JPWO2015111224A1 - 配送スケジュール選択システム、配送スケジュール選択方法、及びプログラム - Google Patents

配送スケジュール選択システム、配送スケジュール選択方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

ユーザの利便性の向上及び効率的な配送を可能にすること。荷物情報取得手段(60)は、荷物情報を取得する。配送スケジュール抽出手段(63)は、発送元から送り先へ荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する。配送スケジュール取得手段(61)は、他の荷物の配送スケジュールを取得する。配送コスト計算手段(64)は、配送スケジュール候補の各々について、他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する。提示手段(66)、配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する。スケジュール決定手段(68)は、配送スケジュール候補のうちユーザが選択したひとつを、荷物の配送スケジュールとして決定する。

Description

本発明は、配送スケジュール選択システム、配送スケジュール選択方法、及びプログラムに関する。
従来から配送業者は、荷物に設定された配送スケジュールに従って配送を行っている。一方で近年の電子商取引の浸透などにより、配送業者が配送すべき荷物の量が増加しているため、ユーザの利便性を向上し、かつ、効率的に荷物を配送することが強く求められている。例えば、従来から配送依頼時や依頼後の特定の時期、更に包括的に配送日や配送時間帯を指定するものは一般に知られている。そのような指定は実際の配送時点での積荷予定量や渋滞予想などは考慮されず、せいぜい配送履歴の統計的処理に基づき、積荷が集中したとしても配送可能な範囲の時間指定を可能としているのみであるため、最速での配送時期よりも或る程度の余裕を持った時期からの指定を可能としたり、到着時間帯の指定可能な幅を広くするなどし、更にそのような指定がされていない積荷の配送時期を調整するなどして、できる限り安全サイドの配送スケジュールを組むようにしていた。
米国特許第8615473号明細書
しかしながら、そのような後付けで構築した安全サイドのスケジュールは必ずしも最良のスケジュールとは言えず、上記要求を満たすものではなかった。そこで、例えば、特許文献1には、ユーザの過去の注文履歴に基づいて購入する可能性が高い商品を推測し、ユーザの注文を待たずに商品を発送して最寄りの配送拠点で管理し、ユーザがその商品を注文した場合に、最寄りの配送拠点で管理されている商品をユーザの自宅に配送するように配送スケジュールを組むためのシステムが記載されている。しかし、この技術では、ユーザが外出先から商品を注文する場合があり、注文後すぐに配送業者がユーザの自宅を訪れたとしても、ユーザは商品を受け取ることができず、ユーザの利便性を充分に向上させることができない。更に、最寄りの配送拠点で管理されている商品は、ユーザが注文すると推測された商品にすぎないため、その商品をユーザが注文しなかった場合には、配送業者は商品を店舗にいちいち返送しなければならないため、無駄な配送が発生して効率的ではない。更に、ユーザが商品を注文したとしても、それまでの間、配送拠点で商品を保管する必要があり管理コストがかさむので、この点でも効率的ではない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザの利便性の向上または効率的な配送もしくはその両方を可能にする配送スケジュール選択システム、配送スケジュール選択方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る配送スケジュール選択システムは、荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報とを含む荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、前記発送元から前記送り先へ前記荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する配送スケジュール抽出手段と、他の荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報と配送時期を特定する情報とを少なくとも含む配送スケジュールを取得する配送スケジュール取得手段と、前記配送スケジュール抽出手段により抽出された配送スケジュール候補の各々について、前記配送スケジュール取得手段により取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する配送コスト計算手段と、当該配送コスト計算手段により計算された配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を前記荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する提示手段と、当該提示手段により提示された配送スケジュール候補のうち前記ユーザが選択したひとつを、前記荷物の配送スケジュールとして決定するスケジュール決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る配送スケジュール選択システムの一例を示す図である。 ユーザが商品を注文する場合の画面遷移図である。 本実施形態の配送スケジュール選択システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 荷物情報取得部が取得する荷物情報のデータ格納例を示す図である。 配送業者システムのデータベースに格納される各データ一例を示す図である。 荷物が配送される様子を示す概念図である。 配送スケジュール取得部が取得する配送スケジュールの一例を示す図である。 情報記憶部の記憶内容を示す図である。 配送スケジュール候補を抽出するための条件の一例である。 配送コスト計算部の計算結果を示す図である。 優先順位を設定するための条件を示す図である。 配送スケジュール候補に設定された優先順位を示す図である。 ユーザが希望条件を指定するための希望条件設定画面の一例である。 配送スケジュールと原資の割当方法との関連付けを示す図である。 本実施形態において実行される処理を示す図である。 本実施形態において実行される処理を示す図である。 自動選択された配送スケジュールを通知するための通知画面の一例である。 変形例(1)において実行される処理を示す図である。 メニュー画面の一例を示す図である。 変形例(2−2)における処理の流れを示す図である。 ユーザ端末に表示されるメッセージを示す図である。 ユーザ端末に表示される通知の一例である。
[1.配送スケジュール選択システムの全体構成]
以下、本発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る配送スケジュール選択システムの一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態では、配送スケジュール選択システム10、電子商取引システム20、ユーザ端末30、及び配送業者システム40のそれぞれが、インターネットなどのネットワークに接続されている。
配送スケジュール選択システム10は、一般的なサーバコンピュータを含み、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、例えば、一又は複数のマイクロプロセッサを含む。記憶部12は、例えば、RAM等の主記憶部やハードディスク等の補助記憶部を含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムやデータに従って処理を実行する。通信部13は、ネットワークカードを含み、ネットワークを介して外部とのデータ送受信が可能になっている。
電子商取引システム20は、一般的なサーバコンピュータを含み、ユーザからの商品の注文を受け付ける。電子商取引システム20は、ユーザの基本情報や注文内容等の各種情報が格納されるデータベース21を備える。本実施形態では、電子商取引システム20を1つとして説明するが、複数の電子商取引システム20があってもよい。
ユーザ端末30は、ユーザが操作するコンピュータであり、例えば、携帯電話機やパーソナルコンピュータ等である。本実施形態では、ユーザは、ユーザ端末30を操作して電子商取引システム20に対して注文を行う。
配送業者システム40は、一般的なサーバコンピュータを含み、配送業者による荷物の配送を統括的に管理する。配送業者システム40は、配送スケジュールなどの各種情報が格納されるデータベース41を備える。本実施形態では、配送業者システム40を1つとして説明するが、複数の配送業者システム40があってもよい。
