JP2021101216A - レンズユニットおよびカメラモジュール - Google Patents
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Abstract
Description
この場合、第1レンズ112の傾斜面112aと、鏡筒111の内周面と、中間スペーサ(中間環)120の上面との間に、断面三角形状の環状の空洞部が設けられており、この空洞部にОリング(シール部材)135が収容されている。Оリング135は、傾斜面112a、鏡筒111の内周面および中間スペーサ120の上面によって、径方向および光軸方向に圧し潰された状態で空洞部に収容されており、この状態において、Оリング135は傾斜面112a、鏡筒111の内周面および中間スペーサ120の上面に密着していることにより、鏡筒111の物体側端部が封止された状態となっている。
前記レンズ群は、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズとその像側で隣り合う第2レンズとを有し、
前記鏡筒に、前記第1レンズと前記第2レンズとの間において中間スペーサが設けられ、
前記第1レンズと前記第2レンズと前記中間スペーサとによって囲まれたレンズ間空間を有し、
前記第1レンズと前記中間スペーサ、および前記中間スペーサと前記第2レンズは、それぞれ前記レンズ間空間内が外部に対して密閉されるように互いに接着されていることを特徴とする。
前記中間スペーサと前記第2レンズとは、光軸方向で互いに対向する対向面どうしが接着媒体によって接着されていてもよい。
ここで、前記抑止部としては、例えば、対向面の少なくとも一方の一部に、接着媒体(接着剤)を充填するために設けられた凹部であってもよいし、接着媒体のレンズ間空間内への流れを抑止する凸部であってもよい。
また、上記構成において、第1レンズと鏡筒との間をシールするシール部材が設けられることが好ましい。そのようなシール部材は、レンズユニット内への水蒸気の侵入を許容する経路中でシール性能(防水性能)を確保し、第1および第2レンズどうしの間のレンズ間空間の密閉状態の形成に寄与し得る。
また、接着剤(接着媒体)の吸水率は、5.0wt%(JIS K6911(煮沸1時間))以下であることが好ましい。このように接着媒体の吸水率を低く設定すれば、レンズ間空間内への水蒸気の浸入を効果的に抑えることができる。
そのようなカシメ部は、第1レンズを中間スペーサに対して押し付ける光軸方向の力を生起するため、第1レンズと中間スペーサとの接着界面の密着性、特に上述した接着媒体に求められる密着性に寄与し得る。
なお、カシメに限らず、別部材である固定キャップを使用し、固定キャップをねじ込むことでレンズを固定する構造としてもよい。キャップを使用する場合には、レンズに光軸方向の圧縮荷重が生じるようにキャップねじ込み荷重を高くすることが望ましく、これにより、前記レンズどうしの接着界面の密着性を向上させることができる。
これは、特に、上述した「径方向追従性」を敢えて考慮しなくて済むガラスによって第1および第2レンズが形成される場合に有益である。ガラスの場合には、高温環境下におけるレンズ間空間の内圧上昇に伴う第1レンズと中間スペーサ間の接着界面の剥離および第2レンズと中間スペーサ間の接着界面の剥離を特に懸念する必要があるからである。
前記カシメ部は、前記第2レンズの前記対向面を前記中間スペーサの前記対向面に光軸方向において押し付けるようにしてカシメられていてもよい。
上述したように、第1レンズと中間スペーサどうしの接着および中間スペーサと第2レンズどうしの接着が接着媒体を用いて行なわれる場合、その接着媒体は、レンズ(第1レンズおよび第2レンズ)と中間スペーサどうしの線膨張係数差に伴う温度変化時のレンズおよび中間スペーサの膨張収縮量の違いに起因するレンズどうしの径方向の相対変位に追従できる「径方向追従性」を有し得るため、このように線膨張係数の異なるレンズどうしの組み合わせであっても、信頼性の高い密閉状態をレンズ間空間で確保できる。
このような構成によれば、上述のレンズユニットの作用効果をカメラモジュールで得ることができる。
なお、以下で説明される本実施形態のレンズユニットは、特に車載カメラ等のカメラモジュール用のものであり、例えば、自動車の外表面側に固定して設置され、配線は自動車内に引き込まれてディスプレイやその他の装置に接続される。また、上述した図7を含む全ての図においてレンズおよび中間スペーサについてはハッチングを省略している。
4つの絞り部材22a,22b,22c,22dのうちの物体側から1番目の絞り部材22aは、第2レンズ14と第3レンズ15との間に配置されている。物体側から2番目の絞り部材22bは、第3レンズ15と第4レンズ16との間に配置されている。物体側から3番目の絞り部材22cは、第4レンズ16と第5レンズ17との間に配置されている。物体側から4番目の絞り部材22dは第5レンズ17と内側フランジ部24との間に配置されている。
