JPWO2015174008A1 - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

スパークプラグは、電極母材の長手方向に対して直交するとともに電極チップの軸線を通る接地電極の断面において、母材面が露出するとともに、1.2E≦F≦1.9E、0.05mm≦Da≦0.30mm、0.05mm≦Db≦0.30mm、かつ、0.20mm2≦J≦0.70mm2を満たす。

Description

本発明は、スパークプラグに関する。
スパークプラグは、中心電極と接地電極との間の間隙に火花放電を発生させることによって、内燃機関の燃焼室内の混合気に対する着火を実現する。スパークプラグの接地電極としては、火花放電および酸化に対する接地電極の耐消耗性を向上させるために、電極母材に電極チップを接合した接地電極が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような接地電極の電極チップは、火花放電および酸化に対する耐消耗性が電極母材よりも優れた材質から成る。例えば、電極チップの材質は、貴金属(例えば、白金、イリジウム、ルテニウム、ロジウムなど)、ニッケル、または、これらの金属を主成分とする合金などである。電極母材に電極チップを接合した接地電極には、電極母材に電極チップを接合する際の溶接によって、電極母材の成分と電極チップの成分とを含有する溶融部が形成されている。
特開2006−128076号公報
近年、内燃機関の高圧縮化および高過給化に耐え得る耐久性を確保するために、接地電極の電極チップを大径化することが検討されている。しかしながら、特許文献1のスパークプラグでは、接地電極の電極チップを大径化した場合、大径化した電極チップとの関係で溶融部に発生する熱応力が大きくなるため、溶融部にクラック(ひび割れ)が発生しやすくなるという課題があった。溶融部にクラックが過度に進展した場合、電極チップが電極母材から剥離する虞がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、棒状の中心電極と;前記中心電極との間に間隙を形成する電極チップと、前記電極チップが接合された電極母材と、前記電極チップの成分と前記電極母材の成分とを含有する溶融部とを有する接地電極と;を備え、前記電極チップは、前記電極母材における基端部から先端部へと広がる母材面から前記中心電極に向けて突出した、スパークプラグが提供される。このスパークプラグでは、前記基端部から前記先端部に向かう前記電極母材の長手方向に対して直交するとともに前記電極チップの軸線を通る前記接地電極の断面において、前記母材面が露出するとともに、前記電極チップの先端面の長さEと;前記軸線より一方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Caと;前記一方の側とは異なる前記軸線より他方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Cbと;前記点Caと前記点Cbとの間の距離Fと;前記一方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gaと;前記点Gaを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Haと;前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Haまでの深さDaと;前記他方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gbと;前記点Gbを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Hbと;前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Hbまでの深さDbと;前記溶融部において前記軸線に対して最も近い部位のうち、前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から最も離れた部位である点Iと;前記点Gaと前記点Haと前記点Iとを頂点とする三角形の面積と、前記点Gbと前記点Hbと前記点Iとを頂点とする三角形の面積とを合計した面積Jと;の関係は、1.2E≦F≦1.9E、0.05mm≦Da≦0.30mm、0.05mm≦Db≦0.30mm、かつ、0.20mm≦J≦0.70mmを満たす。この形態によれば、電極チップの剥離に対する接地電極の耐剥離性を十分に確保できる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記点Gaと前記点Haと前記点Iとを頂点とする三角形の面積と、前記点Gbと前記点Hbと前記点Iとを頂点とする三角形の面積とを合計した面積Jと、の関係は、1.2E≦F≦1.8E、0.05mm≦Da≦0.25mm、0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、0.20mm≦J≦0.68mmを満たしてもよい。この形態によれば、電極チップの剥離に対する接地電極の耐剥離性をさらに確保できる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記中心電極の先端面の面積Aと、前記電極チップの前記先端面の面積Bとの関係は、1.3A≦B≦4.6Aを満たしてもよい。この形態によれば、火花放電および酸化に対する接地電極の耐消耗性を十分に確保できる。
