JPWO2015111099A1 - 縫製物移動装置及びそのミシン - Google Patents

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Abstract

ミシンに独立に設置され、搬送装置との駆動装置の重量を負荷せず、無制限に回転可能である縫製物移動装置を提供する。ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、搬送モータにより平行移動する枠部材と、この枠部材に回転自在に設置され、枠部材と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台と、枠部材や載置台を搬送モータの駆動により平行移動してもミシンに対する相対位置が変わらないように設置された駆動装置と、この駆動装置の駆動力を載置台に伝達して載置台を回転させる伝達手段と、を備える。また、別の縫製物移動装置は、搬送モータにより平行移動する枠部材と、この枠部材に回転自在に設置され、枠部材と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台と、枠部材と共に平行移動する載置台の一部の動きを載置台全体の平行移動方向とは異なる方向に規制する規制手段と、を備える。

Description

この発明は、搬送装置と縫製物移動装置とを有し、特に平面上で任意位置に縫製物を平行移動させるとともに、縫製物を回転する機構を備えたミシンに関する。
被縫製物を搬送装置により、縫い針に対して移動させることで、縫い方向が変化する縫製パターンを自動縫製可能とするパターン縫いミシンは現在広く使用され、用途に応じて、縫製可能範囲や縫い目形成手段の異なる様々なミシンが存在している。
従来の搬送装置による縫製物の搬送方法では、図11に示すように、パーフェクトステッチであるθPS領域、及びヒッチステッチであるθHS領域を形成していた。図12(A)に示すように、θPS領域ではバランスが取れ、均整の採れた状態で結接し、縫い目の揃った高品質な縫い目が形成される。しかし、図12(B)に示すように、θHS領域で縫い目の均整が採れず、模様の外観が著しく損なわれ、品質が低下するという問題が発生する。このような問題を解決する従来技術として、縫製物を回転させて縫製物から見た相対的縫い方向を変化させつつ、縫い針から見た縫い方向を一定に保つものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−33859号公報
上記の特許文献においては、縫製物を回転させる回転装置の回転モータは搬送装置と一体的に設けられ、搬送装置を移動すると、回転モータも平行移動する必要があり、回転モータの重量は搬送装置の駆動装置が負担するため、重くなり、高速移動が困難であるので、搬送能力が低下する。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであって、回転を伴う縫製を効率良く実施するために、搬送装置と縫製物移動装置を独立して動作させ、互いの駆動装置への負荷を大幅に軽減することを目的とする。
この発明にかかる縫製物移動装置は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
搬送モータにより平行移動する枠部材と、
この枠部材に回転自在に設置され、枠部材と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台と、
枠部材や載置台を搬送モータの駆動により平行移動しても前記ミシンに対する相対位置が変わらないように設置された駆動装置と、
この駆動装置の駆動力を載置台に伝達して載置台を回転される伝達手段と、を備えたものである。
また、この発明にかかる別の縫製物移動装置は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
搬送モータにより平行移動する枠部材と、
この枠部材に回転自在に設置され、枠部材と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台と、
枠部材と共に平行移動する載置台の一部の動きを載置台全体の平行移動方向とは異なる方向に規制する規制手段と、を備えたものである。
この発明によれば、ミシンの縫製物の搬送時に、縫製物を回転させつつ、縫製物を回転させるモータの重量が搬送と制御に与える影響を軽減できる。