なお、上記説明した各システムは、一般的なハードウェアを適用すればよく、ハードウェア構成は、上記の例に限られない。また、各システムに記憶されるものとして説明するプログラムやデータは、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されたものが供給されるようにしてもよいし、ネットワークを介して供給されるようにしてもよい。
本実施形態では、あるユーザが自分を受取人に指定して商品を注文する場面を例に挙げて、配送スケジュール選択システム10が実行する処理を説明する。図2は、ユーザが商品を注文する場合の画面遷移図である。図2に示すように、ユーザが、ユーザ端末30を操作して電子商取引システム20にアクセスし、自分を受取人にして商品を注文する場合、注文内容を確認するための注文内容確認画面50がユーザ端末30に表示される。
注文内容確認画面50には、ユーザが注文する商品を示す商品情報51と、商品の発送元と送り先とを含む荷物情報52と、が表示される。荷物情報52には、発送元として、商品を取り扱う店舗の住所や名称が示され、送り先として、商品を受け取るユーザの住所やユーザの名称(氏名や会社名)が示されている。荷物情報52が示す発送元と送り先は、ユーザが指定したものであり、注文内容確認画面50から変更可能であってもよい。なお、荷物情報52は、他にも、荷物の配送に係る条件(例えば、荷物のサイズ、重量等)が示されているようにしてもよい。
ユーザが確認ボタン53を選択すると、配送スケジュール選択システム10は、ユーザが注文する商品を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補のそれぞれについて、他の荷物の将来の配送スケジュールや今後予測される配送スケジュールの追加/減少分を考慮して配送コストを計算する。ここでの配送コストとは、金銭的なもの及び手間的なものを含む意味である。例えば、配送のために大型車両を使用したり配送員を増員したりする必要があるときは配送コストが比較的高くなり、配送すべき荷物が比較的少ない時間帯(例えば、平日の昼間等)やユーザの近所の人も同じ時間帯に配送予定の荷物があるときは配送コストが比較的低くなる。
配送スケジュール選択システム10は、配送コストの計算結果に応じて、ユーザが配送スケジュール候補を選択するための選択肢をユーザに提示する。例えば、図2に示すように、ユーザが確認ボタン53を選択すると、ユーザが配送スケジュール候補を選択するための配送スケジュール選択画面54がユーザ端末30に表示される。配送スケジュール選択画面54では、複数の選択肢55A〜55L(以降、これらをまとめて単に選択肢55ともいう。)が表示され、ユーザはポインタ56を使用して何れかを選択する。
例えば、選択肢55Cが示す「1月24日の14時〜16時」の配送スケジュール候補は、平日の昼間であり、比較的荷物の配送量が少なくトラックや配送員に余裕があるので、配送業者からみれば配送にかかる配送コストが少ない。ただし、ユーザは平日の昼間に仕事をしていることが多く、この時間帯に自宅にいなければならないため、ユーザから見れば比較的手間がかかり不便な時間帯ともいえる。このため、ユーザが比較的不便な配送スケジュール候補の選択肢55Cを選択して低配送コストでの配送を指示した場合は、配送コストを削減できた分(即ち、ユーザが比較的不便な配送スケジュール候補を選択して融通を利かせた分)、電子商取引システム20で利用可能なポイントがユーザに還元される。
また、選択肢55Eが示す「1月24日の18時以降」の配送スケジュール候補は、この日は他の荷物の夜間配送の指定やその予測が比較的少ないため、夜間配送が可能となっている。昼間に仕事をしているユーザにとっては、帰宅した後の夜間配送が便利ではあるが、夜間配送は、一般的に人気がありトラックに余裕がなかったり夜間作業のため配送員の賃金が増加したりすることもあるので、配送業者からみれば配送にかかる配送コストが増加する。このため、ユーザが比較的便利な配送スケジュール候補の選択肢55Eを選択して高配送コストでの配送を指示した場合は、配送コストが増加した分(即ち、ユーザが比較的便利な配送スケジュール候補を選択して利便性を高めた分)、ユーザに追加料金が請求される。
また、選択肢55Fが示す「1月25日の18時以降」の配送スケジュール候補も夜間配送であるが、「1月24日の18時以降」に比べて他の荷物の配送予定やその予測が少ないため、「1月24日の18時以降」よりも低配送コストでの夜間配送が可能であると計算されている。このため、ユーザが選択肢55Fを選択した場合は、選択肢55Eとは異なり、追加料金なしでの夜間配送が可能になっている。
また例えば、選択肢55Hが示す「1月26日の12時〜13時」及び選択肢55Iが示す「1月26日の13時〜14時」の配送スケジュール候補は、その時間帯のトラックに比較的空きがあるため、1時間単位での時間指定が可能となっている。より具体的には、例えば、ユーザの自宅がある配送エリアを担当するトラックに荷物が10個まで積めて、トラックがその配送エリア内の配送ルートを1周するのに1時間かかる場合、荷物が10個までなら1周するだけで済むので、配送スケジュールを1時間幅で指定可能であり、11個以上になれば2周する必要が出るので2時間幅となる。「1月26日の12時〜14時」の時間帯は、他の荷物の配送スケジュールや予測を考慮しても、トラックに積む荷物が9個以下で済むと計算されており、ユーザが注文する荷物を入れても10個以下となるので、1時間幅での指定が可能となっている。なお、この場合、配送員が細かな時間指定に気を配る手間の分だけ配送コストが増加する可能性があるため、昼間の時間帯であっても選択肢55Cのようなポイント還元は行われないが、夜間配送のような大幅な配送コスト増加ではないので、選択肢55のような追加料金も発生しない。
更に、選択肢55Jが示す「1月26日の14時〜16時」の配送スケジュール候補は、選択肢55Cと同様に、比較的低配送コストで配送可能な昼間の時間帯であるが、他の荷物の配送スケジュールやその予測を考慮すると、「1月26日の14時〜16時」は「1月24日の14時〜16時」よりも配送予定の荷物が多く、少し大きなトラックが必要になり作業員も増やさなければならないので、少しだけ配送コスト増となっている。このため、ユーザが選択肢55Jを選択した場合のポイント還元は、選択肢55Cよりも少なくなっている。
選択肢55A、55B、55D、55F、55K、及び55Lが示す配送スケジュール候補は、その時間帯での荷物の配送が可能であり、かつ、配送コストが極端に低いわけでも高いわけでもなく平均的な配送コストとなる。このため、ユーザがこれらの何れかを選択した場合には、深夜配送のような追加料金は必要なく、更に、ユーザが昼間の時間帯を指定して融通をきかせたとしても、ポイント還元も発生しない。
一方、「1月25日の10時〜18時」、「1月26日の16時以降」、及び「1月27日の14時以降」の時間帯は、他の荷物の配送予定やその予測により、ユーザの自宅がある配送エリアのトラックがこれ以上荷物を積むことができず配送が不可能であると計算されている。又は、この時間帯での配送しようとすると大型トラックが必要になったり他の配送エリアから配送員の応援を要請したりしなければならないため配送コストが極端に高くなると計算されている。このため、ユーザがこれらの時間帯の配送スケジュールを選択できないようになっている。
また、本実施形態の配送スケジュール選択画面54では、配送スケジュール選択システム10が配送スケジュール候補を自動的に選択するための別のお任せ選択57も表示されている。詳細は後述するが、ユーザがお任せ選択57を選択すると、配送スケジュール選択システム10は、配送スケジュールに付与した優先順位に基づいて、配送スケジュールの選択肢55を自動的に選択する。
上記のように、本実施形態の配送スケジュール選択システムは、複数の配送スケジュール候補の各々について、他の荷物の配送スケジュールや今後予測される配送スケジュールの増加又は減少分を考慮して配送コストを計算し、その計算結果に基づいてユーザに選択肢55を提示することで、荷物の配送スケジュールの選択にインタラクティブ性を持たせてユーザの利便性の向上や効率的な配送を可能にする構成になっている。以降、当該技術の詳細について説明する。
[2.本実施形態において実現される機能]
図3は、本実施形態の配送スケジュール選択システム10で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、本実施形態では、荷物情報取得部60、配送スケジュール取得部61、情報記憶部62、配送スケジュール抽出部63、配送コスト計算部64、優先順位設定部65、選択肢提示部66、別選択肢提示部67、スケジュール決定部68、及び割当部69が実現される。情報記憶部62は、記憶部12を主として実現され、他の各機能は、制御部11を主として実現される。
[荷物情報取得部]
図4は、荷物情報取得部60が取得する荷物情報のデータ格納例を示す図である。図4に示すように、荷物情報は、荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報とを含む。本実施形態では、荷物情報取得部60は、ユーザによる荷物の注文過程で荷物情報をデータベース21から取得することになる。荷物情報は、荷物に関する基本情報を含んでいればよく、発送元と送り先の情報以外にも、荷物の大きさ、重量、荷物の中身、配送方法を特定する情報を含んでいてもよい。配送方法は、車両、バイク、飛行機等の荷物を運ぶ配送手段や、冷凍又は冷蔵で配送するか否かを示す。
