JP2016171126A - 基板支持装置、及び電子部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】並べ替え作業を迅速に実施できる基板支持装置を提供する。
【解決手段】基板支持装置は、ベースプレートの支持面に支持される下面と、電子部品が実装される基板の裏面を支持可能な上面とを有し、電子部品を保持することができる実装ヘッドのノズルに保持可能なピン部材と、ピン部材に設けられ、ベースプレートとピン部材とを固定するための磁力を発生するマグネットと、ピン部材に設けられ、下面が支持面に支持された状態でマグネットを第1位置と第1位置よりも支持面から離れた第2位置との間で移動可能であり、ノズルに操作される移動機構と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板支持装置、及び電子部品実装装置に関する。
電子機器の製造工程において、実装ヘッドを使って電子部品を基板に実装する電子部品実装装置が使用される。電子部品実装装置において、バックアップピンと呼ばれる基板支持装置が使用される場合がある。バックアップピンは、基板の撓みを抑制するために、基板の裏面を支持する。バックアップピンは、ベースプレートに着脱可能に設けられる。基板の大きさ、基板の厚み、及び基板の裏面の電子部品の有無などに基づいて、バックアップピンの並べ替えが実施される。加工ヘッド(実装ヘッド)を使ってバックアップピンを並べ替える技術が特許文献1に開示されている。電子部品実装装置の外でバックアップピンをバックアップピンプレート(ベースプレート)に装着しておき、そのバックアッププレートを基板搬送機構で搬送する技術が特許文献2に開示されている。
特開平03−108800号 特開2000−124690号
実装ヘッドを使ってバックアップピンを並べ替える方法は、電子部品実装装置の複雑化をもたらすことなくバックアップピンを並べ替えることができる。バックアップピンの並べ替え作業が迅速に実施されることにより、電子部品実装装置の段取り処理が早期に終了し、実装処理を早期に開始することができる。そのため、実装ヘッドを使ってバックアップピンの並べ替え作業を迅速に実施できる技術が要望される。
本発明の態様は、並べ替え作業を迅速に実施できる基板支持装置を提供することを目的とする。また、本発明の態様は、基板支持装置の並べ替え作業を迅速に実施できる電子部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、ベースプレートの支持面に支持される下面と、電子部品が実装される基板の裏面を支持可能な上面とを有し、前記電子部品を保持することができる実装ヘッドのノズルに保持可能なピン部材と、前記ピン部材に設けられ、前記ベースプレートと前記ピン部材とを固定するための磁力を発生するマグネットと、前記ピン部材に設けられ、前記下面が前記支持面に支持された状態で前記マグネットを第1位置と前記第1位置よりも前記支持面から離れた第2位置との間で移動可能であり、前記ノズルに操作される移動機構と、を備える基板支持装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、マグネットの磁力でベースプレートとピン部材とを固定する場合、ノズルに操作される移動機構を使ってマグネットを第1位置と第1位置よりも支持面から離れた第2位置との間で移動させるようにしたので、マグネットの磁力に基づくベースプレートとピン部材とを固定する固定力を変化させることができる。並べ替え作業において基板支持装置をベースプレートから外すときには、マグネットを第2位置に移動してベースプレートとピン部材との固定力を低下させることにより、ノズルを用いて基板支持装置をベースプレートから迅速に外すことができる。したがって、基板支持装置の並べ替え作業が迅速に実施される。
本発明の第1の態様において、前記移動機構は、前記ノズルと接触する第1接触面を含む上端部を有し、前記ノズルの操作により上下方向に移動するシャフト部材と、前記シャフト部材の下端部に配置された第2接触面と接触する第3接触面と、少なくとも一部が前記マグネットの下方に配置され、前記マグネットと接触する第4接触面とを有し、前記シャフト部材の移動により前記シャフト部材の中心軸に対する放射方向に移動して、前記マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるスライド部材と、を有してもよい。
これにより、シャフト部材をノズルで操作するだけで、マグネットを簡単に移動することができる。
本発明の第1の態様において、前記シャフト部材が下方に移動することにより前記マグネットが第2位置に移動し、前記マグネットを前記第1位置に移動させる力を発生する弾性部材を備えてもよい。
これにより、ノズルを下降させるだけで、シャフト部材を下方に移動して、マグネットを第1位置から第2位置に簡単に移動させることができる。また、マグネットを第1位置に移動させる力を発生する弾性部材により、ノズルを上昇させるだけで、マグネットを第2位置から第1位置に簡単に移動させることができる。
本発明の第1の態様において、前記ピン部材は、前記上面の周囲に配置され、前記ノズルに保持される側面を有し、前記上面は、前記第1接触面の周囲に配置されてもよい。
これにより、ピン部材にシャフト部材の第1接触面が配置される開口が設けられることとなり、その開口の周囲に配置されるピン部材の上面を使って基板を安定して支持することができる。また、ノズルは、ピン部材の開口を介して移動機構を操作して固定力を低下させた後、上面の周囲に配置されているピン部材の側面を迅速に保持することができる。
本発明の第1の態様において、前記スライド部材は、前記中心軸の周囲に複数設けられてもよい。
これにより、移動機構は円滑に動くことができる。
