JPH1059153A - 液圧制御装置 - Google Patents
液圧制御装置Info
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- JPH1059153A JPH1059153A JP23596596A JP23596596A JPH1059153A JP H1059153 A JPH1059153 A JP H1059153A JP 23596596 A JP23596596 A JP 23596596A JP 23596596 A JP23596596 A JP 23596596A JP H1059153 A JPH1059153 A JP H1059153A
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- control device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバーに接続する外部ハーネスの接続部
の防水性能を向上させると共に、部品点数の削減とコス
トの低減を可能とする、液圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 外部ハーネス６０を構成するリード
６１線の端部をカバー５０内に貫挿し、カバー５０内に
突出するリード線６１の端部とカバー５０内に配設した
中継導体４０とを電気的に接続した。
の防水性能を向上させると共に、部品点数の削減とコス
トの低減を可能とする、液圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 外部ハーネス６０を構成するリード
６１線の端部をカバー５０内に貫挿し、カバー５０内に
突出するリード線６１の端部とカバー５０内に配設した
中継導体４０とを電気的に接続した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車輪の液圧を電子制
御するＡＢＳ，ＴＣＳ等の装着車両の液圧制御装置に関
する。
御するＡＢＳ，ＴＣＳ等の装着車両の液圧制御装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】液圧制御装置は、複数の電磁弁や液圧ポ
ンプなどを具備する液圧ユニットと、運転室内に配設し
た電子制御ユニットとにより構成されている。ユニット
の配設形態としては、液圧ユニットをエンジンルーム内
に配設し、電子制御ユニットを運転室内に配設する形態
（セパレートタイプ）と、電子制御ユニットを液圧ユニ
ットに一体化してエンジンルーム内に配設する形態（イ
ンテグラルタイプ）が知られている。エンジンルーム内
の過酷な環境からこれらのユニットを保護するため、両
形態共に液圧ユニットに防護カバーを装着している。そ
して防護カバーの一部に多数の端子群の露出するコネク
タを形成し、このコネクタを介して外部ハーネスと電気
的に接続している。
ンプなどを具備する液圧ユニットと、運転室内に配設し
た電子制御ユニットとにより構成されている。ユニット
の配設形態としては、液圧ユニットをエンジンルーム内
に配設し、電子制御ユニットを運転室内に配設する形態
（セパレートタイプ）と、電子制御ユニットを液圧ユニ
ットに一体化してエンジンルーム内に配設する形態（イ
ンテグラルタイプ）が知られている。エンジンルーム内
の過酷な環境からこれらのユニットを保護するため、両
形態共に液圧ユニットに防護カバーを装着している。そ
して防護カバーの一部に多数の端子群の露出するコネク
タを形成し、このコネクタを介して外部ハーネスと電気
的に接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】防護カバー側のコネク
タとしては例えば特開昭６３−１８０５５０号公報に開
示されている。前記したコネクタは樹脂製の防護カバー
の一部に金属製の雄端子を貫通させて一体成形したもの
であるが、コネクタボディと雄端子が異種素材の組み合
わせとなるため、コネクタボディを貫通する雄端子の外
周に隙間を生じて浸水する恐れがある。さらに防護カバ
