールシリンダ5は、前輪のブレーキキャリパ6内に設けられており、ホイールシリンダ5内の液圧が昇圧されることによりブレーキキャリパ6を作動させ、前輪に制動力を発生させるようになっている。
マスタシリンダ2とホイールシリンダ5との間に接続された液圧回路1は、モータ11、ポンプ12、込め弁(バルブ)13、弛め弁(バルブ)14、及びアキュムレータ15を備えている。
込め弁13は、ソレノイドを備えた電磁弁であり、第1の管21で接続端Aに接続されている一方、第2の管22で接続端B及び弛め弁14に接続されている。なお、第2の管22は、途中で分岐することにより込め弁13、接続端B、及び弛め弁14と接続されている。込め弁13は、それぞれフィルタを介して第1の管21及び第2の管22と接続さている。込め弁13は、2つのフィルタの間に逆止弁が並列に接続されており、この逆止弁は、第1の管21から第2の管22へはブレーキ液を流さないが、第2の管22から第1の管21へは込め弁13が閉じていてもブレーキ液を流すようになっている。込め弁13は、開閉することにより、第1の管21から第2の管22へのブレーキ液の流れを制御するようになっている。
弛め弁14は、ソレノイドを備えた電磁弁であり、第2の管22で込め弁13及び接続端Bに接続されている一方、第3の管23でアキュムレータ15に接続されている。弛め弁14は、フィルタを介して第2の管22に接続されている。弛め弁14は、開閉することにより、第2の管22から第3の管23へのブレーキ液の流れを制御するようになっている。
アキュムレータ15は、第3の管23で弛め弁14に接続されている一方、第4の管24でポンプ12の吸込側に接続されている。アキュムレータ15は、逆止弁17を介して第4の管24に接続されており、ブレーキ液は、所定の液圧を超えるとアキュムレータ15から第4の管24に流れることはできるが、第4の管24からアキュムレータ15に流れることは逆止弁17を有することにより常にできないようになっている。アキュムレータ15は、第3の管23から流入するブレーキ液を貯留し、また、貯留していたブレーキ液を第4の管24に流出できるようになっている。
ポンプ12は、第4の管24でアキュムレータ15に接続されている一方、第5の管25で第1の管21に接続されている。ポンプ12は、フィルタを介して第4の管24に接続され、絞りを介して第5の管25に接続されている。ポンプ12は、DCモータであるモータ11が駆動することによって作動し、吸込側にある第4の管24からブレーキ液を吸込み、吐出側にある第5の管25に吸込んだブレーキ液を吐出する。
図2は、ECUによる機能的構成を示すブロック図である。
ECU40は、前輪の回転速度を検出して対応する回転速度信号を出力する速度センサ41f、及び後輪の回転速度を検出して対応する回転速度信号を出力する速度センサ41rから受信した回転速度信号に基づき、モータ11の駆動や、込め弁13及び側弛め弁14の開閉状態等を制御する。
ECU40は、通常のブレーキング状態では、モータ11の駆動を停止し、込め弁13を開いた状態で保持し、弛め弁14を閉じた状態で保持している。これにより、ライダーがブレーキレバー3を操作してマスタシリンダ2(図1参照)でブレーキ液が昇圧されると、ブレーキ液の昇圧は第1の管21(図1参照)、込め弁13、及び第2の管22(図1参照)を伝ってホイールシリンダ5(図1参照)に伝達される。このため、ライダーによるブレーキレバー3(図1参照)の操作に連動するようにブレーキキャリパ6(図1参照)は動作し、前輪に制動力を生じさせる。
ECU40は、ブレーキキャリパ6によって制動力を生じさせているブレーキング時に、速度センサ41f,41rから取得した回転速度信号に基づいて前輪がロック状態にあるか否か、すなわち、前輪が路面に対して過剰に滑っているか否かを繰り返し判断している。ECU40は、前輪がロック状態にあると判断した場合に、込め弁13を閉じ、弛め弁14を開き、モータ11を駆動させてポンプ12を作動させ、込め弁13及び弛め弁14を開閉してホイールシリンダ5に伝達されるブレーキ液の液圧を下げるように制御する。これにより、ECU40は、ブレーキキャリパ6の制動力をアンチロックブレーキ制御し、前輪のロック状態を解消する。
図3は、ABS液圧ユニットを示す斜視図であり、図4は、ABS液圧ユニットからハウジングを取り外した状態を示す斜視図であり、図5は、ABS液圧ユニットからハウジングを取り外した側面図であり、図6は、遊星歯車機構近傍を示す断面図である。
ABS液圧ユニット100は、図3に示すように、ECU40(図2参照)が格納されたハウジング42とブロック50とが組み合わされて構成されている。
ブロック50は、アルミニウムで形成されている。このブロック50は、内部に液圧回路1(図1参照)を有し、ブレーキ液が流れる第1の管21乃至第5の管25である管路が形成されている。ブロック50は、ハウジング42が取り付けられるハウジング取付面51と略直交する配管接続面52に、接続端A及び接続端Bが形成されるとともに、ポンプ12及びアキュムレータ15(図1参照)が組み込まれている。