本発明の第2の態様に従えば、第1の態様の基板支持装置と、電子部品を保持するノズルを有し、前記ノズルに保持された前記電子部品を前記基板支持装置に支持された基板に実装する実装ヘッドと、を備える電子部品実装装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、基板支持装置の並べ替え作業を迅速に実施することができる。
本発明の第3の態様に従えば、ベースプレートと、前記ベースプレートの支持面に支持される下面と、基板の裏面を支持可能な上面とを有するピン部材と、前記ピン部材に設けられ、前記ベースプレートと前記ピン部材とを固定するための磁力を発生するマグネットと、前記ピン部材に設けられ、前記下面が前記支持面に支持された状態で前記マグネットを第1位置と前記第1位置よりも前記支持面から離れた第2位置との間で移動可能な移動機構と、を有する基板支持装置と、電子部品を保持するノズルを有し、前記ノズルに保持された前記電子部品を前記基板に実装する実装ヘッドと、を備え、前記ノズルは、前記移動機構を操作して前記マグネットを前記第1位置から前記第2位置に移動した後、前記ピン部材を保持して前記ベースプレートから離す、電子部品実装装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、ノズルを使ってマグネットを第2位置に移動してベースプレートとピン部材との固定力を低下させた後、そのノズルを使って基板支持装置を保持して、ベースプレートから離すまでの一連の処理を迅速に実施することができる。したがって、基板支持装置の並べ替え作業が迅速に実施される。
本発明の第3の態様において、前記移動機構は、前記ノズルが接触可能な第1接触面を含む上端部を有し、上下方向に移動可能なシャフト部材と、前記シャフト部材の下端部に配置された第2接触面と接触する第3接触面と、少なくとも一部が前記マグネットの下方に配置され、前記マグネットと接触する第4接触面とを有し、前記シャフト部材の移動により前記シャフト部材の中心軸に対する放射方向に移動して、前記マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるスライド部材と、を有し、前記ピン部材は、前記上面の周囲に配置される側面を有し、前記上面は、前記第1接触面の周囲に配置され、前記ノズルは、前記第1接触面と接触する凸部と、前記ピン部材の側面を保持する保持部と、を有し、前記凸部と前記第1接触面とが接触した状態で前記ノズルが下方に移動して、前記シャフト部材が下方に移動することにより前記マグネットが第2位置に移動した後、前記側面が前記保持部に保持されてもよい。
これにより、移動機構を使ってマグネットを第2位置に移動して固定力を低下させた後、そのノズルの保持部で基板支持装置を保持して、ベースプレートから離すまでの一連の処理を迅速に実施することができる。
本発明の態様によれば、並べ替え作業を迅速に実施できる基板支持装置が提供される。また、本発明の態様によれば、基板支持装置の並べ替え作業を迅速に実施できる電子部品実装装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る電子部品実装装置の一例を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る実装ヘッドの一例を模式的に示す図である。 図3は、本実施形態に係るノズルの一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る基板支持装置の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る基板支持装置の一例を示す側断面図である。 図6は、本実施形態に係る基板支持装置の移動機構がノズルに操作されている状態の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る移動機構がノズルに操作されていない状態における基板支持装置の一部を示す図である。 図8は、図7の基板支持装置を下側から見た模式図である。 図9は、本実施形態に係る移動機構がノズルに操作されている状態における基板支持装置の一部を示す図である。 図10は、図9の基板支持装置を下側から見た模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。一部の構成要素を用いない場合もある。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内において第1軸と平行な方向をX軸方向(第1軸方向)とし、所定面内において第1軸と直交する第2軸と平行な方向をY軸方向(第2軸方向)とし、第1軸及び第2軸のそれぞれと直交する第3軸と平行な方向をZ軸方向(第3軸方向)とする。第1軸(X軸)を中心とする回転方向(傾斜方向)をθX方向とし、第2軸(Y軸)を中心とする回転方向(傾斜方向)をθY方向とし、第3軸(Z軸)を中心とする回転方向(傾斜方向)をθZ方向とする。所定面は、XY平面である。本実施形態において、所定面は、水平面と平行であることとする。Z軸方向は、所定面と直交する方向である。本実施形態においては、Z軸方向は、鉛直方向(上下方向)である。
[電子部品実装装置の概要]
図1は、本実施形態に係る電子部品実装装置100の一例を示す斜視図である。図1に示すように、電子部品実装装置100は、ベースフレーム114と、電子部品Cを供給する電子部品供給装置200と、電子部品供給装置200が設置される設置部102と、基板Pを搬送する基板搬送装置103と、基板搬送装置103の搬送経路に設けられ、基板Pを保持する基板クランプ機構104と、基板クランプ機構104に保持された基板Pの裏面を支持する基板支持装置300と、電子部品Cを保持可能なノズル30を有する実装ヘッド106と、XY平面内において実装ヘッド106を移動可能な実装ヘッド移動装置107と、実装ヘッド106に設けられ、実装ヘッド106に対してノズル30をZ軸方向及びθZ方向に移動可能なノズル移動装置140と、実装ヘッド106に設けられ、Z軸方向のノズル30の位置を検出する検出装置10と、電子部品実装装置100を制御する制御装置120とを備えている。