ー側のコネクタに接続するために、外部ハーネスの端部
にもコネクタを設ける必要があり、部品点数の削減やコ
ストの低減を図るうえで見直しが進められている。
タとしては例えば特開昭６３−１８０５５０号公報に開
示されている。前記したコネクタは樹脂製の防護カバー
の一部に金属製の雄端子を貫通させて一体成形したもの
であるが、コネクタボディと雄端子が異種素材の組み合
わせとなるため、コネクタボディを貫通する雄端子の外
周に隙間を生じて浸水する恐れがある。さらに防護カバ
ー側のコネクタに接続するために、外部ハーネスの端部
にもコネクタを設ける必要があり、部品点数の削減やコ
ストの低減を図るうえで見直しが進められている。
【０００４】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、カバーに接続する外部ハ
ーネスの接続部の防水性をより向上できる、液圧制御装
置を提供することにある。さらに本発明は、カバーと外
部ハーネスの接続構造の簡略化を図り、部品点数の削減
とコストの低減を可能とする、液圧制御装置を提供する
ことにある。
で、その目的とするところは、カバーに接続する外部ハ
ーネスの接続部の防水性をより向上できる、液圧制御装
置を提供することにある。さらに本発明は、カバーと外
部ハーネスの接続構造の簡略化を図り、部品点数の削減
とコストの低減を可能とする、液圧制御装置を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
少なくとも複数の電磁弁を具備する液圧ユニットの一側
面をカバーで覆い、前記電磁弁を制御ユニットで電磁作
動する液圧制御装置において、外部ハーネスを構成する
リード線の端部に形成した端子を前記カバー内に貫挿て
抜け出しを規制するように係止し、カバー内に配設した
可撓性を有する中継導体と、カバー内に突出するリード
線の前記端子とを電気的に接続したことを特徴とする、
液圧制御装置である。請求項２に係る発明は、少なくと
も複数の電磁弁を具備する液圧ユニットの一側面をカバ
ーで覆い、前記電磁弁を液圧ユニットと別体の制御ユニ
ットで電磁作動するセパレートタイプの液圧制御装置に
おいて、外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成
した端子を前記カバー内に貫挿して抜け出しを規制する
ように係止し、カバー内の電磁弁のコイルの接続端子に
可撓性の基板に帯状導体を印刷したフレキシブル・プリ
ント・サーキット（ＦＰＣ）を電気的に接続し、前記カ
バー内に突出するリード線の端子に前記フレキシブル・
プリント・サーキットを電気的に接続したことを特徴と
する、液圧制御装置である。請求項３に係る発明は、少
なくとも複数の電磁弁を具備する液圧ユニットと、液圧
ユニットに装着したカバー内に一体に組み込んだ制御ユ
ニットとを備えたインテグラルタイプの液圧制御装置に
おいて、外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成
した端子を前記電磁弁カバー内に貫挿して抜け出しを規
制するように係止し、制御ユニットカバー内の制御基板
に可撓性の基板に帯状導体を印刷したフレキシブル・プ
リント・サーキット（ＦＰＣ）を電気的に接続し、前記
電磁弁カバー内に突出するリード線の端子に前記フレキ
シブル・プリント・サーキットを電気的に接続したこと
を特徴とする、液圧制御装置である。請求項４に係る発
明は、請求項１〜請求項３のいずれかにおいて、カバー
のリード線貫挿部に収容孔を形成すると共に、前記収容
孔内にリード線挿通用の孔を有する口元シール材を配設
し、前記口元シール材の内外周面にリード線の貫通方向
に対して直交する方向にリップを夫々形成し、収容孔と
口元シール材の間及びリード線と口元シール材の間を防
水したことを特徴とする、液圧制御装置である。
少なくとも複数の電磁弁を具備する液圧ユニットの一側
面をカバーで覆い、前記電磁弁を制御ユニットで電磁作
動する液圧制御装置において、外部ハーネスを構成する
リード線の端部に形成した端子を前記カバー内に貫挿て
抜け出しを規制するように係止し、カバー内に配設した