(4)上記形態のスパークプラグにおいて、前記母材面からの前記電極チップの高さKは、0.3mm≦K≦1.2mmを満たしてもよい。この形態によれば、スパークプラグの着火性を十分に確保しつつ、接地電極の耐消耗性を十分に確保できる。
(5)上記形態のスパークプラグにおいて、前記電極チップは、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)およびニッケル(Ni)の少なくとも1つを含有してもよい。この形態によれば、耐消耗性を十分に満たす電極チップを実現できる。
本発明は、スパークプラグ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、スパークプラグの接地電極、スパークプラグの製造方法、スパークプラグの製造装置、その製造装置を制御するためのコンピュータプログラム、並びに、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体などの形態で実現することができる。
スパークプラグの部分断面を示す説明図である。 スパークプラグの先端側を示す説明図である。 接地電極を切断した断面の一例を示す説明図である。 他の実施形態における接地電極を切断した断面の一例を示す説明図である。 他の実施形態における接地電極を切断した断面の一例を示す説明図である。 他の実施形態における接地電極を切断した断面の一例を示す説明図である。 他の実施形態における接地電極を示す説明図である。 電極チップの剥離に対する接地電極の剥離耐性を評価した結果を示す表である。 電極チップの剥離に対する接地電極の剥離耐性を評価した結果を示す表である。 電極チップの剥離に対する接地電極の剥離耐性を評価した結果を示す表である。 電極チップの剥離に対する接地電極の剥離耐性を評価した結果を示す表である。 電極チップの剥離に対する接地電極の剥離耐性を評価した結果を示す表である。 クラックが発生した接地電極を切断した一例を示す説明図である。 スパークプラグの着火性を評価した結果を示す表である。 電極チップの耐消耗性を評価した結果を示す表である。
A.第1実施形態
A−1.スパークプラグの構成
図1は、スパークプラグ10の部分断面を示す説明図である。図1には、スパークプラグ10の軸心である軸線CAを境界として、軸線CAより紙面左側にスパークプラグ10の外観形状が図示され、軸線CAより紙面右側にスパークプラグ10の断面形状が図示されている。本実施形態の説明では、スパークプラグ10における図1の紙面下側を「先端側」といい、図1の紙面上側を「後端側」という。
スパークプラグ10は、中心電極100と、絶縁体200と、主体金具300と、接地電極400とを備える。本実施形態では、スパークプラグ10の軸線CAは、中心電極100、絶縁体200および主体金具300の各部材における軸心でもある。
スパークプラグ10は、中心電極100と接地電極400との間に形成された間隙SGを先端側に有する。スパークプラグ10の間隙SGは、火花ギャップとも呼ばれる。スパークプラグ10は、間隙SGが形成された先端側を燃焼室920の内壁910から突出させた状態で内燃機関90に取り付け可能に構成されている。スパークプラグ10を内燃機関90に取り付けた状態で高電圧(例えば、1万〜3万ボルト)を中心電極100に印加した場合、間隙SGに火花放電が発生する。間隙SGに発生した火花放電は、燃焼室920における混合気に対する着火を実現する。
図1には、相互に直交するXYZ軸を図示した。図1のXYZ軸は、後述する他の図におけるXYZ軸に対応する。図1のXYZ軸のうち、X軸は、Y軸およびZ軸に直交する軸である。X軸に沿ったX軸方向のうち、+X軸方向は、図1の紙面奥から紙面手前に向かう方向であり、−X軸方向は、+X軸方向の逆方向である。図1のXYZ軸のうち、Y軸は、X軸およびZ軸に直交する軸である。Y軸に沿ったY軸方向のうち、+Y軸方向は、図1の紙面右から紙面左に向かう方向であり、−Y軸方向は、+Y軸方向の逆方向である。図1のXYZ軸のうち、Z軸は、軸線CAに沿った軸である。Z軸に沿ったZ軸方向(軸線方向)のうち、+Z軸方向は、スパークプラグ10の後端側から先端側に向かう方向であり、−Z軸方向は、+Z軸方向の逆方向である。