[配送スケジュール取得部]
配送スケジュール取得部61は、他の荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報と配送時期を特定する情報とを少なくとも含む配送スケジュールを取得する。他の荷物とは、配送コストの計算対象となる荷物以外の荷物であり、本実施形態では、ユーザが電子商取引システム20で注文する商品以外の荷物である。他の荷物は、これから配送スケジュールを設定する荷物ではなく、既に配送スケジュールが設定されている別の荷物であってもよい。他の荷物は、ユーザのものであってもよいし、他人のものであってもよい。
配送スケジュール取得部61は、配送業者システム40のデータベース41の記憶内容に基づいて、配送スケジュールを取得する。図5は、配送業者システム40のデータベース41に格納される各データ一例を示す図である。なお、データベース41は、配送業者が荷物の配送を行うための種々のデータが格納されるようにすればよく、図5の例に限られない。
図5に示すように、データベース41は、各荷物の配送スケジュールを格納した配送スケジュールデータベース、配送車両の情報を格納した車両データベース、配送員の情報を格納した配送員データベースを含む。配送スケジュールデータベースに格納される配送スケジュールは、他の荷物に既に設定されている将来の配送スケジュールである。ここでは、荷物が発送元から送り先に配送されるまでに複数の拠点を通過する。配送スケジュールとしては、最終的な送り先への配送(いわゆるラストワンマイル)のスケジュールだけではなく、各拠点を通過するスケジュールも含んでいる。
図6は、荷物が配送される様子を示す概念図である。図6に示すように、店舗Aから集荷された荷物は、小型の車両Bに乗せられて、その店舗Aの配送エリアの荷物を集約する発センターCに集荷される。発センターCに集荷された荷物は、中型の車両Dに乗せられて、その地域の配送を統括的に管理する発ベースEに集荷される。そして、発ベースEに集められた荷物は、大型の車両Fに乗せられて、送り先の地域の配送を統括的に管理する着ベースGに配送される。着ベースGに集められた荷物は、中型の車両Hに乗せられて、送り先の配送エリアの着センターIに集荷され、その後、小型の車両Jに乗せられて最終的な送り先Kに配送される。配送スケジュールは、店舗Aから送り先Kに荷物が配送されるまでのスケジュールを示している。
図7は、配送スケジュール取得部61が取得する配送スケジュールの一例を示す図である。配送スケジュールは、各荷物を一意に識別する荷物ID、店舗Aから発センターCに荷物を配送するための情報、発センターCから着ベースEに荷物を配送するための情報、着ベースEから着センターIに荷物を配送するための情報、及び着センターIからユーザ宅Kに荷物を配送するための情報が格納される。
ここでは、図7に示すように、荷物IDごとに、荷物の発送元情報(店舗A)、荷物の集荷の予定日時、荷物の集荷を担当する集荷員ID、荷物を集荷する車両Bを示す集荷車両、発センターCを識別する発センターID、荷物が発センターCを通過する予定日時、発センターCから発ベースEに荷物を配送する車両Dを示す車両情報、発ベースEを識別する発ベースID、荷物が発ベースEを通過する予定日時、発ベースEから着ベースGに荷物を配送する車両Fを示す車両情報、荷物が着ベースGを通過する予定日時、着ベースGから着センターIに荷物を配送する車両Hを示す車両情報、荷物が着センターIを通過する予定日時、荷物を送り先に配送する車両Jを示す車両情報、荷物の送り先情報、送り先への配送日時、及び荷物の配送を担当する配送員IDが格納される。
例えば、配送スケジュール取得部61は、荷物情報が示す発送元や送り先が同一又は類似(例えば、同一のエリア)している配送スケジュールを取得する。ここでは、配送スケジュール取得部61は、これから配送コストを計算する荷物の送り先と同じ配送エリアの他の荷物の配送スケジュールを取得するものとする。
配送スケジュールは、現在の配送状況ではない未来の配送スケジュール(例えば、翌日以降の配送スケジュール)である。今後予測される配送スケジュールの追加/減少分とは、予め定められた予測方法により計算される配送の増加量又は減少量であり、例えば、現時点で決まっている将来の配送スケジュールに、これから配送スケジュールを決める荷物の配送スケジュールや他の外的要因を考慮した配送スケジュールである。他の外的要因とは、過去の荷物の配送量の傾向や特定のイベントの予定等である。他の外的要因と、その要因に合致した場合の配送スケジュールの追加/減少分と、の関係を示すデータは、情報記憶部62等に記憶されているものとする。配送スケジュール取得部61は、他の荷物の配送スケジュールや現在の日時が外的要因に該当するか否かを判定し、該当すると判定された要因に関連付けられた追加/減少分に基づいて、今後予測される配送スケジュールの追加/減少分を取得する。
なお、配送スケジュールを構成する情報は、上記の例に限られない。荷物の配送の予定を示す情報が配送スケジュールに格納されるようにすればよい。他にも例えば、荷物の配送順を示す情報が配送スケジュールに格納されているようにしてもよいし、ある日の配送ルートを示す情報が配送スケジュールに格納されているようにしてもよい。
[情報記憶部]
情報記憶部62は、配送コスト計算部64が配送スケジュールの配送コストを計算するために必要な情報を記憶する。図8は、情報記憶部62の記憶内容を示す図である。図8に示すように、ここでは、情報記憶部62は、配送コストが変化(増減)する要因と、その要因に該当した場合の配送コストの変化量と、の関連付けを記憶する。この関連付けの情報は、数式形式であってもよいしテーブル形式であってもよい。
配送コストが変化する要因は、配送スケジュールに関する条件であり、例えば、配送スケジュールを構成する各情報が所定値であるか否かを示す条件である。例えば、同じ時間帯に他の荷物の配送が所定数以上あるか否か、トラックの空きがあるか否か、配送日が所定の期間に含まれるか否か、配送時間帯が所定時間帯であるか否か、配送時間帯が1時間単位であるか2時間以上の単位であるか、近所に配送予定があるか否か等が、配送コストが変化する要因として挙げられる。
[配送スケジュール抽出部]
配送スケジュール抽出部63は、発送元から送り先へ荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する。選択可能な複数の配送スケジュール候補は、互いに異なるタイミング(配送日時)を示す。例えば、配送スケジュール抽出部63は、現時点から一定期間内の日付の各時間帯を配送スケジュール候補として抽出したり、他の荷物の配送スケジュール、又は、他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送スケジュール候補を計算により抽出したりする。例えば、配送スケジュール候補を抽出するためのアルゴリズムが情報記憶部62に定められており、配送コスト計算部64は、そのアルゴリズムに基づいて、複数の配送スケジュール候補を抽出する。当該アルゴリズムには、配送スケジュール候補を抽出するための各種条件が定められている。
図9は、配送スケジュール候補を抽出するための条件の一例である。図9に示すように、例えば、配送スケジュール抽出部63は、他の荷物の配送スケジュール、又は、他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて、各条件を充足するか否かを判定する。条件としては、ある時間帯に配送すべき他の荷物量に関する条件、トラックの空きに関する条件、勤務可能な配送員に関する条件等が定められている。配送スケジュール抽出部63は、充足すると判定された条件に関連付けられた抽出方法に基づいて、配送スケジュールを導出する。
例えば、配送スケジュール抽出部63は、現在から一定期間の日付の各時間帯について、条件に合致するか否かを判定し、条件に合致した場合は、その日時及びその時間帯を配送スケジュールとして抽出し、条件に合致しない場合は、その日時及びその時間帯は配送スケジュールとして抽出しない。この場合、図9に示す条件は、現在から一定期間の日付の各時間帯から、ユーザが選択可能な配送スケジュールを抽出するために用いられることになる。
他にも例えば、配送スケジュール抽出部63は、配送業者システム40のデータベース41を参照して、配送の律速段階(ボトルネック)を緩和する又は解消するような配送スケジュール候補を抽出したり、配送需要をより平準化するような配送スケジュール候補を抽出したりするようにしてもよい。この場合も上記と同様に、配送の律速段階を緩和又は解消するための条件や配送需要を平準化するための条件が定められており、配送スケジュール抽出部63は、配送スケジュール候補や他の荷物の配送スケジュールに基づいて、これらの条件に該当するか否かを判定し、該当すると判定された場合に、その配送スケジュール候補を、配送の律速段階を緩和又は解消する配送スケジュール候補や配送需要をより平準化する配送スケジュール候補として抽出する。
