JPWO2015087480A1 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

本開示のレンズ鏡筒は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域及び通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛とマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備える。そして、指標環は、撮影状態切替部の操作に応じて通常目盛とマクロ目盛とを切り替え、フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する。

Description

本開示は、レンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
特許文献1は、ズームリングに設けられるロック部材でフォーカスリングの移動許容範囲を調整するレンズ鏡筒を開示する。
特開昭57−66425号公報
本開示は、通常撮影とマクロ撮影の切り替えが可能なレンズ鏡筒であって、フォーカスリングの目盛表示を可能にし、通常撮影時の撮影距離範囲とマクロ撮影時の撮影距離範囲がフォーカスリングの同じ移動許容範囲で表示可能なレンズ鏡筒及び該レンズ鏡筒を備えた撮像装置を提供する。
本開示におけるレンズ鏡筒は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛とマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備える。そして、指標環は、撮影状態切替部の操作に応じて通常目盛とマクロ目盛とを切り替え、フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する。
本開示における撮像装置は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛とマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備えるレンズ鏡筒を備える。そして、レンズ鏡筒の指標環は、撮影状態切替部の操作に応じて通常目盛とマクロ目盛とを切り替え、フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する。
本開示におけるレンズ鏡筒は、通常撮影とマクロ撮影の切り替えが可能であり、かつ、フォーカスリングの目盛表示を可能にし、フォーカスリングの移動許容範囲を一定に保ったままでの通常撮影時の焦点位置範囲とマクロ撮影の焦点位置範囲の表示が可能である。
実施の形態1におけるデジタルカメラの斜視図 実施の形態1のノーマルモードにおけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図 実施の形態1のマクロモードにおけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図 実施の形態1のノーマルモードにおける指標環のフォーカス指標を示す図 実施の形態1のノーマルモードにおけるフォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図 実施の形態1のノーマルモードにおけるフォーカス指標が近距離を示す場合の図 実施の形態1のマクロモードにおける指標環のフォーカス指標を示す図 実施の形態1のマクロモードにおけるフォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図 実施の形態1のマクロモードにおけるフォーカス指標近距離を示す場合の図 実施の形態1における固定枠の一部展開図 実施の形態1におけるカム枠の一部展開図 実施の形態1におけるフォーカスリング一部展開図 実施の形態1における指標環の構成を説明する図 実施の形態2の撮像装置におけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.デジタルカメラの構成]
図1は、デジタルカメラ100の斜視図である。デジタルカメラ100は、カメラ本体110とレンズ鏡筒120を有する。レンズ鏡筒120は、カメラ本体110と一体的に構成されてもよいし、着脱可能に設けられてもよい。また、レンズ鏡筒120は、その外周に、ユーザーによって操作される、絞りリング121、フォーカスリング122、マクロリング123を備える。デジタルカメラ100は撮像装置の一例であり、フォーカスリング122はフォーカシング操作部の一例である。
次に、レンズ鏡筒120の構成について説明する。図2は、ノーマルモードにおけるレンズ鏡筒120の断面構成を示す模式図である。図3は、マクロモードにおけるレンズ鏡筒120の断面構成を示す模式図である。
レンズ鏡筒120は、第1レンズ群L1と、フォーカスレンズ群L2と、第3レンズ群L3と、第4レンズ群L4と、絞りリング121と、フォーカスリング122と、マクロリング123と、固定枠130と、直進枠140と、ベース枠150と、3群保持枠160と、フォーカスレンズ枠170と、ガイド軸171と、指標環180と、カム枠124と、指標環駆動ピン182と、カム枠駆動ピン125と、化粧リング190と、を備える。直進枠140は、外周側に突出した直進枠駆動ピン141を有する。カム枠124は、カム枠駆動ピン125を介してマクロリング123と係合する。
レンズ鏡筒120は、ベース枠150に対して各部材が取り付けられるように構成されている。ベース枠150は、第4レンズ群L4を保持する。ベース枠150の被写体側に、固定枠130がビス止めされる(図示せず)。
次に、固定枠130の内周側に設けられる部材について説明する。固定枠130の内周側に、直進枠140が光軸X方向に移動可能に取り付けられる。具体的には、直進枠140の外周側に突出した直進枠駆動ピン141は、カム枠124と、固定枠130に係合する。マクロリング123の回転動作により、カム枠124が回転し、直進枠140が光軸X方向に移動する。