スパークプラグ10の中心電極100は、導電性を有する電極である。中心電極100は、軸線CAを中心に延びた棒状を成す。中心電極100の外側面は、絶縁体200によって外部から電気的に絶縁されている。中心電極100の先端側は、絶縁体200の先端側から突出している。中心電極100の後端側は、絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。本実施形態では、中心電極100の後端側は、端子金具190を介して絶縁体200の後端側へと電気的に接続されている。
スパークプラグ10の絶縁体200は、電気絶縁性を有する碍子である。絶縁体200は、軸線CAを中心に延びた筒状を成す。本実施形態では、絶縁体200は、絶縁性セラミックス材料(例えば、アルミナ)を焼成することによって作製される。絶縁体200は、軸線CAを中心に延びた貫通孔である軸孔290を有する。絶縁体200の軸孔290には、中心電極100を絶縁体200の先端側から突出させた状態で、中心電極100が軸線CA上に保持されている。
スパークプラグ10の主体金具300は、導電性を有する金属体である。主体金具300は、軸線CAを中心に延びた筒状を成す。本実施形態では、主体金具300は、筒状に成形された低炭素鋼にニッケルめっきを施した部材である。他の実施形態では、主体金具300は、亜鉛めっきを施した部材であっても良いし、めっきを施していない部材(無めっき)であっても良い。主体金具300は、中心電極100から電気的に絶縁された状態で絶縁体200の外側面にカシメによって固定されている。主体金具300の先端側には、端面310が形成されている。端面310の中央からは、中心電極100と共に絶縁体200が+Z軸方向に向けて突出している。端面310には、接地電極400が接合されている。
スパークプラグ10の接地電極400は、導電性を有する電極である。接地電極400は、電極母材410と、電極チップ450とを有する。電極母材410は、主体金具300の端面310から+Z軸方向に延びた後に軸線CAに向けて屈曲した形状を成す。電極母材410の後端側は、主体金具300に接合されている。電極母材410の先端側には、電極チップ450が接合されている。電極チップ450は、中心電極100との間に間隙SGを形成する。
本実施形態では、電極母材410の材質は、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金である。本実施形態では、電極チップ450の材質は、白金(Pt)を主成分とし20質量%のロジウム(Rh)を含有する合金である。他の実施形態では、電極チップ450の材質は、火花放電に対する耐消耗性に優れた材質であればよく、純粋な貴金属(例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)およびルテニウム(Ru)、など)であってもよいし、ニッケル(Ni)であってもよいし、これらの金属の少なくとも1つを含有する他の合金であってもよい。
A−2.接地電極の詳細構成
図2は、スパークプラグ10の先端側を示す説明図である。図2における上段の図2(A)は、中心電極100および接地電極400を+X軸方向から見た部分拡大図である。図2における下段の図2(B)は、接地電極400の先端側を−Z軸方向から見た部分拡大図である。
中心電極100は、円柱状を成す。中心電極100は、先端面101と側面107とを有する。先端面101および側面107は、中心電極100の先端側の端部を構成する。中心電極100の先端面101は、X軸およびY軸に平行であるとともに+Z軸方向を向く面である。中心電極100の側面107は、軸線CAの周囲に形成されたZ軸に平行な面である。本実施形態では、中心電極100の部位のうち先端面101が、接地電極400の電極チップ450との間に間隙SGを形成する。
本実施形態では、中心電極100は、貴金属を主成分とする電極チップ150を電極母材110に接合した電極であり、電極チップ150は、先端面101および側面107を構成する。本実施形態では、電極母材110は、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル合金(例えば、インコネル600(「INCONEL」は登録商標))から成り、電極チップ150は、イリジウム(Ir)から成る。他の実施形態では、中心電極100は、先端面101および側面107を含めて全体的に同じ材質から成る電極であってもよい。