より具体的には、ユーザが注文する荷物の送り先の近所に配送予定があるか否かが条件として定められており、配送スケジュール抽出部63は、この条件に該当すると判定した場合には、その配送に便乗することで異なる日にその付近に2回行く手間を省き配送を早めたり、一定期間内の配送量を所定量以下にしたりすることが条件として定められており、配送スケジュール抽出部63は、この条件に該当すると判定した場合には、この期間を配送スケジュールとすることで、特定の期間に配送が集中しないようにして配送需要を平準化するような配送スケジュール候補を抽出する。
[配送コスト計算部]
配送コスト計算部64は、配送スケジュール抽出部63により抽出された配送スケジュール候補の各々について、配送スケジュール取得部62により取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する。配送コスト計算部64は、予め定められたアルゴリズムに基づいて、各配送スケジュール候補の配送コストを計算する。
例えば、配送コスト計算部64は、各配送スケジュール候補の配送コストを、その配送スケジュール候補に含まれる各情報(日付や時間帯)、荷物情報、及び他の荷物の配送スケジュール等に含まれる各情報を引数として、配送コストを計算するアルゴリズムに引数を渡すことで配送コストの計算を行う。例えば、当該アルゴリズムに配送コストを計算するための計算式が定められている場合には、配送コスト計算部64は、上記各情報を計算式に代入することによって配送コストの計算を行う。
より具体的には、本実施形態では、上記アルゴリズムに図8のような関連付けが定義されているので、配送コスト計算部64は、各配送スケジュール候補に含まれる各情報、荷物情報、及び他の荷物の配送スケジュール等に含まれる各情報を参照して、配送コストが変化する各要因に該当するか否かを判定する。そして、配送コスト計算部64は、該当すると判定した要因に関連付けられた変化量に基づいて配送コストを計算する。例えば、配送コストの基本値が予め定められている場合には、配送コスト計算部64は、配送コストの基本値に、上記要因に関連付けられた変化量を加算又は減算することによって、各配送スケジュールの配送コストを計算する。
配送コスト計算部64の計算結果は、一時的に情報記憶部62に記録される。図10は、配送コスト計算部64の計算結果を示す図である。図10に示すように、配送スケジュール候補ごとに、その配送スケジュール候補の配送コストの計算結果が格納される。
[優先順位設定部]
優先順位設定部65は、配送コスト計算部64によって計算された配送コストに基づいて、複数の配送スケジュール候補に優先順位を設定する。優先順位設定部65は、予め定められた条件のもとで、各配送スケジュール候補に優先順位を設定する。例えば、配送スケジュール候補又は配送コストに関する条件と、優先順位の決定方法と、の関連付けが情報記憶部62に記憶されており、優先順位設定部65は、この関連付けに基づいて優先順位を設定する。
図11は、優先順位を設定するための条件を示す図である。図11に示すように、優先順位設定部65は、各配送スケジュール候補及びその配送コストが各条件を満たすか否かを判定する。そして、満たすと判定された条件に関連付けられた評価ポイントを配送スケジュール候補に付与する。そして、優先順位設定部65は、評価ポイントが高いものから順番に優先順位を付与する。
図12は、配送スケジュール候補に設定された優先順位を示す図である。図12に示すように、優先順位設定部65は、各配送スケジュール候補に設定した優先順位を識別する情報を、情報記憶部62に一時的に記録する。
なお、優先順位は、予め定められたルールのもとで設定されるようにすればよく、優先順位の設定方法はこれに限られない。例えば、ユーザが指定した希望条件のもとで優先順位が設定されるようにしてもよい。図13は、ユーザが希望条件を指定するための希望条件設定画面の一例である。図13に示す希望条件設定画面80は、ユーザが配送スケジュール選択システム10にログインしたあとにユーザ端末30に表示される。
ユーザは希望条件設定画面80のラジオボタン81から希望条件を指定することができる。ユーザが登録ボタン82を選択すると、ユーザがラジオボタン81を用いて指定した希望条件が情報記憶部62に記憶されるものとする。この場合、優先順位設定部65は、ユーザが指定した希望条件と、配送コスト計算部64によって計算された配送コストと、に基づいて、複数の配送スケジュール候補に優先順位を設定する。例えば、ユーザの希望条件が付与ポイント数の多さである場合には、低配送コストの配送スケジュール候補の優先順位が高くなる。また例えば、ユーザの希望条件が時間帯の正確性である場合には、配送スケジュールが正確なもの(1時間単位のもの)が優先順位が高くなる。
[選択肢提示部]
選択肢提示部66は、当該配送コスト計算部64により計算された配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する。発送側のユーザとは、荷物の発送を指示するユーザであり、本実施形態では、商品を注文するユーザである。受取側のユーザとは、荷物を受け取るユーザであり、本実施形態では、商品の注文の受取人に指定されたユーザである。例えば、ユーザが自分自身のために商品を注文する場合は、発送側のユーザと受取側のユーザは一致するが、ユーザが他のユーザのために商品を注文する場合は、発送側のユーザと受取側のユーザは一致しない。
選択肢提示部66は、配送コスト計算部64による計算結果に基づいて、ユーザ端末30に配送スケジュール選択画面54を表示させるための情報を生成する。選択肢提示部66が選択肢55を提示する方法は、下記に一例を説明するが、配送コスト計算部64による計算結果に基づいて選択肢55を提示すればよく、これらの例に限られない。例えば、配送コスト計算部64による計算結果に関する条件(例えば、配送コストの範囲)と選択肢55の提示方法(例えば、提示すべき配送スケジュール候補)との関連付けが情報記憶部62に定められており、選択肢提示部66は、配送コスト計算部64による計算結果が満たす条件に関連付けられた提示方法で選択肢55を提示してもよい。
例えば、選択肢提示部66は、配送コスト計算部64による計算結果に基づいて、複数の配送スケジュール候補のうち、ユーザに選択肢55を提示すべき配送スケジュール候補を決定する。この場合、ユーザに配送スケジュール候補を提示すべき配送コストの条件が情報記憶部62に定められているようにしてもよい。選択肢提示部66は、配送コスト計算部64による計算結果に基づいて各配送コストがこの条件を満たすか否かを判定し、その判定結果に基づいて選択肢55を提示する。例えば、選択肢提示部66は、配送コストが閾値未満となる配送スケジュール候補の選択肢55を提示して、配送コストが閾値以上となる配送スケジュールの選択肢55を提示しないようにしてもよい。
また例えば、選択肢提示部66は、複数の配送スケジュール候補のうち、配送コスト計算部64による計算結果に基づいて定まる優先順位が基準以上の配送スケジュール候補の選択肢55をユーザに提示するようにしてもよい。即ち、選択肢提示部66は、優先順位が比較的高い配送スケジュール候補の選択肢55のみをユーザに提示するようにしてもよい。
また例えば、選択肢提示部66は、配送コスト計算部64により計算された配送コストに関する情報を、選択肢55とともに提示するようにしてもよい。配送コストに関する情報は、配送コストそのものであってもよいし、配送コストに基づいて定まる配送料であってもよい。図2の画面例では、選択肢提示部66は、選択肢55Eが示す配送スケジュール候補で配送する場合にユーザに徴収される配送料(ここでは、追加料金のみ)とともに、選択肢55Eをユーザに提示している。
また例えば、選択肢提示部66は、後述の割当部69が算出する割当額を、選択肢55と共に提示するようにしてもよい。図2の画面例では、選択肢提示部66は、選択肢55C及び55Jが示す配送スケジュールで配送する場合にユーザに割り当てられるポイントとともに、選択肢55C及び55Jをユーザに提示している。
[別選択肢提示部]
別選択肢提示部67は、配送コスト計算部64によって計算された配送コストに基づき決定される配送スケジュール候補の選択肢とは別の選択肢であるお任せ選択57をユーザに提示する。お任せ選択57は、ここでは、ユーザが配送スケジュール候補を自分で選択するのではなく、配送スケジュール選択システム10に選択させるための選択肢である。
[スケジュール決定部]
スケジュール決定部68は、選択肢提示部66により提示された配送スケジュール候補のうちユーザが選択したひとつを、荷物の配送スケジュールとして決定する。スケジュール決定部68は、ユーザが選択した選択肢55を特定し、当該特定された選択肢55が示す配送スケジュール候補を、荷物の配送スケジュールとして決定する。本実施形態では、スケジュール決定部68は、荷物の注文過程で配送スケジュールを決定することになる。なお、各選択肢55と配送スケジュール候補との関係を示す情報は、選択肢提示部66が選択肢を提示する場合に情報記憶部62に一時的に記録されているものとする。