直進枠140は、第1レンズ群L1を保持する。また、直進枠140には、3群保持枠160が固定されている。3群保持枠160は、第3レンズ群L3を保持している。直進枠140には、ガイド軸171を設けられている。直進枠140に設けられたガイド軸171に対して、フォーカスレンズ枠170が光軸X方向に移動可能に取り付けられている。フォーカスレンズ枠170は、フォーカスレンズ群L2を保持している。フォーカスレンズ枠170は、直進枠140に光軸Xと平行に保持されたガイド軸171と係合し、光軸X方向にアクチュエータ等の動力源(図示せず)によって駆動される。
次に、固定枠130の外周側に設けられる部材について説明する。固定枠130は、外周側に、絞りリング121と、フォーカスリング122と、マクロリング123と、指標環180と、化粧リング190と、を備えている。絞りリング121は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。フォーカスリング122は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。マクロリング123は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。
[1−2.デジタルカメラの動作]
以上のように構成されたデジタルカメラ100について、その動作を説明する。デジタルカメラ100は、ノーマルモード(通常撮影状態)とマクロモード(マクロ撮影状態)を切り替えることにより、撮影可能な被写体距離範囲が変化するように構成されている。本実施の形態では、ノーマルモードは、被写体までの距離が0.3m〜∞の範囲である場合に、適した撮影モードであり、マクロモードは、被写体までの距離が0.15m〜0.35mである場合に適した撮影モードである。デジタルカメラ100は、ノーマルモードとマクロモードの切り替えに応じて、図4A〜図4C及び図5A〜図5Cに示すように、指標環180の光軸X方向の位置を調整する。
図4Aから図4Cは、ノーマルモードにおけるマクロリング123、直進枠用カム枠溝124a、指標環用カム枠溝124b、指標環180、の位置関係を示している。図4Aは、指標環180のフォーカス指標を示す図であり、図4Bは、フォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図であり、図4Cは、フォーカス指標が近距離を示す場合の図である。
図5Aから図5Cは、マクロモードにおけるマクロリング123、直進枠用カム枠溝124a、指標環用カム枠溝124b、指標環180、の位置関係を示している。図5Aは、指標環180のフォーカス指標を示す図であり、図5Bは、フォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図であり、図5Cは、フォーカス指標が近距離を示す場合の図である。
図4Aから図4C及び図5Aから図5Cに示すように、指標環180には、外装面に被写体距離を示すフォーカス指標が印刷されている。光軸X方向の上段(被写体側)には、通常目盛181aとしてノーマルモードでの撮影時の被写体距離範囲(例:0.3〜∞mと、そのfeet換算距離)の表記がされている。また、指標環180の下段(カメラ本体側)には、マクロ目盛181bとしてマクロモードでの撮影時の被写体距離範囲(例:0.15〜0.35mと、そのfeet換算距離)の表記がされている。ここで、最近距離(ノーマルモードの0.3mとマクロモードの0.15m)と最遠距離(ノーマルモードの∞とマクロモードの0.35m)とは、指標環180の円周方向の同じ位相に配置されている。ノーマルモードにおけるオートフォーカスモードを示す「AF」(上段)とマクロモードにおけるオートフォーカスモードを示す「AF」(下段)についても、指標環180の円周方向の同じ位相位置に表記されている。本実施の形態では、最遠距離側(「∞」等)に隣接するように、オートフォーカスモードの表記「AF」を設けているが、これに限らず、最近距離側(「0.3」等)に設けてもよい。フォーカス指標が「AF」に設定されると、それぞれのモードにおけるオートフォーカスモードが設定される。オートフォーカスモードでは、ユーザーは被写体距離のいかんに関わらず、自動合焦させることができる。
また、マクロリング123の外装部には、ノーマルモードを示す指標「NORMAL」と、マクロモードを示す指標「MACRO」が印刷されている。
上述のように、指標環180は、光軸X方向に2段に通常目盛181aとマクロ目盛181bを有する。指標環180は、ユーザーのマクロリング123の回転操作に応じて、固定枠130に対して光軸X方向に駆動可能であり、通常目盛181aとマクロ目盛181bの表示を切り替える。即ち、ユーザーの操作によってマクロリング123が左方向に回転し、マクロリング123の「NORMAL」表示が上面に位置すると、フォーカスリング122と化粧リング190の間に通常目盛181aが表示される。また、ユーザーの操作によってマクロリング123が右方向に回転し、マクロリング123の「MACRO」表示が上面に位置すると、フォーカスリング122と化粧リング190の間にマクロ目盛181bが表示される。
また、指標環180は、ユーザーのフォーカスリング122の回転操作に応じて、固定枠130に対してレンズ鏡筒120の円周方向に回転可能である。なお、絞りリング121、フォーカスリング122、マクロリング123は、各々回転可能範囲が設定されている。回転可能範囲については、後述する。
図6Aは、固定枠130の一部展開図であり、図6Bは、カム枠124の一部展開図である。図6A及び図6Bは外周側から見た図である。
固定枠130は、図6Aに示すように、直進枠駆動ピン141が係合する直進枠用固定枠溝130aと、指標環駆動ピン182が係合する指標環用固定枠溝130bと、カム枠駆動ピン125が係合するカム枠回転規制溝130cと、を有する。直進枠用固定枠溝130aは、光軸X方向に所定の長さを有し、直進枠駆動ピン141と係合することによって、直進枠140の移動を規制する。即ち、直進枠140は、直進枠用固定枠溝130aによって、光軸X方向に所定の距離だけ移動が許容され、円周方向の回転は規制される。指標環用固定枠溝130bは、光軸X方向に所定の長さを有し、指標環駆動ピン182と係合することによって、指標環180の移動を規制する。即ち、指標環180は、指標環用固定枠溝130bによって、光軸X方向に所定の距離だけ移動が許容され、円周方向の回転は規制される。カム枠回転規制溝130cは、円周方向に所定の長さを有し、カム枠駆動ピン125と係合することによって、カム枠124の移動を規制する。即ち、カム枠124は、カム枠回転規制溝130cによって、円周方向に所定の距離だけ回転移動が許容され、光軸X方向の移動は規制される。