接地電極400の電極母材410は、母材面411,412,413,414,415,416を有する。母材面411は、電極母材410の後端側から先端側にわたって形成され、接地電極400の先端側において−Z軸方向を向く面である。母材面412は、電極母材410の後端側から先端側にわたって形成され、接地電極400の先端側において+Z軸方向を向く面である。母材面413は、接地電極400の先端部を構成し、+Y軸方向を向く面である。母材面414は、接地電極400の基端部を構成し、−Z軸方向を向く面である。母材面415は、電極母材410の後端側から先端側にわたって形成され、−X軸方向を向く面である。母材面416は、電極母材410の後端側から先端側にわたって形成され、+X軸方向を向く面である。電極母材410の部位のうち、電極母材410の先端部(母材面413)から基端部(母材面414)へと広がる母材面411の先端側には、電極チップ450が設けられている。
接地電極400の電極チップ450は、電極母材410の母材面411から−Z軸方向に向けて突出した円柱状の突出部である。本実施形態では、電極チップ450の軸線CAcは、Z軸に平行である。電極チップ450は、チップ面451,453を有する。チップ面451は、X軸およびY軸に平行であるとともに−Z軸方向を向く先端面である。チップ面451は、中心電極100の先端面101との間に間隙SGを形成する。チップ面453は、軸線CAcの周囲に形成されたZ軸に平行な側面である。電極チップ450は、チップ面453における+Z軸方向側の周囲において電極母材410に接合されている。
電極母材410における電極チップ450の周囲には、電極母材410に電極チップ450を接合するレーザ溶接によって溶融部430が形成されている。図2には、溶融部430にハッチングが施されている。溶融部430は、レーザ溶接によって一旦溶融した電極母材410および電極チップ450に由来する金属が凝固した部位(いわゆる、溶接ビード)である。溶融部430は、電極母材410の成分と、電極チップ450の成分とを含有する。
図3は、接地電極400を切断した断面の一例を示す説明図である。図3の断面は、図2(B)の矢視F3−F3から見た接地電極400の断面である。矢視F3−F3は、母材面413から母材面414に向かう電極母材410の長手方向(Y軸方向)に対して直交するとともに電極チップ450の軸線CAcを通る。
電極母材410は、隅部419aと隅部419bとを有する。電極母材410の隅部419aは、母材面411と母材面415との間を繋ぐ外側に凸状の円弧面を形成する。電極母材410の隅部419bは、母材面411と母材面416との間を繋ぐ外側に凸状の円弧面を形成する。
矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、溶融部430は、第1部分430aと、第2部分430bとを含む。溶融部430の第1部分430aは、電極チップ450の軸線CAcより−X軸方向側(母材面415側)から形成された部分である。溶融部430の第2部分430bは、電極チップ450の軸線CAcより+X軸方向側(母材面416側)から形成された部分である。
図3の例では、第1部分430aは、軸線CAcより−X軸方向側に位置し、第2部分430bとは、軸線CAcより+X軸方向側に位置する。本明細書の説明では、このような溶融部430の態様をパターン「A」と呼び、パターン「A」を満たす接地電極400を接地電極400Aとも呼ぶ。
溶融部430は、露出面431と、界面433とを有する。溶融部430の露出面431は、レーザ溶接時にレーザが入射された部位に形成され、電極母材410および電極チップ450から露出した面である。溶融部430の界面433は、電極母材410および電極チップ450との境界である。
長さEは、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面における電極チップ450のチップ面451の長さである。点Caは、第1部分430aの露出面431が母材面411に接する点である。点Cbは、第2部分430bの露出面431が母材面411に接する点である。距離Fは、点Caと点Cbとの間の距離である。仮想線VL3は、点Caおよび点Cbを通る直線である。
点Gaは、第1部分430aの露出面431が電極チップ450のチップ面453に接する点である。仮想線VL1は、点Gaを通るとともに軸線CAcに平行な直線である。点Haは、仮想線VL1が界面433と交差する点である。深さDaは、仮想線VL3から点Haまでの距離である。
点Gbは、第2部分430bの露出面431が電極チップ450のチップ面453に接する点である。仮想線VL2は、点Gbを通るとともに軸線CAcに平行な直線である。点Hbは、仮想線VL2が界面433と交差する点である。深さDbは、仮想線VL3から点Hbまでの距離である。
点Iは、溶融部430において軸線CAcに対して最も近い部位のうち、仮想線VL3から最も離れた部位である。面積J1は、点Gaと点Haと点Iとを頂点とする三角形Ga−Ha−Iの面積である。面積J2は、点Gbと点Hbと点Iとを頂点とする三角形Ga−Ha−Iの面積である。