電子部品供給装置200は、フィーダとも呼ばれる。設置部102は、フィーダバンクとも呼ばれる。設置部102、基板搬送装置103、実装ヘッド106、及び実装ヘッド移動装置107などは、ベースフレーム114に支持される。
[基板搬送装置]
基板搬送装置103は、ベースプレート400と、ベースプレート400の上方で基板Pを搬送可能な搬送ベルトとを有する。本実施形態において、基板Pは、基板搬送装置300の搬送ベルトにより、X軸方向に搬送される。基板クランプ機構104は、基板搬送装置103の搬送経路において基板Pを保持する。基板クランプ機構104は、Y軸方向の基板Pの両端部をクランプする。
基板クランプ機構104は、実装処理が実施される実装位置PJbで基板Pを固定する。実装位置PJbは、電子部品Cを基板Pに実装する実装処理が実施される位置である。実装位置PJbは、電子部品Cが実装される基板Pと対向する位置を含む。
[実装ヘッド]
実装ヘッド106は、電子部品Cを保持するノズル30を有し、ノズル30に保持された電子部品Cを基板支持装置300に支持された基板Pに実装する。実装ヘッド106は、電子部品供給装置200から供給された電子部品Cをノズル30で保持して基板Pの表面に実装する。実装ヘッド106は、部品供給処理が実施される部品供給位置PJa、及び実装処理が実施される実装位置PJbを含むXY平面内において移動可能である。部品供給位置PJaは、電子部品供給装置200から実装ヘッド106に電子部品Cを供給する部品供給処理が実施される位置である。部品供給位置PJaは、電子部品供給装置200の少なくとも一部と対向する位置を含み、電子部品供給装置200から供給される電子部品Cと対向する位置を含む。
実装ヘッド移動装置107は、基板Pの上方及び電子部品供給装置200の上方で、実装ヘッド106を移動する。実装ヘッド移動装置107は、電子部品供給装置200から供給される電子部品Cと対向する部品供給位置PJa、及び電子部品Cが実装される基板Pと対向する実装位置PJbを含むXY平面内において実装ヘッド106を移動可能である。実装ヘッド移動装置107による実装ヘッド106の可動範囲は、実装ヘッド106の作業エリアを含む。実装ヘッド移動装置107の作動により、実装ヘッド106はXY平面を移動可能である。
実装ヘッド移動装置107は、実装ヘッド106をX軸方向にガイドするX軸ガイドレール107aと、X軸ガイドレール107aをY軸方向にガイドするY軸ガイドレール107bと、実装ヘッド106をX軸方向に移動するための動力を発生するX駆動部109と、実装ヘッド106をY軸方向に移動するための動力を発生するY駆動部110とを備えている。
本実施形態において、実装ヘッド106は、X軸ガイドレール107aに支持される。X駆動部109は、モータのようなアクチュエータを含み、X軸ガイドレール107aに支持されている実装ヘッド106をX軸方向に移動するための動力を発生する。X駆動部109の作動により、実装ヘッド106は、X軸ガイドレール107aにガイドされながらX軸方向に移動する。
X軸ガイドレール107aは、Y軸ガイドレール107bに支持される。Y駆動部110は、モータのようなアクチュエータを含み、Y軸ガイドレール107bに支持されているX軸ガイドレール107aをY軸方向に移動するための動力を発生する。Y駆動部110の作動により、X軸ガイドレール107aは、Y軸ガイドレール107bにガイドされながらY軸方向に移動する。Xガイドレール107aがY軸方向に移動すると、そのXガイドレール107aに支持されている実装ヘッド106は、Xガイドレール107aと一緒にY軸方向に移動する。本実施形態において、Y駆動部110は、X軸ガイドレール107aを介して、実装ヘッド106をY軸方向に移動する。
図2は、本実施形態に係る実装ヘッド106の一例を模式的に示す図である。実装ヘッド106は、電子部品Cを着脱可能に保持するノズル30を有する。実装ヘッド106は、部品供給位置PJa及び実装位置PJbのそれぞれにノズル30が配置されるように、XY平面内において移動可能である。実装ヘッド106は、電子部品供給装置200から供給された電子部品Cをノズル30で保持して基板Pに実装する。
ノズル30は、部品供給位置PJaにおいて、電子部品供給装置200から供給された電子部品Cを保持する。ノズル30は、部品供給位置PJaにおいて電子部品Cを保持した後、実装位置PJbまで搬送し、基板Pに実装する。実装位置PJbにおいて電子部品Cが基板Pに実装された後、ノズル30は、電子部品Cを解放する。これにより、基板Pに電子部品Cが実装される。
実装ヘッド106は、ノズル30をZ軸方向及びθZ方向に移動可能に支持する。実装ヘッド106は、ノズル30をZ軸方向及びθZ方向に移動可能なノズル移動装置140を有する。ノズル移動装置140は、ノズル30をZ軸方向に移動するZ駆動部150と、ノズル30をθZ方向に移動(回転)するθZ駆動部160とを含む。Z駆動部150は、モータのようなアクチュエータを含み、ノズル30をZ軸方向に移動するための動力を発生する。θZ駆動部160は、モータのようなアクチュエータを含み、ノズル30をθZ方向に移動するための動力を発生する。
すなわち、本実施形態において、ノズル30は、実装ヘッド移動装置107及び実装ヘッド106に設けられたノズル移動装置140により、X軸、Y軸、Z軸、及びθZの4つの方向に移動可能である。なお、ノズル30は、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動可能でもよい。