絞り部材22a,22b,22c,22dは透過光量を制限し、明るさの指標となるF値を決定する「開口絞り」またはゴーストの原因となる光線や収差の原因となる光線を遮光する「遮光絞り」である。このようなレンズユニット11を備える車載カメラは、レンズユニット11と、図示しないイメージセンサを有する基板と、当該基板を自動車等の車両に設置する図示しない設置部材とを備えるものである。
なお、これらのレンズ13,14,15,16,17の表面には、必要に応じて、反射防止膜、親水膜、撥水膜等が設けられる。
なお、第1レンズ13と鏡筒12との間に介挿されるシール部材は、Oリング26に限定されず、第1レンズ13と鏡筒12との間をシールできる環状体であればどのような形態であっても構わない。
また、第2レンズ14はレンズ13,15,16,17より小径に形成され、中間スペーサ30に保持固定されている。
なお、鏡筒12の外周面には、鏡筒12を車載カメラに設置する際に用いられる外側フランジ部25が鏡筒12の外周面に鍔状に設けられている。
一方、第2レンズ14には、前記対向面30bと対向する対向面14aが環状に形成されるとともに、前記対向面30cと対向する対向面14cが円筒状に形成されている。対向面14aは第2レンズ14の有効径の外側(光線が通らない光学面外部位)に、物体側(図1および図3において上側)を向いて設けられている。対向面14cは第2レンズ14の最外径を形成する円筒面である。対向面14a,14cは断面視において直角に配置されている。
そして、対向面30b,14aどうし、および対向面30c,14cどうしはレンズ間空間S1内が外部に対して密閉されるように接着媒体48によって接着されており、当該接着媒体48は対向面30b,30c,14a,14cに密着している。
このように、カシメ部31によって第2レンズ14の対向面14aが中間スペーサ30の対向面30bに押し付けられるので、第2レンズ14と中間スペーサ30との接着界面の密着性、特に上述した接着媒体に求められる密着性に寄与し得る。
この抑止部としては、対向面13a,30aの少なくとも一方の一部に、接着剤を充填するために設けられた凹部であってもよいし、接着剤のレンズ間空間S1内への流れを抑止する凸部であってもよい。
凸部60は、対向面30aの内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられ、凸部60の内周縁は対向面13aの内周縁と一致している。凸部60の高さは5〜500μm程度が好ましい。このような凸部60は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、別体に設けてもよい。
対向面30aに設けられた凸部60は対向面13aに当接している。したがって、凸部60によって接着媒体48の厚さを設定でき、さらに、接着媒体48の径方向の領域(接着剤の充填領域)を設定できる。
また、凸部60を設けることによって、対向面30aに塗布された接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止できるとともに、接着媒体の塗布も容易となる。
凹部61は、対向面30aにその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられている。凹部61の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹部61は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、対向面30aに設けてもよい。
対向面13a,30aには接着媒体が所定の厚さに塗布されるが、余剰の接着媒体は凹部61に流入するため、当該接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止できるとともに、接着媒体の塗布も容易となる。
凹溝62は、対向面30aにその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置から対向面30aの外周縁まで設けられている。凹溝62の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹溝62は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、対向面30aに設けてもよい。
対向面13a,30aには接着媒体が所定の厚さに塗布されるが、余剰の接着媒体は凹溝62に流入するため、当該接着媒体のレンズ間空間S1内への流れをさらに抑止できるとともに、接着媒体の塗布も容易となる。
この抑止部としては、対向面30b,14aの少なくとも一方の一部に、接着媒体を充填するために設けられた凹部であってもよいし、接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止する凸部であってもよい。
凸部70は、対向面30bの内周縁部に設けられ、凸部70の内周縁は対向面14aの内周縁と一致している。凸部70の高さは5〜500μm程度が好ましい。このような凸部70は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、別体に設けてもよい。