電極チップ450の剥離に対する接地電極400の耐剥離性を十分に確保する観点から、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、母材面411が露出するとともに、
1.2E≦F≦1.9E、
0.05mm≦Da≦0.30mm、
0.05mm≦Db≦0.30mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.70mm
を満たすことが好ましく、
1.2E≦F≦1.8E、
0.05mm≦Da≦0.25mm、
0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.68mm
を満たすことがいっそう好ましい。ここで、面積Jは、面積J1と面積J2とを合計した面積である。接地電極400に関する各指標の評価ついては後述する。
火花放電および酸化に対する接地電極400の耐消耗性を十分に確保する観点から、中心電極100の先端面101の面積Aと、電極チップ450の先端面351の面積Bとの関係は、1.3A≦B≦4.6Aを満たすことが好ましい。面積A,Bの評価については後述する。
着火性を十分に確保しつつ、接地電極の耐消耗性を十分に確保する観点から、母材面411からの電極チップ450の高さKは、0.3mm≦K≦1.2mmを満たすことが好ましい。高さKの評価については後述する。
図4は、他の実施形態における接地電極400Bを切断した断面の一例を示す説明図である。接地電極400Bは、溶融部430の態様が異なる点を除き、図3の接地電極400Aと同様である。図4の断面は、図2(B)の矢視F3−F3に相当する位置から見た接地電極400Bの断面である。図4の例では、第1部分430aは、第2部分430bより先に形成され、第2部分430bは、第1部分430aの先端に重ねて形成されている。本明細書の説明では、このような溶融部430の態様をパターン「B」と呼ぶ。
図5は、他の実施形態における接地電極400Cを切断した断面の一例を示す説明図である。接地電極400Cは、溶融部430の態様が異なる点を除き、図3の接地電極400Aと同様である。図5の断面は、図2(B)の矢視F3−F3に相当する位置から見た接地電極400Cの断面である。図5の例では、第1部分430aは、第2部分430bより先に形成され、第2部分430bは、第1部分430aを貫通して形成されている。本明細書の説明では、このような溶融部430の態様をパターン「C」と呼ぶ。
図6は、他の実施形態における接地電極400Dを切断した断面の一例を示す説明図である。接地電極400Dは、溶融部430の態様が異なる点を除き、図3の接地電極400Aと同様である。図6の断面は、図2(B)の矢視F3−F3に相当する位置から見た接地電極400Dの断面である。図6の例では、第1部分430aは、軸線CAcより−X軸方向側に位置し、第2部分430bは、第1部分430aから離れた位置に軸線CAcの+X軸方向側から−X軸方向側へと形成されている。本明細書の説明では、このような溶融部430の態様をパターン「D」と呼ぶ。
図7は、他の実施形態における接地電極400Eを示す説明図である。接地電極400Eは、電極母材の形状が異なる点を除き、図2の接地電極400と同様である。接地電極400Eの電極母材410Eは、母材面417Eと母材面418Eとを有する点を除き、図2の電極母材410と同様である。母材面417Eは、−X軸方向および+Y軸方向を向いた面であり、母材面413と母材面415との間を繋ぐ。母材面418Eは、+X軸方向および+Y軸方向を向いた面であり、母材面413と母材面416との間を繋ぐ。図7の矢視F3−F3から見た溶融部430の態様は、図3、図4、図5および図6のいずれのパターンであってもよい。
A−3.評価試験
図8、図9、図10、図11および図12は、電極チップ450の剥離に対する接地電極400の剥離耐性を評価した結果を示す表である。剥離耐性の評価試験では、試験者は、接地電極400に関する各指標が異なる複数のスパークプラグ10を、試料A1〜A8,B1〜B12,C1〜C16,D1〜D16,E1〜E16として評価した。
試料A1〜A8における電極母材410の仕様は、次の通りである。
・材質:インコネル601
・X軸方向に沿った幅W:1.4mm(ミリメートル)
・隅部419a,419bの各半径:0.2mm
試料B1〜B12における電極母材410の仕様は、次の通りである。
・材質:インコネル601
・X軸方向に沿った幅W:1.9mm
・隅部419a,419bの各半径:0.2mm
試料C1〜C16における電極母材410の仕様は、次の通りである。
・材質:インコネル601
・X軸方向に沿った幅W:2.5mm
・隅部419a,419bの各半径:0.25mm
試料D1〜D16における電極母材410の仕様は、次の通りである。