また、スケジュール決定部68は、別選択肢提示部67によって提示されたお任せ選択57がユーザによって選択された場合、優先順位設定部65によって設定された優先順位に基づいて荷物の配送スケジュールを決定する。例えば、スケジュール決定部68は、優先順位が最も高い配送スケジュールを決定してもよいし、優先順位が閾値以上の配送スケジュールの中からユーザの希望条件に合致するものを決定してもよい。
[割当部]
割当部69は、荷物の配送に対して徴収される配送料金とスケジュール決定部68によって取得された配送スケジュールに対して計算された配送コストとの差に対応する原資を、スケジュール決定部68によって取得された配送スケジュールにより定まる規則にしたがって、スケジュール決定部68によって取得された配送スケジュールにおける配送コスト負担者に割り当てる。原資は、ユーザが選択した配送スケジュールによって抑えられた配送コスト分であり、例えば、1400円の配送料金を徴収するところ、ユーザの選択により実際には1000円しかかかっていない場合には、差額の400円となる。配送コスト負担者は、荷物の配送の際に金銭又は手間を負担している者であり、例えば、配送スケジュール選択システム10の管理者、配送業者、電子商取引システム20の管理者、商品を取り扱う店舗、及びユーザ(発送側と受取側の両方を含む)のうちの少なくとも1者である。
なお、割当部69は、荷物の配送に対して徴収される配送料金を、予め定められた条件のもとで特定する。例えば、荷物の配送条件と配送料金との関連付けが情報記憶部62に定められており、割当部69は、荷物情報や配送スケジュールが合致する配送条件に関連付けられた配送料金を、荷物の配送に対して徴収される配送料金とするようにしてもよい。
割当部69は、上記特定した配送料金と、ユーザが選択した配送スケジュールの配送コストと、を所与の数式に代入することで原資を計算する。原資は、これらの差額そのままであってもよいし、この差額を、配送スケジュール選択システム10の管理者の取り分やシステムの運営費に相当する額だけ減少させた額であってもよい。
図14は、配送スケジュールと原資の割当方法との関連付けを示す図である。この関連付けは、数式形式であってもよいしテーブル形式であってもよい。割当方法は、各配送コスト負担者への分配比率であってもよいし、分配額そのものであってもよい。割当部69は、ユーザが選択した配送スケジュールに関連付けられた割当方法に基づいて、各配送コスト負担者への額を決定する。例えば、割当部69は、原資を分配比率で分配した額を各配送コスト負担者に割り当てる。
例えば、図14の関連付けでは、ユーザが手間をかけて受け取るような配送スケジュールの場合には、ユーザの分配比率が比較的大きくなっている。また、電子商取引システム20の管理者や店舗が手間をかけるような配送スケジュールの場合には、これらの分配比率が比較的大きくなっている。更に、配送業者が手間や人手をかけるような配送スケジュールの場合には、配送業者への分配比率が比較的大きくなっている。
なお、割当部69による割り当て結果は、情報記憶部62に記憶される。各配送コスト負担者に割り当てられた原資は、所定のタイミングで各配送コスト負担者に付与される。例えば、注文確定後即時に付与されるようにしてもよいし、蓄積しておいて所与のタイミングで付与されるようにしてもよい。また、報酬の付与のしかたは、ポイント還元や現金の振り込みに限られない。
[3.実施形態において実行される処理]
図15及び図16は、本実施形態において実行される処理を示す図である。配送スケジュール選択システム10、電子商取引システム20、ユーザ端末30、及び配送業者システム40のそれぞれがプログラムに従って動作することにより、下記に説明する処理が実行され、機能ブロックが実現される。なお、下記の処理が実行されるにあたり、ユーザは電子商取引システム20にログイン済みであるものとする。
図15に示すように、ユーザ端末30は、ユーザの注文内容を電子商取引システム20に送信する(S1)。例えば、ユーザは電子商取引システム20の店舗で注文する商品やその数を指定したり、その商品の送り先を指定したりする。商品の送り先は、予め電子商取引システム20に登録された送り先の候補のうちからユーザが選択してもよいし、注文時にユーザが入力するようにしてもよい。
電子商取引システム20は、ユーザ端末30から取得した注文内容に基づいて、注文内容確認画面50の表示データを生成してユーザ端末30に送信する(S2)。なお、この時点で、電子商取引システム20は、注文内容に基づいて荷物情報を生成し、電子商取引システム20のデータベース21には、注文内容や荷物情報が一時的に格納されているものとする。なお、荷物情報に含まれる発送元は、注文を受け付けた店舗の住所となる。発送元を示す情報は、データベース21に予め格納されているものとする。
ユーザ端末30は、表示データを受信すると、注文内容確認画面50を表示させる(S3)。ユーザが確認ボタン53を選択すると、ユーザ端末30は、確認ボタン53が選択された旨を電子商取引システム20に通知する(S4)。
電子商取引システム20は、確認ボタン53が選択された旨を受け付けると、配送スケジュールの選択肢55の提示要求及び荷物情報を、配送スケジュール選択システム10に送信する(S5)。S5において送信される荷物情報は、ユーザが注文する商品の荷物情報である。
配送スケジュール選択システム10においては、選択肢55の提示要求及び荷物情報を受け付けると、制御部11は、データベース41の参照要求を配送業者システム40に送信する(S6)。S6においては、制御部11は、データベース41に格納された配送スケジュールデータベースの参照要求を行う。
なお、配送スケジュールデータベースに格納された各配送スケジュールのうち、ユーザが注文する商品の荷物情報とは無関係のデータについては、参照されないようにしてもよい。ここでの無関係とは、荷物情報が示す配送元や送り先の何れからも離れている荷物の配送スケジュールのことである。別の言い方をすれば、ユーザが注文する商品の各配送スケジュールの配送コストを計算する際に考慮しなくてよい他の荷物の配送スケジュールのことである。
配送業者システム40は、データベース41の参照要求を受け付けると、その要求に従ってデータベース41の内容を配送スケジュール選択システム10に送信する(S7)。ここでは、配送業者システム40は、データベース41を参照して、配送スケジュールデータベースに格納された他の荷物の将来の配送スケジュールを送信する。
配送スケジュール選択システム10は、データベース41の内容を取得すると、制御部11は、複数の配送スケジュール候補を抽出して、ユーザが注文する商品の荷物情報と、他の荷物の配送スケジュール、又は、他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて、抽出した複数の配送スケジュール候補の各々の配送コストを計算する(S8)。S8においては、制御部11は、他の荷物の配送スケジュールに基づいて、各配送スケジュール候補の配送コストを計算する。また、制御部11は、今後予測される配送スケジュールの追加/減少分を取得して、各配送スケジュール候補の配送コストを計算するようにしてもよい。即ち、制御部11は、配送業者システム40から受信した他の荷物の配送スケジュールに基づいて、将来予想される配送スケジュールの追加/減少分を計算して配送コストを計算するようにしてもよい。配送コストの計算方法は、先述した通りであり、制御部11は、予め定められたアルゴリズムのもとで配送コストを計算し、記憶部12に一時的に格納する。
更に、S8においては、制御部11は、現時点から所定期間内の複数の配送スケジュール候補の各々について配送コストを計算してもよいし、他の荷物の将来の配送スケジュールや将来予想される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて、複数の配送スケジュール候補を抽出したうえで、当該抽出した各配送スケジュール候補の配送コストを計算するようにしてもよい。この抽出方法は先述した通りである。
制御部11は、S8の計算結果に基づいて、各配送スケジュール候補に優先順位を設定する(S9)。優先順位の設定方法も先述した通りである。なお、ユーザの希望条件が記憶部12に記憶されている場合は、制御部11は、その希望条件に基づいて優先順位を設定することになる。制御部11が設定した優先順位は、記憶部12に一時的に格納される。
制御部11は、S8の計算結果に基づいて、配送スケジュール候補の選択肢55をユーザに提示するための情報を生成して、電子商取引システム20に送信する(S10)。選択肢55を提示するための情報は、制御部11がS8の計算結果に基づいて決定した配送スケジュール候補の選択肢55を識別する情報である。配送コストに基づいて配送スケジュール候補の選択肢55を決定する方法は、先述した通りである。なお、S10では、制御部11は、各選択肢55が示す配送スケジュール候補を識別する情報も、電子商取引システム20に送信しているものとする。