この発明の縫製物移動装置をミシンM1に取り付けた状態を示す斜視図である。 この発明の縫製物移動装置をミシンM1に設置しない状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の縫製物移動装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の伝達手段と駆動装置を示す斜視図である。 図3のB−B間で縫製物移動装置を切った断面図である。 この発明の縫製物移動装置を示す分解斜視図である。 載置台へ縫製物を着脱する方法を説明する図である。 縫製物移動装置の回転を模擬的に表す上面図である。 円弧パターンを縫製する過程を示す図である。 この発明の実施の形態2の縫製物移動装置を示す斜視図である。 従来技術によりのパーフェクトステッチ領域とヒッチステッチ領域とを示す説明図である。 従来技術によりパーフェクトステッチ(A)およびヒッチステッチ(B)を示す模式図である。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の縫製物移動装置をミシンに取り付けた状態を示す斜視図である。図において、ミシンM1は、上部構造体と下部構造体とで構成され、上部構造体が縫製物を縫製するミシンアームM1aであり、下部構造体が縫製物を固定するミシンベッドM1bである。縫製物移動装置10は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させるものである。また、この縫製物移動装置10は、ミシンアームM1aとミシンベッドM1bとの間に設置されている。
図2は、縫製物移動装置10をミシンM1に設置しない状態を示す斜視図である。この図が示すミシンM1は、縫製物の回転はせず、XY方向の搬送だけを行うものであり、搬送モータを有した搬送装置102により、縫製物を保持するクランプ装置101を図示する座標のX方向及びY方向に搬送し、縫い針103に対して相対的に移動させて目的の縫製パターンを自動で縫製可能とする装置である。
ミシンアームM1aは、縫い針103と、縫い針103を保持してZ方向に上下に動かす針棒104と、縫製時の糸の引き上げにより布の吊り上がりを防止する押え装置105と、縫い針103に通した上糸を引き上げる天秤機構106と、を備える。
ミシンベッドM1bは、縫製物を保持するクランプ装置101と、X方向及びY方向の任意位置に縫製物を搬送する搬送装置102と、縫製物加工平面であるすべり板107と、縫い針103に通した上糸を下糸に絡めるかま108と、を備える。
このように図2のクランプ装置101は、図1の縫製物移動装置10と置換可能となっている。
図3は、この実施の形態1の縫製物移動装置10の詳細な構造を示す斜視図である。図において、縫製物移動装置10は、ミシンM1に備えた搬送装置102の搬送モータにより平行移動する枠部材31と、枠部材31に回転自在に設置され、枠部材31と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台32と、を備えている。
さらに、枠部材31や載置台32を搬送装置102の搬送モータの駆動により平行移動してもミシンに対する相対位置が変わらないように設置された別体の駆動装置40を備えている。また、この駆動装置40の駆動力を載置台32に伝達して載置台32を回転させる伝達手段20Aを備えている。
伝達手段20Aは、載置台32の少なくとも一部に接続された第1のレール22aと、この第1のレール22aとは垂直またはねじれの位置に配置された第2のレール22bと、第2のレール22bに第1のレール22aを摺動可能に連結する連結部22cと、を備えている。
さらに、第1のプーリー24と、この第1のプーリー24に第2のレール22bを連結するアーム状の土台(把持部)21と、を有している。
また、連結部22cとアーム状の土台21のいずれか一方ないし双方は、第2のレール22bを摺動可能に連結すると共に、第1のプーリー24に懸架されて第1のプーリー24を回転させるベルトを有する。
アーム状の土台21の上には第1のプーリー24が固着されている。また、第1のレール22aは載置台32に固着されている。もしくは載置台32と一体的に形成されていてもよい。
ミシンへの枠部材31の取付けにおいて、図2のクランプ装置101を取り外した上で、枠部材31の図3のAで示す箇所を図2の搬送装置102にねじで固定して完了する。
縫製物移動装置10の駆動装置40は、駆動モータ41と、駆動モータ41の回転軸に連結ないし直結されてベルトを懸架して駆動力を伝達する第2のプーリー42とを備えている。第2のプーリー42は、伝達手段20Aのベルト25を介して、第1のプーリー24と連結されていて、駆動モータ41の動力が第1のプーリー24に伝達されるようになっている。