・材質:インコネル601
・X軸方向に沿った幅W:3.1mm
・隅部419a,419bの各半径:0.3mm
試料E1〜E16における電極母材410の仕様は、次の通りである。
・材質:インコネル601
・X軸方向に沿った幅W:3.6mm
・隅部419a,419bの各半径:0.3mm
各試料における電極チップ450の仕様は、次の通りである。
・材質:白金(Pt)を主成分とし20質量%のロジウム(Rh)を含有する合金
・形状:円柱
・長さE(チップ径):0.8mm,1.0mm,1.2mm,1.5mm
各試料の中心電極100において、先端面101の径は、0.7mmである。各試料において、面積Aと面積Bとの先端面積比B/Aは、1.31〜4.59である。
試験者は、耐久試験として、各試料を内燃機関(排気量1.5リットル、4気筒)に取り付け、100時間、次の運転状態1,2を繰り返した。
運転状態1:スロットル全開にして5000rpm(回転毎分)で内燃機関を1分間運転
運転状態2:内燃機関を1分間停止
試験者は、耐久試験を終えた試料を、図2の矢視F3−F3に相当する位置で切断した後、各指標を測定するとともに、溶融部430におけるクラックの進行状況を確認した。
溶融部430の外径を示す距離Fの測定では、溶融部430が隅部419a,419bに至る試料A3〜A8,B4,B7,B8,B11,B12,C11,C12,C15,C16,D15,D16について、試験者は、Y軸方向に沿った溶融部430の外径を距離Fとして測定した。
図13は、クラックCKa,CKbが発生した接地電極400を切断した一例を示す説明図である。仮想線VL4は、電極チップ450の部位のうち最も+Z軸方向側に位置する部位を通るとともにX軸に平行な直線である。点P1は、第1部分430aの界面433が仮想線VL4に交差する点である。点P2は、第2部分430bの界面433が仮想線VL4に交差する点である。点P3は、第1部分430aに発生したクラックCKaの部位のうち、仮想線VL1より+X軸方向側かつ仮想線VL4より−Z軸方向側に位置する部位であって、最も軸線CAcに近い部位である。点P4は、第2部分430bに発生したクラックCKbの部位のうち、仮想線VL2より−X軸方向側かつ仮想線VL4より−Z軸方向側に位置する部位であって、最も軸線CAcに近い部位である。
距離Saは、仮想線VL1から点P1までの距離である。距離Sbは、仮想線VL2から点P2までの距離である。距離Taは、仮想線VL1から点P3までの距離である。距離Tbは、仮想線VL2から点P4までの距離である。
試験者は、クラックの進行状況に応じて、各試料の剥離耐性を次の評価基準で評価した。
◎(優):(Ta+Tb)/(Sa+Sb)×100≦50(%)
○(良):50(%)<(Ta+Tb)/(Sa+Sb)×100<90(%)
×(劣):90(%)≦(Ta+Tb)/(Sa+Sb)×100
図8〜12の結果によれば、耐剥離性を十分に確保する観点から、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、母材面411が露出するとともに、
1.2E≦F≦1.9E、
0.05mm≦Da≦0.30mm、
0.05mm≦Db≦0.30mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.70mm
を満たすことが好ましく、
1.2E≦F≦1.8E、
0.05mm≦Da≦0.25mm、
0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.68mm
を満たすことがいっそう好ましい。
図14は、スパークプラグ10の着火性を評価した結果を示す表である。着火性の評価試験では、試験者は、電極チップ450の長さEおよび高さKが異なる複数のスパークプラグ10を試料として評価した。各試料は、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、母材面411が露出するとともに、次の関係を満たす試料である。
1.2E≦F≦1.8E、
0.05mm≦Da≦0.25mm、
0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.68mm
試験者は、各試料を内燃機関(排気量1.5リットル、4気筒)に取り付け、各試料によるリーン限界を確認し、高さKが0.8mmである試料(K=0.8mm)の着火性と比較して、次の評価基準で評価した。
○(良):試料(K=0.8mm)より着火性の低下が2%未満
×(劣):試料(K=0.8mm)より着火性の低下が2%以上
