JP2012215713A - レンズユニット、及び撮像ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に防水を行うことができるレンズユニット、及び撮像ユニットを提供する。
【解決手段】少なくとも1つのレンズを含む光学系と、光学系を収容する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、鏡筒の外側面に、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、嵌合部は、第1の樹脂と、ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、第2の樹脂が第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズユニット、及び撮像ユニットに関する。
現在、バックモニタや前方監視に用いられる車載用カメラが普及している。
車載用カメラに用いられる撮像ユニットは、一般に、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、撮像素子の受光面に結像するレンズユニットとを備える。
レンズユニットは、複数のレンズと、これらのレンズを収容する鏡筒とを備える。このようなレンズユニットを備えた撮像ユニットとしては、例えば、特許文献1に示すものがある。撮像ユニットに用いられるレンズユニットは、外部からレンズと鏡筒とが互いに嵌め合う隙間に水が浸入することがある。そこで、特許文献1,2に示すように、防水機構を設ける必要がある。
特許文献1に記載された撮像装置は、レンズ群を保持する鏡筒を備え、鏡筒に固定された押さえ部材と、被写体側の一枚目のレンズとの間に防水のためのOリングを設けた構成が記載されている。
特開2004−295119号公報 米国特許第6507700号明細書
しかし、鏡筒にレンズとOリングと嵌め込む構成の場合には、嵌め込む作業が煩雑であり、Oリングを嵌め込み忘れるミスや、Oリングの不適正な嵌め込みによってOリングの姿勢に捩れが生じて、防水性が損なわれることが懸念される。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、確実に防水を行うことができるレンズユニット、及び撮像ユニットを提供することにある。
(1)少なくとも1つのレンズを含む光学系と、
前記光学系を収容する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒の外側面に、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料であるレンズユニット。
(2)少なくとも1つのレンズを含む光学系と、前記光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットと、
前記レンズユニットの光を結像する撮像素子と、該撮像素子が固定されたセンサ基板とを内蔵するセンサユニットと、
前記レンズユニットを保持し、前記センサ基板に対する前記レンズユニットの位置を固定するホルダと、
前記鏡筒の周囲を覆い、前記センサユニットに取り付けられる外カバーと、を備える撮像ユニットであって、
前記鏡筒と前記ホルダとの間、前記鏡筒と前記外カバーとの間、前記外カバーと前記センサユニットとの間のうちの少なくとも1つに、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である撮像ユニット。
本発明によれば、確実に防水を行うことができるレンズユニット、及び撮像ユニットを提供できる。
本発明のレンズユニットの構成の一例を示す断面図 図1に示すレンズユニットを備えた撮像ユニットを示す断面図 撮像ユニットの構成の変形例を示す断面図 撮像ユニットの構成の他の変形例を示す断面図 レンズユニットの構成の他の変形例を示す断面図 撮像ユニットの構成の他の変形例を示す断面図
図1は、レンズユニットの構成の一例を示す。
レンズユニット10は、複数のレンズを含む光学系4と、光学系4を収容する鏡筒1とを含んでいる。光学系4は、図示の例では、入射側(図中上側)から順に配置された、第1レンズ11と、第2レンズ21と、第3レンズ31と、第4レンズ41とを備えている。
なお、光学系4の構成は、図示の例に限定されず、例えばレンズの枚数は1枚や、2枚や、3枚であってもよく、5枚以上であってもよい。
鏡筒1は、円筒形状の筒部1aと、筒部1aの軸方向の一方の端部に設けられた底部1bと、で構成されている。また、鏡筒1の筒部1aの軸方向における底部1bとは反対側(被写体側)の端部は開放されている。
鏡筒1は、筒部1aの内周面には段差部7が設けられている。段差部7は、筒部1aの中心軸を中心として環状に設けられている。
