JPWO2015119297A1 - 光学ユニットのシール方法、および光学ユニット - Google Patents

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Abstract

弾性シール部材を用いて部材間を適正にシールすることのできる光学ユニットのシール方法、および当該シール構造を備えた光学ユニットを提供すること。撮像素子ホルダ(8)の受け部(86)の開口部(82)の周りに弾性シール部材(5)を配置するにあたって、受け部(86)に、撮像素子(61)が実装された基板(62)に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁(870)を備えた複数の凹部(87)を形成しておく。そして、受け部(86)において凹部(87)の形成領域を含んで開口部(82)の周りを囲む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させて弾性シール部材(5)成する。その後、弾性シール部材(5)を弾性変形させながら基板(62)を受け部(86)に押し付け固定する。弾性シール部材(5)はシリコーンゴム等からなり、受け部(86)に対して脱着可能である。

Description

本発明は、弾性シール部材を用いた光学ユニットのシール方法、および当該シール構造を備えた光学ユニットに関するものである。
光学ユニット等において部材間の封止を行うにあたっては、Oリングを用いた構成が多用されている(特許文献1参照)。
特開2011−215183号公報
しかしながら、Oリングの場合、部材と略線状に接触する形態であるため、小さな異物が介在しただけでもシール性が損なわれるという問題点がある。一方、部材同士を重ねた後、隙間を接着剤で埋める構造の場合、接着剤が余計な箇所にまで流れる等の別の問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、弾性シール部材を用いて部材間を適正にシールすることのできるシール方法、シール構造、および当該シール構造を備えた光学ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、撮像素子が実装された基板と、前記基板を保持する撮像素子ホルダにおいて前記基板と重なる受け部との間を弾性シール部材によって封止するシール方法において、前記受け部に、前記基板に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁を備えた凹部を形成しておき、前記受け部において前記凹部の形成領域を含む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させて前記弾性シール部材を形成する弾性シール部材形成工程と、前記弾性シール部材を間に挟んで前記基板を前記受け部に重ねる重ね工程と、前記弾性シール部材を弾性変形させながら前記基板を前記受け部に押し付け固定する固定工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、撮像素子が実装された基板と、前記基板と重なる受け部が形成された撮像素子ホルダと、を有し、弾性シール部材を前記基板と前記受け部との間に介在させた状態で前記基板が前記受け部に押し付け固定された光学ユニットにおいて、前記受け部には、前記基板に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁を備えた凹部が形成されており、前記弾性シール部材は、前記受け部において前記凹部の形成領域を含む領域に液状組成物を塗布した後に硬化させなる高分子材料からなり、前記基板と前記受け部との間で弾性変形していることを特徴とする。
本発明では、受け部に塗布された液状組成物を硬化してなる弾性シール部材を基板と撮像素子ホルダの受け部との間に介在させ、基板を受け部に押し付けて弾性シール部材を弾性変形させることにより、基板と撮像素子ホルダの受け部との間をシールする。このため、弾性シール部材は、基板および受け部に広い面積をもって接するので、小さな異物が介在してもシール性が損なわれにくい。また、受け部に塗布された液状組成物を硬化させて弾性シール部材を形成した後、基板を受け部に重ねるので、基板と受け部との間を伝って接着剤が不要な箇所にまで流出するような事態が発生しない。また、受け部に凹部が形成され、かかる凹部の内部にも弾性シール部材が設けられるので、弾性シール部材の位置ずれが発生しにくい。また、凹部の側壁は、開口幅を開口端側で広くするように傾いているため、凹部の内部に液状組成物を塗布する際、凹部の内部に空気が残りにくい。従って、凹部の内面と弾性シール部材との間に隙間が発生しにくいので、確実にシールを行うことができる。