カム枠124は、図6Bに示すように、直進枠駆動ピン141が係合する直進枠用カム枠溝124aと、指標環駆動ピン182が係合する指標環用カム枠溝124bと、カム枠駆動ピン125とを有する。直進枠用カム枠溝124aは、光軸X方向及び円周方向に所定の長さを有し、直進枠駆動ピン141と係合することによって、直進枠140の移動を規制する。即ち、カム枠124の回転移動によって、直進枠140は、直進枠用カム枠溝124aと係合する直進枠駆動ピン141を介して、光軸X方向に所定の距離だけ駆動される。指標環用カム枠溝124bは、光軸X方向及び円周方向に所定の長さを有し、指標環駆動ピン182と係合することによって、指標環180の移動を規制する。即ち、カム枠124の回転移動によって、指標環180は、指標環用カム枠溝124bと係合する指標環駆動ピン182を介して、光軸X方向に所定の距離だけ駆動される。カム枠駆動ピン125は、カム枠124にビス等の固定部材で固定されるか、カム枠124と一体の突起として構成される。カム枠駆動ピン125は、マクロリング123と係合することによって、ユーザーの操作によるマクロリング123の回転駆動をカム枠124に伝達する。
このように、マクロリング123をユーザーが回転操作すると、カム枠124が回転し、直進枠140が光軸X方向に移動し、同時に指標環180が光軸X方向に移動する。マクロリング123を操作したときの直進枠140の光軸X方向の移動量は直進枠用カム枠溝124aの光軸X方向の長さによって決定される。また、指標環180の光軸X方向の移動量は、指標環用カム枠溝124bの光軸X方向の長さによって決定される。
上述のように、カム枠駆動ピン125はカム枠回転規制溝130cと係合しているので、固定枠130の円周方向に伸びるカム枠回転規制溝130cの長さがカム枠駆動ピン125の円周方向の可動範囲となる。そして、カム枠駆動ピン125はマクロリング123とも係合しているので、カム枠回転規制溝130cによって、マクロリング123及びカム枠124の可動範囲が決まる。
図7Aは、フォーカスリング122の一部展開図であり、図7Bは、指標環180の一部展開図とその側面図である。図7A及び図7Bの一部展開図は、外周側から見た図であり、内周側の形状については、破線で示している。図7Aで示すように、フォーカスリング122は、内周側に光軸X方向に伸びる指標環回転規制溝122aを有する。図7Bに示すように、指標環180は、光軸X方向に延びる指標環回転規制突起180aと、指標環光軸規制溝180bと、組立用縦溝180cを有する。指標環回転規制突起180aは、図7Aに示すフォーカスリング122の指標環回転規制溝122aに係合する。これにより、指標環180は、回転方向の移動が規制される。指標環光軸規制溝180bは、フォーカスリング122の回転に伴って指標環180が回転する場合に、指標環駆動ピン182の円周方向の移動を規制しないための溝である。即ち、指標環駆動ピン182は、カム枠124の回転により指標環用カム枠溝124bから駆動力を受けて指標環180を光軸X方向に駆動するが、指標環180の回転によっては、指標環光軸規制溝180bを移動することで、円周方向には力を受けない。組立用縦溝180cは、組立て時に指標環駆動ピン182を挿入するための溝である。
このように、フォーカスリング122の回転に応じて、指標環180が回転するため、フォーカスリング122の回転位置に応じた被写体距離であるフォーカス指標が指標環180の上面に位置する。
[1−3.ノーマルモードとマクロモードの切り替え]
ユーザーは、マクロリング123を回転操作することで、ノーマルモードとマクロモードを切り替えることができる。マクロリング123は撮影状態切替部の一例である。
〈ノーマルモード〉
図4Aから図4Cに示すように、マクロリング123を左方向に回転させて、マクロリング123に示される「NORMAL」の表記が、レンズ鏡筒120の上部センターに移動すると、ノーマルモードが設定される。マクロリング123が左方向に回転駆動されることで、マクロリング123と係合しカム枠124に固定されているカム枠駆動ピン125は、カム枠回転規制溝130cを移動する。カム枠駆動ピン125がカム枠回転規制溝130cの左側端部と当接することで、マクロリング123の回転移動が規制され、ノーマルモードを示す「NORMAL」の表記がレンズ鏡筒120の上部センターに位置する。
マクロリング123が左方向に回転駆動されると、マクロリング123と係合するカム枠駆動ピン125を介してカム枠124が左方向に回転する。カム枠124が左方向に回転すると、直進枠駆動ピン141及び指標環駆動ピン182がそれぞれ係合するカム枠124の直進枠用カム枠溝124a及び指標環用カム枠溝124bを移動して、それぞれの溝のカメラ本体側(右端)に達する(図6B)。そのため、ノーマルモードでは、図2に示すように、直進枠140と指標環180は、固定枠130内において、カメラ本体側に位置する状態で保持される。直進枠140がカメラ本体側に位置すると、それに保持されるレンズ群がカメラ本体側に位置し、ノーマルモードの光学系の配置となる。指標環180がカメラ本体側に位置すると、図4Aから図4Cに示すように、フォーカスリング122と化粧リング190との間にノーマルモードのフォーカス指標である通常目盛181aが表示される。
〈マクロモード〉
図5Aから図5Cに示すように、ユーザーが、マクロリング123を右方向に回転させて、マクロリング123に示される「MACRO」の表記が、レンズ鏡筒120の上部センターに移動すると、マクロモードが設定される。マクロリング123が右方向に回転駆動されることで、マクロリング123と係合しカム枠124に固定されているカム枠駆動ピン125は、カム枠回転規制溝130cを移動する。カム枠駆動ピン125がカム枠回転規制溝130cの右側端部と当接することで、マクロリング123の回転移動が規制され、マクロモードを示す「MACRO」の表記がレンズ鏡筒120の上部センターに位置する。