光学系4は、その光軸を鏡筒1の筒部1aの中心軸に一致させた状態で筒部1a内に配置されている。光学系4の光軸が通過する底部1bの中央部には開口部3が設けられている。光学系4を透過した光はこの開口部3を通過し、後述するセンサユニットの撮像素子に入射する。
第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41は、この順に、鏡筒1の底部1bとは反対側の端部から鏡筒1の内部に配置される。
第1レンズ11は、表裏に光学面を有するレンズ部12と、レンズ部12の周囲に広がるコバ部13とで構成されている。
第2レンズ21もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部22と、レンズ部22の周囲に広がるコバ部23とで構成されている。
第3レンズ31もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部32と、レンズ部32の周囲に鍔状に広がるコバ部33とで構成されている。
第4レンズ41もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部42と、レンズ部42の周囲に鍔状に広がるコバ部43とで構成されている。
第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41はそれぞれ鏡筒1の内周面に嵌め込まれている。第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41の各コバ部13、23、33、43が鏡筒1の内周面に当接する。第1レンズ11のコバ部13の被写体側は、筒部1aの先端部をかしめ加工することで、筒部1aに保持される。
第1レンズ11の直径は第2レンズ21の直径より長い。第2レンズ21の直径は第3レンズ31の直径より長い。第3レンズ31の直径は、第4レンズ41の直径より長い。なお、以下の説明では、第1レンズ11、第2レンズ21、第3レンズ31、第4レンズ41を総称して、単にレンズともいう。
鏡筒1の外周面は、底部1b側の端部が、反対側の端部よりの径より小さくなるように形成されている。この径が小さくなるように形成された部位の周面にはネジ溝1cが形成されている。
ネジ溝1cは、雄ネジであり、レンズユニット10を後述するホルダの雌ネジに嵌合する。このネジ溝1cを含む弾性部6は、鏡筒1の外周面に二色成形によって形成されている。言い換えると、鏡筒1の筒部1aは、該筒部1aを構成する第1の樹脂と、ネジ溝1cを含む弾性部6を構成する第2の樹脂とを二色成形することで形成された嵌合部9を備える。
嵌合部9は、レンズユニット10を後述するホルダに、ネジ溝1cにより螺合させる。
図2は、図1に示すレンズユニットを備える撮像ユニットの構成の一例を示す断面図である。
撮像ユニット100は、図1に示したレンズユニット10と、センサユニット101と、外カバー102と、ホルダ103と、接続部108と、配線110とを備える。
センサユニット101は、本体カバー105と、該本体カバー105に内蔵された撮像素子106と、該撮像素子106が取り付けられているセンサ基板104と、を備える。撮像素子106は、光学系4で結像された像を電気信号に変換する。撮像素子106は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどである。
センサ基板104は、光学系4の光軸に対して撮像素子106の撮像面が垂直となるように、該撮像素子106を支持する板状の部材である。
ホルダ103は、鏡筒1を保持する枠状の部材である。また、ホルダ103はセンサ基板104に固定されている。ホルダ103は、鏡筒1の筒部1aのネジ溝1cと螺合するネジ溝103aを有し、このネジ溝103aが雌ネジとして機能する。
外カバー102は、レンズユニット10の鏡筒1の筒部1aの外周を保持するとともに、本体カバー105に固定される。
接続部108は、本体カバー105内のセンサ基板104から延びる配線などを、該本体カバー105から外側に延びる配線110と接続する。
嵌合部9の弾性部6によって成形されたネジ溝1cと、ホルダ103のネジ溝103aとが嵌合する。弾性部6は、筒部1aとホルダ103とによって挟まれて押圧されている。
弾性部6は、筒部1aの外周面に二色成形によって形成されたものである。弾性部6は、後述するように弾性材料によって構成されている。
ここで、二色成形は、典型的には、1次の成形で第1の樹脂によって該筒部1aを成形し、その後、成形された筒部1aを成形型から離型させることなく、2次の成形で第2の樹脂によって弾性部6を成形するものである。