本発明において、前記弾性シール部材は、少なくとも前記凹部の開口幅以上の面積をもって前記基板と接していることが好ましい。かかる構成によれば、弾性シール部材は、レンズおよび受け部に広い面積をもって接するので、小さな異物が介在してもシール性が損なわれにくい。
本発明において、前記弾性シール部材は、前記受け部に対して脱着可能であることが好ましい。かかる構成によれば、弾性シール部材を形成した後、弾性シール部材に不具合があれば、弾性シール部材を取り外して、再び、弾性シール部材を形成することができる。
本発明において、前記凹部が、前記受け部において互いに離間する複数個所に形成されている場合に適用すると効果的である。本発明では、受け部に塗布された液状組成物を硬化させて弾性シール部材を形成するため、かかる構成の場合でも、複数の凹部の位置や形状に対応した構成の弾性シール部材を形成することができる。
本発明において、前記撮像素子ホルダは、樹脂成形品であり、前記樹脂成形品において、前記凹部を囲む部分の肉厚が略等しいことが好ましい。かかる構成によれば、凹部を利用して樹脂成形時のヒケを抑制することができる。
本発明において、前記撮像素子ホルダは、レンズが実装されたレンズホルダを保持する筒部を有し、前記撮像素子ホルダの光軸方向の像側に向く面が前記受け部であって、前記弾性シール部材形成工程において前記液状組成物は、前記筒部の開口部の周りを囲む領域に塗布した後、硬化させて前記弾性シール部材を形成していることが好ましい。
本発明において、前記撮像素子ホルダは、レンズが実装されたレンズホルダを保持する筒部を有し、前記撮像素子ホルダの光軸方向の像側に向く面が前記受け部であって、前記弾性シール部材は、前記受け部において前記筒部の開口部の周りを囲んで形成されていることが好ましい。
本発明では、受け部に塗布された液状組成物を硬化してなる弾性シール部材を基板と撮像素子ホルダの受け部との間に介在させ、基板を受け部に押し付けて弾性シール部材を弾性変形させることにより、基板と撮像素子ホルダの受け部との間をシールする。このため、弾性シール部材は、基板および受け部に広い面積をもって接するので、小さな異物が介在してもシール性が損なわれにくい。また、受け部に塗布された液状組成物を硬化させて弾性シール部材を形成した後、基板を受け部に重ねるので、基板と受け部との間を伝って接着剤が不要な箇所にまで流出するような事態が発生しない。また、受け部に凹部が形成され、かかる凹部の内部にも弾性シール部材が設けられるので、弾性シール部材の位置ずれが発生しにくい。また、凹部の側壁は、開口幅を開口端側で広くするように傾いているため、凹部の内部に接着剤を塗布する際、凹部の内部に空気が残りにくい。従って、凹部の内面と弾性シール部材との間に隙間が発生しにくいので、確実にシールを行うことができる。
本発明を適用した光学ユニットの説明図である。 本発明に係る弾性シール部材の製造方法を示す説明図である。 本発明を適用した光学ユニットに用いた撮像素子ホルダ等の説明図である。 本発明を適用した光学ユニットに用いたレンズホルダの変形例1の説明図である。 本発明を適用した光学ユニットに用いたレンズホルダの変形例2の説明図である。 本発明を適用した光学ユニットに用いたレンズホルダの変形例3の説明図である。
1 光学ユニット
4、5 弾性シール部材
7 レンズホルダ
8 撮像素子ホルダ
9 ホルダ
10 広角レンズ
11 第1レンズ群(レンズ)
12 第2レンズ群
61 撮像素子
62 基板
63 内側領域
76、86 受け部
77 凹部(環状凹部)
87 凹部
100 ノズル
771、772、870 側壁
781 外側段部
782 内側段部
783 外側位置決め部
784 内側位置決め部
788 環状溝
789 第2レンズ群に対するカシメによる変形部
L・・光軸
L0 光路
L1・・物体側
L2・・像側
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、弾性シール部材を用いた部材間のシール方法およびシール構造として、第1レンズ群(レンズ)とレンズホルダとの間のシールに関する構成、および撮像素子が実装された基板と撮像素子ホルダとの間のシールに関する構成を例示する。