ハウジング42は、ブロック50のハウジング取付面51上に取り付けられており、制御基板43、モータ11、込め弁13及び弛め弁14(図4参照)を覆っている。ハウジング42は、ブロック50に取り付けられた状態で、制御基板43を外部の装置と電気的に接続するためのコネクタ45がブロック50から離れる方向に突出して設けられている。このコネクタ45は、接続されるコネクタ(不図示)がコネクタ45の外周を覆うように組み付けられるようになっている。
ハウジング42は、モータ11(図6参照)を覆う部分42aとコネクタ45の矢印zで示すz方向の厚さが略同じに厚く形成されている一方、込め弁13及び弛め弁14を覆う部分42bがモータ11を覆う部分42aよりもブロック50に向かうz方向に薄く形成されている。
ABS液圧ユニット100は、ハウジング42を取り外すと、図4に示すように、モータ11、込め弁13、弛め弁14、及び制御基板43が露出するように設けられている。ブロック50のハウジング取付面51は、ハウジング取付面51に垂直な方向、すなわちz方向に穴が形成されており、この穴にモータ11、込め弁13及び弛め弁14が組み込まれている。込め弁13及び弛め弁14は、モータ11と制御基板43との間に配置されており、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14は、ブロック50のハウジング取付面51に対して略垂直に組み込まれている。
制御基板43は、CPUやメモリ等が搭載されてECU40を構成し、ABS液圧ユニット100を制御する。この制御基板43は、ハウジング42が取り付けられたときにコネクタ45(図3参照)内で外部に露出するコネクタ部43aを有している。制御基板43は、コネクタ部43aを有していることにより、ABS液圧ユニット100が搭載された自動二輪車の車体側のコネクタ(不図示)と接続されて、車輪速度等のさまざまな情報を車体側とやりとりできるようになっている。
制御基板43は、図5に示すように、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14(図4参照)がブロック50に組み込まれるz方向に沿って延在するように配置されている。すなわち、制御基板43の面内方向と、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14がブロック50に組み込まれるz方向とは、略平行になっている。
制御基板43は、柔軟性を有するフィルム状のフレキシブル配線44を介してモータ11、込め弁13、及び弛め弁14と電気的に接続されている。これにより、制御基板43は、込め弁13及び弛め弁14を通電及び非通電させて、込め弁13及び弛め弁14の開閉を制御したり、モータ11の回転を制御したりできるようになっている。
フレキシブル配線44は、制御基板43に一端が固定されて電気的に接続されており、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14は、それぞれ接続端子11a、13a、14aがフレキシブル配線44に刺さって引っ掛かることによりフレキシブル配線44と電気的に接続されている。
モータ11は、図6に示すように、モータ11の外周に沿って取り付けられたモータカバー11bを介して、ブロック50のハウジング取付面51に形成された穴51aに組み込まれている。この穴51aには、遊星歯車機構30及び偏心シャフト18が内部に組み込まれている。モータ11の駆動力は遊星歯車機構30で減速された後に偏心シャフト18を駆動するようになっている。
遊星歯車機構30は、モータ11と偏心シャフト18との間に連結されており、内歯車31、遊星キャリア32、太陽歯車33、及び遊星歯車34を備えている。
内歯車31は、回り止めが形成されており、穴51a内でブロック50に固定されて回らないようになっている。内歯車31は、リング形状に形成されて内周面に沿って配列された複数の歯が形成されている。
遊星キャリア32は、円盤形状に形成されており、内歯車31内に配置されるようになっている。遊星キャリア32内には、3つの遊星歯車34が回転可能に取り付けられている。遊星歯車34は、内歯車31の内周面に沿って形成された歯と常にかみ合った状態になっている。
遊星キャリア32は、3つの遊星歯車34の中心に太陽歯車33が配置されている。太陽歯車33は、遊星キャリア32に組み込まれた状態で、3つの遊星歯車34と常にかみあった状態になっている。
遊星キャリア32は、軸心近傍に穴が形成されており、この穴を貫通して遊星キャリア32内に延びるモータ11の出力軸11cに太陽歯車33は組み付けられている。太陽歯車33は回転できないように固定して出力軸11cに取り付けられており、太陽歯車33と出力軸11cとは一体で回転するようになっている。
遊星キャリア32は、偏心シャフト18側の軸心近傍に穴が形成されており、この穴には偏心シャフト18が組み付けられて固定されている。これにより、この穴に組み付けられた偏心シャフト18は、遊星キャリア32と一体で回転するようになっている。