このように、鏡筒1の筒部1aとホルダ103との間は、弾性部6によって封止される。弾性部6は、筒部1aとホルダ103との間で押圧され、反発力を伴って圧縮されている。このため、鏡筒1の筒部1aとホルダ103との間は、弾性部6により、レンズユニット10の外側から水が撮像ユニット100及びセンサユニット101の内部に浸入することを防止できる。
また、Oリングやパッキンを用いる必要がないため、レンズユニット10及び撮像ユニット100の部品数を減らすことができ、部品コスト、組立工数の低減を図ることができる。
弾性部6を構成する弾性材料としては、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴムなどを用いることができる。
弾性材料の硬度はショアA(JIS K6253)が90以下、その中でも30〜70の範囲がより望ましい。
鏡筒1の材料は、ポリアミド樹脂(PA)、ポリフタルアミド樹脂(PPA)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルサルホン樹脂(PES)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアリレート樹脂(PAR)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)等を用いることができる。
レンズの材料は、ガラス、PC、アクリル、シクロオレフィン系材料等を用いることができる。
次に、図3に基づいて、撮像ユニットの構成の変形例を説明する。
図3は、撮像ユニットの構成の変形例を示す断面図である。なお、以下の説明では、既に説明した図1のレンズユニットの構成、及び図2の撮像ユニットの構成と同じ部材及び部位については、同じ参照番号を付すことで、その説明を簡略又は省略する。
図3に示す撮像ユニット100は、レンズユニット10の鏡筒1と外カバー102とが嵌合部17により、螺合する構成である。
鏡筒1の筒部1aにはネジ溝1cが形成されている。外カバー102には、筒部1aのネジ溝1cと螺合するネジ溝102aが形成されている。撮像ユニット100においては、筒部1aが雄ネジとして機能し、外カバー102が雌ネジとして機能する。
嵌合部17は、鏡筒1の筒部1aの外周面に二色成形によって形成されたものである。すなわち、嵌合部17は、筒部1aを構成する第1の樹脂と、ネジ溝1cを含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、二色成形によって形成される。ここで、第2の樹脂は第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である。弾性材料は上述したものを用いることができる。
嵌合部17の弾性部6によって成形されたネジ溝1cと、外カバー102のネジ溝102aとが嵌合する。弾性部6は、筒部1aと外カバー102とによって挟まれて押圧され、反発力を伴って圧縮されている。
このため、鏡筒1の筒部1aと外カバー102との間は、弾性部6により、撮像ユニット100の外側から水が外カバー102の内部及びセンサユニット101の内部に浸入することを防止できる。
次に、図4に基づいて、撮像ユニットの構成の他の変形例を説明する。
図4は、撮像ユニットの構成の他の変形例を示す断面図である。
図4に示す撮像ユニット100は、レンズユニット10の鏡筒1とホルダ103とが嵌合部27により、螺合する構成である。
鏡筒1の筒部1aにはネジ溝1cが形成されている。ホルダ103には、筒部1aのネジ溝1cと螺合するネジ溝103aが形成されている。撮像ユニット100においては、筒部1aが雄ネジとして機能し、ホルダ103が雌ネジとして機能する。
嵌合部27は、ホルダ103における筒部1aの外周面と嵌め合わされる面に二色成形によって形成されたものである。すなわち、嵌合部27は、ホルダ103を構成する第1の樹脂と、ネジ溝103aを含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、二色成形によって形成される。ここで、第2の樹脂が第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である。弾性材料は上述したものを用いることができる。
嵌合部27の弾性部109によって成形されたネジ溝103aと、筒部1aのネジ溝1cとが嵌合する。弾性部109は、筒部1aとホルダ103とによって挟まれて押圧され、反発力を伴って圧縮されている。
このため、鏡筒1の筒部1aとホルダ103との間は、弾性部109により、撮像ユニット100の外側から水がセンサユニット101の内部に浸入することを防止できる。
このように、嵌合部における弾性部は、鏡筒1の筒部1a側だけでなく、該筒部1aの外周面に嵌合する部材の表面に二色成形によって形成されていてもよい。