図16に移り、電子商取引システム20は、選択肢55をユーザに提示するための情報を受信すると、配送スケジュール選択画面54の表示データを生成して、ユーザ端末30に送信する(S11)。配送スケジュール選択画面54のレイアウトのデータは、予め電子商取引システム20に記憶されているものとする。なお、配送スケジュール選択画面54の表示データは、配送スケジュール選択システム10に生成させるようにしてもよい。
ユーザ端末30は、表示データを受信すると、配送スケジュール選択画面54を表示させる(S12)。ユーザ端末30は、ユーザが選択した選択肢55又はお任せ選択57を識別する情報を、電子商取引システム20に送信する(S13)。
電子商取引システム20は、ユーザ端末30から受信した情報に基づいて、ユーザが選択したものを特定する(S14)。ユーザが選択肢55を選択した場合(S14;選択肢)、電子商取引システム20は、ユーザの注文を確定し、選択肢55が示す配送スケジュールを配送スケジュール選択システム10及び配送業者システム40に通知する(S15)。S15においては、電子商取引システム20は、ユーザの注文内容をデータベース21に格納し、注文を受けた店舗にその内容を通知することで、注文の確定処理を実行する。そして、電子商取引システム20は、ユーザが選択した選択肢55の配送スケジュールを特定して配送スケジュール選択システム10及び配送業者システム40に送信することになる。
配送スケジュール選択システム10は、ユーザが選択した選択肢55が示す配送スケジュール候補を受信すると、その配送スケジュール候補を荷物の配送スケジュールとして決定し、配送コスト負担者に割り当てる原資を決定する(S16)。原資の割り当て方法は、先述した通りである。
配送業者システム40は、ユーザが選択した選択肢55が示す配送スケジュールを受信すると、データベース41に反映させ(S17)、本処理は終了する。配送業者は、データベース41に反映された配送スケジュールに応じて、ユーザが注文した荷物の配送を行うことになる。なお、配送業者システム40は、ユーザが選択した選択肢55が示す配送スケジュールは、電子商取引システム20から直接取得するのではなく、配送スケジュール選択システム10を経由して取得するようにしてもよい。後述のS22も同様である。
なお、ユーザが商品を注文した店舗の店員が、その店舗の端末を操作して所定の配送依頼を配送業者システム40に送信した場合(即ち、配送業者システム40が配送依頼を受け付けた場合)に、配送業者は、その依頼内容に基づいて荷物の配送を行うようにしてもよい。更に、この場合、配送業者システム40は、店舗からの依頼内容と、予め電子商取引システム20から通知されている配送スケジュールと、を比較して、両者の内容が一致していれば荷物の配送を行い、両者の内容が異なっていれば、その旨を店舗に通知(例えば、エラーの通知)して荷物の配送をせず、店舗からの再入力を待ち受けるようにしてもよい。
一方、ユーザがお任せ選択57を選択した場合(S15;別の選択肢)、電子商取引システム20は、配送スケジュールの自動選択要求を、配送スケジュール選択システム10に送信する(S18)。
配送スケジュール選択システム10では、自動選択要求を受信すると、制御部11は、各配送スケジュールの優先順位に基づいて、配送スケジュールを自動選択して電子商取引システム20に通知し(S19)、自動選択した配送スケジュールに基づいて配送コスト負担者に割り当てる原資を決定する(S20)。配送スケジュールを自動選択する方法及び原資の割り当て方法は、先述した通りである。
電子商取引システム20は、ユーザの注文を確定し、自動選択された配送スケジュールを配送業者システム40に通知する(S21)。S21における注文の確定処理は、S15と同様である。
配送業者システム40は、自動選択された配送スケジュールを受信すると、データベース41に反映させる(S22)。S17と同様、配送業者は、データベース41に反映された配送スケジュールに応じて、ユーザが注文した荷物の配送を行うことになる。なお、配送業者システム40が店舗からの配送依頼を受け付けてもよい点は、S17と同様である。
また、電子商取引システム20は、自動選択された配送スケジュールをユーザに通知する(S23)。図17は、自動選択された配送スケジュールを通知するための通知画面90の一例である。図17に示すように、通知画面90には、自動選択された配送スケジュールが表示される。ユーザ端末30は、電子商取引システム20から受信したデータに基づいて通知画面90を表示させ(S24)、本処理は終了する。
上記実施形態の配送スケジュール選択システム10によれば、荷物の配送スケジュールの選択にリアルタイムなインタラクティブ性を持たせることで、ユーザの利便性の向上または効率的な配送もしくはその両方が可能になる。すなわち、ユーザから見れば、他の荷物の配送スケジュールをリアルタイムで考慮した利便性の高い配送スケジュールのオプションや、自分に付与されるポイントの高い配送スケジュールのオプションが提案されるので、そのなかから希望のオプションを選択することが可能となるので利便性が高い。配送業者から見れば、自己が取り扱う荷物の配送スケジュールを考慮した効率的な配送スケジュールのオプションがユーザに提示されることで、そのようなオプションが採用される可能性を高めることができる。その結果、より配送の効率を高めることができ、無駄な配送コストを抑えることができる。また、電子商取引システム20から見れば、自己の商取引サイトの利便性が高くなることでサービスの利用者が増加するので、売上の増加を見込むことができる。
また、ユーザが注文する荷物の複数の配送スケジュールを、他の荷物の配送スケジュールに基づいて導出するので、他の荷物との兼ね合いで配送が不可能な配送スケジュールや極端に配送コストが高くなってしまう配送スケジュールを除外したうえで、ユーザに選択肢55を提示することができる。
また、各配送スケジュールに優先順位を設定して、その優先順位に基づいて配送スケジュールを決定することができるので、配送スケジュールを自動的に選出する場合に、ユーザによる選択の手間を省きつつ、より利便性の高いものやより効率的なものを選出することができる。なお、この場合に、配送スケジュール選択システム10に割り当てられる原資を増加させるようにしてもよい。
また、ユーザの注文過程で配送スケジュールを選択することにより、ユーザが商品を注文する場合の配送スケジュールを注文過程で選択させることができる。更に、ユーザが選択した配送スケジュールに応じて配送コスト負担者に原資を分配することができるので、配送コストを減少させるのに貢献した者に報酬を付与することができる。更に、報酬の付与はプールされるのではなく、ほぼリアルタイムで行われる。このため、報酬をプールする場合はその後の所定のタイミングで分配するときに、各配送コスト負担者の取り分を大まかにしか計算できないが、リアルタイムで分配するのであれば、個々の報酬発生の状況に応じたきめ細かな報酬配分が可能となる。更に、報酬をプールして後で分配する場合にはユーザへの分配が困難であるが、リアルタイムにすることでユーザへの分配を容易に行うこともできる。
また、配送スケジュール選択システム10によれば、特許文献1に比べて、ユーザが配送スケジュール候補を自ら選択するので、ユーザの利便性の向上及び効率的な配送が可能になる。より具体的には、特許文献1の技術では、ユーザが注文する商品を推測して、予め商品を発送しておくことで、ユーザがその商品を注文した場合の配送を早めているだけであり、ユーザが好みの配送スケジュールを選択させているわけではないので、ユーザが確実に商品を受け取ることができる保証はなく、配送スケジュール選択システム10のようにユーザの利便性を充分に向上させることができない。更に、特許文献1の技術では、その商品をユーザが注文しない場合には返送が必要になるため、無駄な配送が発生して無駄な配送コストが発生するので効率的ではないが、配送スケジュール選択システム10では、無駄な配送を極力減らすことができるため、効率的な配送が可能になる。また、特許文献1の技術では、ユーザが注文するまで配送業者が商品を管理する管理コストがかさむ可能性があるが、配送スケジュール選択システム10では、配送コストに基づいて選択肢55を提示するため、無駄な管理コストが発生しない配送スケジュールを選択させることができるので、効率的な配送が可能になる。即ち、特許文献1の技術は、配送の早さのみを考えているため配送コストが極めて高くなり現実的ではないが、配送スケジュール選択システム10によれば、配送コストを考慮して選択肢55を提示しているため、ユーザの利便性の向上及び効率的な配送の両面を実現することが可能になる。
また例えば、注文の確定に応じて配送業者システム40のデータベース41が更新されるので、電子商取引システム20を経由した荷物の配送依頼については、配送業者システム40のデータベース41をほぼタイムラグなく更新することができる。このため、配送業者は、そのようなデータベース41を使用して、よりぶれの少ない効率的な配送計画を立てることができる。即ち、配送業者システム40のデータベース41の更新にリアルタイム性を持たせることで、配送業者は、今後発生するであろう配送依頼の先取りを可能とすることができる。