[光学ユニットの構成]
図1は、本発明を適用した光学ユニットの説明図であり、図1(a)、(b)は、光学ユニットの断面図、および第1レンズ群とレンズホルダとの間のシール構造を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、本形態の光学ユニット1は、光軸L方向に複数のレンズが配置された広角レンズ10と、広角レンズ10を内側に保持する筒状のホルダ9とを有する広角光学ユニットであり、監視装置や車両用に用いられる。ホルダ9は、広角レンズ10等を保持する筒状のレンズホルダ7と、撮像素子61が実装された基板62を保持する筒状の撮像素子ホルダ8とからなり、レンズホルダ7の内側が光路L0になっている。撮像素子ホルダ8は、レンズホルダ7より外径寸法が大である。レンズホルダ7は、撮像素子ホルダ8の内側にネジ機構90等により固定されている。本形態において、レンズホルダ7および撮像素子ホルダ8はいずれも、樹脂成形品からなる。
広角レンズ10の画角は、例えば190°である。広角レンズ10は、例えば、4群のレンズ群を備えている。より具体的には、広角レンズ10は、物体側(被写体側/前側)から順に、負のパワーを持つ第1レンズ群11と、負のパワーを持つ第2レンズ群12と、正のパワーを有する第3レンズ群13と、正のパワーを有する第4レンズ群14とを有している。また、広角レンズ10は計5枚のレンズを有している。より具体的には、第1レンズ群11は、負のパワーをもつ単レンズからなり、第2レンズ群12は、負のパワーをもつレンズ単レンズからなり、第3レンズ群13は、正のパワーをもつ単レンズからなる。第4レンズ群14は、正のパワーをもつ負のパワーを有するレンズ15と、正のパワーをもつレンズ16との接合レンズからなる。第1レンズ群11はガラスレンズまたはプラスチックレンズからなり、第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14(レンズ15、16)はプラスチックレンズからなる。光学ユニット1は、第3レンズ群13と第4レンズ群14との間に絞り18を有しており、第4レンズ群14より像側L2に赤外線カットフィルタ17を有している。
(レンズホルダ7の構成)
第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14は外径寸法が等しく、第1レンズ群11は、第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14より外径寸法が大きい。また、第4レンズ群14において、レンズ15は、レンズ16より外形寸法が大きく、第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14と外径寸法が等しい。かかる形状に対応して、レンズホルダ7は、像側L2に位置する第1筒部71と、第1筒部71より物体側L1に位置する筒状の第2筒部72と、第2筒部72より物体側L1に位置する筒状の第3筒部73とを有しており、各筒部の内径は、以下の関係
第1筒部71<第2筒部72<第3筒部73
を有している。
従って、レンズホルダ7の内周面には、第1筒部71と第2筒部72との境界部分に物体側L1に向く段部74が形成されており、かかる段部74には、レンズ15の外周側端部が物体側L1から当接している。また、第2レンズ群12、第3レンズ群13、および第4レンズ群14は、外周側端部同士に重なるようにして光軸L方向で重ねて配置されている。
第2筒部72において、物体側L1に位置する部分は径方向に拡大した肉厚のフランジ部75になっており、フランジ部75において、第3筒部73の内側で物体側L1に向く面には、第1レンズ群11を受ける受け部76が形成されている。
(受け部76および受け部76周辺の構成)
図1(b)に示すように、フランジ部75において、第3筒部73の内側で物体側L1に向く面には、光路L0を径方向外側で囲む受け部76が形成され、受け部76は、第1レンズ群11に像側L2で重なっている。また、フランジ部75において、受け部76より径方向内側は、第2レンズ群12をカシメにより固定する部分になっている。
本形態において、受け部76には、径方向の略中間位置に像側L2に向けて凹む凹部77が形成されている。本形態において、凹部77は、光路L0を囲む環状凹部になっている。凹部77において、側壁771、772は、開口幅を開口端側で広くするように傾いたテーパ面になっている。例えば、側壁771、772は、底部773に対して垂直な線(法線)からみて3°程度傾いている。