マクロリング123が右方向に回転駆動されると、マクロリング123と係合するカム枠駆動ピン125を介してカム枠124が右方向に回転する。カム枠124が右方向に回転すると、直進枠駆動ピン141及び指標環駆動ピン182がそれぞれ係合するカム枠124の直進枠用カム枠溝124a及び指標環用カム枠溝124bを移動して、それぞれの溝の被写体側(左端)に達する。そのため、マクロモードでは、図3に示すように、直進枠140と指標環180は、固定枠130内において、被写体側に移動された状態で保持される。直進枠140が被写体側に位置すると、それに保持されるレンズ群が被写体側に位置し、マクロモードにおける光学系の配置となる。指標環180が被写体側に位置すると、図5Aから図5Cに示すように、フォーカスリング122と化粧リング190との間にマクロモードのフォーカス指標であるマクロ目盛181bが表示される。
[1−4.指標環とフォーカスリングの可動範囲]
上述したように、マクロリング123の回転の切り替えによって、指標環180が光軸X方向に駆動して、ノーマルモードとマクロモードの切り替えがなされる。
一方、指標環180は、フォーカスリング122の回転操作に応じて円周方向に回転移動し、指標環180の円周方向の位置規制は、指標環回転規制突起180aがフォーカスリング122の指標環回転規制溝122aと係合することで実現される。本実施の形態においては、フォーカスリング122の回転可動範囲すなわち指標環180の回転可能範囲は、固定枠130に設けられた突起(図示せず)とフォーカスリング122に設けられた突起(図示せず)の接触によって実現する。
ノーマルモードにおいて、フォーカスリング122が遠距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180はオートフォーカス「AF」を示す位置まで回転する(図4B)。反対に、フォーカスリング122が近距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180は0.3mを示す「0.3」の位置まで回転する(図4C)。
マクロモードにおいて、フォーカスリング122を遠距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180はオートフォーカス「AF」を示す位置まで回転する(図5B)。反対に、フォーカスリング122が近距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180は0.15mを示す「0.15」の位置まで回転する(図5C)。
[1−5.効果等]
以上のように、本実施の形態において、ユーザーによるノーマルモードとマクロモードの切り替えの際に、指標環180が光軸X方向に変位する。加えて、ユーザーによるフォーカスリング122の操作によって、指標環180が円周方向に回転する。
これにより、モードに応じた撮影可能な被写体距離範囲のみが指標環180に示される。そのため、モード切り替えを備えたレンズ鏡筒120においても、指標環180での被写体距離表示が可能になる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2の撮像装置におけるレンズ鏡筒220の断面構成を示す模式図である。本実施の形態におけるレンズ鏡筒220は、実施の形態1のレンズ鏡筒120の構成に加えて、直進ガイド235及び防塵シート285、286を有する。その他の構成は、レンズ鏡筒120に構成と同様であるので、説明を省略する。
図8に示すように、直進ガイド235は、レンズ鏡筒220において、固定枠130の外周側であって、フォーカスリング122及び指標環180の内周側に設けられる。直進ガイド235は、指標環180が光軸X方向にフォーカスリング122と化粧リング190との間を移動することをガイドする。
また、防塵シート285は、図8に示すように、円周方向において、指標環180とフォーカスリング122の間に設けられる。防塵シート285は、指標環180の被写体側において指標環180とフォーカスリング122の間との間からレンズ鏡筒220の内部への異物が進入することを抑制する。
また、防塵シート286は、図8に示すように、円周方向において固定枠130と化粧リング190の間に設けられ、かつ、光軸X方向において指標環180と化粧リング190の間に設けられる。防塵シート286は、指標環180のカメラ本体側において指標環180と化粧リング190との間からレンズ鏡筒220の内部への異物が進入することを抑制する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、撮像装置に用いられるレンズ鏡筒に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラなどに本開示は適用可能である。
100 デジタルカメラ
120,220 レンズ鏡筒
122 フォーカスリング
123 マクロリング
124 カム枠
130 固定枠
140 直進枠
150 ベース枠
160 3群保持枠
170 フォーカスレンズ枠
180 指標環
181a 通常目盛
181b マクロ目盛
285,286 防塵シート
L1 第1レンズ群
L2 フォーカスレンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
本開示は、レンズ鏡筒及び撮像装置に関する。
特許文献1は、ズームリングに設けられるロック部材でフォーカスリングの移動許容範囲を調整するレンズ鏡筒を開示する。
特開昭57−66425号公報
本開示は、通常撮影とマクロ撮影の切り替えが可能なレンズ鏡筒であって、フォーカスリングの目盛表示を可能にし、通常撮影時の撮影距離範囲とマクロ撮影時の撮影距離範囲がフォーカスリングの同じ移動許容範囲で表示可能なレンズ鏡筒及び該レンズ鏡筒を備えた撮像装置を提供する。
本開示におけるレンズ鏡筒は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛と、通常目盛と異なる位置に設けられマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備える。そして撮影状態切替部は、指標環の通常目盛とマクロ目盛との表示位置を切り替え、フォーカシング操作部は、回転操作によって指標環が表示する焦点位置を変更する。