次に、図5に基づいて、レンズユニットの構成の変形例を説明する。
図5は、レンズユニットの構成の変形例を説明する模式的な断面図である。
図5に示すレンズユニット10は、筒部1aのネジ溝1cの一部を含む領域にのみ弾性部6が二色成形によって形成されている。筒部1aのネジ溝1cの他の部を含む領域は、筒部1aを構成する樹脂と同じ樹脂で該筒部1aと同時に成形により形成されている。
このレンズユニット10を図2に示すようにホルダ103に嵌め合わせることで、鏡筒1とホルダ103との間の防水性を確保することができる。また、ネジ溝1cにおいて、螺合させる方向に対して後方にのみ弾性部6が設けられている。こうすれば、螺合させる工程の初期では、鏡筒1の第1の材料とホルダ103の材料の摺動であるため、螺合が行いやすい。また、鏡筒1とホルダ103との嵌め合わせが完了した状態では、弾性部6が鏡筒1及びホルダ103の間に配されるため、両者の間を確実に封止することができる。
また、図示しないが、鏡筒1の筒部1a以外の部材に弾性部を二色成形する構成でも、ネジ溝の一部のみを含むように弾性部を形成してもよい。
なお、弾性部6によって形成されるネジ溝1cのネジ山の条数は、少なくとも1つ(1つのネジ山が螺旋方向に1周回分)あればよい。弾性部6によって形成されるネジ溝1cのネジ山の条数が多いほど、防水性を高めることができるため、好ましい。
次に、図6に基づいて、撮像ユニットの構成の他の変形例を説明する。
図6は、撮像ユニットの構成の他の変形例を示す断面図である。図6に示す撮像ユニット100は、外カバー102と、本体カバー105とが嵌合部107により螺合する構成である。
外カバー102の外周面における、本体カバー105側の端部には、ネジ溝102cが形成されている。本体カバー105の外周面における、外カバー102側の端部には、ネジ溝102cと螺合するネジ溝105aが形成されている。外カバー102が雄ネジとして機能し、本体カバー105が雌ネジとして機能する。
嵌合部107は、外カバー102の外周面に二色成形によって形成された弾性部118を含む。すなわち、嵌合部107は、外カバー102を構成する第1の樹脂と、ネジ溝102cを含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、二色成形によって形成される。ここで、第2の樹脂は第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である。弾性材料は上述したものを用いることができる。
嵌合部107の弾性部118によって成形されたネジ溝102cと、本体カバー105のネジ溝105aとが嵌合する。弾性部118は、外カバー102と本体カバー105とによって挟まれて押圧され、反発力を伴って圧縮されている。
このため、外カバー102と本体カバー105との間は、弾性部107により、撮像ユニット100の外側から水が外カバー102及び本体カバー105の内部に浸入することを防止できる。
図6に示す撮像ユニットでは、外カバー102に嵌合部107の弾性部118を二色成形する構成としたが、本体カバー105側に弾性部を二色成形する構成としてもよい。
また、図6に示す撮像ユニット100は、外カバー102と本体カバー105とを嵌合させる構成としたが、これに限定されない。外カバー102と、センサユニット101の本体カバー105以外の部材とを嵌合させる構成としてもよい。
以上説明したように、鏡筒1とホルダ103との間、鏡筒1と外カバー102との間、外カバー102とセンサユニット101との間のうちの少なくとも1つに、ネジ溝を有する嵌合部を設ける構成とした。これに限定されず、鏡筒1とホルダ103との間、鏡筒1と外カバー102との間、外カバー102とセンサユニット101との間のうち、少なくとも1つに嵌合部を設けてもよい。こうすることで、防水性を高めることができる。また、Oリングやパッキンが必要ないため、鏡筒1やホルダ103の外カバー102の設計の自由度が損なわれることがない。
以下、本発明の他の変形例を説明する。
弾性材料は、第1の樹脂よりも摩擦抵抗が高い材料を用いてもよい。こうすれば、ネジ溝の条数やそのネジ山の寸法を小さくすることやネジ山のピッチを大きくすることが可能である。
弾性材料は、第1の樹脂よりも潤滑性が高い材料である材料を用いてもよい。こうすれば、ネジ溝同士を螺合させる際に、小さい力をかけることで容易に嵌め合わせることが可能である。
上述の撮像ユニットは、環境の温度変化に対する耐性が要求されるカメラに好適であって、例えば、バックモニタ又は前方監視などのために備えられる車載のカメラに好適である。また、上述した撮像ユニットは、携帯電話等の端末に内蔵されるカメラにも好適である。
本明細書は次の事項を開示する。
(1)少なくとも1つのレンズを含む光学系と、