なお、上記の伝達手段20Aの第1のプーリー24と、駆動装置40の第2のプーリー42とはベルト25を介して駆動する構成としているが、ベルト25に替えてチェーンで駆動するようにしてもいいし、歯車を用いて動力を伝達する構成も可能である。ここでの駆動モータ41はステッピングモータである。また、駆動装置40で使用するモータのケーブルは、ミシンアームM1aの側面からミシンベッドM1bを通り、図示しない制御盤に接続される。
縫製物移動装置10の回転においては、駆動装置40の駆動モータによりアーム状の土台21を駆動させ、アーム状の土台21が第1のレール22a、第2のレール22b、及び連結部22cを介して、載置台32に駆動力を伝達し、載置台32が回転できる。
この駆動装置40は、枠部材31と載置台32とは独立して配置されるため、搬送装置102の搬送モータにより縫製物を平行移動するときに、駆動装置40の重量は搬送モータの負荷とならず、高速かつ高精度な搬送が可能となる。
ミシンへの伝達手段20Aと駆動装置40との取付けは、図中2点鎖線で示した支えフレーム20aを、ミシンアームM1aにあらかじめ設けられた平板状の増設機器用の取り付け台(図示なし)にねじで固定し、伝達手段20Aと駆動装置40とが増設機器用の取り付け台に固定されて完了する。この取り付け台は、ミシンアームM1aのミシンベッドM1bと対向する面に設けられる。またはミシンアームM1aと一体でもよい。なお、上記の伝達手段20Aと駆動装置40との取付けは、動作に支障ない位置であればミシンの任意位置に取付けでもよい。支えフレーム20aも取付け位置に合わせて形状を変化させることが可能であり、または設置しない場合もある。
図4は、この実施の形態1の伝達手段20Aと駆動装置40を示す斜視図である。第1のプーリー24はアーム状の土台21にねじ等の手段で固定され、アーム状の土台21に設置された第2のレール22b(図示なし)が第1のプーリー24の回転中心を挟んで摺動可能で把持されている。第2のレール22bは、ベアリングを備えるブロック22dを介してアーム状の土台21と連結している。
さらに、縫製物移動装置10の伝達手段20Aは、ベースプレート23を有している。このベースプレート23は、第1のプーリー24、駆動装置40、および支えフレーム20aの固定板で、伝達手段20Aと駆動装置40を一体として、ミシンアームM1aへ取付け可能である。
また、伝達手段20Aは原点位置を検出するためのセンサーと被検出体である検出板も取り付け可能である。
図5は、図3のB−B間で縫製物移動装置10の断面図を示す。図に示すように、第1のプーリー24は、ベアリング43を介して円筒軸44で保持されている。円筒軸44には、針棒104や押え装置105および図示しない縫製糸の動きを妨げないようスペースが設けられる。
図のワークW(縫製物)は、載置台32内に収まらないサイズの場合は、載置台32の外輪32aを固定するガイドローラ31aやガイドローラ保持器31b、および枠部材31と接触し縫製に障害となる場合がある。ワーク支え33を載置台32に設置することで、ワークWが垂れた状態で回転することを防止し、前述の問題を解決できる。
載置台32には、第1のレール22aが互いに平行に合計2セット取り付けられている。伝達手段20Aは、第1のレール22a、第2のレール22bおよび連結部22cを介して載置台32と接続され、駆動装置40の駆動力を載置台32に伝達して回転させる。
第1のレール22aと第2のレール22bとは、この実施の形態1では互いに直交するような配置としているが、斜めに交差するように配置しても障害がなく、また第1のレール22aは2本の平行なレールで構成しているが、本数はこの限りではなく1本でもそれ以外の本数でもよい。
図6は、縫製物移動装置10の分解斜視図である。枠部材31は、載置台32の外輪32aを保持しながら、載置台32を円滑に回転可能とするため、溝とベアリングを有したガイドローラ31aをガイドローラ保持器31bにピン31cで固定し、円周に配置する。ガイドローラ31aは、複数個配置され、取り付ける際はガイドローラ保持器31bを微調整することで、載置台32の回転中心を一定に保つことが可能で、縫製物の加工平面に垂直なZ方向に載置台32がずれることを防止する。
載置台32には、配置された縫製物(布や皮などの縫製素材)を保持する押え枠34と、この押え枠34内に配置されて目的の縫製パターンに応じた開口Sとを有し、かつ押え枠34と開口Sとが載置台32のベース板32bに設けられる。
押え枠34は、蝶番35aにより開閉可能であり、押え枠34の裏面に磁石35bが配置され、磁力で縫製物を保持可能とする。また、縫製物を保持する方法は磁石35bを使用する方法の他、トグルクランプや、バネの反発を利用した保持手段であってもよい。なお保持方法を含め、縫製物加工スペースをベース板32bと別体とし、ベース板32bから脱着可能とすれば、縫製物と縫製パターンの変化に対して、柔軟に対応可能である。