図15は、電極チップ450の耐消耗性を評価した結果を示す表である。耐消耗性の評価試験では、試験者は、電極チップ450の長さEおよび高さKが異なる複数のスパークプラグ10を試料として評価した。各試料は、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、母材面411が露出するとともに、次の関係を満たす試料である。
1.2E≦F≦1.8E、
0.05mm≦Da≦0.25mm、
0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
0.20mm≦J≦0.68mm
試験者は、各試料を内燃機関(排気量1.5リットル、4気筒)に取り付け、スロットル全開にして5000rpmで内燃機関を運転した。その後、試験者は、各試料における電極チップ450の消耗量を確認し、高さKが0.8mmである試料(K=0.8mm)における電極チップ450の消耗量と比較して、次の評価基準で評価した。
◎(優):試料(K=0.8mm)より電極チップ450の消耗量が少ない
○(良):試料(K=0.8mm)より電極チップ450の消耗量の増加が5%未満
×(劣):試料(K=0.8mm)より電極チップ450の消耗量の増加が5%以上
図14および図15の評価試験の結果によれば、着火性を十分に確保しつつ、接地電極の耐消耗性を十分に確保する観点から、電極チップ450の高さKは、0.3mm≦K≦1.2mmを満たすことが好ましい。
A−4.効果
以上説明した実施形態によれば、矢視F3−F3から見た接地電極400の断面において、母材面411が露出するとともに、1.2E≦F≦1.8E、0.05mm≦Da≦0.25mm、0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、0.20mm≦J≦0.68mmを満たすことによって、電極チップ450の剥離に対する接地電極400の耐剥離性を十分に確保できる。また、中心電極100の面積Aと接地電極400の面積Bとの関係が1.3A≦B≦4.6Aを満たすことによって、火花放電および酸化に対する接地電極400の耐消耗性を十分に確保できる。
また、電極チップ450の高さKが0.3mm≦K≦1.2mmを満たすことによって、スパークプラグ10の着火性を十分に確保しつつ、接地電極400の耐消耗性を十分に確保できる。また、電極チップ450は、白金(Pt)およびロジウム(Rh)を含有するため、耐消耗性を十分に満たす電極チップ450を実現できる。
B.他の実施形態
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…スパークプラグ
90…内燃機関
100…中心電極
101…先端面
107…側面
110…電極母材
150…電極チップ
190…端子金具
200…絶縁体
290…軸孔
300…主体金具
310…端面
351…先端面
400,400A,400B,400C,400D,400E…接地電極
410,410E…電極母材
411,412,413,414,415,416,417E,418E…母材面
419a,419b…隅部
430…溶融部
430a…第1部分
430b…第2部分
431…露出面
433…界面
450…電極チップ
451…チップ面
453…チップ面
910…内壁
920…燃焼室
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、
棒状の中心電極と、
前記中心電極との間に間隙を形成する電極チップと、前記電極チップが接合された電極母材と、前記電極チップの成分と前記電極母材の成分とを含有する溶融部とを有する接地電極と、を備え、
前記電極チップは、前記電極母材における基端部から先端部へと広がる母材面から前記中心電極に向けて突出した、スパークプラグであって、
前記基端部から前記先端部に向かう前記電極母材の長手方向に対して直交するとともに前記電極チップの軸線を通る前記接地電極の断面において、
前記母材面が露出するとともに、
前記電極チップの先端面の長さEと、
前記軸線より一方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Caと、
前記一方の側とは異なる前記軸線より他方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Cbと、
前記点Caと前記点Cbとの間の距離Fと、
前記一方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gaと、
前記点Gaを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Haと、
前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Haまでの深さDaと、
前記他方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gbと、