対向面30b,14a間および対向面30c,14c間には接着媒体48が充填され、当該接着媒体48は対向面30b,14aおよび対向面30c,14cに密着している。
対向面30bに設けられた凸部70は対向面14aに当接している。したがって、凸部70によって接着媒体48の厚さを設定でき、さらに、接着媒体48の径方向の領域(接着剤の充填領域)を設定できる。
また、凸部70を設けることによって、対向面30bに塗布された接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止できるとともに、接着媒体48の塗布も容易となる。
第2レンズ14および中間スペーサ30を一体化する場合、図7に示すように、カシメ部31をカシメる前に(カシメる前のカシメ部31を二点鎖線で示す。)、中間スペーサ30の対向面30bに所定量の接着媒体48を充填する(塗布する)。対向面30bの内周縁部には凸部70が設けられているので、接着媒体48は凸部70によって堰き止められて、レンズ間空間S1内への流入が防止される。
凹部71は、対向面30bにその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられている。凹部71の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹部71は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、対向面30bに設けてもよい。
対向面30b,14a間および対向面30c,14c間には接着媒体48が充填され、当該接着媒体48は対向面30b,14aおよび対向面30c,14cに密着している。
対向面14a,30bには接着媒体48が所定の厚さに塗布されるが、余剰の接着媒体48は凹部71に流入するため、当該接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止できるとともに、接着媒体の塗布も容易となる。
凹溝72は、対向面30bにその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置から対向面30bの外周縁まで設けられている。凹溝72の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹溝72は、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成した後、対向面30aに設けてもよい。
対向面30b,14a間および対向面30c,14c間には接着媒体48が充填され、当該接着媒体48は対向面30b,14aおよび対向面30c,14cに密着している。
対向面14a,30bには接着媒体が所定の厚さに塗布されるが、余剰の接着媒体は凹溝72に流入するため、当該接着媒体48のレンズ間空間S1内への流れをさらに抑止できるとともに、接着媒体48の塗布も容易となる。
また、第1接着媒体層51と第2接着媒体層52との間に介在されている薄板状介在物55は円環状に形成され、外径は対向面13a,30aと等しくなっており、内径は対向面13a,30aより凸部60の分だけ短くなっている。
そして、第1接着媒体層51の上面(光軸方向物体側の表面)は対向面13aに密着し、下面(光軸方向像側の表面)は薄板状介在物55の上面に密着している。また、第2接着媒体層52の下面(光軸方向像側の表面)は対向面30aに密着し、上面(光軸方向物体側の表面)は薄板状介在物55の下面に密着している。
薄板状介在物55が遮光板(例えば、厚さが1mm以下のSUS板)である場合、接着媒体層50を形成する接着媒体として、透明または透光性を有する比較的接着強度の高い(黒色接着剤より接着強度の高い)ものを使用することができるとともに、遮光性を確実に確保できる。
黒色接着剤としては、例えば接着剤の光透過率が450nm〜650nmの波長領域で20%以下であるものが好ましい。接着剤を黒色にしてその光透過率を抑えれば、遮光、ゴースト防止のための墨塗り処理を省くことも可能になる一方、接着強度が低下する虞があるが、本実施形態では、第1接着媒体層51と第2接着媒体層52との間に遮光板が介在されているので、黒塗り処理を省いても遮光性等を確保できるともに、透明または透光性を有する比較的接着強度の高い接着剤を使用できるので、所定の接着強度を確保できる。また、黒塗りを行わないことによって、第1レンズ13の対向面13aと薄板状介在物55の表面との間からの水分の混入を抑制できる。
なお、ヒータとしては、例えば厚さが1〜2mm程度の平板状のセラミックヒータを使用できる。
例えば、第1レンズ13がガラスレンズ、中間スペーサ30が樹脂製である場合に、ガラスレンズ(第1レンズ13)と薄板状介在物55とを強固に接着できる接着媒体および樹脂製の中間スペーサ30と薄板状介在物55とを強固に接着できる接着媒体を容易に選択できるので、第1レンズ13と中間スペーサ30とをより強固に接着できる。
この抑止部としては、対向面13a,30aの少なくとも一方の一部に、接着媒体を充填するために設けられた凹部であってもよいし、接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止する凸部であってもよい。