また、電子商取引システム20での直近の他ユーザの注文や配送情報を基に配送スケジュール候補をユーザに勧める(レコメンド)ことができる。例えば、近隣に住む他ユーザの荷物と配達日を合わせたり、同じ店舗で他ユーザが同じ商品を注文していればその配送条件に、いわば便乗することで配送コストを低減可能な配送スケジュールをユーザに提案することができる。
[4.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
(1)例えば、実施形態では、ユーザが注文時に選択肢55又はお任せ選択57を選択する場合を説明したが、いったん注文が確定した後に、ユーザが選択肢55又はお任せ選択57を選択できるようにしてもよい。
図18は、変形例(1)において実行される処理を示す図である。図18に示す処理が実行されるにあたり、ユーザは、電子商取引システム20にログイン済みであるものとする。また、電子商取引システム20のデータベース21には、各ユーザが過去に行った注文に関する情報が蓄積されており、その注文の荷物情報が格納されているものとする。
図18に示すように、電子商取引システム20は、ユーザが配送スケジュールを指定するためのメニュー画面の表示データを生成してユーザ端末30に送信する(S30)。図19は、メニュー画面の一例を示す図である。図19に示すように、メニュー画面100には、ユーザが過去に行った注文一覧101が表示される。注文一覧101には、ユーザが過去に行った全ての注文や直近の所定期間内の注文が表示されるようにしてもよいし、配送スケジュールが未設定のものが表示されるようにしてもよい。ユーザは、注文一覧101から、配送スケジュールを選択する注文を指定して決定ボタン102を選択する。
ユーザ端末30は、表示データを受信すると、メニュー画面100を表示させる(S31)。ユーザ端末30は、ユーザが選択した注文を識別する情報を、電子商取引システム20に通知する(S32)。
電子商取引システム20は、ユーザが選択した注文を識別する情報を受信すると、データベース21を参照して、ユーザが選択した注文の荷物情報を特定し(S33)、図15に示すS5の処理に移行する。以降の処理は、実施形態と同様である。
変形例(1)によれば、ユーザは、注文後であっても複数の配送スケジュールの選択をすることができるので、利便性が向上する。
(2)また例えば、ユーザが自分を受取人にして注文する場合を説明したが、ユーザが他のユーザのために商品を注文する場合に選択肢55を選択できるようにしてもよい。ここでは、ユーザXが、ユーザZのために商品を注文する場合を例に挙げて説明する。即ち、ユーザXが発送側のユーザであり、ユーザZが受取側のユーザである。なお、ユーザXが操作するユーザ端末30Xと、ユーザZが操作するユーザ端末30Zと、は互いにインスタントメッセンジャーのアプリケーションがインストールされており、互いにインスタントメッセンジャーを利用してメッセージを送受信可能となっている。
(2−1)ユーザXがユーザZのために商品を注文する時に、その注文過程で配送スケジュール選択画面54がユーザ端末30Xに表示され、ユーザXが選択肢55を選択できるようにしてもよい。この場合の処理の流れは、実施形態1の図15及び図16で説明したものと同様である。
(2−2)また例えば、ユーザXがユーザZのために商品を注文する時に、ユーザZが選択肢55を選択できるようにしてもよい。図20は、変形例(2−2)における処理の流れを示す図である。なお、図20に示す処理が実行されるにあたり、実施形態1のS1〜S10の処理が実行されているものとする。電子商取引システム20は、S10において配送スケジュール選択システム10が送信した選択肢55を提示するための情報を受信すると、その情報をユーザXのユーザ端末30Xに転送する(S40)。
ユーザ端末30Xは、選択肢55の情報を受信すると、インスタントメッセンジャーを起動して、ユーザZに選択肢55又はお任せ選択57を選択させるためのメッセージを生成して、ユーザZのユーザ端末30Zに送信する(S41)。当該メッセージの生成は、インスタントメッセンジャーのアプリケーションにより実行される。
ユーザ端末30Zは、ユーザ端末30Xが送信したメッセージを表示させる(S42)。図21は、ユーザ端末30Zに表示されるメッセージを示す図である。図21に示すように、ユーザ端末30Zでは、インスタントメッセンジャーの画面110のメッセージ111に、選択肢55及びお任せ選択57を表示させる。ユーザ端末30Zは、ユーザZが選択した選択肢55又はお任せ選択57を識別する情報を、インスタントメッセンジャーを利用してユーザ端末30Xに送信する(S43)。
ユーザ端末30Xは、ユーザZが選択した選択肢55又はお任せ選択57を識別する情報を受信すると、その情報を電子商取引システム20に送信する(S44)。以降の処理は、実施形態と同様である。
変形例(2−1)によれば、ユーザXによる商品の注文時に、その商品を受け取るユーザZに配送スケジュールを選択させることができる。なお、上記では、インスタントメッセンジャーを利用してユーザZに配送スケジュールを問い合わせる場合を説明したが、他の通知媒体(例えば、電子メール)を利用してもよい。
(2−3)また例えば、ユーザXの注文時にユーザZにメッセージを送ったとしても、ユーザZがメッセージに気付かないことも考えられる。このため、いったん配送スケジュールは保留にして注文を確定させ、注文後に、ユーザZに配送スケジュールを選択させるようにしてもよい。変形例(2−3)では、ユーザXが注文を確定すると、その注文の配送スケジュールを選択することを促す通知が、ユーザ端末30Zに対して行われる。この通知は、インスタントメッセンジャーにより行われるようにしてもよいし、他の通知媒体により行われるようにしてもよい。
図22は、ユーザ端末30Zに表示される通知の一例である。図22に示すように、ユーザ端末30Zでは、ユーザXがユーザZのために商品を注文したので、その配送スケジュールを選択するようにメッセージ112が通知される。ユーザZがリンクを開くと、ユーザZが電子商取引システム20にログインするための画面が表示され、ログインが行われると、メニュー画面が表示される。以降の処理は、変形例(1)と同様である。ただし、注文一覧101には、ユーザZが受取人に設定されている注文が表示されることになる。
変形例(2−3)によれば、ユーザXによる注文の確定後であっても、ユーザZに配送スケジュールを選択させることができる。
(3)また例えば、他の荷物の配送スケジュールに格納される情報は、図7に示す例に限られない。他にも、配送業者の求貨求車や繁忙状況を示す情報を配送スケジュールに格納しておき、当該情報を用いて配送コストが計算されるようにしてもよい。
また例えば、配送スケジュール抽出部64が配送スケジュールを導出する場合や配送コスト計算部64が各配送スケジュールの配送コストを計算する場合に、荷物情報や他の荷物の配送スケジュール以外の情報を考慮するようにしてもよい。例えば、データベース41に、現在の荷物の配送状況(例えば、配送車両の位置)を示す配送状況データベースが格納されている場合、この情報を考慮して配送スケジュールの導出や配送コストの計算を実行するようにしてもよい。この場合、配送業者システム40は、配送員の携帯端末から受信した情報に基づいて、現在の荷物の配送状況を示すデータを更新する。配送業者システム40は、配送員の車両の位置や荷物の配送完了又は再配達の要否を携帯端末から受信して、現在の荷物の配送状況を示すデータを更新する。例えば、ユーザが注文する商品の発送元及び送り先が比較的近い距離にあり、荷物を積載可能な配送車両(即ち、荷物が一杯ではない配送車両)が発送元付近に位置しており、かつ、その車両の配送予定に時間的な余裕がある場合には、この車両は、ユーザが商品を注文した店舗に集荷に向かうことが可能である。この場合、配送スケジュール抽出部64は、ユーザが注文する商品を、その日のうちに集荷して、その日のうちに送り先に配送する即日集荷即日配送の配送スケジュール候補を抽出し、選択肢提示部66の制御により、即日集荷即日配送の配送スケジュール候補の選択肢55を、ユーザに提案することもできる。
他にも例えば、配送スケジュール抽出部63は、ユーザの注文内容や商品の在庫状況に基づいて複数の配送スケジュールを導出するようにしてもよいし、配送コスト計算部64は、ユーザの注文内容や商品の在庫状況に基づいて各配送スケジュールの配送コストを計算するようにしてもよい。