なお、本実施形態において、実装ヘッド106は、物体の画像データを取得可能なヘッドカメラ170と、対向する物体との距離を検出する距離センサ180と、Z軸方向のノズル30の位置を検出する検出装置10とを備えている。実装ヘッド106が移動することにより、ヘッドカメラ170、距離センサ180、及び検出装置10は、実装ヘッド106と一緒に移動する。
[ノズル]
図3は、本実施形態に係るノズル30の一例を示す図である。ノズル30は、ノズル本体35と、ノズル本体35に支持され、電子部品Cを保持する保持部32と、保持部32に設けられた凸部31とを有する。保持部32は、固定アーム32Aと、可動アーム32Bと、可動アーム32Bを移動可能な駆動部33とを有する。可動アーム32Bは、ノズル本体35に支持される。可動アーム32Bは、支点34を中心に回転可能である。支点34は、可動アーム32Bとノズル本体35とを回転可能に接続するヒンジ機構を含む。可動アーム32Bは、支点34を回転軸として、固定アーム32Aと対向する部分が固定アーム32Aに近づく方向及び遠ざかる方向の一方から他方へ移動するように、回転可能である。駆動部33は、可動アーム33Bのうち固定アーム32Aと対向する部分が固定アーム32Aに近づく方向及び遠ざかる方向の一方から他方へ移動するように、可動アーム32Aを移動可能である。
保持部32は、電子部品Cを解放可能に保持する。保持部32は、固定アーム32Aと可動アーム33Bとで、電子部品Cを挟んで保持する。ノズル30は、固定アーム32Aと可動アーム32Bとの間に電子部品Cの少なくとも一部が存在する状態で、固定アーム32Aと可動アーム32Bとの距離を小さくすることによって、電子部品Cを保持する。
凸部31は、下方を向く固定アーム32Aの支持面に設けられる。凸部31は、固定アーム32Aと可動アーム32Bとの間において、支持面から下方に突出するように設けられる。
[基板支持装置]
次に、本実施形態に係る基板支持装置300について説明する。図4は、本実施形態に係る基板支持装置300の一例を示す図である。図4に示すように、電子部品実装装置100は、基板Pの裏面Pbを支持する基板支持装置300を備えている。基板支持装置300は、基板クランプ機構104に保持された基板Pの裏面Pbを支持する。基板支持装置300は、ピン状の部材であり、バックアップピン300とも呼ばれる。以下の説明においては、基板支持装置300を適宜、バックアップピン300、と称する。
電子部品Cは、クランプ機構104に保持され、バックアップピン300に支持された基板Pの表面Paに実装される。
電子部品実装装置100は、ベースプレート400を有する。バックアップピン300は、ベースプレート400の支持面401に支持される。バックアップピン300は、ベースプレート400の支持面401に支持される下面301と、電子部品Cが実装される基板Pの裏面Pbを支持可能な上面302とを有する。本実施形態において、支持面401は、XY平面と平行である。バックアップピン300は、支持面401と平行なXY平面内において複数設けられる。複数のバックアップピン300で基板Pの裏面Pbが支持されることにより、基板Pの撓みが抑制される。
図5は、本実施形態に係るバックアップピン300の一例を示す側断面図である。図5に示すように、バックアップピン300は、ピン部材303と、ピン部材303に設けられ、ベースプレート400とピン部材303とを固定するための磁力を発生するマグネット304と、ピン部材303に設けられ、マグネット304を移動可能な移動機構305とを備えている。
ピン部材303は、ベースプレート400の支持面401に支持される下面301と、電子部品Cが実装される基板Pの裏面Pbを支持可能な上面302とを有する。ピン部材303は、内部空間を有するケーシングとして機能する。支持面401に支持された状態で、ピン部材303は、Z軸方向に延在する。
ピン部材303は、上端部を含む上部303Aと、下端部を含む下部303Cと、Z軸方向に関して上部303Aと下部303Cとの間に配置される中間部303Bとを含む。ピン部材303の上端部は、上面302を含む。ピン部材303の下端部は、下面301を含む。XY平面内において、下部303Cの外形の寸法が最も大きく、下部303Cに次いで中間部303Bの外形の寸法が大きく、上部303Aの外形の寸法が最も小さい。XY平面内におけるピン部材303の外形は、円形である。ピン部材303は、Z軸と平行な中心軸を有する。
マグネット304は、ピン部材303の内部空間に配置される。本実施形態において、マグネット304は、下部303Cの内部空間に配置される。下部303Cは、下部303Cの内部空間を規定する底板を有する。図5に示す状態においては、マグネット304は、底板と接触する。本実施形態において、マグネット304は、ピン部材303の中心軸の周囲に配置されるリング状の部材である。
移動機構305は、ピン部材303の中心軸と平行なZ軸方向にマグネット304を移動する。移動機構305は、下面301が支持面401に支持された状態で、マグネット304を、Z軸方向の第1位置PZ1と、第1位置PZ1よりも支持面401から離れた第2位置PZ2との間で移動可能である。第2位置PZ2は、第1位置PZ1よりも上方の位置である。
本実施形態において、移動機構305は、ノズル30に操作される。図6は、移動機構305がノズル30に操作されている状態の一例を示す図である。なお、図5は、移動機構305がノズル30に操作されていない状態を示す図である。
図5及び図6に示すように、移動機構305は、ノズル30の凸部31と接触する第1接触面321を含む上端部311を有し、ノズル30の操作により上下方向に移動するシャフト部材310と、シャフト部材310のZ軸方向の移動によりシャフト部材310の中心軸に対する放射方向に移動して、マグネット304を第1位置PZ1と第2位置PZ2との間で移動させるスライド部材330と、を有する。