可撓性を有する中継導体と、カバー内に突出するリード
線の前記端子とを電気的に接続したことを特徴とする、
液圧制御装置である。請求項２に係る発明は、少なくと
も複数の電磁弁を具備する液圧ユニットの一側面をカバ
ーで覆い、前記電磁弁を液圧ユニットと別体の制御ユニ
ットで電磁作動するセパレートタイプの液圧制御装置に
おいて、外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成
した端子を前記カバー内に貫挿して抜け出しを規制する
ように係止し、カバー内の電磁弁のコイルの接続端子に
可撓性の基板に帯状導体を印刷したフレキシブル・プリ
ント・サーキット（ＦＰＣ）を電気的に接続し、前記カ
バー内に突出するリード線の端子に前記フレキシブル・
プリント・サーキットを電気的に接続したことを特徴と
する、液圧制御装置である。請求項３に係る発明は、少
なくとも複数の電磁弁を具備する液圧ユニットと、液圧
ユニットに装着したカバー内に一体に組み込んだ制御ユ
ニットとを備えたインテグラルタイプの液圧制御装置に
おいて、外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成
した端子を前記電磁弁カバー内に貫挿して抜け出しを規
制するように係止し、制御ユニットカバー内の制御基板
に可撓性の基板に帯状導体を印刷したフレキシブル・プ
リント・サーキット（ＦＰＣ）を電気的に接続し、前記
電磁弁カバー内に突出するリード線の端子に前記フレキ
シブル・プリント・サーキットを電気的に接続したこと
を特徴とする、液圧制御装置である。請求項４に係る発
明は、請求項１〜請求項３のいずれかにおいて、カバー
のリード線貫挿部に収容孔を形成すると共に、前記収容
孔内にリード線挿通用の孔を有する口元シール材を配設
し、前記口元シール材の内外周面にリード線の貫通方向
に対して直交する方向にリップを夫々形成し、収容孔と
口元シール材の間及びリード線と口元シール材の間を防
水したことを特徴とする、液圧制御装置である。
【０００６】
【発明の実施の形態１】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 〈イ〉液圧制御装置の概略 図２にセパレートタイプ液圧制御装置を構成する液圧ユ
ニット１０の一例を示す。液圧ユニット１０は弁ブロッ
ク２０を有し、この弁ブロック２０には少なくとも複数
の電磁弁３０が組み込まれている。電磁弁３０はドーム
形の弁部３１と、この弁部３１に外装する円筒形のコイ
ル３２とよりなり、各弁部３１の裾部は弁ブロック２０
にかしめ等の手段により固着され、コイル３２は弁部３
１の上部に装着した止めリング３３によって抜け出しが
阻止されている。液圧ユニット１０は内部に液路が穿設
されていると共に、他に図示しない液圧ポンプやこれを
駆動するモータ類が組み込まれている。内蔵部品につい
ては公知の各種システムに応じて適宜決定されるもので
ある。
の実施の形態について説明する。 〈イ〉液圧制御装置の概略 図２にセパレートタイプ液圧制御装置を構成する液圧ユ
ニット１０の一例を示す。液圧ユニット１０は弁ブロッ
ク２０を有し、この弁ブロック２０には少なくとも複数
の電磁弁３０が組み込まれている。電磁弁３０はドーム
形の弁部３１と、この弁部３１に外装する円筒形のコイ
ル３２とよりなり、各弁部３１の裾部は弁ブロック２０
にかしめ等の手段により固着され、コイル３２は弁部３
１の上部に装着した止めリング３３によって抜け出しが
阻止されている。液圧ユニット１０は内部に液路が穿設
されていると共に、他に図示しない液圧ポンプやこれを
駆動するモータ類が組み込まれている。内蔵部品につい
ては公知の各種システムに応じて適宜決定されるもので
ある。
【０００７】さらに各電磁弁３０のコイル３２から突出
する各接続端子３４，３４にはシート状の中継導体４０
が貫通し、その貫通部をハンダ等によって電気的に接続
している。中継導体４０は可撓性の基板に帯状導体が印
刷してある例えばフレキシブル・プリント・サーキット
（ＦＰＣ）やバスバー或いはリード線等を採用できる。
する各接続端子３４，３４にはシート状の中継導体４０