凹部77とフランジ部75との内縁との間には像側L2に凹む環状溝788が形成されており、環状溝788の径方向内側に位置する部分は、第2レンズ群12の外周側端部に物体側L1から被さるようにカシメした際の変形部789になっている。また、凹部77より径方向外側には、凹部77の開口位置より物体側L1で第1レンズ群11の外周側端部に当接して第1レンズ群11を光軸L方向で位置決めする環状の外側位置決め部783が形成されている。その結果、凹部77より径方向外側には、径方向内側に向く環状の外側段部781が形成されている。
このように構成した受け部76を用いて第1レンズ群11を固定するにあたって、受け部76と第1レンズ群11との間には、光路L0を囲む円環状の弾性シール部材4が配置されている。また、第3筒部73の先端部は、第1レンズ群11の外周側端部に物体側L1から被さるようにカシメした際の変形部731になっており、第1レンズ群11は、弾性シール部材4を弾性変形させた状態で受け部76に押し付け固定されている。それ故、第1レンズ群11と受け部76との間は弾性シール部材4によってシールされており、外部から水分等の異物が受け部76より径方向内側に侵入しにくい。
弾性シール部材4は、以下に説明するように、第1レンズ群11を設ける前に、受け部76において凹部77の形成領域を含んで光路L0の周りを囲む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させなる高分子材料からなり、弾性シール部材4は、凹部77の内部および凹部77の周りに形成されている。
(弾性シール部材4の構成、シール構造、およびシール方法)
図2は、本発明に係る弾性シール部材4の製造方法を示す説明図である。本形態の弾性シール部材4を用いたシール方法、シール構造、および光学ユニット1の製造方法では、まず、レンズホルダ7を樹脂成形する際、受け部76に、第1レンズ群11(レンズ)に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁771、772を備えた凹部77を形成しておく。次に、レンズホルダ7の内側に第4レンズ群14、第3レンズ群13、および第2レンズ群12を順に収容し、レンズホルダ7の変形部789をカシメして、第4レンズ群14、第3レンズ群13、および第2レンズ群12を固定する。
次に、弾性シール部材形成工程において、受け部76において凹部77の形成領域を含んで光路L0の周りを囲む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させて弾性シール部材4を形成する。
かかる弾性シール部材形成工程では、図2(a)に示すように、凹部77の内部にノズル100を挿入し、この状態でノズル100から熱硬化性の液状組成物Rを吐出し、図2(b)に示すように、凹部77の内部に液状組成物Rを充填する。液状組成物Rは、例えば、粘度が75Pa・sであり、高い。また、図2(c)に示すように、凹部77を挟む両側にも液状組成物Rを塗布してもよい。液状組成物Rは、外側位置決め部783よりも光軸L方向の物体側L1に突出した状態まで塗布している。しかる後に液状組成物Rを、例えば120℃に加熱して硬化させ、弾性シール部材4を形成する。なお、弾性シール部材4は、外側位置決め部783よりも光軸L方向の物体側L1に突出した状態で硬化されている。かかる弾性シール部材4にはシリコーンゴムやウレタン系樹脂等、弾性高分子材料を用いることができる。本形態の弾性シール部材4では、シリコーンゴムが用いられており、かかるシリコーンゴムは、受け部76に対して脱着可能である。具体的には、弾性シール部材4に不具合があった場合、受け部76から弾性シール部材4を、硬化した形状そのままで取り外すことができる。つまり、弾性シール部材4は、受け部76に対する接着性を有しない。
次に、重ね工程において、弾性シール部材4を間に挟んで第1レンズ群11を受け部76に重ねた後、固定工程では、レンズホルダ7の第3筒部73の変形部731をカシメして、弾性シール部材4を弾性変形させながら第1レンズ群11を受け部76に押し付け固定する。この際、弾性シール部材4は、少なくとも凹部77の開口幅以上の面積をもって第1レンズ群11と接している。
(弾性シール材4等の効果)