図7は、載置台32へ縫製物Wを着脱する方法を説明する図である。枠部材31をX方向へ搬送し、伝達手段20Aのアーム状の土台21を縫製物W交換に支障がない向きに回転させることで、押え枠34が開閉可能となり、縫製物Wの着脱を容易にすることが可能である。
図8は、この発明の実施の形態1の縫製物移動装置10の回転を模擬的に表す上面図である。図において、点Cは、縫い針103の中心であると共に、伝達手段20Aの回転中心と同一であり、点Oは、図示しない搬送装置102に接続される枠部材31の回転中心である。図8(A)で点Cと点Oとが一致した状態を待機状態とし、ここから図8(B)で点Cが点Sに移動し、図8(C)で点Sを中心として載置台32を反時計回りに90度回転させる図である。
図8(B)で、搬送装置102は、縫い針103の中心である点Cと載置台32上の点Sが一致する箇所に、枠部材31を搬送する。伝達手段20Aと載置台32とは、互いに交差するように配置された第1のレール22aと第2のレール22bとで接続されるため、枠部材31がXY平面上を平行移動したときに、相対位置を自由にすることを可能とする。
次に、図8(B)の状態から、点Sを中心として載置台32を反時計回りに90度回転させ、図8(C)の状態にする際の動作を説明する。現在位置である点Sは、縫製物に縫い針103が刺さった状態で一時停止し、次の縫製に向けて昇降中の状態である。縫い針103の中心である点Cと、載置台32の回転中心である点Oが同一であれば、枠部材31は現在の位置で停止状態を維持し、伝達手段20Aは単独で90度回転し、次の縫製に向けた縫製加工物の回転動作を終了する。
しかし、点Cと点Oとが同一でない場合に、縫い針103が刺さった載置台32上の点Sは、縫い針103に対して移動することになり、針折れや針曲がり、針による加工穴の広がり、縫製糸の必要以上の供給が発生し、縫い品質が著しく低下する。
これを解決するには図8(C)に示すように、駆動装置40によって点Cと点Oとの距離rを回転半径として、点Cを反時計回りに90度回転させる運動を行いながら、点Oが点O1までを円弧Rに沿うように、搬送装置102が枠部材31を平行移動させればよい。この発明の縫製物移動装置10においても、前述の方法によりXY平面上のどの位置においても、縫い針103の中心と、縫い針103の刺さった点を一致させた状態で縫製物を無制限に回転させることが可能である。
この実施の形態1では、縫製物移動装置10に伝達手段20Aを使用することで、駆動装置40の駆動により載置台32を滑らかに移動し、かつ精度の良い搬送が可能であることから、以下に示す他の方法でも縫製可能である。
図9(A)〜図9(D)は、円弧パターンが縫製される過程を示す。図において、円弧パターンSの中心は、載置台32の回転中心Oと一致している。この実施の状態で枠部材31は図のY軸上で停止した状態を保持し、伝達手段20Aが反時計回りに回転することで、載置台32の回転中心Oと、縫い針103の中心Cとの距離を半径とした円弧をパーフェクトステッチで縫製可能である。ただし、針数が少ないとパターンが多角形に近くなり、縫い目形成方向が図11のθPS領域外になる場合があるので注意が必要である。
円弧パターンの縫製方法を応用して、直線パターンをパーフェクトステッチで縫製することも可能で、縫製物またはワークの回転による縫製中に、縫い目形成方向がX方向に沿った直線となるように、搬送装置102のY方向で補正を行うことで実現される。
この実施の形態1では、駆動装置40が搬送装置102と独立してミシンに設置される特徴により、縫製中は、縫い針103に対する回転と縫製物の加工平面上の搬送を独立できるので、駆動装置40のみで伝達手段20Aを介して載置台32を駆動させればよく、効率の良い縫製が可能である。
この発明の縫製物移動装置10は、アーム状の土台21の回転中心と針棒104との中心を一致させて取り付けているが、第1のレール22aと第2のレール22bとが摺動するため、中心を一致させる必要がない。また、図で示した形状に限らず、対象となるミシンに合わせて取り付け部周辺の構成を変更することで、搬送装置102を有した様々なミシンに取り付け可能であり、縫製物移動装置10を取り付け前の状態に復元することも容易である。
この実施の形態1によれば、駆動装置40を、枠部材31や載置台32を平行移動してもミシンに対する相対位置が変わらないよう独立に設置したので、互いに干渉することが無く、それぞれの装置重量の負荷や、配線の回転や移動を考慮する必要が無く、効率のよい搬送を行うことが可能であり、縫い針103に対する回転と加工平面上の搬送を自由に変化させて縫製し、高品質な縫製が可能となる。
実施の形態2.