凸部60は、対向面13aではその内周縁に設けられ、対向面30aではその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられている。凸部60の高さは5〜500μm程度が好ましい。このような凸部60は、第1レンズ13をガラスモールドによって形成する際および中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、第1レンズおよび中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、第1レンズ13および中間スペーサ30を形成した後、別体に設けてもよい。
また、凸部60を設けることによって、対向面13a,30aに塗布された接着媒体のレンズ間空間S1内への流れを抑止できるとともに、接着媒体の塗布も容易となる。
凹部61は、対向面13aではその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられ、対向面30aではその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置に設けられ、凹部61,61は光軸方向において対応している。凹部61の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹部61は、第1レンズ13をガラスモールドによって形成する際および中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、第1レンズ13および中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、第1レンズ13および中間スペーサ30を形成した後、別体に設けてもよい。
凹溝62は、対向面13aではその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置から対向面13aの外周縁まで設けられ、対向面30aではその内周縁から所定長さだけ外径側に寄った位置から対向面30aの外周縁まで設けられている。凹溝62の深さは5〜500μm程度が好ましい。このような凹溝62は、第1レンズ13をガラスモールドによって形成する際および中間スペーサ30を樹脂射出成形によって形成する際に、第1レンズ13および中間スペーサ30と一体的に設けてもよいし、第1レンズ13および中間スペーサ30を形成した後、別体に設けてもよい。
また、第1接着媒体層51の層厚および第2接着媒体層52の層厚を容易に設定できるので、上述した「径方向追従性」を容易に設定できるとともに、高めることができる。
12 鏡筒
13 第1レンズ
13a 対向面
14 第2レンズ
14a 対向面
30 中間スペーサ
30a,30b 対向面
31 カシメ部
48 接着媒体
60,70 凸部(抑止部)
61,71 凹部(抑止部)
62,62 凹溝(抑止部)
300 カメラモジュール
L レンズ群
O 光軸
S 内側収容空間
S1 レンズ間空間
Claims (5)
- 複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、該レンズ群を収容保持するための内側収容空間を有する筒状の鏡筒とを有するレンズユニットにおいて、
前記レンズ群は、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズとその像側で隣り合う第2レンズとを有し、
前記鏡筒に、前記第1レンズと前記第2レンズとの間において中間スペーサが設けられ、
前記第1レンズと前記第2レンズと前記中間スペーサとによって囲まれたレンズ間空間を有し、
前記第1レンズと前記中間スペーサ、および前記中間スペーサと前記第2レンズは、それぞれ前記レンズ間空間内が外部に対して密閉されるように互いに接着されていることを特徴とするレンズユニット。 - 前記第1レンズと前記中間スペーサとは、光軸方向で互いに対向する対向面どうしが接着媒体によって接着され、
前記中間スペーサと前記第2レンズとは、光軸方向で互いに対向する対向面どうしが接着媒体によって接着されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。 - 前記対向面に、当該対向面に塗布された接着媒体の前記レンズ間空間内への流れを抑止する抑止部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
- 前記中間スペーサはカシメ部を有し、
前記カシメ部は、前記第2レンズの前記対向面を前記中間スペーサの前記対向面に光軸方向において押し付けるようにしてカシメられていることを特徴とする請求項2または3に記載のレンズユニット。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズユニットを備えることを特徴とするカメラモジュール。
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