以上説明したように、本形態では、受け部76に塗布された液状組成物Rを硬化してなる弾性シール部材4を第1レンズ群11(レンズ)とレンズホルダ7の受け部76との間に介在させ、第1レンズ群11を受け部76に押し付けて弾性シール部材4を弾性変形させることにより、第1レンズ群11と受け部76との間をシールする。このため、弾性シール部材4は、第1レンズ群11および受け部76に広い面積をもって接するので、小さな異物が介在してもシール性が損なわれにくい。
また、受け部76に塗布された液状組成物Rを硬化させて弾性シール部材4を形成した後、第1レンズ群11を受け部76に重ねるので、第1レンズ群11と受け部76との間を伝って接着剤が不要な箇所にまで流出するような事態が発生しない。また、受け部76に凹部77が形成され、かかる凹部77の内部にも弾性シール部材4が設けられるので、弾性シール部材4の位置ずれが発生しにくい。
また、凹部77の側壁771、772は、開口幅を開口端側で広くするように傾いているため、凹部77の内部に液状組成物Rを塗布する際、たとえ、液状組成物Rが高粘度であっても、凹部77の内部に空気が残りにくい。従って、凹部77の内面と弾性シール部材4との間に隙間が発生しにくいので、確実にシールを行うことができる。
また、弾性シール部材4は、受け部76に対して脱着可能であって接着性を有しないため、弾性シール部材4を形成した後、弾性シール部材4に不具合があれば、弾性シール部材4を取り外して、再び、弾性シール部材4を形成することができる。
また、凹部77は、光路L0の周りを囲む環状凹部からなるため、全周にわたって確実にシールを行うことができる。
また、受け部76は、凹部77の開口位置より物体側L1で第1レンズ群11に当接する外側位置決め部783を有している。このため、第1レンズ群11の光軸L方向の位置を制御しやすく、弾性シール部材4の弾性変形度合を制御しやすい。また、受け部76は、凹部77より径方向外側で径方向内側に向く外側段部781を有しているため、弾性シール部材4の形成幅を外側段部781によって規制することができる。
また、レンズホルダ7は、受け部76より径方向内側で像側L2に向けて凹む環状溝788を備え、環状溝788より径方向内側部分は、第2レンズ群12をカシメ固定した際に変形部789になっている。このため、レンズホルダ7にカシメを行っても、カシメの影響で凹部77の形状が歪む等の問題が発生しにくい。
(撮像素子ホルダ8の構成)
図3は、本発明を適用した光学ユニット1に用いた撮像素子ホルダ8等の説明図であり、図3(a)、(b)は、撮像素子ホルダ8に基板62を搭載する様子を示す説明図、凹部の端部を示す説明図、および凹部の角形状を示す説明図である。
図1に示すように、広角レンズ10を保持したレンズホルダ7は、撮像素子ホルダ8と結合されて、撮像装置に搭載される。撮像素子ホルダ8は、像側L2に形成された矩形の板状部81と、板状部81の中央に形成された開口部82の内縁から物体側L1に突出した筒部83とを有しており、筒部83の内周面とレンズホルダ7の第1筒部71の外周面等に形成されたネジ機構90によって、レンズホルダ7を内側に保持する。その結果、筒部83の端部がレンズホルダ7のフランジ部75に像側L2から当接する。この状態で、撮像素子ホルダ8において像側L2に向く面は、物体側L1で、撮像素子61が実装された基板62と撮像素子61の周りで重なっている。従って、撮像素子ホルダ8において像側L2に向く面を受け部86として、撮像素子61が実装された基板62を取り付ける。
より具体的には、図3(a)に示すように、撮像素子ホルダ8の板状部81には、一対の穴89が形成されている。また、基板62には、基板62を撮像素子ホルダ8の板状部81に重ねた際に穴89と重なる位置に穴629が形成されている。従って、図1(a)に模式的に示すように、像側L2から基板62の穴629に通したボルト91を撮像素子ホルダ8の板状部81の穴89に止めれば、基板62をホルダ9に固定することができる。その際、本形態では、基板62と撮像素子ホルダ8の受け部86(板状部81の像側L2の面)との間に弾性シール部材5を介在させる。従って、ボルト91によって、基板62を撮像素子ホルダ8の受け部86の押し付け固定した際、弾性シール部材5が弾性変形し、弾性シール部材5によってシールされる。従って、外部から水分等の異物が、撮像素子61が実装されている内側領域63(光路L0)に侵入しにくい。また、ボルト91の締め付け度合によって撮像素子61の光軸L方向における位置を調整することができる。