シャフト部材310は、ピン部材303の内部空間に配置される。シャフト部材310は、Z軸方向に延在する。XY平面内におけるシャフト部材310の外形は、円形である。シャフト部材310は、Z軸と平行な中心軸を有する。シャフト部材310の中心軸と、ピン部材303の中心軸とは一致する(同軸である)。以下の説明においては、シャフト部材310の中心軸及びピン部材303の中心軸を合わせて適宜、中心軸AX、と称する。
シャフト部材310は、ピン部材303の上部303Aの内部空間及び中間部303Bの内部空間に配置される上部310Aと、ピン部材303の下部303Cの内部空間に配置される下部310Bとを含む。XY平面内において、下部310Bの外形の寸法は、上部310Aの外形の寸法よりも大きい。
シャフト部材310の上端部311には、ノズル30の凸部31と接触する第1接触面321が設けられる。ピン部材303の内部空間の上端部に開口が設けられる。第1接触面321は、そのピン部材303の開口に配置される。ピン部材303の上面302は、シャフト部材310の第1接触面321の周囲に配置される。
シャフト部材310の下端部312には、スライド部材330と接触する第2接触面322が設けられる。第2接触面322は、中心軸AXに対する放射方向に関して外側に向かって上方に傾斜する。
スライド部材330は、中心軸AXの周囲に複数設けられる。本実施形態において、スライド部材330は、中心軸AXの周囲に3つ設けられる。スライド部材330は、ピン部材303の下部303Cの内部空間に配置される。
スライド部材330は、ピン部材303の下部303Cの底板に移動可能に支持される。スライド部材330は、底板に支持された状態で、中心軸AXに対する放射方向に移動(スライド)可能である。
スライド部材330は、シャフト部材310の第2接触面322と接触する第3接触面323と、少なくとも一部がマグネット304の下方に配置され、マグネット304と接触する第4接触面324とを有する。第3接触面323は、中心軸AXに対する放射方向に関して外側に向かって上方に傾斜する。第4接触面324は、中心軸AXに対する放射方向に関して外側に向かって下方に傾斜する。
マグネット304は、スライド部材330の第4接触面324と接触する第5接触面325を有する。第5接触面325は、中心軸AXに対する放射方向に関して外側に向かって下方に傾斜する。
ピン部材303は、ノズル30に保持される。ピン部材303は、上面302の周囲に配置され、ノズル30に保持される側面306を有する。図6に示すように、固定アーム32A及び可動アーム33Bを含むノズル30の保持部32は、ピン部材303の側面306を保持する。保持部32は、固定アーム32Aと可動アーム33Bとで、ピン部材303の上部303Aを挟んで保持する。
バックアップピン300は、マグネット304に下方に向かう力を加える弾性部材307を有する。弾性部材307は、コイルばねを含む。弾性部材307は、マグネット304の上面と、マグネット304の上面と対向するピン部材303の下部303Cの天井面との間に配置される。弾性部材307は、マグネット304を第2位置PZ2から第1位置PZ1に移動させる力を発生する。
本実施形態において、ピン部材303、シャフト部材310、及びスライド部材330は、マグネット304に対する吸引が抑制された非磁性材料で形成される。非磁性材料は、ステンレス鋼でもよいし、合成樹脂でもよい。
図6に示すように、ノズル30の凸部31は、ピン部材303の上端部に設けられた開口に挿入可能である。バックアップピン300が支持面401に支持された状態で、ノズル30の凸部31がピン部材303の開口に挿入され、ノズル30が下方に移動すると、シャフト部材310が下方に移動する。すなわち、凸部31がピン部材303の開口に挿入され、凸部31とシャフト部材310の第1接触面321とが接触した状態で、ノズル30が下方に移動すると、シャフト部材310は、下方に移動する。
[移動機構の動作]
次に、本実施形態に係る移動機構305の動作の一例について説明する。図7は、移動機構305がノズル30に操作されていない状態におけるバックアップピン300の一部を示す図である。図8は、図7のバックアップピン300を下側から見た模式図である。図9は、移動機構305がノズル30に操作されている状態におけるバックアップピン300の一部を示す図である。図10は、図9のバックアップピン300を下側から見た模式図である。
移動機構305がノズル30に操作されていない状態とは、図5に示したように、ノズル30の凸部31がピン部材303の上端部の開口に挿入されてなく、凸部31とシャフト部材310の第1接触面321とが接触していない状態をいう。
移動機構305がノズル30に操作されている状態とは、図6に示したように、ノズル30の凸部31がピン部材303の上端部の開口に挿入され、凸部31とシャフト部材310の第1接触面321とが接触した状態でノズル30が下方に移動され、シャフト部材310が下方に移動される状態をいう。
図7及び図8を参照して、移動機構305がノズル30に操作されていない状態について説明する。移動機構305がノズル30に操作されていない状態においては、弾性部材307が発生する力によって、マグネット304が下方に移動する。弾性部材307によってマグネット304が下方に移動すると、マグネット304の第5接触面325と接触する第4接触面324を有するスライド部材330は、マグネット304から受ける力によって、中心軸AXに対する放射方向に関して内側に移動する。スライド部材330が中心軸AXに対する放射方向に関して内側に移動すると、スライド部材330の第3接触面323と接触する第2接触面322を有するシャフト部材310は、複数のスライド部材330から受ける力によって上方に移動する。