偏心シャフト18は、一端が遊星歯車機構30で支持され、モータ11と同軸で回転する回転軸部18aが軸受19を介してブロック50で支持されている。偏心シャフト18の他端は、モータ11の回転軸に対して偏心した軸である偏心部18bの周りにボールベアリング20が取り付けられており、ピストン運動をポンプ12に滑らかに伝えられるようになっている。偏心シャフト18が回転してポンプ12にピストン運動を伝えることにより、ポンプ12はピストンを往復移動させて液圧回路1の第5の管25(図1参照)にブレーキ液を吐出させるようになっている。
遊星歯車機構30は、以上の構成により、モータ11の駆動力により出力軸11cに組み付けられた太陽歯車33が回転すると、太陽歯車33とかみ合う3つの遊星歯車34は、それぞれ太陽歯車33とは逆方向に回転する。3つの遊星歯車34はそれぞれ内歯車31ともかみ合っているため、3つの遊星歯車34は、回転することにより内歯車31の内周面に沿って移動する。このとき、3つの遊星歯車34は、太陽歯車33が回転する方向と同方向に内歯車31内を回転移動する。3つの遊星歯車34は遊星キャリア32に組み込まれているため、遊星キャリア32は、3つの遊星歯車34と一体で内歯車31内を回転移動するようになっている。これにより、遊星キャリア32と一体で回転する偏心シャフト18は、太陽歯車33と同方向に回転するようになっている。なお、本実施形態に係る遊星歯車機構30は、モータ11の出力軸11cの回転数が約1/5になって偏心シャフト18から出力される一方、モータ11の出力軸11cのトルクが約5倍になって偏心シャフト18から出力されるような減速比になっている。すなわち、例えば、モータ11が15000rpm(回転/分)で回転しているときには、出力軸11cは3000rpmで回転し、モータ11が20000rpmで回転しているときには、出力軸11cは4000rpmで回転する。また、モータ11の出力軸11cで10N・cmであったトルクは、偏心シャフト18では50N・cmとなる。
図7は、ABS液圧ユニットを示す側面図である。この図は、図3に矢印xで示すx方向にABS液圧ユニット100を見た図である。
本実施形態では、図6に示すように、軸受19の外径は遊星歯車機構30の外径よりも小さく、ボールベアリング20が回転移動する空間51bは軸受19の外径よりも小さくなっている。これにより、ブロック50は、図7に示すように、配管接続面52の裏面が、配管接続面52に対して斜めになるように斜面53で形成されるため、ブロック50を小型化して重量を軽くすることができる。
本実施形態では、ABS液圧ユニット100は、制御基板43は、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14がブロック50に組み込まれるz方向に沿って延在するように配置されている。これにより、制御基板43は、モータ11、込め弁13、及び弛め弁14やその他のハウジング取付面51上の部品等を避けるようにハウジング取付面51から離して配置される必要がなく、ブロック50に隣接して配置されることができる。このため、ABS液圧ユニット100を小型化することができ、低コストで製造することができる。
また、本実施形態では、込め弁13及び弛め弁14は、モータ11と制御基板43との間に配置され、ハウジング42は、込め弁13及び弛め弁14を覆う部分42bがモータ11を覆う部分42bよりもブロック50に向かう方向に薄く形成されている。これにより、制御基板43の面内方向にコネクタが接続される際に、接続されるコネクタが制御基板側のコネクタにアクセスしたり、コネクタを接続する作業者の指が入ったりするための隙間が込め弁13及び弛め弁14を覆う部分42b上に形成される。このため、制御基板43をブロック50からx方向に離して配置する必要がなく、ABS液圧ユニット100を小型化することができる。
さらに、本実施形態では、ABS液圧ユニット100は、モータ11が遊星歯車機構30を介してポンプ12を作動させるように設けられている。これにより、少ないトルクでポンプ12を駆動でき、小型のモータを用いることができるため、ABS液圧ユニット100を小型化することができる。このとき、小型のモータを用いることによりモータの駆動に使用する電流値を下げることができ、また、電流値を下げることによりモータに電力を供給するためのコネクタのピン等の面積を小さくすることができるため、さらにABS液圧ユニット100を小型化することができるとともに、フレキシブル配線44を用いることが可能になる。
[2]第2実施形態
図8は、ABS液圧ユニットを示す斜視図であり、図9は、ABS液圧ユニットからハウジングを取り外してz方向に見た上面図であり、図10は、ABS液圧ユニットからハウジングを取り外した側面図である。第2実施形態に係るABS液圧ユニット200は、液圧回路1を2系統有しているという構成が第1実施形態と異なっており、前輪だけでなく後輪にもABSが搭載された自動二輪車に対応可能になっている。図8乃至図10において、第1実施形態と略同様の構成は、同一の符号を付して重複する説明を省略し、異なる部分を詳細に説明する。