以下、図を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。上記の実施の形態1と共通する構成においては、同符号を付してその説明を省略する。
図10は、この実施の形態2の縫製物移動装置を示す斜視図である。図において、縫製物移動装置10は、搬送モータにより平行移動する枠部材31と、枠部材31に回転自在に設置され、枠部材31と共に平行移動しながら、縫製物を載置する載置台32と、枠部材31と共に平行移動する載置台32の一部の動きを載置台32全体の平行移動方向とは異なる方向に規制する規制手段20Bと、を備える。
規制手段20Bは、載置台32の少なくとも一部に接続された第1のレール22aと、この第1のレール22aとはねじれの位置に配置された第2のレール22bと、第1のレール22a及び第2のレール22bの双方を摺動可能に連結する連結部22cと、第2のレール22bに配置されるアーム状の土台(把持部)21と、アーム状の土台21の回転を規制するブレーキ装置26と、ブレーキ装置26を配置したベースプレート23と、を備える。
ここで、第1のレール22aはブレーキ付きであり、任意の位置で第1のレール22aの摺動を規制可能である。ブレーキ装置26及びブレーキ付き第1のレール22aは、エアシリンダあるいはソレノイドバルブなどで構成される。
この実施の形態2では、枠部材31と搬送装置102とを接続することにより、搬送モータで搬送装置102をX方向及びY方向の任意位置に搬送することで、枠部材31は搬送装置102と連動すると共に、載置台32も移動する。しかし、規制手段20Bにより載置台32の一部の動きが規制されるので、図8(C)に示すように、載置台32主体の移動方向が枠部材31の移動方向とは異なる方向で、つまり、載置台32主体が回転する方向に動くこととする。
載置台32には、ブレーキ付き第1のレール22aを設置することで、第1のレール22aの動作を任意の位置で規制可能とすることにより、回転完了後は第1のレール22aの規制を解除することでパターン縫製に移行することを可能とし、縫製物移動装置10を無制限に回転可能である。
この発明の実施の形態2によれば、回転動作を行う際、搬送装置102は所望の回転角度分で縫い針103を中心とした正逆両方向に円運動を行うことで、縫製物移動装置10を連動させ、回転用の専用の動力が無く、縫い針103に対する縫製物の回転が可能である。
この発明の縫製物移動装置は、縫い針に対して無制限に回転可能、搬送装置と独立して動作させ、ミシンに独立に設置される特徴により、様々なミシンに実用できる。
M1a ミシンアーム、M1b ミシンベッド、10 縫製物移動装置、20A 伝達手段、20B 規制手段、20a 支えフレーム、21 アーム状の土台(把持部)、22a 第1のレール、22b 第2のレール、22c 連結部、22d ブロック、23 ベースプレート、24 第1のプーリー、25 ベルト、26 ブレーキ装置、31 枠部材、31a ガイドローラ、31b ガイドローラ保持器、31c ピン、32 載置台、32a 外輪、32b ベース板、33 ワーク支え、34 押え枠、35a 蝶番、35b 磁石、40 駆動装置、41 駆動モータ、42 第2のプーリー、43 ベアリング、44 円筒軸、101 クランプ装置、102 搬送装置、103 縫い針、104 針棒、105 押え装置、106 天秤機構、107 スベリ板、108 かま
この発明にかかる縫製物移動装置は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
搬送モータにより平行移動する枠部材と、
前記枠部材に回転自在に設置され、前記枠部材と共に平行移動しながら、前記縫製物を載置する載置台と、
前記枠部材や前記載置台を前記搬送モータの駆動により平行移動しても前記ミシンに対する相対位置が変わらないように設置された駆動装置と、
前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、前記第2のレールに前記第1のレールを摺動可能に連結する連結部と、第1のプーリーと、この第1のプーリーに前記第2のレールを連結する把持部とを有し、前記駆動装置の駆動力を前記載置台に伝達して前記載置台を回転させる伝達手段と、を備えるものである。
また、この発明にかかる別の縫製物移動装置は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
搬送モータにより平行移動する枠部材と、
前記枠部材に回転自在に設置され、前記枠部材と共に平行移動しながら、前記縫製物を載置する載置台と、
前記枠部材や前記載置台を前記搬送モータの駆動により平行移動しても前記ミシンに対する相対位置が変わらないように設置された駆動装置と、
前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、前記第2のレールに前記第1のレールを摺動可能に連結する連結部と、第1の歯車と、この第1の歯車に前記第2のレールを連結する把持部とを有し、前記駆動装置の駆動力を前記載置台に伝達して前記載置台を回転させる伝達手段と、を備えるものである。