前記光学系を収容する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、
前記鏡筒の外側面に、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料であるレンズユニット。
(2)(1)に記載のレンズユニットであって、
前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも摩擦抵抗が高い材料であるレンズユニット。
(3)(1)に記載のレンズユニットであって、
前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも潤滑性が高い材料であるレンズユニット。
(4)少なくとも1つのレンズを含む光学系と、前記光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットと、
前記レンズユニットの光を結像する撮像素子と、該撮像素子が固定されたセンサ基板とを内蔵するセンサユニットと、
前記レンズユニットを保持し、前記センサ基板に対する前記レンズユニットの位置を固定するホルダと、
前記鏡筒の周囲を覆い、前記センサユニットに取り付けられる外カバーと、を備える撮像ユニットであって、
前記鏡筒と前記ホルダとの間、前記鏡筒と前記外カバーとの間、前記外カバーと前記センサユニットとの間のうちの少なくとも1つに、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である撮像ユニット。
(5)(4)に記載の撮像ユニットであって、
前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも摩擦抵抗が高い材料である撮像ユニット。
(6)(4)に記載の撮像ユニットであって、
前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも潤滑性が高い材料である撮像ユニット。
1 鏡筒
1a 筒部
1c ネジ溝
6 弾性部
9、17、27 嵌合部
10 レンズユニット
11 第1レンズ(レンズ)
21 第2レンズ(レンズ)
31 第3レンズ(レンズ)
41 第4レンズ(レンズ)
100 撮像ユニット
101 センサユニット

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのレンズを含む光学系と、
    前記光学系を収容する鏡筒と、を備えるレンズユニットであって、
    前記鏡筒の外側面に、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料であるレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットであって、
    前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも摩擦抵抗が高い材料であるレンズユニット。
  3. 請求項1に記載のレンズユニットであって、
    前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも潤滑性が高い材料であるレンズユニット。
  4. 少なくとも1つのレンズを含む光学系と、前記光学系を収容する鏡筒とを備えるレンズユニットと、
    前記レンズユニットの光を結像する撮像素子と、該撮像素子が固定されたセンサ基板とを内蔵するセンサユニットと、
    前記レンズユニットを保持し、前記センサ基板に対する前記レンズユニットの位置を固定するホルダと、
    前記鏡筒の周囲を覆い、前記センサユニットに取り付けられる外カバーと、を備える撮像ユニットであって、
    前記鏡筒と前記ホルダとの間、前記鏡筒と前記外カバーとの間、前記外カバーと前記センサユニットとの間のうちの少なくとも1つに、ネジ溝を有する嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部は、第1の樹脂と、前記ネジ溝の少なくとも一部を含む領域を成形するための第2の樹脂とを用いて、多色成形によって形成され、前記第2の樹脂が前記第1の樹脂よりも弾性率が小さい弾性材料である撮像ユニット。
  5. 請求項4に記載の撮像ユニットであって、
    前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも摩擦抵抗が高い材料である撮像ユニット。
  6. 請求項4に記載の撮像ユニットであって、
    前記弾性材料は、前記第1の樹脂よりも潤滑性が高い材料である撮像ユニット。
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