本開示における撮像装置は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛とマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備えるレンズ鏡筒を備える。そして、レンズ鏡筒の指標環は、撮影状態切替部の操作に応じて通常目盛とマクロ目盛とを切り替え、フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する。
本開示におけるレンズ鏡筒は、通常撮影とマクロ撮影の切り替えが可能であり、かつ、フォーカスリングの目盛表示を可能にし、フォーカスリングの移動許容範囲を一定に保ったままでの通常撮影時の焦点位置範囲とマクロ撮影の焦点位置範囲の表示が可能である。
実施の形態1におけるデジタルカメラの斜視図 実施の形態1のノーマルモードにおけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図 実施の形態1のマクロモードにおけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図 実施の形態1のノーマルモードにおける指標環のフォーカス指標を示す図 実施の形態1のノーマルモードにおけるフォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図 実施の形態1のノーマルモードにおけるフォーカス指標が近距離を示す場合の図 実施の形態1のマクロモードにおける指標環のフォーカス指標を示す図 実施の形態1のマクロモードにおけるフォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図 実施の形態1のマクロモードにおけるフォーカス指標近距離を示す場合の図 実施の形態1における固定枠の一部展開図 実施の形態1におけるカム枠の一部展開図 実施の形態1におけるフォーカスリング一部展開図 実施の形態1における指標環の構成を説明する図 実施の形態2の撮像装置におけるレンズ鏡筒の断面構成を示す模式図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.デジタルカメラの構成]
図1は、デジタルカメラ100の斜視図である。デジタルカメラ100は、カメラ本体110とレンズ鏡筒120を有する。レンズ鏡筒120は、カメラ本体110と一体的に構成されてもよいし、着脱可能に設けられてもよい。また、レンズ鏡筒120は、その外周に、ユーザーによって操作される、絞りリング121、フォーカスリング122、マクロリング123を備える。デジタルカメラ100は撮像装置の一例であり、フォーカスリング122はフォーカシング操作部の一例である。
次に、レンズ鏡筒120の構成について説明する。図2は、ノーマルモードにおけるレンズ鏡筒120の断面構成を示す模式図である。図3は、マクロモードにおけるレンズ鏡筒120の断面構成を示す模式図である。
レンズ鏡筒120は、第1レンズ群L1と、フォーカスレンズ群L2と、第3レンズ群L3と、第4レンズ群L4と、絞りリング121と、フォーカスリング122と、マクロリング123と、固定枠130と、直進枠140と、ベース枠150と、3群保持枠160と、フォーカスレンズ枠170と、ガイド軸171と、指標環180と、カム枠124と、指標環駆動ピン182と、カム枠駆動ピン125と、化粧リング190と、を備える。直進枠140は、外周側に突出した直進枠駆動ピン141を有する。カム枠124は、カム枠駆動ピン125を介してマクロリング123と係合する。
レンズ鏡筒120は、ベース枠150に対して各部材が取り付けられるように構成されている。ベース枠150は、第4レンズ群L4を保持する。ベース枠150の被写体側に、固定枠130がビス止めされる(図示せず)。
次に、固定枠130の内周側に設けられる部材について説明する。固定枠130の内周側に、直進枠140が光軸X方向に移動可能に取り付けられる。具体的には、直進枠140の外周側に突出した直進枠駆動ピン141は、カム枠124と、固定枠130に係合する。マクロリング123の回転動作により、カム枠124が回転し、直進枠140が光軸X方向に移動する。
直進枠140は、第1レンズ群L1を保持する。また、直進枠140には、3群保持枠160が固定されている。3群保持枠160は、第3レンズ群L3を保持している。直進枠140には、ガイド軸171を設けられている。直進枠140に設けられたガイド軸171に対して、フォーカスレンズ枠170が光軸X方向に移動可能に取り付けられている。フォーカスレンズ枠170は、フォーカスレンズ群L2を保持している。フォーカスレンズ枠170は、直進枠140に光軸Xと平行に保持されたガイド軸171と係合し、光軸X方向にアクチュエータ等の動力源(図示せず)によって駆動される。
次に、固定枠130の外周側に設けられる部材について説明する。固定枠130は、外周側に、絞りリング121と、フォーカスリング122と、マクロリング123と、指標環180と、化粧リング190と、を備えている。絞りリング121は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。フォーカスリング122は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。マクロリング123は、固定枠130に対して、レンズ鏡筒120の円周方向にユーザーの操作に応じて回転可能である。
[1−2.デジタルカメラの動作]
以上のように構成されたデジタルカメラ100について、その動作を説明する。デジタルカメラ100は、ノーマルモード(通常撮影状態)とマクロモード(マクロ撮影状態)を切り替えることにより、撮影可能な被写体距離範囲が変化するように構成されている。本実施の形態では、ノーマルモードは、被写体までの距離が0.3m〜∞の範囲である場合に、適した撮影モードであり、マクロモードは、被写体までの距離が0.15m〜0.35mである場合に適した撮影モードである。デジタルカメラ100は、ノーマルモードとマクロモードの切り替えに応じて、図4A〜図4C及び図5A〜図5Cに示すように、指標環180の光軸X方向の位置を調整する。
図4Aから図4Cは、ノーマルモードにおけるマクロリング123、直進枠用カム枠溝124a、指標環用カム枠溝124b、指標環180、の位置関係を示している。図4Aは、指標環180のフォーカス指標を示す図であり、図4Bは、フォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図であり、図4Cは、フォーカス指標が近距離を示す場合の図である。