ABS液圧ユニット200は、図8に示すように、前輪側のマスタシリンダ2に接続される接続端Afと、前輪側のホイールシリンダ5に接続される接続端Bfと、後輪側のマスタシリンダ2に接続される接続端Arと、後輪側のホイールシリンダ5に接続される接続端Brとが配管接続面52に設けられている。これにともない、ブロック50は第1実施形態よりもx方向に長く形成されており、ハウジング42は、前輪側の込め弁13f及び弛め弁14fを覆う部分42bと後輪側の込め弁13r及び弛め弁14rを覆う部分42bとがポンプ11を覆う部分42aを挟んで配置されている。
ABS液圧ユニット200は、図9に示すように、前輪側の込め弁13f及び弛め弁14fと後輪側の込め弁13r及び弛め弁14rとがモータ11を中心に面対象に設けられている。すなわち、後輪側の込め弁13r(第2のバルブ)及び弛め弁14r(第2のバルブ)は、制御基板43との間にモータ11が位置するようにブロック50に組み込まれており、前輪側の込め弁13f及び弛め弁14fの列、及び、後輪側の込め弁13r及び弛め弁14rの列は、制御基板43と略平行になるように並んでいる。なお、ポンプ10、モータ11、及び遊星歯車機構30等は、前輪側の液圧回路1と後輪側の液圧回路1とで共用されている。
制御基板43及びフレキシブル配線144は、図10に示すように、前輪側と後輪側とで共用されている。すなわち、制御基板43に接続されたフレキシブル配線144は、前輪側の込め弁13f及び弛め弁14fの接続端子13a,14a、モータ11の接続端子11a、後輪側の込め弁13r及び弛め弁14rの接続端子13a,14aの順に接続されている。なお、本実施形態では、接続基板43を前輪側の込め弁13f及び弛め弁14fと隣接して配置しているが、後輪側の込め弁13r及び弛め弁14rと隣接して配置してもよい。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、第1実施形態では、1チャンネルのABS液圧ユニット100は、前輪のみにABS制御を実行可能に設けられているが、これに限定されない。例えば、ブレーキペダルのマスタシリンダ及び後輪のホイールシリンダに接続することにより後輪のみにABS制御を実行可能に設けられていてもよい。

Claims (7)

  1. 液圧ブレーキのアンチロックブレーキ制御を行うためのABS液圧ユニットにおいて、
    液圧ブレーキを制動させるための液圧回路内に設けられたポンプ及びバルブと、
    前記ポンプを作動させるためのモータと、
    前記ポンプ及び前記バルブが組み込まれるとともに前記液圧回路のブレーキ液が流れる管路が形成されたブロックと、
    前記モータ及び前記バルブを制御するための制御基板と、を備え、
    前記制御基板は、前記モータ及び前記バルブが前記ブロックに組み込まれる方向に沿って延在するように配置されたことを特徴とするABS液圧ユニット。
  2. 請求項1に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記バルブは、前記モータと前記制御基板との間に配置されたことを特徴とするABS液圧ユニット。
  3. 請求項1または2に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記モータ及び前記バルブを覆うハウジングを備え、前記ハウジングは、前記バルブを覆う部分が前記モータを覆う部分よりも前記ブロックに向かう方向に薄く形成されたことを特徴とするABS液圧ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記モータは、遊星歯車機構を介して前記ポンプを作動させることを特徴とするABS液圧ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記制御基板は、フレキシブル配線を介して前記モータ及び前記バルブの少なくとも一方と電気的に接続されたことを特徴とするABS液圧ユニット。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記ブロックは、前記管路が外部の装置と接続される接続面の裏面が、前記接続面に対して斜めになるように斜面で形成されたことを特徴とするABS液圧ユニット。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のABS液圧ユニットにおいて、
    前記ブロックは、前記液圧回路とは別個の第2の液圧回路を有し、前記第2の液圧回路内に設けられた第2のバルブは、前記制御基板との間に前記モータが位置するように組み込まれたことを特徴とするABS液圧ユニット。
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