前記点Gbを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Hbと、
前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Hbまでの深さDbと、
前記溶融部において前記軸線に対して最も近い部位のうち、前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から最も離れた部位である点Iと、
前記点Gaと前記点Haと前記点Iとを頂点とする三角形の面積と、前記点Gbと前記点Hbと前記点Iとを頂点とする三角形の面積とを合計した面積Jと、の関係は、
1.2E≦F≦1.8E、
0.05mm≦Da≦0.25mm、
0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
0.20mm ≦J≦0.68mm を満たすことを特徴とする。また、本発明は、以下の形態としても実現できる。

Claims (5)

  1. 棒状の中心電極と、
    前記中心電極との間に間隙を形成する電極チップと、前記電極チップが接合された電極母材と、前記電極チップの成分と前記電極母材の成分とを含有する溶融部とを有する接地電極と、を備え、
    前記電極チップは、前記電極母材における基端部から先端部へと広がる母材面から前記中心電極に向けて突出した、スパークプラグであって、
    前記基端部から前記先端部に向かう前記電極母材の長手方向に対して直交するとともに前記電極チップの軸線を通る前記接地電極の断面において、
    前記母材面が露出するとともに、
    前記電極チップの先端面の長さEと、
    前記軸線より一方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Caと、
    前記一方の側とは異なる前記軸線より他方の側で前記溶融部が前記母材面に接する点Cbと、
    前記点Caと前記点Cbとの間の距離Fと、
    前記一方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gaと、
    前記点Gaを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Haと、
    前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Haまでの深さDaと、
    前記他方の側で前記溶融部が前記電極チップの側面に接する点Gbと、
    前記点Gbを通るとともに前記軸線に平行な仮想線が、前記溶融部と前記電極母材との界面と交差する点Hbと、
    前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から前記点Hbまでの深さDbと、
    前記溶融部において前記軸線に対して最も近い部位のうち、前記点Caおよび前記点Cbを通る仮想線から最も離れた部位である点Iと、
    前記点Gaと前記点Haと前記点Iとを頂点とする三角形の面積と、前記点Gbと前記点Hbと前記点Iとを頂点とする三角形の面積とを合計した面積Jと、の関係は、
    1.2E≦F≦1.9E、
    0.05mm≦Da≦0.30mm、
    0.05mm≦Db≦0.30mm、かつ、
    0.20mm≦J≦0.70mmを満たすことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記点Gaと前記点Haと前記点Iとを頂点とする三角形の面積と、前記点Gbと前記点Hbと前記点Iとを頂点とする三角形の面積とを合計した面積Jと、の関係は、
    1.2E≦F≦1.8E、
    0.05mm≦Da≦0.25mm、
    0.05mm≦Db≦0.25mm、かつ、
    0.20mm≦J≦0.68mmを満たす、スパークプラグ。
  3. 前記中心電極の先端面の面積Aと、前記電極チップの前記先端面の面積Bとの関係は、1.3A≦B≦4.6Aを満たす、請求項1または請求項2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記母材面からの前記電極チップの高さKは、0.3mm≦K≦1.2mmを満たす、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  5. 前記電極チップは、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)およびニッケル(Ni)の少なくとも1つを含有する、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のスパークプラグ。
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