図5Aから図5Cは、マクロモードにおけるマクロリング123、直進枠用カム枠溝124a、指標環用カム枠溝124b、指標環180、の位置関係を示している。図5Aは、指標環180のフォーカス指標を示す図であり、図5Bは、フォーカス指標がオートフォーカスモードを示す場合の図であり、図5Cは、フォーカス指標が近距離を示す場合の図である。
図4Aから図4C及び図5Aから図5Cに示すように、指標環180には、外装面に被写体距離を示すフォーカス指標が印刷されている。光軸X方向の上段(被写体側)には、通常目盛181aとしてノーマルモードでの撮影時の被写体距離範囲(例:0.3〜∞mと、そのfeet換算距離)の表記がされている。また、指標環180の下段(カメラ本体側)には、マクロ目盛181bとしてマクロモードでの撮影時の被写体距離範囲(例:0.15〜0.35mと、そのfeet換算距離)の表記がされている。ここで、最近距離(ノーマルモードの0.3mとマクロモードの0.15m)と最遠距離(ノーマルモードの∞とマクロモードの0.35m)とは、指標環180の円周方向の同じ位相に配置されている。ノーマルモードにおけるオートフォーカスモードを示す「AF」(上段)とマクロモードにおけるオートフォーカスモードを示す「AF」(下段)についても、指標環180の円周方向の同じ位相位置に表記されている。本実施の形態では、最遠距離側(「∞」等)に隣接するように、オートフォーカスモードの表記「AF」を設けているが、これに限らず、最近距離側(「0.3」等)に設けてもよい。フォーカス指標が「AF」に設定されると、それぞれのモードにおけるオートフォーカスモードが設定される。オートフォーカスモードでは、ユーザーは被写体距離のいかんに関わらず、自動合焦させることができる。
また、マクロリング123の外装部には、ノーマルモードを示す指標「NORMAL」と、マクロモードを示す指標「MACRO」が印刷されている。
上述のように、指標環180は、光軸X方向に2段に通常目盛181aとマクロ目盛181bを有する。指標環180は、ユーザーのマクロリング123の回転操作に応じて、固定枠130に対して光軸X方向に駆動可能であり、通常目盛181aとマクロ目盛181bの表示を切り替える。即ち、ユーザーの操作によってマクロリング123が左方向に回転し、マクロリング123の「NORMAL」表示が上面に位置すると、フォーカスリング122と化粧リング190の間に通常目盛181aが表示される。また、ユーザーの操作によってマクロリング123が右方向に回転し、マクロリング123の「MACRO」表示が上面に位置すると、フォーカスリング122と化粧リング190の間にマクロ目盛181bが表示される。
また、指標環180は、ユーザーのフォーカスリング122の回転操作に応じて、固定枠130に対してレンズ鏡筒120の円周方向に回転可能である。なお、絞りリング121、フォーカスリング122、マクロリング123は、各々回転可能範囲が設定されている。回転可能範囲については、後述する。
図6Aは、固定枠130の一部展開図であり、図6Bは、カム枠124の一部展開図である。図6A及び図6Bは外周側から見た図である。
固定枠130は、図6Aに示すように、直進枠駆動ピン141が係合する直進枠用固定枠溝130aと、指標環駆動ピン182が係合する指標環用固定枠溝130bと、カム枠駆動ピン125が係合するカム枠回転規制溝130cと、を有する。直進枠用固定枠溝130aは、光軸X方向に所定の長さを有し、直進枠駆動ピン141と係合することによって、直進枠140の移動を規制する。即ち、直進枠140は、直進枠用固定枠溝130aによって、光軸X方向に所定の距離だけ移動が許容され、円周方向の回転は規制される。指標環用固定枠溝130bは、光軸X方向に所定の長さを有し、指標環駆動ピン182と係合することによって、指標環180の移動を規制する。即ち、指標環180は、指標環用固定枠溝130bによって、光軸X方向に所定の距離だけ移動が許容され、円周方向の回転は規制される。カム枠回転規制溝130cは、円周方向に所定の長さを有し、カム枠駆動ピン125と係合することによって、カム枠124の移動を規制する。即ち、カム枠124は、カム枠回転規制溝130cによって、円周方向に所定の距離だけ回転移動が許容され、光軸X方向の移動は規制される。
カム枠124は、図6Bに示すように、直進枠駆動ピン141が係合する直進枠用カム枠溝124aと、指標環駆動ピン182が係合する指標環用カム枠溝124bと、カム枠駆動ピン125とを有する。直進枠用カム枠溝124aは、光軸X方向及び円周方向に所定の長さを有し、直進枠駆動ピン141と係合することによって、直進枠140の移動を規制する。即ち、カム枠124の回転移動によって、直進枠140は、直進枠用カム枠溝124aと係合する直進枠駆動ピン141を介して、光軸X方向に所定の距離だけ駆動される。指標環用カム枠溝124bは、光軸X方向及び円周方向に所定の長さを有し、指標環駆動ピン182と係合することによって、指標環180の移動を規制する。即ち、カム枠124の回転移動によって、指標環180は、指標環用カム枠溝124bと係合する指標環駆動ピン182を介して、光軸X方向に所定の距離だけ駆動される。カム枠駆動ピン125は、カム枠124にビス等の固定部材で固定されるか、カム枠124と一体の突起として構成される。カム枠駆動ピン125は、マクロリング123と係合することによって、ユーザーの操作によるマクロリング123の回転駆動をカム枠124に伝達する。
このように、マクロリング123をユーザーが回転操作すると、カム枠124が回転し、直進枠140が光軸X方向に移動し、同時に指標環180が光軸X方向に移動する。マクロリング123を操作したときの直進枠140の光軸X方向の移動量は直進枠用カム枠溝124aの光軸X方向の長さによって決定される。また、指標環180の光軸X方向の移動量は、指標環用カム枠溝124bの光軸X方向の長さによって決定される。
上述のように、カム枠駆動ピン125はカム枠回転規制溝130cと係合しているので、固定枠130の円周方向に伸びるカム枠回転規制溝130cの長さがカム枠駆動ピン125の円周方向の可動範囲となる。そして、カム枠駆動ピン125はマクロリング123とも係合しているので、カム枠回転規制溝130cによって、マクロリング123及びカム枠124の可動範囲が決まる。