が貫通し、その貫通部をハンダ等によって電気的に接続
している。中継導体４０は可撓性の基板に帯状導体が印
刷してある例えばフレキシブル・プリント・サーキット
（ＦＰＣ）やバスバー或いはリード線等を採用できる。
【０００８】〈ロ〉電磁弁カバー 電磁弁３０の設けられた弁ブロック２０の一側面には、
ビス５１類を介して電磁弁カバー５０が着脱可能に取着
される。電磁弁カバー５０の開口側の端面全周にシール
材５２が配設してあって、弁ブロック２０との間で高い
シール性を確保できるようになっている。電磁弁カバー
５０の一側にはカバーボディ５３を外方へ延出してコネ
クタ部５４が一体にモールド成形されている。
ビス５１類を介して電磁弁カバー５０が着脱可能に取着
される。電磁弁カバー５０の開口側の端面全周にシール
材５２が配設してあって、弁ブロック２０との間で高い
シール性を確保できるようになっている。電磁弁カバー
５０の一側にはカバーボディ５３を外方へ延出してコネ
クタ部５４が一体にモールド成形されている。
【０００９】〈ハ〉中継導体のリード線の電気的接続手
段 本発明は露出する接続端子を具備する従来コネクタが存
在しない。代わりに外部ハーネス６０を構成する各リー
ド線６１の端部に設けた端子６２をコネクタ部５４に貫
通させて、直接中継導体４０に電気的に接続する手段を
採用した。尚、本発明において「外部ハーネス６０」
は、車両側ハーネスに接続するための中継用ハーネスだ
けでなく車両側ハーネスを含む概念として使用する。図
１を基にこの接続構造について説明すると、コネクタ部
５４に複数の貫通孔５５と口広の収容孔５６とが夫々形
成され、前記収容孔５６に口元シール材５７が収容され
ている。口元シール材５７にはリード線６１の外周面と
密着可能な複数の孔５７ａが開設されていると共に、そ
の内外周面にリード線６１の貫通方向に対して直交する
方向に連続した単数又は複数のリップ５７ｂが形成され
ている。そして孔５７ａに挿通させた各リード線６１と
口元シール材５７の間及び収容孔５６と口元シール材５
７の間のシール性を確保できるようになっている。
段 本発明は露出する接続端子を具備する従来コネクタが存
在しない。代わりに外部ハーネス６０を構成する各リー
ド線６１の端部に設けた端子６２をコネクタ部５４に貫
通させて、直接中継導体４０に電気的に接続する手段を
採用した。尚、本発明において「外部ハーネス６０」
は、車両側ハーネスに接続するための中継用ハーネスだ
けでなく車両側ハーネスを含む概念として使用する。図
１を基にこの接続構造について説明すると、コネクタ部
５４に複数の貫通孔５５と口広の収容孔５６とが夫々形
成され、前記収容孔５６に口元シール材５７が収容され
ている。口元シール材５７にはリード線６１の外周面と
密着可能な複数の孔５７ａが開設されていると共に、そ
の内外周面にリード線６１の貫通方向に対して直交する
方向に連続した単数又は複数のリップ５７ｂが形成され
ている。そして孔５７ａに挿通させた各リード線６１と
口元シール材５７の間及び収容孔５６と口元シール材５
７の間のシール性を確保できるようになっている。
【００１０】つぎに図１，図３，図４を基にリード線６
１の先端に取着した端子６２について説明すると、端子
６２はリード線６１の被覆６１ａから露出する裸線６１
ｂに把持する把持部６２ａと、棒状の端子部６２ｂと、
その中間に形成した一対の係止片６２ｃ，６２ｃと、戻
止片６２ｄとを有し、これらを一枚ものの導電性薄板を
屈曲成形したものである。一対の係止片６２ｃ，６２ｃ
は図１に示すコネクタ部５４に埋設されたリテーナ５８
に当接して端子６２の押込量を一定に規制し、また戻止
片６２ｄはコネクタ部５４に形成した係止突起５４ａに
係止して端子６２の抜け出しを規制している。（図４，
５参照）したがって、ドライバー等の工具を使用して戻
止片６２ｄを係止突起５４ａから外してやれば端子６２
を抜き取ることも可能である。端子６２は図示した構造
に限定されるものではなく、要は電磁弁カバー５０のコ
ネクタ部６４に抜け出しを規制した状態で後付けできる
構造であれば良い。端子６２の端子部６２ｂと中継導体
４０はハンダ、ヒュージング、或いは溶接等によって電