さらに、この発明にかかる別の縫製物移動装置は、ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
搬送モータにより平行移動する枠部材と、
前記枠部材に回転自在に設置され、前記枠部材と共に平行移動しながら、前記縫製物を載置する載置台と、
前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、前記第1のレール及び前記第2のレールの双方を摺動可能に連結する連結部と、前記第2のレールに配置する把持部と、前記把持部の回転を規制するブレーキ装置とを有し、前記枠部材と共に平行移動する前記載置台の一部の動きを前記載置台全体の平行移動方向とは異なる方向に規制する規制手段と、を備えたものである。

Claims (7)

  1. ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
    搬送モータにより平行移動する枠部材と、
    前記枠部材に回転自在に設置され、前記枠部材と共に平行移動しながら、前記縫製物を載置する載置台と、
    前記枠部材や前記載置台を前記搬送モータの駆動により平行移動しても前記ミシンに対する相対位置が変わらないように設置された駆動装置と、
    この駆動装置の駆動力を前記載置台に伝達して前記載置台を回転させる伝達手段と、
    を備える特徴とする縫製物移動装置。
  2. 前記伝達手段は、前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、
    この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、
    前記第2のレールに前記第1のレールを摺動可能に連結する連結部と、
    第1のプーリーと、
    この第1のプーリーに前記第2のレールを連結する把持部と、を備え、
    さらに、前記連結部と前記把持部のいずれか一方ないし双方は、前記第2のレールを摺動可能に連結すると共に、前記第1のプーリーに懸架されて前記第1のプーリーを回転させるベルトとを有し、
    前記駆動装置は、駆動モータと、
    前記駆動モータの回転軸に連結ないし直結され、前記ベルトを懸架して駆動力を伝達する第2のプーリーと、を有することを特徴とする請求項1に記載の縫製物移動装置。
  3. 前記伝達手段は、前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、
    この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、
    前記第2のレールに前記第1のレールを摺動可能に連結する連結部と、
    第1の歯車と、
    この第1の歯車に前記第2のレールを連結する把持部と、を備え、
    さらに、前記連結部と前記把持部のいずれか一方ないし双方は、前記第2のレールを摺動可能に連結すると共に、前記第1の歯車に懸架されて前記第1の歯車を回転させるチェーンとを有し、
    前記駆動装置は、駆動モータと、
    前記駆動モータの回転軸に連結ないし直結され、前記チェーンを懸架して駆動力を伝達する第2の歯車と、を有することを特徴とする請求項1に記載の縫製物移動装置。
  4. ミシンの縫製中に縫製物を平行移動及び回転させる縫製物移動装置であって、
    搬送モータにより平行移動する枠部材と、
    前記枠部材に回転自在に設置され、前記枠部材と共に平行移動しながら、前記縫製物を載置する載置台と、
    前記枠部材と共に平行移動する前記載置台の一部の動きを前記載置台全体の平行移動方向とは異なる方向に規制する規制手段と、
    を備える特徴とする縫製物移動装置。
  5. 前記規制手段は、
    前記載置台の少なくとも一部に接続された第1のレールと、
    この第1のレールとはねじれの位置に配置された第2のレールと、
    前記第1のレール及び前記第2のレールの双方を摺動可能に連結する連結部と、
    前記第2のレールに配置する把持部と、
    前記把持部の回転を規制するブレーキ装置と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の縫製物移動装置。
  6. 前記載置台には、前記縫製物を保持する押え枠と、
    この押え枠内に配置されて縫製パターンに応じた開口と、を設けることを特徴とする請求項1から請求項5までいずれか1項に記載の縫製物移動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の縫製物移動装置を着脱可能に配置したことを特徴とするミシン。
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