移動機構305がノズル30に操作されていない状態においては、マグネット304は、第2位置PZ2よりもベースプレート400の支持面401に近い第1位置PZ1に配置される。第1位置PZ1に配置されるマグネット304とベースプレート400との距離は、第2位置PZ2に配置されるマグネット304とベースプレート400との距離よりも短い。移動機構305がノズル30に操作されていない状態においては、マグネット304は、下方に移動して、下部303Cの底板と接触する。マグネット304とベースプレート400との距離が短いので、マグネット304の磁力に基づく、ベースプレート400とピン部材303とを固定するための固定力は増大する。
図9及び図10を参照して、移動機構305がノズル30に操作されている状態について説明する。ノズル移動装置140のZ駆動部150が発生する動力により、凸部31とシャフト部材310の第1接触面321とが接触した状態でノズル30が下方に移動し、そのノズル30の力によりシャフト部材310が下方に移動する。ノズル30によってシャフト部材310が下方に移動すると、シャフト部材322の第2接触面322と接触する第3接触面323を有するスライド部材330は、シャフト部材310から受ける力によって、中心軸AXに対する放射方向に関して外側に移動する。スライド部材330が中心軸AXに対する放射方向に関して外側に移動すると、スライド部材330の第4接触面324と接触する第5接触面325を有するマグネット304は、複数のスライド部材330から受ける力によって上方に移動する。シャフト部材310及びスライド部材330を介してマグネット304に伝達されるノズル30の力(Z駆動部150の動力)は、弾性部材307からマグネット304に伝達される力よりも大きい。したがって、マグネット304は、上方に持ち上げられる。
移動機構305がノズル30に操作されている状態においては、マグネット304は、第1位置PZ1よりもベースプレート400の支持面401から離れた第2位置PZ2に配置される。第2位置PZ2に配置されるマグネット304とベースプレート400との距離は、第1位置PZ1に配置されるマグネット304とベースプレート400との距離よりも長い。移動機構305がノズル30に操作されている状態においては、マグネット304は、上方に移動して、下部303Cの底板から離れる。マグネット304とベースプレート400との距離が長いので、マグネット304の磁力に基づく、ベースプレート400とピン部材303とを固定するための固定力は低下する。
このように、本実施形態においては、移動機構305のシャフト部材310が上下方向に移動することにより、マグネット304が第1位置PZ1及び第2位置PZ2の一方から他方に移動し、マグネット304が発生する磁力に基づくベースプレート400とピン部材303とを固定する固定力が変化する。マグネット304が第1位置PZ1に配置されているときの固定力は、マグネット304が第2位置PZ2に配置されているときの固定力よりも強い。シャフト部材310が下方に移動することにより、マグネット304が第2位置PZ2に移動し、固定力が低下する。シャフト部材310が上方に移動することにより、マグネット304が第1位置PZ1に移動し、固定力が増大する。
[並べ替え方法]
次に、本実施形態に係るバックアップピン300の並べ替え方法について説明する。基板Pの大きさ、基板Pの厚み、基板Pの裏面Pbの電子部品Cの有無、及び基板Pの裏面Pbにおける電子部品Cの位置などに基づいて、バックアップピン300の並べ替えが実施される。
バックアップピン300を並べ替えるために、マグネット304の磁力によりベースプレート400に固定されているバックアップピン300を、そのベースプレート400から外す作業が実施される。バックアップピン300は、第1位置PZ1に配置されているマグネット304の磁力によりベースプレート400に固定されている。バックアップピン300をベースプレート400から外す作業は、ノズル30によって行われる。
バックアップピン300をベースプレート400から外すために、ノズル30の凸部31がピン部材303の上端部の開口に挿入される。まず、ノズル30の凸部31がピン部材303の上端部の開口に挿入されるように、実装ヘッド移動装置107が制御され、XY平面内におけるノズル30の位置が調整される。XY平面内におけるノズル30の位置が調整された後、ノズル移動装置140が制御され、ノズル30の凸部31がピン部材303の上端部の開口に挿入される。これにより、ノズル30の凸部31とシャフト部材310の上端部311の第1接触面321とが接触する。
ノズル30の凸部31とシャフト部材310の上端部311の第1接触面321とが接触した後、ノズル移動装置140のZ駆動部150が発生する動力により、ノズル30が下方に移動される。これにより、ノズル30と接触しているシャフト部材310が、ノズル30と一緒に下方に移動する。
凸部31と第1接触面321とが接触した状態でノズル30が下方に移動して、シャフト部材310が下方に移動することにより、マグネット304は、第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動する。これにより、バックアップピン300とベースプレート400との固定力が低下する。
ノズル30による移動機構305の操作により、マグネット304が第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動され、バックアップピン300とベースプレート400との固定力が低下した後、ノズル30は、保持部32でピン部材303の側面306を保持する。凸部31がピン部材303の開口に挿入されている状態で、保持部32は、固定アーム32Aと可動アーム33Bとで、ピン部材303を挟んで保持する。ピン部材303がノズル30に保持された後、ノズル移動装置140の作動により、バックアップピン300を保持したノズル30が上昇する。これにより、バックアップピン300がベースプレート400から外される。