ここで、撮像素子ホルダ8の受け部86には凹部87が形成されている。また、凹部87は、開口部82の周りにおいて、互いに離間する複数個所に形成されている。このため、撮像素子ホルダ8の板状部81において、凹部87を囲む部分の肉厚が略等しい。
また、本形態では、弾性シール部材5は、基板62を設ける前に、受け部86において凹部87の形成領域を含んで開口部82の周りを囲む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させなる高分子材料からなり、弾性シール部材5は、凹部87の内部および凹部87の周りにも形成されている。本形態では、凹部87において、側壁870は、開口幅を開口端側で広くするように傾いたテーパ面になっている。本形態において、側壁870は、底部873に対して垂直な線(法線)からみて3°程度傾いている。また、凹部87の平面形状において、角に相当する部分はR形状になっており、側壁870と底部873との間もR形状になっている。
また、図3(b)に示すように、凹部87において開口幅が狭まっている端部に位置する側壁874も、開口幅を開口端側で広くするように傾いたテーパ面になっており、側壁874の傾きは、側壁870の傾きより大きくする。なお、図3(c)に示すように、矩形の溝状に凹部87を形成する場合、凹部87の平面形状において、角に相当する部分をR形状とするとともに、側壁870と底部873との間もR形状とする。
(弾性シール部材5の構成、シール構造、およびシール方法)
かかるシール構造を実現するにあたって、本形態では、撮像素子ホルダ8)を樹脂成形する際、図3(a)に示すように、受け部86に、基板62に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁870を備えた凹部87を形成しておく。
次に、弾性シール部材形成工程において、受け部86において凹部87の形成領域を含んで開口部82の周りを囲む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させて弾性シール部材5を形成する。
かかる弾性シール部材形成工程では、図2(a)を参照して説明したように、凹部87の内部にノズル100を挿入し、この状態でノズル100から熱硬化性の液状組成物Rを吐出し、図2(b)に示すように、凹部87の内部に液状組成物Rを充填する。液状組成物Rは、例えば、粘度が75Pa・sであり、高い。また、図2(c)に示すように、凹部87の囲む外側にも液状組成物Rを塗布しても良い。しかる後に液状組成物Rを例えば120℃に加熱して硬化させ、弾性シール部材5(高分子材料)を形成する。かかる弾性シール部材5(高分子材料)にはシリコーンゴムやウレタン系樹脂等、弾性高分子材料を用いることができ、本形態では、シリコーンゴムが用いられており、かかるシリコーンゴムは、受け部86に対して剥離可能である。具体的には、弾性シール部材5に不具合があった場合、受け部86から弾性シール部材5を、硬化した形状そのままで取り外すことができる。つまり、弾性シール部材5は、受け部86に対する接着性を有しない。
次に、図1(a)に示すように、レンズホルダ7に撮像素子ホルダ8を取り付ける。次に、図1(a)および図3(a)に示すように、重ね工程において、弾性シール部材5を間に挟んで基板62を受け部86に重ねた後、固定工程では、ボルト91を止め、弾性シール部材5を弾性変形させながら基板62を受け部86に押し付け固定する。この際、弾性シール部材5は、少なくとも凹部87の開口幅以上の面積をもって基板62と接している。
(弾性シール材5等の効果)
以上説明したように、本形態では、受け部86に塗布された液状組成物Rを硬化してなる弾性シール部材5を基板62と撮像素子ホルダ8の受け部86との間に介在させ、基板62を受け部86に押し付けて弾性シール部材5を弾性変形させることにより、基板62と受け部86との間をシールする。このため、弾性シール部材5は、基板62および受け部86に広い面積をもって接するので、小さな異物が介在してもシール性が損なわれにくい。
また、受け部86に塗布された液状組成物Rを硬化させて弾性シール部材5を形成した後、基板62を受け部86に重ねるので、基板62と受け部86との間を伝って接着剤が不要な箇所にまで流出するような事態が発生しない。また、受け部86に凹部87が形成され、かかる凹部87の内部にも弾性シール部材5が設けられるので、弾性シール部材5の位置ずれが発生しにくい。