また例えば、配送スケジュール抽出部63は、電子商取引システム20のセール期間に基づいて配送スケジュールを導出してもよいし、配送コスト計算部64は、電子商取引システム20のセール期間に基づいて各配送スケジュールの配送コストを計算するようにしてもよい。より具体的には、セール期間に注文される商品の配送日時を分散させることで、ある特定の日に配送が集中してしまうことを防止することができ、配送の平準化を図ることができる。即ち、配送スケジュール選択システム10の処理により、リアルタイムかつインタラクティブな配送を実現することで、セール期間のような短い期間でも、そのような配送の平準化が可能となる。より具体的には、従来では、各店舗が配送業者に発送を依頼する頃にはセールは終わっており、結果的に同じ期間に配達が集中することになってしまうが、セール期間に応じて選択肢55をユーザに提示することで、配送を分散させることが可能になる。他にも例えば、配送スケジュール抽出部63は、ユーザの状況を示す情報(例えば、ユーザの属性・宅配ボックスの有無・ユーザの指定条件等)に基づいて配送スケジュールを導出してもよいし、配送コスト計算部64は、ユーザの状況を示す情報に基づいて各配送スケジュールの配送コストを計算するようにしてもよい。
また例えば、割当部69が原資を割り当てる方法は、上記の例に限られない。配送業者における荷物の留め置き期間や保管場所の削減をするために、電子商取引システム20の管理者から各店舗に商品の出荷タイミングのコントロールを要請するようにしてもよい。その要請に応じた店舗には原資が割り当てられるようにしてもよい。また例えば、データベース41が参照されてユーザ宛ての荷物が検索され、配送スケジュール選択画面54において、配送をまとめる荷物をユーザ問い合わせるようにしてもよい。
また例えば、電子商取引システム20が複数あってもよい。この場合、ユーザは、どの電子商取引システム20を使って商品を注文したとしても、その注文の配送スケジュールを選択肢55を使って選択することができる。また例えば、配送業者システム40が複数あってもよい。この場合、配送業者ごとに、各配送スケジュールの配送コストが計算されてユーザに選択肢55が提示されるようにしてもよい。ユーザは、複数の配送業者から商品の配送を依頼する配送業者を選択することができる。
また例えば、配送スケジュール選択システム10が、電子商取引システム20や配送業者システム40とは別システムとして説明したが、配送スケジュール選択システム10は、電子商取引システム20や配送業者システム40に含まれているようにしてもよい。
また例えば、上記においては、電子商取引システムが注文を受け付けた商品の配送を例に挙げて説明したが、注文した商品の配送に限られない。本発明に係る配送スケジュール選択システムは、荷物が配送される場面に適用すればよく、例えば、オークションで落札した商品(すなわち、商品がユーザから集荷され、別のユーザに配送される場合(CtoC))であってもよい。

Claims (7)

  1. 荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報とを含む荷物情報を取得する荷物情報取得手段と、
    前記発送元から前記送り先へ前記荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する配送スケジュール抽出手段と、
    他の荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報と配送時期を特定する情報とを少なくとも含む配送スケジュールを取得する配送スケジュール取得手段と、
    前記配送スケジュール抽出手段により抽出された配送スケジュール候補の各々について、前記配送スケジュール取得手段により取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する配送コスト計算手段と、
    当該配送コスト計算手段により計算された配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を前記荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する提示手段と、
    当該提示手段により提示された配送スケジュール候補のうち前記ユーザが選択したひとつを、前記荷物の配送スケジュールとして決定するスケジュール決定手段と、
    を備えることを特徴とする配送スケジュール選択システム。
  2. 前記配送スケジュール抽出手段は、前記複数の配送スケジュール候補を、前記荷物情報取得手段によって取得された荷物情報と、前記配送スケジュール取得手段により取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて抽出することを特徴とする請求項1に記載の配送スケジュール選択システム。
  3. 前記コスト計算手段によって計算された配送コストに基づいて、前記複数の配送スケジュール候補に優先順位を設定する優先順位設定手段と、
    前記コスト計算手段によって計算された配送コストに基づき決定される配送スケジュール候補の選択肢とは別の選択肢を前記ユーザに提示する別選択肢提示手段と、
    を更に備え、
    前記スケジュール決定手段は、前記別選択肢提示手段によって提示された別の選択肢が前記ユーザによって選択された場合、前記優先順位設定手段によって設定された優先順位に基づいて前記荷物の配送スケジュールを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の配送スケジュール選択システム。
  4. 前記荷物情報取得手段は、前記ユーザによる前記荷物の注文過程で前記荷物情報を取得し、
    前記スケジュール決定手段は、前記荷物の注文過程で配送スケジュールを決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の配送スケジュール選択システム。
  5. 前記荷物の配送に対して徴収される配送料金と前記スケジュール決定手段によって決定された配送スケジュールに対して計算された配送コストとの差に対応する原資を、前記スケジュール決定手段によって決定された配送スケジュールにより定まる規則にしたがって、前記スケジュール決定手段によって決定された配送スケジュールにおけるコスト負担者に割り当てる割当手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の配送スケジュール選択システム。
  6. 荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報とを含む荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、
    前記発送元から前記送り先へ前記荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する配送スケジュール抽出ステップと、
    他の荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報と配送時期を特定する情報とを少なくとも含む配送スケジュールを取得する配送スケジュール取得ステップと、
    前記配送スケジュール抽出ステップにより抽出された配送スケジュール候補の各々について、前記配送スケジュール取得ステップにより取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する配送コスト計算ステップと、
    当該配送コスト計算ステップにより計算された配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を前記荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する提示ステップと、
    当該提示ステップにより提示された配送スケジュール候補のうち前記ユーザが選択したひとつを、前記荷物の配送スケジュールとして決定するスケジュール決定ステップと、
    を備えることを特徴とする配送スケジュール選択方法。
  7. 荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報とを含む荷物情報を取得する荷物情報取得手段、
    前記発送元から前記送り先へ前記荷物を配送するために選択可能な複数の配送スケジュール候補を抽出する配送スケジュール抽出手段、
    他の荷物の発送元を特定する情報と送り先を特定する情報と配送時期を特定する情報とを少なくとも含む配送スケジュールを取得する配送スケジュール取得手段、
    前記配送スケジュール抽出手段により抽出された配送スケジュール候補の各々について、前記配送スケジュール取得手段により取得された他の荷物の配送スケジュール、又は、当該他の荷物の配送スケジュール及び今後予測される配送スケジュールの追加/減少分に基づいて配送コストを計算する配送コスト計算手段、
    当該配送コスト計算手段により計算された配送コストに基づき少なくとも1以上の配送スケジュール候補を前記荷物の発送側又は受取側のユーザに提示する提示手段、
    当該提示手段により提示された配送スケジュール候補のうち前記ユーザが選択したひとつを、前記荷物の配送スケジュールとして決定するスケジュール決定手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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