バックアップピン300をベースプレート400から外す作業においては、マグネット304が第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動し、マグネット304の磁力に基づくバックアップピン300とベースプレート400との固定力が低下された後、ノズル30の保持部32がバックアップピン300を保持して、ベースプレート400から外す。これにより、保持部32によるバックアップピン300の保持力が弱くても、ノズル30は、ベースプレート400からバックアップピン300を簡単に外すことができる。
ベースプレート400から外されたバックアップピン300は、ベースプレート400の任意の位置に設置される。バックアップピン300をベースプレート400に設置する作業も、ノズル30によって実施される。ノズル30は、保持部32でバックアップピン300を保持して搬送する。ノズル30は、凸部31をピン部材303の開口に挿入した状態で、バックアップピン300を搬送する。バックアップピン300は、ノズル30の凸部31の操作により、ピン部材303の下部303Cの底板とマグネット304とが離れた状態で、ノズル30によって搬送される。
ベースプレート400の支持面401の所期の位置にバックアップピン300が設置されるように、実装ヘッド移動装置107が制御され、バックアップピン300を保持したノズル30のXY平面内における位置が調整される。XY平面内におけるノズル30の位置が調整された後、ノズル30に保持されたバックアップピン300の下面301とベースプレート400の支持面401とが接触するように、ノズル移動装置140が制御される。ノズル移動装置140により、バックアップピン300を保持したノズル30が下降する。ノズル30に保持されたバックアップピン300が下降することにより、バックアップピン300の下面301とベースプレート400の支持面401とが接触する。
バックアップピン300の下面301とベースプレート400の支持面401とが接触した後、ノズル30の保持部32によるバックアップピン300の保持が解除される。
保持部32によるバックアップピン300の保持が解除された後、ノズル移動装置140により、ノズル30が上昇する。ノズル30が上昇することにより、ピン部材303の開口から凸部31が抜去される。ピン部材303の開口から凸部31が抜去され、移動機構305がノズル30に操作されている状態から操作されていない状態に変化することにより、マグネット304は、第2位置PZ2から第1位置PZ1に移動する。これにより、ベースプレート400とバックアップピン300とは、マグネット304の磁力に基づく強い固定力で固定される。バックアップピン300がベースプレート400に強固に固定されることにより、そのバックアップピン300は、基板Pを安定して支持することができる。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、マグネット304の磁力を使ってバックアップピン300とベースプレート400とを固定する場合、ノズル30に操作される移動機構305を使って、マグネット304を第1位置PZ1と第1位置PZ1よりも支持面401から離れた第2位置PZ2との間で移動させるようにしたので、そのマグネット304の移動により、マグネット304の磁力に基づくベースプレート400とバックアップピン300とを固定する固定力を変化させることができる。
バックアップピン300を並べ替える作業において、バックアップピン300をベースプレート400から外すとき、マグネット304を第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動して、マグネット304の磁力に基づくバックアップピン300とベースプレート400との固定力を低下させることにより、ノズル30を用いてバックアップピン300をベースプレート400から迅速に外すことができる。したがって、バックアップピン300の並べ替え作業は迅速に実施される。
バックアップピン300とベースプレート400との固定力が強いと、バックアップピン300をベースプレート400から外す作業に時間を要し、ノズル30を用いてバックアップピン300をベースプレート400から迅速に外すことが困難となる可能性がある。例えば、ノズル30の保持部32によるバックアップピン300の保持力が弱い場合、バックアップピン300とベースプレート400との固定力が強いと、ノズル30を用いてバックアップピン300をベースプレート400から迅速に外すことが困難となる可能性がある。本実施形態においては、保持部32は、固定アーム32Aと可動アーム33Bとでピン部材303を挟んで保持する構成であり、十分な保持力を得られない可能性がある。
本実施形態によれば、ノズル30により操作される移動機構205がバックアップピン300に設けられるので、ノズル30でバックアップピン300を保持するとき、そのノズル30で移動機構205を操作することにより、バックアップピン300とベースプレート400との固定力を簡単に低下させることができる。
本実施形態においては、ノズル30は、移動機構305を操作して、マグネット304を第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動させて、バックアップピン300とベースプレート400との固定力を低下させた後、保持部32でバックアップピン300を迅速に保持して、ベースプレート400から外すことができる。すなわち、ノズル30は、固定力を低下させる処理、バックアップピン300を保持する処理、及びベースプレート400からバックアップピン300を離す処理を含む一連の処理を迅速に行うことができる。これにより、迅速な並べ替え作業が実施される。
また、本実施形態によれば、シャフト部材320が下方に移動することにより、マグネット304が第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動する。そのため、ノズル30を下降させるだけで、マグネット304を第1位置PZ1から第2位置PZ2に移動させることができる。