また、凹部87の側壁870は、開口幅を開口端側で広くするように傾いているため、凹部87の内部に液状組成物Rを塗布する際、たとえ、液状組成物Rが高粘度であっても、凹部87の内部に空気が残りにくい。従って、凹部87の内面と弾性シール部材5との間に隙間が発生しにくいので、確実にシールを行うことができる。
また、弾性シール部材5は、受け部86に対して脱着可能であって接着性を有しないため、弾性シール部材5を形成した後、弾性シール部材5に不具合があれば、弾性シール部材5を取り外して、再び、弾性シール部材5を形成することができる。
また、凹部87は、複数個所に形成されており、凹部87を囲む部分の肉厚が略等しい。それ故、撮像素子ホルダ8を樹脂成形する際、樹脂のヒケに起因する寸法精度の低下が発生しにくい。また、凹部87は、互いに離間する複数個所に形成されているが、受け部86に塗布された液状組成物Rを硬化させて弾性シール部材5を形成する。このため、かかる構成の場合でも、複数の凹部87の位置や形状に対応した構成の弾性シール部材5を形成することができる。
[レンズホルダ7の変形例1]
図4は、本発明を適用した光学ユニット1に用いたレンズホルダ7の変形例1の説明図である。なお、本例および後述する変形例2、3は、基本的な構成が、図1(b)に示す例と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図1(b)に示す形態では、凹部77(環状凹部)の底部773が、光軸L方向において第2レンズ群12と第3レンズ群13との間より物体側L1に位置していた。これに対して、本形態では、図4に示すように、凹部77の底部773が、光軸L方向において第2レンズ群12と第3レンズ群13との間より像側L2に位置している。このため、レンズホルダ7において、凹部77の底部773における肉厚は、凹部77に対して径方向内側に位置するいずれかの部分の肉厚、および凹部77に対して径方向外側に位置するいずれかの部分の肉厚と等しい。かかる構成によれば、凹部77によってレンズホルダ7の肉厚の均等化を図ることができるので、レンズホルダ7を樹脂成形時のヒケを抑制することができる。
[レンズホルダ7の変形例2]
図5は、本発明を適用した光学ユニット1に用いたレンズホルダ7の変形例2の説明図である。図1(b)に示す形態では、外側位置決め部783のみによって第1レンズ群11を光軸L方向で位置決めしていた。これに対して、本形態では、図5に示すように、まず、凹部77(環状凹部)より径方向外側には、凹部77の開口位置より物体側L1で第1レンズ群11の外周側端部に当接して第1レンズ群11を光軸L方向で位置決めする環状の外側位置決め部783が形成されている。また、凹部77より径方向内側において、凹部77と環状溝788との間には、凹部77の開口位置より物体側L1で第1レンズ群11の外周側端部に当接して第1レンズ群11を光軸L方向で位置決めする環状の内側位置決め部784が形成されている。このため、第1レンズ群11を光軸L方向で確実に位置決めすることができる。
また、凹部77より径方向外側には、外側位置決め部783によって径方向内側に向く環状の外側段部781が形成され、凹部77より径方向内側には、内側位置決め部784によって径方向外側に向く環状の内側段部782が形成されている。このため、弾性シール部材4を形成する際、弾性シール部材4の形成幅を外側段部781および内側段部782によって規制することができる。
[レンズホルダ7の変形例3]
図6は、本発明を適用した光学ユニット1に用いたレンズホルダ7の変形例3の説明図である。図1(b)に示す形態では、凹部77(環状凹部)の側壁771、772はいずれも、凹部77の開口縁まで傾斜して対称形状であった。これに対して、本形態では、図6に示すように、凹部77の側壁771、772のうち、側壁771は、凹部77の開口縁まで傾斜しているのに対して、側壁772は、途中位置まで傾斜しているが、途中から開口縁までは、傾いておらず、底部773に直交している。かかる構成でも、図1(b)に示す形態と同様な効果を奏する。また、側壁772は、途中位置まで傾斜しているが、途中から開口縁までは変形部789と一体となっている。このため、受け部76を簡素化することができるとともに、光学ユニット1の径方向の小型化や、第2レンズ群12の大径化した場合でも、凹部77の開口幅を維持することができる。
[レンズホルダ7のその他の変形例]