図7Aは、フォーカスリング122の一部展開図であり、図7Bは、指標環180の一部展開図とその側面図である。図7A及び図7Bの一部展開図は、外周側から見た図であり、内周側の形状については、破線で示している。図7Aで示すように、フォーカスリング122は、内周側に光軸X方向に伸びる指標環回転規制溝122aを有する。図7Bに示すように、指標環180は、光軸X方向に延びる指標環回転規制突起180aと、指標環光軸規制溝180bと、組立用縦溝180cを有する。指標環回転規制突起180aは、図7Aに示すフォーカスリング122の指標環回転規制溝122aに係合する。これにより、指標環180は、回転方向の移動が規制される。指標環光軸規制溝180bは、フォーカスリング122の回転に伴って指標環180が回転する場合に、指標環駆動ピン182の円周方向の移動を規制しないための溝である。即ち、指標環駆動ピン182は、カム枠124の回転により指標環用カム枠溝124bから駆動力を受けて指標環180を光軸X方向に駆動するが、指標環180の回転によっては、指標環光軸規制溝180bを移動することで、円周方向には力を受けない。組立用縦溝180cは、組立て時に指標環駆動ピン182を挿入するための溝である。
このように、フォーカスリング122の回転に応じて、指標環180が回転するため、フォーカスリング122の回転位置に応じた被写体距離であるフォーカス指標が指標環180の上面に位置する。
[1−3.ノーマルモードとマクロモードの切り替え]
ユーザーは、マクロリング123を回転操作することで、ノーマルモードとマクロモードを切り替えることができる。マクロリング123は撮影状態切替部の一例である。
〈ノーマルモード〉
図4Aから図4Cに示すように、マクロリング123を左方向に回転させて、マクロリング123に示される「NORMAL」の表記が、レンズ鏡筒120の上部センターに移動すると、ノーマルモードが設定される。マクロリング123が左方向に回転駆動されることで、マクロリング123と係合しカム枠124に固定されているカム枠駆動ピン125は、カム枠回転規制溝130cを移動する。カム枠駆動ピン125がカム枠回転規制溝130cの左側端部と当接することで、マクロリング123の回転移動が規制され、ノーマルモードを示す「NORMAL」の表記がレンズ鏡筒120の上部センターに位置する。
マクロリング123が左方向に回転駆動されると、マクロリング123と係合するカム枠駆動ピン125を介してカム枠124が左方向に回転する。カム枠124が左方向に回転すると、直進枠駆動ピン141及び指標環駆動ピン182がそれぞれ係合するカム枠124の直進枠用カム枠溝124a及び指標環用カム枠溝124bを移動して、それぞれの溝のカメラ本体側(右端)に達する(図6B)。そのため、ノーマルモードでは、図2に示すように、直進枠140と指標環180は、固定枠130内において、カメラ本体側に位置する状態で保持される。直進枠140がカメラ本体側に位置すると、それに保持されるレンズ群がカメラ本体側に位置し、ノーマルモードの光学系の配置となる。指標環180がカメラ本体側に位置すると、図4Aから図4Cに示すように、フォーカスリング122と化粧リング190との間にノーマルモードのフォーカス指標である通常目盛181aが表示される。
〈マクロモード〉
図5Aから図5Cに示すように、ユーザーが、マクロリング123を右方向に回転させて、マクロリング123に示される「MACRO」の表記が、レンズ鏡筒120の上部センターに移動すると、マクロモードが設定される。マクロリング123が右方向に回転駆動されることで、マクロリング123と係合しカム枠124に固定されているカム枠駆動ピン125は、カム枠回転規制溝130cを移動する。カム枠駆動ピン125がカム枠回転規制溝130cの右側端部と当接することで、マクロリング123の回転移動が規制され、マクロモードを示す「MACRO」の表記がレンズ鏡筒120の上部センターに位置する。
マクロリング123が右方向に回転駆動されると、マクロリング123と係合するカム枠駆動ピン125を介してカム枠124が右方向に回転する。カム枠124が右方向に回転すると、直進枠駆動ピン141及び指標環駆動ピン182がそれぞれ係合するカム枠124の直進枠用カム枠溝124a及び指標環用カム枠溝124bを移動して、それぞれの溝の被写体側(左端)に達する。そのため、マクロモードでは、図3に示すように、直進枠140と指標環180は、固定枠130内において、被写体側に移動された状態で保持される。直進枠140が被写体側に位置すると、それに保持されるレンズ群が被写体側に位置し、マクロモードにおける光学系の配置となる。指標環180が被写体側に位置すると、図5Aから図5Cに示すように、フォーカスリング122と化粧リング190との間にマクロモードのフォーカス指標であるマクロ目盛181bが表示される。
[1−4.指標環とフォーカスリングの可動範囲]
上述したように、マクロリング123の回転の切り替えによって、指標環180が光軸X方向に駆動して、ノーマルモードとマクロモードの切り替えがなされる。
一方、指標環180は、フォーカスリング122の回転操作に応じて円周方向に回転移動し、指標環180の円周方向の位置規制は、指標環回転規制突起180aがフォーカスリング122の指標環回転規制溝122aと係合することで実現される。本実施の形態においては、フォーカスリング122の回転可動範囲すなわち指標環180の回転可能範囲は、固定枠130に設けられた突起(図示せず)とフォーカスリング122に設けられた突起(図示せず)の接触によって実現する。
ノーマルモードにおいて、フォーカスリング122が遠距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180はオートフォーカス「AF」を示す位置まで回転する(図4B)。反対に、フォーカスリング122が近距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180は0.3mを示す「0.3」の位置まで回転する(図4C)。