また、本実施形態によれば、マグネット304を第1位置PZ1に移動させる力を発生する弾性部材307が設けられる。これにより、ノズル30を上昇させるだけで、マグネット304を第2位置PZ2から第1位置PZ1に移動させることができる。
また、本実施形態によれば、ピン部材303は、シャフト部材310の第1接触面321の周囲に配置される上面302と、上面302の周囲に配置され、ノズル30に保持される側面306とを有する。すなわち、ピン部材303にシャフト部材310の第1接触面321が配置される開口が設けられ、その開口の周囲に配置されるピン部材303の上面32を使って基板Pを安定して支持することができる。また、ノズル30は、ピン部材303の開口を介して移動機構305を操作して固定力を低下させた後、上面302の周囲に配置されているピン部材303の側面306を迅速に保持することができる。
なお、上述の実施形態において、実装ヘッド106がパラレルリンク機構により支持されてもよい。
30 ノズル
31 凸部
32 保持部
106 実装ヘッド
300 バックアップピン(基板支持装置)
301 下面
302 上面
303 ピン部材
304 マグネット
305 移動機構
306 側面
307 弾性部材
310 シャフト部材
311 上端部
312 下端部
321 第1接触面
322 第2接触面
323 第3接触面
324 第4接触面
325 第5接触面
330 スライド部材
400 ベースプレート
401 支持面
AX 中心軸
C 電子部品
P 基板
Pa 表面
Pb 裏面
PZ1 第1位置
PZ2 第2位置

Claims (8)

  1. ベースプレートの支持面に支持される下面と、電子部品が実装される基板の裏面を支持可能な上面とを有し、前記電子部品を保持することができる実装ヘッドのノズルに保持可能なピン部材と、
    前記ピン部材に設けられ、前記ベースプレートと前記ピン部材とを固定するための磁力を発生するマグネットと、
    前記ピン部材に設けられ、前記下面が前記支持面に支持された状態で前記マグネットを第1位置と前記第1位置よりも前記支持面から離れた第2位置との間で移動可能であり、前記ノズルに操作される移動機構と、
    を備える基板支持装置。
  2. 前記移動機構は、
    前記ノズルと接触する第1接触面を含む上端部を有し、前記ノズルの操作により上下方向に移動するシャフト部材と、
    前記シャフト部材の下端部に配置された第2接触面と接触する第3接触面と、少なくとも一部が前記マグネットの下方に配置され、前記マグネットと接触する第4接触面とを有し、前記シャフト部材の移動により前記シャフト部材の中心軸に対する放射方向に移動して、前記マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるスライド部材と、
    を有する請求項1に記載の基板支持装置。
  3. 前記シャフト部材が下方に移動することにより前記マグネットが第2位置に移動し、
    前記マグネットを前記第1位置に移動させる力を発生する弾性部材を備える請求項2に記載の基板支持装置。
  4. 前記ピン部材は、前記上面の周囲に配置され、前記ノズルに保持される側面を有し、
    前記上面は、前記第1接触面の周囲に配置される請求項2又は請求項3に記載の基板支持装置。
  5. 前記スライド部材は、前記中心軸の周囲に複数設けられる請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の基板支持装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の基板支持装置と、
    電子部品を保持するノズルを有し、前記ノズルに保持された前記電子部品を前記基板支持装置に支持された基板に実装する実装ヘッドと、
    を備える電子部品実装装置。
  7. ベースプレートと、
    前記ベースプレートの支持面に支持される下面と、基板の裏面を支持可能な上面とを有するピン部材と、前記ピン部材に設けられ、前記ベースプレートと前記ピン部材とを固定するための磁力を発生するマグネットと、前記ピン部材に設けられ、前記下面が前記支持面に支持された状態で前記マグネットを第1位置と前記第1位置よりも前記支持面から離れた第2位置との間で移動可能な移動機構と、を有する基板支持装置と、
    電子部品を保持するノズルを有し、前記ノズルに保持された前記電子部品を前記基板に実装する実装ヘッドと、
    を備え、
    前記ノズルは、前記移動機構を操作して前記マグネットを前記第1位置から前記第2位置に移動した後、前記ピン部材を保持して前記ベースプレートから離す、電子部品実装装置。
  8. 前記移動機構は、
    前記ノズルが接触可能な第1接触面を含む上端部を有し、上下方向に移動可能なシャフト部材と、
    前記シャフト部材の下端部に配置された第2接触面と接触する第3接触面と、少なくとも一部が前記マグネットの下方に配置され、前記マグネットと接触する第4接触面とを有し、前記シャフト部材の移動により前記シャフト部材の中心軸に対する放射方向に移動して、前記マグネットを前記第1位置と前記第2位置との間で移動させるスライド部材と、
    を有し、
    前記ピン部材は、前記上面の周囲に配置される側面を有し、
    前記上面は、前記第1接触面の周囲に配置され、
    前記ノズルは、前記第1接触面と接触する凸部と、前記ピン部材の側面を保持する保持部と、を有し、
    前記凸部と前記第1接触面とが接触した状態で前記ノズルが下方に移動して、前記シャフト部材が下方に移動することにより前記マグネットが第2位置に移動した後、前記側面が前記保持部に保持される請求項7に記載の電子部品実装装置。
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