気的に接続している。
１の先端に取着した端子６２について説明すると、端子
６２はリード線６１の被覆６１ａから露出する裸線６１
ｂに把持する把持部６２ａと、棒状の端子部６２ｂと、
その中間に形成した一対の係止片６２ｃ，６２ｃと、戻
止片６２ｄとを有し、これらを一枚ものの導電性薄板を
屈曲成形したものである。一対の係止片６２ｃ，６２ｃ
は図１に示すコネクタ部５４に埋設されたリテーナ５８
に当接して端子６２の押込量を一定に規制し、また戻止
片６２ｄはコネクタ部５４に形成した係止突起５４ａに
係止して端子６２の抜け出しを規制している。（図４，
５参照）したがって、ドライバー等の工具を使用して戻
止片６２ｄを係止突起５４ａから外してやれば端子６２
を抜き取ることも可能である。端子６２は図示した構造
に限定されるものではなく、要は電磁弁カバー５０のコ
ネクタ部６４に抜け出しを規制した状態で後付けできる
構造であれば良い。端子６２の端子部６２ｂと中継導体
４０はハンダ、ヒュージング、或いは溶接等によって電
気的に接続している。
【００１１】〈ニ〉防水性について 図１において、電磁弁カバー５０の開口端面に連続して
設けらたシール材５２が、電磁弁カバー５０と弁ブロッ
ク２０との間を良好にシールする。また、電磁弁カバー
５０に設けた口元シール材５７とリード線６１の被覆６
１ａが同種の樹脂系素材であるため、温度変化によって
も変形差を発生せず、口元シール材５７がリード線６１
の外周面との密着状態を維持して良好にシールする。
また口元シール材５７の外周面に形成した外周リップ５
７ｂが収容孔５６の内周面とに弾接して口元シール材５
７と収容孔５６の間を良好にシールする。このように、
電磁弁カバー５０と弁ブロック２０との間は勿論のこ
と、電磁弁カバー５０を貫挿するリード線６１の貫挿部
も良好にシールされ、高い防水性能が付与されている。
設けらたシール材５２が、電磁弁カバー５０と弁ブロッ
ク２０との間を良好にシールする。また、電磁弁カバー
５０に設けた口元シール材５７とリード線６１の被覆６
１ａが同種の樹脂系素材であるため、温度変化によって
も変形差を発生せず、口元シール材５７がリード線６１
の外周面との密着状態を維持して良好にシールする。
また口元シール材５７の外周面に形成した外周リップ５
７ｂが収容孔５６の内周面とに弾接して口元シール材５
７と収容孔５６の間を良好にシールする。このように、
電磁弁カバー５０と弁ブロック２０との間は勿論のこ
と、電磁弁カバー５０を貫挿するリード線６１の貫挿部
も良好にシールされ、高い防水性能が付与されている。
【００１２】
【発明の実施の形態２】図６は液圧ユニットに電子制御
ユニットを一体化させたインテグラルタイプに適用した
他の実施の態様を示す。前記した実施の形態１と同一に
機能する部位は同一の符号を付して詳しい説明を省略す
る。本例は電磁弁カバー５０の上部に制御ユニットカバ
ー７０が積層されていると共に、制御ユニットカバー７
０内に制御基板７１が収容されている。制御基板７１は
ＣＰＵ等の電子制御用チップ７２が配設され、電磁弁カ
バー５０の支持板５９に支持されている。各電磁弁３０
と制御基板７１との間は、図示しないフレキシブル・プ
リント・サーキット（ＦＰＣ）やバスバー或いはリード
線等の中継導体４０ａによって電気的に接続されてい
る。より好ましくは中継導体４０ａが貫挿する支持板５
９の開口部に、シール材５０ａを取着して各カバー５
０，７０の室内をシールするようにするとよい。また各
電磁弁３０と制御基板７１との間は、コイル３２の接続
端子３４，３４を延長し、制御基板７１に貫通させて直
接接続するようにしてもよい。また制御基板７１とケー
ブル６１の端子６２の間は、既述した中継導体４０ｂに
よって電気的に接続されている。
ユニットを一体化させたインテグラルタイプに適用した
他の実施の態様を示す。前記した実施の形態１と同一に
機能する部位は同一の符号を付して詳しい説明を省略す
る。本例は電磁弁カバー５０の上部に制御ユニットカバ
ー７０が積層されていると共に、制御ユニットカバー７
０内に制御基板７１が収容されている。制御基板７１は