マクロモードにおいて、フォーカスリング122を遠距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180はオートフォーカス「AF」を示す位置まで回転する(図5B)。反対に、フォーカスリング122が近距離側の端部に当接するまで回転すると、指標環180は0.15mを示す「0.15」の位置まで回転する(図5C)。
[1−5.効果等]
以上のように、本実施の形態において、ユーザーによるノーマルモードとマクロモードの切り替えの際に、指標環180が光軸X方向に変位する。加えて、ユーザーによるフォーカスリング122の操作によって、指標環180が円周方向に回転する。
これにより、モードに応じた撮影可能な被写体距離範囲のみが指標環180に示される。そのため、モード切り替えを備えたレンズ鏡筒120においても、指標環180での被写体距離表示が可能になる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2の撮像装置におけるレンズ鏡筒220の断面構成を示す模式図である。本実施の形態におけるレンズ鏡筒220は、実施の形態1のレンズ鏡筒120の構成に加えて、直進ガイド235及び防塵シート285、286を有する。その他の構成は、レンズ鏡筒120に構成と同様であるので、説明を省略する。
図8に示すように、直進ガイド235は、レンズ鏡筒220において、固定枠130の外周側であって、フォーカスリング122及び指標環180の内周側に設けられる。直進ガイド235は、指標環180が光軸X方向にフォーカスリング122と化粧リング190との間を移動することをガイドする。
また、防塵シート285は、図8に示すように、円周方向において、指標環180とフォーカスリング122の間に設けられる。防塵シート285は、指標環180の被写体側において指標環180とフォーカスリング122の間との間からレンズ鏡筒220の内部への異物が進入することを抑制する。
また、防塵シート286は、図8に示すように、円周方向において固定枠130と化粧リング190の間に設けられ、かつ、光軸X方向において指標環180と化粧リング190の間に設けられる。防塵シート286は、指標環180のカメラ本体側において指標環180と化粧リング190との間からレンズ鏡筒220の内部への異物が進入することを抑制する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、撮像装置に用いられるレンズ鏡筒に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラなどに本開示は適用可能である。
100 デジタルカメラ
120,220 レンズ鏡筒
122 フォーカスリング
123 マクロリング
124 カム枠
130 固定枠
140 直進枠
150 ベース枠
160 3群保持枠
170 フォーカスレンズ枠
180 指標環
181a 通常目盛
181b マクロ目盛
285,286 防塵シート
L1 第1レンズ群
L2 フォーカスレンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
本開示におけるレンズ鏡筒は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛と、通常目盛と異なる位置に設けられマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛と、を有する指標環と、を備える。そして、撮影状態切替部は、指標環の通常目盛とマクロ目盛の一方を表示して他方を非表示に切り替え、フォーカシング操作部は、回転操作によって指標環が表示する焦点位置を変更する。
本開示における撮像装置は、複数のレンズからなる光学系と、通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、光学系の複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛とマクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備えるレンズ鏡筒を備える。そして、レンズ鏡筒の指標環は、撮影状態切替部の操作に応じて通常目盛とマクロ目盛の一方を表示して他方を非表示に切り替え、フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する。

Claims (6)

  1. 複数のレンズからなる光学系と、
    通常撮影領域と前記通常撮影領域の至近距離位置よりも近い被写体に焦点位置を変化させることができるマクロ撮影領域で、前記光学系の焦点位置を変化させることが可能なフォーカシング操作部と、
    前記光学系の前記複数のレンズ群のうち少なくとも一部のレンズ群を移動させることで、通常撮影状態とマクロ撮影状態を切り替える撮影状態切替部と、
    前記通常撮影状態における被写体距離を示す通常目盛と前記マクロ撮影状態における被写体距離を示すマクロ目盛とを有する指標環とを備え、
    前記指標環は、前記撮影状態切替部の操作に応じて前記通常目盛と前記マクロ目盛とを切り替え、前記フォーカシング操作部の回転操作に応じた焦点位置を表示する、
    レンズ鏡筒。
  2. 前記指標環は、前記通常撮影状態及び前記マクロ撮影状態におけるそれぞれ最近距離の表示を円周方向の同じ位相位置に表示し、前記通常撮影状態及び前記マクロ撮影状態におけるそれぞれの最遠距離の表示を円周方向の同じ位相位置に有する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記フォーカシング操作部は、オートフォーカス設定部を有し、
    前記指標環は、前記通常撮影状態及び前記マクロ撮影状態のそれぞれのオートフォーカスモードの表示を、円周方向の同位相位置に有する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記指標環は、前記フォーカシング操作部と回転方向のみに係合して駆動する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記指標環と前記フォーカシング操作部との間に防塵シートが介在する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡筒を備える、撮像装置。
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