外側位置決め部783および内側位置決め部784については、全周に形成されている構成、および周方向の複数個所に離間して形成されている構成のいずれを採用してもよい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、光学ユニット1に本発明を適用したが、ポンプ等の光学ユニット以外の装置におけるシール方法およびシール構造に本発明を適用してもよい。

Claims (12)

  1. 撮像素子が実装された基板と、前記基板を保持する撮像素子ホルダにおいて前記基板と重なる受け部との間を弾性シール部材によって封止する光学ユニットのシール方法において、
    前記受け部に、前記基板に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁を備えた凹部を形成しておき、
    前記受け部において前記凹部の形成領域を含む領域に液状組成物を塗布した後、硬化させて前記弾性シール部材を形成する弾性シール部材形成工程と、
    前記弾性シール部材を間に挟んで前記基板を前記受け部に重ねる重ね工程と、
    前記弾性シール部材を弾性変形させながら前記基板を前記受け部に押し付け固定する固定工程と、
    を有することを特徴とする光学ユニットのシール方法。
  2. 前記弾性シール部材は、少なくとも前記凹部の開口幅以上の面積をもって前記基板と接していることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニットのシール方法。
  3. 前記弾性シール部材は、前記受け部に対して脱着可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ユニットのシール方法。
  4. 前記凹部は、前記受け部において互いに離間する複数個所に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学ユニットのシール方法。
  5. 前記撮像素子ホルダは、樹脂成形品であり、
    前記樹脂成形品において、前記凹部を囲む部分の肉厚が略等しいことを特徴とする請求項4に記載の光学ユニットのシール方法。
  6. 前記撮像素子ホルダは、レンズが実装されたレンズホルダを保持する筒部を有し、
    前記撮像素子ホルダの光軸方向の像側に向く面が前記受け部であって、
    前記弾性シール部材形成工程において前記液状組成物は、前記筒部の開口部の周りを囲む領域に塗布した後、硬化させて前記弾性シール部材を形成していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の光学ユニットのシール方法。
  7. 撮像素子が実装された基板と、
    前記基板と重なる受け部が形成された前記基板を保持する撮像素子ホルダと、
    を有し、
    弾性シール部材を前記基板と前記受け部との間に介在させた状態で前記基板が前記受け部に押し付け固定された光学ユニットにおいて、
    前記受け部には、前記基板に向けて開口し、開口幅を開口端側で広くするように傾いた側壁を備えた凹部が形成されており、
    前記弾性シール部材は、前記受け部において前記凹部の形成領域を含む領域に液状組成物を塗布した後に硬化させてなる高分子材料からなり、前記基板と前記受け部との間で弾性変形していることを特徴とする光学ユニット。
  8. 前記弾性シール部材は、少なくとも前記凹部の開口幅以上の面積をもって前記基板と接していることを特徴とする請求項7に記載の光学ユニット。
  9. 前記弾性シール部材は、前記受け部に対して脱着可能であることを特徴とする請求項7または8に記載の光学ユニット。
  10. 前記凹部は、前記受け部において互いに離間する複数個所に形成されていることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の光学ユニット。
  11. 前記撮像素子ホルダは、樹脂成形品であり、
    前記樹脂成形品において、前記凹部を囲む部分の肉厚が略等しいことを特徴とする請求項10に記載の光学ユニット。
  12. 前記撮像素子ホルダは、レンズが実装されたレンズホルダを保持する筒部を有し、
    前記撮像素子ホルダの光軸方向の像側に向く面が前記受け部であって、
    前記弾性シール部材は、前記受け部において前記筒部の開口部の周りを囲んで形成されていることを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載の光学ユニット。
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