ＣＰＵ等の電子制御用チップ７２が配設され、電磁弁カ
バー５０の支持板５９に支持されている。各電磁弁３０
と制御基板７１との間は、図示しないフレキシブル・プ
リント・サーキット（ＦＰＣ）やバスバー或いはリード
線等の中継導体４０ａによって電気的に接続されてい
る。より好ましくは中継導体４０ａが貫挿する支持板５
９の開口部に、シール材５０ａを取着して各カバー５
０，７０の室内をシールするようにするとよい。また各
電磁弁３０と制御基板７１との間は、コイル３２の接続
端子３４，３４を延長し、制御基板７１に貫通させて直
接接続するようにしてもよい。また制御基板７１とケー
ブル６１の端子６２の間は、既述した中継導体４０ｂに
よって電気的に接続されている。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
の効果を得ることができる。 ＜イ＞ 従来は外部ハーネスと電気的に接続するための
コネクタをカバーに一体に形成していた。本発明はカバ
ー内に貫挿させた外部ハーネスを構成するリード線の端
子に、カバー内に配設した中継導体を電気的に接続し
た。そのため、従来のようなカバーに接続するためのコ
ネクタが不要となり、部品点数の削減が図れ、しかもコ
ストの低減を図ることができる。 ＜ロ＞ 中継導体に可撓性を有するフレキシブル・プリ
ント・サーキット（ＦＰＣ）を採用することで、カバー
内の配線構造や配線作業を簡略化できる。 ＜ハ＞ 電磁弁カバーに設けた口元シール材とリード線
の被覆が同種の樹脂系素材であるため、温度変化によっ
ても変形差を発生せず良好にシールする。さらに口元シ
ール材の外周面に形成した外周リップが収容孔の内周面
とに弾接して口元シール材と収容孔の間を良好にシール
する。したがって、電磁弁カバーを貫挿するリード線の
貫挿部の防水に対する信頼性が高くなる。 ＜ニ＞ 電子制御ユニットを運転室内に配設するセパレ
ートタイプだけでなく、電子制御ユニットを液圧ユニッ
トに一体化させたインテグラルタイプにも適用でき、汎
用性がある。
の効果を得ることができる。 ＜イ＞ 従来は外部ハーネスと電気的に接続するための
コネクタをカバーに一体に形成していた。本発明はカバ
ー内に貫挿させた外部ハーネスを構成するリード線の端
子に、カバー内に配設した中継導体を電気的に接続し
た。そのため、従来のようなカバーに接続するためのコ
ネクタが不要となり、部品点数の削減が図れ、しかもコ
ストの低減を図ることができる。 ＜ロ＞ 中継導体に可撓性を有するフレキシブル・プリ
ント・サーキット（ＦＰＣ）を採用することで、カバー
内の配線構造や配線作業を簡略化できる。 ＜ハ＞ 電磁弁カバーに設けた口元シール材とリード線
の被覆が同種の樹脂系素材であるため、温度変化によっ
ても変形差を発生せず良好にシールする。さらに口元シ
ール材の外周面に形成した外周リップが収容孔の内周面
とに弾接して口元シール材と収容孔の間を良好にシール
する。したがって、電磁弁カバーを貫挿するリード線の
貫挿部の防水に対する信頼性が高くなる。 ＜ニ＞ 電子制御ユニットを運転室内に配設するセパレ
ートタイプだけでなく、電子制御ユニットを液圧ユニッ
トに一体化させたインテグラルタイプにも適用でき、汎
用性がある。
【図１】 外部ハーネスと電子弁カバー内の中継導体と
の電気的接続部の拡大断面図
の電気的接続部の拡大断面図
【図２】 液圧制御装置の一部を破断した全体斜視図
【図３】 リード線の端部の端子を下方から見た斜視図
【図４】 図１におけるIV−IVの断面図
【図５】 図４におけるＶ−Ｖの断面図
【図６】 インテグラルタイプに適用した外部ハーネス
とカバー内の中継導体との電気的接続部の拡大断面図
とカバー内の中継導体との電気的接続部の拡大断面図
１０……液圧ユニット ２０……弁ブロック ３０……電磁弁 ３１……電磁弁の弁部 ３２……電磁弁のコイル ３３……止めリング ３４……コイルの接続端子 ４０……中継導体 ５０……電磁弁カバー ５２……シール材 ５３……電磁弁カバーのカバーボディ ５４……電磁弁カバーのコネクタ部 ５５……電磁弁カバーの貫通孔 ５６……電磁弁カバーの収容孔 ５７……口元シール材 ５７ａ……口元シール材の孔 ５７ｂ……口元シール材のリップ ５８……リテーナ ５９……支持板 ６０……外部ハーネス ６１……リード線 ６１ａ……リード線の被覆 ６１ｂ……リード線の裸線 ６２……端子 ６２ａ……端子の把持部 ６２ｂ……端子部 ６２ｃ……端子の係止片 ６２ｄ……端子の戻止片 ７０……制御ユニットカバー ７１……制御基板 ７２……電子制御用チップ
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも複数の電磁弁を具備する液
圧ユニットの一側面をカバーで覆い、前記電磁弁を制御
ユニットで電磁作動する液圧制御装置において、 外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成した端子
を前記カバー内に貫挿して抜け出しを規制するように係
止し、 カバー内に配設した可撓性を有する中継導体と、カバー
内に突出するリード線の前記端子とを電気的に接続した
ことを特徴とする、 液圧制御装置。 - 【請求項２】 少なくとも複数の電磁弁を具備する液
圧ユニットの一側面をカバーで覆い、前記電磁弁を液圧
ユニットと別体の制御ユニットで電磁作動するセパレー
トタイプの液圧制御装置において、 外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成した端子
を前記カバー内に貫挿して抜け出しを規制するように係
止し、 カバー内の電磁弁のコイルの接続端子に可撓性の基板に
帯状導体を印刷したフレキシブル・プリント・サーキッ
ト（ＦＰＣ）を電気的に接続し、 前記カバー内に突出するリード線の端子に前記フレキシ
ブル・プリント・サーキットを電気的に接続したことを
特徴とする、 液圧制御装置。 - 【請求項３】 少なくとも複数の電磁弁を具備する液
圧ユニットと、液圧ユニットに装着したカバー内に一体
に組み込んだ制御ユニットとを備えたインテグラルタイ
プの液圧制御装置において、 外部ハーネスを構成するリード線の端部に形成した端子
を前記電磁弁カバー内に貫挿して抜け出しを規制するよ
うに係止し、 制御ユニットカバー内の制御基板に可撓性の基板に帯状
導体を印刷したフレキシブル・プリント・サーキット
（ＦＰＣ）を電気的に接続し、 前記電磁弁カバー内に突出するリード線の端子に前記フ
レキシブル・プリント・サーキットを電気的に接続した
ことを特徴とする、 液圧制御装置。 - 【請求項４】 請求項１〜請求項３のいずれかにおい
て、カバーのリード線貫挿部に収容孔を形成すると共
に、前記収容孔内にリード線挿通用の孔を有する口元シ
ール材を配設し、前記口元シール材の内外周面にリード
線の貫通方向に対して直交する方向にリップを夫々形成
し、収容孔と口元シール材の間及びリード線と口元シー
ル材の間を防水したことを特徴とする、液圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23596596A JPH1059153A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23596596A JPH1059153A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059153A true JPH1059153A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16993842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23596596A Pending JPH1059153A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1059153A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-08-19 JP JP23596596A patent/JPH1059153A/ja active Pending
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